JPH0759320A - 直流機の整流機構 - Google Patents

直流機の整流機構

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JPH0759320A
JPH0759320A JP21504293A JP21504293A JPH0759320A JP H0759320 A JPH0759320 A JP H0759320A JP 21504293 A JP21504293 A JP 21504293A JP 21504293 A JP21504293 A JP 21504293A JP H0759320 A JPH0759320 A JP H0759320A
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JP
Japan
Prior art keywords
conductive
commutator
conductive balls
balls
machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP21504293A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Fujiwara
智 藤原
Tsutomu Kinoshita
勉 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流機の小型化が可能となる整流機構を提供
する。 【構成】 各整流子片4a〜4eには、導電性ボール5
a〜5fの少なくとも1個が外接するとともに、そのう
ちの径方向で対向する少なくとも2個が、それぞれ絶縁
性リング7に形成した導電領域8a,8bに内接するか
ら、電機子軸2の回転により導電性ボール5a〜5fを
介して導電領域8a,8bと接続する整流子片4a〜4
eが順番に移行していっても、対向する導電領域8a,
8b間には常に2個の電流経路が成立し、一方の電流経
路となるコイルに流れる電流の向きと、他方の電流経路
となるコイルに流れる電流の向きが逆になる整流作用を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流機の整流機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように直流機aは、電機子b
に巻装された巻線に流れる電流の方向の切り換えを、整
流子cとブラシdにより行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、整流子
cは回転軸eを支承するボールベアリングfと電機子b
との間に配設されるため、軸方向の寸法が長くなる。ま
た、整流子cの外側にブラシdを保持して該整流子cに
摺接させるため、この部分では径方向の寸法も大きくな
って、直流機の小型化を阻害する要因となる等の問題点
があった。本発明は上記問題点を解決するためになされ
たもので、径の大きな整流子とブラシとを廃止して直流
機の小型化が可能となる整流機構を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの具体的構成として、電機子軸の外周に固嵌された整
流子片の数+1以上の個数の導電性ボールと、前記整流
子片に外接する前記各導電性ボールを等角度間隔に保持
する絶縁性リテーナと、前記各導電性ボールが内接する
とともに、該導電性ボールの径方向で対向する少なくと
も2個がそれぞれ対応する導電領域を形成した絶縁性リ
ングとからなり、該絶縁性リングを絶縁を確保して直流
機のエンドフレームに固定し、前記導電領域にそれぞれ
リード線を接続したことを特徴とする直流機の整流機構
が提供される。
【0005】
【作用】上記直流機の整流機構の作用は以下の通りであ
る。電機子巻線の各コイルを結線した各整流子片には、
導電性ボールの少なくとも1個が外接するとともに、そ
のうちの径方向で対向する少なくとも2個の導電性ボー
ルが、それぞれ絶縁性リングに形成した導電領域に内接
するから、電機子軸の回転により導電性ボールを介して
導電領域と接続する整流子片が順番に移行していって
も、対向する導電領域間には常に2個の電流経路が成立
し、一方の電流経路となるコイルに流れる電流の向き
と、他方の電流経路となるコイルに流れる電流の向きが
逆になる整流作用を行うことができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して説明す
る。図1は本発明の直流機の整流機構1の概略構成図で
ある。電機子軸2の外周には、整流子3が固嵌されてい
る。整流子3は等分割された5個の整流子片4a〜4e
からなる。各整流子片4a〜4e間は互い絶縁され、電
機子軸2との間もそれぞれ絶縁されている。整流子3の
外周には、5個の整流子片4a〜4eに外接する6個の
導電性ボール5a〜5fと、該導電性ボール5a〜5f
を等角度間隔に保持した絶縁性リテーナ6とが組み込ま
れる。これにより、整流子片4a〜4eのそれぞれに少
なくとも導電性ボール5a〜5fの何れか1個が対応し
て外接する。
【0007】また、絶縁性リテーナ6の外周には、前記
導電性ボール5a〜5fが内接する絶縁性リング7が組
み込まれる。この絶縁性リング7には、径方向で対向す
る導電領域8a,8bが形成される。そして、導電領域
