JPH0759400A - 誘導電動機の高効率制御方法及び装置 - Google Patents
誘導電動機の高効率制御方法及び装置Info
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- JPH0759400A JPH0759400A JP5205201A JP20520193A JPH0759400A JP H0759400 A JPH0759400 A JP H0759400A JP 5205201 A JP5205201 A JP 5205201A JP 20520193 A JP20520193 A JP 20520193A JP H0759400 A JPH0759400 A JP H0759400A
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ベクトル制御回路(1)を有する誘導電動機
(4)の制御方法において、誘導電動機(4)の回転数
又はこの誘導電動機(4)に電力を供給するインバータ
(2)の出力周波数がある値以上で、且つ、速度制御器
(12)の出力であるトルク電流指令がある大きさ以下
であるかどうかを判定する手段(101)を設け、前記
誘導電動機(4)のすべりを定格値fsNにするための励
磁電流指令値IMr' を演算し、この演算された励磁電流
指令値IMr' と、励磁電流指令(14)から与えられる
ベクトル制御時の励磁電流指令値IMrとを、前記判定手
段(101)の判定結果に基づいて切り替える誘導電動
機の高効率制御方法及び装置。 【効果】電気自動車に搭載される誘導電動機のように最
大負荷と軽負荷とのトルクの差が非常に大きく、且つ軽
負荷で運転される割合が大きい誘導電動機の運転形態に
おいて、軽負荷時における効率を改善して運転効率を大
幅に改善できる。
(4)の制御方法において、誘導電動機(4)の回転数
又はこの誘導電動機(4)に電力を供給するインバータ
(2)の出力周波数がある値以上で、且つ、速度制御器
(12)の出力であるトルク電流指令がある大きさ以下
であるかどうかを判定する手段(101)を設け、前記
誘導電動機(4)のすべりを定格値fsNにするための励
磁電流指令値IMr' を演算し、この演算された励磁電流
指令値IMr' と、励磁電流指令(14)から与えられる
ベクトル制御時の励磁電流指令値IMrとを、前記判定手
段(101)の判定結果に基づいて切り替える誘導電動
機の高効率制御方法及び装置。 【効果】電気自動車に搭載される誘導電動機のように最
大負荷と軽負荷とのトルクの差が非常に大きく、且つ軽
負荷で運転される割合が大きい誘導電動機の運転形態に
おいて、軽負荷時における効率を改善して運転効率を大
幅に改善できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導電動機の高効率制
御方法及び装置に関する。
御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、世界的に注目を集めている地球環
境問題の一つとして都市における自動車の排気ガスと騒
音の問題があるが、電気自動車はこの問題を解決するた
めの最も有力な手段として期待されており、現在、電力
会社や自動車会社を中心に精力的に電気自動車の研究開
発が進められている。
境問題の一つとして都市における自動車の排気ガスと騒
音の問題があるが、電気自動車はこの問題を解決するた
めの最も有力な手段として期待されており、現在、電力
会社や自動車会社を中心に精力的に電気自動車の研究開
発が進められている。
【0003】電気自動車はエネルギー源として蓄電池を
使用し、蓄電池の出力電力(直流電力)をインバータに
より交流電力に変換して、三相誘導電動機やDCブラシ
レスモータを駆動制御して電気自動車の加減速制御や速
度制御を行う。
使用し、蓄電池の出力電力(直流電力)をインバータに
より交流電力に変換して、三相誘導電動機やDCブラシ
レスモータを駆動制御して電気自動車の加減速制御や速
度制御を行う。
【0004】電気自動車が大型化すると電動機の容量も
大きくなるが、DCブラシレスモータの場合には界磁に
永久磁石を使用するために大容量化が困難であるため、
誘導電動機が使用される場合が多い。
大きくなるが、DCブラシレスモータの場合には界磁に
永久磁石を使用するために大容量化が困難であるため、
誘導電動機が使用される場合が多い。
【0005】また、誘導電動機の制御方法としてはトル
クの高速制御が可能なベクトル制御が採用される。ベク
トル制御は電動機への供給電流を励磁成分とトルク成分
とに分け、励磁成分を誘導電動機のギャップ磁束密度が
定格値に一定になるように制御する。一方、トルク成分
は加減速指令や速度指令に基づいて制御される。このた
め、ベクトル制御では電動機への供給電流の大きさと位
