JPH07562A - ラケットフレーム及びその製造方法 - Google Patents

ラケットフレーム及びその製造方法

Info

Publication number
JPH07562A
JPH07562A JP5166086A JP16608693A JPH07562A JP H07562 A JPH07562 A JP H07562A JP 5166086 A JP5166086 A JP 5166086A JP 16608693 A JP16608693 A JP 16608693A JP H07562 A JPH07562 A JP H07562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
racket frame
hollow
reinforced
resin
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5166086A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2563236B2 (ja
Inventor
Koichiro Nishimura
幸一郎 西村
Takashi Nishiwaki
剛史 西脇
Sadaki Mori
貞樹 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asics Corp
Original Assignee
Asics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asics Corp filed Critical Asics Corp
Priority to JP5166086A priority Critical patent/JP2563236B2/ja
Publication of JPH07562A publication Critical patent/JPH07562A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2563236B2 publication Critical patent/JP2563236B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動減衰性の良さと強度の強さとを、ラケッ
トの要求に合うように調整できるラケットについてのラ
ケットフレーム及びその製造方法の提供を目的とする。 【構成】 少なくとも芯部が中空又は軽量部材から形成
され、前記芯部の周囲に繊維で強化されたプラスチック
から肉厚が薄く形成された内部構成体10と、該内部構成
体10の周囲に繊維で強化されたプラスチックを射出成形
することにより薄層に形成された外部構成体20とから成
形されたラケットフレームFであって、前記内部構成体
10は長繊維で強化された熱硬化性樹脂から形成され、前
記外部構成体20は短繊維で強化された熱可塑性樹脂から
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テニス、ソフトテニ
ス、スカッシュ、バトミントン、ラケットボール等に使
用することができるラケットについてのラケットフレー
ム及びその製造方法に関し、特に振動減衰性の良さと強
度の強さとを要求に会うように調整できるラケットにつ
いてのラケットフレーム及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種繊維強化プラスチック
製のラケットフレームの製造方法として、ガラス繊維や
カーボン繊維よりなるクロスや編組に、エポキシ樹脂等
のマトリックス樹脂を含浸したプリプレグを発泡芯材や
チューブに巻着し、金型に挿入後、加熱硬化させるFR
Pラケットフレームの製造方法、及びガラス繊維やカー
ボン繊維のチョップを混入した繊維強化熱可塑性合成樹
脂(FRTP)を、金型内にインジェクションして構成
したFRPラケットフレームの製造方法が知られてい
る。また繊維強化プラスチック製の中芯体を強度メンバ
ーとし、その外殻を繊維強化熱可塑性合成樹脂で被覆す
るように構成したラケットフレームの製造方法が提供さ
れている(特公昭59-23224号)。上記ラケットフレーム
の製造方法においては、繊維強化プラスチック製の中芯
体の上下面に係止用ピン嵌合穴を設け、この嵌合穴に係
止用ピンを挿入固定し、この挿入固定した係止用ピンを
金型面に設けた嵌合穴に挿着して配設することにより、
中芯体を金型空間内に保持し、外殻形成用の合成樹脂を
注入するようにしていた。さらに、低融点のコアをモー
ルド内に設置し、コアの周囲に熱可塑性材料を注入し、
成形体を固化した後昇温し、コアを溶融して除去するこ
とによってラケットフレームが形成されるように構成し
たラケットフレームの製造方法が提供されている(特公
昭59-35632号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の繊維強化プラスチック製のラケットフレームでは、
振動減衰が良いものは強度的に弱い。そのため強度を強
くすると、肉厚が厚くなり、重くなるという問題があっ
た。逆に、重量を大きくすることなしに強度を強くする
と、振動減衰が悪くなるという問題があった。重量を大
きくすることなしに強度と振動減衰の特性を適当に調整
したものがなかった。また上記した従来の繊維強化プラ
スチック製の中芯体の上下面に係止用ピン嵌合穴を設け
るようなラケットフレームの製造方法では、中芯体に高
い射出圧が加わるため、中芯体が変形して潰れてしま
う。そのため、潰れた部材の外殻の厚みが厚くなり、重
