JPH0756764A - インサーキット・エミュレータ - Google Patents

インサーキット・エミュレータ

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JPH0756764A
JPH0756764A JP5199856A JP19985693A JPH0756764A JP H0756764 A JPH0756764 A JP H0756764A JP 5199856 A JP5199856 A JP 5199856A JP 19985693 A JP19985693 A JP 19985693A JP H0756764 A JPH0756764 A JP H0756764A
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circuit emulator
computer
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Mikio Ogata
三喜雄 尾形
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ネットワーク対応のインサーキット・エミュレ
ータの実行開始状態を制御できるようにする。 【構成】本発明のインサーキット・エミュレータは、所
定のネットワーク104に、デバッグ対象のコンピュー
タ100とインサーキット・エミュレータ200とを接
続し、コンピュータ100上において実行されるプログ
ラムにより、前記インサーキット・エミュレータ200
を制御するプログラム開発支援システムにおいて、イン
サーキット・エミュレータ200と、コンピュータ10
0上のプログラムのユーザとの間に共有される特定コー
ドを格納する共有コード格納メモリ205と、コンピュ
ータ100より出力される特定コードと共有コード格納
メモリ205に格納されている以前の特定コードとを比
較して、両特定コードの一致/不一致を判定する共有コ
ード比較処理部を含む共有コード処理部203とを少な
くとも備えており、前記共有コード比較処理部において
一致の判定結果が得られた場合には、デバッグ開始の初
期化処理は行われない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインサーキット・エミュ
レータに関し、特に同一ネットワーク上に接続された複
数のコンピュータ・ユーザに対応して用いられるネート
ワーク対応のインサーキット・エミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のコンピュータが接続されて
いるネットワークに、インサーキット・エミュレータを
接続することによって、ネットワーク上に接続されてい
る複数のコンピュータのユーザにより、当該インサーキ
ット・エミュレータを共有して使用することが行われて
いる。この場合、インサーキット・エミュレータの機能
としては、1ユーザの使用中においては、他のユーザに
おいては、これを同時に共用する形で使用すること不可
能であり、従って、他のユーザにおいてインサーキット
・エミュレータを使用する場合には、一旦、接続中のコ
ンピュータとインサーキット・エミュレータとの通信を
切断して待機し、インサーキット・エミュレータを使用
中の当該ユーザの使用終了後において、インサーキット
・エミュレータとコンピュータとの間の通信を確立した
上で、インサーキット・エミュレータを使用している。
【0003】図8は、従来のインサーキット・エミュレ
ータの構成を示すブロック図である。図8に示されるよ
うに、従来のインサーキット・エミュレータ800は、
デバッグ対象のコンピュータ100、当該コンピュータ
100のターミナル101およびデバッグ用ファイル1
02と、ユーザ・ターゲット・システム300に対応し
て、ネットワークI/F部201と、制御部801と、
ハードウェア制御部802とを備えて構成されている。
以下、図8を参照して、従来のインサーキット・エミュ
レータの動作について説明する。
【0004】ユーザは、コンピュータ100上におい
て、インサーキット・エミュレータを制御するプログラ
ムを実行し、コンピュータ100とインサーキット・エ
ミュレータ800との間の通信を確立させる。インサー
キット・エミュレータ800とコンピュータ100との
間の通信の確立手順は、各インサーキット・エミュレー
タごとに固有のネットワーク情報、例えばインターネッ
ト・プロトコル・アドレス(Internet Protocol Addres
s : 以下、IPアドレスと云う)を有しており、インサ
ーキット・エミュレータ800においては、電源が投入
されると、ネットワーク104を通信可能状態とし、コ
ンピュータ100からのIPアドレスに対する接続要求
を待機する状態となる。コンピュータ100において
は、使用したいインサーキット・エミュレータ800の
IPアドレスを指定して、接続要求をインサーキット・