相を同時に制御する。図1はベクトル制御の原理を示す
ベクトル図である。同図でEは誘起電圧、I1は電動機
への供給電流、I2 はI1 のトルク成分(トルク電流)
及びIM は励磁成分(励磁電流)である。励磁インダク
タンスをM、誘導電動機の一次周波数をf1 とすると、 E=2πf1 MIM (1) で表される。今、誘導電動機の負荷が減少してトルクを
減少させようとすると、トルク電流をI2 からI2 ′に
減少させる必要があるが、この時ベクトル制御では、電
動機への供給電流の大きさをI1 からI1 ′に変えると
ともに位相もΘからΘ′と変化させ、励磁電流IM の大
きさを一定に保つ。
クの高速制御が可能なベクトル制御が採用される。ベク
トル制御は電動機への供給電流を励磁成分とトルク成分
とに分け、励磁成分を誘導電動機のギャップ磁束密度が
定格値に一定になるように制御する。一方、トルク成分
は加減速指令や速度指令に基づいて制御される。このた
め、ベクトル制御では電動機への供給電流の大きさと位
相を同時に制御する。図1はベクトル制御の原理を示す
ベクトル図である。同図でEは誘起電圧、I1は電動機
への供給電流、I2 はI1 のトルク成分(トルク電流)
及びIM は励磁成分(励磁電流)である。励磁インダク
タンスをM、誘導電動機の一次周波数をf1 とすると、 E=2πf1 MIM (1) で表される。今、誘導電動機の負荷が減少してトルクを
減少させようとすると、トルク電流をI2 からI2 ′に
減少させる必要があるが、この時ベクトル制御では、電
動機への供給電流の大きさをI1 からI1 ′に変えると
ともに位相もΘからΘ′と変化させ、励磁電流IM の大
きさを一定に保つ。
【0006】鉄損WI はヒステリシス損Wh とうず電流
損We に分けられるが、それぞれ次式のように表され
る。 Wi =Wh +We (2) Wh ∝f1 Bm 2 (3) We ∝f1 2Bm 2 (4)
損We に分けられるが、それぞれ次式のように表され
る。 Wi =Wh +We (2) Wh ∝f1 Bm 2 (3) We ∝f1 2Bm 2 (4)
【0007】即ち、ヒステリシス損は周波数f1 と磁束
密度Bm の2乗の積に比例し、うず電流損は周波数f1
の2乗と磁束密度Bm の2乗の積に比例する。誘導電動
機の一次周波数が商用周波数程度であれば、鉄損の殆ど
がヒステリシス損である。
密度Bm の2乗の積に比例し、うず電流損は周波数f1
の2乗と磁束密度Bm の2乗の積に比例する。誘導電動
機の一次周波数が商用周波数程度であれば、鉄損の殆ど
がヒステリシス損である。
【0008】電動機の速度を上げるには電動機の一次周
波数f1 を上げるが、上記の理由により電動機の鉄損は
電動機速度が大きくなるにつれて増大する。
波数f1 を上げるが、上記の理由により電動機の鉄損は
電動機速度が大きくなるにつれて増大する。
【0009】また、電動機速度を一定にしてトルクを増
大させると、図2に示すように銅損はトルクの2乗に比
例して増大するが、鉄損は前述したように励磁電流IM
が一定になるように制御されるのでトルクに無関係に一
定となる。このため、低トルク(軽負荷)時に鉄損の占
める割合が大きくなり、電動機の効率が大きく低下す
る。このことは電動機への供給側から見た場合、力率の
大幅な低下として現れる。
大させると、図2に示すように銅損はトルクの2乗に比
例して増大するが、鉄損は前述したように励磁電流IM
が一定になるように制御されるのでトルクに無関係に一
定となる。このため、低トルク(軽負荷)時に鉄損の占
める割合が大きくなり、電動機の効率が大きく低下す
る。このことは電動機への供給側から見た場合、力率の
大幅な低下として現れる。
【0010】このように、従来のベクトル制御において
は、電動機速度が大きく、且つ、軽負荷の範囲における
鉄損による誘導電動機の効率の低下という問題がある。
は、電動機速度が大きく、且つ、軽負荷の範囲における
鉄損による誘導電動機の効率の低下という問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】電動機を常時定格付近
で運転する場合には上記の軽負荷時の効率低下は問題と
ならないが、例えば、電気自動車のように加減速時にの
み大きなトルクを必要とし、定速時には小さなトルクし
か必要とせず、且つ、定速走行の割合が大きいような場
合には、軽負荷時の電動機の効率低下は大きな問題であ
る。
で運転する場合には上記の軽負荷時の効率低下は問題と
ならないが、例えば、電気自動車のように加減速時にの
み大きなトルクを必要とし、定速時には小さなトルクし
か必要とせず、且つ、定速走行の割合が大きいような場
合には、軽負荷時の電動機の効率低下は大きな問題であ
る。
【0012】本発明は、電気自動車に搭載される誘導電
動機のように最大負荷と軽負荷とのトルクの差が非常に
