JPH076245A - 紙葉類識別装置 - Google Patents

紙葉類識別装置

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JPH076245A
JPH076245A JP5336666A JP33666693A JPH076245A JP H076245 A JPH076245 A JP H076245A JP 5336666 A JP5336666 A JP 5336666A JP 33666693 A JP33666693 A JP 33666693A JP H076245 A JPH076245 A JP H076245A
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Tomonori Makino
友紀 牧野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不正な手段を用いて作成された異常券と接着テ
ープを用いて修繕を施された正常券とを正しく識別でき
る有価証券などの紙葉類識別装置を提供する。 【構成】厚さ検出器11で有価証券Sの厚さを検出し、
基準電圧発生部12から出力されるテープ検出基準電圧
および有価証券検出基準電圧とそれぞれ比較して、その
各比較結果を厚み情報記憶部14に記憶し、この記憶さ
れた情報を基にテープ貼り検出部15においてテープが
有価証券Sを2分するように有価証券Sの端から端にわ
たって貼られていることが検出されると、画像入力装置
16で入力され、画像情報記憶部17に記憶された有価
証券Sの画像を基に、画像比較部18で有価証券Sに印
刷された2箇所の番号の画像を抽出して、両者を比較
し、この2つの番号が同一でないとき、総合判定部19
において当該有価証券Sは異常券であると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、有価証券な
どの紙葉類を自動的に分類処理する紙葉類処理装置にお
いて、有価証券などの紙葉類が異常でないか否かの識別
を行なう紙葉類識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、たとえば、有価証券を1枚ずつ供
給して搬送し、この搬送される有価証券を1枚づつチェ
ックして、汚損の度合いが著しくない第1の正常券、汚
損の度合いが著しい第2の正常券、および、不正な手段
を用いて作成された異常券にそれぞれ自動的に分類処理
する紙葉類処理装置が開発されている。
【0003】ここで、異常券としては、たとえば、図8
に示すように、意図的に切断された2枚の有価証券を接
着テープTを用いて貼り合わせ、あたかも1枚の有価証
券Sであるかのように再現したものがある。
【0004】このような紙葉類処理装置において、上述
したような異常券を検出するための紙葉類識別装置は、
識別されるべき有価証券の全面について、その厚さを測
定する。そして、この測定によって、本来の有価証券の
厚さよりも大きい厚さの部分をテープが貼られた部分と
して検出し、その検出によって接着テープTが有価証券
の端から端にかけて貼られているものを異常券として識
別していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の紙葉類識別装置では、接着テープが有価証券
の端から端にかけて貼られたものを全て異常券として識
別してしまう。このため、もともと1枚の有価証券が完
全に切断されてしまったために、これを接着テープを用
いて修繕した第2の正常券までも異常券として識別して
しまうという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、不正な手段を用いて作
成された異常紙葉類と接着テープを用いて修繕を施され
た正常紙葉類とを正しく識別することのできる紙葉類識
別装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉類識別装置
は、紙葉類の全面の厚さを検出する厚さ検出手段と、前
記紙葉類の2箇所に印刷された文字の画像を取込む画像
入力手段と、前記厚さ検出手段によって、前記紙葉類を
少なくとも二分し、かつ、所定の厚さを越える部位が検
出されると、前記画像入力手段によって取込まれた前記
2箇所の文字の画像を比較する比較手段と、この比較手
段の比較の結果、前記2箇所の文字の画像が不一致であ
るとき、前記紙葉類が異常であると判定する判定手段と
を具備している。
【0008】また、本発明の紙葉類識別装置は、紙葉類
を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送され
