JPH076177A - 携帯形電子読書装置 - Google Patents

携帯形電子読書装置

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JPH076177A
JPH076177A JP3270522A JP27052291A JPH076177A JP H076177 A JPH076177 A JP H076177A JP 3270522 A JP3270522 A JP 3270522A JP 27052291 A JP27052291 A JP 27052291A JP H076177 A JPH076177 A JP H076177A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作の手間を省き、かつ読書しやすい文章の
画面を表示する。 【構成】 表示部1には、文章が3行表示される。この
文章の文字列はそれを読む方向とは逆方向にドット単位
で移動し、いわゆるドットスクロールが行なわれる。図
2(a)の状態にある文字列は、1ドット進むことによ
り、図2(b)のように先頭「ア」が消えていき、第2
行先頭の「サ」は第1行に、第3行先頭の「ツ」は第2
行に移り始め、第3行の右隅から次の文字「マ」が現わ
れ始める。また、特定の行(ここでは、第2行)での文
字は拡大表示される。 【効果】 ドットスクロールにより、文章は連続的にス
ムースに移動して変わっていき、非常に読みやすい。ま
た、この移動は自動的であって、操作は不要である。拡
大表示によって文字が読みやすく、かつ前後の文章があ
るため、読んでいる部分の内容が理解しやすい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小説等の長文が情報と
して記憶された記憶媒体から該情報を読み取り、その文
章を表示面に表示して読書可能とした携帯形電子読書装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスクやICカード等大容
量の記憶媒体の普及とともに、このような記憶媒体を用
いて情報提供を行なうシステムが考えられるようになっ
てきている。その一例としては、パソコンソフトをフロ
ッピーディスクに格納して自動販売機で販売するシステ
ムや、学生などの学習ソフトや英会話ソフト等をICカ
ードに格納して販売するシステムなどが知られている。
かかるシステムによると、ソフトショップではユーザの
注文毎にバンクからソフトを取り寄せ、これをフロッピ
ーディスクやICカードに格納すればよく、在庫が不要
でなおかつユーザの要求に即応できる。
【0003】学習ソフトや英会話ソフト等を格納したI
Cカードを使用する装置としては、携帯に便利なように
小形なものであって、学習内容や英会話の文章を表示す
る液晶の表示面が設けられている。また、キーボードも
設けられており、電源のオン、オフや表示内容の変更、
選択、スクロール等の操作ができるようにしている。さ
らに、同時に音声も聴取できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な学習ソフトや英会話ソフトによる学習装置では、画面
を代えるためには、キーボードを操作する必要があり、
スクロールでさえもキーボードの操作のときのみ行なわ
れる。
【0005】これに対し、記録媒体に小説や雑誌の記事
等の長文が記憶され、その文章を表示面に表示して読書
可能とする場合、この表示面で表示される文章は精々数
行程度であるから、読書を続ける場合には、表示されて
いる文章を読み終る毎に次の文章を表示させるためのキ
ーボードの操作が必要となり、その操作回数が膨大なも
のとなって面倒なものとなる。
【0006】しかも、表示される文章が文節の途中から
他の文節の途中までの場合もあり、このような文章が表
示面で1度に切り換えられると、前の文章とのつながり
に異和感が生じる場合もあり、非常に読書しづらいこと
になる。
【0007】本発明の目的は、かかる問題を解消し、操
作の手間を省き、なおかつ読書し易くした携帯形電子読
書装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、表示面での文章を表わす各文字を、その
文章を読む方向とは逆方向にドット単位で連続的に移動
させるようにする。
【0009】
【作用】表示面では、文章を表わす文字列が連続的に流
れていき、文章が途切れることなく続けて表示面に現わ
れてくる。このために、キーボード操作が必要でなく、