エミュレータ800に転送する。そしてインサーキット
・エミュレータ800において、コンピュータ100か
らの接続要求を受信した時点において、コンピュータ1
00とインサーキット・エミュレータ800の間の通信
が確立される。
【0005】コンピュータ100とインサーキット・エ
ミュレータ800との間の通信が確立されると、その以
前にインサーキット・エミュレータ800を使用してい
たユーザが、どのような状態において使用を中止したか
が不明であるため、制御部801において初期化処理が
行われる。この初期化処理が終了すると、コンピュータ
100上の制御プログラムによりデバッグ用ファイル1
02のデータが読み出され、インサーキット・エミュレ
ータ800に対し、ネットワーク104を介してコンピ
ュータ/インサーキット・エミュレータ間情報104−
1として転送される。インサーキット・エミュレータ8
00においては、ネットワークI/F部201において
前記コンピュータ/インサーキット・エミュレータ間情
報104−1が受信され、制御部801に対して処理要
求情報800−1として出力される。制御部801にお
いては、前記情報を入力して、当該情報をハードウェア
制御部802に対しハードウェア制御情報800−3と
して出力する。ハードウェア制御部802においては、
ユーザターゲット・システム300に対しハードウェア
制御情報800−3の書き込みが行われ、これによりユ
ーザターゲット・システムにおいてデバッグ用ファイル
のプログラムの実行が可能な状態となる。
【0006】次に、コンピュータ100上の制御プログ
ラムからのインサーキット・エミュレータ800に対す
る処理要求の場合においても、デバッグ用ファイル情報
と同様に、インサーキット・エミュレータ800の制御
部801に対して当該処理要求が転送される。インサー
キット・エミュレータ800の制御部801において
は、この処理要求が入力されると、当該処理要求に従っ
てハードウェア制御部802に対しハードウェア制御情
報800−3が出力され、ハードウェア制御部802に
おいて当該処理が実行される。この実行結果は、ハード
ウェア制御部802よりハードウェア状態情報800−
4として制御部801に入力される。制御部801にお
いては、この情報を、処理結果情報800−2としてネ
ットワークI/F部201を経由し、コンピュータ10
0上の制御プログラムに処理結果を返送することにより
一連の処理が行われる。
【0007】インサーキット・エミュレータ800およ
びコンピュータ100の制御プログラムの実行の終了
は、制御プログラムからの切断要求がインサーキット・
エミュレータ800に伝達されると、インサーキット・
エミュレータ800においてはネットワーク通信が切断
される。次いで、インサーキット・エミュレータ800
は、再度ネットワーク104を通信可能な状態とし、別
のユーザとの間の通信のために接続要求を待機する状態
となる。そして、同時に、今までインサーキット・エミ
ュレータを使用していたユーザは、コンピュータ100
上の制御プログラムの実行を終了させて、ネットワーク
通信を切断する。
【0008】インサーキット・エミュレータ800にお
いては、ユーザがコンピュータ100上の制御プログラ
ムを中断させる場合においても、或はまた終了させる場
合においても動作は同じであり、コンピュータ100と
の間の通信が確立されると、常に、以前に使用したユー
ザが、どのような状態でインサーキット・エミュレータ
の使用を中止したかが不明であるあために、制御部80
1において初期化の処理が実行される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の複数の
ユーザに共用されるネットワーク対応のインサーキット
・エミュレータにおいては、直前に当該インサーキット
・エミュレータを使用していたユーザが、どのような状
態においてその使用を終了したのかが不明であるため
に、同一ユーザが、一時的にインサーキット・エミュレ
ータ通信のみを切断し、再度当該通信を切断した直後か
らインサーキット・エミュレータを以前の状態から継続
して使用する場合においても、再接続時に既に他のユー
ザによってインサーキット・エミュレータが使用された
か否かも不明であるため、最初よりインサーキット・エ
ミュレータを使用する手順をやり直さなければならなく
なり、無為に処理時間を要するという欠点がある。
【0010】また、或るユーザが、上記の無為な処理時
間を省くために、インサーキット・エミュレータとの通
信を接続したままの状態にしておいた場合には、当該ユ
ーザがインサーキット・エミュレータを使用していない
時間帯において、別のユーザが当該インサーキット・エ
ミュレータを使用したい場合においても使用することが
できず、これにより、インサーキット・エミュレータを
効率よく有効に使用することができなくなるという欠点
がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のインサーキット
