JPH0420513Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0420513Y2
JPH0420513Y2 JP19309186U JP19309186U JPH0420513Y2 JP H0420513 Y2 JPH0420513 Y2 JP H0420513Y2 JP 19309186 U JP19309186 U JP 19309186U JP 19309186 U JP19309186 U JP 19309186U JP H0420513 Y2 JPH0420513 Y2 JP H0420513Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
rotary joint
cylinder
tube
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19309186U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6398745U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19309186U priority Critical patent/JPH0420513Y2/ja
Publication of JPS6398745U publication Critical patent/JPS6398745U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0420513Y2 publication Critical patent/JPH0420513Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軌道上の積雪を融解除去するために
設置される融雪装置、いわゆるスプリンクラーの
改良に関するものである。
〔考案の背景〕
軌道上の積雪は列車の運行上きわめて危険であ
るばかりでなく運行の休止を余儀なくする場合も
あり、今なお地上輸送手段の根幹をなす鉄道事業
にとつて雪害対策は軽視できない問題である。
本願考案者らはこの点に鑑み、先に、きわめて
緩速に回転しかつ十分な量の温水を噴出するよう
に構成した融雪装置(特開昭61−95106号)を案
出したが、本考案は該融雪装置に更なる改良を加
えて融雪効果の向上を図つたものである。
〔考案の構成〕
本考案の融雪装置は、通水管の立上り管に連通
立設する筒軸に回動継手筒を回転自在に冠合外挿
して、外筒軸と回動継手筒の下端間を水密的に封
止し、前記回動継手筒の周壁に開設した一対の導
水孔にそれぞれ噴管を突設し、前記筒軸の周壁に
前記導水孔に連なる連通部を形成し、前記回動継
手筒に対しテンシヨンスプリングを介して一回動
方向に弾性付勢して軸設した揺動翼の両端に噴水
を一次的に受ける反射板を設定するとともに、さ
らにその延長方向に前記回動継手側から延設した
水押え板を配し、該水押え板の接水面に噴水を収
束する所要数の溝を形成してなる。
〔作用〕
上記構成の融雪装置は、噴水を一次的に受ける
反射板を備えた揺動翼に生起される反動トルクを
利用して間欠的に緩速回転するもので、該揺動翼
の反動後退時、噴水は二次的に水押え板に当たつ
て噴射角度を調節される。この水押え板の接水面
に形成した溝により噴水は数本の水束となつて散
水されるため、飛沫の粒径が大きくなり、温水散
布の場合の温度降下や強風による空中飛散を抑え
ることができる。
〔実施例〕
つぎに本考案を図面にしたがつて説明する。
第1図ないし第4図において、符号1は上端を
先止まりにした有蓋形の筒軸を示し、その周壁の
中腹部外周に回動継手筒10を支承する周縁2を
突設し、該周縁2の上側に連通部3を構成してな
る。筒軸1に対し回転自在に冠合外挿した有蓋形
の回動継手筒10の周壁内周には前記筒軸1の周
縁2に係合する段部11が形成され、該段部11
と周縁2の間および周縁2と回動継手筒10の下
端に螺着した筒押えナツト16の間に都合4本の
ワツシヤ17,18,18,18を挟み込んで該
部を水密的に封止してなる。回動継手筒10の周
壁の上部外周には斜め上方を向く2本の噴管継手
部12,12が180度対称位置に背向立設され、
前記筒軸1の連通部3から該噴管継手部12,1
2の先端に螺着した噴管19,19の噴出口2
0,20へ通じる導水孔14,14が穿設されて
いる。回動継手筒10の連通部3には、前記導水
孔14,14と同じ高さ位置に一側に偏在(第4
図)して2つの出水孔4,4が穿設され、該出水
孔4,4に連通する環状溝5と、該出水孔4,4
および導水孔14,14に直接連通しない上下の
環状小溝6,7が形成されており、さらに出水孔
4,4の隔設側中央(第4図)には下側の環状小
溝7に連通する小透孔8が穿設され、一方の出水
孔4に隣接して今ひとつの小透孔9が穿設されて
いる。
符号24は、回動継手筒10の上端に立設した
軸部15に回転自在に軸着した揺動翼を示し、軸
筒部25の外周に凹部26を備え、さらにその外
周180度対称位置に2本の翼部27,27を一体
形成してなる。軸部15の先端にはコツタピン3
1をつかつて端盤30が適宜回動位置に回り止め
固定され、該端盤30と凹部26の間にテンシヨ
ンスプリング32が介装されている。このスプリ
