JPH07588U - 浮遊物収集装置 - Google Patents
浮遊物収集装置Info
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- JPH07588U JPH07588U JP1977693U JP1977693U JPH07588U JP H07588 U JPH07588 U JP H07588U JP 1977693 U JP1977693 U JP 1977693U JP 1977693 U JP1977693 U JP 1977693U JP H07588 U JPH07588 U JP H07588U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期的に効率良く浮遊物の回収が可能であ
る。 【構成】 吸い込み受皿21と、液体表面に設置され吸
い込み受皿21に浮力を与えるとともに、上下動される
フロート33と、吸い込み受皿21に一端が開口する排
水通路24と排水通路24の他端に設置され吸引作動を
おこなう吸引手段と、からなることを特徴とする浮遊物
収集装置。
る。 【構成】 吸い込み受皿21と、液体表面に設置され吸
い込み受皿21に浮力を与えるとともに、上下動される
フロート33と、吸い込み受皿21に一端が開口する排
水通路24と排水通路24の他端に設置され吸引作動を
おこなう吸引手段と、からなることを特徴とする浮遊物
収集装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 この考案は、浮遊物収集装置に係る。詳細には、水 等の液体に浮遊する非水溶性塗料等の浮遊物を収集する装置に係る。
【0002】
【従来の技術】 従来この種の浮遊物収集装置としては、図4及び図5に図 示されるフロートサクションが知られている。同フロートサクションにおいて、 101はフロートである。フロート101の下部周囲には平皿状の吸い込み受皿 102が設けられる。103は、排水ホースであり、一端は受皿102に開口す る。排水ホース103他端は、サクションポンプ104に連結される。105は 、水槽であり塗装工程で排出された排水106を貯水する。
【0003】 排水106表面には、非水溶性塗料からなるミスト状の浮遊物107が浮遊す る。吸い込み受皿102の上端が排水106表面よりやや低くなるようにフロー ト101は設定されるため、排水106は僅かづつ水表面から吸い込み受皿10 2内に流入する。そのとき、排水106表面に浮遊する浮遊物107は、排水1 06とともに吸い込み受皿102内に流入する。
【0004】 吸い込み受皿102内に流入する僅かな排水106および浮遊物107は、サ クションポンプ104の吸引作動によりサクションポンプ104に吸引され、そ の後排水106と浮遊物107とを分離する。
【0005】 図5に図示されるように、センサー110、センサー111で液面を検出し、 ホイスト112とシリンダー113とで、フロート114の高さを調整する装置 も知られている。115はホースである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、図4に図示されるような フロートサクションでは、使用しているうちに吸い込み受皿102の周囲に浮遊 物107が集まる。浮遊物107は、排水106表面に浮遊するため、排水10 6表面は浮遊物107に邪魔されて吸い込み受皿102内に吸入されにくくなる 。
【0007】 他方、サクションポンプ104は常に吸引作動されているため、吸い込み受皿 102内に排水106が入って来なくとも吸引作動する。そのため、排水106 の代わりに、空気がホース103内に吸入される。ホース103内に空気が吸入 されると、ホース103自体の比重が小さくなり、ホース103ごとフロート1 01、吸い込み受皿102は浮上し、排水102、浮遊物107は全く吸い込み 受皿102内に入らなくなり、浮遊物の分離作業は中断される。
【0008】 そのような不都合を避けるため、吸い込み受皿102が水面下の深い位置をと るように、フロート101を調整すると、大量に排水が吸い込み受皿102内に 流入するため浮遊物107の回収効率が悪くなる課題を有した。
【0009】 しかしながら図5に図示される従来例では、ホイストコントロールとシリンダ ー動作ストロークがうまく合わないと空汲みになり、ホイストチェーンはフリー であることからホース115とフロート114の浮力によって、吸い込み位置が 浮上し機能しなくなる。またシリンダー113の重さによってフロート114が 傾く課題を有する。更に設備が大掛かりとなり、水槽内のフロート設置位置が限 られる課題も有する。
【0010】
【課題を解決するための手段】 この考案は、
【0011】 吸い込み受皿と、液体表面に設置され吸い込み受皿に浮力を与えるとともに、 上下動されるフロートと、吸い込み受皿に一端が開口する排水通路と、排水通路 の他端に設置され吸引作動をおこなう吸引手段とからなることを特徴とする浮遊 物収集装置、
【0012】 を提供する。
【0013】
【作用】 フロートが上方移動すると、相対的に吸い込み受皿は下降する。 フロートが下方移動されると、相対的に吸い込み受皿は上昇し、受皿内の浮遊物 を強力に吸い込む。吸い込み受皿が、液体表面下にさがると、吸い込み受皿周囲 に集まって来ている浮遊物は、吸い込み受皿内に液体とともに流入する。
【0014】
【実施例】 この考案の実施例の正面図をあらわす図1、図2、同平面図を あらわす図3にしたがって説明する。
【0015】 11はフロートであり、それ自体浮力を有する。12は、エアシリンダーであ る。エアシリンダー12は、フロート11の中央に垂直に密閉させ防水され取り 付けられる。13は、空気弁である。空気弁13は、電磁弁からなり、2本のエ アチューブ14、14を介して、エアシリンダー12の2カ所に交互にエアを供 給する。15は、ロッドであり、一方のエアチューブ14からエアがエアシリン ダー12に供給されることにより上方に伸張し、他方に供給されることにより収 縮する。
【0016】 21は吸い込み受皿である。吸い込み受皿21は周囲に壁22を立設させた円 盤皿からなり、その中央にフロート11を取り付ける。23は、吸入口である。 吸入口23は、吸い込み受皿21に開口する。吸入口23はホース状からなる排 水通路24に連結される。排水通路24の他端には、吸引手段25であるサクシ ョンポンプが設置され常に吸入口23から排水を吸引する。