表示面に現われてくる文字を読むだけで読書が可能とな
る。
【0010】また、文字の流れはドット単位であるため
に滑らかであり、従って、文字が読み易い。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は本発明による携帯形電子読書装置の一実施例
を示す前面図であって、1は表示部、2は操作部、3は
段階表示領域、4〜12は機能項目、13は電源キー、
14は機能キー、15はスタートキー、16,17は選
択/画面切換キー、18は選択キーである。
【0012】同図において、前面には画像を表示する表
示部1と装置を動作させるための操作部2とが設けられ
ている。この表示部1には文章が表示されるのである
が、その上側に0〜10の段階を表わす段階表示領域3
が設けられ、その下側に、異なる機能を表わす機能項目
4〜12のメニューが表示される。また、操作部2は、
電源キー13、機能キー14、スタートキー15、選択
/画面切換キー16,17及び選択キー18からなって
いる。
【0013】かかる装置には、小説などの長文が記憶さ
れた例えばメモリカードが使用される。メモリカードに
は、数冊分の単行本の内容を記憶することができる。従
って、小説1冊分を記憶したメモリカードは、単行本と
同等である。このメモリカードには、小説の内容ばかり
でなく、この小説のタイトル、あらすじ、登場人物の欄
が記憶されており、さらに、小説の各ページを表わすペ
ージ情報も記憶されている。
【0014】かかるメモリカード(図示せず)を矢印方
向に装着し、電源キー13を操作して電源をオンする
と、表示部1に、まず、小説のタイトルが表示され、操
作部2のスタートキー15を操作すると、小説の内容が
1ページ目の最初の文章から所定行でもって表示され
る。
【0015】図1では、この小説の内容が表示されてい
る状態を示している。表示部1に表示されるのは、ここ
では、3行としているが、複数行であれば任意である。
最上位の第1行では、「ア」で始まり、「コ」で終る文
章が表示され、これで改行されて「サ」で始まる文章が
第2行、「ツ」で始まる文章が第3行に表示されてい
る。この場合、文章を読む方向は、左上隅から各行に沿
って右下隅への方向である。
【0016】文章のかかる文字列は、後述するように、
この文章を読む方向とは逆方向にドット単位で移動す
る。第1行の文字は、左方に移動しながら左隅に来る
と、1ドット毎に消えていき、第2行の文字は、同じく
左隅に来ると、1ドットずつ第1行の右隅に移ってい
く。第3行の文字も同様にして1ドットずつ第2行の右
隅に移っていくが、これとともに、この第3行では、右
隅から1ドットずつ新たな文字が現われてくる。かかる
文章の移動を、以下、ドットスクロールと呼ぶことにす
るが、このドットスクロールの様子を図2に示す、同図
(a),(b),(c)の順でドットスクロールが進行
しており、各行の文字列が夫々左方に移動している。図
(b)では第2行の文字「サ」が第1行の右隅に、第3
行の文字「ツ」が第2行の右隅に夫々移っており、ま
た、第3行の右隅から文字「マ」が現われてきている。
【0017】かかるドットスクロールによると、文字列
は滑らかに連続して移動しているように見え、文章が滑
らかに先に進んでいることになる。従って、この文章の
進み具合に合わせて読むことになり、何ら操作を必要と
することなく、自然な読書が可能となる。
【0018】また、この実施例では、表示部1で表示さ
れる特定の1行の文字列が他の行よりも拡大して表示さ
れ、その行の文字を読み易くしている。例えば、拡大表
示する文字は全角とし、他を1/4角とする。この実施
例では、真中の行(第2行)の文字列が拡大表示される
が、特にこれに限らず、他の行の文字列を拡大するよう
にしてもよい。また、拡大表示に限らず、他の行に比べ
てコントラストを高めたり、所望の色彩で着色する等他
の方法で見やすくするようにしてもよい。
【0019】このようにして文章を読み易くしている
が、この実施例では、さらに見やすくした行の少なくと
も隣の行も同時に表示するので、文章の前後関係も理解
できることになり、1行だけの文章を表示するのに比
べ、文章を理解しながら読みやすくなる。
【0020】この実施例には、さらに種々の機能が設け
られている。以下、この点について説明する。
【0021】メモリカードを矢印方向に装着して電源キ
ー13を操作し、電源をオンすると、上記のように、タ
イトルが表示され、次いでスタートキー15を操作する
と、小説の内容が順に表示されるが、この状態で表示部
