JPH076170A - 文書の抽出部分をオブジェクトへとカプセル化する方法 - Google Patents

文書の抽出部分をオブジェクトへとカプセル化する方法

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JPH076170A
JPH076170A JP6084761A JP8476194A JPH076170A JP H076170 A JPH076170 A JP H076170A JP 6084761 A JP6084761 A JP 6084761A JP 8476194 A JP8476194 A JP 8476194A JP H076170 A JPH076170 A JP H076170A
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Satoshi Nakajima
ナカジマ サトシ
Mark A Malamud
エイ マラムード マーク
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/54Interprogram communication
    • G06F9/543User-generated data transfer, e.g. clipboards, dynamic data exchange [DDE], object linking and embedding [OLE]
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    • G06F9/4488Object-oriented
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文書の抽出された部分をデータ処理システム
内にオブジェクトとして記憶する方法を提供する。 【構成】 オペレーティングシステムは、文書の抽出さ
れた部分をスクラップオブジェクトとして知られている
オブジェクトへカプセル化しそしてその後に他の文書へ
一体化するためのサポートを与える。スクラップオブジ
ェクトは、他のファイルシステムオブジェクトと同様に
処理される。スクラップオブジェクトは、アプリケーシ
ョン間に転送される文書の抽出された部分に対する永続
的な記憶メカニズムを形成する。スクラップオブジェク
トは、クリップボードメカニズム又はドラグ−ドロップ
メカニズムのいずれかを用いて形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にデータ処理システ
ムに係り、より詳細には、文書の抽出部分をオブジェク
トとしてデータ処理システム内に記憶することに係る。
【0002】
【従来の技術】ワシントン州レドモンドのマイクロソフ
ト社によって販売されているマイクロソフト・ウインド
ウズ、バージョン3.1、オペレーティングシステム
は、選択された情報をアプリケーション間で転送するた
めのクリップボードプログラムを提供する。このクリッ
プボードは、選択された情報をあるアプリケーションか
ら別のアプリケーションへ転送するときに一時的に保持
する。一般に、クリップボードは、ユーザが「コピー」
又は「カット」コマンドを選択することにより動作され
る。これらのコマンドは、テキストのブロック、グラフ
ィック像、又は幾つかの他の種類の情報をクリップボー
ドに記憶する。実質的に、ユーザは、クリップボードか
ら行き先アプリケーションへ情報を転送するのに「ペー
スト」コマンドを選択する。クリップボードは、ユーザ
が内容を交換するか又はクリップボードの内容の削除を
明確に要求するまでその正しい内容を保持する。クリッ
プボードに記憶された情報の持続性の欠落が問題とな
る。ユーザは、他の情報をクリップボードに転送するこ
とによりクリップボードの内容を偶発的に削除すること
がしばしばある。
【0003】
【発明の構成】本発明の第1の特徴によれば、データ処
理システムにおける方法が実施される。データ処理シス
テムは、ビデオディスプレイと、オブジェクト指向のオ
ペレーティングシステムを実行する少なくとも1つのプ
ロセッサとを備えている。又、データ処理システムは、
オブジェクトを記憶するメモリも備えている。この方法
においては、文書の一部分がビデオディスプレイに表示
される。文書の表示された部分から抽出されるべき情報
は、選択されて抽出される。選択された情報は、メモリ
に記憶されたオブジェクトへとカプセル化される。選択
された情報は、テキストでもよいし、グラフィックでも
よいし、或いは文書に許される他の種類のデータであっ
てもよい。この方法は、選択された情報を保持するオブ
ジェクトに対するアイコンを表示するという付加的な段
階を含む。
【0004】本発明の別の特徴によれば、文書の少なく
とも一部分をビデオディスプレイに表示する方法が実施
される。文書から抽出されるべき情報が選択される。こ
の選択された情報は、マウスのようなポインティングデ
バイスを用いてドロップターゲットにドラグされ、選択
