JPH0757150B2 - 農薬及び肥料を地中へ注入する方法 - Google Patents

農薬及び肥料を地中へ注入する方法

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JPH0757150B2
JPH0757150B2 JP3266763A JP26676391A JPH0757150B2 JP H0757150 B2 JPH0757150 B2 JP H0757150B2 JP 3266763 A JP3266763 A JP 3266763A JP 26676391 A JP26676391 A JP 26676391A JP H0757150 B2 JPH0757150 B2 JP H0757150B2
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JP
Japan
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ground
fertilizer
pesticide
pesticides
injecting
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JP3266763A
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JPH0515288A (ja
Inventor
巖 山本
重之 服部
Original Assignee
富士見園芸資材株式会社
株式会社東洋総合研究所
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は芝草などの生育を図るた
めに気泡を利用して農薬の散布や肥料の流失を防止せん
とする農薬及び肥料を地中へ注入する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、農薬を水に溶解して之を加圧し、
噴射ノズルにより対象物に空中散布する農薬の散布方法
が一般的に行われたものであり、又、肥料は粒状のまま
散布したり溶液により溶解して対象物に噴射状に散布し
たものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の工法にあっては
以下のような問題点があった。即ち従来の農薬散布の方
法によるときは、農薬を空中に散布するので周囲に農薬
が飛散して兎角の農薬公害の問題が生ずるとか、空中散
布である為周囲に飛散することから使用量が増加する経
済的損失も少なくなかった。
【0004】然も害虫が地中に退避して生育する為農薬
の効果を低下させる欠点が生じ、又、従来の溶液型の農
薬散布は地表面から散布する為地表面の濃度が濃く、降
雨時に地表面の農薬が溶けて河川等に流失し、川魚の死
滅、近海や湖等の魚の農薬汚染の程度は基準値内とは言
え社会的問題となるものであった。
【0005】従来の施肥方法の欠点 従来の施肥方法は顆粒状の肥料が多く使用されていた
が、この種のものは溶解に時間がかかり散布量が多くな
る欠点があった。又、必要最小限の調整が難しく散布量
は多くなり勝ちであった。従来の溶液型や顆粒状の肥料
散布は地表に散布する為、降雨の為地表面の肥料が溶け
出し河川等に流失して近海や湖等の水質を富養化し、赤
潮やプランクトンの異常発生の原因ともなっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的はこの様な欠点をなくす為
に発明されたものである。従来の農薬散布技術は空中
散布である為農薬は周囲に飛散したが、気泡農薬を地中
に圧入することにより地中に生息する害虫を駆除するこ
とを目的とする。地中に農薬を圧入することにより飛
散を防ぐことを目的とする。地中に圧入することによ
り、気泡注入により土を耕作して植物の根の活性化を図
ることを目的とする。従来の肥料散布は溶液や顆粒の
肥料の散布であったが、本発明は気泡肥料を地中に圧入
する為植物の根に均等に肥料が施肥され、肥料の効率を
上げることを目的とする。農薬には殺虫、殺菌、除草
の目的があり、それぞれ殺虫剤、殺菌剤、除草剤があ
る。殺虫剤に限らず、バクテリアや菌糸類(カビ)の発
生を抑え、防除する殺菌と雑草等の生育を制限すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為本
発明の農薬及び肥料を地中へ注入する方法は、農薬や肥
料を気泡化し地中に圧入する方法である。
【0008】
【発明の作用】本発明によれば、農薬や肥料に気泡促進
剤を添加して気泡発生器で攪拌或いは圧搾空気を送り込
んで気泡材を作り、地中に挿入した注入パイプのノズル
の先から地中に気泡材を注入することにより、農薬や肥
料を気泡と共に地中に注入するものであり、注入された
農薬は地中に生息、退避する害虫を薬殺し、注入された
肥料は植物の根に吸収される様に構成される。又、気泡
