JPH0762667A - 締切り方式ケーソン据付け工法 - Google Patents
締切り方式ケーソン据付け工法Info
- Publication number
- JPH0762667A JPH0762667A JP23576493A JP23576493A JPH0762667A JP H0762667 A JPH0762667 A JP H0762667A JP 23576493 A JP23576493 A JP 23576493A JP 23576493 A JP23576493 A JP 23576493A JP H0762667 A JPH0762667 A JP H0762667A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caisson
- sliding
- installation method
- river
- wall
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 河川阻害率を小さくすることにより、河積制
限の厳しい河川内での採用を可能とする締切り方式ケー
ソン据付け工法を提供する。 【構成】 先端部にスライディング手段１５を備えた複
数のスライディング切梁１０を締切り５の内壁に植設
し、各スライディング切梁のスライディング手段をケー
ソン外壁に当接させながらケーソン８を沈下させること
により、スライディング切梁を介して伝達される外力が
ケーソンで受けられることによって、締切りを一重とす
ることを可能とする。
限の厳しい河川内での採用を可能とする締切り方式ケー
ソン据付け工法を提供する。 【構成】 先端部にスライディング手段１５を備えた複
数のスライディング切梁１０を締切り５の内壁に植設
し、各スライディング切梁のスライディング手段をケー
ソン外壁に当接させながらケーソン８を沈下させること
により、スライディング切梁を介して伝達される外力が
ケーソンで受けられることによって、締切りを一重とす
ることを可能とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、陸上ケーソン据付け工
法の一種である締切り方式ケーソン据付け工法に関す
る。
法の一種である締切り方式ケーソン据付け工法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】締切り方式ケーソン据付け工法は、水中
にケーソンを据付ける場合、設置場所に締切りを施工
し、水替後その締切り内でケーソンを構築する工法であ
り、従来、切梁があると施工性が悪くなるので、例えば
図６に示すように、設置場所を囲むように鋼矢板３１を
内、外壁の２列に平行にならべて地盤３２に打設し、
内、外壁間をタイロッド３３や腹起し材（図示せず）に
よって連結した後、内、外壁間に埋め土３４を充填した
自立式の二重矢板締切り構造としてケーソン３５の施工
基面３６を確保している。
にケーソンを据付ける場合、設置場所に締切りを施工
し、水替後その締切り内でケーソンを構築する工法であ
り、従来、切梁があると施工性が悪くなるので、例えば
図６に示すように、設置場所を囲むように鋼矢板３１を
内、外壁の２列に平行にならべて地盤３２に打設し、
内、外壁間をタイロッド３３や腹起し材（図示せず）に
よって連結した後、内、外壁間に埋め土３４を充填した
自立式の二重矢板締切り構造としてケーソン３５の施工
基面３６を確保している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
締切り方式ケーソン据付け工法では、自立式の二重矢板
締切り構造としているので、河川阻害率が大きくなり、
河積制限の厳しい河川内での採用が困難となっている。
そこで、本発明は、河川阻害率を小さくすることによ
り、河積制限の厳しい河川内での採用を可能とする締切
り方式ケーソン据付け工法の提供を目的とする。
締切り方式ケーソン据付け工法では、自立式の二重矢板
締切り構造としているので、河川阻害率が大きくなり、
河積制限の厳しい河川内での採用が困難となっている。
そこで、本発明は、河川阻害率を小さくすることによ
り、河積制限の厳しい河川内での採用を可能とする締切
り方式ケーソン据付け工法の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の締切り方式ケーソン据付け工法は、先端部
にスライディング手段を備えた複数のスライディング切
梁を締切りの内壁に植設し、各スライディング切梁のス
ライディング手段をケーソン外壁に当接させながらケー
ソンを沈下させることを特徴とする。
め、本発明の締切り方式ケーソン据付け工法は、先端部
にスライディング手段を備えた複数のスライディング切
梁を締切りの内壁に植設し、各スライディング切梁のス