・エミュレータは、所定のネットワークにコンピュータ
とインサーキット・エミュレータとを接続し、前記コン
ピュータ上において実行されるプログラムにより、前記
インサーキット・エミュレータを制御するプログラム開
発支援システムにおいて、前記インサーキット・エミュ
レータと、前記コンピュータ上のプログラムのユーザと
の間に共有される特定コードを格納する共有コード格納
手段と、前記コンピュータより出力される特定コード
と、前記共有コード格納手段に格納されている以前の特
定コードとを比較して、両特定コードの一致/不一致を
判定する共有コード比較処理手段と、を少なくとも備え
ており、前記共有コード比較処理手段において一致の判
定結果が得られた場合には、デバッグ開始の初期化処理
を実行しないことを特徴としている。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0013】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1に示されるように、本実施例のインサーキ
ット・エミュレータ200は、デバッグ対象のコンピュ
ータ100、当該コンピュータ100のターミナル10
1およびデバッグ用ファイル102と、ユーザ・ターゲ
ット・システム300に対応して、ネットワークI/F
部201と、制御部202と、共有コード処理部203
と、ハードウェア制御部204と、共有コード格納メモ
リ205とを備えて構成される。また、図2はインサー
キット・エミュレータ200における制御部202の処
理手順を示すフローチャートであり、図3は、共有コー
ド処理部203の一実施例を示すブロック図である。な
お、本実施例においては、共有コード可能メモリ205
には、コード識別コードのみが格納されており、これ
が、後述する第2の実施例との相違点となっている。
【0014】図1において、コンピュータ100はネッ
トワーク104に接続されており、コンピュータ100
上において、インサーキット・エミュレータ200の制
御プログラムが実行され、ターミナル101からの指示
により、ユーザのデバッグ用ファイル102のデータの
読み出し/書き込みが行われる。インサーキット・エミ
ュレータ200はネットワーク104に接続されてお
り、またユーザ・ターゲット・システム300とも接続
されている。以下、図1、図2および図3を参照して、
本実施例における処理手順について説明する。 (1)インサーキット・エミュレータ200に電源が投
入されると、電源投入時初期化処理ステップ202−1
(図2参照)において、電源投入時の初期値設定の処理
が行われ、ネットワークI/F部201によりネットワ
ーク104が通信可能状態になり、コンピュータ100
からの接続要求を待機する状態となる。なお、上記の電
源投入時初期化処理202−1においては、共有コード
格納メモリ205も同時に初期化される。 (2)コンピュータ100上において、インサーキット
・エミュレータ200の制御プログラムが起動され、ネ
ットワーク104が通信可能状態となって、インサーキ
ット・エミュレータ200に共有コードとして、ユーザ
識別コード(例えば、コンピュータ100上のインサー
キット・エミュレータ制御プログラムのプロセス識別番
号)が送信されて通信接続要求が行われ、インサーキッ
ト・エミュレータ200とコンピュータ100との通信
が確立される。 (3)インサーキット・エミュレータ200において
は、共有コード処理部203により、以下のようにユー
ザ識別コードが処理される。
【0015】(3−1)共有コード処理部203に含ま
れる共有コード制御部203−1(図3参照)に制御作
用が移行すると、これにより共有コード読み込み処理部
203−2(図3参照)が制御されて、ネットワークI
/F部201を経由して、ユーザ識別コードがコンピュ
ータ100より受け取られて、共有コード比較処理部2
03−4(図3参照)に伝達される。
【0016】(3−2)共有コード比較処理部203−
4においては、以前のユーザ識別コードが共有コード格
納メモリ205から読み出され、共有コードメモリ20
5から読み出されたユーザ識別共有コードと、前記ユー
ザ識別コードとが一致するか否かが比較される。
【0017】(3−3)共有コード書き込み処理部20
3−3においては、前記ユーザ識別コードが、共有コー
ド格納メモリ205に格納される。 (4)共有コード比較処理部203−4においては、若
しもユーザ識別コードの内容が一致していない場合に
は、インサーキット・エミュレータ200において
は、実行開始時初期化処理ステップ202−2(図2参
照)によりデバッグ開始に必要な部分が初期化される。
ターミナル101のユーザにより、コンピュータ10
0上のインサーキット・エミュレータ200の制御プロ
グラムに指示が出され、デバッグ用ファイル102から
被デバッグ・プログラムが読み出されて、ネットワーク
104を介してインサーキット・エミュレータ200に
転送される。インサーキット・エミュレータ200に
