JPH0756519A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH0756519A
JPH0756519A JP22811593A JP22811593A JPH0756519A JP H0756519 A JPH0756519 A JP H0756519A JP 22811593 A JP22811593 A JP 22811593A JP 22811593 A JP22811593 A JP 22811593A JP H0756519 A JPH0756519 A JP H0756519A
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Application number
JP22811593A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Uesugi
義典 上杉
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字物を電子POP(広告/案内板)として
簡単かつ低コストで使用できる印字装置を実現する。 【構成】 電子POP装置は、本体1aに切り欠き窓1
bを形成するとともに、データを印字する印字部を内蔵
し、印字部で印字された印字物を切り欠き窓1bと対応
する位置に保持し、また印字物を無色透明、有色透明あ
るいは不透明の透明フィルムによって所定の組み合わせ
で覆うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速印刷技術を応用し
た印字装置に係り、詳細には、広告/案内板として利用
可能な印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】POP(point of purchase advertisin
g:購入時点)広告は、商品の近くに置いて買い物客に
その商品を知らせ説得する広告/案内板であり、店頭で
客に語りかけ、客の疑問に答える広告である。小売店の
屋外、店頭、店内すべての広告を対象としており、店頭
に商品があふれている現在では場所をとらず客を引きつ
ける工夫が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記広告/
案内板は、印刷されており印刷内容を変えることはでき
なかった。
【0004】そこでLED、蛍光表示管等を使って広告
/案内板を構成し、LED等を用いてメッセージを表示
するようにしたものがある。しかし、LED等を用いた
広告/案内板にあっては、表示の自由度を高めることは
できてもコスト的に高価であるという問題点があった。
【0005】そこで本発明は、印字物を電子POP(広
告/案内板)として簡単かつ低コストで使用できる印字
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的達成のため、切り欠き窓を有するケースと、前
記ケースに内蔵された印字部と、前記印字部で印字され
た印字物を前記切り欠き窓と対応する位置に保持する保
持手段と、印字物を覆う移動自在な被覆部とを備えてい
る。
【0007】また、請求項2に記載されているように、
無色透明、有色透明の複数の被覆部を備え、該被覆部を
前記切り欠き窓と対応する位置に選択的に切り換える切
換手段を備えたものであってもよい。
【0008】また、請求項3に記載されているように、
無色透明、有色透明の複数の被覆部にデータを印字する
被覆部印字手段を備えたものであってもよい。
【0009】また、請求項4に記載されているように、
不透明な被覆部を備え、該被覆部を前記切り欠き窓の所
定部分だけ覆うように制御する被覆制御手段を備えたも
のであってもよい。
【0010】前記印字部は、例えば請求項5に記載され
ているように、前記切り欠き窓側に移動自在に構成した
ものであってもよい。
【0011】前記印字部は、例えば請求項6に記載され
ているように、前記切り欠き窓側に移動自在に構成し、
該印字部が該切り欠き窓内に移動したとき、該印字部に
よって該切り欠き窓の所定部分を覆うようにしてもよ
い。
【0012】また、請求項7に記載されているように、
前記印字部の前記切り欠き窓に対する移動量に応じてデ
ータの印字状態を変化させるようにしてもよい。
【0013】また、請求項8に記載されているように、
印字データに応じて前記印字部を前記切り欠き窓に対応
して移動するようにしてもよい。
【0014】
【作用】請求項1、2、3及び4記載の発明では、切り
欠き窓を有するケースには、データを印字する印字部が
内蔵され、印字部で印字された印字物は保持手段によっ
て切り欠き窓と対応する位置に保持される。ここで、印
字物は移動自在な被覆部によって適宜覆われる。
【0015】したがって、印字物が被覆部によって適宜
覆われることにより、多様な表示が簡単に行われること
になり電子POP(広告/案内板)として簡単かつ低コ
ストで表示でき、使い勝手、利用範囲を大幅に拡大する
ことができる。
【0016】請求項5、6、7及び8記載の発明では、
印字部が、切り欠き窓側に移動自在に構成され、例え
ば、印字部が切り欠き窓内に移動したとき、印字部によ
って切り欠き窓の所定部分が覆われる。この場合、切り
欠き窓に対する移動量に応じてデータの印字状態を変化
させる、あるいは印字データに応じて印字部を切り欠き
窓対応して移動するようにしてもよい。
【0017】したがって、印字データに応じて印字がな
されることとなって、印字や表示に要する時間を大幅に
短縮及び、印字用紙等の節約を図ることができるととも
に、見やすい表示が実現できる。
【0018】
【実施例】以下、図1〜図18を参照して実施例を説明
する。
