JPH0756602Y2 - 外ピンを有さないトロコイド系減速機構を採用したモートルブロック - Google Patents

外ピンを有さないトロコイド系減速機構を採用したモートルブロック

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JPH0756602Y2
JPH0756602Y2 JP1990111410U JP11141090U JPH0756602Y2 JP H0756602 Y2 JPH0756602 Y2 JP H0756602Y2 JP 1990111410 U JP1990111410 U JP 1990111410U JP 11141090 U JP11141090 U JP 11141090U JP H0756602 Y2 JPH0756602 Y2 JP H0756602Y2
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motor
trochoidal
shaft
reduction mechanism
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富夫 笠松
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富夫 笠松
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、小型で、かつ低廉に構成されたモートルブロ
ックを提供することを目的に考案された、外ピンを有さ
ないトロコイド系減速機構を採用したモートルブロック
に関するものである。
「従来の技術及びその課題」 従来、この種小型で、かつ低廉を目的として考案された
モートルブロックとしては、次のような技術文献が挙げ
られる。
即ち、 実公昭40−23880号の鋼板製モータブロック、実公昭40
−25319号のモータブロック用ブレーキリンク装置、実
公昭45−100号のモートルブロック等である。
これらの考案は、作業性の向上、制動性の向上並びに横
引き角度の向上等を課題としており、この課題の解決に
は有効であるものと思われる。
しかしながら、何れの考案も、その減速機構には、十分
な配慮及び改良が施されていないものと思われる。
それがために、減速機構より発生する騒音の問題とか、
スムーズな減速を図ること等の面で、改良の余地が考え
られる処である。
また装置の単純化(例えば、外ピンを有さない構造のよ
る単純化)、小型化(例えば、外ピンを有さない構造の
よる小型化)等の面でも課題が考えられる。
「課題を解決するための手段」 上記に鑑み、本考案は、装置の単純化、小型化を達する
こと、また減速機構による騒音の防止、及びスムーズな
減速を図ること。又は外ピンを介在させないトロコイド
系歯車(以下、単にトロコイド系歯車とする。)を介し
て、確実かつスムーズな減速と、確動的なスプロケット
の回転を介し、モートルブロックの確実、かつスムーズ
な作動を達成すること。更には小型化を図るために、下
記のような構成を採用した。
即ち、 本考案は、モートルの出力軸に設けたスプライン方式の
歯車と、この歯車と噛合する前記モートルブロック内に
設けられた外ピン(ローラ)を有さないトロコイド系歯
車群でなるモートル側減速機構と、このモートル側減速
機構に設けられた貫通軸に装置される前記モートルブロ
ック内に設けられた外ピン(ローラ)を有さないトロコ
イド系歯車群でなる側部減速機構と、この側部減速機構
の前記トロコイド系歯車と噛合する歯車を介して回転さ
れる前記貫通軸に套嵌されたスプロケット取付軸と、こ
のスプロケット取付軸に固止された前記スプロケット
と、で構成される外ピンを有さないトロコイド系減速機
構を採用したモートルブロックである。
「作用」 以下本考案の作用を説明すると、モートルのスイッチを
オンすると、このモートルが、例えば時計方向に回転す
る(第2図で、向かって奥面方向への回転を、時計方向
の回転とし、本考案では、正回転とする。)。この正回
転は、出力軸に設けたスプライン方式の歯車を介してモ
ートル側のトロコイド系の第1歯車に伝達される。そし
て、この第1歯車の回転は、この第1歯車が設けられて
いる第1歯車軸に固止されたトロコイド系の第2歯車を
介してモートル軸と、ほぼ同一位置に配設されたスプロ
ケット取付軸のボス部に貫設された貫通軸の一端に設け
たトロコイド系の第3歯車に伝達される。したがって、
このモートル側減速機構を介してモートルの回転は、所
定の低速回転に減速される。
このようにして減速された回転は、前記貫通軸の他端に
設けられ、かつ側部減速機構を構成するトロコイド系の
第4歯車に伝達される。そして、この第4歯車の回転
は、この第4歯車に噛合するトロコイド系の第5歯車に
伝達され、その後この第5歯車軸に設けたスプライン方
式の歯車に伝達される。究極的には、この第5歯車軸の
スプライン方式の歯車を介してスプロケット取付軸のボ
ス部に設けた、スプライン方式の歯車に減速伝達され
る。その後、この歯車に噛合し、かつ前記スプロケット
取付軸の側部側に延設して形成された、延設ボス部に設
けたスプロケット用の歯車に伝達される。
このような減速回転伝達機構を介し、チェーンリンク用
のスプロケットを正回転し、このスプロケットの胴体部
に、リンクチェーンを順次捲装し、モートルブロックの
フックに吊下した品物を持ち上げる。
尚、荷物の降下方法は、前述の逆の操作、即ち、モート
ルを逆回転(前記の正回転の逆方向で、具体的には、第
2図で、向かって手前方向への回転をいい、反時計方向
である。)することにより、前記のモートル減速機構及
び側部減速機構が、それぞれ前述とは、逆方向に回転
し、究極的には、リンクチェーンを順次巻戻す操作す
る。このような操作を介して吊下した品物を、確実かつ
スムーズに降ろすことができる構成となっている。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面を参照しながら具体的に説
明する。
1はモートルブロック本体であり、このモートルブロッ
ク1は吊下フック2を介して梁又はI型鋼等に吊下され
