JPH0761162B2 - カメラ一体型記録再生装置 - Google Patents

カメラ一体型記録再生装置

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JPH0761162B2
JPH0761162B2 JP61141815A JP14181586A JPH0761162B2 JP H0761162 B2 JPH0761162 B2 JP H0761162B2 JP 61141815 A JP61141815 A JP 61141815A JP 14181586 A JP14181586 A JP 14181586A JP H0761162 B2 JPH0761162 B2 JP H0761162B2
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recording
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方秀 平沢
稔 野地
進 上月
宏爾 高橋
克二 吉村
知彦 笹谷
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録用カメラと記録再生装置とを一体化した
装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
カメラ等を用いて記録を行う場合ホワイト・バランスが
とれていないと、磁気テープ上に記録された映像信号を
再生するとき、再生画の色が不自然なものとなり易い。
従って、例えば従来のカメラ一体型VTR装置では、カメ
ラ部のビデオ処理回路中のホワイト・バランスをとる回
路が、組み込まれている。
従来のカメラ一体型VTR装置の構成を第2図及び第3図
に示す。第2図は、ビデオ・カメラ部の撮像部の一般的
構成を示す。第2図において、10は被写体、12は撮影レ
ンズ、14はCCD等の撮像素子、16は撮像素子14からの電
気信号から輝度信号(Y信号)及び2つの色差信号R−
Y,B−Yを形成する映像信号変換回路である。
第3図において、映像信号変換回路16からの輝度信号
(Y信号)は、ライン20を介して加算器22に入力する。
映像信号変換回路16からの2つの色差信号R−Y,B−Y
はそれぞれ、外部から利得を制御出来る可変利得増幅器
24,26を介して、直角二相変調回路28に入力する。
可変利得増幅器24の出力または、比較回路28でホワイト
・バランスの基準電圧Vrefと比較され、増幅器26の出
力も、比較回路30でホワイト・バランスの基準電圧V
refと比較される。アップ・ダウン・カウンタ32は、比
較回路28の出力が負の時には基準クロック又は比較回路
28の出力自体でアップ・カウントし、比較回路28の出力
が正の時には基準クロック又は比較回路28の出力自体で
ダウン・カウントする。D/Aコンバータ34は滴当な時間
間隔でカウンタ32のカウント値をアナログ値に変換し、
可変利得増幅器24の利得制御入力に送出する。可変利得
増幅器24は、A/Dコンバータ34の出力に従い、利得を増
大させ、又は減少させる。比較回路30の出力も、同様
に、アップ・ダウン・カウンタ36及びD/Aコンバータ38
を介して、可変利得増幅器26の利得制御入力に接続し、
増幅器26の利得を制御する。これらの帰還制御により、
ホワイト・バランスが達成される。
即ち、可変利得増幅器24,26、比較回路28,30、アップ・
ダウン・カウンタ32,36及びD/Aコンバータ34,38が、ホ
ワイト・バランス回路を構成する。
直角二相変調回路28は、発振回路40からの3.58MHzのサ
ブキャリアを、増幅器24,26からの2つの色差信号R−
Y,B−Yで直角二相変調して搬送色信号(C信号)を形
成し、ライン42を介して、加算器22に供給する。
加算器22は、ライン20上のY信号と、直角二相変調回路
28からのC信号とを加算合成して、出力ライン44上にNT
SCコンポジットビデオ信号を出力する。このNTSCコンポ
ジットビデオ信号は、VTR記録回路系50に入力するとと
もに、流路切換スイッチ46を介して外部モニタ用のビデ
オ出力端子VOUTに接続する。尚、切換スイッチ46のR
側が記録モードに対応し、PB側が再生モードに対応する
が、インピーダンス整合がとれれば、このスイッチ46は
無いときもある。
このVTR記録回路系50は、NTSC映像信号を輝度信号FM変
調・色信号低域変換多重記録方式により磁気記録する公
知の一般的回路である。従って、図面には、基本的回路
構成のみを図示した。具体的に説明すると、ライン44上
のNTSCコンポジットビデオ信号をf=2.5〜3MHz程度
の低域フィルタ(LPF)52に通して同期信号と共にY信
号成分を取り出し、自動利得調整回路(AGC)54に供給
