JPH0756315A - 遮光トンネル - Google Patents

遮光トンネル

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Publication number
JPH0756315A
JPH0756315A JP20617893A JP20617893A JPH0756315A JP H0756315 A JPH0756315 A JP H0756315A JP 20617893 A JP20617893 A JP 20617893A JP 20617893 A JP20617893 A JP 20617893A JP H0756315 A JPH0756315 A JP H0756315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
shielding
light shielding
sheet
passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP20617893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Komiyama
均 小宮山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH0756315A publication Critical patent/JPH0756315A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 明室と暗室とにまたがって製造ラインを設置
する際に、両室間の連絡通路を確実に遮光する。 【構成】 遮光トンネル15は、上部が開口した通路1
6と、側板17,18と、天板19とからなる。通路1
6にはローラ21が設けられ、これらを回転させること
によってパレット20が搬送される。通路16には、パ
レット20の送り方向長さ以上の間隔で遮光板30が固
定されている。側板17,18には遮光板30と同じ間
隔で側方遮光板31がそれぞれ固定されている。通路1
6及び側板17,18を覆うように天板19が取り付け
られる。天板19には、遮光板30及び側方遮光板31
と部分的に重なり合うように柔軟な遮光幕32が取り付
けられている。パレット20は、複数の遮光幕32を順
次に1枚ずつ押し退けながら送られるが、遮光幕32の
いずれかは遮光板30及び側方遮光板31と重なり合っ
ており、遮光トンネル15内を光が通過することはな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、明室工程と暗室工程と
を含む製造ラインに付設され、明室からの光が暗室に入
り込むことを防ぐ遮光トンネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば4インチ×5インチの画面サイズ
をもった大型カメラには、一端に開口が形成された遮光
封筒と、前記開口から出し入れされる写真フイルムシー
トとからなる写真フイルムパッケージが利用される。写
真フイルムユニットは、シート状の支持体に感光乳剤を
塗布した写真フイルムシートと、その両端にそれぞれ連
結された第1,第2キャリアシートとからなり、第1キ
ャリアシートには遮光クリップが固着されている。遮光
クリップは、写真フイルムユニットを遮光封筒に挿入し
たときに遮光封筒の開口を外側から挟み、写真フイルム
シートが外光で露光されることがないように、遮光封筒
内を光密に保つためのものである。
【0003】このような写真フイルムパッケージを製造
するには、感光性のある写真フイルムシートに第1,第
2キャリアシートを連結するシート連結工程と、これに
より得られた写真フイルムユニットを遮光封筒に挿入す
るシート挿入工程とを暗室内で行う必要がある。そこで
従来では、写真フイルムシート,第1,第2キャリアシ
ート,遮光封筒の各部品を暗室内に搬入し、手作業によ
ってシート連結工程及びシート挿入工程を行っていた。
【0004】ところが、手作業による製造では量産に不
向きであるため、その自動化が種々検討されている。こ
れまで暗室で行っていた各作業を自動化するためには、
暗室内に搬送ラインを設置し、作業台となるパレットを
この搬送ラインに沿って移動させるとともに、その移動
途中で遮光クリップ付きの第1キャリアシート及び第2
キャリアシートを供給するシート供給工程、これらの第
1キャリアシート及び第2キャリアシートを写真フイル
ムシートに貼着するシート連結工程、写真フイルムユニ
ットを遮光封筒に挿入するシート挿入工程とを順次に行
うようにすればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た写真フイルムパッケージの製造工程では、工程の全て
が暗室内で行われるようになるため、トラブルの発生時
には対処に手間取るという難点がある。特に、第1及び
第2キャリアシートは明室で取り扱いが可能であるにも
かかわらず、これらを暗室内でパレット上に正確に位置
決めして供給することは、時間がかかりやすいだけでな
く工程管理を行う上でも不利である。
【0006】そこで、搬送ラインの一部を明室に引き出
し、明室での取り扱いが可能な第1,第2キャリアシー
トをパレットに供給する工程については明室で行うのが
有利になるが、そのためには明室と暗室にまたがって搬
送ラインを設置しなくてはならず、この境界部の遮光を
確実なものにしておく必要がある。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、明室と暗室にまたがって一貫した搬送ラインを設置
するにあたり、その境界部の遮光を確実に維持するのに
好適な遮光トンネルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の遮光トンネルは、明室と暗室とを連絡する
連絡通路と、この連絡通路内をコンベアで搬送されるパ
レットの送り方向の長さより長い間隔を保って連絡通路
