JPH0754683A - エンジンの出力制御装置 - Google Patents

エンジンの出力制御装置

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Publication number
JPH0754683A
JPH0754683A JP22386993A JP22386993A JPH0754683A JP H0754683 A JPH0754683 A JP H0754683A JP 22386993 A JP22386993 A JP 22386993A JP 22386993 A JP22386993 A JP 22386993A JP H0754683 A JPH0754683 A JP H0754683A
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JP
Japan
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air pressure
characteristic
engine
tire
tire air
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Application number
JP22386993A
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English (en)
Inventor
Tomomi Izumi
知示 和泉
Tetsuya Tatehata
哲也 立畑
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤ空気圧低下に伴うタイヤの耐久性や信
頼性の低下を防止し、タイヤ空気圧低下時の旋回走行の
安定性の低下を防止する。 【構成】 自動車に搭載されたエンジンには、アクセル
ペダルに連結された主スロットル弁と、電動アクチュエ
ータにより駆動操作される副スロットル弁とを設け、4
つの車輪速センサからの車輪速信号に基いて、タイヤ空
気圧の低下を判定するタイヤ空気圧判定装置を設け、タ
イヤ空気圧正常時には、副スロットル弁を、所定の基本
特性aにて制御し、タイヤ空気圧低下時には、副スロッ
トル弁を、出力抑制側へ補正した補正特性b,c,dに
て制御する。補正特性b,c,dには、車速の増大に応
じて小さくなるスロットル弁開度の上限値を設定してあ
る。尚、補正特性に、旋回度合いの増大に応じて小さく
なるスロットル弁開度の上限値を設定することもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの出力制御装
置に関し、特に、タイヤ空気圧低下時におけるエンジン
の出力制御を改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のタイヤの空気圧がある程度以上低
下した状態で走行することは好ましくないので、従来よ
り、種々のタイヤ空気圧警報装置(タイヤ空気圧判定装
置)が提案されている。例えば、車輪のタイヤ空気圧を
検出する空気圧センサであって、車輪側に付設される発
信部と車体側に設けられる受信部とからなる空気圧セン
サにより、タイヤ空気圧を検出して、何れかの車輪の空
気圧低下時に警報を出力するタイヤ空気圧警報装置が実
用に供されている。一方、タイヤ空気圧が低下すると、
空気圧が低下した車輪の回転数が増加することから、4
輪の車輪速を夫々検出する車輪速センサを設け、それら
車輪速センサで検出した車輪速に基いてタイヤ空気圧の
低下を判定するようにしたもの、等が提案されている。
【0003】例えば、特開昭63−305011号公報
には、4つ車輪の車輪速センサからの出力を用いて、対
角線上にある1対の車輪の車輪速の合計と、他の対角線
上にある1対の車輪の車輪速の合計との差が所定値以上
のときに、合計車輪速が大きい方の1対の車輪の何れか
のタイヤの空気圧が低下したと判定し、その1対の車輪
の車輪速のうちの大きい方の車輪速が、4輪の車輪速の
平均値よりも所定値以上大きいときに、その車輪の空気
圧が低下したと判定し、その判定結果を警報するように
構成したタイヤ空気圧警報装置が記載されている。
【0004】一方、エンジンの出力特性を自由に設定す
る必要から、スロットル弁を電動アクチュエータを介し
て制御する技術も実用化されており、この技術では、ア
クセルペダルの踏込み量とスロットル弁開度との関係を
予めマップに設定しておき、アクセルペダルの踏込み量
の検出値をマップに適用してスロットル弁開度を決定
し、そのスロットル弁開度となるようにアクチュエータ
を制御することで、初期の出力特性を達成するように構
成してある。
【0005】
【発明が解決使用とする課題】従来では、何れかの車輪
のタイヤ空気圧が低下した場合に、エンジンの出力特性
を変更する技術は何ら提案されていない。しかし、タイ
ヤ空気圧が低下した場合にも、タイヤ空気圧が正常な場
合と同様の出力特性でエンジンを制御するものとする
と、空気圧が低下したタイヤが損傷しやすく、そのタイ
