JPH0762451A - ストリップ連続焼鈍炉の出入口シール装置 - Google Patents
ストリップ連続焼鈍炉の出入口シール装置Info
- Publication number
- JPH0762451A JPH0762451A JP23088093A JP23088093A JPH0762451A JP H0762451 A JPH0762451 A JP H0762451A JP 23088093 A JP23088093 A JP 23088093A JP 23088093 A JP23088093 A JP 23088093A JP H0762451 A JPH0762451 A JP H0762451A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- annealing furnace
- roll
- belt
- belts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ストリップ連続焼鈍炉におけるストリップ出
入口部で外気が炉内に侵入したり、炉内ガスが外部に漏
出するのを防ぐシール装置の構造に係り、ストリップを
傷付けたり、或いはストリップの進行に過度な摩擦抵抗
を与えてストリップが破断したりすることのないように
する。 【構成】 ２本のロール６，８間に無端帯状のフエルト
製のベルト１０を巻き付けてなるシール装置３をストリ
ップ２を挟む両側に設け、該ベルト１０をストリップ２
の両面に弾性的に接触させると共に、前記ロ−ル８を回
転駆動して該ベルト１０をストリップ２の進行方向と同
方向に同調速度で循回動させ、或いはその反対方向に循
回動させる。
入口部で外気が炉内に侵入したり、炉内ガスが外部に漏
出するのを防ぐシール装置の構造に係り、ストリップを
傷付けたり、或いはストリップの進行に過度な摩擦抵抗
を与えてストリップが破断したりすることのないように
する。 【構成】 ２本のロール６，８間に無端帯状のフエルト
製のベルト１０を巻き付けてなるシール装置３をストリ
ップ２を挟む両側に設け、該ベルト１０をストリップ２
の両面に弾性的に接触させると共に、前記ロ−ル８を回
転駆動して該ベルト１０をストリップ２の進行方向と同
方向に同調速度で循回動させ、或いはその反対方向に循
回動させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ストリップ連続焼鈍炉
のストリップ出入口部における炉内と炉外とのガスの流
通を防ぐストリップ連続焼鈍炉の出入口シール装置に関
するものである。
のストリップ出入口部における炉内と炉外とのガスの流
通を防ぐストリップ連続焼鈍炉の出入口シール装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】炉内に外気が侵入するのを防ぐため連続
焼鈍炉の入口部および出口部に設けられるシール装置に
はストリップを挟むように一対のロールを回転自在に設
けてなるロール式のものと、シール用の不活性ガス等を
ストリップの両面に吹付けるようにしてガスカーテンが
形成されるようにしたガスシール式のものに大別され
る。
焼鈍炉の入口部および出口部に設けられるシール装置に
はストリップを挟むように一対のロールを回転自在に設
けてなるロール式のものと、シール用の不活性ガス等を
ストリップの両面に吹付けるようにしてガスカーテンが
形成されるようにしたガスシール式のものに大別され
る。
【０００３】ところで上記ロール式はロールの接触によ
りストリップ表面に傷を付けるおそれがあり、またガス
シール式は高価な不活性ガス等を多量に消費するという
問題があった。
りストリップ表面に傷を付けるおそれがあり、またガス
シール式は高価な不活性ガス等を多量に消費するという
問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】また、柔らかいフェル
トによってストリツプを両面により挟んでシールするフ
エルトシール式も考えられたが、従来のフエルト式では
ストリップに及ぼす摩擦抵抗が大きくならざるを得ない
ためストリツプの張力が過大となり帯切れ事故の原因と
なり、或いは、ストリツプに異物が付着しているとそれ
がフエルトに引掛りストリップ表面に摺り傷を生じさせ
るおそれがあるなどの問題がある。
トによってストリツプを両面により挟んでシールするフ
エルトシール式も考えられたが、従来のフエルト式では
ストリップに及ぼす摩擦抵抗が大きくならざるを得ない
ためストリツプの張力が過大となり帯切れ事故の原因と
なり、或いは、ストリツプに異物が付着しているとそれ
がフエルトに引掛りストリップ表面に摺り傷を生じさせ
るおそれがあるなどの問題がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のストリップ連続
焼鈍炉の出入口シール装置は上記課題を解決しようとす
るもので、２本のロール間に無端帯状のフエルト製のベ
ルトを巻き掛けてなるシール装置をストリップを挟む両
側に設け、該ベルトをストリップの両面に弾性的に接触
させると共に、前記ロ−ルを回転駆動して該ベルトをス
トリップの進行方向と同方向に同調速度で循回動させ、
或いはその反対方向に循回動させるようにしたことを特
徴とする。
焼鈍炉の出入口シール装置は上記課題を解決しようとす
るもので、２本のロール間に無端帯状のフエルト製のベ
ルトを巻き掛けてなるシール装置をストリップを挟む両
側に設け、該ベルトをストリップの両面に弾性的に接触
させると共に、前記ロ−ルを回転駆動して該ベルトをス
トリップの進行方向と同方向に同調速度で循回動させ、
