JPH0755462A - 車両用距離測定装置 - Google Patents

車両用距離測定装置

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Publication number
JPH0755462A
JPH0755462A JP19978093A JP19978093A JPH0755462A JP H0755462 A JPH0755462 A JP H0755462A JP 19978093 A JP19978093 A JP 19978093A JP 19978093 A JP19978093 A JP 19978093A JP H0755462 A JPH0755462 A JP H0755462A
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JP
Japan
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time
vehicle
distance
distance measuring
sensor
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Application number
JP19978093A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Imai
ひろし 今井
Toshihiro Yamamura
智弘 山村
Kazuhiko Kanehara
和彦 金原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両に搭載し車外の対象物までの距離を測定
するための車両用距離測定装置において、低照度等によ
りセンサの応答時間が遅い場合にセンサの分解能を向上
させ、対象物の測距精度を向上し得る車両用距離測定装
置の提供。 【構成】 車両用距離測定装置は側方距離センサ本体
2,受光部5,補助光ユニットから構成されている。制
御回路8はRESET信号により側方距離センサ2の動
作をコントロールする。そして、カウンタのリセットと
同時にセンサ2の本体にRESET信号を送りセンサ2
の動作を開始させると共に、応答信号の有無を判定す
る。また、制御回路8はカウンタによりセンサの応答時
間を測定し、カウンタのカウント数とクロックタイムと
を掛合わせてセンサ2の応答時間を計測し、計測時間t
を定数t0 と比較する。計測時間tが定数t0 以上の場
合は、所定距離内に対象物がないと判断し、センサ本体
2にRESET信号を送る。これにセンサの分解能が向
上し、対象物の測距精度の向上が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載し車外の対
象物までの距離を測定するための車両用距離測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用距離測定装置としては、第
1の例として、特開平3 ー 245011号公報に記載されたよ
うなものがある。
【0003】本従来例は2値化画像データを作成する手
段による2値画像データから2つの生画像相互のズレ量
を求め、ズレ量に応じて距離を決定する構成を有してお
り、その目的は主として自車と前方車両との距離を測定
することである。
【0004】このような距離測定装置を駐車場補助装置
や自動駐車場のような車両の比較的近傍の対象物までの
距離測定が必要な装置に適用しようとすると、後述する
第2の従来例で述べるような超音波等を利用した測距装
置に比べ指向角が狭いため、車庫の角部を特定する長所
があるものの、生画像自体のコントラストが不足しがち
になることが多く、このため補助光を用いて対象物上を
照射することが必要であった。
【0005】また、第2の例として特開昭63ー 191987号
公報に記載されたようなものがある。本従来例は、車庫
入れ、従列駐車等を補助する目的で側方距離センサとし
て超音波センサ等を用い、車両の移動距離センサとの組
合せにより、目的の駐車空間の間口・奥行を計測するこ
とで、駐車可能、不可能の判定を行なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来例の場合、生画像自体のコントラストの不足を
補うために補助光を用いたとしても、図13に示すよう
に対象物が駐車車両52のように近距離にある場合には
補助光の効果も大きく、図12に示すような第2の従来