量を軽くできないと共に振動減衰が良くないという問題
があった。また中芯体を上下の係止用ピンだけで金型内
空間に保持するため、係止用ピンを金型側の嵌合穴のみ
ならず中芯体の嵌合凹部にも嵌合しなければならず、こ
のため、中芯体に嵌合凹部を形成する必要があった。し
かしがなら、前記中芯体は軽量であることが必要とされ
ることから、中空チューブ状とされる。このような中空
チューブ状の肉厚の薄い前記中芯体に嵌合凹部を形成す
るのは、成形された中芯体に後から嵌合凹部を形成する
場合においても、設備上、作業コスト上、強度上、歩留
り上等、現実の製造において問題があった。さらに、低
融点のコアをモールド内に設置し、コアの周囲に熱可塑
性材料を注入し、成形体を昇温してコアを溶融して除去
することによって形成されるように構成したラケットフ
レームの製造方法では、振動減衰は良いが、強度的に弱
い。このため、ラケットフレームの強度を強くしようと
すると、肉厚が厚くなり、重くなるという問題があっ
た。
【0004】そこで本発明は上記従来のラケットフレー
ム及びその製造方法における欠点を解消し、振動減衰性
の良さと強度の強さとを、ラケットの要求に合うように
調整できるラケットについてのラケットフレーム及びそ
の製造方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のラケットフレームは、少なくとも芯部が中
空又は軽量部材から形成され、前記芯部の周囲に繊維で
強化されたプラスチックから肉厚が薄く形成された内部
構成体と、該内部構成体の周囲に繊維で強化されたプラ
スチックを射出成形することにより薄層に形成された外
部構成体とから成形されたラケットフレームであって、
前記内部構成体は長繊維で強化された熱硬化性樹脂から
形成され、前記外部構成体は短繊維で強化された熱可塑
性樹脂から形成されていることを第1の特徴とする。ま
た本発明のラケットフレームは、上記ラケットフレーム
の第1の特徴において、内部構成体を、長繊維で強化さ
れた熱硬化性樹脂から形成する代わりに、長繊維で強化
された熱可塑性樹脂から形成することを第2の特徴とし
ている。一方、本発明のラケットフレームの製造方法
は、繊維強化樹脂から肉厚が薄く形成された内部構成体
を金型空間内に配置し、前記内部構成体の周囲に繊維強
化樹脂層を形成することにより外部構成体を形成してラ
ケットフレームを成形するラケットフレームの製造方法
であって、強化長繊維に熱硬化性樹脂を含浸したプリプ
レグを成形して硬化することにより内部構成体を中空薄
肉に形成し、該内部構成体の中空内に低融点合金を注入
して中空内を満たし、冷却凝固した低融点合金で中空内
が充填された前記内部構成体を金型空間内に配置し、該
内部構成体の周囲に短繊維強化樹脂を射出成形すること
により外部構成体を成形して、ラケットフレームを成形
した後、該ラケットフレームを加熱し、前記内部構成体
の中空内から前記低融点合金を融かして除去することを
第1の特徴としている。また本発明のラケットフレーム
の製造方法は、繊維強化樹脂から肉厚が薄く形成された
内部構成体を金型空間内に配置し、前記内部構成体の周
囲に繊維強化樹脂層を形成することにより外部構成体を
形成してラケットフレームを成形するラケットフレーム
の製造方法であって、強化長繊維からなる糸と熱可塑性
樹脂からなる糸とを編組したものを筒状に成形して硬化
することにより内部構成体を中空薄肉に形成し、該内部
構成体の中空内に低融点合金を注入して中空内を満た
し、冷却凝固した低融点合金で中空内が充填された前記
内部構成体を金型空間内に配置し、該内部構成体の周囲
に短繊維強化樹脂を射出成形することにより外部構成体
を成形して、ラケットフレームを成形した後、該ラケッ
トフレームを加熱し、前記内部構成体の中空内から前記
低融点合金を融かして除去することを第2の特徴として
いる。
【0006】
【作用】上記のように本発明のラケットフレームの第1
の特徴、第2の特徴によれば、芯部が中空又は軽量部材
から形成され、内部構成体は、第1の特徴においては長
繊維で強化された熱硬化性樹脂からなり、また第2の特
徴においては長繊維で強化された熱可塑性樹脂からな
り、薄肉の中空体に形成される。製造に際しては、例え
ば、内部構成体の中空内に低融点合金を注入し、低融点
合金を冷却凝固し、低融点合金で充填された内部構成体
を金型空間内に配置し、内部構成体の周囲に外部構成体
を射出成形し、その後、ラケットフレームを加熱し、前
記低融点合金を融かして前記内部構成体の中空内から除
去してラケットフレームを成形する。外部構成体は短繊
維で強化された熱可塑性樹脂からなる。上記のように構
成された本発明のラケットフレームの第1の特徴、及び
第2の特徴によれば、中空又は軽量芯材の構造とするこ
とにより軽量にすることができる。第1の特徴における
長繊維で強化された熱硬化性樹脂、又は第2の特徴にお
ける長繊維で強化された熱可塑性樹脂で、それぞれ肉厚
を薄く内部構成体を構成することにより、強度を強く且
つ軽くできる。外部構成体を短繊維で強化された熱可塑
性樹脂で構成することにより、振動減衰性が良好にされ
る。このような特徴を有する内部構成体と外部構成体と
から一体に成形している結果、強度と振動減衰性との調
整ができる。また第2の特徴においては、内部構成体の
樹脂と外部構成体の樹脂を同材料で構成することで、両
構成体の界面での接着性も充分なものとすることができ
る。次に、上記本発明のラケットフレームの製造方法の
第1の特徴、第2の特徴によれば、中空内を低融点合金
で満たした内部構成体を金型空間内に配置し、内部構成
体の周囲に短繊維強化樹脂により外部構成体を形成し
