JPH0757240B2 - 輸液装置 - Google Patents

輸液装置

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JPH0757240B2
JPH0757240B2 JP3224742A JP22474291A JPH0757240B2 JP H0757240 B2 JPH0757240 B2 JP H0757240B2 JP 3224742 A JP3224742 A JP 3224742A JP 22474291 A JP22474291 A JP 22474291A JP H0757240 B2 JPH0757240 B2 JP H0757240B2
Authority
JP
Japan
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infusion
syringe
button
amount
sucker
Prior art date
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JP3224742A
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JPH0542209A (ja
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達郎 川崎
剛卯 山下
一雄 松原
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Atom Medical Corp
Original Assignee
Atom Medical Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンジ式注入ポンプ
を用いて各種薬液或は血液等を人体に注入する輸液装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、薬液を吸い上げたシリンジを
シリンジ式ポンプに装着し、このシリンジの吸子をスラ
イダにより一定速度に押圧することによって自動的に輸
液を行うようにした輸液装置が知られている。この輸液
装置は、特開昭48−62289号公報、実開昭57−
76637号公報及び特公昭63−44390号公報に
開示されている。
【0003】この種のポンプにおいては、早送りボタン
とワンショットボタンとを兼用している。この早送りボ
タンは、操作時に、薬液ビンから薬液を吸入したシリン
ジを輸液装置に載置した後、このシリンジの先端に連通
する延長チューブ及び注射針に存在する空気を抜くもの
であり、ワンショットボタンは、操作時に、急変が起こ
った患者に、通常量より多い薬液を一度に供給させるも
のである。従って、この供給量は、計測する必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、従来の兼
用方式では、ワンショットボタンが早送りボタンを兼用
したため、実際輸液された総量と、この輸液装置に表示
される総量との間に誤差が生じる欠点があり、従って、
カルテに記載すべき正確な薬液の処方量が把握できな
い。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、早送りボタン
と、ワンショットボタンとを別々に設けて、実際輸液さ
れた総量と、この輸液装置に表示される総量との間に誤
差が生じない輸液装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による輸液装置
は、薬液が収納されるシリンジと、このシリンジ内の吸
子を所定速度で押圧する駆動機構と、この駆動機構に
前記所定速度と異なる第1の速度で前記吸子を押圧させ
て前記シリンジ内の空気抜きを行う早送りボタンと、前
記駆動機構に、前記所定速度と異なる第2の速度で前記
吸子を押圧させるワンショットボタンとを備えている。
このワンショットボタンの押圧時には、これと連動し
て、前記第2の速度による前記吸子の駆動量に基づい
て、輸液量を算出することを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1には、本発明による一実施例の輸液装置1
の外観が示される。この輸液装置1のケース2には、シ
リンジ3の輸液操作及び輸液状態を監視する操作部4
と、シリンジ3が装着され得る装着部5とが設けられ
る。まず、シリンジ3は、用途によって例えば総量10
mm、20mm、30mm及び50mmの規格品が用いられ、従
って、規格に対応した外径を持っている。
【0008】また、操作部4には、装着されたシリンジ
3の大きさを例えばLEDで表示する容量表示器6と、
種々の動作状態を表示する集中表示器7と、輸液開始表
示器8と、輸液停止表示器9と、輸液中の流量、累積流
量或はワンショット流量をml/hr(時間)或はmlの単位
で表示する4桁の数値表示器10とが配置される。
【0009】従って、集中表示器7は、輸液開始後の所
定時間点灯して警報用の上下限値の更新を指示する警報
レベル自動設定表示器と、この所定時間経過後に輸液中
の異常例えば閉塞或は注入針の外れで点灯する閉塞/開
放表示器と、内蔵した二次電池が使用限度に達したこと
を指示する低電圧表示器と、操作手順のミスを指示する
操作忘れ表示器と、輸液完了を指示する輸液完了表示器
と、輸液完了1分前を指示する待機表示器とを備える。
【0010】この操作部4には、更に、緊急時に通常の
輸液中より多い量の輸液を送り得るワンショットボタン
11、数値表示器10の表示内容を選択する輸液量ボタ
ン12、輸液開始/停止ボタン13、空気抜き用の早送
りボタン14及び電源ボタン15が配置される。更に、
数値表示器10の上下には、桁毎に流量設定が行える流
量設定ボタン16が配置されている。これら流量設定ボ
タン16は、毎時0.0〜199.9mlの間で設定でき
る。
【0011】装着部5は、シリンジ3の外筒21が載せ
られる載置部22と、シリンジ3内を摺動自在に移動す
る吸子23を押圧し得るスライダ24と、図2に示すよ
うに、このスライダ24を載置部22方向(矢印a方
向)に駆動させる駆動機構25とを備えている。まず、
載置部22には、載せられたシリンジ3を上から固定す
る保持部26と、この保持部26の下部に配置されたシ
リンジ径検出器27とが設けられる。また、スライダ2
4には、駆動機構25を解除してスライダ24を元の位
置に戻させる解除ボタン28が設けられ、駆動機構25
の一部はベローズ29で覆われて、内部が見えないよう
なっている。
【0012】従って、シリンジ3と吸子23とを備えた
ポンプは、シリンジ3が保持部26に保持され、吸子2
3の後端部がスライダ24に当接される。尚、シリンジ
