JP3158861B2 - パタン識別装置及びパタン識別方法 - Google Patents

パタン識別装置及びパタン識別方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、テレフォンカ
ード、プリペイドカード、紙幣等の被検知体に形成した
識別パタンを識別するパタン識別装置及びパタン識別方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレフォンカード、プリペイドカ
ード、通行券、座席指定券、紙幣等の被検知体に磁性体
により形成された識別パタン等の情報を検出するパタン
識別装置として、カードリーダが用いられている。カー
ドリーダは磁気センサを有しており、この磁気センサに
より磁性体のパタンや磁場の向き等を検出してテレフォ
ンカード等の被検知体の識別や情報の書き替え、情報の
記憶を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、カード等の識別パタンを磁気センサにより識別
する場合には、カード等が折り曲げられていると識別パ
タンの検出が非常に困難となり、検出不可能となること
もあり問題であった。また、昨今の犯罪の多様化によ
り、紙幣や各種カードの偽造や改造が急増し、磁気セン
サによるカードの識別だけでは不十分であるといった問
題があり、より確実な識別方法が必要となってきてい
る。
【0004】そして、磁気センサによるカードの識別以
外のパタン識別方法として、例えば、紙幣等の印刷用イ
ンクの濃淡や透かしの位置を赤外光の透過により検出
し、紙幣等の識別を行う試みもなされているが、この方
法を用いて紙幣等の識別を行うためには強力な赤外光源
が必要となり、この方法により紙幣等の識別を行う装置
のランニングコストが非常に高くなってしまうといった
問題があった。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、カードや紙幣等の被
検知体が折り曲げられたりしていても、被検知体の識別
パタンを識別することが可能であり、それにより、カー
ドや紙幣等の偽造や改造等を困難にすることができるパ
タン識別装置及びパタン識別方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明のパタン識別装置は、被検知体に形成した識別パタ
ンを識別するパタン識別装置であって、前記識別パタン
は吸熱体により形成されており、該吸熱体に熱を加える
加熱手段と、該加熱手段により加熱された吸熱体から放
出される赤外線を検出する1個以上の赤外線検出手段
と、該赤外線検出手段により検出した検出信号に基づい
て識別パタンを認識するパタン認識手段とが設けられて
いることを特徴として構成されている。
【0007】また、前記外線検出手段は赤外線アレイセ
ンサにより形成したこと、赤外線検出手段は吸熱体以外
の材料によって形成した識別パタンを検出する他の検出
手段と一体的に形成されていること、前記吸熱体は印刷
インクにより形成されていること、吸熱体は磁性体を有
するインクにより形成されていること、吸熱体は吸熱性
を有するシールにより形成されていることも本発明の特
徴的な構成とされている。
【0008】さらに、本発明のパタン識別方法は、被検
知体を識別する識別パタンを吸熱体により形成し、該吸
熱体に熱を加えた後に1個以上の赤外線検出手段により
吸熱体から放出される赤外線を検出し、然る後に該赤外
線検出手段の検出信号に基づいて被検知体の識別パタン
をパタン認識手段により認識し、然る後に該パタン認識
手段の認識情報を予め与えられているパタン確認用デー
タと照合することを特徴として構成されている。
【0009】
【作用】上記構成の本発明において、被検知体を識別す
る識別パタンは吸熱体により形成され、この吸熱体に加
熱手段により熱が加えられ、赤外検出手段により、加熱
手段で加熱された吸熱体から放出される赤外線が検出さ
れ、この赤外線検出手段の検出信号に基づいてパタンに
認識手段により識別パタンが認識される。そして、パタ
ン認識手段の認識情報が予め与えられているパタン確認
用データと照合され、識別パタンの確認が確実に行われ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明に係るパタン識別装置の第1の
実施例が示されている。同図において、被検知体である
テレフォンカード1には吸熱体6により形成された種別
(金額を含む)や通し番号(製造番号)、発行場所等の