大きく、且つ、軽負荷で運転される割合が大きいような
誘導電動機の運転形態において、軽負荷時における効率
を改善して運転効率を大幅に改善できる誘導電動機の高
効率制御方法及び装置を提供することを課題としてい
る。
動機のように最大負荷と軽負荷とのトルクの差が非常に
大きく、且つ、軽負荷で運転される割合が大きいような
誘導電動機の運転形態において、軽負荷時における効率
を改善して運転効率を大幅に改善できる誘導電動機の高
効率制御方法及び装置を提供することを課題としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の誘導電動機の高効率制御方法は、ベクトル
制御回路を有する誘導電動機の制御方法において、誘導
電動機の回転数又はこの誘導電動機に電力を供給するイ
ンバータの出力周波数がある値以上で、且つ、速度制御
器の出力であるトルク電流指令がある大きさ以下である
かどうかを判定する手段を設け、前記誘導電動機のすべ
りを定格値SN にするための励磁電流指令値IMr' を演
算し、この演算された励磁電流指令値IMr' と、励磁電
流指令から与えられるベクトル制御時の励磁電流指令値
IMrとを、前記判定手段の判定結果に基づいて切り替え
るようにしている。
に、本発明の誘導電動機の高効率制御方法は、ベクトル
制御回路を有する誘導電動機の制御方法において、誘導
電動機の回転数又はこの誘導電動機に電力を供給するイ
ンバータの出力周波数がある値以上で、且つ、速度制御
器の出力であるトルク電流指令がある大きさ以下である
かどうかを判定する手段を設け、前記誘導電動機のすべ
りを定格値SN にするための励磁電流指令値IMr' を演
算し、この演算された励磁電流指令値IMr' と、励磁電
流指令から与えられるベクトル制御時の励磁電流指令値
IMrとを、前記判定手段の判定結果に基づいて切り替え
るようにしている。
【0014】また、本発明の誘導電動機の制御装置は、
ベクトル制御回路を有する誘導電動機の制御装置におい
て、誘導電動機の回転数又はこの誘導電動機に電力を供
給するインバータの出力周波数がある値以上で、且つ、
速度制御器の出力であるトルク電流指令がある大きさ以
下であることを判定する判定器と、前記誘導電動機のす
べりを定格値にするための励磁電流指令値を演算する励
磁電流指令演算器と、この励磁電流指令値と励磁電流指
令から与えられるベクトル制御時の励磁電流指令値とを
前記判定器の判定結果に基づいて切り替える切替えスイ
ッチとを設けた構成としている。
ベクトル制御回路を有する誘導電動機の制御装置におい
て、誘導電動機の回転数又はこの誘導電動機に電力を供
給するインバータの出力周波数がある値以上で、且つ、
速度制御器の出力であるトルク電流指令がある大きさ以
下であることを判定する判定器と、前記誘導電動機のす
べりを定格値にするための励磁電流指令値を演算する励
磁電流指令演算器と、この励磁電流指令値と励磁電流指
令から与えられるベクトル制御時の励磁電流指令値とを
前記判定器の判定結果に基づいて切り替える切替えスイ
ッチとを設けた構成としている。
【0015】
【作用】上記のように構成された誘導電動機の高効率制
御方法及び装置において、誘導電動機が低速度で運転中
は誘導電動機への供給周波数が小さいので、元々鉄損は
小さく、通常のベクトル制御を行う。中高速度運転領域
においては誘導電動機への供給周波数が大きくなって鉄
損が大きくなるが、加減速中のように大きなトルクを発
生する必要がある場合には、ベクトル制御による高速応
答性を優先させて同様に通常のベクトル制御を行う。定
速度状態になると電動機負荷が小さくなり、指令速度に
電動機速度を維持するための必要トルクは大幅に減少す
るので、インバータの速度制御回路の出力信号として得
られるトルク電流指令は小さくなる。従って、中高速度
運転領域において、このトルク電流指令がある大きさ以
下になると、切替えスイッチは励磁電流指令から与えら
れるベクトル制御時の励磁電流指令値から励磁指令演算
器により演算される誘導電動機のすべりを定格値にする
ための励磁電流指令値に切り替える。この結果、インバ
ータの出力電圧が下がり、インバータの出力電圧が下が
ると誘導電動機の発生トルクが減少し、負荷トルクに見
合うよう誘導電動機のすべりが増大する。すべりが定格
値の場合に最も効率が高くなる特性を誘導電動機は有す
るので、誘導電動機のすべりが定格値となるようにイン
バータの出力電圧を調整する。
御方法及び装置において、誘導電動機が低速度で運転中
は誘導電動機への供給周波数が小さいので、元々鉄損は
小さく、通常のベクトル制御を行う。中高速度運転領域
においては誘導電動機への供給周波数が大きくなって鉄
損が大きくなるが、加減速中のように大きなトルクを発
生する必要がある場合には、ベクトル制御による高速応
答性を優先させて同様に通常のベクトル制御を行う。定