の空気は地中に強制的に注入される為に、土の間に空気
の層が形成されて土を耕作した状態となり気相率が高ま
り、空気の酸素を植物が吸収して植物の根の生育が良く
なると共に植物の根腐れ等の病気が発生しない様にな
る。
【0009】
【実施例】本発明に係る気泡農薬を土中に注入する方法
を示せば下記の通りである。
【0010】先ず水に農薬を溶解し之に気泡剤を添加し
て農薬溶解液1を作り、この農薬溶解液1を気泡発生器
2により気泡化して気泡農薬3を作り、この気泡化した
気泡農薬3を圧縮機4により加圧し、加圧した気泡農薬
液をパイプ5を介してその先端に連結したノズル6によ
り地中に噴射するものである。
【0011】気泡化した肥料の施肥方法を示せば下記の
通りである。
【0012】先ず水に肥料を溶解し、之に気泡剤を添加
して肥料溶解液1を作り、この肥料溶解液1に気泡発生
器2で気泡化させて気泡肥料3を作る。この気泡肥料3
を圧縮機4により加圧し、加圧した気泡肥料3をパイプ
5を介してその先端に連結したノズル6から芝草等の草
地7の地中に噴射するものである。又、農薬や肥料や改
良剤などを混合した混合気泡材を上記注入方法に従って
地中に注入する場合もある。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記の様に気泡農薬を地中に流
入するから、土の間に空気が入り込み土の気相率は多く
なり、従って土を耕作した状態にする特徴を有するもの
であり、又、害虫が生息する地中の空間に気泡農薬を封
入して駆除する為、農薬の駆除効率を高めることが出来
るものであり、又、地中に気泡農薬を注入する為大気中
に農薬が飛散することがない等の特徴を有するものであ
る。
【0014】気泡肥料による施肥方法 地中に気泡を注入する為、土の間に空気が入り込み土
の気相率が多くなり土を耕作した状態になる。地中の
空間に気泡肥料を封入して施肥する為肥料の吸収効率が
よい。雨による表面流失が無い為、河川等の水が富養
化することがない。気泡農薬、気泡肥料が地上に漏出
しても気泡であるため空中に飛散することがない。 等の諸効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る農薬注入方法の一実施例を示す説
明図である。
【図2】本発明に係る肥料注入方法の一実施例を示す説
明図である。
【図3】従来例の概略図である。 (a)は農薬を散布する概略図である。 (b)は溶液型の肥料を散布する概略図である。 (c)は固形肥料を人力で散布する概略図である。
【符号の説明】
1 農薬溶解液、肥料溶解液 2 気泡発生器 3 気泡農薬、気泡肥料 4 圧縮機 5 パイプ 6 ノズル 7 草地
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01G 1/00 301 C 9318−2B B05B 1/02 101

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気泡化した農薬の気泡溶解液を加圧して
    ノズルにより地中に圧入することを特徴とした農薬の地
    中への注入方法。
  2. 【請求項2】 肥料を溶解した溶液を気泡化した気泡肥
    料を加圧して、ノズルにより地中に圧入することを特徴
    とした肥料の注入方法。
  3. 【請求項3】 農薬や肥料や改良剤などを混合した混合
    気泡材の地中への注入方法。
JP3266763A 1991-07-12 1991-07-12 農薬及び肥料を地中へ注入する方法 Expired - Lifetime JPH0757150B2 (ja)

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JPH0515288A JPH0515288A (ja) 1993-01-26
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JPH0731353A (ja) * 1993-07-26 1995-02-03 Tokyu Car Corp 芝生の消毒方法
KR20000017866A (ko) * 1999-12-24 2000-04-06 김윤만 비료 용해 장치
JP5060406B2 (ja) * 2008-06-25 2012-10-31 行文 花田 シロアリ防除装置及びシロアリ防除方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61285919A (ja) * 1985-06-12 1986-12-16 富士ロビン株式会社 空気式液注入装置
JPS61293302A (ja) * 1985-06-19 1986-12-24 日本植生株式会社 土壌の改良方法

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