各識別パタンが形成されており、吸熱体6は印刷インク
により形成されている。テレフォンカード1は搬送ロー
ラ9により図の矢印Aの方向に搬送されるようになって
おり、搬送ローラ9の上部側にはテレフォンカード1の
吸熱体6に熱を加える加熱手段として機能する加熱ロー
ラ8が設けられており、テレフォンカード1が搬送ロー
ラ9により図の矢印Aのように搬送されると同時に、加
熱ローラ8により吸熱体6に熱が加えられるようになっ
ている。
【0011】また、このパタン識別装置には、前記加熱
ローラ8により加熱された吸熱体6から放出される赤外
線を検出する赤外線検出手段として機能する1個以上
(図では4個)の赤外線アレイセンサS(S1 〜S4
が設けられており、赤外線アレイセンサS1 〜S4 には
赤外線アレイセンサS1 〜S4 により検出した検出信号
を解析する赤外解析手段13が接続されており、赤外解析
手段13には異常報知装置18が接続されている。
【0012】赤外解析手段13は、信号増幅手段3、吸熱
体パタン認識部14、パタン比較判断部15、認識コードメ
モリ部16を有して構成されており、信号増幅手段3の各
信号増幅手段3a〜3dは各赤外線アレイセンサS1
4 の赤外線検出信号を増幅するものであり、増幅した
信号を吸熱体パタン認識部14に加える。吸熱体パタン認
識部14は、各信号増幅手段3a〜3dの信号を受けて、
各赤外線アレイセンサS1 〜S4 により検出した検出信
号に基づいて識別パタンを認識するパタン認識手段とし
て機能するものであり、各赤外線アレイセンサS1 〜S
4 の検出信号を二値化したり、レベル弁別したりするこ
とにより信号処理を行い、例えば、図2に示すようなセ
ンサ出力信号が各赤外線アレイセンサS1 〜S4 から加
えられたときに、赤外線アレイセンサS1 のセンサ出力
信号を受けて10010000といったパタンであると
認識し、同様に、赤外線アレイセンサS2 〜S4 のパタ
ンを認識して認識した出力コードをパタン比較判断部15
に加える。
【0013】パタン比較判断部15は、吸熱体パタン認識
部14からの信号を受けて、吸熱体パタン認識部14の認識
情報を識別コードメモリ部16に予め与えられている、金
額や発行場所等の識別パタンを確認するためのパタン確
認用データと照合するものであり、吸熱体パタン認識部
14から加えられる認識情報と識別コードメモリ部16に予
め与えられているパタン認識用データとを比較し、両者
が異なる場合にはテレフォンカード1の識別パタンが異
常であると判断し、異常判断信号を異常報知装置18に加
える。異常報知装置18は、パタン比較判断部15からの異
常判断信号を受けてパタン識別装置の操作者等にテレフ
ォンカード1の異常を報知するものであり、パタン比較
判断部15から異常判断信号が加えられたときには、ブザ
ー等により異常を報知するようになっている。
【0014】なお、本実施例では、テレフォンカード1
に、従来と同様に、吸熱体以外の材料の1つである磁性
体により形成した識別パタン(図示せず)が設けられて
おり、その識別パタンを検出する磁気センサ(図示せ
ず)が設けられており、磁性体の識別パタンを磁気セン
サにより検出できるようになっている。
【0015】本実施例は以上のように構成されており、
次にその動作について説明する。テレフォンカード1を
搬送ローラ9により図の矢印Aに示すように移動させ、
このとき、加熱ローラ8によりテレフォンカード1の吸
熱体6に熱を加え、その後、赤外線アレイセンサS1
4 により吸熱体6から放出される赤外線を検出し、然
る後にこの赤外線アレイセンサS1 〜S4 により検出さ
れる検出信号を信号増幅手段3a〜3dによりそれぞれ
増幅し、増幅信号を吸熱体パタン認識部14に加え、吸熱
体パタン認識部14がこれらの増幅信号に基づいて信号処
理を行い、吸熱体6により形成された認識パタンを認識
し、例えば、図2に示すような出力コードとして出力
し、パタン比較判断部15に加える。
【0016】そして、パタン比較判断部15は、この出力
コード(認識情報)を識別コードメモリ部16に予め入力
されているパタン確認用データと比較し、前記出力コー
ドとパタン認識用データとが一致している場合にはその
ままの状態とし、両者が異なる場合には異常判断信号を
異常報知装置18に加え、異常報知装置18はパタン比較判
断部15から異常判断信号を加えられたときにはブザーを
鳴らす等してパタン識別装置の操作者にテレフォンカー
ド1の識別パタンの異常を報知する。なお、このとき、
磁気センサ(図示せず)による磁性体の識別パタン(図
