JPH0755041Y2 - カッタの替刃位置決め構造 - Google Patents

カッタの替刃位置決め構造

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JPH0755041Y2
JPH0755041Y2 JP746591U JP746591U JPH0755041Y2 JP H0755041 Y2 JPH0755041 Y2 JP H0755041Y2 JP 746591 U JP746591 U JP 746591U JP 746591 U JP746591 U JP 746591U JP H0755041 Y2 JPH0755041 Y2 JP H0755041Y2
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JP
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blade
protrusion
cutter
replacement blade
replacement
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浩 渡邉
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Kanefusa Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は木材加工、又は類似加工
に用いられる成形加工用替刃式カッタの替刃位置決め構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】替刃式の回転カッタ特に成形加工用のも
のにおいて、複数の替刃は相互間の取付位置のずれを極
力少なくすることが必要である。このため今までは替刃
毎に適合する治具を製作し、この専用の治具を用いて熟
練者が微調整を行いながら時間をかけて取付けていた。
また或る物は本体の取付面に設けたピンに替刃の貫穴を
嵌合させて位置決めしていた。さらに回転カッタの替刃
位置決め装置として実公平2−28015号が知られて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】替刃毎に適合した治具
を製作する手間が必要であって煩わしいうえ費用がかさ
む。また熟練者でも調整に相当の時間がかかり素人では
一層面倒な仕事であった。 ピンに替刃の貫穴を嵌合さ
せるものは穴とピンの径の隙間及びそれらの誤差分だけ
位置決めの精度が不正確となる。さらに実公平2−28
015号のものは刃物嵌挿溝に溝底に設けた突部に替刃
の峰部に形成した位置決め欠部を係合させ、替刃の峰部
の全面を刃物嵌装溝に押し付けた状態で替刃を横に移動
させて突部に位置決め欠部の一側を当てて位置決めし押
しねじによって固定しているので、溝底の清掃が不充分
であると塵をかみ込み正確な安定した位置決めが困難で
あり、充分清掃しなければならない等の数々の問題点を
有していた。
【0004】本考案は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは複
数の替刃を相互間のずれが少なく高精度にかつ簡単に位
置決めができ、被削材を正確に能率良く加工できるカッ
タの替刃位置決め構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案はカッタ本体の替刃取付面の巾方向離れた
2位置に少なくとも一方を円筒形とした2個の基準突部
を設け、替刃の峰部にV字形切欠きを形成し、前記円筒
形の基準突部に替刃のV字形切欠きを係合し他方の基準
突部に峰部を当接させ替刃をカッタ本体に締付ねじによ
り固定してなり、三点によって位置決めするものであ
る。またカッタ本体の替刃挿入溝の底と片側面を基準面
に形成し、替刃の峰部の離れた2個所に第1突部を形成
するとともに端に前記片側面に当接する第2突部を形成
し、替刃の第1突部を底の基準面にまた第2突部を片側
面の基準面に当接させて締付ねじにより替刃を固定して
なり、三点によって位置決めするもので、さらに別の手
段としてカッタ本体の替刃取付面の巾方向離れた2位置
に少なくとも一方を円筒形とした基準突部を設け、替刃
の峰部端に段を形成する突部を設け、段の隅部を前記円
筒形基準部に係合させるとともに峰部を他方の基準突部
に当接させ替刃をカッタ本体に締付ねじで固定してなり
三点によって位置決めするものである。
【0006】
【作用】請求項1の構造のものは一方の円筒形基準突部
に替刃の峰部の切欠きを係合させ、他の基準突部に峰部
を当接位置決めし同様に押さえ板を位置決めして締付ボ
ルトで固定する。請求項2の構造のものは替刃の峰部の
第1突部をカッタ本体の溝底に当接し第2突部をカッタ
本体の側面に当接して押さえ板を介して締付ボルトで固
定する。請求項3の構造のものは替刃の峰部の段の隅部
を一方の基準突部に係合させ峰部を他方の基準突部に当
接して押さえ板を介して締付ボルトで固定する。
【0007】
【実施例1】以下図1〜図6にもとづき説明する。替刃
式回転カッタのカッタ本体1は円周3等分位置に替刃取
付面2の壁面を有する切欠部3が形成されており、替刃
取付面2にはカッタ本体1の巾方向に離れ両側の底近く
の2個のピン穴6a,6bに基準突部である円筒形の基
準ピン4a,4bが植設されている。この基準ピン4
a,4bはカッタ中心線からの距離を異にし例えば4a
に対して4bはほぼその半径分カッタ中心線に近い位置
である。また基準ピン位置より上位置に2本の締付ボル
ト5を螺装するタップ穴7a,7bが刻設されている。
【0008】切削物の形状の切刃11を有する替刃10
は峰部12の基準ピン4aに対応する位置にV字形切欠
き13が削設され、締付ボルト5の挿通穴14a,14
bが貫設されている。そして切欠きの底は丸みをつける
ことが好ましい。
【0009】替刃10の押さえ板15は替刃10と同じ
巾を有し底側面17には替刃10の切欠き13と同じ位