おいては、被デバッグ・プログラムがネットワーク10
4を経由して受け取られ、ユーザ・ターゲット・システ
ム300に書き込まれて、デバッグ状態に設定される。
【0018】また、共有コード比較処理部203−4に
おいて、ユーザ識別コードの内容が一致している場合に
は、デバッグ継続と判断されて、実行開始初期化処理ス
テップ202−2(図2参照)が実行されず、以前に実
行した状態からの継続処理に移行する。 (5)ユーザにより、ターミナル101からコンピュー
タ100上のインサーキット・エミュレータ制御プログ
ラムに対して処理要求が指示されると、コンピュータ1
00より、インサーキット・エミュレータ200に対し
て処理要求情報200−1が転送されて、デバッグが開
始される。 (6)インサーキット・エミュレータ200において
は、コマンド解析ステップ202−3において、コンピ
ュータ100からの処理要求情報が、どのような処理要
求であるかが解析される。 (7)コマンド実行処理ステップ202−4において
は、要求された処理が、ハードウェア制御部204を制
御することにより、ユーザ・ターゲット・システム30
0上で実行される。この実行結果は、実行結果処理ステ
ップ202−5においてネットワークI/F部201に
伝達され、ネットワーク104を経由して、コンピュー
タ100に結果が返送される。
【0019】上記(5)および(7)の処理を繰返し
て、デバッグが行われる。
【0020】次に、途中でデバッグを中断し、インサー
キット・エミュレータ200を開放した後に、デバッグ
を再開する場合の処理手順について説明する。 (8)まず、コンピュータ100から、中断処理要求が
インサーキット・エミュレータ200に転送される。 (9)インサーキット・エミュレータ200において
は、中断処理要求が受信されて、コマンド解析処理ステ
ップ202−3により中断処理要求であると判定される
と、ネットワーク中断処理ステップ202−6において
中断処理が行われ、ネットワークI/F部201におい
て、ネットワーク104が通信不可の状態が設定され
る。 (10)次いで、インサーキット・エミュレータ200
においては、次のユーザのために、ネットワーク104
が通信可能の状態に設定されて、コンピュータ100か
らのデータを待機する状態となる。 (11)前記(8)の処理におけるユーザ(以下、ユー
ザAと云う)により、コンピュータ100上のインサー
キット・エミュレータの制御プログラムが中断される。
【0021】この状態においては、インサーキット・エ
ミュレータ200においては、コンピュータ100上の
インサーキット・エミュレータ200の制御プログラム
を使用するユーザの何れのユーザとも通信の確立が可能
である。また、ユーザAは、前記制御プログラムを中断
した状態にあり、いつでもネットワーク104を経由し
て、インサーキット・エミュレータ200に転送するこ
とが可能である。 (12)ユーザAは、コンピュータ100上のインサー
キット・エミュレータ200の制御プログラムを再開す
るために、コンピュータ100から、再開の要求処理を
インサーキット・エミュレータ200に対して、前記
(2)の処理において送信したものと同じユーザ識別コ
ードを送信する。 (13)インサーキット・エミュレータ200における
共有コード処理部203においては、前記(3)の処理
と同様の処理が行われる。
【0022】ユーザ識別コードが一致すると、インサー
キット・エミュレータ200における実行開始初期化処
理ステップ202−2が実行されないために、インサー
キット・エミュレータ200においては、前記(8)の
処理において中断されたままの状態となっており、従っ
て、同一ユーザであれば、デバッグを継続することが可
能である。
【0023】若しも、ユーザA以外のユーザであれば、
コンピュータ100よりインサーキット・エミュレータ
200に転送されるユーザ識別コードは、共有コード格
納メモリ205の内容とは異なっている。そのために、
実行時初期化処理ステップ202−2において初期化が
行われるため、ユーザAの影響を受けることなく、イン
サーキット・エミュレータ200を使用してデバッグを
開始することが可能である。
【0024】以上説明したように、インサーキット・エ
ミュレータ200とコンピュータ100において特定の
コードを共有することにより、インサーキット・エミュ
レータの実行開始状態を制御することが可能となる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。本実施例の構成は、前述の第1の実施例の場合と
同一であり。また、インサーキット・エミュレータ20
0に含まれる制御部202および共有コード処理部20
3も同一である。但し、本実施例の第1の実施例との相
違点は、共有コード格納メモリ205に格納される情報
が異なっていることである。
【0026】図4は、ユーザ・プログラム400を、3
名のユーザにより開発する場合のユーザのデバッグ領域
を示す情報説明図である。また、図5は、共有コード格
