JPH0754652A - 自動二輪車用4サイクルエンジン - Google Patents

自動二輪車用4サイクルエンジン

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Publication number
JPH0754652A
JPH0754652A JP20071393A JP20071393A JPH0754652A JP H0754652 A JPH0754652 A JP H0754652A JP 20071393 A JP20071393 A JP 20071393A JP 20071393 A JP20071393 A JP 20071393A JP H0754652 A JPH0754652 A JP H0754652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder head
engine
cycle
vehicle
head cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20071393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nishikawa
雅宏 西河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP20071393A priority Critical patent/JPH0754652A/ja
Publication of JPH0754652A publication Critical patent/JPH0754652A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】点火プラグ周辺の冷却効果を高めた自動二輪車
用4サイクルエンジンを提供するにある。 【構成】車両1の進行方向に対して直角に配置された二
本のカムシャフト13,14から構成される動弁機構1
5を備えた自動二輪車用4サイクルエンジン4におい
て、上記カムシャフト13,14は上方からシリンダヘ
ッドカバー5によって覆われ、上記車両1の進行方向に
向かって後側のシリンダヘッドカバー5a上にブリーザ
装置24を上方に突出させて設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車用4サイクル
エンジンに係り、特に点火プラグ周辺の冷却効果を高め
た自動二輪車用4サイクルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの高回転化、および理想的な燃
焼室形状を得る目的で、シリンダヘッド上部に吸気バル
ブおよび排気バルブ開閉用の二本のカムシャフトをそれ
ぞれのバルブ上に設けてバルブを開閉するダブルオーバ
ーヘッドカムシャフト(DOHC)型の動弁機構を備え
たエンジンがある。そして、点火プラグはシリンダヘッ
ドの二本のカムシャフトに挟まれた空間の底部に配置さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、点火プ
ラグが配置された空間は、前後をカムシャフトに挟まれ
た谷部となっており、走行風が充分に行き渡りにくい。
その結果、点火プラグの周辺が高温になり、点火プラグ
自体も高温になってしまう。点火プラグが高温になる
と、点火プラグの点火以前にその熱によって混合気が発
火してしまうプレイグニッション(早期着火)を起こす
おそれがあり、プレイグニッションが生じるとシリンダ
内温度を急激に上昇させ、回転不調などを起こしてしま
い好ましくない。
【0004】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、点火プラグ周辺の冷却効果を高めた自動二輪車
用4サイクルエンジンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
用4サイクルエンジンは、上述した課題を解決するため
に、請求項1に記載したように、車両の進行方向に対し
て直角に配置された二本のカムシャフトから構成される
動弁機構を備えた自動二輪車用4サイクルエンジンにお
いて、上記カムシャフトは上方からシリンダヘッドカバ
ーによって覆われ、上記車両の進行方向に向かって後側
のシリンダヘッドカバー上にブリーザ装置を上方に突出
させて設けたものである。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、車両の
進行方向に対して直角に配置された二本のカムシャフト
から構成される動弁機構を備えた自動二輪車用4サイク
ルエンジンにおいて、上記カムシャフトは上方からシリ
ンダヘッドカバーによって覆われ、上記車両の進行方向
に向かって後側のシリンダヘッドカバー上にブリーザ装
置を上方に突出させて設けたため、走行風がブリーザ装
置に当たって下方に案内され、点火プラグ周辺の冷却効
果が高まる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。
【0009】図1において、この自動二輪車(車両)1
は車体フレーム2を有し、この車体フレーム2の上方に
は燃料タンク3が設けられ、また、車体フレーム2の中
央下部にはエンジン4が搭載される。このエンジン4
は、主にシリンダヘッドカバー5と、シリンダヘッド6
と、シリンダブロック7と、そしてクランクケース8と
から構成される。シリンダヘッド6の後側にはエンジン
吸気系9を構成するキャブレータ9aおよびエアクリー
ナ9bが接続される一方、シリンダヘッド6の前側には
エンジン排気系10を構成するエキゾーストパイプ10
aおよびマフラ10bが接続される。
【0010】このエンジン4は図2にも示すように、例
えば空冷4サイクル並列二気筒エンジンであり、シリン
ダヘッド6上部に吸気バルブ11および排気バルブ12
開閉用の二本のカムシャフト13,14をそれぞれのバ
ルブ11,12上方に設けてバルブ11,12を開閉す
るダブルオーバーヘッドカムシャフト(DOHC)型の
動弁機構15を備えたものである。吸気バルブ開閉用カ
ムシャフト13は例えば車両1の進行方向に向かって後
側に、そして吸気バルブ開閉用カムシャフト14は車両
1の進行方向に向かって前側に、それぞれ車両1の進行
方向に対して直角に配設される。さらに、シリンダヘッ
ド6の二本のカムシャフト13,14に挟まれた空間の
底部には点火プラグ16が配置され螺着される。
【0011】図3は、図2のA−A線に沿う縦断面図で
あり、図4は図3のB矢視図、すなわちシリンダヘッド