された情報がドロップされる。次いで、選択された情報
は、メモリに記憶された個別のオブジェクトにカプセル
化される。
【0005】本発明の更に別の特徴によれば、文書の少
なくとも一部分をビデオディスプレイに表示する方法が
実施される。文書の情報は、文書から抽出されるように
選択され、次いで、オペレーティングシステムに設けら
れたクリップボードへ転送される。選択された情報はク
リップボードからアプリケーションへ転送され、アプリ
ケーションは、情報を、メモリに記憶された個別のオブ
ジェクトへとカプセル化する。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照し、本発明の好ましい
実施例を詳細に説明する。本発明の好ましい実施例は、
文書の抽出された部分を「スクラップオブジェクト」と
して知られたオブジェクトへとカプセル化することを支
持するものである。各スクラップオブジェクトは、他の
ファイルシステムオブジェクトと同様に操作することが
できる。スクラップオブジェクトは、テキスト、セル、
図、又は文書に見られる他の情報として発生する。スク
ラップは、ドラグ−ドロップメカニズム又はクリップボ
ードメカニズムによって形成することができる。これら
のメカニズムについては以下で詳細に説明する。スクラ
ップオブジェクトは、その後、行き先文書へと一体化さ
れ、そして文書の一部分をアプリケーション間で転送す
るためのビヒクルを形成する。
【0007】スクラップオブジェクトは、最初の転送動
作を完了せずに他の転送動作を実行できるように非モー
ド形態でアプリケーション間情報転送を行うビヒクルを
形成する。最初の転送動作が完了する前にマシンを再ブ
ートすることもできる。スクラップオブジェクトは、文
書から抽出した情報を、別の文書へ転送すべきときま
で、永続的に保持する。更に、スクラップオブジェクト
は、異なる転送メカニズムをサポートするアプリケーシ
ョンプログラム間で転送を行うことができる。例えば、
ドラグ及びドロップ動作のみをサポートする第1のアプ
リケーションは、スクラップオブジェクトを介して、ク
リップボード転送動作のみをサポートする第2のアプリ
ケーションプログラムへ情報を転送することができる。
【0008】図1は、本発明の好ましい実施例を実施す
るのに適したデータ処理システム10を示すブロック図
である。データ処理システム10は、中央処理ユニット
(CPU)12と、メモリ14と、マウス16と、キー
ボード18と、ビデオディスプレイ20とを備えてい
る。メモリ14は、ランダムアクセスメモリ(RAM)
及びディスクメモリを備えている。又、メモリ14は、
他の種類の記憶装置も備えている。メモリ14は、オブ
ジェクト指向のオペレーティングシステムのコピー22
と、アプリケーションプログラムのコピー28を保持す
る。しかし、当業者に明らかなように、本発明はオブジ
ェクト指向のオペレーティングシステムの使用に限定さ
れるものではない。本発明では、他の形式のオペレーテ
ィングシステムも使用できる。オペレーティングシステ
ム22は、クリップボード24に対するコードと、ユー
ザインターフェイス(UI)を実施するコード26とを
与える。
【0009】オペレーティングシステム22がオブジェ
クト指向のオペレーティングシステムであるとすると、
本発明の好ましい実施例内で多数のオブジェクト指向の
概念が使用される。例えば、「オブジェクト」の概念が
好ましい実施例内で使用される。オブジェクトは、反応
(behavior)及び属性(attribute) の両方をカプセル化す
る。オブジェクトは、属性データと、この属性データに
作用するファンクションとを保持するデータ構造体の組
み合わせである。
【0010】オブジェクトの「クラス」は、同様の属性
及びファンクションをもつオブジェクトのグループを指
す。本発明の好ましい実施例では、オブジェクトの特殊
なスクラップクラスが設けられる。本発明の好ましい実
施例における各スクラップオブジェクトは、スクラップ
オブジェクトクラスのオブジェクトの個別の例を構成す
る。従って、全てのスクラップオブジェクトは、スクラ
ップオブジェクトクラスに属し、同じ形式の属性及びフ
ァンクションを有する。これらの属性及びファンクショ
ンの値は、クラス内のオブジェクトの個別の例の間で変
化する。各スクラップオブジェクトは、1つ以上のクリ
ップボードフォーマットの文書から抽出された情報を保
持する。
【0011】好ましい実施例のオブジェクト指向のオペ
レーティングシステム22に使用される別の概念は、
「インターフェイス」の考え方である。インターフェイ
スは、名前の付けられたユニットへと合体される1組の
語義的に関係したファンクションである。インターフェ
イスは、これに含まれたファンクションを実行するため
のコードを与えるものではなく、インターフェイス内の
全てのファンクションは仮想ファンクションである(C
++プログラミング言語に見られるような)。オブジェ
クトとは、これがインターフェイス内に含まれたファン
クションを実行するためのコードを与える場合にインタ
