JPH0756463Y2 - 吊下げテント - Google Patents
吊下げテントInfo
- Publication number
- JPH0756463Y2 JPH0756463Y2 JP1992088043U JP8804392U JPH0756463Y2 JP H0756463 Y2 JPH0756463 Y2 JP H0756463Y2 JP 1992088043 U JP1992088043 U JP 1992088043U JP 8804392 U JP8804392 U JP 8804392U JP H0756463 Y2 JPH0756463 Y2 JP H0756463Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tent
- string
- tape
- hook
- pole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Tents Or Canopies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はテントポールにテント本
体を紐状体により吊下して張設する形式の吊下げテント
の改良に関するものである。
体を紐状体により吊下して張設する形式の吊下げテント
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吊下げテントにおいて、テント本体をテ
ントポールに吊下張設するための手段は、図4に示すよ
うにテント本体1の対角線を稜線部1′として上記稜線
部1′に乳部12と紐掛フック6とを交互にとりつけ、
ともに稜線部より上方に突出させる。同一対角線即ち同
一稜線上の乳部12に紐8を挿入させることにより乳部
12,12間にループ8を形成する。図1に示すように
2本の可撓性テントポール9,9を撓曲交叉し、その先
端をテント本体1のポール挿通部Pに挿通して地面に挿
入する。図4に示すように前記乳部12,12間に位置
する紐8により形成されるループ8′部分をテントポー
ル9,9の上をまたいで紐掛フック6に係止し、一方の
紐端をテント若しくはポール或は地面に固定しておき、
他端の紐端を引張り、テントを緊張状態に張設し、紐8
の上記他端をテント若しくはポール或は地面に固定する
のである。又前記の紐8はその両端をテントシートに固
定しておけばループ8′をテントポール9上をまたいで
フック部に係止する操作が迅速となり、従ってテント本
体1をテントポール9,9に吊下張設する操作が迅速と
なるのであるが、そのためには伸縮紐を用いることが理
想的である。ところが従来のテント本体1の乳部12及
び紐掛フック6はテント本体1の稜線部に直接取付けら
れている関係で該稜線部1′よりも上方に突出して設け
られており、而も乳部12に紐8が挿通する位置とフッ
ク6に紐8が係止される位置とは図4の符号Wに示すよ
うな大きな上下の差が生ずるため、伸縮性の紐を用いる
ときは紐の弾性により多数の乳部2及びフックが偏倚
し、稜線部1′がつれて上縁に上下方向の波状の凹凸が
生じ、テントを正しく張設することはできない。従って
従来は伸縮性のない紐が用いられているのであるが、こ
の場合前記図4の符号Wの段差のため、紐8は鋭角又は
鋭角に近い甚しいジグザグ状を呈し、紐の他端を引っ張
ってテントを緊張状態に張設しようとしても乳部12に
おける紐8の摺動にきしみを生じ、紐の緊張が円滑且充
分におこなわれず、更に又乳部2と紐掛フック6の上下
の位置の相違により、稜線部1′を上から引張る力が異
なることになり、これ又稜線部1′に波をうち理想的な
テントの張設はできなかったのである。
ントポールに吊下張設するための手段は、図4に示すよ
うにテント本体1の対角線を稜線部1′として上記稜線
部1′に乳部12と紐掛フック6とを交互にとりつけ、
ともに稜線部より上方に突出させる。同一対角線即ち同
一稜線上の乳部12に紐8を挿入させることにより乳部
12,12間にループ8を形成する。図1に示すように
2本の可撓性テントポール9,9を撓曲交叉し、その先
端をテント本体1のポール挿通部Pに挿通して地面に挿
入する。図4に示すように前記乳部12,12間に位置
する紐8により形成されるループ8′部分をテントポー
ル9,9の上をまたいで紐掛フック6に係止し、一方の
紐端をテント若しくはポール或は地面に固定しておき、
他端の紐端を引張り、テントを緊張状態に張設し、紐8
の上記他端をテント若しくはポール或は地面に固定する
のである。又前記の紐8はその両端をテントシートに固
定しておけばループ8′をテントポール9上をまたいで
フック部に係止する操作が迅速となり、従ってテント本
体1をテントポール9,9に吊下張設する操作が迅速と
なるのであるが、そのためには伸縮紐を用いることが理
想的である。ところが従来のテント本体1の乳部12及
び紐掛フック6はテント本体1の稜線部に直接取付けら
れている関係で該稜線部1′よりも上方に突出して設け
られており、而も乳部12に紐8が挿通する位置とフッ
ク6に紐8が係止される位置とは図4の符号Wに示すよ
うな大きな上下の差が生ずるため、伸縮性の紐を用いる
ときは紐の弾性により多数の乳部2及びフックが偏倚
し、稜線部1′がつれて上縁に上下方向の波状の凹凸が
生じ、テントを正しく張設することはできない。従って
従来は伸縮性のない紐が用いられているのであるが、こ
の場合前記図4の符号Wの段差のため、紐8は鋭角又は
鋭角に近い甚しいジグザグ状を呈し、紐の他端を引っ張
ってテントを緊張状態に張設しようとしても乳部12に
おける紐8の摺動にきしみを生じ、紐の緊張が円滑且充
分におこなわれず、更に又乳部2と紐掛フック6の上下
の位置の相違により、稜線部1′を上から引張る力が異
なることになり、これ又稜線部1′に波をうち理想的な
テントの張設はできなかったのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、吊下
げテントの張設にあたり、伸縮紐、伸縮しない紐のいず
れの紐を使用してもテント本体の稜線部が波をうった