【0019】図1〜図18は印字装置の一実施例を示す
図であり、本実施例は印字装置を複数台備えた電子PO
P装置に適用した例である。
【0020】先ず、構成を説明する。図1はデータ印字
システムのシステム構成図、図2は電子POP装置の全
体構成を示したブロック図、図3〜図6は電子POP装
置の外観図、図7〜図9は電子POP装置の断面図であ
る。
【0021】図1において、印字装置は、複数台の電子
POP装置1,1…、印字データを作成するノート型パ
ソコン又はワードプロセッサからなる文書作成装置2、
文書作成装置2で作成されたデータを電子POP装置
1,1…に伝送するワイヤレスモデム3を備えている。
【0022】電子POP装置1(図1では2台のみを示
す)は、複数台の設置が可能であって詳細を後述するよ
うに印字データを1ライン毎に読み出して印字する印字
部15を備え、印字物を所定の切り欠き窓に保持するこ
とによって広告/案内板として使用する印字装置であ
る。なお、図中、1aは電子POP装置本体、1bは印
字物が保持された切り欠き窓である。
【0023】文書作成装置2は、電子POP装置1,1
…で広告/案内する印字データを作成するパーソナルコ
ンピュータ又はワードプロセッサであり、書式設定によ
り各種の文書書式のデータが作成可能なものを使用す
る。例えば、書式設定を「縦書き」「毛筆体」とし文書
データを「○○○計算機 御一行様」等をキーボードに
より入力する。
【0024】ワイヤレスモデム3は、文書作成装置2に
接続され文書作成装置2で作成されたそれぞれの電子P
OPに必要なデータ(広告/案内文)を複数台の電子P
OP装置1,1…に伝送するものである。
【0025】図2は電子POP装置の全体構成を示した
ブロック図である。
【0026】図2において、11は電子POP装置1を
制御するCPUであり、CPU11は、ROM12に格
納されている制御用のマイクロプログラムに従ってRA
M13との間でデータの授受を行ったりしながら各種動
作に必要な値を演算し、処理したデータに基づいて後述
する印字制御部16、無線伝送制御部19等を制御する
ための制御信号を出力する。
【0027】CPU11には、POP印字処理を含む電
子POP装置の各種の動作を制御する制御用のマイクロ
プログラムを記憶するROM12と、書込みと読出しが
可能な揮発性メモリからなり各種データを記憶するRA
M13と、キャラクタを生成するCG(キャラクタジェ
ネレータ)14と、RAM13に記憶された電子POP
データ(広告/案内文)を1ライン毎に読み出して印字
するように印字部15を制御する印字制御部16と、デ
ータを無線によりアンテナ17を介し送受信する無線機
18を制御する無線伝送制御部19と、各部に所定の電
源を供給する電源装置20とがそれぞれ接続されてい
る。
【0028】上記CPU11は、ROM12に記憶され
た各種制御プログラムに基づいて無線伝送制御部19か
ら入力される印字情報に関する処理情報、各部を制御
し、受信した印字データ等をRAM13に記憶させる一
方、受信した印字データに対応したキャラクタパターン
をCG(キャラクタジェネレータ)14から読出し、印
字データバッファ21(後述)に記憶させて、印字部1
5で印字させる。
【0029】上記RAM13は電子POP制御に関する
データや演算に使用するデータ及び演算結果等を一時的
に記憶するいわゆるワーキングメモリとして使用され、
具体的には、RAM13には受信した1画面分の印字デ
ータを格納する印字データバッファ21、演算処理中の
データを一時的に記憶するワークメモリが設けられてい
る。ここで、印字データバッファ21は、CPU11か
ら入力されるキャラクタパターンを一時的に記憶して印
字制御部16にキャラクタパターンを出力して印字部1
5で1ライン毎に読み出して印字させる。
【0030】上記CG14は、CPU11からの要求に
応じて印字部15で印字させるためのキャラクタパター
ンを発生し、CPU11に出力する。
【0031】上記印字部15は、高速・高解像度の印字
機構としてサーマルラインヘッドを用いたプリンタを用
いる。サーマルラインヘッドを用いたプリンタ(therma
l printer)は、サーマルヘッド、サーマル用紙40
(後述)に各種データを印字するためのサーマル素子、
シフトレジスタが設けられ、サーマル用紙に印字される
1ライン分の印字データはシフトレジスタに格納され、
シフトレジスタに格納された印字データは各キャラクタ
毎に設けられたアンドゲートを介してサーマル素子に供
給される。アンドゲートには印字制御部16からイネー
ブル信号が入力され、1ライン分の印字データが揃って
印字可能になるとイネーブル信号はアクティブ状態とな
って印字データバッファ21に記憶されたデータを1ラ
イン毎に読み出して印字する。
【0032】上記アンテナ17は、ワイヤレスモデム3
から無線で送信される呼出信号を受信して無線機18に
出力する。無線機18は、伝送制御部19から入力され
る間欠信号により制御され、アンテナ17から入力され
る呼出信号を間欠受信し、受信信号を増幅、復調して伝
送制御部19に出力する。
【0033】上記伝送制御部19は、無線機18から入
力される呼出信号の呼出番号が自己の認識番号と一致す
るか否かを、予め認識番号を登録してあるID−ROM
を参照して判断し、一致していれば無線機18の信号受
信を継続するとともに、CPU11に呼出検出信号を出
力する。また、伝送制御部19は、CPU11から入力
される要求に基づいて、呼出信号とともに受信した印字
データ等の処理情報をCPU11に出力する。
【0034】電源装置20は、安定化電源とDC/DC
コンバータ等から構成され、AC100Vの外部電源コ
ード20aあるいはカーバッテリ等の電池20bからの