ヤの耐久性や信頼性の低下が避けられず、特に、駆動輪
のタイヤの負荷は従動輪のタイヤの負荷よりも高いため
に、駆動輪のタイヤ空気圧が低下した場合には、タイヤ
の耐久性や信頼性の低下は、更に悪化するという問題が
ある。
【0006】加えて、何れかの車輪のタイヤ空気圧が低
下した状態では、旋回走行時の走行安定性が低下する
が、従来の技術では、タイヤ空気圧低下状態において
も、特にエンジンの出力特性を変更することはないの
で、旋回走行時の安定性の低下を防止することはできな
い。本発明の目的は、タイヤ空気圧低下に伴うタイヤの
耐久性や信頼性の低下を抑制できるような、また、タイ
ヤ空気圧低下時における旋回走行の安定性を確保できる
ようなエンジンの出力制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のエンジンの出
力制御装置は、車輪のタイヤ空気圧の低下を検知して警
報を出力するタイヤ空気圧判定装置を備えた車両におい
て、アクセルペダルの踏込み量を検出する踏込み量検出
手段と、前記踏込み量検出手段からアクセルペダルの踏
込み量の信号を受けて、アセルペダルの踏込み量に対す
るエンジン出力の特性が所定の基本特性となるようにエ
ンジンを制御するとともに、タイヤ空気圧判定装置から
タイヤ空気圧の低下を示す信号を受けたときには、基本
特性よりもエンジン出力抑制側へ補正した補正特性とな
るようにエンジンを制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【0008】請求項2のエンジンの出力制御装置は、車
輪のタイヤ空気圧の低下を検知して警報を出力するタイ
ヤ空気圧判定装置を備えた車両において、前記車両に搭
載されたエンジンのスロットル弁を操作する電動アクチ
ュエータと、アクセルペダルの踏込み量を検出する踏込
み量検出手段と、前記踏込み量検出手段からアクセルペ
ダルの踏込み量の信号を受けて、アセルペダルの踏込み
量に対するスロットル弁開度の特性が所定の基本特性と
なるようにアクチュエータを制御するとともに、タイヤ
空気圧判定装置からタイヤ空気圧の低下を示す信号を受
けたときには、基本特性よりもエンジン出力抑制側へ補
正した補正特性となるようにアクチュエータを制御する
制御手段とを備えたものである。
【0009】ここで、前記補正特性は、基本特性に比較
して、スロットル弁開度の変化率が小さくなるように設
定された構成(請求項2に従属の請求項3)、前記タイ
ヤ空気圧判定装置は、駆動輪のタイヤ空気圧低下を判定
する駆動輪空気圧判定手段を備え、前記制御手段は、駆
動輪空気圧判定手段からの信号に基いて、駆動輪のタイ
ヤ空気圧が低下したときのみ、前記補正特性となるよう
にアクチュエータを制御するようにした構成(請求項2
に従属の請求項4)、前記制御手段には、車速を検知す
る車速検知手段から車速信号が供給され、前記補正特性
には、スロットル弁開度の上限値であって、車速の増大
に応じて小さくなる上限値が設定された構成(請求項2
に従属の請求項5)、前記制御手段には、車速を検知す
る車速検知手段からの車速信号と、舵角を検知する舵角
検知手段からの舵角信号とが供給され、前記補正特性に
は、スロットル弁開度の上限値であって、車速と舵角と
の積で示される旋回度合いの増大に応じて小さくなる上
限値が設定された構成(請求項2に従属の請求項6)、
等の種々の態様に構成することもできる。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1のエンジンの出力制御
装置においては、踏込み量検出手段により、アクセルペ
ダルの踏込み量が検出され、制御手段は、アクセルペダ
ルの踏込み量の信号を受けて、アセルペダルの踏込み量
に対するエンジン出力の特性が所定の基本特性となるよ
うにエンジンを制御するとともに、タイヤ空気圧判定装
置からタイヤ空気圧の低下を示す信号を受けたときに
は、基本特性よりもエンジン出力抑制側へ補正した補正
特性となるようにエンジンを制御する。但し、制御手段
は、スロットル弁を介して、又は燃料制御を介して、又
は点火時期制御を介して、エンジンの出力を制御するこ
とになる。このように、何れかの車輪のタイヤ空気圧が
低下した場合に、エンジン出力抑制側へ補正した補正特
性となるようにエンジンの出力を制御するので、空気圧
が低下したタイヤの負荷を軽減して、そのタイヤの耐久
性や信頼性が低下するのを防止することができる。
【0011】請求項2のエンジンの出力制御装置におい
ては、電動アクチュエータにより、エンジンのスロット
ル弁が操作され、踏込み量検出手段によりアクセルペダ
ルの踏込み量が検出される。制御手段は、踏込み量検出
手段からアクセルペダルの踏込み量の信号を受けて、ア
セルペダルの踏込み量に対するスロットル弁開度の特性
が所定の基本特性となるようにアクチュエータを制御す
る一方、タイヤ空気圧判定装置からタイヤ空気圧の低下
を示す信号を受けたときには、基本特性よりもエンジン
出力抑制側へ補正した補正特性となるようにアクチュエ
ータを制御する。
【0012】このように、何れかの車輪のタイヤ空気圧
が低下した場合に、エンジン出力抑制側へ補正した補正
