JPH076122Y2 - チップ型電子部品のテーピング用テープ - Google Patents

チップ型電子部品のテーピング用テープ

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JPH076122Y2
JPH076122Y2 JP1989060677U JP6067789U JPH076122Y2 JP H076122 Y2 JPH076122 Y2 JP H076122Y2 JP 1989060677 U JP1989060677 U JP 1989060677U JP 6067789 U JP6067789 U JP 6067789U JP H076122 Y2 JPH076122 Y2 JP H076122Y2
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tape
chip
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heat
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俊一 河村
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はチップ型電子部品(以下、チップ部品とい
う)のテーピング用テープに関するものである。
(従来の技術) 従来、チップ部品は、下面にボトムテープを有するキャ
リアーテープの打抜き角穴に、遊嵌され、キャリアーテ
ープの上面をカバーテープでカバーされた長尺状のテー
プとされ、これを巻回して保管、運搬に供し、チップ部
品の使用に際しては巻回されたテープを引き出し、使用
していた。このため、ロール状に巻回されたテーピング
用テープにおけるボトムテープは巻回によりキャリアー
テープよりも円周が短かくなって、テープがだぶつきに
よりしわになったり、剥がれたりすることがあるために
テーピング用テープをロール状に巻回したときに内側と
なるテープ、すなわちカバーテープあるいはボトムテー
プのいずれかのテープを例えばクレープ紙、不織布等の
ような柔軟でかつ収縮変形能を有する基材を用い、この
基材とキャリアーテープとを常温で粘着性を有さない接
着材で接着してなるものが実開昭56-143900号公報に見
られる。この実開昭56-143900号公報に見られるもの
は、キャリアーテープの打抜き角穴に納められるチップ
部品は、この打抜き角穴の中に単に納められるだけで遊
嵌されているもので、このチップ部品を使用するにあた
っては、巻回したテープを巻戻し、カバーテープを剥離
した上で、吸引用具により吸引して組立基板に移送する
ものであった。
これとは別にキャリアーテープの底片としてのボトムテ
ープは別として、蓋片としてのカバーテープを省略する
ため、ボトムテープに粘着剤を一面に塗布し、これによ
ってキャリアーテープとボトムテープとを粘着一体化さ
せると共に、キャリアーテープの打抜き角穴に嵌め込ま
れたチップ部品は前記粘着剤の粘着力により、打抜き角
穴から欠落しないようにしたテーピング用テープも試み
た。
(考案が解決しようとする課題) これら従来のもののうち前者にあっては、使用にあたっ
て、カバーテープを剥離しなければならず、しかもチッ
プ部品は打抜き角穴の中に単に入れられているだけであ
ることから、カバーテープの剥離の時に、剥離強度が均
一でない時には衝撃によってチップ部品が飛び出す危険
もあることから、従来のものの後者のようにボトムテー
プにチップ部品を粘着剤によって粘着固定することも試
みられたが、この粘着剤を用いてチップ部品を粘着によ
り欠落しないように安定させるものにあっては、技術面
で難しい面を有するものである。すなわちボトムテープ
に塗布された粘着剤は、ボトムテープとキャリアーテー
プとの粘着一体化という使命と、チップ部品が欠落しな
いで打抜き角穴に安定して位置しながらも、チップ部品
の使用に際しては、ボトムテープから容易に剥離されな
ければならないという使命との2つの使命を、同時に満
足させることが必要であるにもかゝわらず、例えば粘着
剤の適性な塗布量すなわち、ボトムテープとキャリアー
テープとの一体化と、チップ部品がボトムテープ上に安
定して位置し、必要により、容易に剥離し得るための両
者を満足させる塗布量の選定は難かしく、塗布量が過剰
であれば、チップ部品はボトムテープから剥離し難く、
また剥離したとしても、チップ部品に粘着剤が一部付着
したまゝ剥離することとなり、製品に悪影響を与えるこ
ととなる。また過少な塗布量ではチップ部品がボトムテ
ープから欠落してしまうものとなる。さらに粘着剤は通
常温度が上ると不安定になる特性を有するもので好まし
いものということはできない。
本考案者は、このような点に鑑み、カバーテープを省略
し得ながらコスト面からみても低廉であり技術的にも容