或いはその反対方向に循回動させるようにしたことを特
徴とする。
【０００６】
【作用】ストリップの進行方向と同方向にベルトを同調
速度で循回動させることにより、ストリップに過大な抵
抗を掛けることなく出入口部をシールすることができ
る。また、該ベルトをストリップの進行方向と反対側に
循回動させれば異物が食込むのを防止できる。
速度で循回動させることにより、ストリップに過大な抵
抗を掛けることなく出入口部をシールすることができ
る。また、該ベルトをストリップの進行方向と反対側に
循回動させれば異物が食込むのを防止できる。
【０００７】
【実施例】次に図と共に本発明の一実施例を説明する。
図において、１は連続焼鈍炉の入口部、２は該入口部よ
り装入されるストリップである。ストリップ２を挟む両
側に本発明に係る一対のシール装置３が設けられる。
図において、１は連続焼鈍炉の入口部、２は該入口部よ
り装入されるストリップである。ストリップ２を挟む両
側に本発明に係る一対のシール装置３が設けられる。
【０００８】４，４は該シール装置３を矢印の方向に進
退自在に支持するためガイドローラ２０を備えている傾
斜状の固定梁である。シール装置３はＨ形のフレーム５
の先端部にゴム製のロール６を軸受７，７により回転自
在に支持すると共に、該ロール６より少し離れた内側に
該ロール６より少し小径のゴム製のロール８を軸受９，
９により回転自在に支持し、該ロール６とロール８の間
に無端帯状のフエルト製のベルト１０を巻き掛けてい
る。該軸受９，９の外周には螺子軸２３が固植され、該
螺子軸２３をフレーム５の外面に突設したブラケット１
１に貫挿しナット１２を締着している。このため螺子軸
２３に対するナット１２の締付位置を調節することで軸
受９，９が移動しロール６とロール８との間隔が調節さ
れることでベルト１０の張り具合を調節できるようにし
ている。また、１３は一方の軸受９に固着した減速機付
モータで、該モータ１３の回転出力軸がロール８に連結
され、該モータ１３の駆動によりロール８を回転動でき
る。
退自在に支持するためガイドローラ２０を備えている傾
斜状の固定梁である。シール装置３はＨ形のフレーム５
の先端部にゴム製のロール６を軸受７，７により回転自
在に支持すると共に、該ロール６より少し離れた内側に
該ロール６より少し小径のゴム製のロール８を軸受９，
９により回転自在に支持し、該ロール６とロール８の間
に無端帯状のフエルト製のベルト１０を巻き掛けてい
る。該軸受９，９の外周には螺子軸２３が固植され、該
螺子軸２３をフレーム５の外面に突設したブラケット１
１に貫挿しナット１２を締着している。このため螺子軸
２３に対するナット１２の締付位置を調節することで軸
受９，９が移動しロール６とロール８との間隔が調節さ
れることでベルト１０の張り具合を調節できるようにし
ている。また、１３は一方の軸受９に固着した減速機付
モータで、該モータ１３の回転出力軸がロール８に連結
され、該モータ１３の駆動によりロール８を回転動でき
る。
【０００９】また、１４はロール８とともにベルト１０
を挟着するために設けられたピンチロールで、該ピンチ
ロール１４はエアシリンダ１５，１５の作動軸の先端に
継手１６を介して連結された軸受１７，１７にその両端
回転軸が回転自在に支持され、該エアシリンダ１５，１
５の伸長作動により該ピンチロール１４をベルト１０上
のロール８に弾性的に押圧できるようにし、ロール８の
回転動がベルト１０に確実に伝達されるようにしてい
る。
を挟着するために設けられたピンチロールで、該ピンチ
ロール１４はエアシリンダ１５，１５の作動軸の先端に
継手１６を介して連結された軸受１７，１７にその両端
回転軸が回転自在に支持され、該エアシリンダ１５，１
５の伸長作動により該ピンチロール１４をベルト１０上
のロール８に弾性的に押圧できるようにし、ロール８の
回転動がベルト１０に確実に伝達されるようにしてい
る。
【００１０】１８はロール８に付着した異物，汚れを除
去するためフレーム５の一部に固設された超音波クリー
ナである。また、１９はフレーム５を押圧しガイドロー
ラ２０の案内に従いロール６を介してベルト１０をスト
リップ２の両面に弾性的に圧着させているエアシリンダ
型の空気バネである。また、２１は入口部１の開口縁に
ロール８の曲面に沿うよう固着された円弧状のカバー体
である。
去するためフレーム５の一部に固設された超音波クリー
ナである。また、１９はフレーム５を押圧しガイドロー
ラ２０の案内に従いロール６を介してベルト１０をスト
リップ２の両面に弾性的に圧着させているエアシリンダ
型の空気バネである。また、２１は入口部１の開口縁に
ロール８の曲面に沿うよう固着された円弧状のカバー体
である。
【００１１】このように構成したシール装置では、モー
タ１３の駆動によりロール８を矢印の方向に回転動さ
せ、ベルト１０をストリップ２の進行方向と同方向に同
調速度で循回動させれば、ストリップ２が進行するに際
してベルト１０がストリップ２に及ぼす抵抗は殆んど無
くなるか、或いは大きく軽減されるため、ストリップ２
の進行はスムースになり帯切れ等が起きるおそれが解消
される。そしてベルト１０がストリップ２の両面に接触
していることにより炉内外のガスの流通を確実に遮断で
きる。
タ１３の駆動によりロール８を矢印の方向に回転動さ
せ、ベルト１０をストリップ２の進行方向と同方向に同
調速度で循回動させれば、ストリップ２が進行するに際
してベルト１０がストリップ２に及ぼす抵抗は殆んど無
くなるか、或いは大きく軽減されるため、ストリップ２
の進行はスムースになり帯切れ等が起きるおそれが解消
される。そしてベルト１０がストリップ２の両面に接触
していることにより炉内外のガスの流通を確実に遮断で
きる。
