JPH0755313A - 冷液器 - Google Patents

冷液器

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JPH0755313A
JPH0755313A JP22517693A JP22517693A JPH0755313A JP H0755313 A JPH0755313 A JP H0755313A JP 22517693 A JP22517693 A JP 22517693A JP 22517693 A JP22517693 A JP 22517693A JP H0755313 A JPH0755313 A JP H0755313A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 被冷液を薄めること無く冷やすことが出来、
被冷液を注ぐ場合には、本体を持って持ち替えることな
くどこからでも注ぐことが出来る冷液器を提供する。 【構成】 被冷液貯留用の本体1と、冷材を収容する為
の冷材容器2と、冷材容器2の開口部を密封する為の蓋
3とから成る。本体内に被冷液を入れ、冷材を入れ蓋3
をした冷材容器2を本体内に装入すると、冷材容器2の
嵌合部が本体上部の内周面の支持部と嵌合して冷材容器
は本体1に固定される。その状態では本体上部の内周面
と冷材容器2の外周面との間に全周にわたるすき間が出
来る。本体1を傾けると、そのすき間を通して被冷液を
注ぎ出すことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酒その他の被冷液を薄め
ること無く冷やすために用いられる冷液器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の冷液器は、上端が開口し
内部に酒を入れるようにしてある本体と、上端が開口し
内部に氷を入れるようにしてある冷材容器と、冷材容器
を本体に固着すると同時に冷材容器からの冷材の流出を
防ぐようにしてある蓋とから構成され、上記本体内に酒
を入れ、氷を入れた冷材容器をその本体内に装入し、蓋
を本体の上部に対して、蓋に備わっている欠如部が本体
上部に備わっている注ぎ口に合う状態で被せ付けそこに
嵌合させると、その蓋が冷材容器を本体に固定すると共
に、冷材容器の口を密封するようになっている。
【0003】このような冷液器では、本体内の酒を薄め
ること無く冷やすことが出来、本体を傾けて酒を杯に注
ぐ場合には、冷材容器が本体から飛び出したり、冷材容
器内の氷水が漏れ出したりする事を防止でき、又使用後
は蓋を除くことにより、本体から冷材容器を取り出して
両者を容易に洗うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記構成のもの
では、第1に、酒を冷やす場合において本体内に酒を入
れる前に冷材容器に氷を入れてしまうと、本体に酒を注
ぎ込む作業の間、上記冷材容器は中の氷がこぼれぬよう
テーブル上の皿の上に立たせた不安定な状態で置いてお
かねばならず、テーブルをちょっと揺らした拍子に冷材
容器を倒して中の氷を流出させてしまう危険があるとい
う問題点があった。
【0005】第2に、冷材容器を本体にセットする場
合、冷材容器を本体に入れ、更に蓋によってその固定を
行う必要があるという手数上の問題点があった。
【0006】第3に、良く冷えた酒を相手の杯に注ごう
とする場合、本体を掴んだ後、注ぎ口が傾けようとする
側に来るように本体を持ち替えねばならず、注ぐタイミ
ングを逸し易い問題点があった。
【0007】第4に、酒を注ぐ場合に冷材容器に加わる
偏荷重、即ち本体に対して冷材容器を傾けるように発生
する力は上記蓋をこじ開けようとする大きな力として作
用する為、取扱いが乱暴であると、上記の力により蓋が
持ち上がって冷材容器の密封が弱まり、氷水が漏れ出し
て酒を薄め不味くしてしまうことがあるという問題点が
あった。
【0008】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、酒を薄めること
無く冷やすことが出来、又冷材容器に先に氷を入れて
も、その氷をこぼすこと無く冷材容器を横に寝かせた安
定な状態で置いておくことが出来、更に本体内に対する
冷材容器のセットが容易で、そのセット状態で酒を注ぐ
場合には、本体を持ってそのまま傾ければすぐさま注ぐ
ことが出来るようにした冷液器を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明における冷液器は、上端が被冷液の注ぎ出
しの為に開口している被冷液貯留用の本体と、上端が開
口ししかも上記本体内に装入する為に上記本体の開口部
の内径よりも細径に形成された冷材容器と、上記冷材容
器の開口部を密封する為の蓋とから成り、上記本体内に
被冷液を入れ、冷材を収容し蓋をした冷材容器を本体内
に装入することによって、上記被冷液を上記冷材容器の
壁を通して上記冷材によって冷却するようにしてある冷
液器において、上記本体上部の内周面には冷材容器を支
える為の支持部を備えさせる一方、上記冷材容器上部の
外周面には上記支持部を嵌合させる為の嵌合部を備えさ
せ、上記支持部と嵌合部との関係は、それら両者を嵌合
させた場合に上記内周面と外周面との間に全周にわたり
被冷液の流出用すき間ができる関係にしたものである。
【0010】
【作用】本体内に被冷液を入れ、一方冷材容器内に氷を
入れると共に蓋をし、その冷材容器を本体内に装入し、
嵌合部を支持部と嵌合させる。この状態では、上記被冷
液は上記氷により上記冷材容器の壁を通しての熱伝導に
より冷やされる。上記状態では、本体上部の内周面と冷
材容器上部の外周面との間にはその全周にわたって流出
用すき間が出来る。従って本体を何れの側に傾けてもそ
の側から被冷液を注ぎ出すことが出来る。
【0011】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1および図3において、1は被冷液貯留用の本
体、2は冷材収容用の冷材容器、3は冷材容器の開口部
を密封する為の蓋を夫々示す。上記本体1は清潔さや高
級さをかもし出す点から例えば無色透明の耐熱ガラス製
或いは、プラスチック製、陶磁器製、金属製等である。
該本体1における下部の胴部4は内部空間4aに多量の被
冷液を貯留できるよう太径に形成してある。5は本体を
定置するための底面で平らに形成してある。6は本体1
内に被冷液を注ぎ込む場合の上限を示す為の指示部材
で、例えば胴部4の一部を図示の如く波状に成形して、
本体1のアクセントラインとしても機能するようにして
ある。該指示部材6は上記のような形状の他、胴部4に
周設した1本の溝であったり、胴部の一部をスリガラス
状にしたものであったり、彩色したラインであったりし
ても良い。7は本体1における上部の筒部を示し、胴部
4よりも細径で、手にしっくりと馴染んで握り易い太さ
に形成してある。8は被冷液の注ぎ込み及び注ぎ出しの
為の上端の開口部で、その周縁9は注ぎ出し停止時にお
ける外周面への被冷液の垂れ伝いを少なくするために図
示の如く外開き状に形成してある。10は冷材容器を支え
る為に筒部7の内周面に備えさせた支持部で、筒部7の
内側に向けた膨出部を例示し、図2に示す如く三つが例
えば等間隔に配設してある。該支持部10は、例えば本体
1の成形後、筒部7において該支持部を設ける箇所をバ
ーナーで加熱し、成形型をその外周面に押し付けて筒部
7の壁の一部を内側に膨出させることによって形成す
る。支持部10の数は4以上であっても良い。
【0012】次に冷材容器2は衛生及び破損し難さの点
から例えば合成樹脂製(例えばポリエステル或いはポリ
カーボネイト等)、金属製又はガラス製であり、清潔さ
をかもし又内部の冷材の様子が見える点から例えば無色
透明である。涼しげな色の有色であっても良い。該冷材
容器2は例えばブロー成形或いは射出成形等によって、
熱の伝導性能がよいよう薄肉に形成される。冷材容器2
の上部12(主として本体1への取付や蓋3の取付を行う
為の部分)の外径D3は、本体1内への装入の為に開口
部8の内径よりも細径(本例では、上記開口部8がテー
パー状となっているため、筒部7の最も細い部分の内径
D1よりも細径)で、且つ図2に示される支持部10の内
接円10aの直径D2よりも大きく形成してある。上記外
径D3は冷材容器2の内容積を大きくする意味では大き
い方が良く、一方筒部7の内周面7aと上部12の外周面12
aとの間に被冷液のスムーズな流出を可能にする為のす
き間Gを大きく形成する為には小さい方が良く、例えば
1mm乃至数mm程度のすき間Gが出来る程度の直径に
形成される。14は冷材の出し入れの為の上端の開口部
で、その周縁内周面は後述の封止片の密着の為にテーパ
状に形成してある。15は蓋3を取付けるための取付手段
で、例えば右又は左ねじに形成される。16は支持部10を
嵌合させるための嵌合部として例示する頸部で、図示の
如く上部12においてその上端よりもやや下がった位置に
周設してある。該頸部16は上記支持部10を嵌合させる為
に上記内接円10aの直径D2と対応する径に形成してあ
る。冷材容器2の下部17は本体1内の被冷液との接触面
積を大きくする為にその下端が本体1の底部近くにまで
達する長寸に形成してある。又該下部17における上部部
分17aの外径D5は、該部分の外周面17a'と筒部7の内
周面7aとの間隔を大きくとる為に上部12の外径D3より
もやや小さく(冷材容器2の抜け止めの為に上記直径D
2よりも大きい範囲で)してあり、下部部分17bの外径
D6は冷材容器2の内容量を大きくして冷却性能を高め
る為に上記筒部7の内径D1と同程度に形成してある。
18は支持部10を冷材容器2の下端から上記頸部16に導く
為の誘導凹部で、上記直径D2よりも大きい外径に形成
されている下部17において、該誘導凹部18を通して上記
支持部10を頸部16に到達させ得るよう、下部17の仮想的
な円筒状の外周面よりも凹んだ状態となるように形成し
てある。一例として、図4の(B)に示す如く下部17の
外周面を長手方向に沿って平らにカットした形状に形成
してあるが、凹溝状に形成しても良い。該誘導凹部18は
上記支持部10と同数が支持部10相互の間隔と対応する間
隔で形成してある。
【0013】次に蓋3は衛生、破損し難さ及び冷材容器
2とのマッチングの点から例えば合成樹脂製(例えばポ
リプロピレン、ポリカーボネート、ABS等)、ガラス
製又は金属製で、下部には冷材容器2の開口部を密封す
る為にそこの周縁内周面に密着するようにした封止片20
が周設してあり、又該蓋3を冷材容器2に機械的に固着
する為に上記取付手段15と対応する取付手段21例えば上
記右ねじに螺合するねじ部が形成してある。22は摘みで
ある。
【0014】上記構成のものの使用法は次の通りであ
る。本体1内に被冷液23例えば酒を上方の開口部8から
注ぎ込む。量は指示部材6を目安にすると良い。一方冷
材容器2内に冷材24例えば氷を開口部14から入れる。こ
の場合冷材容器2は合成樹脂製なので上記氷を開口部14
から落とし込んでも冷材容器2を破損させることはな
い。次にその冷材容器2に蓋3をする。その場合、冷材
容器2に蓋3をしっかりとねじ付けることにより、封止
部材20が冷材容器2の開口部におけるテーパ状の周縁内
周面に押し付けられ、密封が完全となる。次に蓋3の摘
み22を持って、その冷材容器2を図5の(A)に示す如
く支持部10が誘導凹部18を通る状態で本体1内に差し込
む。頸部16の箇所が支持部10の位置にまで至ると、頸部
16の上側壁部16aが支持部10に当接する為、冷材容器2
は本体1の底部まで落下することはない。上記状態とな
ったならば、上記摘み22を利用して冷材容器2を右又は
左向きに約60゜回転させる。すると図5の(B)の状
態から図2の状態となって上記支持部10は頸部16と嵌合
し、冷材容器2は本体1に固着される。該固着状態は、
冷材容器2が上記合成樹脂材料で形成されて弾力性を有
している為、図1の(B)に示す如く頸部16の上側壁部
16aと下側壁部16bとが夫々支持部10に弾接し、冷材容
器2は本体1に対してがたつきの無いしっかりとした固
着状態となる。
【0015】上記のようにセットした状態では、酒23の
液面は支持部10の近辺まで上昇し、冷材容器2の外面と
広い面積で接触する。その状態において、上記酒23は冷
材容器2の壁を通した熱伝導により上記氷24によって冷