電源を所定の電圧に変換し、電子POP装置1の各部に
供給する。この電源装置20には、CPU11からの制
御信号が入力され、電源装置20は、この制御信号によ
り電源の供給の開始及び停止、特に、無線機18への電
源供給の開始及び停止を行なう。
【0035】また、ワイヤレスモデム3は、アンテナ3
0、印字データを無線によりアンテナ30を介し送受信
する無線機31、無線機31を制御する無線伝送制御部
32、各部に所定の電源を供給する電源装置33を備え
ている。
【0036】アンテナ30は、無線機31からのデータ
(広告/案内文)を複数台の電子POP装置1,1…に
無線により伝送するもので、無線機31からのデータを
出力する。
【0037】無線機31は、伝送制御部32から入力さ
れる間欠信号により制御され、アンテナ30から入力さ
れる呼出信号を間欠受信し、受信信号を増幅、復調して
伝送制御部32に出力する。無線機31は、特定周波数
の電波によってデータを送信する送信局であり、無線局
の免許が不要な特定小電力無線局(使用周波数帯:40
0MHz,1.2GHz帯、空中線電力:10mW以
下、通信可能距離:100〜200m程度以下)が使用
できる。
【0038】伝送制御部32は、パーソナルコンピュー
タ等の文書作成装置2からのデータを転送制御するとと
もに、転送されたデータを無線機31を制御して無線に
より複数の電子POP装置1側に送出する。
【0039】電源装置33は、安定化電源等から構成さ
れ、電源を所定の電圧に変換し、ワイヤレスモデム3の
各部に供給する。
【0040】図3〜図6は電子POP装置の外観図であ
り、図3は大窓表示状態のときの表側の外観図、図4は
その裏側の外観図、図5は小窓表示状態のときの表側の
外観図、図6はその裏側の外観図である。
【0041】図3〜図6において、電子POP装置1の
本体1aは、印字データを1ライン毎に読み出してサー
マル用紙に印字する印字部15を内蔵し、サーマル用紙
に印字された印字物を表側の切り欠き窓1b及び裏側の
切り欠き窓1cに保持することによって広告/案内板と
して使用する印字装置である。なお、図3〜図6中、1
dは本体1aに貼り付けられた看板、また図5及び図6
中、61は小窓表示状態のときに上昇して、切り欠き窓
1b、1cに表示されるサーマル用紙表示領域を小さい
表示領域に切り換えるシャッターである。
【0042】図7〜図9は電子POP装置の構造を示し
た断面図であり、図7は電子POP装置の構造を示す
図、図8及び図9はシャッター機構の動作を説明するた
めの断面図である。
【0043】図7において、電子POP装置1の本体1
aには、印字すべきサーマル紙40が巻き取られた紙送
りローラー41、印字されたサーマル紙40を表示可能
に保持する本体1a上部に取り付けられた従動ローラー
42、従動ローラー42で案内されたサーマル紙40を
巻き取る巻取りローラー43、ローラー41,43をベ
ルト44,45を介して回転駆動するためのモータ4
6、紙送りローラー41から送られたサーマル紙40に
1ライン分の印字データを印字するサーマルラインヘッ
ド47、印字すべき透明フィルム48が巻き取られたフ
ィルムローラー49、送出された透明フィルム48を表
示可能に保持する本体1a上部に取り付けられた従動ロ
ーラー50、従動ローラー50で案内された透明フィル
ム48を巻き取る巻取りローラー51、ローラー49,
51をベルト52,53を介してを回転駆動するための
モータ54、フィルムローラー49から送られた透明フ
ィルム48に熱転写インクリボン55により1ライン分
の印字データを熱転写して印字するサーマルラインヘッ
ド56、蛍光灯57,57及びシャッター機構を保持又
は解除するシャッター機構解除部材58が設けられてい
る。
【0044】上記サーマル用紙40は、サーマルライン
ヘッド47からの熱によって発色する感熱紙であり、感
熱紙は基紙の上に増感剤、顕色剤、発色剤が所定の厚さ
に塗布されたものである。また、上記サーマル用紙40
の外側を覆うように配置される透明フィルム48は、無
色透明、有色透明あるいは不透明フィルムであり、上記
サーマル用紙40と同様にサーマルラインヘッド56か
らの熱を熱転写インクリボン55に伝達することによっ
て熱転写インクリボン55内のインクを透明フィルム4
8上に任意の文字等として転写する。この透明フィルム
48には、無色透明、有色透明あるいは不透明の各領域
の端部に、各領域の識別を示すマーカー48a(図10
参照)が付されており、このマーカー48aを図示しな
い読取り部で読み取ることにより所定位置に所望の色又
は印字内容のフィルム領域を停止させ表示可能としてい
る。
【0045】上記サーマル紙40、紙送りローラー4
1、従動ローラー42,43、ベルト44,45、モー
タ46、サーマルラインヘッド47、透明フィルム4
8、フィルムローラー49、従動ローラー50,51、
ベルト52,53、モータ54、熱転写インクリボン5
5及びサーマルラインヘッド56は、全体として印字部
15を構成する。
【0046】また、上記紙送りローラー41、ローラー
43、ベルト44,45、モータ46、サーマルライン
ヘッド47、フィルムローラー49、ローラー51、ベ
ルト52,53、モータ54、熱転写インクリボン5
5、サーマルラインヘッド56、蛍光灯57,57及び
シャッター機構解除部材58の各部材は、ワゴン状の筐
体の印字ユニット59内に取り付けられており、印字ユ
ニット59は、シャッター61(後述)と係合しながら
小窓表示状態のときに上昇、大窓表示状態のときに下降
して、その正面部及び裏面部が表示窓領域60を切り換
えるシャッターとしての機能を有する。
【0047】上記シャッター機構解除部材58は、ソレ
ノイド58aと、ソレノイド58aの変位を受けてシャ