特性となるようにエンジンの出力を制御するので、空気
圧が低下したタイヤの負荷を軽減して、そのタイヤの耐
久性や信頼性が低下するのを防止することができる。
【0013】ここで、請求項3では、前記補正特性は、
基本特性に比較して、スロットル弁開度の変化率が小さ
くなるように設定されているため、車両の急加速や急減
速によりタイヤの負荷が著しく増大することがないか
ら、請求項2の作用・効果が増強される。請求項4で
は、前記制御手段は、駆動輪のタイヤ空気圧が低下した
ときのみ、前記補正特性となるようにアクチュエータを
制御するので、駆動輪のタイヤ空気圧の低下により、そ
のタイヤの耐久性や信頼性が低下するのを防止すること
ができる。
【0014】請求項5では、前記補正特性には、車速の
増大に応じて小さくなるスロットル弁開度の上限値が設
定され、前記制御手段により、スロットル弁開度の上限
値が車速の増大に応じて小さくなるように制御するた
め、空気圧が低下したタイヤの負荷の上限を制限して、
請求項2の作用・効果を増強できる。請求項6では、前
記補正特性には、車速と舵角との積で示される旋回度合
いの増大に応じて小さくなるスロットル弁開度の上限値
が設定され、前記制御手段により、スロットル弁開度の
上限値が旋回度合いの増大に応じて小さくなるように制
御するためタイヤ空気圧低下時における旋回走行の走行
安定性を確保できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。本実施例は、アンチスキッドブレーキ
装置とタイヤ空気圧判定装置を備えた乗用の後輪駆動型
自動車のエンジンの出力制御装置に本発明を適用した場
合の実施例である。第1図に示すように、この自動車
は、左右の前輪1,2が従動輪、左右の後輪3,4が駆
動輪とされ、エンジン5の出力トルクが自動変速機6か
らプロペラシャフト7、差動装置8および左右の駆動軸
9,10を介して左右の後輪3,4に伝達されるように
構成してある。
【0016】前記エンジン5の吸気系には、主スロット
ル弁15と、副スロットル弁16とが設けられ、主スロ
ットル弁15は、アクセルペダル17に機械的に連動連
結され、また、副スロットル弁16は電動アクチュエー
タ18により駆動操作される。前記エンジン5を制御す
るエンジン制御装置20と、アクセルペダル17の踏込
み量Asを検出する例えばポテンショメータ式の踏込み
量検出センサ19が設けられ、踏込み量検出センサ19
からの検出信号がエンジン制御装置20に供給されてい
る。
【0017】前記主スロットル弁15に関して、アクセ
ル踏込み量Asとスロットル弁開度の関係は、図8の鎖
線mのように設定してあり、副スロットル弁16に関し
て、アクセル踏込み量Asとスロットル弁開度の関係
は、図8に実線で示す基本特性aに設定してある。前記
エンジン制御装置20には、エンジン回転数、吸入空気
量、冷却水温度、等の種々の検出信号が供給され、この
エンジン制御装置20には、それらの検出信号に基い
て、一般的なエンジン制御装置と同様に燃料制御と点火
時期制御を実行する為の制御プログラムが格納されてい
るとともに、前記踏込み量検出センサ19からの検出信
号に基いて、後述の出力特性設定制御を実行する為の制
御プログラムが格納されている。
【0018】各車輪1〜4には、車輪と一体的に回転す
るディスク11〜14と、制動圧の供給を受けて、これ
らディスク11〜14の回転を制動するキャリパ21〜
24などからなるブレーキ装置31〜34が夫々設けら
れ、これらのブレーキ装置31〜34を作動させるブレ
ーキ制御システム設けられている。
【0019】このブレーキ制御システムは、運転者によ
るブレーキペダル25の踏込力を増大させる倍力装置2
6と、この倍力装置26によって増大された踏込力に応
じた制動圧を発生させるマスターシリング27とを有す
る。このマスターシリング27からの前輪用制動圧供給
ライン28が2経路に分岐され、これら前輪用分岐制動
圧ライン29,30が左右の前輪1,2のブレーキ装置
31,32のキャリパ21,22に夫々接続され、左前
輪1のブレーキ装置31に通じる一方の前輪用分岐制動
圧ライン29には、第1バルブユニット36が設けら
れ、右前輪2のブレーキ装置32に通じる他方の前輪用
分岐制動圧ライン30にも、第1バルブユニット36と
同様の第2バルブユニット37が設けられている。
【0020】一方、マスターシリンダ27からの後輪用
制動圧供給ライン40には、第1、第2バルブユニット
36,37と同様の第3バルブユニット43が設けられ
ている。この後輪用制動圧供給ライン40は、第3バル
ブユニット43の下流側で2経路に分岐されて、これら
後輪用分岐制動圧ライン41,42が左右の後輪3,4
のブレーキ装置33,34のキャリパ23,24に夫々
接続されている。このブレーキ制御システム、第1バル
ブユニット36を介して左前輪1のブレーキ装置31の
制動圧を可変制御する第1チャンネルと、第2バルブユ
ニット37を介して右前輪2のブレーキ装置32の制動
圧を可変制御する第2チャンネルと、第3バルブユニッ
ト43を介して左右の後輪3,4の両ブレーキ装置3
