JPH0756835A - 通信処理方式 - Google Patents

通信処理方式

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JPH0756835A
JPH0756835A JP5170032A JP17003293A JPH0756835A JP H0756835 A JPH0756835 A JP H0756835A JP 5170032 A JP5170032 A JP 5170032A JP 17003293 A JP17003293 A JP 17003293A JP H0756835 A JPH0756835 A JP H0756835A
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Eiji Masuda
英二 増田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定のメモリ番地上に用意されたエリアに限
定されることなく待ち行列に制御ブロックを登録するこ
とができ、他のメモリ番地にコピーをせずにアプリケー
ションプログラムに情報を引き渡すことができる。 【構成】 待ち行列管理手段33は制御ブロックの転送
状況報告により転送が終了したことを検出したときにそ
の制御ブロックを別のアプリケーションの待ち行列に引
き渡し登録する。転送制御手段34は制御ブロックが最
後のものであると判断したときに制御ブロック削除禁止
フラグを立て、新たに待ち行列に制御ブロックの登録が
追加されたと判断したときこのフラグを落とす。待ち行
列管理手段33はこのフラグが落とされたときに制御ブ
ロックを削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチ接続されたプロ
セッサ間通信の通信処理方式に利用する。特に、一つの
プロセッサから別のプロッセサに通信を行うときに待ち
行列管理手段がメモリ上に待ち行列を生成し、転送制御
手段がメモリ上の待ち行列を参照して情報を転送する通
信処理方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通信処理方式は、待ち行列管理手
段で待ち行列およびその制御ブロックを任意のメモリ上
に生成するが、転送制御手段で直接アクセスすることは
できない。待ち行列管理手段は、その制御ブロックを待
ち行列管理手段および転送制御手段両者がアクセスする
ことができる固定のメモリ番地(たとえば、リングメモ
リとして定義されていることが多い)上にコピーして、
待ち行列管理手段および転送制御手段両者がそれぞれに
所有しているポインタにより制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の通信処理方式では、待ち行列管理手段は、処理の開
始時および終了時に任意のメモリ番地から固定のメモリ
番地にコピー動作が必要となり行列管理が複雑で時間も
かかる問題点があった。また、固定メモリ上の用意され
たエリア以上の待ち行列を生成することができない問題
点があった。
【0004】また、転送制御手段が待ち行列管理手段が
生成したメモリ上の待ち行列を参照し情報を転送する通
信処理方式では、待ち行列に積まれている制御ブロック
が一番最後のとき転送処理が終了し、転送状況報告にそ
の終了報告がされていると、待ち行列管理手段は、他の
アプリケーションに制御ブロックをそのまま引き渡して
しまうので転送制御手段がメモリ上の内容を壊してしま
う恐れがある問題点があった。
【0005】送信待ちキュー制御方法において、送信待
ちキューから送信データを読み出す場合に、送信待ちキ
ュー内に蓄積されている送信データを送信待ちキューの
先頭から数えた送信データの数で指定して、送信待ちキ
ューの先頭以外にある送信データでも送信待ちキューか
ら任意に読み出すことができるようにして送信待ちキュ
ーを一つにするとともに、送信待ちキューから送信デー
タを取り出す処理時間を短縮する提案がある(特開昭6
3−268331号公報)。また、キュー制御記憶装置
において、キューへの登録、キューからの取り出し、キ
ューへの特定位置への挿入、キューからの削除およびキ
ューの特定位置に登録されているデータ・ブロックのア
ドレス参照をアドレス・レジスタに対する書き込みもし
くは読み出し処理としてハードウェアにより実現し高速
化した提案があるが(特開昭58−189743号公
報)、いずれも固定のメモリ番地上にコピーする必要が
あり、固定メモリ上の用意されたエリア以上に待ち行列
を生成できない。
【0006】本発明は前記の問題点を解決するもので、