速度状態になると電動機負荷が小さくなり、指令速度に
電動機速度を維持するための必要トルクは大幅に減少す
るので、インバータの速度制御回路の出力信号として得
られるトルク電流指令は小さくなる。従って、中高速度
運転領域において、このトルク電流指令がある大きさ以
下になると、切替えスイッチは励磁電流指令から与えら
れるベクトル制御時の励磁電流指令値から励磁指令演算
器により演算される誘導電動機のすべりを定格値にする
ための励磁電流指令値に切り替える。この結果、インバ
ータの出力電圧が下がり、インバータの出力電圧が下が
ると誘導電動機の発生トルクが減少し、負荷トルクに見
合うよう誘導電動機のすべりが増大する。すべりが定格
値の場合に最も効率が高くなる特性を誘導電動機は有す
るので、誘導電動機のすべりが定格値となるようにイン
バータの出力電圧を調整する。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の好適な実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0017】図3は本発明の一実施例を示しており、1
はベクトル制御回路で誘導電動機4に電力を供給するイ
ンバータ2のスイッチング素子のオン/オフを制御する
ことにより誘導電動機4への電圧及び電流の大きさ、位
相及び周波数を制御する。3は電流検出器で誘導電動機
4への供給電流の瞬時値i1 を検出する。インバータ2
は通常電圧型と呼ばれる回路方式が採用される場合が殆
どで、図示しないが、蓄電池などの直流電源、フィルタ
コンデンサ及びベクトル制御を実現するためのFETや
IGBTなどの高速スイッチング素子から成るブリッジ
回路から構成される。5は誘導電動機4の速度fm を検
出する速度検出器である。ベクトル制御回路1は従来の
ベクトル制御回路と本発明に係る回路から成る。
はベクトル制御回路で誘導電動機4に電力を供給するイ
ンバータ2のスイッチング素子のオン/オフを制御する
ことにより誘導電動機4への電圧及び電流の大きさ、位
相及び周波数を制御する。3は電流検出器で誘導電動機
4への供給電流の瞬時値i1 を検出する。インバータ2
は通常電圧型と呼ばれる回路方式が採用される場合が殆
どで、図示しないが、蓄電池などの直流電源、フィルタ
コンデンサ及びベクトル制御を実現するためのFETや
IGBTなどの高速スイッチング素子から成るブリッジ
回路から構成される。5は誘導電動機4の速度fm を検
出する速度検出器である。ベクトル制御回路1は従来の
ベクトル制御回路と本発明に係る回路から成る。
【0018】従来のベクトル制御回路は次のような回路
から成る。速度指令11から与えられる速度指令値fmr
と前記速度検出器5により検出される誘導電動機4の実
際の速度fm との偏差から速度制御器12はトルク電流
指令値I2rを発生する。電流指令演算器13はこのトル
ク電流指令値I2rと励磁電流指令14から与えられる励
磁電流指令値IMrとから、次式により誘導電動機4への
供給電流の大きさI1rと位相θr を演算する。 I1r=√(IMr 2 +I2r 2 ) (5) θr =tan-1(I2r/IMr) (6)
から成る。速度指令11から与えられる速度指令値fmr
と前記速度検出器5により検出される誘導電動機4の実
際の速度fm との偏差から速度制御器12はトルク電流
指令値I2rを発生する。電流指令演算器13はこのトル
ク電流指令値I2rと励磁電流指令14から与えられる励
磁電流指令値IMrとから、次式により誘導電動機4への
供給電流の大きさI1rと位相θr を演算する。 I1r=√(IMr 2 +I2r 2 ) (5) θr =tan-1(I2r/IMr) (6)
【0019】励磁電流指令値IMrはギャップ磁束密度を
定格値とする励磁電流に相当する。一方、すべり周波数
指令演算器15は前記トルク電流指令値I2rと励磁電流
指令値IMrとから次式によりすべり周波数指令値fsrを
演算する。 fsr=(r2 /2πM)・(I2r/IMr) (7)
定格値とする励磁電流に相当する。一方、すべり周波数
指令演算器15は前記トルク電流指令値I2rと励磁電流
指令値IMrとから次式によりすべり周波数指令値fsrを
演算する。 fsr=(r2 /2πM)・(I2r/IMr) (7)
【0020】ここに、Mは誘導電動機4の励磁インダク
タンス、r2 は二次抵抗である。加算器16は誘導電動
機4の実際の速度fm にこのすべり周波数指令値fsrを
加え、誘導電動機4の一次周波数(=インバータの出力
周波数)指令値f1rとする。瞬時電流制御回路17は誘
導電動機4への供給電流の大きさI1rと位相θr 及び一
次周波数指令値f1rとから誘導電動機4への供給電流の
瞬時電流基準信号を作成し、電流検出器3から得られる
誘導電動機4への実際の供給瞬時電流i1 がこの瞬時電