1の上方に段階表示領域3が表示される。そして、次に
機能キー14が操作されると、表示部1には、さらにそ
の下方に機能項目4〜12が表示される。この操作キー
14が操作されたときには、「位置」機能項目4が有効
であって、この項目が例えば点滅している。ここでは、
このような指示点滅をカーソルと呼ぶことにする。ま
た、段階表示領域3はこの「位置」機能項目4に連係し
ている。即ち、この場合には、この「位置」は表示部1
に表示されている文章が小説全体のどの部分であるかを
指示するための機能を表わすものであり、これが段階表
示領域3で小説の全文章量に対する表示されている文章
までの文章量の割合でもって表わされる。例えば表示さ
れている文章が小説の最初から50%の部分であれば、
段階表示領域3で「5」の部分が例えばカーソルによっ
て点滅する。後述するように表示部1に表示される文章
は変っていくが、これとともに段階表示領域3でのカー
ソルによる表示位置は図面上右方へ移動していく。
【0022】「位置」機能項目4以外のメニューの選択
は、このように機能キー4が操作された後の選択/画面
切換キー16,17によって行なわれる。上記のように
機能キー14を操作すると、他の機能項目5〜10の選
択も可能となり、選択/画面切換キー16の操作によっ
てカーソルが図面上左方に、また、選択/画面切換キー
17の操作によって同じく右方に夫々移動させることが
できる。
【0023】まず、文章がドットスクロールしている状
態で上記のように機能キー14を操作すると、ドットス
クロールが停止してポーズ状態となり、そのときの文章
が停止したまま表示され続ける。次にスタートキー15
を操作すると、再びドットスクロールが始まる。
【0024】このようにポーズ状態にして選択/画面切
換キー16または17を操作すると、カーソルが「位
置」機能項目4から移動し、他の機能項目5〜10のい
ずれかを指示することができる。指示された機能項目は
カーソルで点滅表示される。
【0025】ドットスクロールの速度を変更する場合に
は、「スピード」機能項目6を指定する。これにより、
段階表示領域3でドットスクロールの現在の速度を表わ
す数字がカーソルで点滅して表示される。ドットスクロ
ールの速度は10段階に区分され、段階表示領域3の数
字「1」が最低速度を、数字「10」が最高速度を夫々
表わす。「スピード」機能項目6の指定後、選択キー1
8を操作すると、段階表示領域3での速度指定可能状態
となり、選択/画面切換キー16,17の操作により、
段階表示領域3でカーソルが移動してドットスクロール
の速度を任意に設定てきる。しかる後、スタートキー1
5を操作すると、この設定された速度でドットスクロー
ルが再開する。
【0026】「戻し」機能項目5を指定してスタートキ
ー15を操作すると、このスタートキー15が操作され
ている間、表示部1で文章が、そのとき設定されている
ドットスクロールの速度で、逆方向にドットスクロール
される。これにより、前に読んだ文章を確認することが
できる。
【0027】文章を早送り、早戻しする場合には、「早
送戻」機能項目7を指示する。この指示後、スタートキ
ー15を操作して選択/画面切換キー16を操作する
と、それを操作している間文章の早戻しが行なわれ、こ
の選択/画面切換キー16の代りに選択/画面切換キー
17を操作すると、その間文章の早送りが行なわれる。
この早送り、早戻しの速度は、段階表示領域3の数字
「10」に対応する速度であり、この装置での最高速度
である。
【0028】「人物」機能項目8を指示してスタートキ
ー15を操作すると、メモリカードでの登場人物の欄が
読み出され、表示部1に小説の主要登場人物名とその簡
単な紹介とが表示される。この紹介文章が1画面で表示
できない場合には、選択/画面切換キー16,17によ
って次の文章の画面、もしくは前の文章の画面に切り換
えることができる。なお、この画面切換えにより、登場
人物欄ばかりでなく、あらすじの欄も表示させることが
できる。
【0029】表示部1に表示される文章の縦書き、横書
きの選択は「縦横」機能項目9を指定することによって
可能である。図示の文章表示は横書きであり、縦書きと
は、ここでは、矢印方向に見て縦書きのものをいう。
「縦横」機能項目9を指定すると、段階表示領域3が有
効となり、選択/画面切換キー16,17の操作によ
り、数字「1」を指示すると、例えば横書きが指定さ
れ、数字「2」を指示すると、例えば縦書きが指定され
る。かかる指定の後、スタートキー15を操作すると、
文章の横書き、もしくは縦書き表示がなされる。
【0030】ところで、この実施例においては、メモリ