て、ラケットフレームを成形した後、該ラケットフレー
ムを加熱し、前記低融点合金を融かして前記内部構成体
の中空内から除去してラケットフレームが形成される。
このように本発明のラケットフレームの製造方法は、前
記内部構成体の中空内を低融点合金で充填し、金型空間
内に配置し、短繊維強化樹脂により外部構成体を形成し
ているので、内部構成体側の強度を強くでき、高い射出
圧が加わっても、変形して潰れるのを防ぐことができ
る。その結果、外部構成体の厚みはラケットが必要とす
る振動減衰と強度とから決めることができる。また現実
の製造における設備上、作業コスト上、歩留り上等の問
題を解決できる。前記内部構成体は製造方法の第1の特
徴においては、強化長繊維に熱硬化性樹脂を含浸したプ
リプレグを用い、これを射出成形される外部構成体に対
するラケッットフレームの中子になるように、中空状に
巻回等して成形し、加熱硬化して中空薄肉に形成する。
またプリプレグは熱によって焼失する焼失材料の周囲に
巻回等した後、加熱硬化して薄肉に形成してもよい。そ
の場合には、前記焼失材料はプリプレグの加熱硬化の
際、又は前記低融点合金充填の際に焼失させる。一方、
製造方法の第2の特徴においては、内部構成体は、強化
長繊維からなる糸と熱可塑性樹脂からなる糸とをシート
状に編んだものを用いて、これを射出成形される外部構
成体に対するラケッットフレームの中子になるように、
中空状に巻回等して成形し、加熱硬化して中空薄肉に形
成してもよいし、また強化長繊維からなる糸と熱可塑性
樹脂からなる糸とを中空組紐に成形したのち、射出成形
される外部構成体に対するラケッットフレームの中子に
なるように硬化して中空薄肉に形成してもよい。なお中
空の内部構成体を、強化長繊維に熱硬化性樹脂を含浸し
たプリプレグから位置決めピンと一体に成形し、或いは
強化長繊維と熱可塑性樹脂とからなる編組したものから
位置決ピンとを一体に成形し、この位置決めピンを一体
成形した前記内部構成体を金型空間内に前記一体成形位
置決めピンにより固定し、内部構成体の周囲に短繊維で
強化された熱可塑性樹脂を射出成形することにより外部
構成体を形成し、これによりラケットフレームを成形す
ることもできる。このようにすると、前記内部構成体に
は位置決めピン等のための嵌合凹部等を一切設けなくて
よいので、内部構成体の構成ないし製造が非常に容易と
なる。
【0007】
【実施例】図1及び図2は本発明のラケットフレームの
一実施例を説明するための図、図3から図8は本発明の
ラケットフレームの製造方法の一実施例を説明するため
の図で、図1はラケットフレームの全体図、図2は図1
のA−A断面図、図3はラケットフレームの内部構成体
の全体図、図4は図3のB−B線に沿う内部構成体の中
空内に低融点合金を注入した状態を示す断面図、図5は
ラケットフレームを成型する一方の割り型の空洞部を示
す図、図6は一方の割り型の空間に位置決め部材を配置
した状態を示す図、図7は金型の空間に内部構成体を位
置決め保持した状態を示す断面図、図8は金型から取り
出した成形後のラケットフレームの状態を示す断面図で
ある。
【0008】図1及び図2を参照して本発明の一実施例
のラケットフレームを説明する。ラケットフレームFは
内部構成体10と、この内部構成体10の周囲に形成された
樹脂製の外部構成体20とから構成されている。内部構成
体10の芯部は中空11になっている。前記内部構成体10は
前記芯部の周囲に長繊維で強化された熱硬化性樹脂から
肉厚が薄く、例えば0.5 mmに形成されている。この内部
構成体10は、ガラス繊維やカーボン繊維等の長い強化繊
維よりなるクロスや編組に、(エポキシ樹脂等の)マト
リックス樹脂を含浸したプリプレグを発泡芯材やチュー
ブ等の軽量部材に巻着し、金型に挿入後、加熱硬化させ
ることにより形成する。又は内部構成体10は内圧法によ
り、長い強化繊維をシート状にしたプリプレグを巻いた
後、金型内に装着し、中空内に気体を導入して加圧し、
内圧をかけながら加熱して硬化させることにより形成し
てもよい。前記内部構成体10を成形する熱硬化性樹脂と
しては、例えばエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
等が挙げられる。
【0009】以上のラケットフレームの実施例において
は、内部構成体10として長繊維で強化された熱硬化性樹
脂を用いたが、代わりに、長繊維で強化された熱可塑性
樹脂を用いてもよい。この場合、内部構成体10は、ガラ
ス繊維やカーボン繊維等の強化繊維からなる糸と、熱可
塑性樹脂をフィラメント等にした糸とをシート状に編
み、これを発泡芯材やチューブ等の軽量部材に巻着し、
金型に挿入後、加熱冷却して硬化させることにより形成
することができる。また前記シート状に編んだものを、
筒状に形成した後、金型内に装着し、中空内に気体を導
入して加圧し、内圧をかけながら加熱して硬化させるこ
とにより形成することがでいる。さらに、内部構成体10
は、強化長繊維からなる糸と熱可塑性樹脂からなる糸と
を組紐として中空に構成し、これを金型内に装着し、中
空内に気体を導入して加圧し、内圧をかけながら加熱し
て硬化させることにより形成することができる。前記内
部構成体10を成形する熱可塑性樹脂としては、ナイロン
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンオキサイ
ド樹脂等が挙げられる。
【0010】前記外部構成体20は短繊維で強化された熱
可塑性樹脂から前記内部構成体10の周囲に形成されてい
る。この外部構成体20は、ガラス繊維やカーボン繊維等