例の構成である側方距離センサ2の応答時間も高速であ
るが、対象物が図13のΔ2の状態のように遠距離(図
13のΔ2の間は駐車可能スペースであり、壁55が測
距の対象となる)にあるときには補助光ユニット6によ
る補助光の効果が希薄となり、特に低照度の場合はセン
サの応答時間が低速になるのでセンサの分解能が低下
し、例えば、点Qの車両移動方向の座標(x,y)をΔ
2の状態のセンサ正面方向と誤認識し、駐車可能スペー
ス54の幅の測距精度が著しく悪化するという問題点が
あった(図13の例では実際の距離が212+αである
のに対し、312と測距された)。
【0007】また、前記第2の従来例の場合も側方距離
センサとして超音波センサを用いた場合は、指向角が広
いという該センサ固有の欠点から、車両等を測距対象と
した場合に検出された車両角部(以下、エッジ部)の位
置精度が補償されないという問題点がある。
【0008】例えば、駐車空間の間口を測定するための
測距手段として超音波センサを用いると、指向角が広い
ために検出される間口幅には過大な誤差が生じる。そこ
で、指向角を狭く設計可能な受動光学方式による距離セ
ンサとして、例えばAFセンサを用いれば、超音波セン
サに比べて側方物体形状の車両進行方向の精度が向上す
る。
【0009】しかし、AFセンサは低照度下にあっては
フォトセンサが動作するのに必要十分な電荷が蓄積され
るまでの時間が増大すること、すなわち、低照度下にあ
っては応答時間が遅くなるという問題点がある。
【0010】図13に低照度下でAFセンサを上記従来
例に用いた場合を示す。図13(a)で、車両51は、
駐車車両52,駐車可能スペース54,駐車車両53、
に対して平行に移動しながらX方向へ右から左に移動し
ながら、側方距離センサ及び移動距離センサを動作させ
ることによって駐車幅B及び深さD、更には駐車スペー
スと自車との位置関係を計測していく。
【0011】この場合、図13(b)に示すように、メ
モリ上には移動距離をX軸,測距データY軸として各サ
ンプリング毎に得られる側方物体の位置Pi(pix,
Piy)が記憶されが、上述したようにAFセンサは低
照度下にあっては応答時間が遅くなるので、自車51の
X方向への移動速度に対しセンサの応答が遅れ、今、低
照度下の駐車場で、自車51の前方エッジ部が位置P1
(p1x,P1y)にあり、自車51が前方(X方向)
に移動中の場合、駐車可能スペース54に関しては壁5
5との距離が検知され駐車可能であることが認識されな
ければならないが、センサの分解能(センサの応答時間
(測定開始時点から測定値出力時点までの時間)の間に
車が移動する距離を前記応答時間で割った値)が低下す
るため、図13(b)に示すように駐車可能スペース5
4に対するX軸方向の認識精度が悪化し(△1〜△3
は、駐車車両52,駐車可能スペース54,駐車車両5
3の自車51のエッジ点に関するX軸方向の誤差を示
す)、駐車可能スペースが駐車可能であるか否かの正確
な判断ができなくなるという問題点があった。
【0012】また、こうして得られた駐車可能スペース
54の寸法、自車位置との相対関係とから、例えば、特
開昭58ー 74897 に開示されている手法によって駐車誘導
経路の演算を行なうと正確な誘導が行なえないという問
題点があった。
【0013】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、車両に搭載し車外の対象物までの距離を測定す
るための車両用距離測定装置において、低照度等により
センサの応答時間が遅い場合にセンサの分解能を向上さ
せ、対象物の測距精度を向上し得る車両用距離測定装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに第1の発明の車両用距離測定装置は、2つの画像の
ズレ量に応じて距離を決定する測距手段を用いた車両用
距離測定装置において、該測距手段からの応答信号の有
無を判定する応答信号有無判定手段と、応答信号有無判
定手段により応答信号無しと判定される毎に時間を計測
する応答時間計測手段と、計測された時間を所定値と比
較して該計測時間が該所定値を越える場合に前記測距手
段にRESETをかける応答時間比較手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0015】第2の発明は上記第1の発明の車両用距離
測定装置において、更に、RESETをかける時間間隔
を、環境照度に応じて決定する照度決定手段を有するこ