固定のメモリ番地上に用意されたエリアに限定されるこ
となく待ち行列に制御ブロックを登録することができ、
他のメモリ番地にコピーをせずにアプリケーションプロ
グラムに情報を引き渡すことができる通信処理方式を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一つのプロセ
ッサとマルチ接続された複数のプロセッサとを相互に接
続しプロセッサ間通信を行う通信制御装置を備え、前記
通信制御装置は、待ち行列管理手段と、待ち行列中のデ
ータが一時蓄積されるメモリと、このメモリの書込およ
び読出を前記待ち行列管理手段の制御とは独立に行う転
送制御手段とを含み、前記待ち行列管理手段は、待ち行
列ごとに、次に転送すべき行列のアドレスを示すチェイ
ン情報、転送情報の先頭アドレス、および相手装置から
の応答が書込まれる転送状況報告を保持する制御ブロッ
クを設定しその制御ブロックの先頭アドレスを前記転送
制御手段に通知する手段を含む通信処理方式において、
前記転送制御手段は、アクセス中の前記制御ブロックに
制御ブロック削除禁止フラグを立てる手段を含み、前記
待ち行列管理手段は、当該制御ブロックの設定を削除す
る条件が成立してもこの禁止フラグがある間はその制御
ブロックの設定状態を維持する手段を含むことを特徴と
する。
【0008】また、本発明は、前記転送制御手段は、ア
クセスする前記制御ブロックのチェイン情報がなくなっ
たときに前記フラグを立てる制御手段を含むことができ
る。
【0009】さらに、本発明は、前記待ち行列管理手段
は、前記転送状況報告により転送が終了した旨の情報を
検出したときにはこの制御ブロックを別の待ち行列に引
き渡して設定する手段を含むことができる。
【0010】また、本発明は、前記転送制御手段は、当
該制御ブロックに対するアクセスが全部終了したときに
その制御ブロック削除禁止フラグを落とす手段とを含む
ことができる。
【0011】
【作用】待ち行列管理手段はメモリ上に転送情報の制御
ブロックの待ち行列を生成し、転送制御手段はアクセス
する制御ブロックのチェイン情報がなくなったときに制
御ブロック削除禁止フラグを立てる。待ち行列管理手段
は、制御ブロックの設定を削除する条件が成立してもこ
の禁止フラグがある間はその制御ブロックの設定状態を
維持する。これにより固定のメモリ番地上に用意された
エリアに限定されることなく待ち行列に制御ブロックを
登録することができ、他のメモリ番地にコピーをせずに
アプリケーションプログラムに情報を引き渡すことがで
きる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0013】図1は本発明一実施例通信処理方式のブロ
ック構成図である。図2は本発明の通信処理方式が適用
されるプロセッサ間通信のブロック構成図である。図3
は本発明の通信処理方式の待ち行列の内容を示す図であ
る。
【0014】図1〜図3において、通信処理方式は、一
つのプロセッサ20とマルチ接続された複数のプロセッ
サ20とを相互に接続しプロセッサ間通信を行う通信制
御装置31(入出力インタフェース部30に含まれる)
を備え、通信制御装置31は、待ち行列管理手段33
と、待ち行列中のデータが一時蓄積されるメモリ35
と、メモリ35の書込および読出を待ち行列管理手段3
3の制御とは独立に行う転送制御手段34とを含み、待
ち行列管理手段33は、待ち行列ごとに、次に転送すべ
き行列のアドレスを示すチェイン情報111 、112
転送情報の先頭アドレスとして転送情報先頭メモリアド
レス121 、122 および相手装置からの応答が書込ま
れる転送状況報告131 、132 を保持する制御ブロッ
クを設定しその制御ブロックの先頭アドレスとして制御
ブロック先頭メモリアドレス1を転送制御手段34に通
知する手段を含む。
【0015】ここで本発明の特徴とするところは、転送
制御手段34は、アクセス中の前記制御ブロックに制御
ブロック削除禁止フラグ141 、142 を立てる手段を
含み、待ち行列管理手段33は、当該制御ブロックの設
定を削除する条件が成立してもこの禁止フラグがある間
はその制御ブロックの設定状態を維持する手段を含むこ
とにある。
【0016】また、転送制御手段34は、アクセスする
前記制御ブロックのチェイン情報111 、112 がなく
なったときに前記フラグを立てる制御手段を含む。
【0017】さらに、待ち行列管理手段33は、転送状
況報告131 、132 により転送が終了した旨の情報を
検出したときにはこの制御ブロックを別の待ち行列に引
き渡して設定する手段を含む。
【0018】また、転送制御手段34は、当該制御ブロ
ックに対するアクセスが全部終了したときにその制御ブ
