JPH0755883Y2 - 長ねぎ等の野菜の軟白装置 - Google Patents

長ねぎ等の野菜の軟白装置

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JPH0755883Y2
JPH0755883Y2 JP107394U JP107394U JPH0755883Y2 JP H0755883 Y2 JPH0755883 Y2 JP H0755883Y2 JP 107394 U JP107394 U JP 107394U JP 107394 U JP107394 U JP 107394U JP H0755883 Y2 JPH0755883 Y2 JP H0755883Y2
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JP
Japan
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light
shielding film
long
sides
support
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Expired - Lifetime
Application number
JP107394U
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JPH0664428U (ja
Inventor
潔 本郷
亮一 高縁
澄二 星野
Original Assignee
潔 本郷
亮一 高縁
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Publication date
Application filed by 潔 本郷, 亮一 高縁 filed Critical 潔 本郷
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、長ねぎ等の軟白を要
する野菜を栽培する際、野菜の両側部への横倒れや植込
列方向への将棋倒れを防止すると共に、光線流入量を減
少させてその食用部分である軟白部をより白くするため
の栽培装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種栽培装置としては、実公昭
62−13462号及び特公昭54−7692号公報に
記載されているように、籾殻などを利用した方法を改良
し、ねぎの植込列の両側に遮光フイルムを張り、そのフ
イルムの支持材料として、U字形或は逆U字形の鉄線を
利用し、列の両面からフイルムを押えて日光を遮断する
装置が知られていた。
【0003】しかして、この装置によると、ねぎは生長
に従って頂部葉先が重くなるので、少々の風圧でも並列
方向に将棋倒しになる欠点があった。そのため、ねぎの
品質が落ち、製品歩留りが悪くなる問題があった。即
ち、長ねぎ等の倒れたものは、いわゆる曲がりと称して
商品とならず、廃棄処分とするか、或はかろうじて等外
品として販売するほかはなかったからである。そればか
りか、この方法は、単に側面からフイルムを支持するも
のであるから、フイルムがずれ落ちたり、或は上端の解
放面が大きすぎることから、光線がねぎの葉鞘部に当た
り、その結果その部分は軟白が薄く、しかも硬くなる等
品質が悪化する欠点があった。
【0004】また、籾殻を利用して軟白とする方法は、
長ねぎ等の品質向上には適しているが、単位面積当たり
の植栽本数が少なくなり、籾殻の入手も困難であるほ
か、病気の発生も多くなり、しかも多大の作業量を要す
る欠点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、長ねぎ等
の将棋倒れや両側部への倒れと、茎部に光線が当たるの
を防止し、葉鞘部より下の食用部の白さを葉の濃緑部と
はっきりと一線を画する白さに増大させた優れた品質の
長ねぎ等の野菜が得られる栽培装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的に沿う本考案の
構成は、長ねぎ等の軟白を要する野菜の植込列の両側に
配置した遮光フイルムと、該植込列に適宜間隔づけて適
当数並設した前記両側の遮光フイルムを一緒に挟持する
支持具とを具備してなり、該支持具は、針金のような弾
性を有する線材を折曲し、折曲部でフイルムを弾性挟持
し、該挟持部から開いた脚部を連設してなり、該支持具
で前記両遮光フイルムの上端を一緒に弾性挟持し、前記
脚部を作土中に差し込むことによって、遮光フイルムを
曲線状に形成したことを特徴とする。
【0007】要するに、本考案は、脚部が拡開した支持
具で遮光フイルムの上端を弾性挟持することによって、
遮光フイルムを蛇行形のような曲線状に形成し、植込列
の将棋倒れと両側部への倒れを防止すると共に、遮光フ
イルム上端の開口部を小さくすることによって光線の流
入量を減少させ、長ねぎ等の葉鞘部より下の食用部の白
さを葉の濃緑部とはっきりと一線を画する白さに増大さ
せたことを要旨とするものである。
【0008】
【実施例】次に、本考案の望ましい実施例を図面に基づ
いて説明する。図1は、本考案の実施例を示すものであ
り、長ねぎ等の軟白を要する野菜1の両側に張設した遮
光フイルム2a,2bと、該フイルムの上端を挟持する
所要間隔毎に立設されたピンセット状の支持具3とから
構成され、該支持具3の弾性挟持部5でフイルム上端を
弾性挟持することによって、遮光フイルム2a,2bを
蛇行形に形成した例を示す。
【0009】ピンセット状の支持具3は、図2に示すよ
うに、PVC加工の鉄線を折曲し、折曲部に弾性挟持部
5を形成し、該挟持部5から若干開いた脚部6を連設し
ている。この支持具3は、挟持部5で2枚のフイルムを
弾性挟持し、脚部6を作土中に差し込むようになってい
る、この際、2本の脚部6の幅を狭めてフイルムを挟む