カードに音声情報も格納されている。この音声情報はタ
イトルに対するバックミュージック(BG)や小説の文
章の音声の情報である。このBGは表示部1にタイトル
が表示されているとき、スピーカもしくはイヤホーンに
よって聴取できる。文章の音声は、表示部1に表示され
る文章に同期して発生され、スピーカもしくはイヤホー
ンによって聴取できる。より具体的には、表示部1の特
定の位置の文字を読んだときの合成音声が発生すること
になり、ドットスクロールによってこの位置の文字が変
わっていくから、文章を読んだときの合成音声が得られ
ることになる。これにより、目で文章を読む代りに、耳
で聞くことによる読書も可能となる。
【0031】かかる音声は表示部1での文章のドットス
クロール速度に同期した速度であるから、ドットスクロ
ール速度が速くなれば速くなるし、遅くなれば遅くな
る。
【0032】かかる音声の音量調整は、「音」機能項目
10を指示することによって可能となる。かかる指示の
後、段階表示領域3が有効となる。音量は、選択/画面
切換キー16,17の操作により、数字「1」から数字
「10」までの10段階に切換え可能である。この音量
設定後スタートキー15を操作すると、文章のドットス
クロールが再開してこの設定された音量の音声が得られ
る。なお、数字「0」を指定することにより、音声をカ
ットすることもできる。
【0033】この実施例においては、上記のように、小
説の内容全体が10段階に区分され、表示部1に表示さ
れている文章がこれらのいずれの段階にあるかが段階表
示領域3での数字「1」〜「10」のいずれかで表示さ
れるのであるが、任意の段階から読書を開始することが
できる見開き機能も備えている。この機能を実行させる
ためには、まず、上記のように、機能キー14を操作し
てポーズ状態とし、次いで選択キー18を操作して段階
表示領域3を有効にする。そして、選択/画面切換キー
16,17を操作して数字「1」〜「10」のいずれか
を選択し、スタートキー15を操作する。これにより、
選択されたこの数字で表わされる段階の最初の文章から
表示部1にドットスクロール表示される。
【0034】また、この実施例では、小説を途中まで読
んで後日この途中から読み始めることができるように、
レジューム機能も備えている。読書を中止する場合に
は、電源キー13を再操作して電源をオフにすればよい
が、この電源オフとともに、機能項目11に表示されて
いるページの情報とこのときのメモリカードを表わす情
報(例えばタイトル情報)とが内蔵のメモリに格納され
る。このときのメモリカードを再度装着し、電源をオン
にしてタイトルの表示時にスタートキー15を操作する
と、メモリに格納されているページの情報により、表示
部1では、このページの先頭からドットスクロール表示
される。但し、メモリに格納されているメモリカードを
表わす情報により、新たに装着されたメモリカードが前
のメモリカードと異なることが判明したときには、メモ
リに格納されている上記の情報はクリアされ、小説の内
容の最初のページの先頭から文章がドットスクロール表
示される。
【0035】上記機能の設定後、スタートキー15を操
作してドットスクロールを再開した場合には、機能項目
4〜12は表示部1から消える。
【0036】なお、「戻し」機能項目5、「早送戻」機
能項目7、「人物」機能項目8による機能をクリアし、
文章のドットスクロール表示を再開させるためには、再
度機能キー14を操作して文章のポーズ状態とし、スタ
ートキー15を操作すればよい。
【0037】また、ドットスクロールの速度を設定され
た速度に常時固定してもよいが、この設定された速度を
中心にして緩やかにゆらぎを持たせてもよく、これによ
り、目にかかる負担を軽減できる。
【0038】さらに、「戻し」機能項目5、「早送戻」
機能項目7の実行時及びポーズ状態にあるときには、音
声をカットする。
【0039】さらに、段階表示領域3で表わされる文章
の各段階が読み終る毎に、例えば2秒程度の録音音と1
0枚程度の挿絵が順次出るようにすることができる。こ
れにより、読書を中断させて息抜きをさせ、疲労感を取
り除くようにすることができる。
【0040】以上の動作は携帯形電子読書装置の内部メ
モリに格納されているプログラムにより制御されるもの
であり、図3にその機能をまとめて示す。但し、「初期
設定」とは、「位置」機能項目4に対する段階表示領域
3での段階を数字「0」とし、「スピード」機能項目6
に対する同じく段階を最低のドットスクロール速度の数
字「1」とし、「音」機能項目10に対する同じく段階