ロック削除禁止フラグ141 、142 を落とす手段とを
含む。
【0019】このような構成の通信処理方式の動作につ
いて説明する。
【0020】待ち行列管理手段33の生成する待ち行列
および制御ブロックは、任意のメモリ上に作られる。待
ち行列管理手段33は、最初に転送制御手段34に制御
ブロックの格納されている制御ブロック先頭メモリアド
レス1を知らせる。
【0021】転送制御手段34は、制御ブロック先頭メ
モリアドレス1から制御ブロックを解析し、待ち行列の
情報が格納されている転送情報先頭メモリアドレス12
1 を基に自発的に転送し、転送の状態を監視し相手プロ
セッサ20からの応答を制御ブロックの転送状況報告1
1 に書き込む。さらに解析したチェイン情報111
ら次の転送すべき制御ブロックのアドレスを得て転送を
継続する。
【0022】待ち行列管理手段33は待ち行列の制御ブ
ロック中の転送状況報告131 、132 のみに着目し、
例えば、そこになにも書かれていなければ転送が終了し
ていないことがわかり、待ち行列から制御ブロックを削
除不可能なことを知ることができる。ここで、削除した
制御ブロックは別のアプリケーションの待ち行列にその
まま引き渡され登録されるものとする。
【0023】前述の処理により待ち行列管理手段33
は、他のメモリ番地にコピーすることなく、また待ち行
列はソフトウェア制御なので無限に制御ブロックを登録
できる。
【0024】待ち行列の制御ブロックがメモリ35上の
最後と転送制御手段34が判断した場合に、転送制御手
段34は、制御ブロック削除禁止フラグ141 、142
にビットを立てる。待ち行列管理手段33は待ち行列の
制御ブロック中の転送報告状況131 、132 と制御ブ
ロック削除禁止フラグ141 、142 に着目し、例えば
転送状況報告131 、132 になにも書かれていなけれ
ば転送が終了していないことがわかり、待ち行列から制
御ブロックを削除不可能なことを知ることができる。転
送制御手段34は制御ブロック削除禁止フラグ141
142 を立てた後その制御ブロックを監視し続け、ソフ
トウェアが制御ブロックを待ち行列に積んだことを知る
とハードウェアは制御ブロック削除禁止フラグ141
142 を落としにいく。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、固定の
メモリ番地上に用意されたエリアに限定されることなく
待ち行列に制御ブロックを登録することができ、他のメ
モリ番地にコピーをせずにアプリケーションプログラム
に情報を引き渡すことができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例通信処理方式のブロック構成
図。
【図2】本発明の通信処理方式が適用されるマルチプロ
セッサ間通信方式のブロック構成図。
【図3】本発明の通信処理方式の待ち行列の内容を示す
図。
【図4】本発明の通信処理方式の待ち行列管理手段の動
作を示すフローチャート。
【図5】本発明の通信処理方式の転送制御手段の動作を
示すフローチャート。
【符号の説明】
1 制御ブロック先頭メモリアドレス 111 、112 チェイン情報 121 、122 転送情報先頭メモリアドレス 131 、132 転送状況報告 141 、142 制御ブロック削除禁止フラグ 151 、152 データブロック 20 プロセッサ 30 入出力インタフェース部 31 通信制御装置 32 待ち行列制御手段 33 待ち行列管理手段 34 転送制御手段 35 メモリ
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 通信処理方式
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチ接続されたプロ
セッサ間通信の通信処理方式に利用する。特に、一つの
プロセッサから別のプロッセサに通信を行うときに待ち
行列管理手段がメモリ上に待ち行列を生成し、転送制御
手段がメモリ上の待ち行列を参照して情報を転送する通
信処理方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通信処理方式は、待ち行列管理手
段で待ち行列およびその制御ブロックを任意のメモリ上
に生成するが、転送制御手段で直接アクセスすることは
できない。待ち行列管理手段は、その制御ブロックを待
ち行列管理手段および転送制御手段両者がアクセスする
ことができる固定のメモリ番地(たとえば、リングメモ
リとして定義されていることが多い)上にコピーして、
待ち行列管理手段および転送制御手段両者がそれぞれに