の底面に形成され、パレットの下側から暗室に進入する
光を遮る少なくとも一対の遮光板と、各遮光板に対峙す
る連絡通路の天井に垂れ下げられ、各遮光板と重なり合
って連絡通路から暗室に進入する光を遮る遮光幕とから
構成したものである。
【0009】
【実施例】図5は、本発明を実施した写真フイルムパッ
ケージの製造ラインで製造される写真フイルムパッケー
ジを示すものである。この写真フイルムパッケージ2は
写真フイルムユニット3と、これを光密に収納する遮光
封筒4とから構成されている。写真フイルムユニット3
はシート状の支持体に感光乳剤を塗布した写真フイルム
シート5と、その端部にそれぞれ接着された第1キャリ
アシート6、第2キャリアシート7、及び第1キャリア
シート6の一端に圧着された遮光クリップ8からなって
いる。
【0010】遮光クリップ8は、写真フイルムユニット
3が遮光封筒4に挿入された状態で遮光封筒4の開口1
0を外側から挟んで、遮光封筒4内を光密に保持する。
また、第2キャリアシート7は、写真フイルムユニット
3が遮光封筒4に容易に挿入できるように、先端が台形
に成形されている。第2キャリアシート7には楕円形状
をした開口11と、3個の円形の開口12とが形成され
ている。
【0011】開口11はカメラのフイルムホルダから写
真フイルムパッケージ2を引き出す際に、写真フイルム
ユニット3のずれを防止するものであり、開口12は第
2キャリアシート7を折り曲げ易くし、写真フイルムパ
ッケージ2がカメラから引き出されたときに必要に応じ
て行われる遮光封筒4の折り曲げを容易にするものであ
る。この遮光封筒4の折り曲げが行われると、写真フイ
ルムユニット3の内部移動が阻止されて、遮光封筒4と
遮光クリップ8との係止が解除されることがなくなる。
なお、遮光封筒4の開口10の反対側端部は、写真フイ
ルムパッケージ2をカメラに挿入するときに指で保持さ
れるため、ここには補強用の厚紙13が貼着されてい
る。
【0012】本発明の遮光トンネルを示す図1及び図2
において、遮光トンネル15は上部が開口したコの字型
の通路16と、通路16の両側壁外側に取り付けられた
断面がクランク状の側板17,18と、これら一対の側
板17,18の上部に被され、コの字型の天板19とか
らなる。通路16の内壁上部には、パレット20を通路
16内で上方に支持する回動自在なローラ21がそれぞ
れ取り付けられ、モータの駆動により一方向に回転され
る。なお、後述するパレット20の送り方向の長さに応
じ、ローラ21を一個おき、あるいは2個おきにモータ
で駆動するようにしてもよい。
【0013】前記パレット20は、ローラ21上をスラ
イドするスライド板22と、このスライド板22に一対
の支柱23を介して載置された載置台24とからなり、
載置台24には第2キャリアシート7を位置決めする3
個のピン25と、遮光クリップ8を挟持し、第1キャリ
アシート6を位置決めする支持片26とが設けられてい
る。
【0014】前記ローラ21は図1に示すように、通路
16の長手方向に沿って、所定の間隔を保って複数設け
られており、パレット20を通路16に沿って搬送す
る。通路16の底面には、底面とパレット20との間か
ら遮光トンネル15内に進入する光を遮る遮光板30が
立設されている。この遮光トンネル15内には、5枚の
遮光板30がパレット20の搬送方向の長さよりも広い
間隔を保って、通路16内に配されている。
【0015】この遮光板30の取り付け位置に対応し、
側板17,18に側方遮光板31が設けられ、天板19
には柔軟な遮光幕32が垂れ下げられている。側方遮光
板31は側板17,18とパレット20と間から遮光ト
ンネル15内に進入する光を遮光し、遮光幕32は天板
19とパレット20との間から遮光トンネル15内に進
入する光を遮光する。前記遮光幕32は図1に示すよう
に、中央部が長く、両端部は短く裁断されており、その
下端は図2において点線で示すように、遮光板30及び
側方遮光板31に重なって、遮光トンネル15を完全に
遮光する。
【0016】図3は、遮光トンネルを使用した、写真フ
イルムパッケージの製造ラインの概略を示すものであ
る。ローラ21を配したローラコンベア50には、一定
間隔で前記パレット20が載置されており、このパレッ
ト20はローラコンベア50上を繰り返し搬送される。
ローラコンベア50の周囲には、パレット20に遮光ク
リップ8を取りつけた第1キャリアシート6及び第2キ
ャリアシート7をセットするシート供給工程51,第
1,第2キャリアシート6,7に写真フイルムシート5
を接合するシート連結工程52,遮光封筒4に写真フイ
ルムユニット3を挿入するシート挿入工程53,ローラ
コンベア50から写真フイルムパッケージ2を取り出す
集荷する集荷工程54が配置されている。
【0017】シート供給工程51と集荷工程54の作業
は明室56で、シート連結工程52とシート挿入工程5
3の作業は暗室57で行われる。明室56と暗室57と
は壁58で仕切られている。この壁58には一対の遮光
トンネル15が設けられており、これら遮光トンネル1
5を介して、パレット20は明室56から暗室57に、
また暗室57から明室56に搬送される。
【0018】このように構成された写真フイルムパッケ
ージの製造ラインの作用について説明する。シート供給
工程51で供給された遮光クリップ付きの第1キャリア
シート6と、第2キャリアシート7は、パレット20に
ピン25,支持片26を介してセットされる。この後、
パレット20はローラコンベア50に搬送されて、遮光
トンネル15に進入する。
【0019】遮光トンネル15にパレット20が進入す
ると、パレット20が遮光幕32を押圧し、図4に示す
ように遮光幕32を押上げる。このとき、明室56の光
が遮光トンネル15に進入するが、この光は遮光板30
及び側方遮光板31に重なって、遮光トンネル15内を
遮光する4枚の遮光幕32で遮られ、暗室57に進入す
ることがない。この後、パレット20は遮光トンネル1
5内で残りの4枚の遮光幕32を順次押し上げるが、他
