JPH0754676Y2 - 変速機用チェーンリンク - Google Patents

変速機用チェーンリンク

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JPH0754676Y2
JPH0754676Y2 JP1988167577U JP16757788U JPH0754676Y2 JP H0754676 Y2 JPH0754676 Y2 JP H0754676Y2 JP 1988167577 U JP1988167577 U JP 1988167577U JP 16757788 U JP16757788 U JP 16757788U JP H0754676 Y2 JPH0754676 Y2 JP H0754676Y2
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JP
Japan
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link
chain
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sliding plate
chain link
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JP1988167577U
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JPH0288046U (ja
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清 鈴木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は無段変速機用チエーンに関する。
〔従来の技術〕
従来の変速機用チエーンは、第7図斜視図に示すよう
に、第12図斜視図に示す複数の偏平六辺形状の央部開口
付きリンクプレート3を縦横に配列し、これを第11図に
示すように、横方向ピン5、5、……で連結するとゝも
に、横方向の並列されたリンクプレート3の央部開口
に、第8図に示すように、それぞれ小判型断面の筒状保
持部材1を挿入し、保持部材1の央部開口に第13図斜視
図に示す摺動板2を複数枚積層して挿入するとゝもに、
その両側の摺動板2、2と保持部材1との間のすきまに
摺動板押え4、4をそれぞれ挿入している。
第11図は偶数リンクを示すが、奇数リンクを必要とする
場合は第4図〜第6図及び第15図、第16図に示すオフセ
ツトリンク11(リンクプレート3′,3″と保持部材1で
構成される)が端部に結合される。
次に、第8図に示すように、保持部材1の突起Aを折曲
げることにより、保持部材をリンクプレート3に固定す
る。
第9図に示す保持部材1の孔Bに摺動板押え4の突起C
を挿入するには、リンクプレートに対する保持部材の挿
入後、保持部材の央部開口内の狭隘なスペースに、摺動
板押え4を央部開口の両側に各1個挿入したのち、摺動
板2の挿入までの間、必要な間隔を確保しなければなら
ない。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述のような従来のチエーンリンクには次のような課題
がある。
イ.保持部材1は、成形加工後、熱処理を施こし製作さ
れるが、熱処理変形により、成形加工された寸法精度の
保持が困難であるばかりでなく、成形加工においてもス
プリングバツク現象などにより寸法精度の向上が困難で
ある。
ロ.一リンクに組込まれるリンクプレート3は、複数枚
を要するため同一寸法形状とする必要があるが、加工寸
法公差内のバラツキや熱処理変形により各プレートの寸
法形状が微少に変化するため一リンクに同一寸法精度品
を組付ける事は困難である。
ハ.一リンクを構成する部品点数が多数必要である。
ニ.前述イ項、ロ項の結果、組合されたリンクプレート
3と保持部材1の間に生じるクリアランスの差により摺
動板4の偏摩耗や摩耗量の増加要因となる。
ホ.各リンクを連結するためのリンクピン5用穴に、リ
ンクプレート3及び保持部材1の形状寸度のバラツキに
よる変位又は変形を生じ、リンクピン5の部分的摩耗の
要因となる。
ヘ.保持部材1のリンクプレートに対する挿入に当って
は、挿入後、第9及び10図に示す突起Aを折り曲げたの
ち、摺動板2及び摺動板押え4の挿入を行っている。
しかしながら、このような構造及び組立要領では、第8
図に示すように、保持部材1の突起Aを折曲げることに
より、保持部材をリンクプレート3に固定しなければな
らないので、組立作業に多大の手間がかかる。
〔課題を解決するための手段〕
(1)保持部材1とリンクプレート3又は3′と3″の
組合さった形状の一体成形品として製作する事により、
前述ヘ項作業をやめる。
(2)従来チエーンにおいては、奇数リンクと偶数リン
クの二種を必要とするので、第12図及び第15,16図に示
すリンクプレート3,3′,3″の3種類を準備する必要が
あるが、本考案においては従来における保持部材1とリ
ンクプレート3′及び3″を一体化した第1〜3図に示
した1種のみの形状とする事により、部品点数の減少を
はかる。
(3)チエーンリンクを精密閉塞鍛造により成形製作す
る事により、部品の寸法精度が向上し部品間のバラツキ
範囲の縮少をはかる。
〔作用〕
(1)従来におけるリンクプレートと保持部材が一体と
なった形状なので、部品の組合せである従来品に発生し
ていた保持部材と各リンクプレートの隙間がなくなり、
摺動板の保持が安定する。また隙間による変形がなくな
るので、摺動板の偏摩耗や摩耗量の増加要因が減少す
る。
(2)精密閉塞鍛造品を用いることが可能になり、部品
精度(級内バラツキ0.02mm以下級間バラツキ±0.05以
内)がよい部品が供給される。従って、横方向ピン用穴
の位置ズレが少なく、横方向ピンの部分的摩耗の要因が
減少する。
(3)一体となった形状であるので必要部品点数が大巾
に減少する。
(4)一体となった形状は従来のオフセツトリンクに相
当する形状であるので、必要リンク数の結合にて奇数リ
ンクチエーンや偶数リンクチエーンになるため偶数用、