の短い繊維又はチョップド繊維等で強化された熱可塑性
樹脂を射出成形することにより薄層に形成している。外
部構成体20の厚みは、例えば2mm程度に形成する。前記
外部構成体20を形成する熱可塑性樹脂としては、上記と
同様にナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェ
ニレンオキサイド樹脂等が挙げられる。
【0011】次に図3から図8を参照して本発明のラケ
ットフレームの製造方法の一実施例を説明する。先ず、
図3に示す内部構成体10は、長い強化繊維をマトリック
スである熱硬化性樹脂に配したものをシート状にしてな
るプリプレグを用い、これを中空に巻いた後、或いは熱
焼失材に巻着した後、金型内に装着し、内圧法により中
空内に気体を導入して加圧し、内圧をかけながら加熱し
て硬化させることにより形成する。
【0012】前記内部構成体10は、その材料として強化
長繊維からなる糸と熱可塑性樹脂からなる糸とをシート
状に編んだものを用い、これを射出成形される外部構成
体に対するラケッットフレームの中子になるように、中
空状に巻回等して成形し、これを金型に装着し、中空内
に気体を導入して内圧をかけながら加熱冷却して硬化
し、中空薄肉に形成してもよいし、また強化長繊維から
なる糸と熱可塑性樹脂からなる糸とを中空組紐に成形し
たのち、これを金型に装着し、中空内に内圧をかけなが
ら加熱冷却して硬化し、中空薄肉に形成してもよい。
【0013】次に、上記のように形成した内部構成体10
の中空11の芯部内に、図4に示すように、グリップエン
ド部14の開口から低融点合金12を注入し、中空11内を充
填する。この低融点合金12としては、鉛、錫、ビスマ
ス、カドミウム等からなる合金が挙げられる。低融点合
金12の融点は、後述する熱可塑性樹脂の溶融温度より低
い温度であることが必要である。この低融点合金12は、
通常110 〜180 ℃程度の融点の合金を用いる。
【0014】さらに、前記低融点合金12を充填した内部
構成体10を金型30に装着し、ラケットフレームを形成す
る。金型30は例えば、図5ないし図7に示すように、ラ
ケットフレームの厚さ方向に直角な面(ラケットのフェ
イス面と平行な面)で二分できる割り型31、32からなり
(図7参照)、各割り型31、32には金型空間40を構成す
るための溝33、34が設けられている。2つの溝33、34が
合わされることで前記金型30内に金型空間40が完成し、
その空間40内に図3に示す内部構成体10の全体が位置決
めされることになる。前記内部構成体10はラケットフレ
ームの芯となる部分で、その周辺の空間40に樹脂が射出
成形されることで、樹脂製外部構成体20が前記内部構成
体10の周囲に構成されラケットフレームが形成される。
このため、前記内部構成体10はその周囲の金型30の内面
に接することなく保持され且つ位置決めされる必要があ
る。
【0015】本実施例では、内部構成体10を金型30の空
間40内に位置決めするための位置決め部材として、樹脂
製の位置決めピン50を金型内面の上下及び左右から金型
空間40内に突出するように配置している。そのため本実
施例では、図7に示すように、一方の割り型31の溝33の
底面33a と側面33b にそれぞれ差込み穴35a 、35b とを
適当な間隔で設け、また他方の割り型32には溝34の底面
34a に差込み穴36a を設けている。この各差込み穴35a
、35b 、36a に前記樹脂製の位置決めピン50を差し込
むことで、位置決めピン50が上下及び左右から内部構成
体10に当接し、内部構成体10を前記金型空間40内の所定
位置に位置決め配置することができる。
【0016】前記一方の割り型31の溝33には、図5に示
すように、ラケットフレームのグリップ位置に相当する
位置に、底面33a から固定突起37が2個所設けられてい
る。この固定突起37に対して前記内部構成体10のグリッ
プ相当位置に取付け穴13が設けられている。なお、図5
において、符号38は溶融樹脂の注入通路である。
【0017】本実施例のラケットフレームの製造は、先
ず上記のように中空の内部構成体10を形成する。この内
部構成体10の中空に低融点合金(mp140 ℃)を融解して
注入し、中空11内を充填し、凝固する。次に金型30の各
割り型31、32に対して樹脂製の位置決めピン50を各差込
み穴35a 、35b 、36a に差し込む。次いで内部構成体10
を一方の割り型31に対して、取付け穴13を固定突起37に
嵌め込み、且つ内部構成体10全体を割り型31の溝33に装
着する。そして次に他方の割り型32を前記割り型31に合
わせる。これにより内部構成体10の上下面及び左右の面
が両割り型31、32の前記樹脂製の位置決めピン50に当接
した状態で、金型空間40内に位置決め配置される。後
は、短繊維で強化された熱可塑性樹脂、例えばナイロン
を前記注入通路38から金型空間40内に射出することで、
内部構成体10の周囲に樹脂製の外部構成体20が形成され
る。射出成形が終わると、両割り型31、32を開き、成形
されたラケットフレームを取り出す。このとき、樹脂製
の位置決めピン50もラケットフレームの外部構成体20の
肉の一部として、ラケットフレームと一緒に金型30から
取り出される(図8)。
【0018】そしてラケットフレームを図示しないオー
ブン内で150 ℃に加熱してグリップエンド部14から低融
点合金12を除去する。この加熱温度は合金の融点以上で
あり、前記外部構成体20の熱可塑性樹脂の溶融温度以下
である。さらにラケットフレームの外表面から突出して
いる位置決めピン50の部分(金型30の差込み穴35a 、35