流基準信号に追従するようPWM制御18に制御信号を
送り、PWM制御18はこの制御信号に基づいてインバ
ータ2のスイッチング素子にオン・オフ信号(ゲート信
号)を与える。
タンス、r2 は二次抵抗である。加算器16は誘導電動
機4の実際の速度fm にこのすべり周波数指令値fsrを
加え、誘導電動機4の一次周波数(=インバータの出力
周波数)指令値f1rとする。瞬時電流制御回路17は誘
導電動機4への供給電流の大きさI1rと位相θr 及び一
次周波数指令値f1rとから誘導電動機4への供給電流の
瞬時電流基準信号を作成し、電流検出器3から得られる
誘導電動機4への実際の供給瞬時電流i1 がこの瞬時電
流基準信号に追従するようPWM制御18に制御信号を
送り、PWM制御18はこの制御信号に基づいてインバ
ータ2のスイッチング素子にオン・オフ信号(ゲート信
号)を与える。
【0021】本発明に係る回路は次のように構成され
る。判定器101は誘導電動機4の速度fm が判定値K
fmより大きく、且つ、トルク電流指令値I2rが判定値K
I2より小さい場合には、第一の切替えスイッチ104及
び第二の切替えスイッチ107の共通端子Cを端子B側
に接続し、それ以外の場合には第一の切替えスイッチ1
04及び第二の切替えスイッチ107の共通端子Cを端
子A側に接続する。一次周波数指令演算器103は定格
すべり指令102からの定格すべり指令値sN と速度検
出器5からの誘導電動機4の速度fm とから次式により
一次周波数指令値f1r′を演算する。 f1r′=fm /(1−sN ) (8)
る。判定器101は誘導電動機4の速度fm が判定値K
fmより大きく、且つ、トルク電流指令値I2rが判定値K
I2より小さい場合には、第一の切替えスイッチ104及
び第二の切替えスイッチ107の共通端子Cを端子B側
に接続し、それ以外の場合には第一の切替えスイッチ1
04及び第二の切替えスイッチ107の共通端子Cを端
子A側に接続する。一次周波数指令演算器103は定格
すべり指令102からの定格すべり指令値sN と速度検
出器5からの誘導電動機4の速度fm とから次式により
一次周波数指令値f1r′を演算する。 f1r′=fm /(1−sN ) (8)
【0022】定格すべり周波数演算器105は定格すべ
り指令102からの定格すべり指令値sN と速度検出器
5からの誘導電動機4の速度fm とから定格すべりsN
に対応するすべり周波数fsNを次式により演算する。 fsN={sN /(1−sN )}・fm (9)
り指令102からの定格すべり指令値sN と速度検出器
5からの誘導電動機4の速度fm とから定格すべりsN
に対応するすべり周波数fsNを次式により演算する。 fsN={sN /(1−sN )}・fm (9)
【0023】励磁電流指令演算器106は速度制御器1
2からのトルク電流指令値I2rと前記定格すべり周波数
演算器105からの定格すべりsN に対応するすべり周
波数fsNとから次式により励磁電流指令値IMr′を演算
する。 IMr′=(r2 /2πM)・(I2r/fsN) (10)
2からのトルク電流指令値I2rと前記定格すべり周波数
演算器105からの定格すべりsN に対応するすべり周
波数fsNとから次式により励磁電流指令値IMr′を演算
する。 IMr′=(r2 /2πM)・(I2r/fsN) (10)
【0024】以上のように構成される本発明の誘導電動
機の高効率制御回路の動作を電気自動車を例にとり説明
する。
機の高効率制御回路の動作を電気自動車を例にとり説明
する。
【0025】電気自動車が停止状態から加速する初期の
段階では誘導電動機4の速度fm は未だ判定値Kfmより
小さく、判定器101は第一の切替えスイッチ104と
第二の切替えスイッチ107の共通端子Cを端子A側に
それぞれ接続する。従って、ベクトル制御回路1は通常
のベクトル制御回路として動作し、誘導電動機4の速度
fm を速度指令値fmrに応答良く一致させるべくインバ
ータを制御する。加速がある程度経過すると、誘導電動
機4の速度fm は判定値Kfmより大きくなるが、依然と
して加速中のため大きなトルクを必要とし、トルク電流
指令値I2rは判定値KI2より大きい。この為、判定器1
01は依然として第一の切替えスイッチ104と第二の
切替えスイッチ107の共通端子Cを端子A側にそれぞ
れ接続したままである。加速が終了して電気自動車が平
坦な道路上で定速度走行状態になると、加速トルクを必
要とせず、車体の抵抗分や摩擦損失分のみのトルクとな
るために、誘導電動機4の速度fm を速度指令値fmrに
維持するためのトルクは判定値KI2より小さくなる。従
来の電気自動車の誘導電動機の制御方法では、このよう
な場合にも励磁電流指令値IMrを一定としていたため
に、(5)式においてトルク電流指令値I2rが小さくな
っても励磁電流指令値IMrが依然として大きいために誘
