JPH0755288Y2 - 車両用マフラー - Google Patents

車両用マフラー

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JPH0755288Y2
JPH0755288Y2 JP1988112152U JP11215288U JPH0755288Y2 JP H0755288 Y2 JPH0755288 Y2 JP H0755288Y2 JP 1988112152 U JP1988112152 U JP 1988112152U JP 11215288 U JP11215288 U JP 11215288U JP H0755288 Y2 JPH0755288 Y2 JP H0755288Y2
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JP
Japan
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muffler
muffler body
vehicle
divided
parts
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JP1988112152U
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JPH0235923U (ja
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雅勇 上杉
充弘 斉藤
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,エンジンの排気系に適用する車両用マフラー
に関するものである。
(従来の技術) 従来の車両用マフラーを第16図により説明すると,
(1)が車両用マフラーの直管状マフラー本体,(2)
がアクスルの後方に位置するヒユエルタンク,(3)が
デフキヤリヤ,(4)が同デフキヤリヤ(3)とトラン
スミツシヨン(図示せず)とを連結するプロペラシヤフ
ト,(5)(6)が後輪で,デフキヤリヤ(3)を有す
る自動車(FR車,FF車,FF4WD車等)では,アクスル周り
のレイアウトが上記のようになり,エンジン(図示せ
ず)からの排気ガスがヒユエルタンク(2)に隣接した
車両用マフラーの直管状マフラー本体(1)内へ導か
れ,ここで次第に冷却,膨張させられながら排気ガスの
エネルギーが減衰,吸収されて,マフラー外へ排出され
るようになっている。
(考案が解決しようとする課題) 最近の4WD車は,オフロード車からオンロード車へのス
ポーツ車傾向が強まっており,高性能のエンジンを搭載
することから,車両用マフラーの容量増大が強く望まれ
ている。ところが前記第16図に示す従来の車両用マフラ
ーには,次の問題があった。即ち,一般に車両用マフラ
ーの減音量は,マフラー本体の容量Vに比例する。例え
ば拡張型車両用マフラーでは,排気管の直径をS0,排気
管の長さをl0とすると, になり,自動車の排気音を低減するためには,車両用マ
フラーの容量を増大するのが有効である。しかしマフラ
ー本体(1)の容量を増大しようとすると,マフラー本
体(1)がその付近のヒユエルタンク(2)や後輪
(6)に干渉して,マフラー本体(1)の容量を増大す
ることができない。そこで排気系の途中に容量不足分を
補うサブマフラーを設けているが,この場合には,マフ
ラー単体で容量を増大させる場合に比べてコスト高にな
る上に,音質がそれ程,向上しない。また第17,18図
は,マフラー本体(1)をアツパシエル(1a)とロワシ
エル(1b)との上下2部分により構成するとともに,同
アツパシエル(1a)と同ロワシエル(1b)とをヒユエル
タンク(2)や後輪(6)に干渉しないようにマフラー
本体(1)を上方からみて略くの字状に湾曲し(中心線
(A)参照),同アツパシエル(1a)と同ロワシエル
(1b)とをそれぞれに設けたフランジ(7)を介し固定
して,マフラー本体(1)の容量を増大させた従来例で
あるが,この場合には,マフラー本体(1)を上下に分
割して,アツパシエル(1a)及びロワシエル(1b)にす
るので,マフラー本体(1)が一重シエル構造になり,
二重シエル構造のものに比べると,放射音特性が低い上
に,水溜まりを解消するために設ける孔明け部分の耐久
性が低い。しかも二重シエルのものを生産している現有
の生産設備を活用できなくて,準備費が激しく嵩むとい
う問題があった。
本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり,その
目的とする処は,高い強度と消音効果とを有するマフ
ラーを容易に作成でき、放射音特性を向上できる上
に、水溜まりを解消するために設ける孔明け部分の耐久
性を向上でき、二重シエルのものを生産している現有
を生産設備を活用できて、準備費を嵩ませない車両用マ
