JPH075602U - デンタルミラー - Google Patents

デンタルミラー

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Publication number
JPH075602U
JPH075602U JP3593593U JP3593593U JPH075602U JP H075602 U JPH075602 U JP H075602U JP 3593593 U JP3593593 U JP 3593593U JP 3593593 U JP3593593 U JP 3593593U JP H075602 U JPH075602 U JP H075602U
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JP
Japan
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mirror
light
optical transmission
dental
oral cavity
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Pending
Application number
JP3593593U
Other languages
English (en)
Inventor
稔 村田
Original Assignee
東京セイル株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐久性能,照明性能を高める。 【構成】ミラー2と、先端にミラー2が取付けられた把
持部1と、把持部1の少なくとも一部を構成して把持部
1の内部または外部に設けられた光源4の光をミラー2
付近へ伝送する光伝送部5とを備えてなるものにおい
て、把持部1の少なくとも口腔内へ挿入される部分全体
をポリカーボネート樹脂からなる光伝送部5で構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、デンタルミラーに関する。さらに詳しくは、ミラー付近に光を照射 する照明機能を備えたデンタルミラーにおいて、その耐久性能,照明性能に係る 改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デンタルミラーとしては、例えば、実開昭62−113318号公報に 記載のものが知られている。
【0003】 この従来のデンタルミラーは、ミラーと、先端にミラーが取付けられた把持部 と、把持部の外部から内部を通ってミラーを支持する部分まで配設され把持部の 外部に設けられた光源の光をミラー付近へ伝送する光ファイバからなる光伝送部 とを備えてなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述の従来のデンタルミラーでは、ミラーと把持部の口腔内へ挿入される部分 とを加熱,薬浴等により消毒殺菌処理すると、繊細な構造を有する光ファイバか らなる光伝送部が損傷し光伝送機能が低下してしまうことがあるため、耐久性能 が低いという問題点を有している。さらに、光ファイバからなる光伝送部の端末 には光を拡散するためのレンズ等の端末部材が取付けられていないため、光伝送 部の端末から照射される光がミラー周りに有効に拡散せず、特定方向のみしか照 明することができず、照明性能が低いという問題点を有している。
【0005】 本考案は、このような問題点を考慮してなされたもので、耐久性能,照明性能 の高いデンタルミラーを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決するため、本考案に係るデンタルミラーは、次のような手段 を採用する。
【0007】 即ち、請求項1では、ミラーと、先端にミラーが取付けられた把持部と、把持 部の少なくとも一部を構成して把持部の内部または外部に設けられた光源の光を ミラー付近へ伝送する光伝送部とを備えてなるデンタルミラーにおいて、把持部 の少なくとも口腔内へ挿入される部分全体をポリカーボネート樹脂からなる光伝 送部で構成したことを特徴とする。
【0008】 また、請求項2では、請求項1のデンタルミラーにおいて、光伝送部の一部に 光を拡散する段差部を設けたことを特徴とする。
【0009】 また、請求項3では、請求項1または2のデンタルミラーにおいて、ミラーを 支持するミラー支持部を光伝送部で一体的に形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
前述の手段によると、請求項1では、把持部の口腔内へ挿入される部分(即ち 、殺菌消毒処理される部分)が耐熱性,耐水性,耐薬品性の良好なポリカーボネ ート樹脂からなる光伝送部で形成されているため、加熱,薬浴等により消毒殺菌 処理されても損傷することがなく光伝送機能が有効に保持される。また、ポリカ ーボネート樹脂からなる光伝送部は、透明性が良好で光ファイバと同様に光伝送 機能を有すると共に、光ファイバとは異なりそれ自体が光を拡散,照射する機能 が優れている。このため、耐久性能,照明性能の高いデンタルミラーを提供する という課題が解決されることになる。
【0011】 また、請求項2では、前述の請求項1の作用において、光伝送部を伝送された 光が段差部で屈折されて拡散照射される。
【0012】 また、請求項3では、前述の請求項1,2の作用において、ミラーの周りにム ラなく光が照射される。
【0013】
【実施例】
以下、本考案に係るデンタルミラーの実施例を図面に基いて説明する。
【0014】 図1は、本考案に係るデンタルミラーの第1実施例を示すものである。