ーフェイスを「サポート」すると言える。多数のオブジ
ェクトが1つのインターフェイスをサポートし、各オブ
ジェクトはインターフェイスのファンクションを実施す
る別々の組のコードを与える。
【0012】マウス16は、スクラップオブジェクトを
形成するのに使用されるドラグ−ドロップメカニズムに
おいて重要な役割を演じる。従って、ドラグ−ドロップ
メカニズムを理解するためには、マウス16が他のシス
テム要素といかに対話するかを検討することが有用であ
る。マウス16は、平らな平面にわたってこれを転がせ
るようにするローラを備えている。マウスの移動は、一
般に、ビデオディスプレイ20上のグラフィックエレメ
ント(カーソルのような)の対応移動に変換される。
又、マウス16は、押したり放したりすることのできる
少なくとも1つのボタンを含んでいる。マウス16を移
動し、マウスボタンを押し、そしてマウスボタンを放す
ことは、オペレーティングシステム22によりメッセー
ジへと変換される事象を各々構成する。オペレーティン
グシステム22は、これらマウスメッセージのほとんど
を、現在実行中のアプリケーションプログラム28のた
めのメッセージ待ち行列へ送る。アプリケーションプロ
グラム28は、多数の異なるウインドウを発生する。各
ウインドウは、それに関連したウインドウ手順を有して
いる。マウス16の移動は、ビデオディスプレイ20上
のカーソルの移動を生じさせる。カーソルが特定のウイ
ンドウに入ったときには、メッセージが一般にメッセー
ジ待ち行列に、そのウインドウに関連したウインドウ手
順へと進まされる。しかしながら、ドロップメッセージ
は、ウインドウ手順に直接送られ、待ち行列には送られ
ない。マウスメッセージは、ウインドウ内におけるマウ
ス16の位置及びマウスボタンの状態(即ち、押された
か放されたか)を指定する。
【0013】図2は、ドラグ−ドロップメカニズムを介
してスクラップオブジェクトを形成しそして使用するよ
うに実行されるステップを示すフローチャートである。
ユーザは、文書からドラグされるべき情報を選択する
(図2のステップ30)。現在実行中のアプリケーショ
ンプログラム28(図1)は、文書からドラグされるべ
き情報を選択するためのメカニズムを構成する。図3の
例では、実行中のアプリケーションは、ワシントン州レ
ドモンドのマイクロソフト社によって販売されているマ
イクロソフトワードというワードプロセスプログラムで
ある。文書からドラグ出力されるべき情報は、強調領域
38に入るテキストである。カーソル41は、ドラグ−
ドロップ動作の始めに強調領域38を指す。次いで、選
択された情報が、マウス16を用いてドロップターゲッ
トにドラグされる(図2のステップ32)。ドラグは、
選択された情報の上にカーソルを位置設定しそしてマウ
ス16を動かしながらマウスボタンを下方に保持するこ
とにより行われる。アプリケーションプログラム28
は、カーソルが強調領域28の上に配置されたことをメ
ッセージによって知らされる。更に、アプリケーション
プログラム28は、マウスボタンが押されそしてマウス
16が動いていることもメッセージによって知らされ
る。これらのマウスメッセージに応答して、アプリケー
ションプログラム28は、DoDragDrop()ファンクション
(マイクロソフトOLE2.0プロトコルによって指定
された)を呼び出し、ドラグ−ドロップ動作を開始す
る。
【0014】選択された情報が、文書を表示しているウ
インドウを横切ってドラグされるときには、仮想アイコ
ン40がカーソル41に関連して移動する(図3を参
照)。仮想アイコン40は、文書からドラグ出力されて
いる情報の一部分を表示する。図3の例では、仮想アイ
コン40は、抽出されたテキストの最初の数ワードを保
持するドットボックスである。オペレーティングシステ
ム22は、ドラグ−ドロップ動作のドラグ部分の間にマ
ウスの移動を追跡する役割を果たす。カーソル41がド
ロップターゲットの上に配置されたときに、マウスのボ
タンを放し、選択された情報をターゲットの上に落とす
(図2のステップ34)。ドロップターゲットに関連し
たアプリケーションプログラムは、カーソル及び抽出さ
れた情報がドロップターゲットの上に配置されたという
メッセージを受け取る。DragOver()ファンクションが呼
び出されて、ドロップターゲットが有効なドロップター
ゲットであるかどうか判断される。ドロップターゲット
はデスクトップでもよいし、又はドロップターゲットと
して登録された他のオブジェクトであってもよい。アプ
リケーションプログラムは、RegisterDragDrop()ファン
クション(マイクロソフトOLE2.0プロトコルのよ
うな)を呼び出すことによりドロップターゲットとして
オペレーティングシステム22に登録する。ドロップタ
ーゲットは、考えられるドロップターゲットのリストに
追加される。DragOver()ファンクションは、このリスト
を検討して、提案されたドロップターゲットが有効なド
ロップターゲットであるかどうかを判断する。
【0015】ドロップの後に、ドロップターゲットに関