納メモリ205に格納される情報を示す図であり、上述
のように、当該共有コード格納メモリ205に格納され
る情報のみが第1の実施例とは異なっている。以下、本
実施例における処理手順について、図1、図2、図3、
図4および図5を参照して説明する。 (1)インサーキット・エミュレータ200に電源が投
入されると、電源投入時初期化処理ステップ202−1
(図2参照)において、電源投入時の初期値設定の処理
が行われ、ネットワークI/F部201によりネットワ
ーク104が通信可能状態になり、コンピュータ100
からの接続要求を待機する状態となる。なお、上記の電
源投入時初期化処理202−1においては、共有コード
格納メモリ205も同時に初期化される。 (2)コンピュータ100上において、インサーキット
・エミュレータ200の制御プログラムが起動され、ネ
ットワーク104が通信可能状態となって、インサーキ
ット・エミュレータ200に共有コードとして、グルー
プ・コード(例えば、他のグループと識別可能な数値)
と、ユーザ識別コードが送信されて通信接続要求が行わ
れ、インサーキット・エミュレータ200とコンピュー
タ100との通信が確立される。 (3)インサーキット・エミュレータ200において
は、共有コード処理部203により、以下のようにし
て、グループ・コードとユーザ識別コードが処理され
る。
【0027】(3−1)共有コード処理部203に含ま
れる共有コード制御部203−1(図3参照)に制御作
用が移行すると、共有コード読み込み処理部203−2
(図3参照)により、以前のグループ・コードとユーザ
識別コードが共有コード格納メモリ205から読み出さ
れる。
【0028】(3−2)共有コード比較処理部203−
4においては、以前のグループ・コードとユーザ識別コ
ードが共有コード格納メモリ205から読み出され、前
記(1)の処理において読み出されたグループ・コード
およびユーザ識別共有コードとが、3ユーザについて一
致するか否かが比較される。
【0029】(3−3)共有コード書き込み処理部20
3−3においては、前記(1)の処理において受け取ら
れたグループ・コードとユーザ識別コードが共有コード
格納メモリ205に格納される。 (4)共有コード比較処理部203−4においては、若
しもグループ・コードの内容が一致していない場合に
は、インサーキット・エミュレータ200において
は、実行開始時初期化処理ステップ202−2(図2参
照)によりデバッグ開始に必要な部分が初期化される。
ターミナル101のユーザにより、コンピュータ10
0に対する指示が出され、デバッグ用ファイル102か
ら被デバッグ・プログラムが読み出されて、ネットワー
ク104を介してインサーキット・エミュレータ200
に転送される。インサーキット・エミュレータ200
においては、被デバッグ・プログラムがネットワーク1
04を経由して受け取られ、ユーザ・ターゲット・シス
テム300に書き込まれて、デバッグ可能状態に設定さ
れる。
【0030】若しも、グループ・コードとユーザ識別コ
ードが一致する場合には、一致するエミュレーションC
PU情報(例えば、レジスタ情報)が共有コード格納メ
モリ205から読み出されて、ハードウェア制御部20
4に伝達される。ハードウェア制御部204において値
が設定されて、実行開始初期化処理ステップ202−2
の処理が実行されることなく、以前に実行した状態から
の継続処理に移行する。
【0031】また、若しも、グループ・コードのみが一
致し、一致するユーザ識別コードが存在しない場合に
は、ハードウェア制御部204に、初期値エミュレーシ
ョンCPU情報が伝達されて、ハードウェア制御部20
4において値が設定される。これ以降におけるデバッグ
処理については、前述の第1の実施例の場合と同一の処
理となる。
【0032】次に、前記(2)の処理において、ネット
ワークに接続されたユーザ(以下、ユーザ1と云う)が
デバッグを中断して、インサーキット・エミュレータ2
00が解放された後に、同一のグループにおいて別のユ
ーザ(以下、ユーザ2と云う)が、デバッグを再開する
場合の処理について説明する。 (5)ユーザ1により、コンピュータ100から中断の
要求処理がインサーキット・エミュレータ200に転送
される。 (6)インサーキット・エミュレータ200において
は、中断の要求処理が受信されて、コマンド解析処理ス
テップ202−3(図2参照)において、中断処理であ
ることが判定されると、エミュレーションCPU情報
が、共有コード書き込み処理部203−3を介して、共
有コード格納メモリ205−1のユーザ1のエミュレー
ションCPU情報に格納され、ネットワークI/F部2
01において、ネットワーク104が通信不可の状態に
設定される。 (7)次に、インサーキット・エミュレータ200にお
いては、次のユーザのために、ネットワーク104を通
信可能な状態とし、コンピュータ100のデータを待つ
状態となる。 (8)ユーザ1により、コンピュータ100上のインサ
ーキット・エミュレータ200の制御プログラムが中断