b 、36a に差し込まれていた部分)を削り取る。その
後、ドリルでガット穴を開け、グリップ、エンドキャッ
プ、ガット等を装着してラケットとする。なお、前記低
融点合金12を除去、位置決めピン50の部分の削り取りの
順序等は上記実施例に限られない。
【0019】上記実施例では、内部構成体10を金型空間
40に位置決めするための位置決め部材として、樹脂製の
位置決めピン50を用い、これを金型30の差込み穴35a 、
35b、36a に差し込む例で説明したが、本発明は上記実
施例に限られない。第1に、樹脂製の位置決め部材を用
いる場合は、前記の位置決めピン50である必要はなく、
金型30の内面から空間40側に突出する形で内部構成体10
の表面に当接するものであればよい。さらに第2に、樹
脂製の位置決め部材は、金型30の差込み穴35a、35b 、3
6a に差し込まれることなく、金型30の内面に取り付
き、あるいは金型30の内面と内部構成体10との間に両方
に当接して介在するだけのものとすることも可能であ
る。このように樹脂製の位置決め部材を構成すること
で、金型30には内面に前記差込み穴35a 、35b 、36a の
ようなものを形成しなくてよくなり、外部構成体20に射
出成形した後において、位置決め部材がラケットフレー
ムの外部構成体20が突出することがなくなるので、突出
部を削り取るといった後工程も必要なくなる。本発明は
このような樹脂製の位置決め部材や金型の構成を持つ製
造方法もその技術範囲に含むものである。
【0020】上記実施例において、樹脂製の位置決めピ
ン50を含む樹脂製の位置決め部材は、射出成形によって
構成される外部構成体20と馴染みやすくするために樹脂
製とするが、樹脂の種類については、外部構成体20と同
じ樹脂とする他、外部構成体20の樹脂の溶融温度に比べ
て極端に軟化温度の低い樹脂を除いて、種々の熱硬化性
樹脂や熱可塑性樹脂を選択することができる。もちろ
ん、樹脂製の位置決め部材は、位置決めの役割を果たす
ことができるのであれば、外部構成体20の射出成形の際
に再溶融して外部構成体20の組織との界面が生じないよ
うなものが好ましい。
【0021】上記実施例のように、内部構成体10を長繊
維強化(熱硬化性、熱可塑性)樹脂から構成し、外部構
成体20を短繊維強化樹脂から構成したので、ラケットフ
レームの強度を内部構成体10で達成でき、減衰特性の調
整を外部構成体20の材質と厚みにより調整できる。外部
構成体20を射出成型する際、内部構成体10の中空11内を
低融点合金12で充填しているので、高い射出圧で成型し
ても内部構成体10が潰れるのを防ぐことができる。した
がって外部構成体20の形成用の熱可塑性樹脂の射出量を
精度よく制御できる。それ故内部構成体10の厚みと、外
部構成体20の厚みの比率やラケットの重量を任意に変え
ることができる。その結果、適切な強度、振動減衰性を
得ることができると共に、厚みの比率を変えることによ
り一方の特長を強調する等の調整をすることができる。
また、中空11に充填する低融点合金12は加熱溶融して注
入するので、従来技術のように特定形状にする鋳造工程
が省けるとともに、大部分を回収することができる。そ
の結果コストを低減することができる。
【0022】図9は本発明のラケットフレームの他の実
施例を説明するためのフレームの一部の断面図、図10は
その製造方法を説明するためのフレームの一部の断面図
である。この実施例においては、ラケットフレームは内
部構成体10と外部構成体20とから構成されている。本実
施例の内部構成体10は、その表面に上下方向(ラケット
フレームの厚さ方向)の位置決め用突出部15と左右方向
(ラケットフレームの幅方向)の位置決め用突出部16と
が一体化されている。その他は、上記した第1の実施例
のラケットフレームと同様である。
【0023】図10により、本発明のラケットフレームの
さらに別の実施例の製造方法を説明する。この別の実施
例においては、金型30の溝31、32の底及び側面には位置
決め用ピンの差込み穴を設けていない。また前記内部構
成体10は上記既述の実施例で記述したように形成する。
本実施例の内部構成体10と前記位置決め用突出部15、16
とは一体成型により成形されたものでもよいし、内部構
成体10の成形の際に同時にその位置に一体固定されるも
のであってもよい。外部構成体20が内部構成体10と異な
るプラスチックで形成されるので、外部構成体20と同一
のプラスチックで形成するのが好ましい。
【0024】次に低融点合金12を内部構成体10に注入
し、中空11内を充填する。前記位置決め用突出部15、16
と一体化され、低融点合金12が充填された内部構成体10
を、金型30の一方の割り型31に嵌め込み、その後他方の
割り型32を割り型31に合わせる。これにより内部構成体
10の上下面及び左右の樹脂製の位置決め用突出部15、16
が金型30内面に当接した状態で、金型空間40内に位置決
め配置される。その後、短繊維強化の熱可塑性樹脂を注
入通路から金型空間40内に射出することで、内部構成体
10の周囲に樹脂製の外部構成体20を形成する。射出成形
が終わると、両割り型を開き、成形されたラケットフレ
ームを取り出す。このとき、樹脂製の位置決め用突出部
15、16もラケットフレームの外部構成体20の肉の一部と
してラケットフレームと一緒に金型から取り出される。
この樹脂製の位置決め用突出部15、16は金型30内面に当
接した状態で一体化されているので、ラケットフレーム
の外表面から突出することがないので、削り取ったりす
る作業を必要としない。
【0025】図11は本発明のラケットフレームの更に他
の実施例を説明するための内部構成体の一部の断面図で
