JPH075873Y2 - スプリンクラー - Google Patents

スプリンクラー

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JPH075873Y2
JPH075873Y2 JP2627290U JP2627290U JPH075873Y2 JP H075873 Y2 JPH075873 Y2 JP H075873Y2 JP 2627290 U JP2627290 U JP 2627290U JP 2627290 U JP2627290 U JP 2627290U JP H075873 Y2 JPH075873 Y2 JP H075873Y2
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JP
Japan
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nozzle
water
angle
nozzle body
outlet
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JP2627290U
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篤二 松野
幹男 山崎
文昭 町田
了 上野
光 河村
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Central Japan Railway Co
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Central Japan Railway Co
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は鉄道の軌道、道路等への積雪を防止したり、学
校のグランド、農園等に水を散水するためのスプリンク
ラーに係るものである。
従来の技術 従来より、学校のグランド、農園等に散水を行う事を目
的としたスプリンクラーには、ノズル体からの水の噴出
圧力を受けてコイル発条の付勢力に抗し一方に回転する
ブレードを、このコイル発条の復元力でノズル体に打撃
し、ノズル体を円周方向に一定角度づつ回転し得るよう
に形成したものが存在する。このスプリンクラーは、散
水対象範囲を外周方向全域の円型とするため、鉄道の軌
道、道路等の如く長手方向に連続する場所で散水し、積
雪を防止しようとすると、積雪を防止する必要のない部
分にまで無駄な散水を行う不経済性があった。
またブレードの回転打撃でノズルを回動するスプリンク
ラーであって、鉄道の軌道等の積雪を防止する目的で提
案されたものには、特開昭61−95106号公報記載の発明
が存在するが、この発明も散水範囲をスプリンクラーか
ら一方向にだけ大きくしているので、散水範囲に無駄が
多く、設置位置や設置方向に多くの制約を受けるととも
に設備がコスト高となる欠点を有していた。
考案が解決しようとする課題 本考案は上述のごとき課題を解決しようとするものであ
って、鉄道の軌道、道路等の長手方向の目的場所に水を
散水する場合、散水範囲をスプリンクラーを中心として
長方形状、長楕円状とし、散水範囲に無駄をなくし、廉
価で効果的な散水を行おうとするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上述のごとき課題を解決するため、ノズル体か
らの水の噴出圧力を受けてコイル発条の付勢力に抗し一
方に回転するブレードを、このコイル発条の復元力でノ
ズル体に打撃し、ノズル体を円周方向に一定角度づつ回
転し得るようにしたものに於て、ノズル体の外周に、ノ
ズルと連通するノズル管を60°〜120°の角度を介して
複数本突出形成するとともにノズル体を外周に回動可能
に装着した給水管に、ノズルに連通させるための導出口
を180°プラスマイナス10°の角度で2個開口して成る
ものである。
またノズル管は、90°の角度を介して2本突出しても良
い。
またノズル管は、120°の角度を介して3本突出しても
良い。
また導出口は、180°の角度で2個開口しても良い。
作用 本考案は上述のごとく構成したものであるから、学校の
グランド、農園、鉄道の軌道、道路等の目的場所に水を
散水するには、給水管に水を通水すると、この給水管に
開口した導出口に臨ませて位置するノズル管を介してノ
ズルから水を噴出する。この水の噴出は、導出口とノズ
ル管とが直線上に位置して、導出口とノズル管が完全な
連通状態となっていれば、水は強く噴出し、水の飛距離
は大きなものとなり、またノズル管と導出口の連通が不
充分で、導出口が半開状態でノズル管に連通すれば、水
の噴出は弱く、飛距離は小さくなり、更にノズル管と導
出口の連通が完全に閉止されれば、この閉止された側の
ノズル管からの水の噴出は不可能となるが、このノズル
管とは60°〜120°の角度を介して設けた他方のノズル
管からは水を噴出する事ができる。またこの水の噴出に
より、ブレードは水の噴出圧力に押圧され、コイル発条
の付勢力に抗しながら一方に回転するものの、コイル発
条の復元力によってブレードは回転してきた方向とは逆
に復元回転し、停止状態のノズル体を打撃し、ノズル体
を円周方向に一定角度回転させる事ができる。
このようにノズルから噴出した水は、導出口の開口方向
に強く噴出し、開口方向以外には弱く噴出するので、導
出口を180°プラスマイナス10°の範囲に設ける事によ
り、水の散水範囲をスプリンクラーを中心として長方形
状、長楕円状に形成する事ができ、目的部場所に応じて
無駄のない効果的な散水を廉価に行う事ができる。
またノズル管を、90°の角度を介して2本突出すれば、