3の先端には、注射針に連通した柔軟な輸液パイプ(図
示略)が接続される。従って、シリンジ3が載置部22
に取付けられて、スライダ24が駆動機構25によって
吸子23を矢印a方向に所定速度で押された時には、シ
リンジ3内の薬液が所定流量で押出されて、輸液パイプ
及び注射針を経由して患者に注入される。
【0013】この駆動機構25は、図2に示すように、
装着部5に摺動自在に支持される主軸30と、装着部5
に摺動自在に支持されると共に主軸30と平行に配置さ
れる解除軸とを備えている。この主軸30は、一端がス
ライダ24に固定され、他端が係合部材32に固定され
る。一方、解除軸は、主軸30の向う側に配置されて見
えないが、一端近傍がスライダ24に軸支され、他端近
傍が係合部材32に軸支され、一端がアームを介して解
除ボタン28に固定され、他端が係合部材の係合爪(図
示略)に固定される。
【0014】この係合部材32も、スライダ24と同様
に、装着部5内で摺動自在に支持されると共に、係合爪
と係合し得る送りネジ34によって往復動作させられ
る。即ち、係合部材32は、各々が装着部5内で主軸3
0及び解除軸と平行に配置される案内棒及び送りネジ3
4に摺動自在に取付けられる。この送りネジ34は、装
着部5に軸支されると共に軸方向に僅かに移動自在に支
持される。なお、案内棒は、送りネジ34の手前側に配
置されているが、図示を省略する。
【0015】送りネジ34は、図2に示すように、一端
34aに圧力センサ40が取付けられ、他端に減速歯車
機構の大歯車41が固定される。この大歯車には小歯車
が噛合し、この小歯車にはモータ42の回転軸が固定さ
れる。このモータ42は、例えばパルスモータが用いら
れ、図3に示すように、モータ制御回路43の制御下
で、ワンショットボタン11からの信号によって、第2
の所定速度で回転駆動され、或は早送りボタン14から
の信号によって、第1の所定速度で回転駆動される。こ
の早送りボタン14が押されている間は、モータ制御回
路43のみが作動して、シリンジ3内の吸子23が例え
ば300ml/hrの割合で、シリンジ3内の空気を追い出
す。従って、空気抜きが完了したか否かは、目視で確認
される。
【0016】一方、ワンショットボタン11を押してい
る間は、通常の輸液中より多い量の輸液が供給されるだ
けでなく、その輸液量が演算されて輸液総量が数値表示
器10に表示される。従って、このワンショットボタン
に連動して、吸子23に対する押圧力を検知する圧力セ
ンサ40が作動して、この圧力センサ40からの信号が
一定になったときにワンショット輸液量の開始時刻とし
て、前記第2の速度による吸子23の駆動量に基づい
て、輸液総量が算出される。
【0017】即ち、圧力センサ40から出力される圧力
信号は、アンプを介して増幅された後に圧力換算回路4
4に入力される。この圧力換算回路44は、A/D変換
後、2ビットの径信号Rに基いてシリンジ径の違いによ
る圧力差を換算し、薬液の単位面積当りの圧力を求め、
この出力が一定即ち所定の変化率以内になったときに、
輸液算出開始信号を輸液量算出回路50に出力する。
【0018】この輸液量算出回路50は、4種のシリン
ジ径に対応した2ビットの径信号Rと、第2の所定速度
とに基づく単位時間当たりのワンショット輸液量と現在
押しているワンショットボタン11の押圧時間とを乗算
して、ワンショット輸液総量を求め、これを数値表示器
10に表示する。従って、数値表示器10には、例えば
0.0mlから0.1mlづつ上昇するワンショット輸液総
量が表示されて、これを目視することができ、ワンショ
ットボタン11の押圧解除で、通常の輸液状態に戻るこ
とができる。このワンショット輸液総量は、通常の輸液
累算量に加えられて、今まで投与された輸液量或は輸液
残量を算出する。
【0019】このように、例えば看護婦は、緊急時にワ
ンショットの輸液を処方に従って実施できる。また、輸
液の開始時或は交換時には、シリンジ3に薬液を例えば
50mlを少し越える量吸い込んで、この輸液装置に装着
した後、早送りボタン14を押圧して、僅かな薬液が注
射針から滲み出るまで注射針までの空気を追い出して、
患者の部位に差し込むことができる。
【0020】また、図3に示すブロック回路は、CP
U、ROM、RAM、I/O装置、A/D変換器及びD
/A変換器を備えたワンチップマイクロコンピュータシ
ステム或は通常のマイクロコンピュータシステムが使用
できるが、これの代りに、アナログ回路で構成すること
ができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による輸液装
置は、シリンジ内の空気抜きを行うための早送りボタン
とワンショットボタンとを別々に設けたので、実際輸液
された総量と、この輸液装置に表示される総量との間に
誤差が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の輸液装置の外観斜視図であ
る。
【図2】図1の輸液装置の一部破断正面図である。
【図3】本発明による輸液制御回路の一部を概略的に示
したブロック図である。
【符号の説明】
1 輸液装置 3 シリンジ 11 ワンショットボタン 14 早送りボタン 25 駆動機構 40 圧力センサ 42 モータ 43 モータ制御回路 50 輸液量算出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬液が収納されるシリンジと、このシリン
    ジ内の吸子を所定速度で押圧する駆動機構と、この駆動
    機構に、前記所定速度と異なる第1の速度で前記吸子を
    押圧させて前記シリンジ内の空気抜きを行う早送りボタ
    ンと、前記駆動機構に、前記所定速度と異なる第2の速
    度で前記吸子を押圧させるワンショットボタンとを備え
    た輸液装置。
  2. 【請求項2】前記ワンショットボタンに連動して、前記
    第2の速度による前記吸子の駆動量に基づいて、輸液量
    を算出することを特徴とする請求項1に記載の輸液装
    置。
JP3224742A 1991-08-09 1991-08-09 輸液装置 Expired - Lifetime JPH0757240B2 (ja)

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JPH0542209A JPH0542209A (ja) 1993-02-23
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JP2772398B2 (ja) * 1988-04-28 1998-07-02 松下電器産業株式会社 光学的原稿読み取り装置
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