る前記紙葉類の一表面に接触し、その紙葉類の厚さに応
じて移動するローラと、このローラの移動量に応じた信
号を出力するセンサとからなり、前記紙葉類の全面の厚
さを検出する厚さ検出手段と、前記紙葉類の2箇所に印
刷された文字の画像を取込む画像入力手段と、前記厚さ
検出手段によって、前記紙葉類を少なくとも二分し、か
つ、所定の厚さを越える部位が検出されると、前記画像
入力手段によって取込まれた前記2箇所の文字の画像を
比較する比較手段と、この比較手段の比較の結果、前記
2箇所の文字の画像が不一致であるとき、前記紙葉類が
異常であると判定する判定手段とを具備している。
【0009】また、本発明の紙葉類識別装置は、紙葉類
の全面にわたってその厚さに対応した電圧を出力する厚
さ検出手段と、紙葉類の存在を検出する際の紙葉類検出
基準電圧と、紙葉類に貼着されたテープを検出する際の
テープ検出基準電圧とを発生する基準電圧発生手段と、
前記厚さ検出手段から出力される電圧と、前記基準電圧
発生手段から発生された紙葉類検出基準電圧およびテー
プ検出基準電圧とをそれぞれ比較することにより、前記
紙葉類に貼着されたテープのパターンに対応したデータ
を生成し、そのデータを記憶する記憶手段と、この記憶
手段に記憶されたデータを読出し、そのデータに基づい
てテープの存在を検出するとともに、そのテープが紙葉
類を二分するように紙葉類の端から端にわたって貼着さ
れているか否かを検出するテープ検出手段と、前記紙葉
類の画像を入力する画像入力手段と、この画像入力手段
によって入力された画像から、前記紙葉類が二分された
第1の部分および第2の部分に印刷された2つの文字画
像を抽出する抽出手段と、前記テープ検出手段によっ
て、前記紙葉類が二分されるようにテープが貼着されて
いることが検出されたとき、前記抽出手段によって抽出
された2つの文字画像が同一か否かを比較する比較手段
と、この比較手段の比較の結果、前記2つの文字画像が
同一でないとき、前記紙葉類が異常であると判定する判
定手段とを具備している。
【0010】さらに、本発明の紙葉類識別装置は、紙葉
類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送さ
れる前記紙葉類の一表面に接触し、その紙葉類の厚さに
応じて移動するローラと、このローラの移動量に応じた
電圧を出力するセンサとからなり、前記紙葉類の全面に
わたってその厚さに対応した電圧を出力する厚さ検出手
段と、紙葉類の存在を検出する際の紙葉類検出基準電圧
と、紙葉類に貼着されたテープを検出する際のテープ検
出基準電圧とを発生する基準電圧発生手段と、前記厚さ
検出手段から出力される電圧と、前記基準電圧発生手段
から発生された紙葉類検出基準電圧およびテープ検出基
準電圧とをそれぞれ比較することにより、前記紙葉類に
貼着されたテープのパターンに対応したデータを生成
し、そのデータを記憶する記憶手段と、この記憶手段に
記憶されたデータを読出し、そのデータに基づいてテー
プの存在を検出するとともに、そのテープが紙葉類を二
分するように紙葉類の端から端にわたって貼着されてい
るか否かを検出するテープ検出手段と、前記紙葉類の画
像を入力する画像入力手段と、この画像入力手段によっ
て入力された画像から、前記紙葉類が二分された第1の
部分および第2の部分に印刷された2つの文字画像を抽
出する抽出手段と、前記テープ検出手段によって、前記
紙葉類が二分されるようにテープが貼着されていること
が検出されたとき、前記抽出手段によって抽出された2
つの文字画像が同一か否かを比較する比較手段と、この
比較手段の比較の結果、前記2つの文字画像が同一でな
いとき、前記紙葉類が異常であると判定する判定手段と
を具備している。
【0011】
【作用】紙葉類の2箇所に印刷された2つの文字の画像
が一致するか否か比較を行なうことにより、テープを用
いて修繕を施された第2の正常紙葉類と異常紙葉類とを
正しく識別することができ、識別精度の向上を図ること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図2は、本実施例に係る紙葉類識別装置
が適用される紙葉類処理装置の全体的な構成を概略的に
示すものである。すなわち、1は券取込部で、有価証券
(紙葉類)Sを1枚ずつ本装置内に取込む。2は本装置
内の搬送路で、券取込部1から取込まれた有価証券S
は、この搬送路2を通じて搬送される。有価証券Sは、
搬送路2によって検出ユニット3に搬送される。有価証
券Sは、この検出ユニット3による検出処理をされて券
分類部5に導かれる。なお、検出ユニット3の構成につ
いては後で説明する。