り、つれを生じたり紐掛フックが偏倚することなく、迅
速に堅牢にテントの張設をおこなうことができる吊下げ
テントを提供することにある。
げテントの張設にあたり、伸縮紐、伸縮しない紐のいず
れの紐を使用してもテント本体の稜線部が波をうった
り、つれを生じたり紐掛フックが偏倚することなく、迅
速に堅牢にテントの張設をおこなうことができる吊下げ
テントを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の手段は次の通り
である。
である。
【0005】テント本体の上面に形成される稜線部を、
長方向に屈曲したテープ状シートの屈曲内部に挟んで固
定し、このテープ状シートの両面を貫通する複数の紐挿
通孔を所要間隔で開設し、テープ状シートの面であって
前記紐挿通孔の間に、紐掛フックをテープ状シートのU
状屈曲縁から上方に突出しないように取付けた吊下げテ
ント。
長方向に屈曲したテープ状シートの屈曲内部に挟んで固
定し、このテープ状シートの両面を貫通する複数の紐挿
通孔を所要間隔で開設し、テープ状シートの面であって
前記紐挿通孔の間に、紐掛フックをテープ状シートのU
状屈曲縁から上方に突出しないように取付けた吊下げテ
ント。
【0006】
【作用】本考案においては、テント本体1の上面に形成
される稜線1′を、長方向に屈曲したテープ状シート2
の内部に挟んで固定してあるため、紐挿通孔5、例えば
鳩目4の孔はテープ状シート2の両面を貫通して設ける
ことができ、又紐掛フック6の紐掛部はテープ状シート
の屈曲縁から上方に突出しないように取付けることがで
き、従って、テープ状シート2はテントポール9に極め
て近接して取付けることができ、必要に応じては、テー
プ状シート面をテントポール9に接して取付けることも
可能であるため、テープ状シートに硬張性を附与するこ
とができ、紐8を紐挿通孔5に挿通し、上記挿通孔間に
形成されるループ8′部分をテントポール9上をまたい
で紐掛フック6に係止した際に、ジグザグ状に形成され
る紐の屈曲角度は大となり、可及的に直線状に近ずける
ことができる。よってテント本体1をテントポール9に
紐で取付けて張設するに際し、伸縮性のある紐を用いて
も、フックの偏倚、稜線の上部に波をうつことなく、又
伸縮性のない紐を用い紐を絞っても、きしみを生ずるこ
となく容易に摺動し、充分緊張して張設し、稜線の上部
に波をうつことがない。
される稜線1′を、長方向に屈曲したテープ状シート2
の内部に挟んで固定してあるため、紐挿通孔5、例えば
鳩目4の孔はテープ状シート2の両面を貫通して設ける
ことができ、又紐掛フック6の紐掛部はテープ状シート
の屈曲縁から上方に突出しないように取付けることがで
き、従って、テープ状シート2はテントポール9に極め
て近接して取付けることができ、必要に応じては、テー
プ状シート面をテントポール9に接して取付けることも
可能であるため、テープ状シートに硬張性を附与するこ
とができ、紐8を紐挿通孔5に挿通し、上記挿通孔間に
形成されるループ8′部分をテントポール9上をまたい
で紐掛フック6に係止した際に、ジグザグ状に形成され
る紐の屈曲角度は大となり、可及的に直線状に近ずける
ことができる。よってテント本体1をテントポール9に
紐で取付けて張設するに際し、伸縮性のある紐を用いて
も、フックの偏倚、稜線の上部に波をうつことなく、又
伸縮性のない紐を用い紐を絞っても、きしみを生ずるこ
となく容易に摺動し、充分緊張して張設し、稜線の上部
に波をうつことがない。
【0007】
【実施例】図1はテント本体であって、その稜線部1を
長方向に屈曲し、その1例として、縦断面逆U状に折曲
げたテープ状シート2の開放部から内部に稜線部を挿入
し、糸tにより縫着固定する。図面は糸による縫着固定
の実施例を示したが、接着その他パンチングにより固定
してもよい。このテープ状シート2は布製のものはもと
より、防水樹脂その他の合成樹脂等所望の素材を用いる
ことができる。
長方向に屈曲し、その1例として、縦断面逆U状に折曲
げたテープ状シート2の開放部から内部に稜線部を挿入
し、糸tにより縫着固定する。図面は糸による縫着固定
の実施例を示したが、接着その他パンチングにより固定
してもよい。このテープ状シート2は布製のものはもと
より、防水樹脂その他の合成樹脂等所望の素材を用いる
ことができる。
【0008】テント稜線部1′に縫着又は接着その他の
手段により固定したテープ状シート2にはその両面を貫
通してはとめ4を所定間隔に同一高さにとりつけること
により紐挿通孔5を形成し、隣位の紐挿通孔5との間に
紐掛フック6をホックによってかしめ止めする。上記紐
掛フック6の紐掛部はその頂部がテープ状シート2のU
状屈曲縁から上方に突出しないようにする。又図3の実
施例は稜線縫着部3の内側に目止め用の防水テープ7を
貼った状態を示す。10は入口、11は窓、13はフー
ドである。
手段により固定したテープ状シート2にはその両面を貫
通してはとめ4を所定間隔に同一高さにとりつけること
により紐挿通孔5を形成し、隣位の紐挿通孔5との間に
紐掛フック6をホックによってかしめ止めする。上記紐
掛フック6の紐掛部はその頂部がテープ状シート2のU
状屈曲縁から上方に突出しないようにする。又図3の実
施例は稜線縫着部3の内側に目止め用の防水テープ7を
貼った状態を示す。10は入口、11は窓、13はフー
ドである。
【0009】
【発明の効果】本考案は以上述べたように吊下げテント
の張設にあたり、伸縮紐、伸縮しない紐のいずれの紐を
使用してもテント本体の稜線部が波をうったり、つれを
生じたり、紐掛フックが偏倚することなく、迅速、堅牢
にテントを張設することができる。
の張設にあたり、伸縮紐、伸縮しない紐のいずれの紐を
使用してもテント本体の稜線部が波をうったり、つれを
生じたり、紐掛フックが偏倚することなく、迅速、堅牢
にテントを張設することができる。
【図1】本考案に係る吊下げテントの一実施例を示す全
体の斜視図。
体の斜視図。
【図2】要部の斜視図。
【図3】テント本体の稜線のテープ状シート縫着部の内
