JPH075648U - 植木鉢用芳香器 - Google Patents

植木鉢用芳香器

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Publication number
JPH075648U
JPH075648U JP4748693U JP4748693U JPH075648U JP H075648 U JPH075648 U JP H075648U JP 4748693 U JP4748693 U JP 4748693U JP 4748693 U JP4748693 U JP 4748693U JP H075648 U JPH075648 U JP H075648U
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JP
Japan
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fragrance
flowerpot
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receiver
storage
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Pending
Application number
JP4748693U
Other languages
English (en)
Inventor
伊納淳平
岡野隆良
Original Assignee
株式会社大阪製薬
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Publication date
Application filed by 株式会社大阪製薬 filed Critical 株式会社大阪製薬
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Publication of JPH075648U publication Critical patent/JPH075648U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多様な芳香を長期間に亘り安定的に、かつ弊
害なく効果的に利用し得る植木鉢用芳香器を提供するに
ある。 【構成】 植木鉢を上載できる受器部2と芳香剤13を
収容する収納部3とを受器部2の外周延部4を介して上
下に連継しかつ隔絶区分して備える。また外周延部4上
には収納部3内に通じる発散孔6を設けてなる。 【効果】 先ず、生じる芳香を上載した植木鉢上の草花
の香気と合体させることができる。また比較的多量の芳
香剤を追加充填が可能なように装備させることができ、
芳香の発散状態を長期間に亘り安定化させることができ
る。また、場合によっては、植木鉢ホルダー又は受水皿
として機能させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、植木鉢内に植設乃至は植え付けた草花及び観葉植物の模造品、生体 品に関連して芳香を効果的に発散させることができる植木用の芳香器の構成に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、造花等の植物の模造品に芳香剤を付加したものが考案され、また販売さ れるに至っている。 この従来品における芳香剤の付加構成は、例えば、樹脂材などの形成材中に芳 香剤を予め練り込むことによる方法、または、樹脂材、布帛材、紙材などの形成 材面上に芳香剤を散布、塗付若しくは含浸する方法によるものであった。
【0003】 また、生体の観償用植物は植木鉢内の土壌に植え付けられること、また生花に はその特有の芳香を発散するものが多いことから、生体植物に付随して芳香を付 加することは全く考慮されてはいなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来品については付加される芳香剤の量が限定され、しかもその付加 できる量も極く少量であることから、その有効な芳香の期間も数日の期間という 短期間であるに過ぎなかった。これでは数ケ月に亙って利用されるのが通常であ る植物模造品の利用期間とは大きなくい違いが生じて不都合である。
【0005】 また、従来、不要と考えられてきた生体植物についてもその特有の芳香を強化 し、若しくは連想される芳香を付加できれば、その商品価値の向上に役立つ。
【0006】 そこで、本考案は、模造品、生体品の区別なく、観償用植物について、多様な 芳香を長期間に亘り安定的に、かつ弊害なく効果的に利用し得る植木鉢用芳香器 の提供を目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案は、植木鉢用芳香器につき次のように構成 した。 即ち、植木鉢を上載できる受器部と芳香剤を収納する収納部とを前記受器部の 外周縁部を介して上下に連継しかつ隔絶区分して備えると共に、前記外周延部上 に前記収納部内に通ずる発散孔を設けてなることを特徴とする。
【0008】 上記した本考案の構成において、受器部の外周縁部は、受器部の底壁部から延 設されたものであってもよいし、また受器部の上縁から延設されたものであって もよい。
【0009】 また、受器部と収納部との連縫構成は、それぞれ別個に形成したものを組み合 わせることによってもよいし、また樹脂材などにより一体的に形成したものであ ってもよい。
【0010】 また、芳香剤は発散孔の部分を除いて閉止状に構成した収納部内に直接充填す ることによってもよいが、好ましくは、追加充填が可能なように、この収納部に 対し装脱可能な収容器内にこの収納部の域内で発散可能な状態で収容されている ことである。 また、受器部の外周延部の周縁部上には、上載された植木鉢の上縁部付近にま で及ぶ高さの立壁部が形成されていてもよい。
【0011】 また、さらには、受器部の底部中央に収納部の下方にまで及ぶ通水管部を設け ていてもよい。なおこの場合、前記した収容器を伴う場合には、上記した通水管 部を挿通させ得る孔部を収容器上に対応して形成することができる。
【0012】 また、芳香剤としては、既存の液状、固体状又はゲル状など全ての形態のもの を用いることができる。なお、芳香種としては、適用する植物種に合致して適宜 に選択することが好ましいが、全く異種のものを調製して用いることができる。
【0013】 また、発散孔については、単一であってもよいが、複数の細孔を受器部の外周 延部に沿って均等位置に設けておくのが好ましい。上載された植木鉢の周面部に 均等に芳香の発散が得られるからである。なお、発散孔の構成は、例えば陶器様 の素焼き材等のように、その部材上に自然に生じた多数の細孔によって形成され たものであってもよい。
【0014】
【作用】
本考案では次のような作用が生じる。 収納部内の芳香剤は発散孔を介して外部に発散される。従って生じる芳香は受 器部の側面部を介して上載された植木鉢の側周面上に沿って及ばしめることがで きる。
