JPH0755456A - 管内径測定装置 - Google Patents

管内径測定装置

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Publication number
JPH0755456A
JPH0755456A JP19808993A JP19808993A JPH0755456A JP H0755456 A JPH0755456 A JP H0755456A JP 19808993 A JP19808993 A JP 19808993A JP 19808993 A JP19808993 A JP 19808993A JP H0755456 A JPH0755456 A JP H0755456A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
sensor head
inner diameter
bearing
measuring
Prior art date
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Pending
Application number
JP19808993A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Harada
茂 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP19808993A priority Critical patent/JPH0755456A/ja
Publication of JPH0755456A publication Critical patent/JPH0755456A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管の内径の測定を精度良く安定して容易に行
うことができ、かつ機構が簡便な管内径測定装置を提供
する。 【構成】 センサーヘッド1の周方向対向部に非接触変
位計2を取り付け、前方にセンサーヘッド1と同心に保
持軸3を取付ける。保持軸3の先端と、中間とにリング
4を固定する。リング4とリング4との間に可動軸受け
5を取付ける。センサーヘッド1から手前側にスプライ
ン軸7を接続し、管枝20の外側で調芯ガイド9を備えた
回転ノブ8で保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管内径測定装置に係り、
特に熱交換器等の細管の入り口側近傍の管の内径測定に
用いる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱交換器等において伝熱管の内径
計測にはキャリパー式ダイヤルゲージのような機械的な
測定手法が多く用いられている。この方法は図6に示す
ように管枝20に支持された伝熱管21内径部に触針22を有
するアーム23を挿入してダイヤル24の目盛りで読取る方
法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置では計測用の
触針が管表面の凹凸により接触することにより計測され
るので、触針先端部の摩耗が避けられず長期間連続して
使用する場合には測定精度を一定に保つことが難しい。
【0004】また、内径の計測方法は周方向及び軸方向
に対して断続的であり、連続的に内径変化を測定する為
には測定点が膨大になり作業上の制約を受ける。また、
管の奥の内径を計測する場合は触針を取り付けているア
ームを長くする必要があるが安定性が悪くなり精度の低
下が避けられず実用上アームの長さに制約が生じる。
【0005】さらに、計測データを電気的に変換して取
り出し自動化を行うような場合は機械計測結果を電気信
号に変換する機構が必要となる。このため装置にこれら
の機構を取り付ける必要があり、結果として全体が大き
く、重くなり実用的でなくなる。
【0006】そこで、本発明は上記事情に鑑みなされた
もので、管の内径の測定を精度良く安定して容易に行う
ことができ、かつ機構が簡便な管内径測定装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明において上記目的
は、センサヘッドの周方向に配置された非接触変位計に
より管の内表面までの距離を測定する計測手段を有し、
このセンサヘッドの両端に固定された管軸に平行な保持
軸と、管奥側にはこの保持軸を固定し前後あるいは周方
向に回転を可能にし、かつ保持軸に取り付けられたまま
で管奥に設置及び回収可能な可動軸受けとを有し、管入
り口側には測定される管の管穴に対して中心位置が保持
される調芯ガイドを有する軸保持用の軸受けと、この軸
受けを隣あう管穴により保持するアームとを有し、管奥
と管入り口側軸受けによりセンサヘッドを前後あるいは
回転可能に構成してなる管内径測定装置によって達成さ
れる。
【0008】
【作用】この発明によれば計測を行うセンサー部分が非
接触変位計で構成されているから計測を連続して実施し
ても摩耗による精度の低下を生じない。また、センサー
ヘッドは管軸を介して前後の軸受けで調芯されながら支
持されているので、センサー部の機械芯のズレが少なく
なり、内径計測の精度が良い。また、センサー部の回転
運動と前後運動が連続的可能であり、内径計測が連続的
にしかも簡便に実施することができ作業性が向上する。
【0009】また、センサーヘッドは保持軸の全長を変
更することにより管奥にセンサーヘッドを挿入すること
ができるため、計測位置の制約を受けず、しかも管内で
設置する位置を変更できる軸受けを使用しているので、
精度の低下を抑えた計測が可能となる。
【0010】さらに、非接触変位計は、例えば渦電流式
変位計のように変位量を電気信号として計測するので、
直接電気信号を取り出して処理することができ、計測部
の機構が簡単で装置全体の小型化、軽量化が達成され
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す正面図であり、図2
は同実施例の側面図を示すものである。
【0012】図において、1はセンサーヘッドである。
センサーヘッド1の中央部には周方向の抵抗部に非接触
変位計2が2個取り付けられている。この変位計2は、
例えば渦電流型の変位計で管の表面から変位計までの距
離を非接触で測定できるものである。センサーヘッド1
の前方にはセンサーヘッド1と同心に円柱状の保持軸3
が取り付けられている。また、この保持軸3の先端と中
間にはリング4が固定されている。このリング4に囲ま
れた範囲には可動軸受け5が取り付けられている。この
可動軸受け5の詳細を図4に示す。保持軸3を支えかつ
可動軸受け5との間で回転と直進の摺動ができるように
滑り軸受け51が設けられる。この滑り軸受け51は、例え
ばテフロン製のブッシュのようなもので、保持軸3と摺
動面の滑り摩擦抵抗を小さくし、かつ隙間を小さくして
保持軸3のガタを抑えるようにしている。また、可動軸
受け5の外周面には滑り抵抗52が取り付けられている。
この滑り抵抗52は、例えば円盤上のシートゴムのような
もので可動軸受けを管6の内面で支えている。またリン
グ4によって可動軸受け5全体を前後に移動することが
できる。また、保持軸3が回転するときには滑り抵抗の
摩擦抵抗によって可動軸受け5を固定することができ
る。
【0013】センサーヘッド1から手前側にはセンサー
ヘッド1と同軸上にスプライン軸7(図3参照)が取り
付けられている。このスプライン軸7は専用の軸受けを
内蔵した回転ノブ8で保持されている。回転ノブ8の前
面で管6の内径と接触する部分にはこのノブ8と同心に
円錐の形状をした調芯ガイド9が設けられている。回転
ノブ8は調芯ガイド9を管6の端部に押しつけるように
して回転させることによりセンサーヘッド1全体を回転
させることができる。直動ノブ10は調芯ガイド9を固定
軸にしてスプラインの範囲でセンサーヘッド1を前後に
移動することができる。回転ノブ8は隣あう管穴によっ
て保持できるように調芯用のアーム11が取り付けられ隣
あう穴ピッチに合わせて調芯ガイド9がついている。
【0014】図5に信号処理手順を示す。非接触変位計
2より出力される電気信号はアンプ12で増幅され演算装
置13へ送られる。演算装置13では変位量に変換し、さら
に校正値との比較を行い内径に換算する。そして、この
結果を数値化して表示装置14に表示する。
【0015】次に、以上のように構成した実施例の作用
について説明する。本装置のセンサーヘッド1側を測定
する管6に挿入する。可動軸受け5の滑り抵抗52は管6
の内径より僅かに大きくなる寸法に加工されている。セ
ンサーヘッド1は測定するべき位置まで直動ノブ10を押
し込むことにより管6内部に入って行くが、この際リン
グ4に押されて可動軸受け5も移動する。あらかじめ決
められた位置にセンサーヘッド1が来たら、調芯ガイド
9を管6の端部が周囲に均一に当たる用に調整すること
により軸の芯合わせが可能となる。また、回転ノブ8を
アーム11を使い周囲の管穴から支えることができるの
で、測定時の調芯精度を高く保つことができる。
【0016】計測手段として非接触変位計2が使われて
いるので、管6内面との接触に起因するセンサーの摩耗
や損傷は生じず、かつ計測手段の精度低下は起こらな
い。また非接触変位計2がセンサーヘッド1の抵抗部に
設けられ管6の内径に相当する位置に調整されているの
で、それぞれの出力信号を変位に換算し、演算装置13で
和を取って校正値と比較することにより直接内径を計算
できるので計測精度が良い。
【0017】センサーヘッド1は管6の奥で可動軸受け
5により支持されているので、回転ノブ8によりセンサ
ーヘッド1を回転しながら内径を連続的に計測するこ
と、直動ノブ10を引き抜くことにより軸方向の内径を連
続的に計測することができる。なお、本発明は上記実施
例に限定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して
実施できる。
【0018】
【発明の効果】このように本発明によればセンサーの機
械的接触部がないために計測中における精度が劣化がな
い。また両端で支持した軸受けを使用しているので管内
径の計測を精度良く簡便にしかも迅速に行うことを可能
としている。また、軸の長さを調整することにより測定
範囲の制約を取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による管内径測定装置の一実施例を示す
平面図。
【図2】本発明による管内径測定装置の一実施例を示す
側面図。
【図3】本発明による管内径測定装置のセンサヘッド部
詳細説明図。
【図4】本発明による可動軸受け部詳細説明図。
【図5】本発明による管内径測定装置の信号処理手順を
示すフロー図。
【図6】従来技術による方法の説明図。
【符号の説明】
1…センサーヘッド 2…非接触変位計 3…保持軸 4…リング 5…可動軸受 6…管 7…スプライン軸 8…回転ノブ 9…調芯ガイド 10…直動ノブ 11…アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサヘッドの周方向に配置された非接
    触変位計により管の内表面までの距離を測定する計測手
    段を有し、このセンサヘッドの両端に固定された管軸に
    平行な保持軸と、管奥側にはこの保持軸を固定し前後あ
    るいは周方向に回転を可能にし、かつ保持軸に取り付け
    られたままで管奥に設置及び回収可能な可動軸受けとを
    有し、管入り口側には測定される管の管穴に対して中心
    位置が保持される調芯ガイドを有する軸保持用の軸受け
    と、この軸受けを隣あう管穴により保持するアームとを
    有し、管奥と管入り口側軸受けによりセンサヘッドを前
    後あるいは回転可能に構成してなる管内径測定装置。
JP19808993A 1993-08-10 1993-08-10 管内径測定装置 Pending JPH0755456A (ja)

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JP19808993A JPH0755456A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 管内径測定装置

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JPH0755456A true JPH0755456A (ja) 1995-03-03

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ID=16385323

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JP19808993A Pending JPH0755456A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 管内径測定装置

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JP (1) JPH0755456A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102590333A (zh) * 2012-02-24 2012-07-18 安徽省电力科学研究院 汽轮机转子中心孔检测用可调式涡流探头固定机构
JP2014021055A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Ihi Corp 管板孔直角度計測治具及び管板孔直角度判定装置
WO2018002964A1 (ja) * 2016-06-27 2018-01-04 川崎重工業株式会社 パイプライン溶接システム、パイプ管理装置及びパイプ形状計測装置

Cited By (3)

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JP2014021055A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Ihi Corp 管板孔直角度計測治具及び管板孔直角度判定装置
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