とを特徴とする。
【0016】第3の発明は上記第1の発明の車両用距離
測定装置において、更に、RESETをかける時間間隔
を、測距手段の応答時間の測定値に応じて推定する照度
推定手段を有することを特徴とする。
【0017】第4の発明は上記第1ないし第3の発明の
車両用距離測定装置において、示した手段のうち少なく
とも2つ以上の手段で求めた時間間隔のうち最小値をR
ESETをかける時間間隔とすることを特徴とする。
【0018】第5の発明の車両用距離測定装置は、車両
の前後方向の移動距離を検出する移動距離検出手段と、
受動的光学方式による車両の側方物体までの距離を検出
する測距手段と、該測距手段の応答時間相当量を測定す
る時間測定手段と、走行可能車速の最大値を演算する演
算手段と、該演算結果に応じて車速を前記最大値以下と
なるよう制御する制御手段と、を有することを特徴とす
る。
【0019】第6の発明の車両用距離測定装置は、車両
の前後方向の移動距離を検出する移動距離検出手段と、
受動的光学方式による車両の側方物体までの距離を検出
する測距手段と、該測距手段の応答時間相当量を測定す
る時間測定手段と、走行可能車速の最大値を演算する演
算手段と、運転者に車速を報知する手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0020】
【作用】上記構成により第1の発明の車両用距離測定装
置は、測距手段にRESET信号を送り測距手段の動作
を開始させると共に、応答信号有無判定手段で応答信号
の有無を判定する。そして、応答信号有無判定手段によ
り応答信号無しと判定される毎に応答時間計測手段によ
り時間を計測し、応答時間比較手段により計測された時
間を所定値と比較する。計測時間が所定値以上の場合
は、所定距離内に対象物がないと判断して累積測定時間
をクリアしてRESET信号を測距手段に送る。
【0021】第2の発明は上記第1の発明の車両用距離
測定装置において、更に、照度決定手段によりRESE
Tをかける時間間隔を環境照度に応じて決定する。
【0022】第3の発明は上記第1の発明の車両用距離
測定装置において、更に、照度推定手段RESETをか
ける時間間隔を、測距手段の応答時間の測定値に応じて
推定する。
【0023】第4の発明は上記第1ないし第3の発明の
車両用距離測定装置において示した手段のうち少なくと
も2つ以上の手段で求めた時間間隔のうち最小値をRE
SETをかける時間間隔とする。
【0024】第5の発明の車両用距離測定装置は、移動
距離検出手段により車両の前後方向の移動距離を検出
し、測距手段により受動的光学方式による車両の側方物
体までの距離を検出し、時間測定手段により該測距手段
の応答時間相当量を測定し、演算手段により走行可能車
速の最大値を演算する。そして、制御手段により該演算
結果に応じて車速を前記最大値以下となるよう制御す
る。
【0025】第6の発明の車両用距離測定装置は、移動
距離検出手段により車両の前後方向の移動距離を検出
し、測距手段により受動的光学方式による車両の側方物
体までの距離を検出し、時間測定手段により該測距手段
の応答時間相当量を測定し、演算手段により走行可能車
速の最大値を演算する。そして、報知手段により運転者
に車速を報知する。
【0026】
【実施例】
<実施例1>図1は第1の発明に基づく車両用距離測定
装置の一実施例の構成を示す図であり、(a)は側方距
離センサ本体2の正面図、(b)は本実施例の構成を示
すブロック図であり、車両用距離測定装置は側方距離セ
ンサ本体2,受光部5,補助光ユニット6から構成され
ている。
【0027】図1で、受光部2はセンサ本体2の受光部
にあたり、この奥に図示しないレンズと更にその後方に
ラインセンサが一対配置されている。
【0028】補助光ユニット6は全面に光学系、後方に
光源を有しており、電源スイッチ7と接続している。
【0029】電源スイッチ7は補助光ユニットの電源ス
イッチであり制御回路8によって車両用距離測定装置と
同時に或いは必要に応じてONされる。
【0030】制御回路8はRESET信号により側方距
離センサ2の動作をコントロールしており、更に内蔵ク
ロックを有しているので、センサの応答時間を測定する
ことができる。
【0031】表示手段または指示手段9は制御回路8の
判定により駐車補助に必要な指示や表示を運転者に与え
ることができる。なお、図1及びこれ以降の実施例の説
明は全て車両が駐車できるスペースがあるか否かを判断