導電動機4への供給電流の大きさI1rはそれほど小さく
ならず、(6)式より位相θr が零に近くなる。位相θ
r が零に近くなるということは図1から分かるように誘
導電動機4の誘起電圧と供給電流の位相が90度に近く
なる、即ち、力率が零に近くなるということである。こ
の事は誘導電動機4の負荷が小さいにも拘わらず供給電
圧及び供給電流の大きさが小さくなっていないために生
ずる現象と考えてよい。供給電圧又は供給電流を小さく
すれば、その分力率も向上するはずである。この結果、
力率を向上させれば無用となる損失を発生させ、電気自
動車の効率を低下させる。誘導電動機4の鉄損は一次周
波数を一定とすると前述したように磁束密度即ち励磁電
流の2乗に比例する。 Wi ∝IM 2 (11)
段階では誘導電動機4の速度fm は未だ判定値Kfmより
小さく、判定器101は第一の切替えスイッチ104と
第二の切替えスイッチ107の共通端子Cを端子A側に
それぞれ接続する。従って、ベクトル制御回路1は通常
のベクトル制御回路として動作し、誘導電動機4の速度
fm を速度指令値fmrに応答良く一致させるべくインバ
ータを制御する。加速がある程度経過すると、誘導電動
機4の速度fm は判定値Kfmより大きくなるが、依然と
して加速中のため大きなトルクを必要とし、トルク電流
指令値I2rは判定値KI2より大きい。この為、判定器1
01は依然として第一の切替えスイッチ104と第二の
切替えスイッチ107の共通端子Cを端子A側にそれぞ
れ接続したままである。加速が終了して電気自動車が平
坦な道路上で定速度走行状態になると、加速トルクを必
要とせず、車体の抵抗分や摩擦損失分のみのトルクとな
るために、誘導電動機4の速度fm を速度指令値fmrに
維持するためのトルクは判定値KI2より小さくなる。従
来の電気自動車の誘導電動機の制御方法では、このよう
な場合にも励磁電流指令値IMrを一定としていたため
に、(5)式においてトルク電流指令値I2rが小さくな
っても励磁電流指令値IMrが依然として大きいために誘
導電動機4への供給電流の大きさI1rはそれほど小さく
ならず、(6)式より位相θr が零に近くなる。位相θ
r が零に近くなるということは図1から分かるように誘
導電動機4の誘起電圧と供給電流の位相が90度に近く
なる、即ち、力率が零に近くなるということである。こ
の事は誘導電動機4の負荷が小さいにも拘わらず供給電
圧及び供給電流の大きさが小さくなっていないために生
ずる現象と考えてよい。供給電圧又は供給電流を小さく
すれば、その分力率も向上するはずである。この結果、
力率を向上させれば無用となる損失を発生させ、電気自
動車の効率を低下させる。誘導電動機4の鉄損は一次周
波数を一定とすると前述したように磁束密度即ち励磁電
流の2乗に比例する。 Wi ∝IM 2 (11)
【0026】従って、誘起電圧即ち供給電圧を負荷に見
合って小さくすれば、力率が向上するとともに励磁電流
が小さくなるので鉄損も軽減できる。
合って小さくすれば、力率が向上するとともに励磁電流
が小さくなるので鉄損も軽減できる。
【0027】本発明では、トルク電流指令値I2rが判定
値KI2より小さくなると、判定器101が第一の切替え
スイッチ104と第二の切替えスイッチ107の共通端
子Cを端子B側にそれぞれ切り替える。そうすると、電
流指令演算器13は速度制御器12からのトルク電流指
令値I2rと励磁電流指令演算器106からの励磁電流指
令値IMr′とから誘導電動機4への供給電流の大きさI
1rと位相θr を演算することになる。励磁電流指令値I
Mr′は(10)式で表され、トルク電流指令値I2rが減
少すると共に減少し、(6)式におけるI2r/IMrが一
定となり、位相θr が一定となる。即ち、力率がトルク
の減少に拘わらず一定となる。また、(1)式より励磁
電流指令値IMr′を減少させることは誘起電圧を減少さ
せることになり、(11)式により鉄損を減少させるこ
とになる。誘起電圧を減少させるためには誘導電動機4
への供給電圧の大きさを減少させればよい。
値KI2より小さくなると、判定器101が第一の切替え
スイッチ104と第二の切替えスイッチ107の共通端
子Cを端子B側にそれぞれ切り替える。そうすると、電
流指令演算器13は速度制御器12からのトルク電流指
令値I2rと励磁電流指令演算器106からの励磁電流指
令値IMr′とから誘導電動機4への供給電流の大きさI
1rと位相θr を演算することになる。励磁電流指令値I
Mr′は(10)式で表され、トルク電流指令値I2rが減
少すると共に減少し、(6)式におけるI2r/IMrが一
定となり、位相θr が一定となる。即ち、力率がトルク
の減少に拘わらず一定となる。また、(1)式より励磁
電流指令値IMr′を減少させることは誘起電圧を減少さ
せることになり、(11)式により鉄損を減少させるこ