を最低の音量の数字「1」とし、さらに、「縦横」機能
項目9に対しては、段階表示領域3の数字「1」とし
て、文章を横書き表示とするものである。
【0041】図4はこの実施例での情報の流れを示すブ
ロック図である。一点鎖線で囲んだ部分がこの実施例で
ある。メモリカードには、通信ネットワーク端末機によ
り、選択入力で選択されたユーザの希望の小説が格納さ
れる。このメモリカードがこの実施例で使用される。
【0042】一点鎖線で囲んだ部分において、キーボー
ド、表示部は図1における操作部2、表示部2である。
同期化部は、上記のように、表示文章と音声とを同期化
するためのものである。携帯形電子読書装置の動作を制
御するプログラムや上記のレジューム機能に必要なペー
ジやメモリカードを表わす情報は内部メモリに格納され
る。勿論、この場合には、電源がオフとなっても、内部
メモリはバックアップされている。外部メモリには複数
のメモリカードの情報を格納することができ、メモリカ
ードを装着しなくとも、この外部メモリを接続すること
により、これから情報を読み出して上記と同様の表示が
可能である。
【0043】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明はこの実施例のみに限定されるものではない。例え
ば、上記実施例では、対象を小説としたが、定期刊行
物、学術書等の他の文献であってもよい。これに応じて
メモリカードに記憶される情報が異なることはいうまで
もない。また、記録媒体としてもメモリカードに限るも
のではない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示文章がドットスクロールによって滑らかに連続して
移動していくものであるから、文章が非常に読みやす
く、しかも何ら操作を必要とせずに文章を続けて読むこ
とができる。さらに、特定の行を拡大表示することによ
り、読みやすくなるとともに、読むべき行の認識が容易
となり、読書が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯形電子読書装置の一実施例を
示す前面図である。
【図2】図1に示した実施例での表示文章のドットスク
ロールの様子を示す図である。
【図3】図1に示した実施例の各機能を実行させるため
の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示した実施例での情報の流れを示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 表示部 2 操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小説などの長文が情報として記憶されて
    いる記憶媒体が装着されるとともに該情報が読み出さ
    れ、表示面に該情報の複数行分の文章が表示されるよう
    にした携帯形電子読書装置において、 該表示面上での各文字を該表示面での該文章を読む方向
    とは逆方向にドット単位で移動させ、該表示面での文章
    を順次変えるようにしたことを特徴とする携帯形電子読
    書装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記表示面の特定の行の文字を全て拡大表示することを
    特徴とする携帯形電子読書装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記表示面の特定位置に表示される文字の音声を発生
    し、前記表示面での文字の移動に同期して前記表示面に
    表示されている文章の内容の音声を発生することを特徴
    とする携帯形電子読書装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11196297A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Sony Corp オンスクリーン表示方法とこれを実施した装置
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JP2021018348A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 佐々川 義浩 表示装置、表示制御装置、表示方法およびプログラム

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