ッター機構をロックするロック機構58bからなり、シ
ャッター機構解除部材58は上記印字ユニット59をシ
ャッターとして機能させるときロックする。
【0048】なお、図7の破線部に示すように本体1a
の前面部は、本体1a上面に設けられた蝶番1eを支点
にして回動して開放可能な構成となっており、サーマル
紙40や透明フィルム48、熱転写インクリボン55の
交換時には開放されてこれらサーマル紙40等の交換が
容易なようになっている。
【0049】図8及び図9は、上記印字ユニット59の
側面を臨むように破断した断面図である。
【0050】図8及び図9において、上記印字ユニット
59の正面及び裏面には、表示窓領域60を切り換える
シャッター61が設けられており、シャッター61はシ
ャッター機構解除部材58によりロックが解除されたと
きには手動により上方に引き上げられて係止され任意の
領域を表示可能にするとともに、シャッター機構解除部
材58によるロック時には上記印字ユニット59と係合
して連動して上下動する。
【0051】また、上記印字ユニット59の側面には、
駆動ベルト62の一端を固定する支持ピン63、駆動ベ
ルト62の他端を巻き取る巻取りローラー64、巻取り
ローラー64の同軸上に設けられ巻取りローラー64を
回転駆動する駆動モータ65が設けられ、電子POP装
置1の本体1a上部には、駆動ベルト62によって印字
ユニット59を上下動可能に釣り下げる従動ローラー6
6が取り付けられている。
【0052】図10はサーマル用紙40及び透明フィル
ム48の印字例を示す図である。
【0053】図10に示すように、サーマル用紙40と
しては、例えばA4FAX用サーマル用紙の100m巻
を使用し、2mで表面と裏面が1回印字するものとする
と50回の表面裏面印字が可能である。本実施例は、変
更の必要のない定番内容(例えば、図10に示す日替メ
ニュー)を印字した印字物を繰り返し使用することを特
徴の1つにしており図10ではこの定番内容(日替メニ
ュー)が印字された例を示している。印字は、まず裏面
表示の定番内容「ご利用ありがとうございました。…
…」を上下左右逆で印字し、次に上端の非表示部分に相
当する所定間隔をあけて表面表示の定番内容の日替メニ
ュー「ランチメニュー スパゲッティ¥630……」を
印字する。
【0054】また、透明フィルム48としては、裏表1
0種類、カラー4種類、透明部及び不透明部の各領域を
有するフィルムであり、各領域には識別を示すマーカー
48aが付されている。本実施例は、上記印字されたサ
ーマル用紙40にこの透明フィルム48の各領域を所定
の組み合わせで重ねて表示することによって多彩な表示
を行なうものである。表示の組み合わせについては図1
5により後述する。また、透明フィルム48にあっても
変更の必要のない定番内容を印字した印字フィルムを繰
り返し使用できるようになっており、例えば図10では
定番内容「いらっしゃいませ……」「営業中」が印字さ
れた例を示している。印字は、まず裏面表示の定番内容
を上下左右逆で印字し、次に上端の非表示部分に相当す
る所定間隔をあけて表面表示の定番内容を印字する。
【0055】次に本実施例の動作を説明する。
【0056】図11はパーソナルコンピュータ等の文書
作成装置2において実行される画面データ入力処理を示
すフローチャートであり、本フローにより入力された画
面データは電子POP装置1に転送される。
【0057】まず、ステップS11でサーマル用紙に印
字する印字画面となる画面指定があるか否かを判別し、
画面指定があればステップS12で画面ポインタを移動
してステップS14に進み、画面指定がなければステッ
プS13で空き画面位置に画面ポインタを移動してステ
ップS14に進む。
【0058】ステップS14では、入力データがあるか
否かを判別し、入力データがあればステップS15で画
面ポインタ位置のメモリを格納してステップS14に戻
る。入力データがなければステップS16で入力が終了
したか否かを判別し、例えば終了キーが操作されたとき
は入力終了と判断して本フローの処理を終了し、入力が
終了していなければステップS14に戻って上記処理を
繰り返す。
【0059】図12はパーソナルコンピュータ等の文書
作成装置2において実行されるデータ転送処理を示すフ
ローチャートであり、本フローによりワイヤレスモデム
3を介して複数台の電子POP装置1,1…に対しポー
リングにより印字データが転送される。
【0060】まず、ステップS21で現在記憶している
複数台の電子POP装置1,1…に割り当てられたID
No(識別ナンバー)を一旦初期化し、ステップS2
2で指定しようとする電子POP装置のID Noをコ
ールする。この呼び出しは、接続されたワイヤレスモデ
ム3により電子POP装置1,1…に無線送信され、指
定されたID Noの電子POP装置はその応答を所定
時間内にワイヤレスモデム3側に返す。
【0061】指定されたID Noの電子POP装置か
らACK(肯定)応答を受け取ると(ステップS2
3)、ステップS24で画面パラメータを初期化し、ス
テップS25で指定画面メモリに1画面転送する。ここ
で、転送しようとする画面が何画面もある場合があるの
で、所定画面を指定する画面パラメータを初期化してお
き、この画面パラメータに応じて画面を転送するように
する。次いで、ステップS26で画面パラメータをイン
クリメントして更新し、ステップS27で全画面につい
て転送が終了したか否かを判別する。全画面終了してい
なければ、ステップS25に戻って全画面について転送
が終了するまで上記処理を繰り返し、全画面終了したと
きはステップS28で終了コマンドを転送してステップ
S29に進む。
【0062】ステップS29では、ID Noをインク