8a,8bの円周方向の長さは、絶縁性リテーナ6によ
り等角度間隔に保持された導電性ボール5a〜5fのう
ち、隣り合う2個が同時に内接できる長さに形成されて
いる。
【0008】上記により電機子軸2を支承する軸受9が
構成される。この軸受9を、図1及び図2に示すように
直流機11のエンドフレーム12に絶縁を確保して固定
するとともに、絶縁性リング7の導電領域8a,8bに
それぞれリード線13a,13bを接続することによ
り、直流機11の整流機構1が構成される。尚、図2に
おいて14は電機子、15は電機子14に巻装されたコ
イル、16は直流機11の外郭をなすハウジングであ
る。
【0009】以下図3を参照して直流機11の整流機構
1の作動を説明する。図3(A)〜(E)(以下図3を
省略する)は、前記した軸受9の部分を展開して示した
ものである。(A)に示すように、絶縁性リング7の導
電領域8aと整流子片4aは、導電性ボール5aと5b
を介して短絡している。また、導電領域8bと整流子片
4c及び4dは、導電性ボール5dと5eを介して短絡
している。この状態では、導電領域8a→導電性ボール
5a,5b→整流子片4a→コイル15ae→整流子片
4e→コイル15ed→整流子4d→導電性ボール5e
→導電領域8bと流れる電流経路と、整流子片4aから
分岐してコイル15ab→整流子片4b→コイル15b
c→整流子片4c→導電性ボール5d→導電領域8bと
流れる電流経路が成立する。
【0010】電機子14が回転すると、導電領域8a,
8bと短絡する整流子片4a〜4eが順番に移行してい
く。絶縁性リテーナ6は、整流子3(整流子片4a〜4
e)に対して相対的に回転し、導電性ボール5a〜5f
の整流子片4a〜4e及び導電領域8a,8bに対する
位相は一定ではないが、各整流子片4a〜4eには少な
くとも導電性ボール5a〜5fの1個が対応して外接す
る。また、導電領域8a,8bに対しても少なくとも導
電性ボール5a〜5fの内の2個がそれぞれ対応して内
接する。従って、(B)〜(E)に示すように、対向す
る導電領域8aと8bとの間には常に2個の電流経路
x,yが成立し、一方の電流経路xとなるコイル15に
流れる電流の向きと、他方の電流経路yとなるコイル1
5に流れる電流の向きが逆になる。
【0011】
【発明の効果】本発明の直流機の整流機構は上記した構
成を有し、電機子巻線の各コイルを結線した各整流子片
には、導電性ボールの少なくとも1個が外接するととも
に、そのうちの径方向で対向する少なくとも2個の導電
性ボールが、それぞれ絶縁性リングに形成した導電領域
に内接するから、電機子軸の回転により導電性ボールを
介して導電領域と接続する整流子片が順番に移行してい
っても、対向する導電領域間には常に2個の電流経路が
成立し、一方の電流経路となるコイルに流れる電流の向
きと、他方の電流経路となるコイルに流れる電流の向き
が逆になる整流作用を行うことができ、ブラシ及び該ブ
ラシが摺接する外形寸法の大きな整流子を廃止できるか
ら、直流機の小型化に寄与できるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】直流機の整流機構の概略構成図である。
【図2】本発明を適用した直流機の断面図である。
【図3】整流機構の作動を示した説明図である。
【図4】従来例を示した断面図である。
【符号の説明】
1...整流機構 2...電機子軸 3...整流子 4a〜
4e...整流子片 5a〜5f...導電性ボール 6...
絶縁性リテーナ 7...絶縁性リング 8a,8b...導
電領域 11...直流機 12...エンドフレーム 13
a,13b...リード線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子軸の外周に固嵌された整流子片の
    数+1以上の個数の導電性ボールと、前記整流子片に外
    接する前記各導電性ボールを等角度間隔に保持する絶縁
    性リテーナと、前記各導電性ボールが内接するととも
    に、該導電性ボールの径方向で対向する少なくとも2個
    がそれぞれ対応する導電領域を形成した絶縁性リングと
    からなり、該絶縁性リングを絶縁を確保して直流機のエ
    ンドフレームに固定し、前記導電領域にそれぞれリード
    線を接続したことを特徴とする直流機の整流機構。
JP21504293A 1993-08-06 1993-08-06 直流機の整流機構 Pending JPH0759320A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003100919A1 (de) * 2002-05-25 2003-12-04 Robert Bosch Gmbh Kommutator für elektromotoren
US6838801B2 (en) 2001-10-26 2005-01-04 Sanwa Daiya-Kouhan Co., Ltd. Rectifying structure and rotary machine employing the same
KR20190028876A (ko) * 2017-09-11 2019-03-20 현대자동차주식회사 직류 모터

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