導出口の開口方向を中心として90°範囲内を散水する事
が可能となり、帯状に形成された目的場所を容易に散水
する事が可能となる。
またノズル管を、120°の角度を介して3本突出すれ
ば、1本のノズル管を、常に導出口の開口方向に向かせ
る事が可能となり、帯状に形成された目的場所を安定し
た回転速度で散水する事が可能となる。
また導出口を、180°の角度で開口すれば、二方向に噴
出する水の噴出方向を直線的なものとする事ができ、直
線的に長く形成された目的場所を容易に散水する事が可
能となるものである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に於いて説明すれば、
(1)は給水管で、地中の埋設管(図示せず)に連通
し、外周面には水の導出口(2)を180°の角度で2個
開口している。このように形成すると、二方向に噴出
し、この噴出方向を直線状に長く形成する事が可能とな
る。また、給水管(1)は、先端外周にノズル体(3)
を回動自在に装着している。このノズル体(3)は、導
出口(2)と連通し得る開口部(4)を設けたノズル管
(5)を、90°の角度を介して外周上方向に適宜な傾斜
で2本突出し、この開口部(4)と導出口(2)が連通
した時に、ノズル管(5)の先端部に接続したノズル
(6)から水の噴出を可能としている。このように形成
すると、導出口(2)の開口方向を中心として90°の範
囲内を散水する事が可能となる。またノズル体(3)の
内面と給水管(1)の外周との間には、押圧発条(7)
を介装した環状凹部(8)を形成し、この押圧発条
(7)の復元力で、給水管(1)のフランジ(10)に設
けた摩擦板(11)にノズル体(3)の内周のユニオン
(12)を押圧し、ノズル体(3)に適宜な回転摩擦力を
与えている。またノズル体(3)上端には、水の噴出に
より回転を可能とするブレード(13)を支軸(14)に軸
支している。このブレード(13)は、スプーン状に形成
した水の圧受板(15)を、各ノズル管(5)のノズル
(6)に臨ませてアーム(16)に形成するとともにこの
圧受板(15)とは支軸(14)を介して反対方向にバラン
サー(17)を設け、圧受板(15)に受けた水の噴出圧力
により回転可能としている。またブレード(13)と支軸
(14)をコイル発条(18)で接続し、このコイル発条
(18)の復元力により、ブレード(13)のアーム(16)
でノズル管(5)に突設した突起部(20)を打撃可能と
している。
また、図中(21)は、コイル発条(18)と支軸(14)を
被覆するキャップ、(22)は水抜き用の穴である。
上述の如く構成したものに於て、学校のグランド、農
園、鉄道の軌道、道路等の目的場所に水を散水するに
は、給水管(1)に水を通水すると、この給水管(1)
に開口した導出口(2)に臨ませて位置するノズル管
(5)の開口部(4)を介してノズル(6)から水を噴
出する。この水の噴出は第4図に示す如く、導出口
(2)とノズル管(5)とが直線上に位置して、導出口
(2)とノズル管(5)が完全な連通状態となっていれ
ば、水は強く噴出し、水の飛距離は大きなものとなり、
また第3図に示す如く、ノズル管(5)と導出口(2)
の連通が不充分で、導出口(2)が半開状態でノズル管
(5)に連通すれば、水の噴出は弱く、飛距離は小さく
なり、更にノズル管(5)と導出口(2)の連通が完全
に閉止されれば、この閉止された側のノズル管(5)か
らの水の噴出は不可能となるが、このノズル管(5)と
は90°の角度を介して設けた他方のノズル管(5)から
水を噴出できる。またこの水の噴出により、ブレード
(13)の圧受板(15)は、水の噴出圧力に押圧され、コ
イル発条(18)の付勢力に抗しながら一方に回転するも
のの、コイル発条(18)の復元力によって、ブレード
(13)は逆に復元回転しアーム(16)によりノズル体
(3)の突起部(20)を打撃し、押圧発条(7)に摩擦
板(11)を押圧されたノズル体(3)を、円周方向に一
定角度回転させる事ができる。
このようにノズル(6)から噴出した水は、導出口
(2)の開口方向に強く噴出し、開口方向以外には弱く
噴出するので、導出口(2)を180°プラスマイナス10
°の範囲に設ける事により、水の散水範囲を第5図、第
6図に示す如く、スプリンクラー(23)を中心として長
方形状、長楕円状に形成する事ができ、目的部場所に応
じて無駄のない効果的な散水を廉価に行う事ができる。
また、上記実施例では、ノズル管(5)を、90°の角度
を介して2本突出したが、異なる実施例では、ノズル体
(3)は、第8図〜第12図に示す如く、ノズル管(5)
を120°の角度を介して3本突出している。このように
ノズル体(3)は、ノズル管(5)を、120°の角度を
介して3本突出すると、第7図、第8図に示す如く、バ
ランサー(17)を設けなくとも、重量バランスを安定さ
せる事ができる。そして、第9図に示す状態から、給水
管(1)に水を通水すると、一方の導出口(2a)と完全
に連通するノズル管(5a)から水が噴出する。
また、この水の噴出により、ブレード(13)の圧受板
(15)は、水の噴出圧力に押圧され、コイル発条(18)
の付勢力に抗しながら一方に回転するものの、コイル発
条(18)の復元力によって、ブレード(13)は逆に復元
回転しアーム(16)によりノズル体(3)の突起部(2
0)を打撃し、押圧発条(7)に摩擦板(11)を押圧さ
れたノズル体(3)を、円周方向に一定角度回転させ
る。この回転方法は、上記実施例の回転方法と同様であ
る。
そして、ノズル体(3)は、第10図に示す如く、時計方
向に回動し、ノズル管(5a)(5b)は導出口(2a)(2
b)と半開状態となり、水を弱く噴出する。また、ノズ
ル管(5c)は、完全に閉止され、水を噴出する事ができ
ない。
