JPH075888Y2 - 塗装ブース - Google Patents

塗装ブース

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JPH075888Y2
JPH075888Y2 JP1072390U JP1072390U JPH075888Y2 JP H075888 Y2 JPH075888 Y2 JP H075888Y2 JP 1072390 U JP1072390 U JP 1072390U JP 1072390 U JP1072390 U JP 1072390U JP H075888 Y2 JPH075888 Y2 JP H075888Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、塗装ブースに関する。詳しくは、本体内の塗
料ミストを気液接触により捕集する塗料ミスト除去装置
を備えた塗装ブースに関する。
[従来の技術] 塗装ブースでは、塗料の吹付け塗装時に塗料ミストが発
生するため、本体の床下つまり塗装室の床下に、本体内
の塗料ミストを気液接触により捕集する塗料ミスト除去
装置を設けている。
従来の塗料ミスト除去装置としては、例えば特公昭55−
6427号公報に開示されている装置が知られている。これ
は、第3図に示す如く、本体1内の床下、つまり塗装室
2の床3の下に、水などの液体を本体1の両側壁に設け
られた給水路4A,4Bから一定水膜の水流として中央へ向
かって流下させる傾斜プレート5A,5Bを本体1の両側か
ら中央位置へ向かうに従って次第に下方へ傾斜して配置
し、この両傾斜プレート5A,5Bの内端部に、傾斜プレー
ト5A,5Bを流下する水流と塗装室2内で発生した塗料ミ
ストを含む気流とを接触させるベンチュリー部6を形成
した構成である。
また、実公昭59−21894号公報や特公平1−48826号に開
示されている装置は、基本的には、第4図に示す如く、
本体(図示省略)の床下に溢液部7A,7Bを有する水深一
定な液溜槽8A,8Bを配置し、この両液溜槽8A,8Bの間に各
溢液部7A,7Bからの溢液と本体内の塗料ミストを含む気
流とを気液接触させるベンチュリー部9を形成した構成
である。
[考案が解決しようとする課題] ところが、第3図に示す装置では、傾斜プレート5A,5B
を本体1の両側から中央位置へ向かうに従って次第に下
方へ傾斜して配置しなければならないので、本体1の高
さ寸法が高く、大型化するという欠点がある。
しかも、塗装室2内から床3を通って落下した塗料カス
が傾斜プレート5A,5Bに付着すると、第5図に示す如
く、傾斜プレート5A,5Bを流下する水流が遮られ、いわ
ゆる液切れ現象を起こす。すると、この部分での気液接
触が行なえなくなるから、塗料ミストの捕集効率が低下
するという問題が生じる。
また、第4図に示す装置では、本体の大型化の欠点を解
消できるものの、塗料カスの付着による塗料ミストの捕
集効率の低下については依然解消されない。つまり、液
溜槽8A,8Bの液面に浮遊する塗料カスが液溜槽8A,8Bの液
体の流れに伴って溢液部7A,7Bに付着するので、同様な
問題が生じる。
ここに、本考案の目的は、このような従来の欠点を解消
し、塗料カスの付着による液切れ現象を少なくして塗料
ミストの捕集効率を向上させることができる塗装ブース
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] そのため、本考案では、本体の床下に配設されかつ溢液
部を有する液溜槽およびこの液溜槽の溢液部からの溢液
と前記本体内の塗料ミストを含む気流とを気液接触させ
る気液接触部からなる塗料ミスト除去装置を備えた塗装
ブースにおいて、前記液溜槽内の前記溢液部近傍に、液
溜槽内の液面に浮遊する塗料カスの溢液部への流れを阻
止し、かつ、液溜槽内の液体の溢液部への流れを許容す
る堰板を設けた、ことを特徴とする。
[作用] 塗料の吹付け時にワークに付着しなかった塗料のうち、
微細な塗料粒子(塗料ミスト)は気流とともに気液接触
部へ送られ、そこで、液溜槽の溢液部からの溢液と接触
されて捕集される。
残りの塗料粒子は、液溜槽内の液面に落下される。ここ
で、液面に浮遊する塗料粒子は、液溜槽内の液体ととも
に溢液部へ向かって流れようとするが、堰板によって阻
止されるから、液面に浮遊する塗料粒子が溢液部に付着
することが少ない。
従って、塗料カスの付着による液切れ現象を少なくする
ことができるので、塗料ミストの捕集効率を向上させる
ことができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図に基づい
て説明する。
第1図は塗装ブースの縦断面図、第2図は塗料ミスト除
去装置の拡大図である。第1図において、11は本体であ
る。本体11の内部には、その上部に給気室12が、中間部
に塗装室13が、下部に塗料ミスト分離室14がそれぞれ区
画形成されている。つまり、給気室12と塗装室13とはフ
ィルタ15によって区画されている。また、塗装室13と塗
料ミスト分離室14とはすのこ状の床16によって区画され
ている。
前記給気室12は、外気を前記塗装室13に所定圧力で均一
に供給するための室で、一側壁に外気を導入する給気フ
ァン21が接続されている。
前記塗装室13は、搬入された自動車ボディーなどのワー
ク31に塗装を施すための室で、内部にワーク31を搬送す
るためのレールなどの搬送装置32が設けられているとと
もに、その搬送装置32によって搬送されるワーク31に塗
装を施すスプレーガン33が備えられている。
前記塗料ミスト分離室14は、前記塗装室13でワーク31に