カバー5の平面図である。
【0012】図2、図3、および図4において、クラン
クケース8内にはクランクシャフト17が車両1の進行
方向に対して直角に配置される。クランクシャフト17
にはピストン18がコンロッド19を介して連結され
る。ピストン18はシリンダブロック7内に嵌装された
シリンダライナ20内を図の上下方向に往復し、この往
復ストロークがクランクシャフト17を回転運動させ
る。
【0013】クランクシャフト17にはカムチェーンド
ライブスプロケット21が設けられる。一方、カムシャ
フト13,14の一端にはカムスプロケット22が設け
られ、このカムスプロケット22はカムチェーン23に
よってカムチェーンドライブスプロケット21と連結さ
れる。そして、クランクシャフト17の回転がカムシャ
フト13,14に伝達されることによりシリンダヘッド
6内に設けられた動弁機構15が作動される。
【0014】この動弁機構15はその上部をシリンダヘ
ッドカバー5により覆われる。シリンダヘッドカバー5
は、吸気バルブ開閉用カムシャフトカバー部5aと、排
気バルブ開閉用カムシャフトカバー部5bと、カムスプ
ロケットカバー部5cとが一体に形成されたものであ
る。
【0015】吸気バルブ開閉用カムシャフトカバー部5
aの上部にはブリーザ装置24が設けられる。ブリーザ
装置24は、エンジン4内で発生したブローバイガスを
エンジン吸気系9に還流させ、そこから再びエンジン4
内に送り込んで再燃焼させる機構であり、このブリーザ
装置24はブリーザカバー25により覆われる。ブリー
ザカバー25は、吸気バルブ開閉用カムシャフトカバー
部5aの上方に突出して形成される。
【0016】次に、本実施例の作用について説明する。
【0017】自動二輪車1が走行すると、前方から来る
走行風が、図2に矢印で示すように吸気バルブ開閉用カ
ムシャフトカバー部5aの上部に設けられたブリーザ装
置24のブリーザカバー25に当たって下方、すなわち
シリンダヘッド6の二本のカムシャフト13,14に挟
まれた空間に導かれ、この空間に配置された点火プラグ
16やその周辺部が充分に冷却可能となる。点火プラグ
16が充分に冷却されることによりプレイグニッション
が防止され、エンジン4の回転がスムーズになる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車用4サイクルエンジンによれば、車両の進行方向
に対して直角に配置された二本のカムシャフトから構成
される動弁機構を備えた自動二輪車用4サイクルエンジ
ンにおいて、上記カムシャフトは上方からシリンダヘッ
ドカバーによって覆われ、上記車両の進行方向に向かっ
て後側のシリンダヘッドカバー上にブリーザ装置を上方
に突出させて設けたため、走行風がブリーザ装置に当た
って下方に案内され、点火プラグ周辺の冷却効果が高ま
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車用4サイクルエンジン
の一実施例を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】エンジンの縦断面図。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】図3のB矢視図。
【符号の説明】
1 自動二輪車(車両) 2 車体フレーム 4 エンジン 5 シリンダヘッドカバー 5a 吸気バルブ開閉用カムシャフトカバー部 5b 排気バルブ開閉用カムシャフトカバー部 6 シリンダヘッド 7 シリンダブロック 8 クランクケース 13 吸気バルブ開閉用カムシャフト 14 排気バルブ開閉用カムシャフト 15 動弁機構 16 点火プラグ 24 ブリーザ装置 25 ブリーザカバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の進行方向に対して直角に配置され
    た二本のカムシャフトから構成される動弁機構を備えた
    自動二輪車用4サイクルエンジンにおいて、上記カムシ
    ャフトは上方からシリンダヘッドカバーによって覆わ
    れ、上記車両の進行方向に向かって後側のシリンダヘッ
    ドカバー上にブリーザ装置を上方に突出させて設けたこ
    とを特徴とする自動二輪車用4サイクルエンジン。
JP20071393A 1993-08-12 1993-08-12 自動二輪車用4サイクルエンジン Pending JPH0754652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20071393A JPH0754652A (ja) 1993-08-12 1993-08-12 自動二輪車用4サイクルエンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20071393A JPH0754652A (ja) 1993-08-12 1993-08-12 自動二輪車用4サイクルエンジン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0754652A true JPH0754652A (ja) 1995-02-28

Family

ID=16428984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20071393A Pending JPH0754652A (ja) 1993-08-12 1993-08-12 自動二輪車用4サイクルエンジン

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JP (1) JPH0754652A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205199A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Honda Motor Co Ltd 車両用内燃機関

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205199A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Honda Motor Co Ltd 車両用内燃機関
JP4657937B2 (ja) * 2006-01-31 2011-03-23 本田技研工業株式会社 車両用内燃機関

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