易でありながら、確実に打抜き角穴内にチップ部品を保
持し得て欠落の心配のないテーピング用テープを提供す
ることを課題とした。
(課題を解決するための手段) 前記した課題を達するため、この考案は、ボトムテープ
4の1つの面の全面にポリオレフィン系またはポリエス
テル系の合成樹脂層5を設け、この合成樹脂層5とキャ
リアーテープ1の下面とを熱融着し、かつキャリアーテ
ープ1の打抜き角穴3に納められたチップ部品6をも前
記合成樹脂層5と熱融着させたチップ型電子部品のテー
ピング用テープとしたものである。
(作用) ボトムテープの1つの面の全面に設けられたボリオレフ
ィン系またはポリエステル系の合成樹脂層によってこの
ボトムテープとキャリアーテープとは熱融着されると共
に、この合成樹脂層はキャリアーテープの打抜き角穴に
も臨んでいるから、この打抜き角穴に嵌装したチップ部
品は、合成樹脂層とも熱融着するもので、これによって
チップ部品はカバーテープがな無くても、キャリアーテ
ープに安定して保持されるものとなる。
(実施例) 添付図面について本考案の実施の一例を説明すると、1
はキャリアーテープであって、これには送り丸穴2と打
抜き角穴3とが設けられているが、これは従来のキャリ
アーテープと同様である。4はボトムテープであって、
この一面には、全面にわたってポリオレフィン系または
ポリエステル系の合成樹脂層5が設けられ、この合成樹
脂層5によって、ボトムテープ4とキャリアーテープ1
とは熱貼りされる。6はチップ部品であって、キャリア
ーテープ1の打抜き角穴3に嵌挿され、ボトムテープ4
上の合成樹脂層5と熱融着される。
この考案で好ましく用いられるポリオレフィン系合成樹
脂としては、例えばエチレンビニルアセテート共重合体
(EVA)、エチレンエチルアクリレート共重合体(EA
A)、エチレンメタクリル共重合体(EAA)等があり、ま
た好ましく用いられるポリエステル系合成樹脂として
は、熱過塑性飽和共重合体ポリエステル樹脂、例えば商
品名としてバイロン、アロンメルト、PES、ケミット、
ハーデック等と称されるもの等がある。
また、ボトムテープ4とキャリアーテープ1との熱貼り
およびチップ部品の熱融着は同時的に行てもよく、ある
いは格別に行ってもよい。格別に行われるには、先ずボ
トムテープ4とキャリアーテープ1との熱貼りが行われ
た後、チップ部品が熱融着されるのが好ましい。
(考案の効果) 本考案は以上に詳細に説明した用に構成されているの
で、ボトムテープとキャリアーテープとはポリオレフィ
ン系またはポリエステル系の合成樹脂層によって熱融着
されると共に、チップ部品も打抜き角穴において前記合
成樹脂層によって熱融着されており、チップ部品の使用
に際しては容易に剥離することができるものとなったも
ので、従来試みられた粘着剤によるものにおける技術上
の困難である、粘着剤の適性な塗布量の選定についての
心配は全く無く、それ故、塗布量の不足によるチップ部
品の欠落が生じたり、塗布量が過剰であるために剥離し
難かったり、チップ部品に粘着剤が1部付着したまゝ剥
離するというようなことが全くなくなったもので、前記
の合成樹脂層をボトムテープ上に設け、キャリアーテー
プを熱融着させると共に、チップ部品をも熱融着させる
だけでよく、技術上何等困難性はなく、まて低温でよく
熱融着することから高速加工できる利点があり、またカ
バーテープを必要としないのでキャリアーテープから突
出する高さのチップ部品でも包装できる等チップ型電子
部品のテーピング用テープとしては、極めて実用的に優
れた考案である。
【図面の簡単な説明】 添付図面は本考案を説明するためのもので第1図は本考
案になるチップ型電子部品のテーピング用テープの実施
の一例を示す平面図、第2図は第1図のx−x′線にお
ける縦断側面図である。 1:キャリアーテープ、2:送り丸穴、3:打抜き角穴、4:ボ
トムテープ 5:ポリオレフィン系またはポリエステル系の合成樹脂
層、6:チップ部品

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボトムテープ(4)の一つの面の全面に、
    ポリオレフィン系またはポリエステル系の合成樹脂層
    (5)を設け、この合成樹脂層(5)と、キャリアーテ
    ープ(1)の下面とを熱融着し、かつキャリアーテープ
    (1)の打抜き角穴(3)に納められたチップ部品
    (6)をも前記合成樹脂層(5)と熱融着されたことを
    特徴とするチップ型電子部品のテーピング用テープ。
JP1989060677U 1989-05-25 1989-05-25 チップ型電子部品のテーピング用テープ Expired - Fee Related JPH076122Y2 (ja)

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