する駐車場補助装置を例におこなっているが、前記スペ
ースがあると判断されたときにステアリングアクセル等
を自動制御してドライバに依らずに車両を駐車する自動
車駐車装置にも適用可能であることはいうまでもない。
【0032】図2は本実施例の車両用距離測定装置の動
作を示すフローチャートである。本車両用距離測定装置
は基本的に補助光ONの状態での作動になるため、ステ
ップS110では補助光のON状態の確認を行なってい
る。
【0033】ステップS120ではセンサ2の応答時間
を測定するためのカウンタをリセットする。
【0034】次に、ステップS130ではカウンタのリ
セットと同時に制御回路8はセンサ2の本体にRESE
T信号を送り、センサ2の動作を開始させる。
【0035】ステップS140で応答信号の有無を判定
し、応答信号のない場合はステップS150に進む(動
作開始時も応答信号がまだないのでステップS150に
進む)。また、応答信号のあった場合はステップS19
0に移行する。
【0036】ステップ150で、制御回路8はカウンタ
のカウント数とクロックタイムとを掛合わせてセンサ2
の応答時間を計測する。
【0037】そして、ステップ160で計測時間tを定
数t0 と比較する。定数t0 の決定方法については後述
する。
【0038】ステップ160で計測時間tが定数t0 を
越えない場合はステップS170でカウンタをカウント
アップしてステップS140に戻り応答信号の有無の判
定以降の処理を繰り返す。
【0039】計測時間tが定数t0 以上の場合は、制御
回路8はステップS180で定数t0 の決定方法(後
述)で述べるような論理に従い、距離lTH以内には対象
物がないと判断し制御をステップS120に移す。
【0040】一方、ステップS140でセンサ2から応
答があった場合は、制御回路8はステップS190に進
み距離lを読み込んでから、ステップS200でカウン
タをリセットしてステップS130に戻り次の計測を実
行する。
【0041】[定数t0 の決定方法]補助光の効果が大
の範囲ではセンサ2の応答時間tres は概ね次式(1)
に従う。
【0042】tres = 16×(0. 14tEV0 (1+4
2 ))/(L0bー max ×τ)(1) ここで、tEV0
はライセンサ上でのEV値が0の時の応答時間(輝度L
とEV値との関係はL=0. 14×2EVの関係があ
る)。
【0043】また、Fはセンサ2のレンズのFナンバ
ー、τはセンサ2のレンズの透過率、L0bー max は対象
物の最大輝度である。
【0044】L0bー max は補助光の輝度Eと値小物の反
射率Rおよび対象物までの距離lとの関数と考えられる
ので上記(1)式を書換えると次の式(2)のようにな
る。
【0045】tres = 16×(0. 14tEV0 (1+4
2 ))/f(E,R,l)τ (2) さらに応答時間は対象の反射率Rが小さいほど遅くなる
ため、保証したい最小反射率Rmin の対象物が測定した
い最大距離lTHにある時間までに応答がなければ、対象
物はないと判断してセンサをRESETすればよい。従
って、この時間をT0 と定義する。式(2)から次式
(3)が得られる。
【0046】 t0 =16×(0. 14tEV0 (1+4F2 ))/f(E,Rmin ,lTH)τ (3) t0 は実験的に求めることができて、例えば、Rmin を
0. 5%(0. 005)とすると、図3に示すようにな
る。本実施例では制御回路8に上述したような定数t0
が予めインプットされている。
【0047】<実施例2>図4は第1の本発明に基づく
車両用距離測定装置の第2の実施例の構成を示し、図5
はその動作を示すフローチャートである。
【0048】本実施例は上述した第1の実施例とは異な
り補助光の効果の小さい範囲でのセンサ応答時間t res
に関する。
【0049】本実施例と前述した第1実施例の車両用距
離測定装置の構成上の相違は、図1から明かなように本
実施例の車両用距離測定装置が測光手段10を有する点
であり、これにより距離測定時の環境照度Siを測定す
る事ができる。また、本実施例では測光手段10をセン
サと別に設けたがセンサ内部のフォトセルからの出力値
から求めるよう構成してもよい。
【0050】図5のフローチャートのステップS210
〜S240,ステップS240〜S250,ステップS
280〜S290,ステップS280〜S300,ステ
ップS240〜S320は第1の実施例(図2)のステ
ップS110〜S140,ステップS140〜S15