やされる。又この状態では、支持部10と頸部16との嵌合
によって冷材容器2の浮上が阻止される。
【0016】良く冷えた酒23を杯に注ぐ場合は、本体1
において細径で握り易くなっている筒部7を握り、本体
1をそのまま傾ければ、冷材容器2は三つの支持部10で
支えられて筒部7の内周面7aと冷材容器2の外周面12a,
17a'間には全周にわたって略均等な寸法の被冷液流出用
すき間Gが出来ている為、酒は下部となった側のすき間
からスムーズに流出する。どの側が下になっても流出量
は略一定である。本体1を傾けた場合、前述のように冷
材容器2は本体1にしっかりと固着されているため、冷
材容器2が本体1に対してがたつくことはない。酒を注
ぎ終わって本体1を元に戻すと、上記全周のすき間は比
較的大きくできている為、そのすき間の酒は切れよく胴
部4に戻り、上記すき間に酒が毛細管現象により残って
それが本体1の外面から地図模様状に見苦しく見えてし
まう状態になることはない。
【0017】上記冷液器の使用後は、冷材容器2を本体
1から取り出し、冷材容器2から蓋3を外すことにより
三者はばらばらの状態となるから、それらは容易に洗浄
することが出来る。上記冷材容器2を取り出す場合、蓋
3の摘み22を摘んでそれを右又は左へ約60゜回転させ
ると、誘導凹部18が支持部10と合うため、その状態で冷
材容器2を本体1から引き出す。
【0018】上記冷液器は酒の他にお茶類、だし汁等の
被冷液の冷却にも利用できる。又酒や牛乳などの加温の
為に用いることもできる。その場合、上記被冷液は被加
温液と、冷材容器は温材容器と、冷材は熱湯などの温材
と夫々読み替えて理解されたい。
【0019】次に図6は本体における支持部の形成手段
の異なる例を示すもので、硬質材製の半球状部材25を本
体の上部7eの内面における所定の取付場所26に例えば熱
加工或いは接着剤により貼り付けて、上記支持部を形成
する例を示すものである。なお、機能上前図のものと同
一又は均等構成と考えられる部分には、前図と同一の符
号にアルファベットのeを付して重複する説明を省略し
た。(また次図以降のものにおいても順次同様の考えで
アルファベットのf,g・・を順に付して重複する説明
を省略する。)
【0020】次に図7は冷材容器2fの構造の異なる実施
例を示すもので、冷材容器2fを本体1f内に装入する場
合、冷材容器2fをその下部から本体1fの開口部8fに差込
むだけで(本体1fの支持部10fと冷材容器2fの誘導凹部
18fとを合わせずとも)、支持部10fが自動的に誘導凹
部18fに至るようにした例を示すものである。図におい
て、31はガイド部で、冷材容器2fの軸線方向に対して傾
斜面(本例では凸のR形状の傾斜面)に構成してある。
又隣接するガイド部31相互の接合点32は、そこに支持部
10fが当接してもいずれか一方のガイド部31に導かれる
ように尖らせた形状にしてある。上記ガイド部31は冷材
容器2fの下部において、少なくとも前記支持部10fに対
する内接円の半径以上の部分を含むように形成してあ
る。
【0021】このような構成のものにあっては、冷材容
器2fを(A)の如く開口部8fから差込んだ場合、ガイド
部31が支持部10fに当たるとガイド部31は支持部10fに
沿って進む為、冷材容器2fは回りながら下方へ進み、や
がて誘導凹部18fが支持部10fに合致し、その後は前実
施例と同様に支持部10fは誘導凹部18fを通って頸部16
fに至る。
【0022】次に図8はガイド部の形状の異なる例を示
すもので、ガイド部31gは(A)に示す如く直線の傾斜
面に形成しても、或いは(B)に示す如く凹のR形状
(逆R形状)の傾斜面に形成しても良い。
【0023】次に図9は冷材容器の構造の更に異なる実
施例を示すもので、本体に対し冷材容器を押し込むこと
によって冷材容器を所定の状態に装着できるようにした
例を示すものである。図において、冷材容器2hの上部12
hにおいて頸部16hの下側の部分の張り出し部33は弾性
変形可能に構成してある。例えば冷材容器2hを前記のよ
うな材料で形成することによって上記張りだし部33が弾
力性を有するようにしてある。下部17hは前記支持部の
内接円の直径よりも小さい直径D7の直円筒状に構成し