3,34の制動圧を可変制御する第3チャンネルとが設
けられ、これら第1〜第3チャンネルが互いに独立して
制御されるように構成してある。
【0021】前記ブレーキ制御システムには、第1〜第
3チャンネルを制御するコントロールユニット44が設
けられ、このコントロールユニット44は、ブレーキペ
ダル25のON/OFFを検出するブレーキスイッチ4
6からのブレーキ信号と、ハンドル舵角を検出する舵角
センサ47からの舵角信号と、各車輪の回転速度を夫々
検出する車輪速センサ51〜54からの車輪速信号とを
受けて、これらの信号に応じた制動圧制御信号を第1〜
第3バルブユニット36,37,43に夫々出力するこ
とにより、左右の前輪1,2および後輪3,4のスリッ
プに対する制動制御(ABS制御)を第1〜第3チャン
ネル毎に並行して行う。
【0022】次に、前記タイヤ空気圧判定装置について
説明する。このタイヤ空気圧判定装置は、前記4つの車
輪速センサ51〜54と、タイヤ空気圧判定の初期設定
を指令する為の初期設定スイッチ55(これは、インス
トルメントパネルに付設されている)と、インストルメ
ントパネルに付設されたワーニングランプ56、コント
ロールユニット50、などを有し、コントロールユニッ
ト50には、車輪速センサ51〜54、初期設定スイッ
チ55からの信号が供給され、ワーニングランプ56
は、コントロールユニット50で駆動制御される。前記
各車輪速センサ51〜54は、ディスク21〜24に形
成された又はディスク21〜24に隣接させて設けられ
た図示外の検出用ディスクに形成された48個の検出部
を電磁ピックアップで検出する構成のものである。
【0023】前記コントロールユニット50は、車輪速
センサ51〜54からの検出信号を濾波するフィルタ及
びフィルタで濾波された検出信号を波形整形する回路、
アナログの各種検出信号をA/D変換するAD変換器、
入力出力インターフェイスと、CPUとROMとRAM
とからなるマイクロコンピュータ等からなり、ROMに
は、後述のタイヤ空気圧判定制御の制御プログラムが予
め入力格納してあり、RAMには、その制御に必要な種
々のメモリ類(バッファ、メモリ、フラグ、カウンタ
等)が設けられている。尚、前記フィルタは、時定数可
変のものであり、高速走行時には精度低下防止の為にそ
の時定数が大きく設定され、低速走行時には精度が得ら
れるのでその時定数が小さく設定される。
【0024】以下、前記コントロールユニット50で実
行されるタイヤ空気圧判定制御について、図2〜図6に
基いて説明する。このタイヤ空気圧判定制御は、タイヤ
を交換した場合や自動車の使用開始時等であって、タイ
ヤ空気圧が正常な場合に後述の判定変数の初期値D0及
び車輪速比の初期値H0を設定する為の初期値設定処理
と、実際の走行時にタイヤ空気圧の低下を判定する空気
圧判定処理とからなる。
【0025】次に、判定変数の初期値D0及び車輪速比
の初期値H0を設定する為の初期値設定処理について、
図2を参照しつつ説明する。尚、図中符号Si(i=3
0,31,・・・)は各ステップを示す。この初期値設
定処理は、初期設定スイッチ55がON操作された後、
自動車の走行中に実行される処理であり、最初に、初期
設定スイッチ55がONか否か判定され(S30)、次
にその判定がYes のときには、S31において、車輪速
信号等の各種信号が読み込まれる。次に、低μ路(低摩
擦路面)か否かの判定(S32)と、悪路か否かの判定
(S33)と、定常直進走行か否かの判定(S34)と
が実行され、低μ路でなく、悪路でなく、定常走行直進
状態のときにのみ、S35へ移行する。尚、低μ路の判
定と悪路の判定については、図5と図6に基いて後述す
るが、定常走行直進状態か否かの判定は、車輪速センサ
51,52からの車輪速信号から得られる従動輪1,2
の車輪速に基いて判定される。
【0026】次に、S35において、車輪400回転分
の車輪速信号が、車輪速センサ513〜54から読み込
まれ、次に、前記車輪速信号を用いて、4つの車輪1〜
4の車輪速Vw1, Vw2, Vw3, Vw4が演算されてメモリ
に格納され(S36)、次に、S37において、判定変
数の初期値D0が、図示の式にて演算されてメモリに格
納され、次に、S38において、後輪車輪速に対する前
輪車輪速の車輪速比の初期値H0が、図示の式にて演算
されてメモリに格納されると、この初期値設定処理が終
了する。
【0027】次に、自動車の使用中に実行される空気圧
判定処理について、図3、図4を参照しつつ説明する。
尚、図中符号Si(i=40,41,・・・)は各ステ
ップを示す。処理の開始後、最初に各種信号(車輪速信
号、判定変数の初期値D0、車輪速比の初期値H0、フ
ラグの信号等)が読み込まれ(S40)、次に、低μ路
か否かの判定(S41)と、悪路か否かの判定(S4
2)と、定常直進走行か否かの判定(S43)とが実行
され、低μ路でなく、悪路でなく、定常直進走行状態の
ときには、S44へ移行する。尚、S41〜S43の判
定については、前記初期値設定処理の場合と同様であ
り、図5と図6に基いて後述する。次に、S44におい