リメント更新し(ID No+1)、ステップS30で
すべてのID Noが終了したか否かを判別し、ID
Noチェックが終了していなければステップS22に戻
って次の指定ID NoをコールしてすべてのID N
oの電子POP装置について画面転送を行なう。すべて
のID Noが終了したときはステップS31で全ID
Noの電子POP装置への転送が終了したか否かを判
別し、全ID Noの転送が終了していなければステッ
プS21に戻って上記処理を繰り返し、全ID Noの
転送が終了したときは本フローの処理を終了する。上記
全ID Noの転送が終了したことを判別しているの
は、電子POP装置からNCK(否定)応答を受け取っ
た場合にその電子POP装置に再呼び出し等を行ないそ
れらの処理が済んだことをチェックするためである。
【0063】図13は電子POP装置1において実行さ
れるデータ印字処理を示すフローチャートであり、本フ
ローにより文書作成装置2側から転送された印字データ
を印字する。
【0064】まず、ステップS41でn画面分のデータ
を受信し、印字データバッファ21に格納し、ステップ
S42で印字開始のトリガがあるか否かを判別する。印
字開始のトリガがなければステップS43で終了コマン
ドがあるか否かをチェックし、終了コマンドがあれば本
フローを終了し、終了コマンドがなければステップS4
2に戻って印字開始トリガを待つ。ここで、印字開始の
トリガは、受信コマンドに含まれる指定により判断す
る。例えば、(1)受信後、直ちに印字開始する、(2)所定
の設定時間に印字開始する、(3)周囲の明るさ等の状況
により印字開始する(例えば、暗くなると夜のメニュー
データを印字する)、がある。
【0065】印字開始トリガがあるとステップS44で
1画面分の画面パラメータを指定する。ここでは上記印
字開始のトリガの場合に応じて受信画面メモリを選択す
る。次いで、ステップS45で行指定パラメータを初期
化し、ステップS46で印字データを印字データバッフ
ァ21から読み出す。次いで、ステップS47で読み出
した印字データを基にCG14でキャラクタパターンを
発生することによってキャラクタデータに変換し、ステ
ップS48で発生したキャラクタデータを設定に応じて
拡大・縮小、装飾印字する。CG14によるキャラクタ
変換では、例えばアウトラインフォント変換を行なう。
【0066】次いで、ステップS49で行指定パラメー
タを更新し、ステップS50で全行終了したか否かを判
別して全行終了していなければステップS46に戻って
指定された画面の全行が終了するまで上記印字を繰り返
し、全行が終了したときはステップS42に戻って次の
印字開始トリガを待つ。
【0067】なお、図13に示した印字処理によってサ
ーマル紙40への印字が行われるが、サーマル紙40へ
の印字だけではなく透明フィルム48への印字をも同様
に行なうことができ、以下この透明フィルム48への印
字動作について述べる。
【0068】図14は定番内容を印字した透明フィルム
48の動作を示すフローチャートである。
【0069】まず、ステップS51でデータを受信し、
ステップS52で透明フィルム48の不透明領域部分
(以下、単に不透明フィルムという)を印字物が表示さ
れる切り欠き窓1b位置に移動させ、ステップS53で
サーマル紙40に図10に示すような定番内容(日替メ
ニュー)を印字する。透明フィルム48の移動量は、モ
ータ54の回転量又はフォトインタラプタ等により検出
するとともに、透明フィルム48の各領域の端部に付さ
れたマーカー48aを図示しない読取り部で読み取りフ
ィルムの位置を検出することにより所定位置に所望の色
又は印字内容のフィルム領域を表示する。
【0070】すなわち、上記ステップS52及びステッ
プS53では受信したデータをサーマル紙40に印字し
ている時は、印字中の動作をお客から見えないようにす
るために定番内容(例えば「営業中」)が印字された不
透明フィルムを切り欠き窓1b位置に移動させ印字中の
動作を隠すようにしている。この定番フィルム動作は図
15の日替シートと定番フィルムの組み合わせの(5)に
対応する。また、同様にして図15の(4)のように定番
内容(例えば「いらっしゃいませ……」)が印字された
不透明フィルムを切り欠き窓1b位置に移動させ、不透
明フィルムに印字された定番内容のみを表示するともで
きる。
【0071】次いで、ステップS54で受信データの中
にコマンドとして受信したことをチェックすることによ
って透明フィルム48の透明領域部分(以下、単に透明
フィルムという)を表示するか否かを判別し、透明フィ
ルムを表示するときには透明フィルムを切り欠き窓1b
位置に移動して本フローを終了する。
【0072】すなわち、受信したデータ中に透明フィル
ム表示指示があれば、図15の日替シートと定番フィル
ムの組み合わせの(1)(3)のようにサーマル紙40に印字
された印字データに透明フィルムが重ね合わせられるこ
とになり、上記(1)であれば日替メニューがそのまま表
示され、また上記(3)であれば日替メニューの中に定番
内容が重ねて表示される。
【0073】一方、ステップS54で透明フィルムでな
いときは透明カラーフィルムであると判断してステップ
S56で透明カラーフィルムを切り欠き窓1b位置に移
動して本フローを終了する。
【0074】すなわち、受信したデータ中に透明フィル
ム表示指示がなければ、図15の日替シートと定番フィ
ルムの組み合わせの(2)のようにサーマル紙40に印字
された印字データに透明カラーフィルムが重ね合わせら
れることになり、日替メニューの台紙に色が付いた状態
となって台紙の色替えと同等の効果がある。
【0075】上記印字処理フローを実行することによ
り、電子POP装置1の印字部15では具体的には以下
のような動作を行なう。