される。
【0033】この状態においては、インサーキット・エ
ミュレータ200は、コンピュータ100を使用するど
のユーザとも通信の確立が可能である。また、ユーザ1
は、コンピュータ100上のインサーキット・エミュレ
ータの制御プログラムを中断した状態であり、いつでも
ネットワーク104を経由して、インサーキット・エミ
ュレータ200に対してデータを転送することが可能で
ある。 (9)ユーザ2により、コンピュータ100上のインサ
ーキット・エミュレータ制御プログラムが起動され、イ
ンサーキット・エミュレータ200に対して、通信を確
立するためにグループ・コードとユーザ識別コードが送
信される。 (10)インサーキット・エミュレータ200の共有コ
ード処理部203においては、前記(9)の処理におい
て受け取られたグループ・コードおよびユーザ識別コー
ドと、共有コード格納メモリ205の内容が、当該共有
コード処理部203に含まれる共有コード比較処理部2
03−4において比較される。 (11)若しも、グループ・コードとユーザ識別コード
が一致する場合には、ユーザ1であると判断されて、共
通コード格納メモリ205のユーザ1のエミュレーショ
ンCPUが読み出されて設定されるため、同一ユーザで
あれば、インサーキット・エミュレータ200が中断さ
れた状態の直後からの継続実行となる。
【0034】また、若しも、ユーザ識別コードが一致し
ない場合には、共有コード格納メモリ205−1の初期
値エミュレーションCPU情報が読み出されて、ハード
ウェア制御部204において設定される。この場合に
は、エミュレーションCPU情報のみが変更となり、ユ
ーザ・プログラム400はそのままであるため、ユーザ
2のデバッグ領域におけるデバッグは可能である。
【0035】グループが異なるユーザの場合には、グル
ープ・コードが異なるため、実行開始時初期化処理ステ
ップ202−2において、実行開始に必要な部分が初期
化されるため、ユーザ1およびユーザ2の中断の状態に
影響されることなく、インサーキット・エミュレータ2
00を使用することが可能である。
【0036】以上説明したように、同一のグループで、
ユーザ・プログラム400のように、デバッグ領域が異
なっている場合には、共有コードとして、グループ・コ
ード、ユーザ識別コードおよびハードウェア制御部20
4において処理されるエミュレーションCPU情報を使
用することにより、インサーキット・エミュレータ20
0の実行開始状態を制御することが可能となる。
【0037】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。本実施例の構成は、前述の第1および第2の実施
例の場合と同一であり。ネットワーク対応のインサーキ
ット・エミュレータで、共有コードがインサーキット・
エミュレータにより生成されるように形成される一実施
例である。本実施例の第1の実施例との相違点は、イン
サーキット・エミュレータ200に含まれる共有コード
処理部の内部構成の差異にある。即ち、本実施例の全体
構成図は図1に示されるとうりであるが、本実施例の共
有コード処理部600は、図1に示される共有コード処
理部203とは異なり、図6に示されるように、共有コ
ード制御部600−1と、共有コード読み込み処理部6
00−2と、共有コード書き込み処理部600−3と、
共有コード比較処理部600−4と、共有コード生成処
理部600−5とを備えて構成されており、図3との対
比により明らかなように、共有コード生成処理部600
−5が新たに付加されている。
【0038】以下に、図1、図2および図6を参照し、
本実施例の動作について前述の第1の実施例と異なる部
分のみについて説明する。 (1)ユーザにより、コンピュータ上において、インサ
ーキット・エミュレータ制御プログラムが起動され、ネ
ットワーク104が通信可能となって、インサーキット
・エミュレータ200とホスト・コンピュータ100と
の通信が確立されるが、ユーザ識別コードは共有コード
としては使用されない。 (2)コンピュータ100とインサーキット・エミュレ
ータ200の通信が確立した時に、インサーキット・エ
ミュレータ200においては、電源投入直後であれば、
共有コード生成処理部600−5において共有コードが
生成され、コンピュータ100のユーザに転送されて共
有コードが伝達され、共有コード書き込み処理部600
−3において、共有コードとして共有コード格納メモリ
205に格納される。
【0039】共有コード生成処理部600−5において
生成される共有コードは、疑似乱数値または通常の連続
した数値などが考えられる。 (3)中断時からの再接続の場合には、共有コード読み
込み処理部600−2において、コンピュータ100の
ユーザに対し共有コードが要求される。 (4)コンピュータ100のユーザから得られた共有コ
ードと、共有コード格納メモリ205の内容とが、共有
コード比較処理部600−4において比較され、同一の
ユーザであるか否かが判定される。