ようにすると、フイルムの緊縛度が増加し、そのため将
棋倒れの心配もなくなる。この支持具を構成する鉄材と
しては、堅い質のやや弾性の強い鉄材、好ましくはPV
C被覆鉄線を利用するのが良く、長さは作物の大きさに
よっても異なるが、通常の長ねぎの場合は、67cm程
度のものが望ましい。
【0010】図3は、本考案の支持具の他の実施例を示
すものであり、針金のような線材を折曲し、該線材を交
叉させて弾性挟持部10を形成し、該挟持部10から開
いた脚部6′を連設した例を示す。この支持具3は、挟
持部10で2枚のフイルムを弾性挟持し、両脚部6′を
作土中に差し込むようになっている。本考案の支持具
は、図4に示すように、逆U字形に形成し、両脚部
6′′間で遮光フイルムを弾性挟持するようにしてもよ
い。これは、上端の折曲部でフイルムを弾性挟持するも
のであるが、2枚の遮光フイルム2a,2b間には、あ
る程度の幅があるので、2枚のフイルムを完全に合わせ
なくとも。遮光フイルム2a,2bは、蛇行形に形成さ
れるから、本考案の効果を発揮するものである。
【0011】
【作用】本考案は、支持具で遮光フイルムを所定間隔毎
に弾性挟持することによって、遮光フイルムは蛇行形の
ような曲線状に形成され、その結果フイルムの弛みを無
くし、フイルムの緊縛度と保持力とを強めるので、長ね
ぎ等の将棋倒れを防止することができる。また、支持具
は、その両脚部が拡開しているので、長なぎ等が両側部
に倒れるのを効果的に防止することができる。また、支
持具で遮光フイルム上端を所定間隔毎に挟持することに
よって、光線の流入量を減少させ、長ねぎ等の葉鞘部よ
り下の食用部の白さを葉の濃緑部とはっきりと一線を画
する白さに増大させることができる。
【0012】
【効果】上記したように、本考案によれば、支持具で遮光
フイルム上端を所定間隔毎に弾性挟持することによっ
て、遮光フイルムを蛇行形のような曲線状に形成してい
るので、フイルムの弛みを無くし、フイルムの緊縛度と
保持力とを強めるから、長ねぎ等の将棋倒れを防止する
ことができるほか、支持具は、その両脚部が拡開してい
るので、長なぎ等が両側部に倒れるのも防止することが
できると共に、支持具で遮光フイルムを所定間隔毎に挟
持することによって、光線の流入量が減少するので、長
ねぎ等の葉鞘部より下の食用部の白さを葉の濃緑部とは
っきりと一線を画する白さに増大させることができる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の支持具の正面図である。
【図3】本考案の支持具の他の例を示す正面図である。
【図4】本考案の支持具の他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 長ねぎ等の軟白を要する野
菜 2a,2b 遮光フイルム 3 支持具 5,10 弾性挟持部 6,6′,6′′ 脚部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長ねぎ等の軟白を要する野菜の植込列の両
    側に配置した遮光フイルムと、該植込列に適宜間隔づけ
    て適当数並設した前記両側の遮光フイルムを一緒に挟持
    する支持具とを具備してなり、該支持具は、針金のよう
    な弾性を有する線材を折曲し、折曲部でフイルムを弾性
    挟持し、該弾性挟持部から開いた脚部を連設してなり、
    該支持具で前記両遮光フイルムの上端を一緒に弾性挟持
    し、脚部を作土中に差し込むことによって、遮光フイル
    ムを曲線状に形成したことを特徴とする長ねぎ等の野菜
    の軟白装置。
JP107394U 1989-06-01 1994-01-31 長ねぎ等の野菜の軟白装置 Expired - Lifetime JPH0755883Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP107394U JPH0755883Y2 (ja) 1989-06-01 1994-01-31 長ねぎ等の野菜の軟白装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6323289 1989-06-01
JP1-63232 1989-06-01
JP107394U JPH0755883Y2 (ja) 1989-06-01 1994-01-31 長ねぎ等の野菜の軟白装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0664428U JPH0664428U (ja) 1994-09-13
JPH0755883Y2 true JPH0755883Y2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=26334233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP107394U Expired - Lifetime JPH0755883Y2 (ja) 1989-06-01 1994-01-31 長ねぎ等の野菜の軟白装置

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JP (1) JPH0755883Y2 (ja)

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KR101469564B1 (ko) * 2013-03-19 2014-12-08 최찬규 대파의 재배방법

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JPH0664428U (ja) 1994-09-13

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