示せず)の識別を従来と同様に行い、磁性体により形成
された識別パタンの照合も従来と同様に行う。
【0017】本実施例によれば、上記動作により、磁気
センサによる磁性体の識別パタンの検出と赤外線アレイ
センサS1 〜S4 による吸熱体6の識別パタンの検出と
を共に行うことにより、テレフォンカード1に予め入力
されている種別や発行場所、製造番号等の記憶情報をよ
り確実に識別することが可能となり、しかも、赤外線ア
レイセンサS1 〜S4 により検出された識別パタンが予
めテレフォンカード1に入力されている記憶情報と異な
る場合には異常報知装置18により異常が報知されるため
に、テレフォンカード1の識別パタンの異常を即座に、
かつ、確実に識別パタンの装置の操作者が把握すること
ができる。
【0018】しかも、赤外線アレイセンサS1 〜S4
よる吸熱体6からの赤外線の検出は、たとえテレフォン
カード1に多少の傷や折り目等があったとしても支障な
く赤外線の検出を行うことができるために、仮に磁気セ
ンサによる磁性体の識別パタンの識別が思うように行わ
れなかった場合にも赤外線アレイセンサS1 〜S4 によ
り吸熱体6の識別パタンの検出を行ってパタン認識部14
により識別パタンの認識を行うことにより、テレフォン
カード1に記憶されている記憶情報を把握することがで
きる。
【0019】そして、本実施例によれば、このように、
テレフォンカード1の識別パタンを確実に認識し、テレ
フォンカード1に予め入力されている記憶情報を確実に
把握することができるために、本実施例のパタン識別装
置を用いてテレフォンカード1の識別パタンを識別する
ことにより、テレフォンカード1の不正利用を困難なも
のとすることが可能となり、カード1の偽造や改造を困
難とすることができる。
【0020】図3には本発明のパタン識別装置の第2の
実施例が示されている。本実施例が上記第1の実施例と
異なる特徴的なことは、吸熱体6を磁性体を有する磁性
インクにより形成したことと、磁性インクの磁性体の識
別パタンを検出する磁気センサ20を赤外線アレイセンサ
Sと一体的に形成し、センサユニット部22としたことで
ある。なお、磁気センサ20には磁性体パタン認識部21が
接続されており、磁性体パタン認識部21は赤外解析手段
13のパタン比較判断部15に接続されている。
【0021】本実施例も上記第1の実施例と同様に動作
し、テレフォンカード1の吸熱体6が加熱ローラ8によ
り加熱され、加熱された吸熱体6からの赤外線が赤外線
アレイセンサS1 〜S4 により検出され、赤外線アレイ
センサS1 〜S4 の検出信号に基づいてパタン認識部14
により識別パタンの認識が行われ、パタン認識情報がパ
タン比較判断部15に加えられるが、本実施例では、吸熱
体6が磁性体を有する磁性インクにより形成されてお
り、磁性インクの磁性体が磁気センサ20により検出され
るために、磁気センサ20により検出される磁性体の認識
パタンは、赤外線アレイセンサS1 〜S4 により検出さ
れる吸熱体6の識別パタンと同様のパタンとなり、磁性
体パタン認識部21は、図2に示した出力コードと同様の
識別パタンを認識し、同様の出力コードを出力すること
となり、パタン比較判断部15により、磁性体パタン認識
部21からの出力コードと吸熱体パタン認識部14からの出
力コードとが同時に識別コードメモリ部16のパタン確認
用データと比較され、識別パタンの照合が行われる。
【0022】本実施例でも上記動作により第1の実施例
と同様の効果を奏し、さらに、本実施例では赤外線アレ
イセンサS1 〜S4 と磁気センサ20とが一体的にユニッ
ト化されているために、センサユニット部22をパタン識
別装置に取り付けるだけで、赤外線アレイセンサS1
4 と磁気センサ20とを装置に取り付けることが可能と
なり、これらのセンサの取り付けが非常に容易となる。
また、パタン比較判断部15により、赤外線アレイセンサ
1 〜S4 で検出した吸熱体6の識別パタンと磁気セン
サ20により検出した吸熱体6に含まれる磁性体の識別パ
タンとの比較を同時に行うことができるために、これら
のパタン認識情報を予め与えられているパタン確認用デ
ータと照合する動作をより効率的に行うことができる。
【0023】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、吸熱体6は印刷用インクや磁性体を有する
磁性インクにより形成したが、吸熱体6は印刷用インク
や磁性インクにより形成するとは限らず、例えば、黒色
部を有するシールや黒テープ等の吸熱性を有するシール