置に同じ切欠き16が削設され、締付ボルト5の挿通穴
18a,18bが貫設されている。
【0010】このように形成された替刃10を取付ける
には、替刃10の切欠き13をカッタ本体1の基準ピン
4aに係合させ峰部12を基準ピン4bに当接させる。
同様に押さえ板15を切欠き16を基準ピン4aに係合
させ底側面17を基準ピン4bに当接させて三点で支持
位置決めし、締付ボルト5を穴18a,14aを通して
タップ穴7aに、また穴18b,14bを通してタップ
穴7bにそれぞれ螺装させ締付け固定するものである。
【0011】さらに実施例1に裏刃を介在させた図7〜
図10において裏刃について説明する。裏刃20の先端
21は切刃11と同じ形状に成形され裏刃しのぎ面がつ
けられており、底側面22は替刃10の峰部12に形成
した切欠き13と同じ切欠き23が同じ位置に削設され
ており、取付けたとき裏刃20の先端21が替刃10の
切刃11より僅かに下る大きさにつくられている。
【0012】この裏刃20は替刃10が替刃取付面2の
基準ピンにセットされたあと切欠き23を基準ピン4a
に係合させ、底側面22を基準ピン4bに当接させる。
その後押さえ板15を同様にセットして締付ボルト5で
締付固定するものである。
【0013】さらに実施例1の変形として示した図11
は基準ピン4a,4bがカッタ中心線より等距離に植設
されていて、替刃10の峰部を傾斜させて取付位置を正
している。図12は峰部12の傾斜にかえて段差12a
を形成して取付位置を正している。図13は図11の傾
斜を途中より形成したものである。
【0014】
【実施例2】図14〜図16にもとづき説明する。カッ
タ本体31に例えば円周3等分位置に替刃嵌挿溝32を
削設しその溝底33,片方の側面34が基準面に形成さ
れている。
【0015】替刃40は切削面形状をした切刃41に対
し峰部42にカッタ本体の巾方向にはなれた端近くの2
個所に第1突部である円弧形突部43a,43bが設け
られ、さらにカッタ本体側面34側に替刃40の巾を延
ばし側面34に当接する第2突部である突起44を形成
する。そして係合穴45が貫設されている。
【0016】替刃40を固定する押さえ板50は替刃嵌
挿溝32に替刃とともに挿入しうる厚みを有し、替刃4
0の係合穴45に係合するピン51が植設され替刃に対
する裏側はカッタ本体31に螺装された締付ボルト53
の押圧力分力で押さえ板が底側へ付勢される方向の斜面
に形成されている。
【0017】替刃40をカッタ本体31に取付けるには
押さえ板50のピン51に替刃40の係合穴45を係合
させ、一体として溝32内に嵌挿する。替刃40の峰部
42の突部43a,43bを溝底基準面に押し付け、替
刃40を巾方向にずらせて突起44をカッタ本体の側面
34に当接させて三点位置決めとする。次いで締付ボル
ト53を締めて押さえ板50を押さえ込み替刃40を固
定するものである。
【0018】
【実施例3】図17にもとづいて説明する。カッタ本体
の基準突部である基準ピン4a,4bの位置は実施例1
の変形と同じくカッタ中心線より等距離に植設されてい
る。替刃60の峰部61は端に段を形成する突部62が
形成されており、段の隅部を円筒形基準ピン4bに当接
させ、峰部61を基準ピン4aに当接させて三点位置決
めとする。なお隅部に丸みをつけることが好ましい。さ
らに実施例3の変形として示した図18は基準ピン4a
の位置に対し4bの位置をカッタ中心線より例えばピン
の直径より遠い位置とし、替刃峰部を傾斜させて替刃の
取付位置を正すものである。
【0019】
【考案の効果】上述のように構成されているので、本考
案は以下の効果を奏する。請求項1,2,3の構造のも
のは替刃が焼結硬質チップからなる場合、切欠き,突部
を有する峰部及び貫穴は焼結前に成形加工しておき、焼
結後に仕上加工する必要は必ずしもないのでコストを安
くすることができる。三点位置決めであるので溝の底面
全面で接触して位置決めするより切屑,ごみ等の付着物
の影響を受けにくくなる。位置決めが正確なので同じ形
状の替刃を取替え使用する用途にはカッタ本体逃げ面部
分を替刃形状に合わせて製作しておけば替刃のカッタ本
体からの突出量を最小限に出来るので替刃破損率が減少
する。又切削面を向上させたい用途には、替刃形状に合
わせた裏刃を作成し替刃掬い面側に同じ基準を利用して
正確に合わせることができ、組にしてカッタ本体の替刃
取付面に固定することができる。請求項1,3の構造の
ものは位置決めが基準ピンによるため付着物がつき難く
付着しても除去が容易で替刃取付け誤差が少ない精度高
い安定した位置決めができる。請求項1の構造のものは
V字方切欠きを基準ピンに当接するだけで位置が決まり
位置決めが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転カッタの正面図である。
【図2】図1のA方向視図である。
【図3】カッタ本体に替刃,押さえ板を取付けた状態図
である。
【図4】カッタ本体の取付面を示す図である。
【図5】替刃を示す図である。
【図6】押さえ板を示す図である。
【図7】裏刃を取付けた回転カッタの正面図である。
【図8】図7のB方向視図である。
【図9】替刃、裏刃、押さえ板を取付けた状態図であ
る。
【図10】裏刃を示す図である。
【図11】実施例1の変形を示す図である。
【図12】実施例1の変形を示す図である。
【図13】実施例1の変形を示す図である。
【図14】実施例2の回転カッタの替刃、押さえ板の取
付形態を示す分解図である。
【図15】図14のものの取付状態図である。
【図16】図15の替刃の位置決め状態図である。
【図17】実施例3の替刃位置決め図である。
【図18】実施例3の変形を示す図である。
【符号の説明】
1 カッタ本体 2 替刃取付面 4a,4b 基準ピン 5,53 締付ボルト 10,40,60 替刃 12,42,61 峰部 13,16,23 V字形切欠き 20 裏刃 15,50 押さえ板 33 溝底 34 側面 43a,43b 突部 44 突起