ライディング手段をケーソン外壁に当接させながらケー
ソンを沈下させることを特徴とする。
【０００５】
【作用】上記手段においては、スライディング切梁を介
して伝達される外力がケーソンで受けられることによ
り、締切りを一重とすることが可能となる。スライディ
ング切梁は、伸縮可能に設けられていることが好まし
い。又、ケーソン外壁には、レールがスライディング切
梁のスライディング手段の当接箇所に設けられているこ
とが好ましい。更に、スライディング切梁は、上下に２
段以上設けられることが好ましい。
して伝達される外力がケーソンで受けられることによ
り、締切りを一重とすることが可能となる。スライディ
ング切梁は、伸縮可能に設けられていることが好まし
い。又、ケーソン外壁には、レールがスライディング切
梁のスライディング手段の当接箇所に設けられているこ
とが好ましい。更に、スライディング切梁は、上下に２
段以上設けられることが好ましい。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１〜図３は本発明の締切り方式ケーソン
据付け工法の一実施例を示す各工程の断面図である。
て説明する。図１〜図３は本発明の締切り方式ケーソン
据付け工法の一実施例を示す各工程の断面図である。
【０００７】先ず、図１に示すように、設置場所を囲む
ようにして鋼管矢板１を地盤２に打込み、鋼管矢板１の
内側に腹起し３及び切梁４を設けて締切り５とした後、
水替えを行い、かつ良質の埋め土６を敷均して施工基面
７を形成した。ついで、締切り５内において切梁４の設
置箇所を箱抜きとし、ケーソン８の第１ロット８ａを構
築した。
ようにして鋼管矢板１を地盤２に打込み、鋼管矢板１の
内側に腹起し３及び切梁４を設けて締切り５とした後、
水替えを行い、かつ良質の埋め土６を敷均して施工基面
７を形成した。ついで、締切り５内において切梁４の設
置箇所を箱抜きとし、ケーソン８の第１ロット８ａを構
築した。
【０００８】次に、図２に示すように、第１ロット８ａ
の外壁の所要箇所に複数のレール９ａを付設する一方、
切梁４を、上記各レール９ａと当接させて締切り５の内
壁に植設した複数のスライディング切梁１０により盛替
えた後、外壁の所要箇所にレール９ｂを有するケーソン
８の第２ロット８ｂを構築し、かつ第１ロット８ａの箱
抜きの開口部（図示せず）を埋めた。
の外壁の所要箇所に複数のレール９ａを付設する一方、
切梁４を、上記各レール９ａと当接させて締切り５の内
壁に植設した複数のスライディング切梁１０により盛替
えた後、外壁の所要箇所にレール９ｂを有するケーソン
８の第２ロット８ｂを構築し、かつ第１ロット８ａの箱
抜きの開口部（図示せず）を埋めた。
【０００９】次に、図３に示すように、ケーソン８先端
の地盤２を掘削して刃口の先端抵抗を弱め、各スライデ
ィング切梁１０の後述するスライディング手段を第１ロ
ット８ａのレール９ａに当接させながら、ケーソン８の
自重と載荷重により沈下させ、以下同様に所要数のロッ
トの構築と地盤２の掘削とを繰り返してケーソン８の据
付けを行った。
の地盤２を掘削して刃口の先端抵抗を弱め、各スライデ
ィング切梁１０の後述するスライディング手段を第１ロ
ット８ａのレール９ａに当接させながら、ケーソン８の
自重と載荷重により沈下させ、以下同様に所要数のロッ
トの構築と地盤２の掘削とを繰り返してケーソン８の据
付けを行った。
【００１０】ここで、各スライディング切梁１０は、図
４、図５に示すように、締切り５の腹起し３にジャッキ
１１を介在して水平に植設した角筒１２と、角筒１２の
先端部に軸支した車軸１３に軸受１４を介して回転自在
に装着され、ケーソン８のレール９ａ，９ｂ上を転動す
る、スライディング手段としての車輪１５とから構成さ
れている。図４、図５において１６はレール９ａ，９ｂ
を固定するアンカーである。
４、図５に示すように、締切り５の腹起し３にジャッキ
１１を介在して水平に植設した角筒１２と、角筒１２の
先端部に軸支した車軸１３に軸受１４を介して回転自在
に装着され、ケーソン８のレール９ａ，９ｂ上を転動す
る、スライディング手段としての車輪１５とから構成さ
れている。図４、図５において１６はレール９ａ，９ｂ
を固定するアンカーである。
【００１１】なお、上記実施例においては、締切り５に
鋼管矢板１を用いる場合について説明したが、これに限
らず、鋼矢板を用いるようにしてもよい。又、スライデ
ィング切梁１０は、１段とする場合に限らず、水深に対
応させて２段以上としてもよい。更に、スライディング
切梁１０のスライディング手段は、車輪１５とする場合
に限らず、例えば滑り性の良好なプラスチックブロック
としてもよい。この場合、レール９ａ，９ｂも滑り性の
良好なプラスチック製とすることが望ましい。
鋼管矢板１を用いる場合について説明したが、これに限
らず、鋼矢板を用いるようにしてもよい。又、スライデ
ィング切梁１０は、１段とする場合に限らず、水深に対
応させて２段以上としてもよい。更に、スライディング
切梁１０のスライディング手段は、車輪１５とする場合
に限らず、例えば滑り性の良好なプラスチックブロック
としてもよい。この場合、レール９ａ，９ｂも滑り性の
良好なプラスチック製とすることが望ましい。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の締切り方
式ケーソン据付け工法によれば、スライディング切梁を
介して伝達される外力がケーソンで受けられることによ
り、締切りを一重とすることが可能となるので、締切り
の占める面積を最小限とすることができ、従来のように
河川阻害率が大きくなることはなく、河積制限の厳しい
河川内での採用を可能とする効果が得られる。
式ケーソン据付け工法によれば、スライディング切梁を
介して伝達される外力がケーソンで受けられることによ
り、締切りを一重とすることが可能となるので、締切り
の占める面積を最小限とすることができ、従来のように
河川阻害率が大きくなることはなく、河積制限の厳しい
河川内での採用を可能とする効果が得られる。
【図１〜図３】本発明の締切り方式ケーソン据付け工法
の一実施例を示す各工程の断面図である。
の一実施例を示す各工程の断面図である。
【図４】本発明の締切り方式ケーソン据付け工法に用い
るスライディング切梁の一例を示す側面図である。
るスライディング切梁の一例を示す側面図である。
【図５】図４に示すスライディング切梁の平面図であ
る。
る。
【図６】従来の締切り方式ケーソン据付け工法の断面図
である。
である。
５ 締切り ８ ケーソン １０ スライディング切梁 １５ 車輪（スライディング手段）
Claims (1)
- 【請求項１】 先端部にスライディング手段を備えた複
数のスライディング切梁を締切りの内壁に植設し、各ス
ライディング切梁のスライディング手段をケーソン外壁
に当接させながらケーソンを沈下させることを特徴とす
る締切り方式ケーソン据付け工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23576493A JPH0762667A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 締切り方式ケーソン据付け工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23576493A JPH0762667A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 締切り方式ケーソン据付け工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0762667A true JPH0762667A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16990893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23576493A Pending JPH0762667A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 締切り方式ケーソン据付け工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0762667A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112854274A (zh) * | 2021-01-08 | 2021-05-28 | 广东省基础工程集团有限公司 | 沉井的助沉施工方法 |
| AU2019439324B2 (en) * | 2019-04-04 | 2023-04-06 | Yanxu WEN | Wall sinking construction method |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP23576493A patent/JPH0762667A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2019439324B2 (en) * | 2019-04-04 | 2023-04-06 | Yanxu WEN | Wall sinking construction method |
| CN112854274A (zh) * | 2021-01-08 | 2021-05-28 | 广东省基础工程集团有限公司 | 沉井的助沉施工方法 |
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