【0013】券分類部5は、搬送路切換部6と券集積部
7とからなる。券集積部7は、正常な有価証券を集積す
る正常券集積部7aと,異常な有価証券を集積する異常
券集積部7bとに分けられている。搬送路切換部6は、
検出ユニット3から出力される有価証券Sの正常,異常
の判定結果を示す情報に応じて、有価証券Sの搬送先を
正常券集積部7aと異常券集積部7bとの間で切換える
動作を行なう。すなわち、搬送路2に設けられたゲート
8の切換え動作を行なう。
【0014】次に、前記検出ユニット3の構成について
図1を参照して説明する。図1において、11は変位セ
ンサなどの厚さ検出器で、有価証券Sの厚さを全面にわ
たって検出する。この厚さ検出器11は、たとえば、図
3(a)(b)に示すように構成されている。
【0015】すなわち、搬送路2に沿って設けられた固
定ローラ21に対向する位置には、固定ローラ21の軸
方向に沿って例えば8個の変位ローラ221 〜228 が
1列に並んで設けられている。これらの変位ローラ22
1 〜228 は、それぞれ板ばね231 〜238 の一方の
自由端部に取り付けられ、この板ばね231 〜238の
他端部は支持ブロック24に取り付けられている。
【0016】このように、変位ローラ221 〜228
が、それぞれ板ばね231 〜238 の各自由端部に取り
付けられていることによって、図3(a)に示すよう
に、変位ローラ221 〜228 は、それぞれ図示矢印方
向(上下方向)に移動可能となっている。
【0017】変位ローラ221 〜228 の上方には、各
変位ローラ221 〜228 にそれぞれ対向し、かつ、こ
れらから所定の距離を介して変位センサ251 〜258
が配設されている。変位センサ251 〜258 は、それ
ぞれ支持ブロック24に取り付けられていて、変位ロー
ラ221 〜228 の移動量(上下移動量)に応じた電気
信号(電圧)を出力するようになっている。
【0018】搬送される有価証券Sが、固定ローラ21
と変位ローラ221 〜228 との間に挟まれると、その
有価証券Sの厚みに応じて板ばね231 〜238 がたわ
み、それに伴い変位ローラ221 〜228 が上方へ移動
する。ここで、この移動量が変位センサ251 〜258
を用いて電気信号として測定される。
【0019】たとえば、中央部にその全幅にわたって接
着テープTが貼られた有価証Sが厚さ検出ユニット3を
通過したときの変位センサ251 〜258 の出力波形を
図4に示す。すなわち、有価証券Sが存在しないことを
表すオフセット電圧a(V)、有価証券検出基準電圧を
越えた有価証券の厚みに対応する電圧b(V)、およ
び、テープ検出基準電圧を越えた有価証券の厚さとテー
プ厚みとの合計の厚さに対応する電圧c(V)とからな
る検出波形が示されている。
【0020】図1に戻って、基準電圧発生部12は,有
価証券Sの厚みの状態の判別基準となる電圧を発生する
もので、図4に示した有価証券検出基準電圧とテープ検
出基準電圧とを出力する。基準電圧発生部12から出力
されたテープ検出基準電圧は、第1のコンパレータ13
aの反転端子に入力され、有価証券検出基準電圧は、第
2のコンパレータ13bの反転端子に入力されるように
接続されている。また、検出された厚み電圧が入力され
るように、厚さ検出器11は、第1のコンパレータ13
aの非反転端子と第2のコンパレータ13bの非反転端
子とにそれぞれ接続されている。
【0021】第1のコンパレータ13aと第2のコンパ
レータ13bの出力端子は、厚さ情報記憶部14に接続
されている。すなわち、厚さ検出器11によって検出さ
れた厚みに応じた電圧と、基準電圧発生部12から発生
された基準電圧とが、第1のコンパレータ13aおよび
第2のコンパレータ13bによって比較される。この各
比較によって得られた有価証券Sの各部の厚さの情報が
厚み情報記憶部14に記憶される。
【0022】厚さの情報が記憶された状態の厚み情報記
憶部14の内容例を図5に示す。すなわち、有価証券S
が存在しない、あるいは、部分的に欠損した状態を情報
「0」、有価証券Sが存在する状態を情報「1」、テー
プが貼られた状態を「2」として、それぞれ記憶されて
いる。有価証券Sの欠損部分Spに対応する記憶部14
には、情報「0」が記憶されている。
【0023】なお、a1 〜a8 は各変位ローラ221 〜
228 の位置を示し、また、b1 〜b18は有価証券Sの
搬送距離を示している。図1に戻って、厚み情報記憶部
14の出力端子は、テープ貼り検出部15に接続されて
いる。すなわち、テープ貼り検出部15は、たとえば、
データプロセッサなどを用いて、厚み情報記憶部14に
記憶された厚み情報を読出す、そして、この読出された