連したアプリケーションプログラムは、抽出した情報を
スクラップオブジェクトに記憶し(即ち、スクラップオ
ブジェクトを形成し)そしてスクラップオブジェクトに
対するアイコンを表示するようにオペレーティングシス
テム22に求める(図2のステップ36)。上記したDo
DragDrop()ファンクションは、ドラグ−ドロップ動作が
完了したときに復帰するループとして作用する。このフ
ァンクションが呼び出されたときにこのファンクション
に通さねばならない1つのパラメータは、ドロップされ
るべきデータを保持するデータオブジェクトを指すポイ
ンタである。図3の例では、データオブジェクトは、抽
出されたテキストが得られたところの文書である。スク
ラップオブジェクトを形成する場合に、ドロップターゲ
ットに関連したアプリケーションは、データオブジェク
トから抽出したデータを得、そしてデータをストリーム
に記憶する(即ち、バイトの連続アレイ)。ストリーム
は、従来のクリップボードと異なり、永続的な記憶の形
態である。データは、IPersistStreamインターフェイス
(マイクロソフトOLE2.0プロトコルに含まれたよ
うな)のファンクション(即ち、Save()ファンクショ
ン)を呼び出すことによりストリームに記憶される。従
って、図3の例では、デスクトッププログラムは、IPer
sistentStreamインターフェイスをサポートするオブジ
ェクトである。更に、デスクトップは、ドロップが首尾
よく行われたかどうかと、ドロップの後に行われた動作
の形式とを指示するフィードバックをソースオブジェク
トに送る。スクラップオブジェクトは、それが形成され
た後、それが発生された文書を含む文書へと一体化され
る(図2のステップ37)。
【0016】又、スクラップオブジェクトは、クリップ
ボード24(図1)を用いて形成することもできる。上
記したように、クリップボードは、あるアプリケーショ
ンから別のアプリケーションへ情報を転送することので
きるメカニズムである。クリップボード24は、アプリ
ケーションプログラム28間でメモリブロックを容易に
交換するオペレーティングシステム22の一連のファン
クションである。クリップボードは、メモリ14のグロ
ーバルなメモリブロックのメモリ割り当てフラグを変更
することにより主として機能する。クリップボード22
を用いてスクラップオブジェクトを形成するためには、
図4のフローチャートに示すステップが実行される。最
初に、文書から移動又はコピーされるべき情報が選択さ
れる(ステップ44)。次いで、ユーザは、ユーザが文
書から情報を移動したいか又はコピーしたいかに基づい
て各々「カット」コマンド又は「コピー」コマンドを選
択する(図3のステップ46)。ユーザは、アプリケー
ションへの切り換えを行い(もし必要であれば)、抽出
した情報を追加して「スクラップ形成」コマンドを選択
しようとする(ステップ48)。例えば、図3に示す例
では、ユーザが情報をデスクトップにコピーしたいか又
は移動することを所望し、そして「スクラップ形成」コ
マンドを用いて、デスクトップにスクラップオブジェク
トが形成される。次いで、情報がスクラップオブジェク
トとして記憶され、スクラップオブジェクトに対するア
イコンがデスクトップに表示される(ステップ50)。
デスクトップにおいて実行されてスクラップオブジェク
トを形成しそしてアイコンを発生するステップは、ドラ
グ−ドロップメカニズムについて上記したのと同様であ
る。次いで、スクラップオブジェクトが文書(それが発
生された文書を含む)に再一体化される(ステップ5
1)。
【0017】スクラップオブジェクトがいかに形成され
るかに係わりなく、各スクラップオブジェクトは、アイ
コン52(図5)及び名前56を有する。アイコン52
及び名前56は、図3に示す例について図5に示されて
いる。アイコン52は、オブジェクトをスクラップオブ
ジェクトとして指定する特殊なラフエッジボーダー54
を備えている。長いファイル名のシステム(即ち、11
文字よりも大きなファイル名をサポートするオペレーテ
ィングシステム)の場合には、スクラップオブジェクト
の名前に対するフォーマットが、次のようになる。 <名前>+”(スクラップ”〔+””+<n>〕
+”)” このスクラップ名の<名前>部分は、抽出された情報の
最初の数個の全ワードを保持し、これは長さが15文字
までである。図5に示された例示的な場合には、最初の
数ワードが "The dog ate my... ”である。スクラップ
オブジェクトの名称の残り部分は、ワード "スクラップ
"と、カプセル化されたスクラップオブジェクトの番号
を特定する数又はブランクをかっこ内に含む。この番号
をスクラップオブジェクト名に使用して、同じ名前を共
有するであろうスクラップオブジェクトの輪郭が定めら
れる。図5の例では、スクラップオブジェクトは第1ス
クラップオブジェクトであり、従って、句 "(スクラッ
プ1)”がスクラップオブジェクト名の名前部分に続
く。
【0018】短いファイル名のシステム(8.3FAT
ベースシステムに見られるような最大ファイル名長さ1