0,ステップS160〜S170,ステップS160〜
S180,ステップS140〜S200の動作と同様で
あり、動作として第1の実施例と異なっている点は図5
のステップS260で測光を行なっていることと、ステ
ップS270で第1実施例のt0 に代る測距時の定数t
i(後述)を、予めインプットしてあるSiーti表
(図7参照)から求めている点である。
【0051】[定数tiの決定方法]補助光の効果が小
さい範囲ではセンサ2の応答時間t resは概ね次の式
(4)に従う。
【0052】 tres = 0. 14tEV0 (1+4F2 )/(L0bー mix ×τ) (4) ここでL0bー mix は対象最低輝度であり、環境照度Sと
対象物の反射率R及び距離lの関数と考えられるので、
前回と同様に書換えて次式(5)を得る。
【0053】 tres = (0. 14tEV0 (1+4F2 ))/g(S,R,l)τ (5) そこで、測距時の環境照度をSi、保証したい最低対象
反射率をRmin 、 測定したい最大距離をlTHとすると
第1実施例のt0 に代る測距時の定数tiが定義でき
る。
【0054】 ti=(0. 14tEV0 (1+4F2 ))/g(Si,
Rmin ,lTH)τ(5) tiも実験的に求めることができ、おおよそ図6に示す
ようになる。
【0055】<実施例3>次に、第3の実施例について
図8(フローチャート)を基に説明する。本実施例は第
2の実施例の照度Siの測定手段の代りに図13に示し
たΔ1の状態のセンサ2の応答時間tjを測定し、測距
対象が取り得る反射率の範囲と、対象までの距離の測定
値lafを式(5)に代入して照度Siを推定する手段
を有している。
【0056】図8のフローチャートのステップS510
〜S540,ステップS540〜S550,ステップS
570〜S580,ステップS580〜S590,ステ
ップS580〜S600は第2の実施例(図5)のS2
10〜S240,ステップS240〜S250,ステッ
プS270〜S280,ステップS280〜S290,
ステップS280〜S300の動作と同様であり、動作
として第2の実施例と異なっている点は図8のステップ
S610〜S640,及びステップS560であり、ス
テップS610〜S630が上述の照度Siを推定する
手段に相当する(g(S,R,l)は予め実験により求
めている)。
【0057】照度Siの推定値には反射率Rの範囲の影
響で幅があるが、安全上、小さい方の値simin を図8
のSjとして使用する。tiの求め方は第2の実施例と
同様ステップS570で予めインプットしてあるSiー
ti表(図7参照)から求めている。
【0058】<実施例4>更に、第4の実施例として上
記第1及び第2の実施例を組合せてtiとt0 を比較
し、小さい方の時間でRESET信号をかける実施例を
図9のフローチャートで示す。
【0059】図9のフローチャートのステップS330
〜S360,S360〜S480は実施例1(図2)の
ステップS110〜S140,S140〜S200(実
施例2(図5)のステップS210〜S24,S240
〜S320)と同様である。
【0060】また、ステップS360で応答信号のない
場合はステップ370で、制御回路8はカウンタのカウ
ント数とクロックタイムとを掛合わせてセンサ2の応答
時間を計測する。
【0061】そして、ステップS380で照度Siを測
光し、ステップ390で予めインプットしてあるSiー
ti表(図7参照)から定数tiを求める。
【0062】ステップ400で定数tiを定数t0 と比
較する(定数t0 の決定方法は第1の実施例参照)。
【0063】定数tiが定数t0 を越える場合はステッ
プ410で計測時間tを定数t0 と比較する。
【0064】ステップ410で計測時間tが定数t0 を
越えない場合はステップS420でカウンタをカウント
アップしてステップS360に戻り応答信号の有無の判
定以降の処理を繰り返す。
【0065】計測時間tが定数t0 以上の場合は、ステ
ップS430で定数t0 の決定方法で述べたような論理
に従い、距離lTH以内には対象物がないと判断しステッ
プS340に戻る。
【0066】一方、ステップS400で定数tiが定数
t0 以下の場合はステップ440で計測時間tを定数t
iと比較する。
【0067】ステップ440で計測時間tが定数t0 を
越えない場合はステップS450でカウンタをカウント
アップしてステップS360に戻り応答信号の有無の判
定以降の処理を繰り返す。
【0068】計測時間tが定数t0 以上の場合は、ステ