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタ本体の替刃取付面の巾方向離れた
    2位置に少なくとも一方を円筒形とした2個の基準突部
    を設け、替刃の峰部にV字形切欠きを形成し、前記円筒
    形の基準突部に替刃のV字形切欠きを係合し他方の基準
    突部に峰部を当接させ替刃をカッタ本体に締付ねじによ
    り固定してなり、三点によって位置決めすることを特徴
    とするカッタの替刃位置決め構造。
  2. 【請求項2】 カッタ本体の替刃挿入溝の底と片側面を
    基準面に形成し、替刃の峰部の離れた2個所に第1突部
    を形成するとともに端に前記片側面に当接する第2突部
    を形成し、替刃の第1突部を底の基準面にまた第2突部
    を片側面の基準面に当接させて締付ねじにより替刃を固
    定してなり、三点によって位置決めすることを特徴とす
    るカッタの替刃位置決め構造。
  3. 【請求項3】 カッタ本体の替刃取付面の巾方向離れた
    2位置に少なくとも一方を円筒形とした基準突部を設
    け、替刃の峰部端に段を形成する突部を設け、段の隅部
    を前記円筒形基準突部に係合させるとともに峰部を他方
    の基準突部に当接させ替刃をカッタ本体に締付ねじで固
    定してなり、三点によって位置決めすることを特徴とす
    るカッタの替刃位置決め構造。
JP746591U 1991-01-26 1991-01-26 カッタの替刃位置決め構造 Expired - Lifetime JPH0755041Y2 (ja)

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JPH04111401U JPH04111401U (ja) 1992-09-28
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JP6884396B2 (ja) * 2018-03-05 2021-06-09 有限会社辰野目立加工所 切削工具

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