ある。この実施例のラケットフレームは、図11に示すよ
うに内部構成体60と、この内部構成体60の周囲に形成さ
れた樹脂製の外部構成体70とから構成され、内部構成体
60の芯部は中空61を有している。本実施例のラケットフ
レームの断面形状は概略楕円形に形成され、その中心面
側に段部62を有している。
【0026】本実施例のラケットフレームの前記内部構
成体60は、既述した方法で形成する。そして、低融点合
金12を内部構成体60に注入し、中空61内を満たした後、
外部構成体70を形成し、低融点合金12を溶解し、除去し
てラケットフレームを製造する。本実施例のラケットフ
レームによれば、射出成型により異形断面の内部構成体
60と周囲に外部構成体70を形成する際でも、内部構成体
60の中空61内に低融点合金12を注入して中空61内を充填
する。したがって、射出成形圧を加えても内部構成体60
の変形を防ぐことができ、外部構成体70の肉厚が局部的
に厚くなり、内部構成体60と外部構成体70の肉厚の比率
が変わるのを防ぐことができる。その結果、強度と振動
減衰性との調整が容易にできる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載のラケットフレームによれば、少なくとも
芯部が中空又は軽量部材から形成され、前記芯部の周囲
に長繊維で強化された内部構成体が形成され、内部構成
体の周囲に短繊維で強化された外部構成体とからラケッ
トフレームが成形されている。よって内部構成体を中空
又は軽量芯材の構造とすることにより軽量にすることが
できる。また長繊維で強化された熱硬化性樹脂で肉厚を
薄く内部構成体を構成することにより、強度を強く且つ
軽くできる。また外部構成体を短繊維で強化された熱可
塑性樹脂で構成することにより振動減衰性が良好にされ
る。更にこのような特徴を有する内部構成体と外部構成
体とから一体に成形している結果、強度と振動減衰性と
の調整ができる。また、請求項2に記載のラケットフレ
ームによれば、請求項1の記載による効果に加えて、内
部構成体の樹脂と外部構成体の樹脂を同材料で構成する
ことで、両構成体の界面での接着性も充分なものとする
ことが可能となる。また、請求項3に記載のラケットフ
レームの製造方法によれば、内部構成体を繊維強化熱硬
化性樹脂により、肉厚を薄く形成し、内部構成体の中空
内に低融点合金を注入して中空内を満たし、内部構成体
を金型空間内に配置し、該内部構成体の周囲に短繊維強
化合成樹脂を射出成形することにより外部構成体を成形
し、ラケットフレームを成形した後、前記内部構成体の
中空内から前記低融点合金を融かして除去して製造す
る。よって、内部構成体を位置決め部材に当接する形で
金型内に保持しても、低融点合金で中実になっているの
で、外部構成体の射出成形の際にも内部構成体が変形し
て潰れることがない。よってまた、内部構成体の厚みも
自由に決めることができ、外部構成体との厚みの比率を
自由に変更できる。また内部構成体の周囲に射出成形に
より外部構成体も自由に肉厚を変更でき、肉厚を薄くし
て重量が大きくなることを防ぐことができる。また、請
求項4に記載のラケットフレームの製造方法によれば、
請求項3の記載による効果と同様の効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラケットフレームの一実施例を説明す
るための全体図である。
【図2】本発明のラケットフレームの一実施例の構成を
説明するための図1のA−A断面図である。
【図3】本発明のラケットフレームの製造方法の一実施
例を説明するための内部構成体の全体図である。
【図4】図3のB−B線に沿う内部構成体の中空内に低
融点合金を注入した状態を示す断面図である。
【図5】上記実施例を説明するための一方の割り型の空
洞部を示す図である。
【図6】上記実施例を説明するための一方の割り型の空
間に位置決め部材を配置した状態を示す図である。
【図7】上記実施例を説明するための金型の空間に内部
構成体を位置決め保持した状態を示す断面図である。
【図8】上記実施例を説明するための金型から取り出し
た成形後のラケットフレームの状態を示す断面図であ
る。
【図9】本発明のラケットフレームの他の実施例を説明
するためのフレームの一部の断面図である。
【図10】本発明のラケットフレームの製造方法の他の実
施例を説明するためのフレームの一部の断面図である。
【図11】本発明のラケットフレームの更に他の実施例を
説明するための内部構成体の一部の断面図である。
【符号の説明】
10 内部構成体 20 外部構成体 30 金型 40 空間 50 樹脂製位置決めピン 60 内部構成体 70 外部構成体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも芯部が中空又は軽量部材から
    形成され、前記芯部の周囲に繊維で強化されたプラスチ
    ックから肉厚が薄く形成された内部構成体と、該内部構
    成体の周囲に繊維で強化されたプラスチックを射出成形
    することにより薄層に形成された外部構成体とから成形
    されたラケットフレームであって、前記内部構成体は長
    繊維で強化された熱硬化性樹脂から形成され、前記外部
    構成体は短繊維で強化された熱可塑性樹脂から形成され
    ていることを特徴とするラケットフレーム。
  2. 【請求項2】 内部構成体を、長繊維で強化された熱硬
    化性樹脂から形成する代わりに、長繊維で強化された熱
    可塑性樹脂から形成することを特徴とする請求項1に記
    載のラケットフレーム。
