JPH0759676A - 背中マッサージ用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 背中中央の窪みや凹凸によくなじんで当り、
こすり残しが生じない背中マッサージ用具を提供する。 【構成】 両端に把持部６を設けた所定長さの紐状部３
に、中央部を大径とし、両端部にいくに従って次第に小
径とした摩擦体２を取付けて構成した背中マッサージ用
具。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、直接手の届かない背中
のマッサージや垢落しに使う背中マッサージ用具に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、自分の背中のマッサージ、乾布摩
擦、垢落しをする場合、通常両手を後ろにまわし、浴用
タオルの両端を持つてタオルを往復動させて背中をこす
っている。しかしながら、上記浴用タオルを用いて背中
の乾布摩擦やマッサージや垢落しを行う場合、タオルを
両手で直線状に緊張して往復動させるため、背骨の通る
背中中央の窪みにタオルが触れず、この窪みは常にこす
り残しとなっている。なお、市販品として既に不織繊維
やスポンジ等の垢すりの両端に紐をつけた背中の垢すり
具もあるが、これもこすり部が寸胴形であるため、背中
中央の窪みにこすり部が触れずこの窪みがこすり残しと
なることはタオルを使用する場合と同様である。

【０００３】

【本発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来
の背中のマッサージや乾布摩擦や垢落し用具の問題を解
決することを課題としてなされたものであって、背中中
央の窪みや凹凸によくなじんで当りこすり残しが生じな
い、背中マッサージをはじめ、乾布摩擦や垢落しに使え
る背中マッサージ用具を提供することを目的としてい
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、両端に把持部を設けた所定長さの紐状部に、
中央部を大径とし、両端部にいくに従って次第に小径と
した摩擦体を取付けた背中マッサージ用具を特徴として
いる。

【０００５】

【作用】上記のごとく本発明は、両端に把持部を設けた
背中こすり部の摩擦体を、中央部を大径に、両端部にい
くに従って次第に小径としたことにより、背中中央の窪
みや凹凸に摩擦体の大径部が落込んで良く触れ、背中全
体にこすり残しなくマッサージを行うことができる。

【０００６】

【実施例】以下本発明を図示の実施例に基いて詳細に説
明する。図１、図２は本発明の第１の実施例を示すもの
で、図において１は第１の実施例の背中マッサージ用
具、２は背中マッサージ用の摩擦体で、この摩擦体２
は、椰子殻等の植物繊維、ナイロン繊維等、弾力のある
天然または人造繊維を、所定長さの複線の針金で成る可
撓性の紐状部３の針金の間に挾み、針金を捩じって紐状
部３に放射状に密植したもので、その形状は、中央部を
例えば５乃至７ｃｍの大径とし、両端部にいくに従って
次第に減径し、両端部を例えば３ｃｍの小径とした紡錘
形に形成されている。摩擦体２の両端部から延出した紐
状部３の両端部には、硬質プラスチック材および柔軟性
プラスチック材の連結部材４、５を介して硬質プラスチ
ック材の把持部５が取付けられている。なお、入浴時こ
の繊維製摩擦体２を使って背中の垢落しをすると、繊維
の弾力によって石鹸泡が周囲に飛び散ることがあるの
で、この場合、摩擦体２にネットを被せて使用すれば、
石鹸泡の飛散を防ぐことができる。

【０００７】図３は本発明の第２の実施例を示すもの
で、この背中マッサージ用具６は、摩擦体７を、弾性プ
ラスチック材で成る弾力のある粗面の球体とし、柔軟性
プラスチック材等の紐状部８の中央部に大径球体、両端
部にいくに従って次第に減径した小径球体の配列にし
て、各球体間に硬質プラスチック材で成る小径中間球体
９を介在して紐状部８に通してネックレス状に形成し、
摩擦体２の両端部から延出させた紐状部８の両端部に硬
質プラスチック材で成る把持部１０を取付けたものであ
る。

【０００８】図４は粗面の球体とした前記摩擦体７を、
さらに凹凸の大きい金平糖状球体の摩擦体１１とした実
施例を示したもので、その他の構成は第２の実施例と同
じである。この金平糖状球体をネックレス状に繋げた摩
擦体１１の背中マッサージ用具は、特に背中のマッサー
ジ効果が大きく血行を促進し、保健用具としてもすぐれ
た効果を発揮する。

【０００９】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、両端に把
持部を設けた所定長さの紐状部に、中央部を大径とし、
両端部にいくに従って次第に小径とした摩擦体を取付け
て成るものであるから、この背中マッサージ用具両端部
の把持部を持って直線状に緊張しても、摩擦体中央部の
大径部が背中中央の窪みや凹凸に良くなじんで当り、背
中全体にこすり残しなくマッサージを行うことができ
る。また、入浴時、繊維製摩擦体を持つ本背中マッサー
ジ用具を用いて背中の垢落しをする場合、摩擦体にネッ
トを被せて使用すれば摩擦体から石鹸泡が飛散するのを
防ぐことができる。また、粗面の球体をネックレス状に
繋げた摩擦体の背中マッサージ用具では、キメの細かい
肌を持つ女性の背中マッサージに好適であり、凹凸の大
きい金平糖状球体をネックレス状に繋げた摩擦体の背中
マッサージ用具では、皮膚の強い男性の背中マッサージ
に適合し、いずれにしても、直接手の届かない背中の健
康マッサージや入浴時の垢落しに使って頗る有用な効果
を奏するものである。

【００１０】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例の側面図である。

【図２】同上第１の実施例の摩擦体の断面図である。

【図３】本発明の第２の実施例の側面図である。

【図４】凹凸の大きい金平糖状球体の摩擦体の外観図で
ある。

【００１１】

【符号の説明】

１、６ 背中マッサージ用具 ２、 繊維摩擦体 ３、８ 紐状部 ６、１０ 把持部 ７、１１ 球体摩擦体 ９ 小径中間球体

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 両端に把持部を設けた所定長さの紐状部
   に、中央部を大径とし、両端部にいくに従って次第に小
   径とした摩擦体を取付けて成ることを特徴とする背中マ
   ッサージ用具。
2. 【請求項２】 前記摩擦体は、弾力のある繊維を紐状部
   に、放射状に密植したものであることを特徴とする請求
   項１記載の背中マッサージ用具。
3. 【請求項３】 前記弾力のある繊維で成る摩擦体の表面
   にネットを被せたことを特徴とする請求項２記載の背中
   マッサージ用具。
4. 【請求項４】 前記摩擦体は、弾力のある粗面の球体
   を、紐状部の中央部に大径球体、両端部にいくに従って
   次第に減径した小径球体の配列にして、各球体間に硬質
   の小径中間球体を介在して紐状部に通して構成したもの
   であることを特徴とする請求項１記載の背中マッサージ
   用具。
5. 【請求項５】 前記摩擦体は、表面に凹凸を設けた弾力
   のある球体を、紐状部の中央部に大径球体、両端部にい
   くに従って次第に減径した小径球体の配列にして、各球
   体間に小径の硬質球体を介在して紐状部に通して構成し
   たものであることを特徴とする請求項１記載の背中マッ
   サージ用具。