所有しているポインタにより制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の通信処理方式では、待ち行列管理手段は、処理の開
始時および終了時に任意のメモリ番地から固定のメモリ
番地にコピー動作が必要となり行列管理が複雑で時間も
かかる問題点があった。また、固定メモリ上の用意され
たエリア以上の待ち行列を生成することができない問題
点があった。
【0004】また、転送制御手段が待ち行列管理手段が
生成したメモリ上の待ち行列を参照し情報を転送する通
信処理方式では、待ち行列に積まれている制御ブロック
が一番最後のとき転送処理が終了し、転送状況報告にそ
の終了報告がされていると、待ち行列管理手段は、他の
アプリケーションに制御ブロックをそのまま引き渡して
しまうので転送制御手段がメモリ上の内容を壊してしま
う恐れがある問題点があった。
【0005】送信待ちキュー制御方法において、送信待
ちキューから送信データを読み出す場合に、送信待ちキ
ュー内に蓄積されている送信データを送信待ちキューの
先頭から数えた送信データの数で指定して、送信待ちキ
ューの先頭以外にある送信データでも送信待ちキューか
ら任意に読み出すことができるようにして送信待ちキュ
ーを一つにするとともに、送信待ちキューから送信デー
タを取り出す処理時間を短縮する提案がある(特開昭6
3−268331号公報)。また、キュー制御記憶装置
において、キューへの登録、キューからの取り出し、キ
ューへの特定位置への挿入、キューからの削除およびキ
ューの特定位置に登録されているデータ・ブロックのア
ドレス参照をアドレス・レジスタに対する書き込みもし
くは読み出し処理としてハードウェアにより実現し高速
化した提案があるが(特開昭58−189743号公
報)、いずれも固定のメモリ番地上にコピーする必要が
あり、固定メモリ上の用意されたエリア以上に待ち行列
を生成できない。
【0006】本発明は前記の問題点を解決するもので、
固定のメモリ番地上に用意されたエリアに限定されるこ
となく待ち行列に制御ブロックを登録することができ、
他のメモリ番地にコピーをせずにアプリケーションプロ
グラムに情報を引き渡すことができる通信処理方式を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一つのプロセ
ッサとマルチ接続された複数のプロセッサとを相互に接
続しプロセッサ間通信を行う通信制御装置を備え、前記
通信制御装置は、待ち行列管理手段と、待ち行列中のデ
ータが一時蓄積されるメモリと、このメモリの書込およ
び読出を前記待ち行列管理手段の制御とは独立に行う転
送制御手段とを含み、前記待ち行列管理手段は、待ち行
列ごとに、次に転送すべき行列のアドレスを示すチェイ
ン情報、転送情報の先頭アドレス、および相手装置から
の応答が書込まれる転送状況報告を保持する制御ブロッ
クを設定しその制御ブロックの先頭アドレスを前記転送
制御手段に通知する手段を含む通信処理方式において、
前記転送制御手段は、アクセス中の前記制御ブロックに
制御ブロック削除禁止フラグを立てる手段を含み、前記
待ち行列管理手段は、当該制御ブロックの設定を削除す
る条件が成立してもこの禁止フラグがある間はその制御
ブロックの設定状態を維持する手段を含むことを特徴と
する。
【0008】また、本発明は、前記転送制御手段は、ア
クセスする前記制御ブロックのチェイン情報がなくなっ
たときに前記フラグを立てる制御手段を含むことができ
る。
【0009】さらに、本発明は、前記待ち行列管理手段
は、前記転送状況報告により転送が終了した旨の情報を
検出したときにはこの制御ブロックを別の待ち行列に引
き渡して設定する手段を含むことができる。
【0010】また、本発明は、前記転送制御手段は、
ェイン情報がなくなり制御ブロック削除禁止フラグを立
てた後にチェイン情報が追加されたとき、その制御ブロ
ック削除禁止フラグを落とす手段とを含むことができ
る。
【0011】
【作用】待ち行列管理手段はメモリ上に転送情報の制御
ブロックの待ち行列を生成し、転送制御手段はアクセス
する制御ブロックのチェイン情報がなくなったときに制
御ブロック削除禁止フラグを立てる。待ち行列管理手段
は、制御ブロックの設定を削除する条件が成立してもこ
の禁止フラグがある間はその制御ブロックの設定状態を
維持する。これにより固定のメモリ番地上に用意された
エリアに限定されることなく待ち行列に制御ブロックを
登録することができ、他のメモリ番地にコピーをせずに
アプリケーションプログラムに情報を引き渡すことがで
きる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0013】図1は本発明一実施例通信処理方式のブロ