ては、車輪400回転分の車輪速信号が、車輪速センサ
513〜54から読み込まれ、次に、前記車輪速信号を
用いて、4つの車輪1〜4の車輪速Vw1, Vw2, Vw3,
Vw4が演算されてメモリに格納され(S45)、次に、
S46において、判定変数Dが、図示の式にて演算され
る。
【0028】次に、S47においては、前記判定変数D
と、初期値設定処理により求めてメモリに格納していた
判定変数の初期値D0とを用いて、(D−D0)の絶対
値が所定値Δ(例えば、Δは0.02〜0.05位の
値)以上か否か判定され、その判定が No のときには、
S48においてタイヤ空気圧が正常と判定されてS40
へリターンし、また、S47の判定がYes のときには、
何れかのタイヤ空気圧が低下した場合であり、この場合
には、図4のS49へ移行する。
【0029】ここで、タイヤ空気圧が正常のときには、
判定変数Dはその初期値D0に略等しくなるが、例えば
左前輪1のタイヤ空気圧が低下すると、左前輪1の動半
径が小さくなるので、車輪速Vw1が大きくなって、判定
変数Dが増加し、また、右前輪2のタイヤ空気圧が低下
すると、同様に車輪速Vw2が大きくなって、判定変数D
が減少する。このことは、左右の後輪3,4についても
同様であり、(D−D0)の絶対値を所定値Δと比較す
ることにより、タイヤ空気圧の低下を検知することがで
きる。
【0030】S47の判定がYes の場合、S49におい
て後輪車輪速に対する前輪車輪速の車輪速比Hが、H=
(Vw1+Vw2)/(Vw3+Vw4)として演算され、次
に、S50において、前記車輪速比Hと初期値設定処理
において求めてメモリに記憶していた車輪速比の初期値
H0とを用いて、(H−H0)が、所定値δ以上か否か
判定され、その判定がYes のときには、S51において
従動輪1,2のタイヤ空気圧低下と判定され、また、S
50の判定が No のときには、S53において駆動輪
3,4のタイヤ空気圧低下と判定される。
【0031】S51の次のS52では、駆動輪を示すフ
ラグFdが0にリセットされ、また、従動輪を示すフラ
グFjが1にセットされ、次に、S55において、タイ
ヤ空気圧の低下をドライバーに報知する為に、ワーニン
グランプ56が所定時間(例えば、5秒間)点灯され、
その後リターンする。また、S53の次のS54では、
フラグFdが1にセットされ、また、フラグFjが0に
リセットされ、その後S55へ移行する。
【0032】次に、前記S32とS41における低μ路
判定処理であって、割り込み処理にて実行される低μ路
判定処理について、図5を参照しつつ説明する。最初
に、所定数の車輪速車輪速が読み込まれ(S110)、
次に、S111において、前輪1,2の車輪速信号に基
いて、前輪車輪速Vw1,Vw2が夫々演算され、ま
た、後輪3,4の車輪速信号に基いて、後輪車輪速Vw
3,Vw4が夫々演算され、車速V(車体速)が前輪車
輪速Vw1,Vw2の平均値として演算される。次に、
S112において、後輪3のスリップ率SL3=(Vw
3−V)/Vと、後輪4のスリップ率SL4=(Vw4
−V)/Vとが演算される。
【0033】次に、S113において、スリップ率SL
3,SL4がどちらも所定値SL0以上か否か判定さ
れ、Yes のときには、低μ路走行と判定され、フラグF
μが1にセットされて終了し、また、S113の判定結
果がNoのときには、S115において高μ路走行と判定
され、フラグFμが0に設定されて終了する。尚、S3
2とS41の判定は、フラグFμに基いて実行される。
【0034】次に、S33とS42において悪路走行状
態か否か判定する悪路判定処理について、図6を参照し
つつ説明する。尚、この処理は、所定短時間毎の割り込
み処理にて実行される。最初に、S120,S121に
おいて、前記S110,S111と同様に、4輪の車輪
速Vw1〜Vw4が演算され、車輪速Vw1,Vw2の変化率か
ら前輪車輪加速度AVw1,AVw2が演算され、次
に、4輪の平均車輪速に基いて加減速状態か否か判定さ
れ(S122)、加減速状態のときにはS120へリタ
ーンし、また、加減速状態でないときには、S123に
おいて、フラグFaが1か否か判定される。
【0035】フラグFaが0のときには、S124にお
いて、カウンタM,Nが0にセットされ、且つ、タイマ
Tcがリセット後スタートされ、次に、フラグFaが1
にセットされ(S125)、S126へ移行する。尚、
S123の判定でYes のときには、S123からS12
6へ移行する。S126においては、前輪1の車輪加速
度AVw1の絶対値が所定値Ao以上か否か判定され、
その判定がYes のときには、S127へ移行して、カウ
ンタMがインクリメントされる。S128においては、
前輪2の車輪加速度AVw2の絶対値が所定値Ao以上
か否か判定され、その判定がYes のときには、S129
へ移行して、カウンタNがインクリメントされる。
【0036】次に、S130では、タイマTcの計時時
間Tcが所定時間T0以上になったか否か判定され、所
定時間T0経過するまでは、S130からS120へリ
ターンするのを繰り返し、計時時間Tcが所定時間T0