付着されなかった塗料を捕集するための室で、内部に塗
料ミスト除去装置41が配置されているとともに、一側壁
に塗料ミスト除去装置41を通過した気流を外部へ排気す
る排気ファン42が接続されている。なお、塗料ミスト分
離室14には、図示していないが、塗料ミスト除去装置41
から流下された液体を回収する回収槽が設けられてい
る。
前記塗料ミスト除去装置41は、第2図に示す如く、前記
本体11内の床下両側に前記搬送装置32の搬送方向に沿っ
て配設された一定水深の液溜槽51A,51Bと、この両液溜
槽51A,51Bの間に形成された気液接触部を構成するベン
チュリー部52とから構成されている。
前記各液溜槽51A,51Bには、その内端部側に溢液部53A,5
3Bが、外端部に給液路55A,55Bがそれぞれ形成されてい
るとともに、その溢液部53A,53Bの近傍に液溜槽51A,51B
内の液面に浮遊する塗料カスの溢液部53A,53Bへの流れ
を阻止し、かつ、液体の溢液部53A,53Bへの流れを許容
する堰板54A,54Bが配置されている。つまり、各堰板54
A,54Bは、上端が液溜槽51A,51Bの液面より上方へ突出
し、かつ、下端が液溜槽51A,51Bの底壁に対して隙間を
有するように液面下に配置されている。
前記ベンチュリー部52は、前記両液溜槽51A,51Bの溢液
部53A,53Bから中央へ向かうに従って次第に下方へ傾斜
するフロープレート56A,56Bと、この両側のフロープレ
ート56A,56Bの内端部に形成されたスリット57とから構
成されている。
次に、作用を説明する。
まず、液溜槽51A,51B内に液体、ここでは水を供給し、
液溜槽51A,51Bの溢液部53A,53Bから溢液させる。する
と、溢液部53A,53Bからの溢液は、ベンチュリー部52の
フロープレート56A,56Bを一定水膜の水流となって均一
に流下した後、図示しない回収槽に回収される。
また、給気ファン21および排気ファン42を駆動させて、
外気が給気室12内から塗装室13を通して塗料ミスト除去
装置41のスリット57へ向って流れる気流を形成すると、
フロープレート56A,56Bを流下する水流は、スリット57
を通過する気流のエジェクタ効果により霧状となって流
下される。
この状態において、塗装室13内に搬入されたワーク31に
スプレーガン33から塗料を吹付けて塗装を行うと、ワー
ク31に付着しなかった塗料が気流とともに塗料ミスト分
離室14へ強制的に送込まれる。
このとき、ワーク31に付着しなかった塗料粒子のうち、
微細な塗料粒子は、気流とともに、ベンチュリー部52の
スリット57へ向けて送込まれる。すると、スリット57か
ら霧状に流下している水と接触するので、その水に捕集
されて下方へ流下される。
残りの塗料粒子は、液溜槽51A,51Bの液面上に落下す
る。ここで、液溜槽51A,51Bの液面に浮遊する塗料粒子
は、液溜槽51A,51B内の液体の流れに伴って溢液部53A,5
3Bへ向かって流れようとするが、堰板54A,54Bによって
堰止められるので、溢液部53A,53Bまで達することがな
い。これにより、液面に浮遊する塗料カスが溢液部53A,
53Bに付着することが少なくなるから、液切れ現象を防
止できる。
従って、本実施例によれば、本体11の床下に配置された
液溜槽51A,51B内の溢液部53A,53B近傍に堰板54A,54Bを
設けたので、液溜槽51A,51B内の液体の溢液部53A,53Bへ
の流れを許容するとともに、液面に浮遊する塗料カスの
溢液部53A,53Bへの流れを阻止することができる。よっ
て、液溜槽51A,51B内の液面に浮遊する塗料カスが溢液
部53A,53Bに付着することが少なくなるから、塗料カス
の付着による液切れ現象を防止して塗料ミストの捕集効
率を向上させることができる。
また、各液溜槽51A,51Bは水深一定の形状であるから、
本体11の高さ寸法を大きくしなくてもよい。つまり、小
型に構成できる。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、本体の床下に配置された
液溜槽内の溢液部近傍に堰板を設けたので、液溜槽内の
液体の溢液部への流れを許容するとともに、液面に浮遊
する塗料カスの溢液部への流れを阻止することができ
る。よって、液溜槽内の液面に浮遊する塗料カスが溢液
部に付着することが少なくなるから、塗料カスの付着に
よる液切れ現象を防止して塗料ミストの捕集効率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は縦断面図、第2図は塗料ミスト除去装置を示す
拡大断面図である。第3図〜第5図は従来例を示すもの
で、第3図および第4図はそれぞれ異なる従来例を示す
図、第5図は従来例の問題点を説明するための図であ
る。 11…本体、16…床、41…塗料ミスト除去装置、51A,51B
…液溜槽、52…ベンチュリー部(気液接触部)、53A,53
B…溢液部、54A,54B…堰板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の床下に配設されかつ溢液部を有する
    液溜槽およびこの液溜槽の溢液部からの溢液と前記本体
    内の塗料ミストを含む気流とを気液接触させる気液接触
    部からなる塗料ミスト除去装置を備えた塗装ブースにお
    いて、 前記液溜槽内の前記溢液部近傍に、液溜槽内の液面に浮
    遊する塗料カスの溢液部への流れを阻止し、かつ、液溜
    槽内の液体の溢液部への流れを許容する堰板を設けた、 ことを特徴とする塗装ブース。
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