【0015】 この実施例では、把持部1の上部11(ミラー2側の反対側)を筒形に形成し 、上部11に電池からなる電源3とパイロットランプからなる光源4とを内蔵し てある。なお、この把持部1の上部11は、着脱可能なキャップ12が設けられ て、内蔵した電源3,光源4を交換することができるようになっている。また、 図示されていないが、光源4の点灯,消灯を切換えるスイッチが外部に装備され ている。光源4としては、豆電球のほかにLED素子等が用いられる。
【0016】 把持部1の上部11を除いたミラー2側の部分は、ポリ炭酸エステルの熱可塑 性合成樹脂材であるポリカーボネート樹脂で棒形に形成された光伝送部5となっ ている。
【0017】 この光伝送部5は、筒形の把持部1の上部11に嵌合固着または着脱可能に螺 合され、上端部が前記光源4と対面し、下端部がミラー2の裏面,周縁を覆うミ ラー支持部6に連結固定されている。また、光伝送部5の長さは、口腔内に挿入 されるミラー2,ミラー支持部6からの長さLよりも少し長くなっている。なお 、このような光伝送部5は、一般的な合成樹脂材の成形法により、容易,安価に 製造することができる。
【0018】 この実施例によると、使用するには、光源4を点灯させてミラー21側から前 記長さLを口腔内へ挿入する。
【0019】 口腔内に挿入された状態では、光源4から発光された光が透明性の良好なポリ カーボネート樹脂からなる光伝送部5によってミラー2付近へ伝送される。この 光の伝送では、光ファイバとは異なり、伝送中に光伝送部5の周囲へ光が拡散照 射される。従って、ミラー2付近のみならず、口腔内全体を有効に照明すること ができる。また、光伝送部5が棒形で光を360度照射可能であるため、把持部 1を回転させたり傾倒させたりしてミラー2の位置,角度を調整しても、口腔内 への照明に変化が起きない。
【0020】 さらに、口腔内での使用中においては、ポリカーボネート樹脂の機械的強度が 強く耐衝撃性が大きいことから、光伝送部5が不測に歯等に衝突しても損壊する ことがなく、口腔内を損傷したり口腔内に損壊かけらが飛散したりすることがな いため、安全に使用することができる。
【0021】 口腔内での使用の後には、口腔内へ挿入された部分の殺菌消毒処理が必要とな るが、この部分(前記長さL部分)が耐熱性,耐水性,耐薬品性の良好なポリカ ーボネート樹脂で形成されているため、加熱,薬浴等により消毒殺菌処理されて も光伝送部5が損傷することがなく光伝送機能が有効に保持される。
【0022】 さらに、前述の殺菌消毒処理やその他の取扱いおいて、他の機器等と不測に衝 突等しても、ポリカーボネート樹脂の前述の性質から光伝送部5が損傷すること はない。
【0023】 図2は、本発明に係るデンタルミラーの第2実施例を示すものである。
【0024】 この実施例では、前述の第1実施例の光伝送部5の把持部1の上部11寄りの 全周に段差部7を設けてある。
【0025】 この実施例によると、光伝送部5を伝送される光を段差部7で屈折させて広範 囲に拡散させることができるため、口腔内をより有効に照明することができる。 特に、段差部7がミラー2から離れた位置にあるため、ミラー2の周囲部分のみ ならず周囲の広い範囲を照射するのに有効である。
【0026】 図3は、本発明に係るデンタルミラーの第3実施例を示すものである。
【0027】 この実施例では、前述の第2実施例の光伝送部5のミラー2寄りのミラー2側 にも小突起形の段差部8を設けてある。
【0028】 この実施例によると、段差部8で屈折させた光をミラー2付近に集中的に拡散 させ、ミラー前面から照射することができる。なお、この段差8が小突起形であ るため、ミラー2の反射を遮ったり口腔内を損傷することがない。
【0029】 図4は、本発明に係るデンタルミラーの第4実施例を示すものである。
【0030】 この実施例では、前述の第3実施例の光伝送部5,ミラー支持部6を一体化し て、ミラー支持部6をもポリカーボネート樹脂で形成してある。また、ミラー2 の外周に隆起する段差部13を設けてる。
【0031】 この実施例によると、ミラー支持部6からの光の拡散照射により、ミラー2付 近を集中的にムラなく照明することができるうえ、段差部13によりミラー前面 が照射される。また、ミラー2周りが光伝送部5に一体化してミラー2周りの強 度が強固になる。
【0032】 図5は、本発明に係るデンタルミラーの第5実施例を示すものである。
【0033】 この実施例では、前述の第2〜第4実施例において把持部1の上部寄りに設け た段差部7を複数段構造としてある。
【0034】 この実施例によると、段差部7から拡散照射される光が複雑になり、口腔内全 体やミラー2周りを非常に明るく照明することができる。
【0035】 なお、前述の第2〜第5実施例の段差部7,8は、光伝送部5の成形の際に一 体的に簡単に形成することができる。
【0036】 図6は、本発明に係るデンタルミラーの第6実施例を示すものである。
【0037】 この実施例では、前述の第2〜第5実施例の電源3を把持部1の上部11の外 部に設置して、交流電源等に電線9で光源4を接続してある。
【0038】 この実施例によると、把持部1を小型軽量化することができるうえ、長時間使 用する歯医者用として好適に用いられる。
【0039】 図7は、本発明に係るデンタルミラーの第7実施例を示すものである。
【0040】 この実施例では、前述の第6実施例の光源4をも把持部1の上部11の外部に 設置して、光源4を光ファイバ10で光伝送部5に接続してある。