【0015】 なお、前記したような立壁部が形成される場合には、この立壁部は植木鉢ホル ダーの側壁として機能するほか、上記した芳香作用を植木鉢の上縁部にまで確実 に波及させることができる。
【0016】 また、芳香剤は収納部内に収納保持されていることから、比較的多量の芳香剤 を保持させることができる。また芳香剤が前記した収容器内に発散可能に収容し た構成が採用される場合には、芳香剤の追加充填が可能となるから、より長期に 亘る芳香を図ることができる。
【0017】 また、受器部はそのまま従来の植木鉢用受皿同様に機能させることができる。 なお、受器部上に前記した通水管部が構成される場合には、上載された植木鉢内 からの流水を効果的にこの芳香器外へ排出することができる。また、この通水管 部は前記した芳香剤用収容器に対する支持部として機能させることもできる。
【0018】
【実施例】
次に本考案の実施例を説明する。 第一の実施例での植木鉢用芳香器1を図1〜図3に示した。この芳香器1は上 部の受器部2と下部の収納部3とからなる。
【0019】 受器部2の底部からは外周延部4を延設して有し、この外周延部4の周端から は垂設した外周壁5を有する。この外周壁5はその垂下部分によって収納部3の 空間部を構成し、またその上延部によって受器部2の周壁との間に環状の凹溝部 を構成している。この凹溝部の底部面上に複数の発散孔6…がその環状に沿って 一定間隔で収納部3内に通ずるように穿設されている。なお、本考案においては 、図4に示す植木鉢用芳香器1′のように、受器部2の周壁との間に凹溝部を構 成する立壁部を有しない外周壁5′によるものであってもよい。
【0020】 また、外周壁5の下端縁部から2本の切込みを短間隔でその中部付近にまで及 ぶように設けることによって、固定係止部7…が等間隔で形成されている。各固 定係止部7はそれぞれ図4に示すように外方へ弾性変形させることができる。ま たこれらの固定係止部7の内周面上にはその下端付近に係止突起8がそれぞれ形 成されている。また受器部2の底部中央からは支持突起9が収納部3内に及ぶよ うに垂下形成されている。
【0021】 また、10は上面部が開放された収容器であり、その中央には支持突起9に対応 して管状部11を有し、この管状部11の下方への突出部を外周方向に突設してつま み部12を備える。なお、13はこの収容器10内に充填された芳香剤である。
【0022】 この収容器10は下方から収納部3内に嵌入することができる。この際、支持突 起9を管状部11内に挿入する状態で各固定係止部7の内方への弾性力に抗して実 行される。また嵌入後においては、各固定係止部7上の係止突起8が収容器10上 の下周端縁部を支持する状態となることによって、収容器10が収納部3内に安定 状態で保持される。また、上記したのと逆の操作によって収容器10を収納部3内 から離脱させることができる。
【0023】 また、収容器10の収納部3内での嵌装状態では図1に示すように、芳香剤13面 は収納部3内に開放されているから、その芳香は各発散孔6…を介して外部に発 散することになる。従って、受器部2面上に植木鉢15が上載されていると、上記 の発散による芳香はその植木鉢15の周面部に沿った状態で生じることになる。な お、16は植木鉢15の底部面上に備える通水孔であり、17はこの植木鉢15内に充填 された土壌若しくは造花の幹部を固定する充填材である。
【0024】 次に、本考案の第二の実施例を図5〜図7に示した。この実施例での植木鉢用 芳香器20は、第一の実施例の場合と同様に、受器部21と収納部22とを備え、また 芳香剤33が充填した収容器30を収納部22内に嵌設し、この収納部22内に通ずる発 散孔25…を外周延部23面上に有する。なお、26は外周壁24の下部に有する固定係 止部であり、27はこの固定係止部26の内面上に有する係止突起である。
【0025】 また、この芳香器20においては、外周壁24の上部部分が比較的高い位置にまで 立設され、また受器部21の中央には通水管部28が収納部22内に及ぶように垂下形 成されている点で特徴的である。また収容器31にはこの通水管部28に対応して挿 通孔31が形成されている。
【0026】 従って、収容器31は、図8に示すように、その挿通孔31内に通水管部28を挿設 した状態で収納部22内に嵌設される。また、収容器30を収納部22内から脱離する ことができるのも第一の実施例の場合と同様である。
【0027】 この芳香器20の受器部21上に植木鉢34を上載した状態を図9に示した。なお、 35は通水孔、36は土壌であり、この土壌36には生花37が植設されている。
【0028】 この場合において、外周壁24の上部分は植木鉢34の外周面部を囲撓し、ホルダ ーとして機能する。また各発散孔25…を介して発散される芳香は植木鉢34の周壁 と外周壁24との間隙に誘導されて植木鉢34の上縁部付近に達して外部へ発散され る。従って、この芳香は生花37の芳香と一体的となる。
【0029】 また、土壌36に注加された水は通水孔35から通水管部28を介して流下させるこ とができる。この流下水に対しては、既存の受皿38をこの芳香器20の下に配して 受けることができる。
【0030】
【考案の効果】
上述したように本考案は構成されることから、次のような効果を奏する。 先ず、芳香の発散孔を受器部の外周延部上に設けたことから、発散する芳香を 絶えず植木鉢の周辺に部に及ばせることができる。これによって、生じる芳香を 植木鉢上の草花の香気と合体させることができる。
【0031】 この効果は、この芳香器においてその外周壁の上部を比較的に高い位置にまで 立設状に設けることによって、より有効に発揮させることができる。なお、外周 壁部分は植木鉢のホルダーとしても機能する。
【0032】 また、芳香剤は植木鉢を上載すべき受器部とは隔絶区分された収納部内に充填 されることから、その比較的多量を装備させることができる。また装脱できる収 容器を伴って構成される場合には、追加充填することにより、絶えず相当量の芳 香剤を保持させることが可能である。従って、長期間に亙って、安定した状態で の芳香を維持させることができる。
【0033】 また、本考案の芳香器はそれ自体、既存の受水皿と同様に使用することによっ て、生花を伴った利用をも可能とするが、前記したように、受器部の底部に通水 管部を有するように構成される場合には、植木鉢からの流水を、例えば受器部外 へあふれ出してしまうような弊害が生じないように、外部へ速やかに流出させる ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】植木鉢用芳香器の部分縦断面正面図
【図2】同部分横断面平面図
【図3】同底面図
【図4】同説明的縦断面図
【図5】同部分縦断面正面図
【図6】同部分横断面平面図
【図7】同底面図
【図8】同説明的部分縦断面図
【図9】同応用状態の縦断面図
【符号の説明】
1,1′,20 植木鉢用芳香器 2,21 受器部 3,22 収納部 4,23 外周延部 5,5′,24 外周壁 6,25 発散孔 10,30 収容器 13,33 芳香剤