厚み情報を基に、有価証券Sに貼られたテープTの形状
を認識する。この認識結果に基づいて、テープTが有価
証券Sの端部から端部にわたって、有価証券Sを二分す
る形で貼られているか否かを判別する。この判別結果
は、テープ貼り検出部15が接続された総合判定部19
に入力される。
【0024】16は画像入力装置で、有価証券Sの一部
または全面の画像を撮影して取込むためのもので、たと
えば、CCD形カメラなどによって構成され、画像情報
記憶部17に接続されている。
【0025】すなわち、画像入力装置16から取込まれ
た有価証券Sの画像情報は、画像情報記憶部17に記憶
される。画像情報記憶部17は、画像比較部18に接続
されており、画像情報記憶部17に記憶された有価証券
Sの画像情報が画像比較部18内のプロセッサを用いて
読出される。この読出された画像情報の中から、図6に
示すように、有価証券Sの左上および右下に印刷された
番号(文字)P1,P2の画像がプロセッサを用いて抽
出される。なお、画像の抽出は、有価証券Sの端面を基
準にして固定的な位置を取出してもよいし、有価証券S
に印刷されている他の模様を基準にして取出してもよ
い。
【0026】画像比較部18では、抽出された番号P1
とP2との画像を比較し、この2つの番号P1とP2と
が同じであるか否かが判定され、その判定結果が画像比
較部18に接続された総合判定部19に入力される。
【0027】総合判定部19には、テープ貼り検出部1
5から有価証券S上のテープ貼りに関する判別結果が入
力され、画像比較部18から有価証券S上の2つの番号
の比較結果が入力される。総合判定部19では、有価証
券S上のテープ貼りに関する判別結果と有価証券S上の
2つの番号の比較結果に基づいて、有価証券Sが不正に
貼り合わされて作成された異常券であるか否かの判定が
行なわれる。この判定結果が搬送路切換部6に入力され
る。
【0028】次に、本実施例の紙葉類識別装置の動作を
図7に示すフローチャートを参照して説明する。たとえ
ば、手差しによって券取込部1から挿入された有価証券
Sは、搬送路2で搬送され、その搬送中に検出ユニット
3による有価証券Sに対する判別動作が次のように行な
われる。
【0029】まず、厚さ検出器11によって、有価証券
Sの全面にわたり厚さが検出され、その厚さに対応する
電圧が出力される。この出力電圧が第1のコンパレータ
13aおよび第2のコンパレータ13bの各反転端子に
入力され、基準電圧発生部12から第1のコンパレータ
13aおよび第2のコンパレータ13bの非反転端子に
入力されたテープ検出基準電圧および有価証券検出基準
電圧とそれぞれ比較される。この比較によって、有価証
券Sの全面におけるテープ貼りの有無に関する情報が得
られる。
【0030】このテープ貼りの有無に関する情報は、厚
み情報記憶部14に記憶される。また、画像入力装置1
6での撮像により有価証券Sの全面、もしくは、必要と
される部分の画像情報を取込む。この画像情報が画像情
報記憶部17に記憶される(ステップS1)。
【0031】次に、テープ貼り検出部15は、厚み情報
記憶部14に記憶されたテープ貼りの有無に関する情報
を読出し、デープの存在をチェックする(ステップS
2)。そして、このテープの存在の有無のチェック結果
が総合判定部19に入力される。
【0032】また、テープ貼り検出部15では、テープ
の存在が有りの場合に、そのテープの形状を解析し、テ
ープが有価証券Sを2分するように有価証券Sの端から
端にわたって貼られているか否かがチェックされる(ス
テップS3)。このチェックは、図5に示したように、
厚み情報記憶部14に記憶された情報「2」が変位ロー
ラ222 〜227 が配置された部分に対応する位置a2
〜a7 にわたって存在していると、テープTが有価証券
Sの端から端にわたって貼られているものと判定するこ
とによって行なわれる。このチェックの結果も総合判定
部19に入力される。
【0033】ステップS3によるチェックの結果、テー
プTが有価証券Sを二分するように貼られている場合、
総合判定部19は、この有価証券Sは異常である可能性
を有すると判断し、総合判定部19は画像比較部18に
対して動作命令を出力する。これにより、画像比較部1
8は、画像記憶部17に記憶された有価証券Sの画像情
報の中から有価証券Sの2箇所に印刷された番号P1お
よびP2の画像を抽出する(ステップS4)。
【0034】次に、画像比較部18は、抽出された番号
P1およびP2を互いに比較する(ステップS5)。こ
の比較で、番号P1およびP2が一致しているか否かを
画像比較部18が判定する(ステップS6)。この判定
結果は、総合判定部19に入力される。
【0035】本来、有価証券Sの2箇所に印刷されてい
る番号P1およびP2は、有価証券Sごとに同一であ
る。そのため、画像比較部18による比較結果におい
て、不一致である旨が判定された場合(ステップS
6)、総合判定部19は、この有価証券Sは異常券であ
ると最終判断する。そして、総合判定部19は、搬送路
切換部6に対し搬送先を異常券集積部7b側に設定する
ように指令を与える(ステップS7)。
【0036】また、画像比較部18による比較におい
て、一致である旨が判定された場合(ステップS6)、
総合判定部19は、この有価証券Sが第2の正常券であ
ると最終判断し、搬送路切換部6に対し搬送先を正常券
集積部7a側に設定するよう指令を与える(ステップS
8)。
【0037】また、ステップS2の厚さ検出において、
本来の有価証券Sの厚さよりも大きい部位が有価証券S
から検出されなかった場合、総合判定部19では、この
有価証券Sが第1の正常券であると判断し、搬送路切換
部6に対し搬送先を正常券集積部7a側に設定するよう
指令を与える(ステップS9)。
【0038】以上説明したように上記実施例によれば、
端から端にわたってテ−プTが貼られた有価証券Sであ
っても、この有価証券Sに印刷された2つの番号P1,
P2が同一であれば、この有価証券Sを正常券として識
別するようにしたものである。したがって、もともと1
枚の有価証券Sが破れたために、これをテープなどで修
繕した第2の正常券であっても,これを異常券として識
別されることなく、正しくその識別を行なうことができ
る。
【0039】なお、前記実施例では、有価証券Sの2箇
所に印刷された2つの番号の画像をそのまま比較するよ
うにしたが、番号の印刷色やその濃さなどから、また
は、番号の画像から番号の文字成分のみを抽出し、これ
を比較の対象とすれば、さらに、精度の高い判定を行な
うことができる。
【0040】また、各番号の画像から文字の認識を行な
い、その各認識結果を文字単位で比較するようにしても
よい。さらに、前記実施例では、識別対象となる有価証
券Sの2箇所に印刷された番号を比較する場合について
説明したが、番号でなく複数のアルファベット文字が印
刷された場合でも、同様に適用できる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、不
正な手段を用いて作成された異常紙葉類と接着テープを
用いて修繕を施された正常紙葉類とを正しく識別するこ
とのできる紙葉類識別装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る紙葉類処理装置におけ
る検出ユニットの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例に係る紙葉類処理装置の全体
的な構成を概略的に示す構成図。
【図3】検出ユニットにおける厚さ検出器の構成を詳細
に示すもので、(a)図は一部断面して示す側面図、
(b)図は一部断面して示す正面図。
【図4】厚さ検出器における変位センサの出力波形を説
明するための波形図。
【図5】厚み情報記憶部に記憶される厚み情報の記憶例
を示した図。
【図6】2箇所に番号が印刷された状態を示す有価証券
の平面図。
【図7】動作を説明するためのフローチャート。
【図8】異常券の具体例を示す平面図。
【符号の説明】
3……検出ユニット 11……厚さ検出器 12……基準電圧発生部 13a……コンパレータ 13b……コンパレータ 14……厚み情報記憶部 15……テープ貼り検出部 16……画像入力装置 17……画像情報記憶部 18……画像比較部 19……総合判定部 21……固定ローラ 221 〜228 ……変位ローラ 231 〜238 ……板ばね 251 〜258 ……変位センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類の全面の厚さを検出する厚さ検出
    手段と、 前記紙葉類の2箇所に印刷された文字の画像を取込む画
    像入力手段と、 前記厚さ検出手段によって、前記紙葉類を少なくとも二
    分し、かつ、所定の厚さを越える部位が検出されると、
    前記画像入力手段によって取込まれた前記2箇所の文字
    の画像を比較する比較手段と、 この比較手段の比較の結果、前記2箇所の文字の画像が
    不一致であるとき、前記紙葉類が異常であると判定する
    判定手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類識別装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類を搬送する搬送手段と、 この搬送手段によって搬送される前記紙葉類の一表面に
    接触し、その紙葉類の厚さに応じて移動するローラと、
    このローラの移動量に応じた信号を出力するセンサとか
    らなり、前記紙葉類の全面の厚さを検出する厚さ検出手
    段と、 前記紙葉類の2箇所に印刷された文字の画像を取込む画
    像入力手段と、 前記厚さ検出手段によって、前記紙葉類を少なくとも二
    分し、かつ、所定の厚さを越える部位が検出されると、
    前記画像入力手段によって取込まれた前記2箇所の文字
    の画像を比較する比較手段と、 この比較手段の比較の結果、前記2箇所の文字の画像が
    不一致であるとき、前記紙葉類が異常であると判定する
    判定手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類識別装置。
  3. 【請求項3】 紙葉類の全面にわたってその厚さに対応
    した電圧を出力する厚さ検出手段と、 紙葉類の存在を検出する際の紙葉類検出基準電圧と、紙
    葉類に貼着されたテープを検出する際のテープ検出基準
    電圧とを発生する基準電圧発生手段と、 前記厚さ検出手段から出力される電圧と、前記基準電圧
    発生手段から発生された紙葉類検出基準電圧およびテー
    プ検出基準電圧とをそれぞれ比較することにより、前記
    紙葉類に貼着されたテープのパターンに対応したデータ
    を生成し、そのデータを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されたデータを読出し、そのデータ
    に基づいてテープの存在を検出するとともに、そのテー
    プが紙葉類を二分するように紙葉類の端から端にわたっ
    て貼着されているか否かを検出するテープ検出手段と、 前記紙葉類の画像を入力する画像入力手段と、 この画像入力手段によって入力された画像から、前記紙
    葉類が二分された第1の部分および第2の部分に印刷さ
    れた2つの文字画像を抽出する抽出手段と、 前記テープ検出手段によって、前記紙葉類が二分される
    ようにテープが貼着されていることが検出されたとき、
    前記抽出手段によって抽出された2つの文字画像が同一
    か否かを比較する比較手段と、 この比較手段の比較の結果、前記2つの文字画像が同一
    でないとき、前記紙葉類が異常であると判定する判定手
    段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類識別装置。
  4. 【請求項4】 紙葉類を搬送する搬送手段と、 この搬送手段によって搬送される前記紙葉類の一表面に
    接触し、その紙葉類の厚さに応じて移動するローラと、
    このローラの移動量に応じた電圧を出力するセンサとか
    らなり、前記紙葉類の全面にわたってその厚さに対応し
    た電圧を出力する厚さ検出手段と、 紙葉類の存在を検出する際の紙葉類検出基準電圧と、紙
    葉類に貼着されたテープを検出する際のテープ検出基準
    電圧とを発生する基準電圧発生手段と、 前記厚さ検出手段から出力される電圧と、前記基準電圧
    発生手段から発生された紙葉類検出基準電圧およびテー
    プ検出基準電圧とをそれぞれ比較することにより、前記
    紙葉類に貼着されたテープのパターンに対応したデータ
    を生成し、そのデータを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されたデータを読出し、そのデータ
    に基づいてテープの存在を検出するとともに、そのテー
    プが紙葉類を二分するように紙葉類の端から端にわたっ
    て貼着されているか否かを検出するテープ検出手段と、 前記紙葉類の画像を入力する画像入力手段と、 この画像入力手段によって入力された画像から、前記紙
    葉類が二分された第1の部分および第2の部分に印刷さ
    れた2つの文字画像を抽出する抽出手段と、 前記テープ検出手段によって、前記紙葉類が二分される
    ようにテープが貼着されていることが検出されたとき、
    前記抽出手段によって抽出された2つの文字画像が同一
    か否かを比較する比較手段と、 この比較手段の比較の結果、前記2つの文字画像が同一
    でないとき、前記紙葉類が異常であると判定する判定手
    段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類識別装置。
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