てある。上記構成のものにおいては、冷材容器2hを本体
1hの開口部8hに差込むと(B)の如く張り出し部33が支
持部10hに当接する。そうしたならば(C)の如く冷材
容器2hをぎゅっと下方に向けて押し込む。すると上記張
りだし部33が弾性変形して支持部10hはその張り出し部
33を越えて(D)の如く頸部16hに移行し、本体1hに対
し冷材容器2hは所定の装着状態となる。
【0024】次に図10は本体1iにおける支持部10iと
冷材容器2iにおける対応嵌合部16iの構造の異なる例を
示すものである。図において支持部10iは環状の凹部に
形成してあり、一方嵌合部16iは上記支持部10iに嵌合
するよう対応形成した3つ(4つ以上でも良い)の膨出
部として形成してあり、しかも該嵌合部16iは弾性変形
可能に構成(例えば弾力性を有する材料で形成した冷材
容器2iと一体形成)してある。又上記本体1iの筒部7iに
おいて支持部10iの上側の部分35の直径D8は、支持部
10iへの嵌合部16iの導入の為に、嵌合部16iが弾性変
形によって該部分35を容易に乗り越えられる程度の比較
的大きい直径に形成してあり、一方下側の部分36の直径
D9は、支持部10iに至った嵌合部16iが更にそれより
も下方に至ることを該部分36によって阻止する(ストッ
パー機能を果たす)為に、比較的小さい直径に形成して
ある。尚上記部分35よりも開口部8i近くの部分37は上記
嵌合部16iの導入を容易化する案内の為にテーパー状に
形成してある。
【0025】このような構成のものにあっては、本体1i
内にその開口部8iから冷材容器2iを差込む場合、嵌合部
16iがテーパー部37に当接するが、そのまま冷材容器2i
を押し込むと、嵌合部16iは弾性変形により上記の部分
37,35を通り過ぎて支持部10iに嵌合するに至る。又上
記構成のものにあっては、支持部10iの形成を筒部7iの
一部を外方に膨れ出させることによって行う(この成形
は本体1iのガラス成形時に同時に行える)と、筒部7iの
外周面には図示の如き凸部39が出来る。この凸部39は、
本体1iの符号38で示される部分を手で握った際に滑り止
めとして機能する。
【0026】次に図11は本体1jにおける支持部10jが
図10のものとは異なる例を示すもので、支持部10jを
3箇所(4箇所以上でも良い)の凹部として形成し、そ
こに図10の冷材容器における嵌合部を嵌合させるよう
にした例を示すものである。
【0027】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、第1
に、本体1内に酒23を入れ、氷24を入れた冷材容器2を
本体1内に装入することより、上記氷24による上記冷材
容器2の壁を通しての冷却によって、上記の酒を薄める
こと無く冷やすことの出来る特長がある。
【0028】第2に、上記のようにして酒を冷やすに当
たっては、本体1に酒23を入れる前に上記冷材容器2に
氷24を入れても、冷材容器2は独立して蓋3ができるか
ら、蓋3をした冷材容器2をそばに寝かせて定置した状
態で、上記本体1内への酒の注入を行うことが出来る取
扱い上の便利性がある。
【0029】第3に、本願発明にあっては上記冷材容器
2は本体1の中に入れただけの状態でもって、本体1上
部の内周面に設けた支持部10で支持される特長があり、
セットを簡単に行い得る利点がある。
【0030】第4に、良く冷えた酒を相手の杯に注ぐ場
合、上記支持部10で支持された冷材容器2の外周面12a,
17a'と本体1上部の内周面7aとの間には全周にわたって
流出用のすき間Gが出来ているから、本体1を掴んで持
ち上げればそのまま(従来の如く注ぎ口が傾け易い側に
来るように持ち替える必要なく)開口部8の周縁の何れ
の側からでも注ぎ出すことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は縦断面図、(B)は(A)におけるB
部分拡大図。
【図2】図1におけるII−II線断面図。
【図3】分解斜視図。
【図4】(A)は冷材容器と蓋を示す正面図、(B)は
(A)におけるIV−IV線断面図。