ップS460で定数t0 の決定方法で述べたような論理
に従い、距離lTH以内には対象物がないと判断しステッ
プS340に戻る。
【0069】本実施例により様々なケースでの、所定距
離内に対象がないと判断する時間、が短くでき駐車スペ
ース幅の測距精度を向上させることができる。
【0070】この他にも、第1及び第3の実施例、第2
及び第3の実施例の組合せ、或いは第1、第2、第3の
実施例の組合せにより応答時間を長くすることなく測距
精度を向上させることができる。
【0071】<実施例5>図10は本発明の車両用距離
測定装置の第6の実施例の構成を示すブロック図であ
り、本実施例の車両用距離測定装置は、AFセンサ1
1,車速センサ12,リバースセンサ13,インターフ
ェイス14,処理装置15,アイドル回転数調整装置1
6,誘導経路演算装置17,及びスピーカ18(オプシ
ョン)を有している。
【0072】図10で、AFセンサ11は車両の側方物
体までの距離を検出し、車速センサ12は車輪1回転あ
たり所定のパルス数を出力する。また、リバースセンサ
3はリバース信号を検出する。
【0073】処理装置5はインターフェース4を介して
AFセンサ11,車速センサ12,リバースセンサ13
からのデータを得て、センサ応答時間の計測を行なうと
共に、引き続いて必要な車速制御量を演算する。そし
て、さらに駐車スペースの間口、エッジ座標を算出し、
該出力によって、アイドル回転数調整装置6を制御し、
駐車誘導経路演算装置7で駐車誘導経路演算を行ない、
必要に応じて音声指示をスピーカー8よりドライバーに
提供する。
【0074】以下、図11のフローチャートに基づき、
本発明の処理手順について説明する。なお座標系は、図
13(b)と同一に設定した。
【0075】ドライバーのメインスイッチONより、ま
ずステップS1を通過する。この時のAFセンサ位置を
原点とする。
【0076】次に、ステップS2で初期化を行ない、ス
テップS3で処理装置5内のクロックパルス値tをその
ときの時刻としてt1に格納する。
【0077】ステップS4では、AFセンサ11による
側距データlaf、車速センサ12からの車速パルスs
p,リバース信号検出センサ13からのリバース信号s
igrを取り込む。
【0078】ステップS5で、側距データlafは前回
の側距データlaf1に対して、現在の側距データとし
てlaf2に格納される。
【0079】ステップS6では、サンプリング周期当り
の移動距離δxを計算するために前回の車速パルス値s
p1に対してsp2に現在の車速パルスspの値を取り
込む。なお、車速パルスは係数αを乗ずることによって
移動距離に変換する事ができる。
【0080】ステップS7では、sigrの値からリバ
ースか否かを判定する。なお、sigrの値はミッショ
ンがリバース位置にあるとき”1”、その他の場合に
は”0”が与えられるものとする。
【0081】sigr=1ならリバース状態であるとし
て、設定した座標系に車の状態(移動方向)を適合させ
るためにステップS8で係数αの符号を反転させる。
【0082】また、ステップS9では側距データlaf
の読取り終了信号を受けて時刻tをt2に格納する。
【0083】これにより、ステップS10で応答時間δ
tを算出(δt=t2ーt1)し、ステップS11でサ
ンプリング周期当りの移動距離δxを算出(δx=α
(sp2ーsp1)し、ステップS12で現時刻に検出
された測距対象物の座標位置(x,y)が確定される。
【0084】ステップS13ではAFセンサ応答時間δ
tをサンプリングタイムΔTによって監視する。なお、
サンプリングタイムΔTは、クリープ速度をvKm/
h、車速を毎秒sメートル(m)、X軸方向の要求分解
能をqメートルとすると、ΔT=(q/v)から、(q
/v)sec以下でなければならない。
【0085】そこで、ステップS13でAFセンサ応答
時間δtがサンプリングタイムΔTより大きい場合は、
ステップS14でアイドル回転数調整装置6を用いて車
速の減速制御を施す。AFセンサ応答時間δtがサンプ
リングタイムΔT以内の場合は通常のクリープ走行を行
なうようにする。これにより測距対象物のX軸方向の所
定の精度が維持される。
【0086】ステップS16〜S28は駐車スペース検
出の動作を示すフローチャートである。
【0087】先ず、ステップS16で測距データが所定
の測距値ymax 以上の値であるか否かを判定する。
【0088】測距データがymax 以上の値の場合は十分