以上になると、S130からS131へ移行し、S13
1においてフラグFaが0にリセットされ、次に、S1
32において、カウンタMのカウント値Mが所定値m以
下で、且つ、カウンタNのカウント値Nが所定値m以下
か否か判定される。
【0037】S132の判定がYes のときには、S13
4において良路と判定され、フラグFakが0に設定さ
れて終了し、また、S132の判定がNoのときには、S
133において悪路と判定され、フラグFakが1に設
定されて終了する。つまり、悪路走行時には、従動輪
1,2の車輪速が変動しやすくなることに鑑み、左右の
各前輪1,2の車輪加速度や減速度が所定時間T0内
に、異常に大きくなる回数をカウントして、そのカウン
ト値M,Nから悪路走行状態を判定するようにしてあ
る。尚、前記S33とS42の判定は、フラグFakに
基いて実行される。
【0038】次に、前記副スロットル弁16を介してエ
ンジン5の出力特性を設定する出力特性設定制御につい
て、図7〜図9を参照しつつ説明する。図8に示すマッ
プ(I)は、副スロットル弁16に関する基本特性aの
マップであり、この副スロットル弁16の基本特性a
は、主スロットル弁15の特性線mよりも下側に設定し
てあるため、エンジン5の出力特性は、副スロットル弁
16の基本特性aにより決定されることになる。但し、
基本特性aは、全部の車輪1〜4のタイヤ空気圧が正常
の場合の特性である。
【0039】図9に示すマップ(II)における補正特性
b,c,dは、何れかの車輪のタイヤ空気圧が低下した
ときに適用される出力特性であり、この補正特性b,
c,dは、基本特性aに比較して、エンジン出力抑制側
に、且つ、スロットル弁開度の変化率が小さくなるよう
に設定され、且つスロットル弁開度の上限値が、車速の
増大に応じて低くなるように設定してあり、補正特性b
は、例えば、40Km/H以下の車速に適用され、また、補
正特性cは、40〜80Km/Hの車速に適用され、また、
補正特性dは、80Km/H以上の車速に適用される。
【0040】次に、前記エンジン制御装置20により実
行される出力特性設定制御であって、アクチュエータ1
8を介して、エンジン5の出力特性を設定する出力特性
設定制御について、図7のフローチャートを参照しつつ
説明する。尚、図中符号Si(i=60,61,・・
・)は各ステップを示すものである。自動車の走行開始
とともに制御が開始されると、最初に、各種信号(踏込
み量検出センサ19からの検出信号、タイヤ空気圧判定
制御において設定される車輪速Vw1, Vw2及びフラグF
d,Fj等の信号)が読み込まれ(S60)、次に、フ
ラグFdが0で且つフラグFjが0か否か判定され(S
61)、その判定がYes のときには、タイヤ空気圧が正
常であるので、S62において、マップ(I)により、
アクセル踏込み量Asに対応するスロットル弁開度TV
Oが演算され、次にS63において、そのスロットル弁
開度TVOとする制御信号がアクチュエータ18の駆動
回路へ出力され、副スロットル弁16がその開度となる
ように制御され、その後リターンする。
【0041】こうして、タイヤ空気圧が正常のときに
は、図8の基本特性aに基いて、アクチュエータ18が
制御され、アクセル踏込み量Asに対する副スロットル
弁16の開度特性は、基本特性aのようになる。一方、
何れかの車輪のタイヤ空気圧が低下した場合には、S6
1の判定が Noとなるため、S64へ移行して車速Vが
前輪1,2の車輪速Vw1, Vw2の平均値として演算さ
れ、次に、S65において、図9に示すマップ(II)に
基いて、アクセル踏込み量Asに対応するスロットル弁
開度TVOが演算される。この場合、前記車速Vに応じ
て補正特性b,c,dの1つが選択され、その選択され
た補正特性に、アクセル踏込み量Asを適用すること
で、スロットル弁開度TVOが演算される。次に、S6
6において、前記演算して求めたスロットル弁開度TV
Oとする制御信号がアクチュエータ18の駆動回路へ出
力され、副スロットル弁16がその開度となるように制
御され、その後リターンする。
【0042】以上説明したエンジンの出力制御装置の作
用について説明する。図9のマップ(II)に示すよう
に、補正特性b,c,dが、基本特性aに比較して、出
力抑制側に設定されているため、タイヤ空気圧が低下し
た状態で走行する場合におけるタイヤの負荷が軽減さ
れ、空気圧が低下したタイヤの耐久性や信頼性の低下を
防止できる。しかも、補正特性b,c,dが、基本特性
aに比較して、スロットル弁開度の変化率が小さく設定
されているため、タイヤ空気圧が低下した状態で走行す
る場合における急加速や急減速が緩和されるため、空気
圧が低下したタイヤの負荷の最大負荷が小さくなるか
ら、空気圧が低下したタイヤの耐久性や信頼性の低下を
防止できる。
【0043】更に、補正特性b,c,dに示すように、
車速Vの増大に応じてスロットル弁開度の上限値が小さ
くなるように、補正特性b,c,dが設定されているた
め、空気圧が低下したタイヤの負荷の最大負荷を低く押
さえて、空気圧が低下したタイヤの耐久性や信頼性の低
下を防止できる。
【0044】次に、前記出力特性設定制御の別実施例に