【図5】(A)は冷材容器を本体内に差し込む状態を示
す斜視図、(B)は差し込んだ状態における図2と同位
置での断面図。
【図6】支持部の形成方法の異なる例を示す図。
【図7】(A)は構造の異なる冷材容器を本体に差込む
状態を示す図、(B)は(A)の冷材容器の側面図、
(C)は底面図、(D)は斜視図。
【図8】(A)、(B)は夫々ガイド部の形状の異なる
実施例を示す部分図。
【図9】(A)は冷材容器の構造の更に異なる実施例を
示す正面図、(B)は本体に対し冷材容器を差込む途中
の状態を示す断面図、(C)は冷材容器の押し込み状態
を示す斜視図、(D)は本体に対し冷材容器を装着し終
えた状態を示す断面図。
【図10】(A)は本体及び冷材容器の更に異なる実施
例を示す斜視図、(B)は冷材容器を本体に装着した状
態を示す部分断面図、(C)は(B)におけるC−C線
断面図。
【図11】本体の更に異なる実施例を示す部分図。
【符号の説明】
1 本体 2 冷材容器 3 蓋 10 支持部 16 嵌合部 18 誘導凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端が被冷液の注ぎ出しの為に開口して
    いる被冷液貯留用の本体と、上端が開口ししかも上記本
    体内に装入する為に上記本体の開口部の内径よりも細径
    に形成された冷材容器と、上記冷材容器の開口部を密封
    する為の蓋とから成り、上記本体内に被冷液を入れ、冷
    材を収容し蓋をした冷材容器を本体内に装入することに
    よって、上記被冷液を上記冷材容器の壁を通して上記冷
    材によって冷却するようにしてある冷液器において、上
    記本体上部の内周面には冷材容器を支える為の支持部を
    備えさせる一方、上記冷材容器上部の外周面には上記支
    持部を嵌合させる為の嵌合部を備えさせ、上記支持部と
    嵌合部との関係は、それら両者を嵌合させた場合に上記
    内周面と外周面との間に全周にわたり被冷液の流出用す
    き間ができる関係にしたことを特徴とする冷液器。
  2. 【請求項2】 上記支持部は、夫々内側に向けて膨出さ
    せた三つ以上の膨出部であり、一方上記冷材容器は上記
    支持部に対する内接円の直径よりも太径に形成すると共
    に、上記嵌合部は、上記内接円の直径と対応する径の頸
    部に構成し、冷材容器の下部における外周面には、上記
    支持部を冷材容器の下端から上記頸部に導く為の誘導凹
    部を備えさせたことを特徴とする請求項1記載の冷液
    器。
  3. 【請求項3】 上記支持部は、夫々内側に向けて膨出さ
    せた三つ以上の膨出部であり、一方上記冷材容器の上部
    は上記支持部に対する内接円の直径よりも太径に形成
    し、下部は上記内接円の直径よりも細径に形成し、更
    に、上記上部における嵌合部は、上記内接円の直径と対
    応する径の頸部に構成すると共に、その頸部の下側の部
    分は、上記支持部を上記下部から上記頸部に移行させる
    ことを可能にする為に弾性変形可能に構成したことを特
    徴とする請求項1記載の冷液器。
  4. 【請求項4】 上記支持部は上記内周面に周設した環状
    の、又は上記内周面に設けた三つ以上の凹部であり、一
    方上記嵌合部は、上記凹部に夫々嵌合するようにした三
    つ以上の膨出部であり、しかもそれらの膨出部は本体の
    開口部の上方から開口部を通して上記凹部に移行させる
    ことを可能にする為に弾性変形可能に構成したことを特
    徴とする請求項1記載の冷液器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006019227A1 (en) * 2004-08-20 2006-02-23 Kyung-Won Jeon Cup-cover and cup
CN106942976A (zh) * 2017-04-23 2017-07-14 苏珉 小型家用液体散热器

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