な駐車スペース幅があると判断しステップS17へ移
る。ymax 未満の値の場合はステップS23に移行す
る。
【0089】ステップS17ではfrag=1か否かを
調べ、frag≠=1の場合はステップS18で駐車ス
ペースの一方のエッジ座標P1(p1x,p1y)を算
出し、ステップS19でfrag=1とする。frag
=1の場合はステップS20へ移行する。
【0090】なお、ステップS17を初めて通過する時
は、fragは初期値0のままであるためステップS1
8の座標計算を行なうが、ステップS19でfrag=
1とするため、2回目以降はステップS18,S19を
経ることがなく、従って、座標P1は更新されない。
【0091】ステップS20は、X軸方向で連続して測
距データの値がymax 以上の値の場合(ステップS16
で十分な駐車スペース幅があると判断された場合)がど
のくらい続いたか(即ち車の縦方向(X方向)の長さ)
を知るためのカウンタbをカウントアップし、ステップ
S21で車速sp1にsp2を代入し、ステップS22
で測距データlaf1にlaf2を代入してステップS
22へ戻り、計測を続行する。
【0092】以上のループを繰り返しているうち、ステ
ップS16でymax 未満の値である測距データが現れた
場合はステップS23でfrag=1か否かを調べる。
【0093】frag=1の場合はステップS24でカ
ウンタbの値が閾値btを越えているか否かを判定す
る。
【0094】長さカウンタbの値が閾値btを越えてい
る場合は、ステップS26で駐車可能の旨を運転者にス
ピーカ8から報知する。
【0095】そして、ステップS26で車庫の長さb及
びもうひとつのエッジ座標P2(p2x,p2y)が駐
車誘導経路演算装置7に出力され駐車誘導経路が演算さ
れる。以後、スピーカ8により必要に応じて運転者に誘
導指示を行なう。
【0096】また、ステップS23でfrag=0の場
合や、ステップS24で長さカウンタbの値が閾値bt
を越えていない場合はステップS27およびS28でf
ragおよび長さカウンタbを初期化した後、ステップ
S21で車速sp1にsp2を代入し、ステップS22
で測距データlaf1にlaf2を代入してステップS
22へ戻り計測を続行する。
【0097】なお、本実施例ではAFセンサ応答時間を
測定し、その値に基づいて車速を制御する例を示した
が、サンプリング時間あたりの移動距離δxが過大の場
合に減速制御し、過小の場合(車速センサの分解能以下
の場合)は増速制御するという方法によって車速を制御
するようにしてもよい。
【0098】また、車速の制御を行なうことなく、報知
手段によって運転者に減速指示をするという方法を採っ
てもよい。
【0099】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明の車両
用距離測定装置によれば、補助光を用いる受光型測距セ
ンサからの信号応答時間を測定し応答時間が遅い場合
(応答時間が所定値を越える場合)には、所定距離内に
対象物がないものと判定しているので、センサの応答時
間が遅い場合でもセンサの分解能の低下を抑制でき、従
来例の場合と比較するとセンサの分解能が向上し、対象
物の測距精度が向上する。
【0101】また、第2の発明の車両用距離測定装置に
よれば、更に、環境照度が変化しても必要な測距精度の
水準を保持し得る。
【0102】第3の発明の車両用距離測定装置によれ
ば、更に、環境照度を測定するための特別な部材を設け
なくとも、安価で環境照度の影響を受けない測距手段を
実現することができる。
【0103】第4の発明の車両用距離測定装置によれ
ば、更に、補助光の強度と環境照度の組合せによる様々
な態様においても、必要な測距精度の水準を保ちえる。
【0104】更に、第5,第6の発明の車両用距離測定
装置によれば、受動光学方式による距離センサと、その
応答速度に応じた車速制御手段とを有しているので、セ
ンサの応答時間が遅い場合でもセンサの分解能の低下を
抑制でき、従来例の場合と比較するとセンサの分解能が
向上し、対象物の測距精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施例の動作を説明するフロー
チャートである。
【図3】第1の実施例での最小反射率の実験値を示すグ
ラフである。
【図4】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図5】本発明の第2の実施例の動作を説明するフロー
チャートである。