1文字をサポートするもの)においては、その名前がS
CRAPnnn.SCRと指定される。スクラップオブ
ジェクト名の "nnn”部分は、スクラップのオペレー
ティングシステムによって自動的に指定される3桁の数
字である。SCRは、スクラップオブジェクトに指定さ
れた延長部である。
【0019】スクラップオブジェクトは、1つの文書か
ら抽出されて、別の文書又は更に別の文書へと再一体化
される。スクラップオブジェクトへとカプセル化された
文書の抽出部分は、再一体化されたときに再びその元の
見掛けをとるようにできるだけ繋ぎ目がないよう文書に
再一体化される。
【0020】スクラップオブジェクトが再一体化される
アプリケーションは、スクラップオブジェクトで読み取
られた情報の形式を確認し、それに応じて、再一体化を
取り扱うようにプログラムされねばならない。上記した
ように、スクラップに保持されている抽出された情報
は、クリップボードフォーマットの1つに記憶される。
再一体化を実現しなければならない3つの個別の状況が
存在する。先ず第1に、別の文書に埋め込まれた文書の
アイコンが文書からフォルダーへドラグ出力されたとき
には、文書のアイコンとして保持されねばならない。こ
れが文書にドラグ入力されたときには、文書からドラグ
出力されたときのようでなければならない(即ち、文書
のアイコンのように現れねばならない)。第2に、スク
ラップオブジェクトが、それが埋め込まれた文書に対し
てネーティブでない(即ち、同じ形式でない)ときに
は、抽出された情報がその埋め込まれた文書においてス
クラップオブジェクトとして現れるが、それが生じたと
ころの文書へ一体化して戻すときには元の形態で現れね
ばならない。第3に、スクラップに保持された抽出情報
が、それが埋め込まれた文書のネーティブな部分である
ときには、情報が再びその元の見掛けを得なければなら
ない。
【0021】好ましい実施例を参照して本発明を説明し
たが、特許請求の範囲に規定された本発明の範囲から逸
脱せずに、その細部及び形式において種々の変更がなさ
れ得ることが当業者に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例に適したデータ処理シ
ステムのブロック図である。
【図2】本発明の好ましい実施例のドラグ−ドロップメ
カニズムを用いたスクラップオブジェクトを形成するた
めに実行される段階を示すフローチャートである。
【図3】ドラグ−ドロップメカニズムを用いてスクラッ
プオブジェクトを形成する間の図1のビデオディスプレ
イの外観を示す図である。
【図4】本発明の好ましい実施例のクリップボードメカ
ニズムを用いてスクラップオブジェクトを形成するため
に実行されるステップを示すフローチャートである。
【図5】本発明の好ましい実施例により発生されるスク
ラップアイコンを示す図である。
【符号の説明】
10 データ処理システム 12 中央処理ユニット 14 メモリ 16 マウス 18 キーボード 20 ビデオディスプレイ 22 オブジェクト指向のオペレーティングシステム 28 アプリケーションプログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク エイ マラムード アメリカ合衆国 ワシントン州 98103 シアトル ノース フォーティセカンド 458

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオディスプレイと、オブジェクトを
    保持するメモリと、オブジェクト指向のオペレーティン
    グシステムを実行する少なくとも1つのプロセッサとを
    有するデータ処理システムにおいて、 (a)文書の一部分をビデオディスプレイに表示し、 (b)ビデオディスプレイに表示された文書の一部分か
    ら抽出されるべき情報を選択し、 (c)その選択された情報を文書から抽出し、そして (d)その選択された情報をメモリに記憶されたオブジ
    ェクトへとカプセル化する、という段階を備えたことを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 オペレーティングシステムは、ドラグ−
    ドロップメカニズムを形成し、選択された情報を抽出す
    る上記段階は、更に、ドラグ−ドロップメカニズムを使
    用して、選択された情報を文書からドラグし、そして選
    択された情報をドロップターゲットにドロップさせる段
    階を備えた請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 オペレーティングシステムはクリップボ
    ードを含み、情報を抽出する上記段階は、更に、クリッ
    プボードを使用して、選択された情報を文書からオブジ
    ェクトへ転送する段階を備えた請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 抽出された情報は、テキスト情報である
    請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 選択された情報を保持するオブジェクト
    に対するアイコンを表示する段階を更に備えた請求項1
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 オブジェクトにカプセル化された選択さ
    れた情報を行き先文書に一体化する段階を更に備えた請
    求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 選択された情報を一体化する上記段階
    は、オブジェクトにカプセル化された選択された情報
    を、それが抽出された同じ文書に一体化する段階を更に
    備えた請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 オブジェクトにそれを参照できる名前を
    与え、この名前は選択された情報の記述である請求項1
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 ポインティングデバイスと、ビデオディ
    スプレイと、メモリと、オブジェクト指向のオペレーテ
    ィングシステムを実行する少なくとも1つのプロセッサ
    とを有するデータ処理システムにおいて、 (a)文書の少なくとも一部分をビデオディスプレイに
    表示し、 (b)文書から抽出すべき文書の情報を選択し、 (c)ポインティングデバイスを用いて、選択された情
    報をドロップターゲットにドラグし、 (d)ポインティングデバイスを用いて、選択された情
    報をドロップターゲットにドロップし、そして (e)選択された情報を、メモリに記憶された個別のオ
    ブジェクトへとカプセル化する、という段階を備えたこ
    とを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 文書から選択された情報を保持するオ
    ブジェクトに対するアイコンを表示する段階を更に備え
    た請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 オブジェクトにカプセル化された選択
    された情報を行き先文書に一体化する段階を更に備えた
    請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 選択された情報を一体化する上記段階
    は、更に、オブジェクトにカプセル化された選択された
    情報を、それが抽出された同じ文書に一体化する段階を
    更に備えた請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 オブジェクトにそれを参照できる名前
    を与え、この名前は選択された情報の記述である請求項
    9に記載の方法。
  14. 【請求項14】 ビデオディスプレイと、メモリと、オ
    ブジェクト指向のオペレーティングシステムを実行し、
    クリップボードを含んでいる少なくとも1つのプロセッ
    サとを有するデータ処理システムにおいて、 (a)文書の少なくとも一部分をビデオディスプレイに
    表示し、 (b)文書から抽出すべき文書の情報を選択し、 (c)選択された情報をクリップボードに転送し、 (d)選択された情報をクリップボードから行き先へ転
    送し、そして (e)文書の選択された情報を、メモリに記憶された個
    別のオブジェクトへとカプセル化する、という段階を備
    えたことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 文書から選択された情報を保持するオ
    ブジェクトに対するアイコンを、カプセル化段階の後
    に、ビデオディスプレイに表示するという段階を更に備
    えた請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 オブジェクトにカプセル化された選択
    された情報を行き先文書に一体化する段階を更に備えた
    請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 選択された情報を一体化する上記段階
    は、オブジェクトにカプセル化された選択された情報
    を、それが抽出された同じ文書に一体化する段階を更に
    備えた請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 オブジェクトにそれを参照できる名前
    を与え、この名前は選択された情報の記述である請求項
    14に記載の方法。
JP6084761A 1993-04-26 1994-04-22 文書の抽出部分をオブジェクトへとカプセル化する方法 Pending JPH076170A (ja)

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