とになる。誘起電圧を減少させるためには誘導電動機4
への供給電圧の大きさを減少させればよい。
【0028】図4にこの時のベクトル図を示す。誘導電
動機4の負荷が小さくなると、トルク電流がI2 からI
2 ′に減少する。この時に位相がθN に一定となるよ
う、電動機供給電圧を下げることにより誘起電圧をEか
らE′に減少させ、励磁電流をIM からIM ′に減少さ
せる。位相θN は次式で表されるように定格すべりsN
により決まる。 θN =tan-1(2πfsNM/r2 ) =tan-1(2πsN f1 M/r2 ) (12)
動機4の負荷が小さくなると、トルク電流がI2 からI
2 ′に減少する。この時に位相がθN に一定となるよ
う、電動機供給電圧を下げることにより誘起電圧をEか
らE′に減少させ、励磁電流をIM からIM ′に減少さ
せる。位相θN は次式で表されるように定格すべりsN
により決まる。 θN =tan-1(2πfsNM/r2 ) =tan-1(2πsN f1 M/r2 ) (12)
【0029】本発明において、誘導電動機4への供給電
圧をどこまで下げるかの基準として誘導電動機4のすべ
りが定格値となるまでとした理由は以下による。図5に
示すように電圧を下げていくとすべりが増大し、それと
ともに力率も効率も向上する。しかしながら、すべりが
定格値を過ぎた付近から供給電流が増大しはじめ、それ
により銅損が増大するため、効率は逆に低下する。この
ようにすべりがほぼ定格値付近で誘導電動機の効率が最
大となる。
圧をどこまで下げるかの基準として誘導電動機4のすべ
りが定格値となるまでとした理由は以下による。図5に
示すように電圧を下げていくとすべりが増大し、それと
ともに力率も効率も向上する。しかしながら、すべりが
定格値を過ぎた付近から供給電流が増大しはじめ、それ
により銅損が増大するため、効率は逆に低下する。この
ようにすべりがほぼ定格値付近で誘導電動機の効率が最
大となる。
【0030】誘導電動機4への供給電圧を下げて定格す
べりで運転している時に、新たな加速指令や上り坂にな
るなどして誘導電動機4の負荷が増大し、速度指令値f
mrと実際の速度fm との間に偏差が発生すると、速度制
御器12の出力であるトルク電流指令値I2rが判定値K
I2より大きくなるので、判定器101は直ちに第一の切
替えスイッチ104と第二の切替えスイッチ107の共
通端子Cを端子A側にそれぞれ切り替える。その結果、
ベクトル制御回路1は通常のベクトル制御を行い、誘導
電動機4の負荷の変化に素早く対応する。
べりで運転している時に、新たな加速指令や上り坂にな
るなどして誘導電動機4の負荷が増大し、速度指令値f
mrと実際の速度fm との間に偏差が発生すると、速度制
御器12の出力であるトルク電流指令値I2rが判定値K
I2より大きくなるので、判定器101は直ちに第一の切
替えスイッチ104と第二の切替えスイッチ107の共
通端子Cを端子A側にそれぞれ切り替える。その結果、
ベクトル制御回路1は通常のベクトル制御を行い、誘導
電動機4の負荷の変化に素早く対応する。
【0031】以上の説明では判定器101の判定基準の
一つとして誘導電動機4の速度fmを使用したが、一次
周波数指令f1r′を代わりに使用できることは明らかで
ある。
一つとして誘導電動機4の速度fmを使用したが、一次
周波数指令f1r′を代わりに使用できることは明らかで
ある。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、電気自動車に搭載される誘導電動機のよう
に最大負荷と軽負荷とのトルクの差が非常に大きく、且
つ、軽負荷で運転される割合が大きいような誘導電動機
の運転形態において、軽負荷時における効率を改善して
運転効率を大幅に改善できる誘導電動機の高効率制御方
法及び装置を提供することができる。
ているので、電気自動車に搭載される誘導電動機のよう
に最大負荷と軽負荷とのトルクの差が非常に大きく、且
つ、軽負荷で運転される割合が大きいような誘導電動機
の運転形態において、軽負荷時における効率を改善して
運転効率を大幅に改善できる誘導電動機の高効率制御方
法及び装置を提供することができる。
【図1】 ベクトル制御を説明するためのベクトル図で
ある。
ある。
【図2】 ベクトル制御におけるトルクと損失の関係を
示す誘導電動機の損失特性図である。
示す誘導電動機の損失特性図である。
【図3】 本発明の一実施例を示す誘導電動機駆動シス
テムのブロック図である。
テムのブロック図である。
【図4】 本発明の制御方法を説明するためのベクトル
図である。
図である。
【図5】 誘導電動機の電圧特性図である。
1 ベクトル制御回路、2 インバータ、4 誘導電動
機、12 速度制御器、14 励磁電流指令、101
判定器、106 励磁電流指令演算器、107切替えス
イッチ