ついて、図10、図11を参照しつつ説明する。タイヤ
空気圧が低下した状態で旋回走行する場合、旋回走行の
安定性が低下するのを防止する為に、また、空気圧が低
下したタイヤの負荷を軽減する為に、前記マップ(II)
に代えるマップ(III )が採用される。このマップ(II
I )の補正特性e,f,g,hは、基本特性aに比較し
て、出力抑制側に、且つ、スロットル弁開度の変化率が
小さくなるように設定され、また、補正特性e,f,
g,hは、車速Vと舵角θhの積からなる旋回度合いC
dの増大に応じて、スロットル弁開度の上限値が低くな
るように設定されている。
【0045】次に、この出力特性設定制御について、図
10を参照しつつ説明する。但し、この実施例では、前
記自動車の操舵ハンドルの舵角を検出する舵角センサ4
7からの検出信号がエンジン制御装置20に供給されて
いるものとする。自動車の走行開始とともに制御が開始
されると、最初に各種信号(踏込み量検出センサ19か
らの検出信号、舵角センサ47からの検出信号、タイヤ
空気圧判定制御において求められた車輪速Vw1, Vw2と
フラグFd等の信号)が読み込まれ(S70)、次に、
フラグFdが1か否か判定され(S71)、その判定が
No のときには、駆動輪3,4のタイヤ空気圧が正常で
あるので、S72において、マップ(I)の基本特性a
により、アクセル踏込み量Asに対応するスロットル弁
開度TVOが演算され、次にS73において、そのスロ
ットル弁開度TVOとする制御信号がアクチュエータ1
8の駆動回路へ出力され、副スロットル弁16がその開
度となるように制御され、その後リターンする。
【0046】こうして、駆動輪3,4のタイヤ空気圧が
正常のときには、図8の基本特性aに基いて、アクチュ
エータ18が制御され、アクセル踏込み量Asに対する
副スロットル弁16の開度特性は、基本特性aのように
なる。一方、駆動輪3,4のタイヤ空気圧が低下した場
合には、S71の判定がYesとなるため、S74へ移行
して車速Vが前輪1,2の車輪速Vw1, Vw2の平均値と
して演算され、次に、S75において、旋回度合いCd
が、車速Vと舵角θhの積として演算され、次に、S7
6において、図9に示すマップ(III )の補正特性e,
f,g,hに基いて、アクセル踏込み量Asに対応する
スロットル弁開度TVOが演算される。この場合、前記
旋回度合いCdに応じて補正特性e,f,g,hの1つ
が選択され、その選択された補正特性に、アクセル踏込
み量Asを適用することで、スロットル弁開度TVOが
演算される。
【0047】次に、S77において、前記演算して求め
たスロットル弁開度TVOとする制御信号がアクチュエ
ータ18の駆動回路へ出力され、副スロットル弁16が
その開度となるように制御され、その後リターンする。
この実施例の出力特性設定制御においては、旋回度合い
Cdの増大に応じて、スロットル弁開度の上限値が小さ
くなる補正特性e,f,g,hとなるように制御するた
め、タイヤ空気圧が低下した状態で旋回走行する時の走
行安定性の低下を防止することができるうえ、旋回走行
時のタイヤの負荷を軽減して、空気圧が低下した車輪の
タイヤの耐久性と信頼性の低下を防止できる。
【0048】尚、前記実施例の図7のフローチャートに
おいて、S61の内容を変更し、フラグFdが1のとき
のみ、S64へ移行するように構成してもよい。また、
前記別実施例の図10のフローチャートにおいて、S7
1の内容を変更し、フラグFd又はフラグFjが1のと
きにのみ、S74へ移行するように構成してもよい。
尚、前記実施例では、スロットル弁を介してエンジン出
力特性を制御する構成のものに、本発明を適用した場合
の例について説明したが、エンジンへ供給する燃料の供
給量を介してエンジン出力特性を制御する構成のものに
も、本発明を適用できるし、また、エンジンの点火時期
を介してエンジン出力特性を制御する構成のものにも、
本発明を適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る自動車のアンチスキッドブレーキ
装置とタイヤ空気圧判定装置とエンジンの出力制御装置
の全体構成図である。
【図2】図1のタイヤ空気圧判定装置の初期値設定処理
のフローチャートである。
【図3】図1のタイヤ空気圧判定装置の空気圧判定処理
のフローチャートの一部である。
【図4】図1のタイヤ空気圧判定装置の空気圧判定処理
のフローチャートの残部である。
【図5】図1のタイヤ空気圧判定装置の低μ路判定処理
のフローチャートである。
【図6】図1のタイヤ空気圧判定装置の悪路判定処理の
フローチャートである。
【図7】図1のエンジンの出力制御装置の出力特性設定
制御のフローチャートである。
【図8】図1のエンジンの出力制御装置の基本特性のマ
ップを示す線図である。
【図9】図1のエンジンの出力制御装置の補正特性のマ
ップを示す線図である。
【図10】別実施例に係る出力特性設定制御のフローチ
ャートである。
【図11】別実施例に係る補正特性のマップを示す線図
である。
【符号の説明】