また、ノズル体(3)は、時計方向の回動を継続してい
るため、ノズル管(5a)(5c)は、第11図に示す如く完
全に閉止され、水の噴出を停止する。また、ノズル管
(5b)は、導出口(2b)と完全連通状態となり、水を強
く噴出する。
そして、この水の噴出によりノズル体(3)は、更に時
計方向に回動し、ノズル管(5a)は、導出口(2b)と完
全連通状態となり、水を強く噴出する。また、ノズル管
(5b)(5c)は完全閉止状態となり、水の噴出を停止す
る。
このように、ノズル管(5)を、120°の角度を介して
3本突出すると、少なくとも1本のノズル管(5)は、
導出口(2)の開口方向を向くこととなり、帯状に形成
された目的場所を安定した回転速度で、スムーズに散水
する事が可能となる。
考案の効果 本考案は上述のごとく構成したものであるから、学校の
グランド、農園、鉄道の軌道、道路等の長手方向の目的
場所に水を散水する場合に、水の散水範囲をスプリンク
ラーを中心として長方形状、長楕円状に形成する事がで
き、目的部場所に応じて無駄のない効果的な散水を廉価
に行う事ができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図はノ
ズル管を2本突出した実施例の半断面図、第2図は第1
図の平面図、第3図は第1図のA−A線断面図、第4図
はノズル体の回転移動の状態を示す第1図のA−A線断
面図、第5図は散水範囲の実施状態を示す平面図、第6
図は散水範囲の異なる実施状態を示す平面図、第7図は
ノズル管を3本突出した実施例の半断面図、第8図は第
7図の平面図、第9図はノズル体の回転移動状態を示す
第7図のB−B線拡大断面図、第10図は第9図の状態か
らノズル体を時計方向に30°回転した状態を示す拡大断
面図、第11図は第10図の状態からノズル体を時計方向に
30°回転した状態を示す拡大断面図、第12図は第11図の
状態から時計方向に30°回転した状態を示す拡大断面図
である。 (1)……給水管、(2)……導出口 (3)……ノズル体、(5)……ノズル管 (6)……ノズル、(13)……ブレード (18)……コイル発条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 河村 光 東京都大田区大森西3―13―26 (56)参考文献 実開 昭51−111212(JP,U)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル体からの水の噴出圧力を受けてコイ
    ル発条の付勢力に抗し一方に回転するブレードを、この
    コイル発条の復元力でノズル体に打撃し、ノズル体を円
    周方向に一定角度づつ回転し得るようにしたものに於
    て、ノズル体の外周に、ノズルと連通するノズル管を60
    °〜120°の角度を介して複数本突出形成するとともに
    ノズル体を外周に回動可能に装着した給水管に、ノズル
    に連通させるための導出口を180°プラスマイナス10°
    の角度で2個開口した事を特徴とするスプリンクラー。
  2. 【請求項2】ノズル管は、90°の角度を介して2本突出
    した事を特徴とする請求1項記載のスプリンクラー。
  3. 【請求項3】ノズル管は、120°の角度を介して3本突
    出した事を特徴とする請求1項記載のスプリンクラー。
  4. 【請求項4】導出口は、180°の角度で2個開口した事
    を特徴とする請求項1記載のスプリンクラー。
JP2627290U 1990-03-15 1990-03-15 スプリンクラー Expired - Lifetime JPH075873Y2 (ja)

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JP2627290U JPH075873Y2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 スプリンクラー

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Publication Number Publication Date
JPH03119449U JPH03119449U (ja) 1991-12-10
JPH075873Y2 true JPH075873Y2 (ja) 1995-02-15

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ID=31529176

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JP2627290U Expired - Lifetime JPH075873Y2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 スプリンクラー

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150128033A (ko) * 2014-05-08 2015-11-18 윤경훈 일정 각도로 회전하는 헤드를 구비한 스프링클러

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JP2001161853A (ja) * 1999-12-14 2001-06-19 Nohmi Bosai Ltd 回転水噴霧ヘッド
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JPH03119449U (ja) 1991-12-10

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