ング32により揺動翼24は右回り方向に弾性付
勢され、同方向への回転を予定する回動継手筒1
0の噴管継手部12,12に形成した当接突起1
3,13の背面に翼部27,27を押し付けてい
る。符号33は前記スプリング32を保護するキ
ヤツプ、34と35はワツシヤである。揺動翼2
4の翼部27,27先端にはそれぞれ噴管19の
延長方向に沿つて仕切板29を並設した反射板2
8が設けられている。各反射板28は噴管19か
ら噴出する噴水を一次的に受け、その衝撃力を利
用して揺動翼24全体を後退回転させるもので、
このため予定回転方向に向けて開口する受皿状の
彎曲面が形成されている。この反射板28,28
の更に外側には水押え板21,21が配置されて
いる。噴管19,19から延長した腕部22,2
2の先端に一体形成したこの水押え板21,21
は、揺動翼24の後退時に二次的に噴水を受け、
該噴水の噴射角度を変更調節するもので、接水面
となる下面には、第5図および第6図に示すよう
に噴管19の噴出口20を中心として放射方向に
延びる所要数(図では5本)の溝23……が形成
されている。
上記構成の融雪装置は、軌道に沿つて数mおき
に並べられ、軌道に沿設した通水管の立上り管に
対して筒軸1を接続立設するもので、融雪効率を
高めるよう温水を散布する。筒軸1内に供給され
た温水は出水孔4,4を経て導水孔14,14に
流入し、両噴管19,19の噴出口20,20か
ら勢いよく噴出する。噴水は揺動翼24の両端に
設けた反射板28,28に当たつて略円周方向に
跳ね返され、揺動翼24に対し瞬間的に左回りの
トルクを与えるようになり、揺動翼24全体をテ
ンシヨンスプリング32の弾性に抗する形でわず
かに左回りさせる。これにより噴水は反射板2
8,28から外れて真直に飛び出して水押え板2
1,21に当たり、該水押え板21に形成した溝
23……の本数と同数の水束となつて飛散する。
この水押え板21については傾倒角度θ1,θ2を違
えたものを用意し、一方を近距離用、他方を遠距
離用とするように散水範囲を調節することができ
る。噴水が反射板28,28に当接しなくなると
前記トルクが除去されるため、テンシヨンスプリ
ング32の弾性復帰により、揺動翼24は元に戻
るごとく右回りして腕部22,22を当接突起1
3,13に衝接させ、該衝接力により揺動翼24
と回動継手筒10は揃つて元の位置よりわずかに
右回り変位する。この繰り返しにより回動継手筒
10は筒軸1に対して間欠的に回動変位するもの
で、テンシヨンスプリング32の弾性力を端盤3
1を回動して変えることにより回動速度を調整す
ることができる(散水量にもよるが1分間に1〜
3回転が好ましい)。
また前記回動継手筒10の回動に伴なつて筒軸
1の出水孔4,4は導水孔14,14に対して直
接連通する位置と環状溝5を介して連通する位置
を持つようになり、このため出水孔4,4と直接
連通した位置では水の流量が増大して噴出口2
0,20より噴出する水が遠くまで飛散するが、
環状溝5を介して連通する位置では水の流量が少
なくなり噴出口20,20からの飛水距離は短く
なる。加えて前記出水孔4,4が一側に偏設され
ているため、散水面は当該融雪装置の一側に前後
方向に長く延びる形状を呈し、軌道の脇に設置し
たとき該軌道に沿つて散水するようになる。下側
の環状小溝7に穿設した小透孔8は、水の一部を
該環状小溝7内に導入し、回動継手筒10が噴水
圧力の反動を受けて筒軸1内で偏心(傾倒)する
のを防止する。
〔考案の効果〕 本考案の軌道用融雪装置は以上説明したよう
に、噴水を一次的に受ける反射板を備えた揺動翼
の反動トルクを利用して間欠的に緩速回転するよ
うに構成されている。またこの反射板の外側に水
押え板を配置したため、噴出口から噴出する水の
噴射角度を調節することができるとともに、該水
押え板の接水面に噴水を収束する溝を形成したた
め、噴水飛沫の粒径を大きくすることができる。
したがつて温水散布の場合、目的地点に着地する
までの間に温水の温度が降下してしまうことを防
ぎ、さらに強風に対しても噴水の空中飛散を防止
することができるもので、作動が確実で融雪効果
に優れる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る軌道用融雪装置
の一部切欠した正面図、第2図は同平面図、第3
図は筒軸の一部切欠した正面図、第4図は同横断
面図、第5図は水押え板の底面図、第6図は第5
図におけるA−A線端面図である。 1……筒軸、2……周縁、3……連通部、4…
…出水孔、5……環状溝、6,7……環状小溝、
8,9……小透孔、10……回動継手筒、11…
…段部、12……噴管継手部、13……当接突
起、14……導水孔、15……軸部、16……筒
押えナツト、17,18,34,35……ワツシ
ヤ、19……噴管、20……噴出口、21……水
押え板、22……腕部、23……溝、24……揺
動翼、25……軸筒部、26……凹部、27……
翼部、28……反射板、29……仕切板、30…
…コツタピン、31……端盤、32……テンシヨ
ンスプリング、33……キヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通水管の立上り管に連通立設する筒軸に回動継
    手筒を回転自在に冠合外挿して、該筒軸と回動継
    手筒の下端間を水密的に封止し、前記回動継手筒
