JPH075964Y2 - 異形管の芯出し装置 - Google Patents

異形管の芯出し装置

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JPH075964Y2
JPH075964Y2 JP8274589U JP8274589U JPH075964Y2 JP H075964 Y2 JPH075964 Y2 JP H075964Y2 JP 8274589 U JP8274589 U JP 8274589U JP 8274589 U JP8274589 U JP 8274589U JP H075964 Y2 JPH075964 Y2 JP H075964Y2
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pipe
pedestal
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centering
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JP8274589U
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夏男 棧敷
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Kurimoto Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願考案は鋳鉄製の異形管、すなわち主として曲管やT
字管・Y字管ような分岐管のフランジ面に、取付ボルト
用の孔を穿孔するための芯出しに係る。
[従来の技術] 異形管は鋳造によって製造するのが主体であり、種々の
製造条件の微妙な差異、たとえば鋳造温度や冷却速度、
鋳型の強さなどによって手入完了後の製品について多少
の寸法的ばらつきは避け難い。
そのため、このフランジ面に取付ボルト用の孔を穿孔す
るためにも、必ず芯出しをしてこのばらつきを吸収しな
ければならない。芯出しの方法としては、 (1)姿ゲージを使用し、一番安定した位置を目視で確
める。
(2)芯出し治具を使ってケガキする。
(3)加工機に組込み、電気的に演算して長さを測定し
位置を決める。
というようにばらつきに対して一般に通用できる寸法に
よって処理してきた。
[考案が解決しようとする課題] 鋳物製品素材は鋳造条件,溶湯条件等により製品寸法に
バラツキ巾がある。従って加工工程における芯出し作業
は最初に基準位置を設けることから開始しなければなら
ない。又、専用に治工具も用意されていないので、一般
に通用する治工具を使った手法を用いて処理することに
なる。
そこで完全な形での芯出しを求めるとすれば、電気的に
測長,演算するか必要測定治工具を作成して実施しなけ
ればならない。これには多大な設備投資や多くの作業時
間が必要となってくるし自動化も困難である。
異形管の形状はJISや水道協会などによって標準化が進
み管径ごとのフランジ寸法や長さなどやその許容誤差は
規格化されているが、なお送水量,水圧に適合させるた
め管径で分別される種類は多岐に亘る。一般の鋳造工場
では1種類だけの管を集中的に量産することは稀であ
り、多種類の異形管を同時平行的に芯出しする必要に迫
られるのが通常である。
本願考案はこのような実状に鑑み、求められる芯出し作
業の自動化と汎用性の維持を満すことのできる異形管の
芯出し装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本願考案に係る異形管の芯出し装置は、異形管の何れか
のフランジ裏面を支える転動自在の鋼球を嵌装する受台
と、同じフランジの表面を着脱自在に押圧係止する複数
の押え板と、前記受台の下方で異形管をその筒体のフラ
ンジ中心軸を垂直に挾持する一対の押圧手段とよりなる
収容部と、該収容部の上方へ架道上を左右滑動自在、か
つ垂直に昇降自在に吊支した芯出部とによって形成し、
前記芯出部は1本の吊軸の底端から斜め上方に開く複数
の板片を吊軸上方においてそれぞれ発条体と連結して一
体化したことによって前記の課題を解決した。
[作用] 第1図から第3図までの本願考案実施例の図面に基いて
作用を説明する。異形管Pを縦向きに(軸線を垂直に)
収容する収容部1は3つの要素から形成されている。す
なわち異形管PのフランジFの裏面を支える鋼球11は、
転動自在に受台12の上面へ嵌装され、同じフランジの表
面を着脱自在に押圧係止するのは複数の押え板13であ
り、さらにこの受台12の下方で筒体のフランジ中心軸C
を垂直に挾持する一対の押圧手段14の3要素である。
この要素の作用によってまづ異形管PはそのフランジF
を受台12のに上に載せると、受台面上の鋼球11によって
移動が可能に支えられている。すなわち受台とフランジ
面とは面接触でなく鋼球による点接触であるので、僅か
な力によってころがり摩擦に克ってフランジ位置の微調
整を可能とする作用が働く。
したがって曲り管やT形,Y形の分岐管のフランジを受台
上に仮置きし左右から押圧手段14が働く、と両圧力が平
衡したところが鋳造品の分割線(いわゆる割り面)であ
り、フランジの中心線Cは垂直を指向している。
次にこの状態で縦向きの異形管Pのフランジ上方から真
直ぐ垂直に芯出部2が降下してくる。芯出部は吊軸21の
底端から上方へ斜めに開く複数の板片22を吊軸上方で発
条体23と連結して一体化しており、この板片が降下して
異形管の管内へ当接し、さらに降下すると発条体の付勢
力のため管の内面開口面コーナは、板片によって外周側
へ斜め均等に押圧され、仮置きの異形管をその管軸Cが
吊軸21の軸心と一致するまで全方位的に移動修正する作
用を発現する。
これでフランジ面の芯出しができた訳であるから、フラ
ンジを押える複数の押え板13を移動してきて表面を押圧
係止し、多軸ドリルによる穿孔時に異形管が動かないよ
うに堅持し、芯出部2は上昇後、水平に待避して多軸ド
リル機3の降下するための位置を譲る。
[実施例] さらに詳しく実施例を述べる。第1図は装置の全体図、
第2図イ,ロは受台12の平面図と正面図、また第3図
イ,ロは芯出部2の正面図と平面図、第4図イ,ロは受
台12,押え板13,芯出部2の位置関係を示す正面図と平面
図、第5図イ,ロは収容部1のうちの押圧手段14の実施
例を示す平面図と正面図である。
本体柱4の規定の位置に固定受台121があり、受台12を
ビス122で強固に固着されている。受台12は第2図に示
すような馬蹄形の鋼板で作られ、半球状の凹部123を均
等に配置し、この中へ鋼球11を転動自在に多少の余裕を
持ってそれぞれ嵌入している。
異形管PのフランジFを決められた方向に受台12の上に
仮置きし、筒体が直管でないときはフランジの中心軸が
垂直を向くように押圧手段14を作動する。押圧手段とし
ては第5図にその例を示したように、上方4ケのシリン
ダ141によって左右から押板142を筒体外面を押圧し、下
方4ケの自由支持機構143で動きを吸収して支え、バラ
ンスのとれた位置を以って筒軸が垂直とする。
本体柱4に取付けられた台車移送フレーム5には、移送
シリンダ51で駆動される台車52が転動自在の車輪53を介
して載架され、この台車に芯出部2が上下昇降自在に装
着されている。
第3図イ,ロは特に芯出部2を主体に示したもので上下
昇降シリンダ24によって仮置きした異形管Pを目指して
降下し、吊軸21の周囲に放射状に開く4枚の板片22が、
発条体23の付勢力で異形管の内筒面を斜めに押圧する。
このため全周に亘る位置の偏りが是正され、吊軸と管軸
Cとが一致する。
吊軸はすなわち多軸ドリル機3の中心軸とも一致するよ
うにリミッタの制止を受けているからフランジ面の穿孔
すべき芯が出されたこととなる。これらの微調整には鋼
球ボール11の凹部123内での僅かな転動を介して小さな
力によって軽妙に行われる。
リミッタの作動を条件に4枚の押え板13が回動し、第4
図ロのように芯出部の板片22が存在しない空隙部へ到達
し、ここでシリンダ131の作動によって下降し、フラン
ジFの表面を強く押圧して裏面の受台12との間で強く挾
持する。
この段階でシリンダ24が上昇し、芯出部2は上昇して異
形管Pから離脱し、上昇し終ると、水平に待避し、代り
に多軸ドリル機3が降下して孔明け加工がはじまる。こ
れら一連の動きはすべてリミッタの作動をシーケンスに
組込むことによって順序よくタイミングを保って連続す
る。
[考案の効果] 本願考案は以上に述べたとおり、曲り管,T字形やY字形
の分岐管など直管でない異形管のフランジ面穿孔に当
り、芯出しの基準線をまづ設定し、この線をベースとす
るフランジ面を多軸ドリルのそれぞれの位置に対応する
ことにより、多種類の異形管の芯出しを自動的に行なう
ことができる。
作業性の向上,人為的ミスの防止,非熟練者の活用,作
業姿勢の改善,工場安全への貢献など隠されたメリット
もきわめて高く評価される。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の正面図,第2図イ,ロは受台の平面図
と正面図、第3図イ,ロは芯出部の正面図と平面図,第
4図イ,ロは押え板の作用を示す正面図と平面図,第5
図イ,ロは押圧手段の一例を示す平面図と正面図。 1……収容部、2……芯出部 5……台車移送フレーム(架道) 11……鋼球、12……受台、13……押え板 14……押圧手段、21……吊軸 22……板片、23……発条体、P……異形管 F……フランジ、C……異形管の中心軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】異形管の何れかのフランジ裏面を支える転
    動自在の鋼球を嵌装する受台と、同じフランジの表面を
    脱着自在に押圧係止する複数の押え板と、前記受台の下
    方で異形管をその筒体のフランジ中心軸を垂直に挾持す
    る一対の押圧手段とよりなる収容部と、該収容部の上方
    へ架道上を左右滑動自在、かつ垂直へ昇降自在に吊支し
    た芯出部とによって形成し、前記芯出部は1本の吊軸の
    底端から斜め上方に開く複数の板片を吊軸上方において
    それぞれ発条体と連結して一体化したことを特徴とする
    異形管の芯出し装置。
JP8274589U 1989-07-13 1989-07-13 異形管の芯出し装置 Expired - Lifetime JPH075964Y2 (ja)

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JPH0322844U JPH0322844U (ja) 1991-03-11
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