( (5)共有コード判定後の処理については、第1の実施
例の場合と同様に行われる。
【0040】以上説明したように、本実施例において
は、インサーキット・エミュレータ200において生成
された共有コードによっても、当該インサーキット・エ
ミュレータの実行開始状態を制御することが可能とな
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ネット
ワーク対応のインサーキット・エミュレータに適用され
て、コンピュータおよびインサーキット・エミュレータ
においてコードを共有することにより、インサーキット
・エミュレータの実行開始状態を制御することが可能と
なり、これにより、インサーキット・エミュレータを使
用開始時に、最初よりインサーキット・エミュレータを
使用する手順をやり直すことが不要となり、無為に処理
時間を要するという欠点が排除されるとともに、複数の
ユーザによるインサーキット・エミュレータ共用時にお
いて、当該インサーキット・エミュレータの使用効率を
改善することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2および第3の実施例を示す
ブロック図である。
【図2】第1、第2および第3の実施例における制御部
の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】第1および第2の実施例における共有コード処
理部の一実施例を示すブロック図である。
【図4】第2の実施例のユーザのデバッグ領域の一例を
示す図である。
【図5】第2の実施例の共有コード格納メモリの内容の
一例を示す図である。
【図6】第3の実施例における共有コード処理部の一実
施例を示すブロック図である。
【図7】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 コンピュータ 100−1 入出力情報 100−2 デバッグ用ファイル情報 101 ターミナル 102 デバッグ用ファイル 104 ネットワーク 104−1 コンピュータ/インサーキット・エミュ
レータ間情報 200、800 インサーキット・エミュレータ 200−1、800−1 処理要求情報 200−2、800−2 処理結果情報 200−3、800−3 ハードウェア制御情報 200−4、800−4 ハードウェア状態情報 200−5 ネットワーク読み出し共有コード情報 200−6 共有コード初期値情報 200−7 書き込み共有コード情報 200−8 読み出し共有コード情報 201 ネットワークI/F部 202、801 制御部 202−1 電源投入時初期化処理ステップ 202−2 実行開始時初期化処理ステップ 202−3 コマンド解析ステップ 202−4 コマンド実行処理ステップ 202−5 実行結果処理ステップ 202−6 ネットワーク中断処理ステップ 203、600 共有コード処理部 203−1、600−1 共有コード制御部 203−2、600−2 共有コード読み込み処理部 203−3、600−3 共有コード書き込み処理部 203−4、600−4 共有コード比較処理部 204、802 ハードウェア制御部 205 共有コード格納メモリ 300 ユーザ・ターゲット・システム 300−1 ユーザ・ターゲット・システム/ハード
ウェア制御部間情報 400 ユーザ・プログラム 600−5 共有コード生成処理部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のネットワークにコンピュータとイ
    ンサーキット・エミュレータとを接続し、前記コンピュ
    ータ上において実行されるプログラムにより、前記イン
    サーキット・エミュレータを制御するプログラム開発支
    援システムにおいて、 前記インサーキット・エミュレータと、前記コンピュー
    タ上のプログラムのユーザとの間に共有される特定コー
    ドを格納する共有コード格納手段と、 前記コンピュータより出力される特定コードと、前記共
    有コード格納手段に格納されている以前の特定コードと
    を比較して、両特定コードの一致/不一致を判定する共
    有コード比較処理手段と、 を少なくとも備えており、前記共有コード比較処理手段
    において一致の判定結果が得られた場合には、デバッグ
    開始の初期化処理を実行しないことを特徴とするインサ
    ーキット・エミュレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8250545B2 (en) 2002-06-25 2012-08-21 Fujitsu Semiconductor Limited Associated apparatus and method for supporting development of semiconductor device

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