【0041】 この実施例によると、さらに把持部1を小型軽量化することができる。なお、 光ファイバ10で伝送された光はさらにポリカーボネート樹脂からなる光伝送部 5で伝送されて拡散照射されるため、従来例のような光ファイバのみの場合のよ うな不具合は生じない。
【0042】 以上、図示した実施例の外に、段差部7,8,13を他の突起形の構造とする 実施例も可能である。
【0043】 また、各実施例を組み合わせて実施することが容易に行える。
【0044】
【考案の効果】
以上のように本考案に係るデンタルミラーは、請求項1,2,3共通として、 口腔内へ挿入される部分がポリカーボネート樹脂からなる光伝送部で形成されて いることから、加熱,薬浴等により消毒殺菌処理されても損傷することがなく光 伝送機能が有効に保持されるため、耐久性能が良好になる効果がある。
【0045】 さらに、請求項1,2,3共通として、ポリカーボネート樹脂からなる光伝送 部が光伝送機能に加えて光を拡散,照射する機能が優れているため、照明性能が 良好になる効果がある。
【0046】 さらに、請求項1,2,3共通として、光伝送部を合成樹脂材の一般的な成形 法により形成することができるため、容易,安価に製造することができる効果が ある。
【0047】 さらに、請求項1,2,3共通として、光伝送部が口腔内で損壊することがな いため、安全に使用することができる効果がある。
【0048】 さらに、請求項2のみとして、段差部より光を屈折拡散させることができるた め、照明性能がより良好になる効果がある。
【0049】 さらに、請求項3のみとして、ミラー支持部からの光の拡散照射により、ミラ ー周りを集中的にムラなく照明することができる効果がある。
【0050】 さらに、請求項3のみとして、ミラー周りが光伝送部5に一体化されてミラー 周りの強度が強化される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデンタルミラーの第1実施例を示
す断面図である。
【図2】本発明に係るデンタルミラーの第2実施例を示
す断面図である。
【図3】本発明に係るデンタルミラーの第3実施例を示
す断面図である。
【図4】本発明に係るデンタルミラーの第4実施例を示
す断面図である。
【図5】本発明に係るデンタルミラーの第5実施例を示
す断面図である。
【図6】本発明に係るデンタルミラーの第6実施例を示
す断面図である。
【図7】本発明に係るデンタルミラーの第7実施例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 把持部 2 ミラー 3 電源 4 光源 5 光伝送部 6 ミラー支持部 7,8,13 段差部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーと、先端にミラーが取付けられた
    把持部と、把持部の少なくとも一部を構成して把持部の
    内部または外部に設けられた光源の光をミラー付近へ伝
    送する光伝送部とを備えてなるデンタルミラーにおい
    て、把持部の少なくとも口腔内へ挿入される部分をポリ
    カーボネート樹脂からなる光伝送部で構成したことを特
    徴とするデンタルミラー。
  2. 【請求項2】 請求項1のデンタルミラーにおいて、光
    伝送部の一部に光を拡散する段差部を設けたことを特徴
    とするデンタルミラー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のデンタルミラーにお
    いて、ミラーを支持するミラー支持部を光伝送部で一体
    的に形成したことを特徴とするデンタルミラー。
JP3593593U 1993-06-30 1993-06-30 デンタルミラー Pending JPH075602U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3593593U JPH075602U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 デンタルミラー

Applications Claiming Priority (1)

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JP3593593U JPH075602U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 デンタルミラー

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JPH075602U true JPH075602U (ja) 1995-01-27

Family

ID=12455884

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JP3593593U Pending JPH075602U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 デンタルミラー

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JP (1) JPH075602U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006068366A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Olympus Corp 生体観察装置

Cited By (1)

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