  3. 【請求項3】 繊維強化樹脂から肉厚が薄く形成された
    内部構成体を金型空間内に配置し、前記内部構成体の周
    囲に繊維強化樹脂層を形成することにより外部構成体を
    形成してラケットフレームを成形するラケットフレーム
    の製造方法であって、強化長繊維に熱硬化性樹脂を含浸
    したプリプレグを成形して硬化することにより内部構成
    体を中空薄肉に形成し、該内部構成体の中空内に低融点
    合金を注入して中空内を満たし、冷却凝固した低融点合
    金で中空内が充填された前記内部構成体を金型空間内に
    配置し、該内部構成体の周囲に短繊維強化樹脂を射出成
    形することにより外部構成体を成形して、ラケットフレ
    ームを成形した後、該ラケットフレームを加熱し、前記
    内部構成体の中空内から前記低融点合金を融かして除去
    することを特徴とするラケットフレームの製造方法。
  4. 【請求項4】 繊維強化樹脂から肉厚が薄く形成された
    内部構成体を金型空間内に配置し、前記内部構成体の周
    囲に繊維強化樹脂層を形成することにより外部構成体を
    形成してラケットフレームを成形するラケットフレーム
    の製造方法であって、強化長繊維からなる糸と熱可塑性
    樹脂からなる糸とを編組したものを筒状に成形して硬化
    することにより内部構成体を中空薄肉に形成し、該内部
    構成体の中空内に低融点合金を注入して中空内を満た
    し、冷却凝固した低融点合金で中空内が充填された前記
    内部構成体を金型空間内に配置し、該内部構成体の周囲
    に短繊維強化樹脂を射出成形することにより外部構成体
    を成形して、ラケットフレームを成形した後、該ラケッ
    トフレームを加熱し、前記内部構成体の中空内から前記
    低融点合金を融かして除去することを特徴とするラケッ
    トフレームの製造方法。
JP5166086A 1993-06-11 1993-06-11 ラケットフレームの製造方法 Expired - Lifetime JP2563236B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5166086A JP2563236B2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 ラケットフレームの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5166086A JP2563236B2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 ラケットフレームの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07562A true JPH07562A (ja) 1995-01-06
JP2563236B2 JP2563236B2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=15824732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5166086A Expired - Lifetime JP2563236B2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 ラケットフレームの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2563236B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10174384A (ja) * 1996-12-03 1998-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 樹脂モールド電動機の固定子の製造方法
GB2344292A (en) * 1998-12-03 2000-06-07 Dunlop Slazenger Group Ltd Racket frame and method for production thereof
WO2013085074A1 (en) 2011-12-07 2013-06-13 Sumitomo Chemical Company, Limited Polymerization method using surfactant-containing particle
US10639863B2 (en) * 2012-03-23 2020-05-05 Cutting Dynamics, Inc. Injection molded composite blank and guide

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5861765A (ja) * 1981-10-07 1983-04-12 ヤマハ株式会社 ラケツトフレ−ム及びその製法
JPS58212464A (ja) * 1982-06-04 1983-12-10 美津濃株式会社 ラケツトとその製造方法
JPS6145782A (ja) * 1984-07-17 1986-03-05 ダンロツプ・リミテツド 球技用ラケツトの枠およびその製造方法
JPH01121074A (ja) * 1987-11-05 1989-05-12 Mizuno Corp 繊維強化プラスチックス製ラケットフレーム及びその製造方法