する。AGC54は、Y信号成分の振幅のpp値を基準値に一
致させるように自動調整する。FM変調回路56は、AGC54
からのY信号成分を規定のFM信号に変換する。FM変調に
際して、通常はプリエンファシスが行われる。
帯域フィルタ(BPF)58は、3.58±0.5MHzを通過させ、
3.58MHzのC信号成分を出力する。色信号振幅自動調整
回路(ACC)60は、常に一定であるべきカラーバースト
信号の振幅を基準信号と比較することにより、BPF58か
らのC信号成分のpp値を基準値に制御する。周波数変換
回路62は、ローカル発振器(図示せず)を使って、ACC6
0からの3.58MHzのC信号成分を規定の低域周波数(例え
ば、β方式では688KHz、VHS方式では629KHz、8ミリ・
ビデオ方式では743KHz)に変換する。
加算器64は、FM変調回路56からのFM信号と周波数変換回
路62からの低域搬送信号とを所定の割合で加算混合し、
その多重信号は、記録ヘッド66により磁気テープ68に磁
気記録される。
70はVTR記録回路系50に対応するVTR再生回路系である。
この再生回路系70も、NTSC映像信号の輝度信号FM変調・
色信号低域変換多重記録方式における再生回路として公
知であるので、図面には基本的回路要素のみを図示し
た。高域フィルタ(HPF)74は、再生ヘッド72(記録ヘ
ッド66と兼用してもよい。)を使って磁気テープ68から
再生された信号からY信号対応のFM信号成分を抽出す
る。HPF74の出力は、FM復調回路76でY信号に復調さ
れ、ライン78上に出力される。
低域フィルタ(LPF)80は、再生ヘッド72からの再生信
号から低域搬送色信号成分を抽出する。LPF80の出力は
周波数変換回路82に印加され、この変換回路82は、ロー
カル発振回路84並びにAPC及びAFC回路86の制御下にLPF8
0からの低域搬送色信号を3.58MHzの搬送色信号に周波数
変換し、ライン88上に送出する。APC及びAFC回路86は、
色信号の位相及び周波数を自動制御する公知回路であ
り、周波数変換回路82の出力(具体的には、カラーバー
スト信号)を受けるとともに、FM復調回路76の出力(Y
信号)から再生映像信号の水平同期信号を抽出し、利用
する。
再生回路系70では、この他に、ドロップアウト補正、ノ
イズキャンセル、エッジ強調、時間軸補正等が行われる
が、説明は省略する。
加算器90は、ライン78のY信号とライン88上のC信号と
を加算してNTSCコンポジットビデオ信号を形成し、利得
スイッチ46を介してビデオ出力端子VOUTに供給する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
磁気テープ上にカラー映像信号を記録する段階でホワイ
ト・バランスをとるのは絶対に必要であるが、ビデオ・
モニタの色バランス自体も再生画に少なからず影響する
ので、磁気テープを再生する段階にあっても、ホワイト
・バランスをとるべきである。
しかるに、従来のカメラ一体型VTR装置では、記録時の
ホワイト・バランスが適性であり、且つモニタのホワイ
ト・バランスも良好であるとの仮定の下に、再生回路系
に特にホワイト・バランス回路を設けることはされてい
ない。
他方、小型・軽量化が強く望まれているカメラ一体型VT
R装置にとって、再生回路専用にホワイト・バランス回
路を設けるのでは、回路要素及び製造コストが増大し、
好ましくない。
そこで、本発明は、再生専用のホワイト・バランス回路
を設ける事無しに、再生映像信号にホワイト・バランス
をとりうるカメラ一体型記録再生装置を提供する事を目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るカメラ一体型記録再生装置は、映像信号の
ホワイト・バランスをとるホワイト・バランス回路と、
再生映像信号から色情報信号を復元する復元回路と、撮
像素子からの撮影映像信号の色情報信号と当該復元回路
からの再生色情報信号とを切り換えて当該ホワイト・バ
ランス回路に接続する切換回路とを具備するものであ
る。
〔作用〕
記録時と再生時とで記録映像信号の色差信号と再生色差
信号とを切り換えることにより、当該ホワイト・バラン
ス回路を記録時と再生時の両方に用いうるようにした。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
第1図は、第3図に対応する本発明の一実施例の構成ブ
ロック図を示す。第3図と同じ部材には同じ符号を付し
てあり、第3図とは異なる部分を主に説明する。なおこ
こで説明するビデオ信号はNTSC方式によるが、本発明
は、他の方式、例えば、フランス・ソ連等のSECAM方
式、ドイツ・イギリス等のPAL方式に対しても、原理的
に適用可能である。