フラーを提供しようとする点にある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案の車両用マフラー
は、マフラー本体を前後に分割した複数個の部分により
構成し、これらの部分を同マフラー本体の付近に配置し
た他の部品に干渉しないように連通口を有する結合部材
を使用して結合するとともに、同結合部材により上記マ
フラー本体内を複数の内室に分割している。
(作用) 本考案の車両用マフラーは前記のようにマフラー本体が
前後に分割した複数個の部分により構成され、これらの
部分が同マフラー本体の付近に配置した他の部品に干渉
しないように連通口を有する結合部材を使用して結合さ
れるとともに、同結合部材により上記マフラー本体内が
複数の内室に分割されるので、高い強度と消音効果とを
有するマフラーが容易に作成される。またマフラー本体
の製作に当たっては,マフラー本体前部及びマフラー本
体後部を上下に分割するのではなく,前後に分割するた
め,二重シエル構造のものを使用できて,放射音特性が
向上する上に,水溜まりを解消するために設ける孔明け
部分の耐久性が向上する。また二重シエルのものを生産
している現有の生産設備を使用できて,準備費が嵩まな
い。
(実施例) 次に本考案の車両用マフラーを第1図乃至第4図に示す
一実施例により説明すると,(8)が車両用マフラーの
マフラー本体で,同マフラー本体(8)がマフラー本体
前部(8a)とマフラー本体後部(8b)とに2分割されて
いる。このマフラー本体前部(8a)及びマフラー本体後
部(8b)は,二重シエル構造であり,現有の生産設備を
使用して,製作可能である。また(9)(10)がエンド
プレートで,同エンジンプレート(9)がマフラー本体
前部(8a)の前端部にカーリング(巻締め)により固定
され,同エンドプレート(10)がマフラー本体後部(8
b)の後端部にカーリング(巻締め)により固定されて
いる。また(11)が上記マフラー本体前部(8a)の内部
と上記マフラー本体後部(8b)の内部とを仕切る孔明き
セパレータ(連通孔を有する結合部材),(12)がクラ
ンプで,上記マフラー本体前部(8a)の後端部に設けた
段部(8a−1)の後端部側が上記マフラー本体後部(8
b)の前端部内に挿入され,両者が上方からみて略くの
字状に組み付けられて(第1図参照),両者の結合部が
クランプ(12)により一体的に固定され,孔明きセパレ
ータ(11)が内部から結合部の剛性を確保する。
次に前記第1図乃至第4図に示す車両用マフラーの作用
を具体的に説明する。エンジン(図示せず)からの排気
ガスをマフラー本体前部(8a)内→孔明きセパレータ
(11)→マフラー本体後部(8b)内へ導き,その間に次
第に冷却,膨張させながら排気ガスのエネルギーを減
衰,吸収して,マフラー外へ排出する。が,マフラー本
体(8)の製作に当たっては,マフラー本体前部(8a)
及びマフラー本体後部(8b)を上下に分割するのではな
く,前後に分割するため,二重シエル構造のものを使用
できて,放射音特性が向上する上に,水溜まりを解消す
るために設ける孔明け部分の耐久性が向上する。また二
重シエルのものを生産している現有の生産設備を使用で
きて,準備費が嵩まない。
なお上記マフラー本体前部(8a)と上記マフラー本体後
部(8b)との間は,第5図に示すように溶接(13)によ
り一体的に固定して,マフラー本体(8)を上方からみ
て略くの字状に形成してもよい。また第6図に示すよう
に既存のマフラー本体(8′)に新設のマフラー本体
(8)を溶接(13)により一体的に固定して,容量を増
大させるようにしてもよい。また第7図乃至第9図,ま
た第10図乃至第12図に示すようにマフラー本体(8)の
周りのスペースに応じてマフラー本体(8)の断面形状
を変更してもよい。上記第7図乃至第9図の場合には,
マフラー本体前部(8a)の断面形状が既存のものと相違
しており,この部分については既存のものを流用できな
いが,フロントエンドプレート(9)及びマフラー本体
後部(8b)については,断面形状が既存のものと同じ
で,これらのフロントエンドプレート(9)及びマフラ
ー本体後部(8b)には,既存のものを流用できる。また
上記第10図乃至第12図の場合には,フロントエンドプレ
ート(9)及びマフラー本体前部(8a)の断面形状が既
存のものと異なり,これらのフロントエンドプレート
(9)及びマフラー本体後部(8b)については,既存の
ものを流用できないが,マフラー本体後部(8b)につい
ては,断面形状が既存のものと同じで,このマフラー本
体後部(8b)には,既存のものを流用できる。上記孔明
きセパレータ(11)の詳細を第13,14図に示した。同セ
パレータ(11)が角度θのテーパ部を有し,同テーパ部
(11a)がマフラー本体前部(8a)の内周面に接触す
る。
以上,本考案の車両用マフラーをFR車,FF4WD車に適用し
た場合について説明したが,FF車についても,第15図に
示すようにマフラー本体(8)をマフラー本体前部(8
a)とマフラー本体後部(8b)とにより構成し,これら