る。このモートルブロック本体1は、ブレーキ付きギャ
ードモータ3、リンクチェーン4、このリンクチェーン
用のスプロケット5及びモートル側減速機構6及び側部
減速機構7とで構成されており、これらは、モートルブ
ロック本体1の本体ケーシング8にそれぞれ設けられて
いる。尚、図中9は吊下フック2を取り付ける取付部で
ある。
そして、モートル3の回転は、その出力軸10を介してこ
の出力軸10に設けたスプライン方式の歯車11に伝達され
る。この歯車11に伝達された回転は、モートル側減速機
構6を構成し、かつ本体ケーシング8のモートル側8aの
下方に設けた第1歯車軸12に固止したトロコイド系の第
1歯車13(以下、単に第1歯車13とする。)に伝達され
る。
前記第1歯車13に伝達された回転は、この第1歯車軸12
に固止されたトロコイド系の第2歯車14(以下、単に第
2歯車14とする。)を介してリンクチェーン用のスプロ
ケット取付軸15のボス部15aに貫設された貫通軸16の一
端に固止されたトロコイド系の第3歯車17(以下、単に
第3歯車17とする。)に伝達される。以上で詳述したモ
ートル側減速機構6を介してモートル3の回転は、所定
の低速回転に減速される。このようにして減速された回
転は、前記側部減速機構7に伝達されるが、具体的に
は、前記貫通軸16の他端に設けられトロコイド系の第4
歯車18(以下、単に第4歯車18とする。)に伝達され
る。
そして、この第4歯車18の回転は、この第4歯車18に噛
合するトロコイド系の第5歯車19(以下、単に第5歯車
19とする。)に伝達され、その後この第5歯車軸19aに
設けたスプライン方式の歯車20に伝達される。究極的に
は、この第5歯車軸19aのスプライン方式の歯車20を介
してスプロケット取付軸15のボス部15aに設けた、スプ
ライン方式の歯車21に減速伝達される。その後、この歯
車21に噛合し、かつ前記スプロケット取付軸15に側部側
に延設形成した、延設ボス部15bに設けたスプロケット
用の歯車22に伝達される。このような減速回転伝達機構
を介し、チェーンリンク用のスプロケット5を正逆回転
し、このスプロケット5の胴体部105に、リンクチェー
ン23を順次捲装し、モートルブロックのフック24に吊下
した品物を、昇降する構造である。尚、前記トロコイド
系の第1歯車13〜第5歯車19は、三角関数曲線を利用し
たトロコイド系の歯車を云う。
更に又前記の、トロコイド系減速機構を採用したモート
ルブロックは、油圧方式のモートルブロックにも採用が
可能である。
「考案の効果」 以上で詳述した如く、外ピンを有さないトロコイド系歯
車群によるモートル側及び側部減速機構を介して、スプ
ロケットを減速回転させてリンクチェーンを巻取り又は
巻返す機構であるので、下記の効果を有する。
外ピンを有さない構成であり、装置の単純化、軽量
化、小型化等が達成される。またトロコイド系歯車群に
起因する故障の減少が期待できる。
外ピンを有さないトロコイド系歯車群の噛合を介して
の減速及び伝達構造となり、減速機構による騒音の防
止、及びスムーズな減速を図り得る効果がある。またモ
ートルブロックの確実、かつスムーズな作動を達成でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を説明するためのものであり、
第1図は正面図、第2図は要部の一部欠截拡大正面図、
第3図はトロコイド系の歯車の噛合状態を示す拡大側面
図である。 1:モートルブロック 2:吊下フック 3:モートル 4:リンクチェーン 5:リンクチェーン用のスプロケット 6:モートル側減速機構 7:側部減速機構 8:本体ケーシング 9:取付部 10:出力軸 11、20、21、22:歯車 12:第1歯車軸 13:トロコイド系の第1歯車 14:トロコイド系の第2歯車 15:スプロケット取付軸 15a:ボス部 15b:延設ボス部 16:貫通軸 17:トロコイド系の第3歯車 18:トロコイド系の第4歯車 19:トロコイド系の第5歯車 19a:第5歯車軸 23:リンクチェーン 24:フック 105:胴体部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モートルの出力軸に設けたスプライン方式
    の歯車と、この歯車と噛合する前記モートルブロック内
    に設けられた外ピン(ローラ)を有さないトロコイド系
    歯車群でなるモートル側減速機構と、このモートル側減
    速機構に設けられた貫通軸に装置される前記モートルブ
    ロック内に設けられた外ピン(ローラ)を有さないトロ
    コイド系歯車群でなる側部減速機構と、この側部減速機
    構の前記トロコイド系歯車と噛合する歯車を介して回転
    される前記貫通軸に套嵌されたスプロケット取付軸と、
    このスプロケット取付軸に固止された前記スプロケット
    と、で構成される外ピンを有さないトロコイド系減速機
    構を採用したモートルブロック。
JP1990111410U 1990-10-24 1990-10-24 外ピンを有さないトロコイド系減速機構を採用したモートルブロック Expired - Lifetime JPH0756602Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0468467U JPH0468467U (ja) 1992-06-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5849050U (ja) * 1981-09-29 1983-04-02 住友重機械工業株式会社 遊星歯車減速機
JPS61136041A (ja) * 1984-12-03 1986-06-23 Ntn Toyo Bearing Co Ltd トロコイド歯形を用いた減速機
JPH028956Y2 (ja) * 1985-05-27 1990-03-05
JPH01288653A (ja) * 1988-05-16 1989-11-20 Mimura Hikoichi 可変減速装置

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