【0017】 31はリンクである。リンク31は、2カ所で屈曲され一端側には長孔32が 設けられる。リンク31は、中央部で回動自在に取り付けられ、長孔32は、ロ ッド15の先端が係止される。リンク31、リンク31は対向して設置される。 リンク31の、外側端にはフロート33が取り付けられる。この実施例ではフロ ート33は補助フロートである。
【0018】 41は、貯水槽内に貯水される液体である。この実施例では液体41は、塗装 ブースで使用される循環水である。42は、浮遊物である。浮遊物42は、この 実施例では塗装工程で使用された非水溶性塗料のミストからなる。浮遊物42は 、粘度が高い物質、固形物でもよい。浮遊物42は、循環水41の表面に浮遊す る。43は吸い込み受皿高さ調整機構であり図2に図示されるように2カ所設置 される。
【0019】 次に、実施例の作用について説明する。空気弁14からエアを供給する。する と、一方のエアチューブ14からエアがエアシリンダー12に供給されることに よりロッド15は上方に伸張し、他方に供給されることによりロッド15は下方 に収縮する。ロッド15の伸縮により、係止される長孔32のロッド15との係 止位置がかわりリンク31の長孔32側の端部が上昇下降し、リンク31のフロ ート33の取り付けられた反対端は逆に上昇下降する。フロート33が上方移動 すると、フロート33の浮力減少が生じ図1に図示されるように相対的にフロー トサクション11及び吸い込み受皿21は下降する。フロート33が図2に図示 されるように下方移動されると、フロート33の浮力増加が生じ相対的に、フロ ートサクション11及び吸い込み受皿21は上昇する。
【0020】 吸い込み受皿21が、液体表面下に下がると、吸い込み受皿21周囲に集まっ て来ている浮遊物42は、吸い込み受皿21内に排水41とともに流入する。吸 い込み受皿21が、上昇すると吸い込み受皿21内に収納された排水と浮遊する 42は、吸引手段により吸入口23から排水通路24に吸入される。このとき、 吸い込み受皿21の壁22上端が、液体41表面よりやや低くなるようフロート 33に付けられた吸い込み受皿の高さを調整すると、わずかづつ液体41が、吸 い込み受皿21内に流入する。排水通路24に流入された、浮遊物42と液体4 1は別途分離される。
【0021】 フロート33の上下動をおこなうことで、浮遊物42、液体41の取り込みと 、浮遊物42、液体41の排水通路24への吸引を順次おこなう。排水通路24 がエアを吸入した場合は、サクションポンプ圧力センサーにより、フロート33 を上方で維持することによって、吸い込み受皿21の下降により液体41が吸い 込み受皿21内に流入するためすぐに回復する。
【0022】
【考案の効果】 したがって、この考案では吸い込み受皿周囲に集まってく る浮遊物の取り込みと、吸入力増大とを繰り返し行うことで、長期的に効率良く 浮遊物の回収が可能である。また水位変動への追随、エアー吸い込みによる空汲 みに対して自動的に対応する事が出来る。
【図1】 この考案の実施例の正面図
【図2】 この考案の実施例の正面図
【図3】 この考案の実施例の平面図
【図4】 従来例の正面図
【図5】 他の従来例の正面図
21 吸い込み受皿 24 排水通路 25 吸引手段 33 フロート
Claims (1)
- 【請求項1】 吸い込み受皿と、液体表面に設置され吸
い込み受皿に浮力を与えるとともに、上下動されるフロ
ートと、吸い込み受皿に一端が開口する排水通路と、排
水通路の他端に設置され吸引作動をおこなう吸引手段と
からなることを特徴とする浮遊物収集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993019776U JP2557104Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 浮遊物収集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993019776U JP2557104Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 浮遊物収集装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07588U true JPH07588U (ja) | 1995-01-06 |
JP2557104Y2 JP2557104Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=12008739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993019776U Expired - Fee Related JP2557104Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 浮遊物収集装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557104Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51117363U (ja) * | 1975-03-11 | 1976-09-22 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP1993019776U patent/JP2557104Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51117363U (ja) * | 1975-03-11 | 1976-09-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2557104Y2 (ja) | 1997-12-08 |
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Legal Events
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