第1図において、再生回路系の周波数変換回路82の出力
ライン88上のC信号は、復調回路91に入力され、そこで
色差信号R−Y,B−Yに復調される。そして、映像信号
変換回路16からのY信号のライン20は、流路切換用スイ
ッチ926R端子92aに接続し、そのPB端子92bは再生回路系
のFM復調回路76からのライン78に接続し、その共通極92
cが加算器22の入力に接続する。映像信号変換回路16か
らのR−Y信号は、流路切換用スイッチ93のR端子93a
に接続し、そのPB端子93bは復調回路91からのR−Y信
号ラインに接続し、その共通極93cは可変利得増幅器24
の入力に接続する。映像信号変換回路16からのB−Y信
号は、流路切換用スイッチ94のR端子94aに接続し、そ
のPB端子94bは復調回路91からのB−Y信号ラインに接
続し、その共通極94cは可変利得増幅器26の入力に接続
する。
又、直角二相変調回路28へのサブキャリアとしては、再
生信号の再変調時に再生信号の位相情報を得る必要があ
るため、スイッチ96で発振回路40と発振回路84とを切り
換えうるようにしてある。スイッチ92,93,94,96は全
て、記録時にR側に接続し、再生時にPB側に接続する。
次に、第1図に図示した実施例の動作を説明する。
先ず、記録動作モードの場合、スイッチ92,93,94の共通
極92c,93c,94cはそれぞれ、R端子92a,93a,94aに接続
し、スイッチ96はR側に接続する。この動作モードで
は、映像信号変換回路16から被写体の映像信号が送られ
てきており、そのY信号は、ライン20及びスイッチ92を
介して加算器22に入力する。
映像信号変換回路16からの色差信号R−Yは、スイッチ
93及び可変利得増幅器24を介して直角二相変調回路28の
一方の入力に印加され、色差信号B−Y信号は、スイッ
チ94及び可変利得増幅器26を介して直角二相変調回路28
のもう1つの入力に印加される。但し、増幅器24,26の
出力は、比較回路28,30、アップ・ダウン・カウンタ32,
36及びD/Aコンバータ34,38からなる帰還ループによる利
得制御に従い、基準電圧Vrefに対し一定になるように
制御される。直角二相変調回路24は、増幅器24,26から
の色差信号R−Y,B−Yで発振回路40からのサブキャリ
アを直角二相変調し、搬送色信号(C信号)を加算器22
に供給する。
加算器22は、Y信号とC信号を加算してライン44上に送
出する。ライン44上のコンポジットビデオ信号はVTR記
録回路系50に供給され、公知の方法でFM変調および低域
変換された後、記録ヘッド66により磁気テープ68に磁気
記録される。また、ライン44上のこのコンポジットビデ
オ信号は、VOUTから外部のモニタに出力される。
再生動作モードの場合、図示のように、スイッチ92,93,
94の共通極92c,93c,94cはそれぞれ、PB端子92b,93b,94b
に接続し、スイッチ96はPB側に接続する。この状態で磁
気テープ68を再生すると、ライン78とライン88上には、
再生ヘッド72からの再生信号から輝度信号(Y信号)と
搬送色信号(C信号)が復元される。
ライン78上の再生Y信号は、スイッチ92を介して加算器
22に供給される。また、ライン88上の再生C信号は、復
調回路91により色差信号R−Y,B−Yに戻され、このR
−Y信号は、スイッチ93及び可変利得増幅器24を介して
直角二相変調回路28の一方の入力に供給され、B−Y信
号は、スイッチ94及び可変利得増幅器26を介して直角二
相変調回路28の他方の入力に供給される。増幅器24,26
において、記録時と同様に、色差信号R−Y,B−Yの振
幅が一定となるように帰還制御がなされる。
変調回路28は、再生回路系の発振回路84の周波数及び位
相の下で、再生色差信号を変調して加算器22に供給す
る。
加算器22は、ライン78からの再生Y信号と変調回路28か
らの再生C信号とを加算し、NTSCコンポジットビデオ信
号をライン44上に送出する。ライン44上のコンポジット
ビデオ信号はVOUTから外部のモニタに出力される。
尚、撮影映像信号及び再生映像信号を輝度信号と色差信
号に一旦分離し、所定の信号処理の後に再結合する場
合、輝度信号と色差信号の位相関係が一定に保たれてい
なければならないが、そのような調相のための遅延回路
が、図示されていないが、必要により適宜の箇所に設け
られている事は言うまでもない。
図示例では、各色差信号の振幅を帰還制御するために、
デジタル回路(アップ・ダウン・カウンタ)を用いてい
るが、勿論、アナログ回路(例えば、積分回路)を用い
てもよいことは、明らかである。
又、加算器22も記録時と再生時で兼用しているが、再生
回路系70の加算器90を用い、変調回路28の出力を、記録
時には加算器22に、再生時には加算器90に供給するよう