【図6】第2の実施例での最小反射率の実験値を示すグ
ラフである。
【図7】第2の実施例で用いる定数データテーブルの一
例である。
【図8】本発明の第3の実施例の動作を説明するフロー
チャートである。
【図9】本発明の第4の実施例の動作を説明するフロー
チャートである。
【図10】本発明の第5の実施例の構成図である。
【図11】本発明の第5の実施例の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図12】第1の従来例のセンサの外観を示す図であ
る。
【図13】従来例の問題点の説明図である。
【符号の説明】
2 側方距離センサ本体(測距手段) 8 制御回路(応答信号有無判定手段、応答時間計測手
段、応答時間比較手段、照度推定手段) 10 測光手段(照度決定手段) 11 AFセンサ(測距手段) 12 車速センサ(移動距離検出手段) 13 リバースセンサ(移動距離検出手段) 15 処理装置(演算手段、制御手段) 16 アイドル回転数調整装置 18 スピーカ(報知手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08G 1/16 D 7531−3H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの画像のズレ量に応じて距離を決定
    する測距手段を用いた車両用距離測定装置において、該
    測距手段からの応答信号の有無を判定する応答信号有無
    判定手段と、前記応答信号有無判定手段により応答信号
    無しと判定される毎に時間を計測する応答時間計測手段
    と、前記計測された時間を所定値と比較して該計測時間
    が該所定値を越える場合に前記測距手段にRESETを
    かける応答時間比較手段と、を有することを特徴とする
    車両用距離測定装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記RESETをかける時間間隔
    を環境照度に応じて決定する照度決定手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の車両用距離測定装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記RESETをかける時間間隔
    を、前記測距手段の応答時間の測定値に応じて推定する
    照度推定手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    車両用距離測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3に示した手段のうち少
    なくとも2つ以上の手段で求めた時間間隔のうち最小値
    を上記RESETをかける時間間隔とすることを特徴と
    する請求項1記載の車両用距離測定装置。
  5. 【請求項5】 車両の前後方向の移動距離を検出する移
    動距離検出手段と、受動的光学方式による車両の側方物
    体までの距離を検出する測距手段と、該測距手段の応答
    時間相当量を測定する時間測定手段と、走行可能車速の
    最大値を演算する演算手段と、該演算結果に応じて車速
    を前記最大値以下となるよう制御する制御手段と、を有
    することを特徴とする車両用距離測定装置。
  6. 【請求項6】 車両の前後方向の移動距離を検出する移
    動距離検出手段と、受動的光学方式による車両の側方物
    体までの距離を検出する測距手段と、該測距手段の応答
    時間相当量を測定する時間測定手段と、走行可能車速の
    最大値を演算する演算手段と、運転者に前記車速を報知
    する手段と、を有することを特徴とする車両用距離測定
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004085214A (ja) * 2002-08-22 2004-03-18 Nissan Motor Co Ltd 駐車スペース検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004085214A (ja) * 2002-08-22 2004-03-18 Nissan Motor Co Ltd 駐車スペース検出装置

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