ック構成図である。図2は本発明の通信処理方式が適用
されるプロセッサ間通信のブロック構成図である。図3
は本発明の通信処理方式の待ち行列の内容を示す図であ
る。
【0014】図1〜図3において、通信処理方式は、一
つのプロセッサ20とマルチ接続された複数のプロセッ
サ20とを相互に接続しプロセッサ間通信を行う通信制
御装置31(入出力インタフェース部30に含まれる)
を備え、通信制御装置31は、待ち行列管理手段33
と、待ち行列中のデータが一時蓄積されるメモリ35
と、メモリ35の書込および読出を待ち行列管理手段3
3の制御とは独立に行う転送制御手段34とを含み、待
ち行列管理手段33は、待ち行列ごとに、次に転送すべ
き行列のアドレスを示すチェイン情報111 、112
転送情報の先頭アドレスとして転送情報先頭メモリアド
レス121 、122 および相手装置からの応答が書込ま
れる転送状況報告131 、132 を保持する制御ブロッ
クを設定しその制御ブロックの先頭アドレスとして制御
ブロック先頭メモリアドレス1を転送制御手段34に通
知する手段を含む。
【0015】ここで本発明の特徴とするところは、転送
制御手段34は、アクセス中の前記制御ブロックに制御
ブロック削除禁止フラグ141 、142 を立てる手段を
含み、待ち行列管理手段33は、当該制御ブロックの設
定を削除する条件が成立してもこの禁止フラグがある間
はその制御ブロックの設定状態を維持する手段を含むこ
とにある。
【0016】また、転送制御手段34は、アクセスする
前記制御ブロックのチェイン情報111 、112 がなく
なったときに前記フラグを立てる制御手段を含む。
【0017】さらに、待ち行列管理手段33は、転送状
況報告131 、132 により転送が終了した旨の情報を
検出したときにはこの制御ブロックを別の待ち行列に引
き渡して設定する手段を含む。
【0018】また、転送制御手段34は、前記制御ブロ
ック削除禁止フラグを立てたあとにチェイン情報1
1 、112 が追加されたときその制御ブロック削除禁
止フラグ141 、142 を落とす手段とを含む。
【0019】このような構成の通信処理方式の動作につ
いて説明する。
【0020】待ち行列管理手段33の生成する待ち行列
および制御ブロックは、任意のメモリ上に作られる。待
ち行列管理手段33は、最初に転送制御手段34に制御
ブロックの格納されている制御ブロック先頭メモリアド
レス1を知らせる。
【0021】転送制御手段34は、制御ブロック先頭メ
モリアドレス1から制御ブロックを解析し、待ち行列の
情報が格納されている転送情報先頭メモリアドレス12
1 を基に自発的に転送し、転送の状態を監視し相手プロ
セッサ20からの応答を制御ブロックの転送状況報告1
1 に書き込む。さらに解析したチェイン情報111
ら次の転送すべき制御ブロックのアドレスを得て転送を
継続する。
【0022】待ち行列管理手段33は待ち行列の制御ブ
ロック中の転送状況報告131 、132 のみに着目し、
例えば、そこになにも書かれていなければ転送が終了し
ていないことがわかり、待ち行列から制御ブロックを削
除不可能なことを知ることができる。ここで、削除した
制御ブロックは別のアプリケーションの待ち行列にその
まま引き渡され登録されるものとする。
【0023】前述の処理により待ち行列管理手段33
は、他のメモリ番地にコピーすることなく、また待ち行
列はソフトウェア制御なので無限に制御ブロックを登録
できる。
【0024】待ち行列の制御ブロックがメモリ35上の
最後と転送制御手段34が判断した場合に、転送制御手
段34は、制御ブロック削除禁止フラグ141 、142
にビットを立てる。待ち行列管理手段33は待ち行列の
制御ブロック中の転送報告状況131 、132 と制御ブ
ロック削除禁止フラグ141 、142 に着目し、例えば
転送状況報告131 、132 になにも書かれていなけれ
ば転送が終了していないことがわかり、待ち行列から制
御ブロックを削除不可能なことを知ることができる。転
送制御手段34は制御ブロック削除禁止フラグ141
142 を立てた後その制御ブロックを監視し続け、ソフ
トウェアが制御ブロックを待ち行列に積んだことを知る
とハードウェアは制御ブロック削除禁止フラグ141
142 を落としにいく。すなわち、チェイン情報1
1 、112 が追加されたことを知ると制御ブロック削
除禁止フラグ141 、142 を落としにいく。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、固定の
メモリ番地上に用意されたエリアに限定されることなく
待ち行列に制御ブロックを登録することができ、他のメ