にしてもよい。しかしこの場合には、加算器90が重複
し、またビデオ出力端子VOUTの接続部分を第3図のよ
うにしなければならない。
上述の実施例では、比較回路28,30の基準電圧Vrefは単
一の電圧を共用しているが、これらは必要により、別々
でもよく、更には、それぞれ手動調節自在であってもよ
い。
〔発明の効果〕
以上の説明から容易に理解出来るように、本発明によれ
ば、カメラ一体型記録再生装置において、再生専用のホ
ワイト・バランス回路を別に装備する必要無しに、再生
信号のホワイト・バランスをとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例のブロック図であり、第2
図は、カメラ一体型VTR装置のカメラ部の光学系及び光
電変換系の一般的構成を示す図である。第3図は、従来
のカメラ一体型VTR装置のブロック図である。 10……被写体、12……撮影レンズ 14……撮像素子、16……映像信号変換回路 20……ライン、22……加算器 24,26……可変利得増幅器 28,30……比較回路 32,36……アップ・ダウン・カウンタ 34,38……D/Aコンバータ 28……直角二相変調回路、40……発振回路 44……ライン、46……スイッチ 50……VTR記録回路系、52……LPF 54……AGC、56……FM変調回路 58……BPF、60……ACC 62……周波数変換回路、、64……加算器 66……記録ヘッド、68……磁気テープ 70……VTR再生回路系、72……再生ヘッド 74……HPF、76……FM復調回路 78……ライン、80……LPF 82……周波数変換回路、84……ローカル発振回路、86…
…APC及びAFC回路 88……ライン、91……復調回路、 92,93,94,96……スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上月 進 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地 キ ヤノン株式会社玉川事業所内 (72)発明者 高橋 宏爾 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地 キ ヤノン株式会社玉川事業所内 (72)発明者 吉村 克二 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地 キ ヤノン株式会社玉川事業所内 (72)発明者 笹谷 知彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−264792(JP,A) 実開 昭58−186688(JP,U) 実開 昭59−157300(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録用カメラと記録再生装置とを一体化し
    た装置であって、 映像信号のホワイト・バランスをとるホワイト・バラン
    ス回路と、 再生映像信号から色情報信号を復元する復元回路と、 前記記録用カメラからの撮影映像信号の色情報信号と、
    当該復元回路からの再生色情報信号とを切り換えて当該
    ホワイト・バランス回路に接続する切換回路 とを具備することを特徴とするカメラ一体型記録再生装
    置。
JP61141815A 1986-05-12 1986-06-18 カメラ一体型記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0761162B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61141815A JPH0761162B2 (ja) 1986-06-18 1986-06-18 カメラ一体型記録再生装置
US07/046,250 US4878128A (en) 1986-05-12 1987-05-05 Video signal reproducing apparatus
US07/609,118 US5159462A (en) 1986-05-12 1990-10-31 Video signal generating apparatus
US08/329,776 US5818999A (en) 1986-05-12 1994-10-27 Video signal reproducing apparatus

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JP61141815A JPH0761162B2 (ja) 1986-06-18 1986-06-18 カメラ一体型記録再生装置

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