奇数用とわけて製作する必要がない。
(5)一体成形により一リンクが構成されるので、従来
のリンク組立作業が不要となり組立時間の短縮が可能と
なる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて説明す
ると20は変速機用チエーンのチエーンリンクを示し、該
チエーンリンク20は各チエーンリンクを連結するための
リンクプレート20a,20bと該リンクプレート20a,20bに精
密閉塞鍛造により一体に取付けられる保持部材20cとか
らなり、該保持部材20cには摺動板抑え4の突起C(第1
4図参照)を嵌込む孔20dと、摺動板2及び摺動板抑え4
(第13図、14図参照)を収容する摺動板挿入孔20fとを
有し、又前記リンクプレート20a,20bには横方向ピン5
(第7図、第11図参照)を挿入するピン用孔20を有す
る。
そしてリンクプレート20a及び20bの寸法関係はL1÷L2
あるが、L2>L1となる様微小な寸法差をあたえ製作され
る。この関係は第4図における従来のオフセツトリンク
11のL′、L′の寸法関係に相当する。
〔考案の効果〕
このように本考案によるときは一対のみぞ付き二重円す
い調車に噛合う摺動板を摺動可能に保持するチエーン式
無段変速機用チエーンリンクにおいて各チエーンリンク
を連結するピン用孔を長手方向両端に有する複数のオフ
セットリンクプレート部材と、摺動板挿入孔を有する筒
状保持部材とを、精密閉塞鍛造により一体に取付けたも
のであるから次の効果を生ずる。
(1)従来品ではリンクプレートと保持部材との組合せ
作業が必要であったが、本考案では組合せた状態に相当
する一体成形品のリンクとなるので、組合せ作業が不要
となる。
(2)部品精度の向上及び精度バラツキが少なく、各リ
ンクを結合する横方向ピンの偏摩耗(部分摩耗)が減少
し、変速精度及び寿命に対する信頼性が向上する。
(3)従来品の場合、偶数リンク部のリンクプレートと
奇数リンク用のリンクプレート(両側)の3種類を準備
する必要があったが、本考案では組合せ状態の一体成形
であり、一体成形形状が従来形状のオフセツトリンクに
相当するので1種類のみでよく、部品の手配管理が簡素
化され、上記(1)項と合せ、安価なチエーンが短納期
で供給可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る変速機用チエーンリ
ンクの平面図、第2図は第1図のII視図、第3図は第1
図のIII視図、第4図は従来の変速用チエーンに使用さ
れるオフセツトリンクの平面図、第5図は第4図のV視
図、第6図は第4図のVI視図、第7図は従来の変速用チ
エーンを示す斜視図、第8図は第7図のVIII−VIIIに沿
った横断面図、第9図は第4図及び第7図に示されてい
る保持部材の平面図、第10図は第9図の側面図、第11図
は従来の変速用チエーンに使用されるチエーンリンク組
立の斜視図、第12図は第11図に示されているリンクプレ
ートの斜視図、第13図及び第14図は摺動板及び摺動板押
えの斜視図、第15図及び第16図は従来のオフセツトリン
クに使用されるリンクプレートの斜視図である。 20…チエーンリンク、20a…リンクプレート部 20e…ピン用孔、20f…摺動板挿入孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のみぞ付き二重円すい調車に噛合う摺
    動板を摺動可能に保持するチエーン式無段変速機用チエ
    ーンリンクにおいて、各チエーンリンクを連結するピン
    用孔を、長手方向両端に有する複数のオフセットリンク
    プレート部材と、摺動板挿入孔を有する筒状保持部材と
    を、精密閉塞鍛造により一体に取付けたことを特徴とす
    る変速機用チエーンリンク。
JP1988167577U 1988-12-27 1988-12-27 変速機用チェーンリンク Expired - Lifetime JPH0754676Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988167577U JPH0754676Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 変速機用チェーンリンク

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988167577U JPH0754676Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 変速機用チェーンリンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0288046U JPH0288046U (ja) 1990-07-12
JPH0754676Y2 true JPH0754676Y2 (ja) 1995-12-18

Family

ID=31455996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988167577U Expired - Lifetime JPH0754676Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 変速機用チェーンリンク

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JP (1) JPH0754676Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6256648A (ja) * 1985-09-03 1987-03-12 Tsubakimoto Chain Co チエ−ン
JPH0522664Y2 (ja) * 1985-12-27 1993-06-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0288046U (ja) 1990-07-12

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