【0076】電子POP装置1における印字・保持動作 キャラクタデータに変換された1ライン分の印字データ
が、印字部15内のシフトレジスタ(図示せず)に出力
されると、シフトレジスタに格納された印字データは各
キャラクタ毎に設けられたアンドゲート(図示せず)を
介してサーマルラインヘッド47を構成するサーマル素
子に供給される。アンドゲートには印字制御部16から
イネーブル信号が入力され、1ライン分の印字データが
揃って印字可能になるとイネーブル信号はアクティブ状
態となって印字データを1ライン毎に読み出して紙送り
ローラー41から送り出れたサーマル紙40に印字す
る。
【0077】印字データが印字されたサーマル紙40
は、モータ46からの回転駆動力を受けた巻取りローラ
ー43によって巻き取られ、このとき電子POP装置1
の本体1a上部に取り付けられた従動ローラー42によ
って上方に釣り上げられた後、下方の巻取りローラー4
3で引っ張り込まれながら巻き取られる。この場合、巻
取りローラー43側の回転力が、紙送りローラー41側
の回転力より若干強く設定されているため、従動ローラ
ー42によって一旦上方に釣り上げられ下方に案内され
たサーマル紙40は弛みなく巻取りローラー43で巻き
取られる。
【0078】これによって印字されたサーマル紙40
が、従動ローラー42によって釣り上げられた状態に保
持されることとなって本体1a正面及び裏面に形成され
た表示窓領域60,60に所望の広告・案内等を表示す
ることができる。
【0079】上記サーマル紙40の場合と同様に、印字
データが転写された無色透明、有色透明あるいは不透明
の領域を有する透明フィルム48は、モータ54からの
回転駆動力を受けた巻取りローラー51によって巻き取
られ、このとき電子POP装置1の本体1a最上部に取
り付けられた従動ローラー50によって上方に釣り上げ
られた後、下方の巻取りローラー51で引っ張り込まれ
ながら巻き取られる。この場合も、巻取りローラー51
側の回転力が、フィルムローラー49側の回転力より若
干強く設定されているため、従動ローラー50によって
一旦上方に釣り上げられ下方に案内された透明フィルム
48は弛みなく巻取りローラー51で巻き取られる。
【0080】また、表示を行なう際には印字ユニット5
9内に取り付けられた蛍光灯57,57が通電されて蛍
光灯57,57が発光し、蛍光灯57,57から発した
光は、印字ユニット59内部からサーマル紙40と透明
フィルム48との間を反射しながら本体1a上部まで導
かれ、サーマル紙40及び透明フィルム48全体を均一
に照らす。すなわち、サーマル紙40に印字された広告
・案内等の印字データが蛍光灯57,57から発した光
で照射されて見易くなるとともに、明度の高い白地のサ
ーマル紙40から反射した光が透明フィルム48を通し
て表示窓領域60,60外に現れ、表示窓領域60,6
0全体が明るく浮かび上がるように表示される。
【0081】これによって印字された透明フィルム48
が、従動ローラー50によって釣り上げられた状態で、
かつ上記所定位置に保持されたサーマル紙40を覆うよ
うに保持されることとなって本体1a正面及び裏面に形
成された表示窓領域60,60に、広告・案内等が印字
されたサーマル紙40が着色されて見えるような状態
(有色透明のフィルム領域を使用した場合)で表示する
ことができる。また、不透明フィルムを切り欠き窓1b
位置に移動すると不透明フィルムに印字された定番内容
のみを表示するともでき、サーマル紙40に印字された
印字データに透明フィルムが重ね合わせれば、日替メニ
ューの中に透明フィルムに印字された定番内容が重ねて
表示できる。
【0082】電子POP装置1におけるシャッタ動作 シャッター61のみを操作する場合とシャッター61が
係合した印字ユニット59によるシャッター動作とがあ
り、印字ユニット59によるシャッター動作には、マニ
ュアル移動時の印字動作(図16)と受信データに応じ
たシャッター自動切替え動作(図17)とがある。以
下、順に説明する。
【0083】シャッター61のみを操作する場合 図7において、手動によりシャッター61を操作する場
合はシャッター機構解除部材58のロックを解除して手
動によりシャッター61を引き上げて摩擦力により任意
位置に係止させる。これにより表示窓領域60,60に
表示される印字データの表示領域を任意の広さにするこ
とができ、例えば図5及び図6に示すように印字データ
が少ない場合には小窓表示状態として印字データがない
領域を隠すことができる。
【0084】印字ユニット59によるマニュアル移動の
シャッター動作(図16) 図16はマニュアル移動のシャッター動作を示すフロー
チャートである。
【0085】図16において、まずステップS61でデ
ータを受信し、ステップS62でシャッター61が係合
した印字ユニット59の位置を検出する。印字ユニット
59の位置検出は、印字ユニット59に機械的スイッチ
等の検出器を設け、このスイッチにより表示可能領域を
検出する。この場合、シャッター61及び印字ユニット
59の位置変更は、使用者が手動によりシャッター機構
解除部材58のロック機構58bを解除して任意の位置
に印字ユニット59を移動する。
【0086】次いで、ステップS63で印字ユニット5
9が移動することによって表示窓領域60,60が縮小
した状態になった表示可能領域に1画面分のデータが印
字できるように文字を拡大縮小して印字を実行して本フ
ローの処理を終了する。
【0087】受信データに応じたシャッター自動切替え
動作(図17) 自動によりシャッター61を操作する場合はシャッター
機構解除部材58のソレノイド58aをオンし、これに
よってロック機構58bによりシャッター61を印字ユ
ニット59に係合させるとともに、図8に示す大窓表示