側に防水テープを貼ったり、紐挿通孔間の紐をテントポ
ールをまたいで紐掛フックに引掛けた状態を示す斜視
図。
側に防水テープを貼ったり、紐挿通孔間の紐をテントポ
ールをまたいで紐掛フックに引掛けた状態を示す斜視
図。
【図4】公知の吊下げテントの一部を示す正面図。
1 テント本体 1′ 稜線部 2 テープ状シート 3 縫着糸 4 はとめ 5 紐挿通孔 6 紐掛フック 7 防水テープ
Claims (1)
- 【請求項1】 弾性テントポールを交差させて、これに
テント本体を吊下げるにあたり、逆U字状のテープ状シ
ートを、前記テント本体の前記テープ状シートに沿って
形成される稜線部を挟んて縫着し、このテープ状シート
に、前記弾性テントポールに吊下げる紐体の紐挿通孔と
紐掛フックを一定間隔でかつほぼ同一線上に位置するよ
うに交互に配設してなり、前記紐体を前記紐挿通孔を通
して前記紐挿通孔間の前記紐体を前記テントポールを跨
いで前記紐掛フックに引掛けてテントポールに巻付くよ
うに配設したことを特徴とする吊下げテント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992088043U JPH0756463Y2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 吊下げテント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992088043U JPH0756463Y2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 吊下げテント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645004U JPH0645004U (ja) | 1994-06-14 |
JPH0756463Y2 true JPH0756463Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=13931805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992088043U Expired - Lifetime JPH0756463Y2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 吊下げテント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756463Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6095655A (ja) * | 1983-06-30 | 1985-05-29 | Ricoh Co Ltd | メモリ細分化構成方法 |
-
1992
- 1992-11-11 JP JP1992088043U patent/JPH0756463Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0645004U (ja) | 1994-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6226813B1 (en) | Anchoring system for a beach blanket | |
US8322297B2 (en) | Securing device | |
US5469607A (en) | Cloth hanger clip | |
US8650725B1 (en) | System and method for securing a flexible panel | |
US5393051A (en) | Adjustable net | |
US4753281A (en) | Adjustable shade | |
US11412869B2 (en) | Flat-fold fitted sheet | |
JPH0756463Y2 (ja) | 吊下げテント | |
US4232427A (en) | Unitary button fastener | |
US4027360A (en) | Tie down brackets for securing bights of flexible members | |
US6839944B1 (en) | Shoelace fastener | |
CA2101055C (en) | A cloth hanger clip and a fabric intended to be used together with the clip | |
US5322032A (en) | Fence identification device | |
US4184233A (en) | Fabric clasp device | |
EP0845940B1 (en) | Fish hook | |
US5291640A (en) | Loop attachment for tents and covers | |
JP3039633U (ja) | ローマンシェード用吊り紐ガイド部品 | |
US2727331A (en) | Line attachments | |
JP3039634U (ja) | ローマンシェードに用いる吊り紐ガイド部品 | |
JPH026194Y2 (ja) | ||
KR200496553Y1 (ko) | 타프용 폴대 체결구 | |
JP3959571B2 (ja) | 温室用ハウスバンドの留め具 | |
JP2003524411A (ja) | ピグテールファスナ | |
JPH08196254A (ja) | 干果製造用果吊り具 | |
JPH0725104Y2 (ja) | カーテンのガイド環取付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960618 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |