JPH075844U - ウエザーストリップの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付作業が著しく容易で、外面には凹凸もな
く、外観の優れたウエザーストリップの端末型成形部の
取付構造を提供する。 【構成】 断面段状のドアインナーパネル２１の断面形
状に合わせて形成し、且つインサートパネル４０を埋設
した基底部３１を備え、ボディパネル１０と弾接させ
て、ドア２０・ボディパネル１０間をシールするウエザ
ーストリップの端末型成形部３０の取付構造であって、
前記インサートパネル４０を樹脂製にすると共に、ドア
インナーパネル２１とインサートパネル４０との間に、
押し付けるだけで容易に密着し、且つ強く引っ張ると容
易に分離する面ファスナー６０を介在させてなるもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ハードトップ車等のドアパネル周縁に取付け、ボディパネルと弾接 させて、ドア・ボディパネル間をシールするウエザーストリップの端末型成形部 の取付構造の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図１乃至図３を参考にして説明する。従来、ハードトップ車のボディパネルと 弾接させて、ドア２０・ボディパネル１０間をシールするウエザーストリップの 端末型成形部３０をドアインナーパネル２１周縁に取付けるに当たっては、断面 段状のドアインナーパネル２１の周縁に、そのドアインナーパネル２１の断面形 状に合わせて形成し、且つインサートパネル４５を埋設した基底部３１を当て、 クリップ５０で掛止するようにしている。

【０００３】 しかしながら、上記従来のウエザーストリップの取付構造は、取付作業が煩雑 であり、且つクリップ５０の頭、クリップ５０を差し込む孔等が外から見え、外 観が損なわれると言う問題点がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、上記従来のウエザーストリップの端末型成形部３ ０の取付構造は、取付作業が煩雑であり、且つクリップ５０の頭、クリップ５０ を差し込む孔等が外から見え、外観が損なわれることである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

図１・図２・図４・図５を参考にして説明する。本考案は、断面段状のドアイ ンナーパネル２１の断面形状に合わせて形成し、且つインサートパネル４０を埋 設した基底部３１を備え、ボディパネル１０と弾接させて、ドア２０・ボディパ ネル１０間をシールするウエザーストリップの端末型成形部３０の取付構造であ って、前記インサートパネル４０を樹脂製にすると共に、ドアインナーパネル２ １とインサートパネル４０との間に、押し付けるだけで容易に密着し、且つ強く 引っ張ると容易に分離する面ファスナー６０を介在させてなるものである。

【０００６】

【実施例】

実施例について説明すると、１０はボディパネル、２０はドア、２１は断面段 状のドアインナーパネル、３０はドアインナーパネル２１に取付け、ボディパネ ル１０と弾接させて、ボディパネル１０・ドア２０間をシールするウエザースト リップの端末型成形部であって、ドアインナーパネル２１の断面形状に合わせて 形成し、且つ樹脂製インサートパネル４０を埋設した基底部３１並びにボディパ ネル１０と弾接させるリップ３２を備えている。６０はドアインナーパネル２１ とインサートパネル４０との間に介在させる面ファスナー（商標名 マジックテ ープ相当品）であって、ドアインナーパネル２１に接着するドア側部分６１及び インサートパネル４０に接着するか、或いはそれと一体に結合したウエザースト リップ側部分６２よりなり、両者は押し付けるだけで容易に密着し、しかも強く 引っ張ると容易に分離すると言う性質がある。なお、面ファスナー６０は、例え ば、合成樹脂製であって、表面が鈎状のものと、輪状のものとを一対にしたもの であるが、これに限定されるものではない。

【０００７】 作用について説明すると、ウエザーストリップの端末型成形部３０をドアイン ナーパネル２１に当て、面ファスナー６０をウエザーストリップの端末型成形部 ３０の上からドアインナーパネル２１に押し付けるだけで、ドア側部分６１にウ エザーストリップ側部分６２が密着し、ワンタッチで、ウエザーストリップの端 末型成形部３０をドアインナーパネル２１に取付けることが出来る。しかも、ウ エザーストリップの端末型成形部３０の外面には凹凸もなく、見栄えが著しく向 上する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は以上のように構成されるため、取付作業が著しく容易で、外面には凹 凸もなく、外観が著しく向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】ハードトップ車の側面図である。

【図２】図１のＡ部斜視図である。

【図３】従来例を示す図２のＢ−Ｂ断面図である。

【図４】本考案の実施例を示す図２のＢ−Ｂ断面図であ
る。

【図５】図４の拡大部分断面図である。

【符号の説明】

１０ ボディパネル ２０ ドア ２１ ドアインナーパネル ３０ ウエザーストリップの端末型成形部 ３１ 基底部 ３２ リップ ４０ インサートパネル ４５ インサートパネル ５０ クリップ ６０ 面ファスナー ６１ ドア側部分 ６２ ウエザーストリップ側部分

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 断面段状のドアインナーパネル（２１）
   の断面形状に合わせて形成し、且つインサートパネルを
   埋設した基底部（３１）を備え、ボディパネル（１０）
   と弾接させて、ドア（２０）・ボディパネル（１０）間
   をシールするウエザーストリップの端末型成形部（３
   ０）の取付構造において、前記インサートパネル（４
   ０）を樹脂製にすると共に、ドアインナーパネル（２
   １）とインサートパネル（４０）との間に、押し付ける
   だけで容易に密着し、且つ強く引っ張ると容易に分離す
   る面ファスナー（６０）を介在させてなるウエザースト
   リップの取付構造。