の部分(8a)(8b)を同マフラー本体(8)の付近に配
置した他の部品,例えばリヤのタイヤウエル(14)(ま
たはスペアタイヤキリヤ)に干渉しないように結合して
もよい。
(考案の効果) 本考案の車両用マフラーは前記のようにマフラー本体を
前後に分割した複数個の部分により構成し、これらの部
分を同マフラー本体の付近に配置した他の部品に干渉し
ないように連通口を有する結合部材を使用して結合する
とともに、同結合部材により上記マフラー本体内を複数
の内室に分割しているので、高い強度と消音効果とを有
するマフラーを容易に作成できる。またマフラー本体の
製作に当たっては,マフラー本体前部及びマフラー本体
後部を上下に分割するのではなく,前後に分割するた
め,二重シエル構造のものを使用できて,放射音特性を
向上できる上に,水溜まりを解消するために設ける孔明
け部分の耐久性を向上できる。また二重シエルのものを
生産している現有の生産設備を使用できて,準備費を嵩
ませない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる車両用マフラーの一実施例を示
す平面図,第2図は第1図の矢視II−II線に沿う断面背
面図,第3図は第1図の矢視III−III線に沿う縦断背面
図,第4図は第1図の矢視IV−IV線に沿う縦断側面図,
第5,6図は他の各実施例を示す縦断平面図,第7図は他
の実施例を示す平面図,第8図は第7図の矢視VIII−VI
II線に沿う縦断正面図,第9図は第7図の矢視IX−IX線
に沿う縦断背面図,第10図は他の実施例を示す平面図,
第11図は第10図の矢視XI−XI線に沿う縦断正面図,第12
図は第10図の矢視XII−XII線に沿う縦断背面図,第13図
はセパレータ部分の平面図,第14図はセパレータの斜視
図,第15図はさらに他の実施例を示す平面図,第16図は
従来の車両用マフラーを示す平面図,第17図は車両用マ
フラーの他の従来例を示す平面図,第18図は第17図の矢
視XVIII−XVIII線に沿う断面図である。 (8)……マフラー本体,(8a)……マフラー本体前
部,(8b)……マフラー本体後部,(2)(6)(14)
……マフラー本体(8)の付近に配置した他の部品,
(11)……連通孔を有する結合部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−40631(JP,A) 実開 昭55−85514(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マフラー本体を前後に分割した複数個の部
    分により構成し、これらの部分を同マフラー本体の付近
    に配置した他の部品に干渉しないように連通口を有する
    結合部材を使用して結合するとともに、同結合部材によ
    り上記マフラー本体内を複数の内室に分割したことを特
    徴とする車両用マフラー。
JP1988112152U 1988-08-29 1988-08-29 車両用マフラー Expired - Lifetime JPH0755288Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988112152U JPH0755288Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 車両用マフラー

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988112152U JPH0755288Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 車両用マフラー

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JPH0235923U JPH0235923U (ja) 1990-03-08
JPH0755288Y2 true JPH0755288Y2 (ja) 1995-12-20

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ID=31350832

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JP1988112152U Expired - Lifetime JPH0755288Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 車両用マフラー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019203405A (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 カルソニックカンセイ株式会社 エンジン用マフラ

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