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植木鉢を上載できる受器部と芳香剤を収
    納する収納部とを前記受器部の外周延部を介して上下に
    連継しかつ隔絶区分して備えると共に、前記外周延部上
    に前記収納部内に通ずる発散孔を設けてなることを特徴
    とする植木鉢用芳香器。
  2. 【請求項2】 受器部の外周延部端に立壁部を備え、こ
    の立壁部が上載された植木鉢の上縁付近にまで及ぶよう
    に形成されてなることを特徴とする植木鉢用芳香器。
  3. 【請求項3】 受器部の底部中央に収納部の下方にまで
    及ぶ通水孔を形成するように通水管部を設けてなること
    を特徴とする請求項1又は2の植木鉢用芳香器。
  4. 【請求項4】 収容部内の芳香剤が、この収納部内に装
    脱可能に配設された収容器内にこの収納部の域内で発散
    可能に収容されてなることを特徴とする請求項1、2又
    は3の植木鉢用芳香器。
JP4748693U 1993-06-28 1993-06-28 植木鉢用芳香器 Pending JPH075648U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4748693U JPH075648U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 植木鉢用芳香器

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JP4748693U JPH075648U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 植木鉢用芳香器

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JPH075648U true JPH075648U (ja) 1995-01-27

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ID=12776458

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JP4748693U Pending JPH075648U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 植木鉢用芳香器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102270376B1 (ko) * 2020-09-08 2021-06-28 박예은 향 발생 기능이 구비된 화분

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