機、12 速度制御器、14 励磁電流指令、101
判定器、106 励磁電流指令演算器、107切替えス
イッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 和之 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号 九州電力株式会社内 (72)発明者 吉田 泰憲 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号 九州電力株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ベクトル制御回路(1)を有する誘導電
動機(4)の制御方法において、誘導電動機(4)の回
転数又はこの誘導電動機(4)に電力を供給するインバ
ータ(2)の出力周波数がある値以上で、且つ、速度制
御器(12)の出力であるトルク電流指令がある大きさ
以下であるかどうかを判定する手段(101)を設け、
前記誘導電動機(4)のすべりを定格値SN にするため
の励磁電流指令値IMr' を演算し、この演算された励磁
電流指令値IMr' と、励磁電流指令(14)から与えら
れるベクトル制御時の励磁電流指令値IMrとを、前記判
定手段(101)の判定結果に基づいて切り替えること
を特徴とする誘導電動機の高効率制御方法。 - 【請求項2】 ベクトル制御回路(1)を有する誘導電
動機(4)の制御装置において、誘導電動機(4)の回
転数又はこの誘導電動機(4)に電力を供給するインバ
ータ(2)の出力周波数がある値以上で、且つ、速度制
御器(12)の出力であるトルク電流指令がある大きさ
以下であることを判定する判定器(101)と、前記誘
導電動機(4)のすべりを定格値にするための励磁電流
指令値を演算する励磁電流指令演算器(106)と、こ
の励磁電流指令値と励磁電流指令(14)から与えられ
るベクトル制御時の励磁電流指令値とを前記判定器(1
01)の判定結果に基づいて切り替える切替えスイッチ
(107)とを設けたことを特徴とする誘導電動機の制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5205201A JPH0759400A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 誘導電動機の高効率制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5205201A JPH0759400A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 誘導電動機の高効率制御方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0759400A true JPH0759400A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16503080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5205201A Pending JPH0759400A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 誘導電動機の高効率制御方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0759400A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011004492A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 誘導電動機の制御装置 |
JP2016001585A (ja) * | 2014-06-11 | 2016-01-07 | 現代自動車株式会社Hyundaimotor Company | 燃料電池システムおよびその制御方法 |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP5205201A patent/JPH0759400A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011004492A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 誘導電動機の制御装置 |
JP2016001585A (ja) * | 2014-06-11 | 2016-01-07 | 現代自動車株式会社Hyundaimotor Company | 燃料電池システムおよびその制御方法 |
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