【００１２】また、モータ１３の回転を反転させベルト
１０をストリップ２の進行方向と反対方向に循回させれ
ば、ストリップ２に鉄粉等異物が付着して来ても該異物
はベルト１０により払拭されるので食込みにより摺り傷
を付けるようなおそれがない。また、このようにベルト
１０を逆方向に循回動させることによってもベルト１０
とストリップ２との相対速度が増すことにより摩擦抵抗
をむしろ軽減させることができるので、ストリップ２に
及ぼす抵抗はこれによっても軽減されストリップ２のス
ムースな進行を可能にする。
１０をストリップ２の進行方向と反対方向に循回させれ
ば、ストリップ２に鉄粉等異物が付着して来ても該異物
はベルト１０により払拭されるので食込みにより摺り傷
を付けるようなおそれがない。また、このようにベルト
１０を逆方向に循回動させることによってもベルト１０
とストリップ２との相対速度が増すことにより摩擦抵抗
をむしろ軽減させることができるので、ストリップ２に
及ぼす抵抗はこれによっても軽減されストリップ２のス
ムースな進行を可能にする。
【００１３】
【発明の効果】このように本発明のストリップ連続焼鈍
炉の出入口シール装置は、フエルト製ベルトの接触によ
り炉内への外気の侵入を確実に防ぐと共に、ストリップ
に及ぼす抵抗を軽減させストリップの進行をスムースに
して破断を防ぐと共に、異物の食込みによりストリップ
表面が傷付くのも防止し得るなど有益な効果がある。
炉の出入口シール装置は、フエルト製ベルトの接触によ
り炉内への外気の侵入を確実に防ぐと共に、ストリップ
に及ぼす抵抗を軽減させストリップの進行をスムースに
して破断を防ぐと共に、異物の食込みによりストリップ
表面が傷付くのも防止し得るなど有益な効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示すストリップ連続焼鈍炉
の出入口シール装置の縦断面図。
の出入口シール装置の縦断面図。
【図２】図１の側面図。
１ 入口部 ２ ストリップ ３ シール装置 ５ フレーム ６ ロール ８ ロール １０ ベルト １０ 螺子軸 １３ モータ １４ ピンチロール １８ クリーナ １９ 空気バネ
Claims (1)
- 【請求項１】 ２本のロール間に無端帯状のフエルト製
のベルトを巻き掛けてなるシール装置をストリップを挟
む両側に設け、該ベルトをストリップの両面に弾性的に
接触させると共に、前記ロ−ルを回転駆動して該ベルト
をストリップの進行方向と同方向に同調速度で循回動さ
せ、或いはその反対方向に循回動させるようにしたこと
を特徴とするストリップ連続焼鈍炉の出入口シール装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23088093A JPH0762451A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | ストリップ連続焼鈍炉の出入口シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23088093A JPH0762451A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | ストリップ連続焼鈍炉の出入口シール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0762451A true JPH0762451A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16914757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23088093A Pending JPH0762451A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | ストリップ連続焼鈍炉の出入口シール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0762451A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010110884A (ko) * | 2000-06-09 | 2001-12-15 | 이구택 | 소둔로 2단 제어방식의 실 유니트 |
| KR100502851B1 (ko) * | 2000-09-04 | 2005-07-25 | 주식회사 포스코 | 광휘 소둔로의 실링장치 |
| KR100761714B1 (ko) * | 2001-07-27 | 2007-09-28 | 주식회사 포스코 | 수직 소둔로 출측 실롤 밀폐장치 |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP23088093A patent/JPH0762451A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010110884A (ko) * | 2000-06-09 | 2001-12-15 | 이구택 | 소둔로 2단 제어방식의 실 유니트 |
| KR100502851B1 (ko) * | 2000-09-04 | 2005-07-25 | 주식회사 포스코 | 광휘 소둔로의 실링장치 |
| KR100761714B1 (ko) * | 2001-07-27 | 2007-09-28 | 주식회사 포스코 | 수직 소둔로 출측 실롤 밀폐장치 |
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