により形成されていてもよく、その他の吸熱性を有する
吸熱体により形成されていても構わない。
【0024】また、上記実施例では、赤外線検出手段は
4個の赤外線アレイセンサS1 〜S4 により形成した
が、赤外線アレイセンサSの数は特に限定されるもので
はなく、赤外線検出手段は5個以上の赤外線アレイセン
サにより形成してもよく、1個の赤外線アレイセンサに
より形成しても構わないし、赤外線検出手段は赤外線ア
レイセンサ以外の他の赤外線検出手段としても構わな
い。
【0025】さらに、上記実施例では、いずれも磁気セ
ンサによる磁性体の検出によるパタン識別と赤外線アレ
イセンサS1 〜S4 による吸熱体6の検出によるパタン
識別とを組み合わせて識別パタンのパタン識別を行う装
置としたが、本発明のパタン識別装置は、磁気センサ以
外の他の検出手段によるパタン識別と赤外線アレイセン
サS1 〜S4 によるパタン識別とを組み合わせる装置と
してもよく、赤外線アレイセンサSによるパタン識別の
みを行う装置としても構わない。
【0026】さらに、上記第2の実施例では、赤外線ア
レイセンサS1 〜S4 を磁気センサ20と一体的に設けて
センサユニット部22としたが、赤外線アレイセンサS1
〜S4 等の赤外線検出手段は吸熱体以外の材料によって
形成した識別パタンの検出する磁気センサ以外の他の検
出手段と一体的に形成しても構わない。
【0027】また、吸熱体以外の材料によって形成する
識別パタンは吸熱体により形成する識別パタンと同じパ
タンとしても構わないし、異なるパタンとしても構わな
い。
【0028】さらに、上記実施例では、赤外解析手段13
に異常報知装置18を接続して、認識された識別パタンに
異常があったときには、ブザーを鳴らす等して異常報知
装置18により異常を報知するようにしたが、ブザーを鳴
らす代わりにライトを点灯すること等により異常を報知
するようにしてもよく、また、異常報知装置18は省略し
ても構わない。
【0029】さらに、上記実施例では、吸熱体パタン認
識部14により認識した識別パタンをパタン比較判断部15
により予め識別コードメモリ部16に与えられているパタ
ン確認用データと照合するようにしたが、パターン比較
判断部15や識別コードメモリ部16は必ずしも設けるとは
限らず、例えば、吸熱体パタン認識部14に表示部等を接
続し、吸熱体パタン認識部14により認識した識別パタン
を表示部に表示するようにして、装置操作者がその表示
を見て識別パタンの照合を行うようにしても構わない。
【0030】さらに、本発明のパタン識別装置及びパタ
ン識別方法は、上記実施例のようにテレフォンカード1
の識別にのみ用いられるとは限らず、例えば、プリペイ
ドカードや通行券、入場券、座席指定券、紙幣等の様々
な被検知体のパタン識別に用いられるものである。ま
た、それらの被検知体に形成される識別パタンは種別
(金額を含む)、通し番号(製造番号)、発券番号、座
席番号等の様々な情報を被検知体の記憶情報として形成
できるものであり、それらの記憶情報の種類や識別パタ
ンの形成方法等は特に限定されるものではなく、被検知
体の種類等に応じて適宜設定されるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、被検知体に吸熱体によ
り識別パタンを形成し、吸熱体に熱を加えて吸熱体から
放出される赤外線を赤外線検出手段により検出し、この
検出信号に基づいて識別パタンを認識するために、たと
え被検知体に多少の傷があったり、カード等の被検知体
が折り曲げられて使用されたとしても、磁気センサによ
る磁性体の検出のように識別パタンの検出が不可能もし
くは非常に困難となるようなことはなく、赤外線検出手
段により支障なく識別パタンを認識することが可能であ
り、被検知体の識別パタンの識別能力(読み出し能力)
を向上し、識別パタンを正確に識別することができる。
【0032】したがって、本発明のパタン識別装置及び
パタン識別方法を用いてカード等の被検知体のパタン識
別を行うようにすれば、被検知体の識別パタンを確実に
識別できるために、カード等の被検知体の偽造や改造、
不正利用を困難とすることが可能となる。そして、例え
ば、磁気センサ等の他の検出手段による識別パタンの検
出と赤外線検出手段による識別パタンの検出とを組み合
わせれば、より確実に識別パタンの識別や記憶情報の読
み出しを行うことが可能となり、より、確実にカード等
の偽造や改造、不正利用を防ぐことができる。
【0033】しかも、本発明は従来のようにインクの濃