1,2 前輪 3,4 後輪 16 副スロットル弁 19 踏込み量検出センサ 20 エンジン制御装置 47 舵角センサ 50 コントロールユニット 51〜54 車輪速センサ 55 初期設定スイッチ 56 ワーニングランプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪のタイヤ空気圧の低下を検知して警
    報を出力するタイヤ空気圧判定装置を備えた車両におい
    て、 アクセルペダルの踏込み量を検出する踏込み量検出手段
    と、 前記踏込み量検出手段からアクセルペダルの踏込み量の
    信号を受けて、アセルペダルの踏込み量に対するエンジ
    ン出力の特性が所定の基本特性となるようにエンジンを
    制御するとともに、タイヤ空気圧判定装置からタイヤ空
    気圧の低下を示す信号を受けたときには、基本特性より
    もエンジン出力抑制側へ補正した補正特性となるように
    エンジンを制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするエンジンの出力制御装置。
  2. 【請求項2】 車輪のタイヤ空気圧の低下を検知して警
    報を出力するタイヤ空気圧判定装置を備えた車両におい
    て、 前記車両に搭載されたエンジンのスロットル弁を操作す
    る電動アクチュエータと、 アクセルペダルの踏込み量を検出する踏込み量検出手段
    と、 前記踏込み量検出手段からアクセルペダルの踏込み量の
    信号を受けて、アセルペダルの踏込み量に対するスロッ
    トル弁開度の特性が所定の基本特性となるようにアクチ
    ュエータを制御するとともに、タイヤ空気圧判定装置か
    らタイヤ空気圧の低下を示す信号を受けたときには、基
    本特性よりもエンジン出力抑制側へ補正した補正特性と
    なるようにアクチュエータを制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするエンジンの出力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記補正特性は、基本特性に比較して、
    スロットル弁開度の変化率が小さくなるように設定され
    たことを特徴とする請求項2に記載のエンジンの出力制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記タイヤ空気圧判定装置は、駆動輪の
    タイヤ空気圧低下を判定する駆動輪空気圧判定手段を備
    え、 前記制御手段は、駆動輪空気圧判定手段からの信号に基
    いて、駆動輪のタイヤ空気圧が低下したときのみ、前記
    補正特性となるようにアクチュエータを制御するように
    構成したことを特徴とする請求項2に記載のエンジンの
    出力制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段には、車速を検知する車速
    検知手段から車速信号が供給され、前記補正特性には、
    スロットル開度の上限値であって、車速の増大に応じて
    小さくなる上限値が設定されたことを特徴とする請求項
    2に記載のエンジンの出力制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段には、車速を検知する車速
    検知手段からの車速信号と、舵角を検知する舵角検知手
    段からの舵角信号とが供給され、前記補正特性には、ス
    ロットル弁開度の上限値であって、車速と舵角との積で
    示される旋回度合いの増大に応じて小さくなる上限値が
    設定されたことを特徴とする請求項2に記載のエンジン
    の出力制御装置。
JP22386993A 1993-08-16 1993-08-16 エンジンの出力制御装置 Pending JPH0754683A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980039409A (ko) * 1996-11-27 1998-08-17 박병재 엔진 이상 상태 및 타이어 공기 저압 경고 장치
KR20030037502A (ko) * 2001-11-06 2003-05-14 현대자동차주식회사 타이어 공기압 부족 감지방법
JP2012224209A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Honda Motor Co Ltd パワートレイン制御装置

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KR19980039409A (ko) * 1996-11-27 1998-08-17 박병재 엔진 이상 상태 및 타이어 공기 저압 경고 장치
KR20030037502A (ko) * 2001-11-06 2003-05-14 현대자동차주식회사 타이어 공기압 부족 감지방법
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