モリ番地にコピーをせずにアプリケーションプログラム
に情報を引き渡すことができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例通信処理方式のブロック構成
図。
【図2】本発明の通信処理方式が適用されるマルチプロ
セッサ間通信方式のブロック構成図。
【図3】本発明の通信処理方式の待ち行列の内容を示す
図。
【図4】本発明の通信処理方式の待ち行列管理手段の動
作を示すフローチャート。
【図5】本発明の通信処理方式の転送制御手段の動作を
示すフローチャート。
【符号の説明】 1 制御ブロック先頭メモリアドレス 111 、112 チェイン情報 121 、122 転送情報先頭メモリアドレス 131 、132 転送状況報告 141 、142 制御ブロック削除禁止フラグ 151 、152 データブロック 20 プロセッサ 30 入出力インタフェース部 31 通信制御装置 32 待ち行列制御手段 33 待ち行列管理手段 34 転送制御手段 35 メモリ
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのプロセッサとマルチ接続された複
    数のプロセッサとを相互に接続しプロセッサ間通信を行
    う通信制御装置を備え、 前記通信制御装置は、待ち行列管理手段と、待ち行列中
    のデータが一時蓄積されるメモリと、このメモリの書込
    および読出を前記待ち行列管理手段の制御とは独立に行
    う転送制御手段とを含み、 前記待ち行列管理手段は、待ち行列ごとに、次に転送す
    べき行列のアドレスを示すチェイン情報、転送情報の先
    頭アドレスおよび相手装置からの応答が書込まれる転送
    状況報告を保持する制御ブロックを設定しその制御ブロ
    ックの先頭アドレスを前記転送制御手段に通知する手段
    を含む通信処理方式において、 前記転送制御手段は、アクセス中の前記制御ブロックに
    制御ブロック削除禁止フラグを立てる手段を含み、 前記待ち行列管理手段は、当該制御ブロックの設定を削
    除する条件が成立してもこの禁止フラグがある間はその
    制御ブロックの設定状態を維持する手段を含むことを特
    徴とする通信処理方式。
  2. 【請求項2】 前記転送制御手段は、アクセスする前記
    制御ブロックのチェイン情報がなくなったときに前記フ
    ラグを立てる制御手段を含む請求項1記載の通信処理方
    式。
  3. 【請求項3】 前記待ち行列管理手段は、前記転送状況
    報告により転送が終了した旨の情報を検出したときには
    この制御ブロックを別の待ち行列に引き渡して設定する
    手段を含む請求項1記載の通信処理方式。
  4. 【請求項4】 前記転送制御手段は、当該制御ブロック
    に対するアクセスが全部終了したときにその制御ブロッ
    ク削除禁止フラグを落とす手段とを含む請求項1または
    2記載の通信処理方式。
JP5170032A 1993-07-09 1993-07-09 通信処理方式 Expired - Lifetime JPH087731B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5170032A JPH087731B2 (ja) 1993-07-09 1993-07-09 通信処理方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5170032A JPH087731B2 (ja) 1993-07-09 1993-07-09 通信処理方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0756835A true JPH0756835A (ja) 1995-03-03
JPH087731B2 JPH087731B2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=15897348

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5170032A Expired - Lifetime JPH087731B2 (ja) 1993-07-09 1993-07-09 通信処理方式

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JPH087731B2 (ja) 1996-01-29

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