の4枚の遮光幕32が遮光板30及び側方遮光板31に
重なって、遮光トンネル15内を遮蔽するので、暗室5
7に光が進入することはない。なお、パレット20の上
面は、遮光幕32により擦られるが、第1,第2キリャ
アシート6,7はピン25,支持片26により保持され
ているので、パレット20上でずれたりすることはな
い。
【0020】遮光トンネル15を通過したパレット20
はシート連結工程52に搬送され、ここで供給された写
真フイルムシート5は第1,第2キャリアシートに接合
され、パレット20上で写真フイルムユニット3が得ら
れる。このパレット20はローラコンベア50により、
シート挿入工程53に送られる。このシート挿入工程5
3では、ここに供給された遮光封筒4をパレット20に
支持された写真フイルムユニット3に被せ、写真フイル
ムパッケージ2とする。
【0021】この写真フイルムパッケージ2を遮光クリ
ップ8を介して固定したパレット20は、前述したよう
に遮光トンネル15を通過し、暗室57から明室56に
送り出される。明室56に送り出されたパレット20は
集荷工程54に送られ、ここで支持片26と遮光クリッ
プ8との係合が解除されて、写真フイルムパッケージ2
がパレット20から取り外されて、ここに集荷される。
【0022】以上、説明したように本発明の写真フイル
ムパッケージの製造ラインでは、遮光トンネル15を用
い、シート供給工程51と集荷工程54を明室56で、
シート連結工程52とシート挿入工程53を暗室57で
それぞれ行い、かつ全工程を一貫して連続的にすること
ができるので、その生産効率を高めることができる。ま
た、シート供給工程51でトラブルが発生した場合には
明室で簡単に対処することができるから、暗室内での復
旧作業を行う場合と比較して運転停止時間を短くするこ
とができる。また、本発明は写真フイルムパッケージの
製造ラインだけでなく、種々の製造ラインに適用するこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明の遮光トンネルを
用いれは、暗室に光を進入させることなく、コンベアで
搬送されるパレットを明室から暗室へ、また暗室から明
室に移動させることができるので、写真フイルムパッケ
ージの製造ラインの全工程を明室と暗室とに分散させる
ことができ、かつ全工程を一貫して連続的に作業を行わ
せることができるので、その生産効率を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遮光トンネルを分解して示す斜視図である。
【図2】遮光トンネルの断面図である。
【図3】写真フイルムパッケージの製造ラインの概略図
である。
【図4】パレットが遮光トンネルを通過するときに、遮
光幕が変形する様子を示す説明図である。
【図5】写真フイルムパッケージの斜視図である。
【符号の説明】
2 写真フイルムパッケージ 3 写真フイルムユニット 4 遮光封筒 15 遮光トンネル 16 通路 20 パレット 30 遮光板 31 側方遮光板 32 遮光幕 50 ローラコンベア 56 明室 57 暗室 58 壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 明室と暗室との間仕切りに形成され、明
    室と暗室とを連絡する連絡通路と、この連絡通路の底面
    に、コンベアで搬送されるパレットの送り方向の長さよ
    り長い間隔を保って形成され、連絡通路の底面とパレッ
    トとの間から暗室に進入する光を遮る少なくとも一対の
    遮光板と、各遮光板に対峙する連絡通路の天井に垂れ下
    げられ、先端が各遮光板と重なり合って、連絡通路から
    暗室に進入する光を遮る遮光幕とからなることを特徴と
    する遮光トンネル。
JP20617893A 1993-08-20 1993-08-20 遮光トンネル Pending JPH0756315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20617893A JPH0756315A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 遮光トンネル

Applications Claiming Priority (1)

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JP20617893A JPH0756315A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 遮光トンネル

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Publication Number Publication Date
JPH0756315A true JPH0756315A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16519110

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20617893A Pending JPH0756315A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 遮光トンネル

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JP (1) JPH0756315A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101798934A (zh) * 2009-02-10 2010-08-11 上海市政工程设计研究总院 一种隧(地)道遮光段结构及其施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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