JPH0761441B2 - 連続捏和装置 - Google Patents

連続捏和装置

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JPH0761441B2
JPH0761441B2 JP3315768A JP31576891A JPH0761441B2 JP H0761441 B2 JPH0761441 B2 JP H0761441B2 JP 3315768 A JP3315768 A JP 3315768A JP 31576891 A JP31576891 A JP 31576891A JP H0761441 B2 JPH0761441 B2 JP H0761441B2
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JP3315768A
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正夫 森山
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正夫 森山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は連続捏和装置に関し、
特に材料を適当な加圧状態のもとで捏ねまぜ及び摺りつ
ぶしをする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 本発明者は、特公昭61−21688
号において、円筒形容器とその軸心のロータ軸の間に、
円板部材と仕切部材を交互に配設して捏和部を構成した
連続捏和装置を提供している。
【0003】また本発明者は、特開昭64−90024
号において、円筒形容器とその軸心のロータ軸の間に、
軸方向の溝を形成し、その溝に1個のローラまたは複数
個のボールを収納した連続捏和装置を提供している。
【0004】さらに本発明者は、上記した従来技術の長
所を残し、欠点を排除することにより、第1部材と第2
部材とで形成されるユニットの段数を選定するだけで、
同一部材を用いて使用目的に応じた装置を伸縮自在に構
成することができ、溝や凹所に材料が埋まって捏和能率
を低減させることがなく、摺りつぶしに寄与する材料押
圧点が数百ないし千数百個の多数にのぼる連続捏和装置
を、特公昭62−46207号により提供している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、この特公
昭62−46207号に記載の発明を更に改良して、装
置の生産性と、耐久性と、捏和品の品質向上を計ること
を解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明の連続捏和装置
は、円筒形容器の軸心にロータ軸が貫通し、その容器の
一端から材料が投入され、容器の他端から材料が排出さ
れる連続捏和装置において、内周面が上記ロータ軸に嵌
合する第1の円筒部とその両端面の隣接部材間距離を調
節する段部、およびそれより半径方向外方へ向けて張り
出す第1の棚部が一体形成された第1部材の複数個が直
列に配設された捏和部回転部と、外周面が上記円筒形容
器内面に嵌合する第2の円筒部とその両端面の隣接部材
間距離を調節する段部、およびそれより半径方向内方へ
向けて張り出す第2の棚部が一体形成された第2部材の
複数個が直列に配設された捏和部固定部と、上記第1の
棚部と上記第2の棚部の間に形成された円形溝に収納さ
れた多数のボールと、上記第1の棚部の先端と上記第2
の円筒部の間に形成された第1の材料通路と、上記第2
の棚部の先端と上記第1の円筒部の間に形成された第2
の材料通路と、上記第1部材、上記第2部材および上記
ボールの組み合わせから成る捏和部の一端に、軸方向変
位を阻止する阻止手段を有し、上記捏和部の他端に、捏
和部を上記一端の方へ押圧する押圧手段を有することを
特徴としている。
【0007】
【作用】 ロータ軸が一回転すると、その間に、第1の
棚部と第2の棚部で挟持されたボールは自転しながらロ
ータ軸心に対し半回転公転する。ボールが一段に例えば
40個配設され、捏和部全体で15段の円形溝が形成さ
れている場合、材料が投入されてから排出されるまでの
間に2×40×15=1200個所で押圧力を受けて摺
りつぶされる。
【0008】また、捏和部全体の軸方向長さは、材料の
通過により増大し、或いは長年月の使用による部材の摩
耗により減少するが、押圧手段により弾力的に押圧され
ているので、ボール両端の接点には常に所定の押圧力が
作用する。そして、捏和部全体の軸方向長さの変化に対
応して、第1および第2の円筒部両端面の段部が隣接部
材間距離を調節すると共に、常に、第1および第2の円
筒部が、ロータ軸または円筒形容器に捏和部内の材料が
直接接触することを阻止し、従って、ロータ軸および円
筒形容器が摩耗することがない。
【0009】装置を組立てる際は、第1部材と第2部材
を交互に挿入しながら、その間にボールを収納してゆけ
ばよいから、作業が容易であり、分解掃除も同様に容易
である。
【0010】
【実施例】 図1に本発明実施例の縦断面図を示し、図
2にその部分詳細図を示す。円筒形容器1の軸心にロー
タ軸2が貫通し、捏和部3の上端に材料投入口4が設け
られ、捏和部3の下端に材料排出口5が設けられてい
る。ロータ軸2の捏和部下端にはピストンリング様のス
トッパ6が設けられて捏和部3の下端を支え、ロータ軸
2の捏和部上方にはスプリング7が設けられて捏和部全
体を下方へ押圧している。このスプリング7に代えて、
油圧シリンダ又はエアシリンダを用いることもできる。
【0011】捏和部3の構成は、図2に示すように、ロ
ータ軸2に嵌合されたセラミックス製第1部材8の複数
個が軸方向直列に配設されたものと、容器1の内面に嵌
合されたセラミックス製第2部材9の複数個が軸方向直
列に配設されたものと、その間に形成された円形溝に配
設された多数のセラミック製ボール10・・・・10、並び
に、第1部材の最上端のものとスプリング7の間に介在
する回転する上端部材11、第2部材の最上端のものの
上に設けられて材料投入口4を形成する固定上端部材1
2、第1部材の最下端のものとストッパ6の間に介在す
る回転する下端部材13、および、材料排出口5を形成
する部材14により構成されている。
【0012】第1部材8は、内周面がロータ軸2に嵌合
する第1の円筒部15と、その第1の円筒部15から半
径方向外方へ向けて張り出す第1の棚部16が一体形成
され、その棚部16は、ボール10の中心よりも外方へ
張り出しており、その棚部16の上下両面には、ボール
半径Rよりもやや大きい曲率(R+ε)の溝が形成され
ており、内周面にはキー溝が刻設されて、ロータ軸2と
一体に回転しながら軸方向のみに摺動変位することがで
きる。また、上下両端部には隣接する部材間距離を調節
するための段部が形成されている。
【0013】第2部材9は、外周面が容器1の内面に嵌
合する第2の円筒部17と、その第2の円筒部17から
半径方向内方へ向けて張り出す第2の棚部18が一体形
成され、その棚部18は、ボール10の中心よりも内方
へ張り出しており、その棚部18の上下両面には、ボー
ル半径Rよりもやや大きい曲率(R+ε)の溝が形成さ
れており、外周面にはキー溝が刻設されて軸方向のみに
摺動変位することができる。また、上下両端部には隣接
する部材間距離を調節するための段部が形成されてい
る。
【0014】第1の棚部16の先端と第二部材の円筒部
17の間隙が材料を次段の溝へ送るための第1の材料通
路19となり、第2の棚部18と第一部材の円筒部15
の間隙が同様に第2の材料通路20となる。
【0015】互に隣接する2個の第1部材8、8による
第1の棚部16、16の間隔は、第2の棚部18の両面
に支えられた2列のボール10、10が入る距離であ
る。同様にして、互に隣接する2個の第2部材9、9に
よる第2の棚部18、18の間隔は、第1の棚部16の
両面に支えられた2列のボール10、10が入る距離で
ある。
【0016】従って、第1部材8および第2部材9の円
筒部の実質的軸方向長さLは、第1の棚部16の厚さt
1 、第2の棚部18の厚さt2 、ボール10の直径dと
すれば、 L=t1 +t2 +2d となる。
【0017】各棚部16、18は、ボール10の中心を
こえて貫入しており、その結果、各段の円形溝の中心は
一つの円筒面(P)上に配列されている。従って、ボー
ル10はこの円筒面(P)上で棚部16、18に当接
し、軸方向に沿った上端部と下端部で支えられる。
【0018】ボール10または、第1部材8、第2部材
9をセラミックス製とする場合、例えば、アルミナセラ
ミックス、ジルコニアセラミックスのように、圧縮強
度、硬度、耐摩耗性にすぐれた材料が適している。
【0019】図3に変形実施例を示す。この実施例が図
2に示したものと相違する点は、第1部材または第2部
材の円筒部の棚部の位置関係が異っていることである。
本発明のロータ軸方向は、上述した鉛直方向のみに限ら
ず、水平方向、傾斜方向で実施することができ、必要に
より軸方向へ材料を押し込むためのスクリューを設けて
実施することもできる。
【0020】
【発明の効果】 本発明によれば、ボールをロータ軸の
軸方向と円周方向に多数個配設し、そのボールの両端部
で材料が捏和されるので、小型軽量であってかつ捏和能
率の高い連続捏和装置が得られる。また、材料の多少、
内部圧力の大小、ボール等の部材の寸法誤差、部材の摩
耗等の要因にかかわらず、ボールに対し常に一定の圧力
が作用するので、被捏和製品の品質が均質化されるばか
りでなく、装置各部に過大な荷重が作用せず装置の耐久
性が増大する。
【0021】また、第1部材の円筒部および第2部材の
円筒部の両端面には摺動自在に変位する段部が設けられ
ているので、捏和部全体の長さが弾力的に変化しながら
もロータ軸および円筒形容器に被捏和材料が接触せず、
材料により変質したり摩耗するおそれがなく、第1部
材、第2部材およびボールをセラミックス製とすること
とあいまって、耐薬品性、耐摩耗性に富んだ装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明実施例の縦断面図である。
【図2】は、図1の要部拡大図である。
【図3】は、本発明の他の実施例を示す要部拡大図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・円筒形容器 2・・・・ロータ軸 3・・・・捏和部 4・・・・材料投入口 5・・・・材料排出口 6・・・・ストッパ(阻止手段) 7・・・・スプリング(押圧手段) 8・・・・第1部材 9・・・・第2部材 10・・・・ボール 15・・・・第1部材の円筒部 16・・・・第1部材の棚部 17・・・・第2部材の円筒部 18・・・・第2部材の棚部 19・・・・第1の材料通路 20・・・・第2の材料通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形容器の軸心にロータ軸が貫通し、
    その容器の一端から材料が投入され、容器の他端から材
    料が排出される連続捏和装置において、内周面が上記ロ
    ータ軸に嵌合する第1の円筒部とその両端面の隣接部材
    間距離を調節する段部、およびその円筒部より半径方向
    外方へ向けて張り出す第1の棚部が一体形成された第1
    部材の複数個が直列に配設された捏和部回転部と、外周
    面が上記円筒形容器内面に嵌合する第2の円筒部とその
    両端面の隣接部材間距離を調節する段部、およびその円
    筒部より半径方向内方へ向けて張り出す第2の棚部が一
    体形成された第2部材の複数個が直列に配設された捏和
    部固定部と、上記第1の棚部と上記第2の棚部の間に形
    成された円形溝に収納された多数のボールと、上記第1
    の棚部の先端と上記第2の円筒部の間に形成された第1
    の材料通路と、上記第2の棚部の先端と上記第1の円筒
    部の間に形成された第2の材料通路と、上記第1部材、
    上記第2部材および上記ボールの組み合わせから成る捏
    和部の一端に、軸方向変位を阻止する阻止手段を有し、
    上記捏和部の他端に、捏和部を上記一端の方へ押圧する
    押圧手段を有する連続捏和装置。
  2. 【請求項2】 上記第1部材、上記第2部材、および上
    記ボールが、セラミックスより成る、請求項1に記載の
    連続捏和装置。
JP3315768A 1991-11-29 1991-11-29 連続捏和装置 Expired - Lifetime JPH0761441B2 (ja)

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JP3315768A JPH0761441B2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 連続捏和装置

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JPH05146660A JPH05146660A (ja) 1993-06-15
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JP5364423B2 (ja) * 2009-04-13 2013-12-11 オリンパス株式会社 混練装置

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