JPH03159665A (ja) * 1989-11-18 1991-07-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd ラケットフレーム
JPH03247362A (ja) * 1990-02-23 1991-11-05 Tonen Corp ラケットフレーム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5861765A (ja) * 1981-10-07 1983-04-12 ヤマハ株式会社 ラケツトフレ−ム及びその製法
JPS58212464A (ja) * 1982-06-04 1983-12-10 美津濃株式会社 ラケツトとその製造方法
JPS6145782A (ja) * 1984-07-17 1986-03-05 ダンロツプ・リミテツド 球技用ラケツトの枠およびその製造方法
JPH01121074A (ja) * 1987-11-05 1989-05-12 Mizuno Corp 繊維強化プラスチックス製ラケットフレーム及びその製造方法
JPH03159665A (ja) * 1989-11-18 1991-07-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd ラケットフレーム
JPH03247362A (ja) * 1990-02-23 1991-11-05 Tonen Corp ラケットフレーム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10174384A (ja) * 1996-12-03 1998-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 樹脂モールド電動機の固定子の製造方法
GB2344292A (en) * 1998-12-03 2000-06-07 Dunlop Slazenger Group Ltd Racket frame and method for production thereof
GB2344292B (en) * 1998-12-03 2003-01-22 Dunlop Slazenger Group Ltd Hybrid composite racket frame
WO2013085074A1 (en) 2011-12-07 2013-06-13 Sumitomo Chemical Company, Limited Polymerization method using surfactant-containing particle
US10639863B2 (en) * 2012-03-23 2020-05-05 Cutting Dynamics, Inc. Injection molded composite blank and guide

Also Published As

Publication number Publication date
JP2563236B2 (ja) 1996-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4883623A (en) Method for producing a golf club head
CA1129453A (en) Games rackets
CA2421415C (en) Method for producing a fiber composite structural component
US5262118A (en) Method for producing a hollow FRP article
US4466138A (en) Safety helmet with a shell injected from thermoplastics and method for the manufacture of said helmet
JPS59225B2 (ja) ラケットフレ−ムの製造方法
US5516100A (en) FRP racket frame and a method for producing the same
JPH06170889A (ja) ラケットフレームの製造方法
EP0374123B1 (de) Verfahren zur Herstellung eines Ballspielschlägerrahmens
JPH07562A (ja) ラケットフレーム及びその製造方法
JPS63254014A (ja) ゲーム用ラケットフレームおよびその製造方法
KR910001452B1 (ko) 경기용 라켓 프레임 및 그의 성형방법
JPH0938250A (ja) 繊維強化樹脂製のゴルフクラブヘッドの製造方法
US5310516A (en) Method of making a composite racket
JP2972024B2 (ja) サンドイッチ射出成形方法
JP2854790B2 (ja) ラケットフレームの製造方法
JPS6145781A (ja) 球技用ラケツトの枠およびその製造方法
JPS5923224B2 (ja) インジエクシヨンラケットの製造方法
JPH07204294A (ja) ラケットフレーム
EP0441249A1 (en) A racket frame and production thereof
JPS6131218A (ja) Frp成形品の製造方法
JPS6145782A (ja) 球技用ラケツトの枠およびその製造方法
JPS58212464A (ja) ラケツトとその製造方法
JPH02180280A (ja) ラケットフレームおよびその製造方法
KR900007351B1 (ko) 라켓 프레임의 제조방법