淡や透かしの位置を赤外光の透過により紙幣等の識別を
行う場合と異なり、強力な赤外光源も必要ではないため
に、装置のランニングコストが高くなるといったことも
なく、装置のランニングコストを下げることも可能とな
り、加熱手段により加熱された吸熱体から放出される十
分な量の赤外線を、赤外線検出手段により容易に、か
つ、迅速に検出することにより、識別パタンの識別や記
憶情報の読み出しも効率的に行うことができる。
【0034】さらに、赤外線検出手段は吸熱体以外の材
料によって形成した識別パタンを検出する他の検出手段
と一体的に形成されている本発明によれば、両検出手段
を一体的に形成することにより、それらの検出手段を装
置に設ける作業が行い易くなり、装置の作製をより容易
にすることができる。
【0035】さらに、吸熱体は印刷用インクにより形成
されている本発明のパタン識別装置によれば、被検知体
に吸熱体を設ける操作を非常に容易とすることが可能と
なり、吸熱体は磁性体を有するインクにより形成されて
いる本発明のパタン識別装置によれば、その識別パタン
を、例えば、従来用いられている磁性体を検出する磁気
センサ等により検出し、同時に吸熱体により形成された
識別パタンを赤外線検出手段により検出することも可能
となり、吸熱体により形成された識別パタンを赤外線検
出手段と磁気センサ等の磁性体検出手段との両方で検出
することにより、より確実に、かつ、効率的に識別パタ
ンの識別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパタン識別装置の第1の実施例を
示すブロック構成図である。
【図2】上記実施例の各赤外線アレイセンサS1 〜S4
により検出された赤外線の検出信号と吸熱体パタン認識
部14により認識した識別パタンに出力コードを示す説明
図である。
【図3】本発明のパタン識別装置の第2の実施例を示す
ブロック構成図である。
【符号の説明】
S(S1 〜S4 ) 赤外線アレイセンサ 1 テレフォンカード 6 吸熱体 8 加熱ローラ 14 吸熱体パタン認識部 15 パタン比較判断部 16 識別コードメモリ部 22 センサユニット部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検知体に形成した識別パタンを識別す
    るパタン識別装置であって、前記識別パタンは吸熱体に
    より形成されており、該吸熱体に熱を加える加熱手段
    と、該加熱手段により加熱された吸熱体から放出される
    赤外線を検出する1個以上の赤外線検出手段と、該赤外
    線検出手段により検出した検出信号に基づいて識別パタ
    ンを認識するパタン認識手段とが設けられていることを
    特徴とするパタン識別装置。
  2. 【請求項2】 赤外線検出手段は赤外線アレイセンサに
    より形成したことを特徴とする請求項1記載のパタン識
    別装置。
  3. 【請求項3】 赤外線検出手段は吸熱体以外の材料によ
    って形成した識別パタンを検出する他の検出手段と一体
    的に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のパタン識別装置。
  4. 【請求項4】 吸熱体は印刷インクにより形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
    記載のパタン識別装置。
  5. 【請求項5】 吸熱体は磁性体を有するインクにより形
    成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれか1つに記載のパタン識別装置。
  6. 【請求項6】 吸熱体は吸熱性を有するシールにより形
    成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2又
    は請求項3記載のパタン識別装置。
  7. 【請求項7】 被検知体を識別する識別パタンを吸熱体
    により形成し、該吸熱体に熱を加えた後に1個以上の赤
    外線検出手段により吸熱体から放出される赤外線を検出
    し、然る後に該赤外線検出手段の検出信号に基づいて被
    検知体の識別パタンをパタン認識手段により認識し、然
    る後に該パタン認識手段の認識情報を予め与えられてい
    るパタン確認用データと照合することを特徴とするパタ
    ン識別方法。
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