    の周壁に開設した一対の導水孔にそれぞれ噴管を
    突設し、前記筒軸の周壁に前記導水孔に連なる連
    通部を形成し、前記回動継手筒に対しテンシヨン
    スプリングを介して一回動方向に弾性付勢して軸
    設した揺動翼の両端に噴水を一次的に受ける反射
    板を設定し、さらにその延長方向に前記回動継手
    筒側から延設した水押え板を配し、該水押え板の
    接水面に噴水を収束する所要数の溝を形成してな
    ることを特徴とする軌道用融雪装置。
JP19309186U 1986-12-17 1986-12-17 Expired JPH0420513Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19309186U JPH0420513Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19309186U JPH0420513Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6398745U JPS6398745U (ja) 1988-06-27
JPH0420513Y2 true JPH0420513Y2 (ja) 1992-05-11

Family

ID=31148788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19309186U Expired JPH0420513Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0420513Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058016A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Furukawa Engineering & Construction Inc スプリンクラー
EP3402600B1 (en) 2016-01-14 2023-08-23 Automat Irrigation (P) Ltd. Impact irrigation sprinkler and irrigation method
JP7020444B2 (ja) * 2019-03-22 2022-02-16 株式会社デンソー センサ洗浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6398745U (ja) 1988-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0339966B1 (en) Rotary sprinkler
US6736332B2 (en) Adjustable arc, adjustable flow rate sprinkler
US4560108A (en) Sprinkler
WO1984003456A1 (en) Flow control nozzle
US4566632A (en) Step-by-step rotary sprinkler head with improved stream diffusing assembly
JPH09103713A (ja) 回転散水器
US4091996A (en) Sprinkler irrigation system and apparatus for direction a stream of water into the atmosphere
US20080087743A1 (en) Rotary sprinkler
WO2004071933A3 (en) Trigger sprayer spray, off, stream, off indexing nozzle assembly
JPH0420513Y2 (ja)
US6142386A (en) Rotary sprinkler without dynamic seals
ES2006374A6 (es) Boquilla de chorro giratorio.
CA1103725A (en) Method and device for enhancing the distribution of water from a sprinkler operated at low pressure
US4234126A (en) Balanced, reaction impact sprinkler
CN101618373A (zh) 一种具有喷射角度自调性的喷洒装置
US20060226261A1 (en) Double curved surface deflector system for rotary sprinklers
JPH09248493A (ja) スプリンクラー
US2302040A (en) Rotary sprinkler head
JPH0380064B2 (ja)
US1892959A (en) Sprinkler
US543993A (en) Lawn-sprinkler
JPH0725234Y2 (ja) スプリンクラー
JPS6024419Y2 (ja) 広域噴水潅漑用スプリンクラ−
JP2009165967A (ja) 回動式散水ノズル
US2226028A (en) Sprinkler