状態において、駆動モータ65に通電することによって
巻取りローラー64を回転駆動して駆動ベルト62の他
端の巻き取りを開始する。
【0088】巻取りローラー64が駆動ベルト62の他
端を巻き取ることによってシャッター61が係合した印
字ユニット59が上方に釣り上げられ、図9の表示窓領
域67,67に示すような小窓表示状態にまで印字ユニ
ット59が釣り上げられると駆動モータ65に通電をオ
フしてそこで停止させる。このように印字ユニット59
自体を上方に移動させることによって印字ユニット59
に連動するシャッター61により表示窓領域60,60
に表示される印字データの表示領域を図5及び図6に示
すような小窓表示状態に可変することができる。
【0089】上記自動切替えの機械的動作は、受信デー
タに含まれるコマンドによりシャッター61と印字ユニ
ット59を自動的に変更することができる。
【0090】図17は受信データに応じたシャッター自
動切替え動作を示すフローチャートである。
【0091】図17において、まずステップS71で印
字領域大小コマンドに応じて1画面分のデータを印字
し、ステップS72でシャッター機構解除部材58のソ
レノイド58aをオンしてロック機構58bにより印字
ユニット59にシャッター61を結合する。次いで、ス
テップS73で印字ユニット59をコマンドに応じた分
だけ移動して本フローを終了する。
【0092】このように、印字ユニット59によるシャ
ッター動作では、印字ユニット59自体が移動して表示
窓領域60,60に表示される表示領域を変えているの
で、印字データがない領域を単に隠して小窓表示状態に
するだけではなく、印字データがあるところのみ、サー
マル紙40や透明フィルム48を印字送りして印字すれ
ばよいから印字や表示に要する時間を大幅に短縮するこ
とができるとともに、サーマル紙40及び透明フィルム
48の節約を図ることができる。
【0093】以上説明したように、本実施例に係る電子
POP装置は、本体1aに切り欠き窓1bを形成すると
ともに、データを印字する印字部15を内蔵し、印字部
15で印字された印字物を切り欠き窓1bと対応する位
置に保持し、また印字物を無色透明、有色透明あるいは
不透明の透明フィルム48によって所定の組み合わせで
覆うようにしているので、印字物を透明フィルム48に
よって適宜覆うことができ、多様な表示が簡単に行われ
ることになり電子POP(広告/案内板)として簡単か
つ低コストで表示できる。例えば、変更の必要のない定
番内容に関しては、その都度印字することなく図15の
(3)(4)のように定番内容を印字したフィルムを表示すれ
ばよく、印刷用紙を消耗することなく表示でき、ランニ
ングコストを下げることができる。また、図15の(2)
のように印字されたサーマル紙40が着色されて見える
ような状態で表示したり、図15の(5)のように印字中
の動作を見えないようにすることも容易に実現できる。
【0094】また、印字ユニット59が、切り欠き窓1
bに対し移動できるので、印字や表示に要する時間を大
幅に短縮することができるとともに、印字用紙等の節約
を図ることができ、印字データに応じた見やすい表示が
実現できる。
【0095】さらに、印字内容を自由に作成して表示す
ることができ、また自然で美しい文字やデザインによる
広告/案内を表示することができるので、広告、宣伝効
果を大幅に高めることができる。また、LED、蛍光表
示管等を使ってメッセージを表示するようにしたものに
比べ、表示の自由度をより高めることができ、低コスト
で実現できる効果がある。
【0096】本実施例は、無線通信によりデータの伝送
を行なっているが、これに代えて例えば図18に示すよ
うに電子POP装置1にフロッピーディスクドライブ
(FDD)5を設置し、フロッピーディスク(FD)6
を媒体としてデータ転送を行なうようにしてもよい。こ
のようにすれば無線装置が不要になることに加え、電子
POP装置1で表示した印字データをフロッピーディス
ク(FD)6に長期間保存しておくことができ、またデ
ータの交換や更新も容易になるという効果もある。
【0097】なお、本実施例は印字装置を、広告/案内
板として使用する電子POP装置に適用した場合の例で
あるが、データを1ライン毎に読み出して印字する印字
手段を有する装置にはすべて適用可能であり、必ずしも
広告/案内板には限られないことは言うまでもない。
【0098】また、本実施例では、電子POP装置が、
キャラクタを生成するCG14を備え、印字すべきデー
タをCG14を用いて変換して印字するようにしている
が、これに限定せず、例えば入力されたイメージデータ
をそのまま印字するようにしてもしてもよいことは勿論
である。
【0099】また、本実施例では印字部15として、サ
ーマルラインヘッドを用いたサーマルプリンタを用いて
いるが、データを1ライン毎に読み出して印字するもの
であればどのようなプリンタでもよく、例えばドットプ
リンタで構成してもよい。
【0100】さらに、本実施例は、無線通信によりデー
タの伝送を行なっているが、これに限らず、例えば有線
であってもよく、このようにすれば無線装置が不要にな
るためコスト低減を図ることができる。また、電子PO
P装置にキーボード等のデータ入力装置を設け、データ
伝送を行なわずにデータを直接入力してもよいことは言
うまでもない。
【0101】
【発明の効果】請求項1、2、3及び4記載の発明によ
れば、切り欠き窓を有するケースと、ケースに内蔵され
た印字部と、印字部で印字された印字物を切り欠き窓と
対応する位置に保持する保持手段と、印字物を覆う移動
自在な被覆部とを備えているので、印字物を被覆部によ
って適宜覆うことができ、多様な表示が簡単に行われる
ことになり電子POP(広告/案内板)として簡単かつ
低コストで表示でき、使い勝手、利用範囲を大幅に拡大
することができる。
【0102】請求項5、6、7及び8記載の発明によれ
ば、印字部が、切り欠き窓側に移動自在に構成している
ので、印字データに応じて印字ができ、印字や表示に要
する時間を大幅に短縮及び、印字用紙等の節約を図るこ
とができるとともに、見やすい表示が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字装置の一実施例のシステム構
成図である。
【図2】同実施例の印字装置の一例を示すブロック構成
図である。
【図3】同実施例の電子POP装置の外観図である。
【図4】同実施例の電子POP装置の外観図である。
【図5】同実施例の電子POP装置の外観図である。
【図6】同実施例の電子POP装置の外観図である。
【図7】同実施例の電子POP装置の断面図である。
【図8】同実施例の電子POP装置の断面図である。
【図9】同実施例の電子POP装置の断面図である。
【図10】同実施例の電子POP装置のサーマル用紙及
び透明フィルムの印字例を示す図である。
【図11】同実施例の文書作成装置のデータ入力処理を
示すフローチャートである。
【図12】同実施例の文書作成装置のデータ転送処理を
示すフローチャートである。
【図13】同実施例の電子POP装置のデータ印字処理
を示すフローチャートである。
【図14】同実施例の文書作成装置のデータ入力処理を
示すフローチャートである。
【図15】同実施例の電子POP装置のサーマル用紙及
び透明フィルムの組み合わせ例を示す図である。
【図16】同実施例の文書作成装置のマニュアル移動の
シャッター動作を示すフローチャートである。
【図17】同実施例の電子POP装置のシャッター自動
切替え動作を示すフローチャートである。
【図18】同実施例の他のシステム構成図である。
【符号の説明】
1 電子POP装置 1a 電子POP装置本体 1b,1c 切り欠き窓 2 文書作成装置 3 ワイヤレスモデム 5 フロッピーディスクドライブ(FDD) 6 フロッピーディスク(FD) 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 CG(キャラクタジェネレータ) 15 印字部 16 印字制御部 17,30 アンテナ 18,31 無線機 19,32 無線伝送制御部 20,33 電源装置 21 印字データバッファ 40 サーマル紙 41 紙送りローラー 42,50,66 従動ローラー 43,51,64 巻取りローラー 44,45,52,53 ベルト 46,54 モータ 47 サーマルラインヘッド 48 透明フィルム 49 フィルムローラー 52 フィルムローラー 55 熱転写インクリボン 56 サーマルラインヘッド 57 蛍光灯 58 シャッター機構解除部材 58a ソレノイド 58b ロック機構 59 印字ユニット 60,67 表示窓領域 61 シャッター 62 駆動ベルト 63 支持ピン 65 駆動モータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切り欠き窓を有するケースと、 前記ケースに内蔵された印字部と、 前記印字部で印字された印字物を前記切り欠き窓と対応
    する位置に保持する保持手段と、 印字物を覆う移動自在な被覆部と、 を具備したことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 無色透明、有色透明の複数の被覆部を備
    え、該被覆部を前記切り欠き窓と対応する位置に選択的
    に切り換える切換手段を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 無色透明、有色透明の複数の被覆部にデ
    ータを印字する被覆部印字手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 不透明な被覆部を備え、該被覆部を前記
    切り欠き窓の所定部分だけ覆うように制御する被覆制御
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の印字装
    置。
  5. 【請求項5】 前記印字部は、前記切り欠き窓側に移動
    自在に構成したことを特徴とする請求項1記載の印字装
    置。
  6. 【請求項6】 前記印字部は、前記切り欠き窓側に移動
    自在に構成し、該印字部が該切り欠き窓内に移動したと
    き、該印字部によって該切り欠き窓の所定部分を覆うよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  7. 【請求項7】 前記印字部の前記切り欠き窓に対する移
    動量に応じてデータの印字状態を変化させるようにした
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6の何れかに記載
    の印字装置。
  8. 【請求項8】 印字データに応じて前記印字部を前記切
    り欠き窓に対応して移動するようにしたことを特徴とす
    る請求項5又は請求項6の何れかに記載の印字装置。
JP22811593A 1993-08-20 1993-08-20 印字装置 Pending JPH0756519A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6557281B1 (en) * 1997-11-27 2003-05-06 Jacques Lewiner Public display device

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