JPH0754321A - 堆積物除去方法 - Google Patents

堆積物除去方法

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JPH0754321A
JPH0754321A JP5190433A JP19043393A JPH0754321A JP H0754321 A JPH0754321 A JP H0754321A JP 5190433 A JP5190433 A JP 5190433A JP 19043393 A JP19043393 A JP 19043393A JP H0754321 A JPH0754321 A JP H0754321A
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Takashi Asae
隆 浅枝
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Japan Industrial Land Development Co Ltd
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Aoki Corp
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 流路上面または流路上部につい立て型壁体構
造物(1)を流れ方向に対して平面略V字形に配置して
下降流(5)を形成することによって、流路底部におけ
る堆積物の堆積を除去することを特徴とする堆積物除去
方法。 【効果】 堆積の盛んな流域で下降流を生成させること
で、その流路下部の流速を増大させ、その流路下部にお
ける運搬作用を促進し、河川堆積物等の効果的除去や堆
積防止が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、堆積物除去方法とそ
の装置に関するものである。さらに詳しくは、この発明
は、近海域、河川域、特に河川下流域における土砂等の
堆積防止に有用な堆積物除去方法とそのための装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】降雨量が多くかつ、山間部の
多い地形からなるわが国においては、必然的に河川が多
く、その流れも速いため、これらの河川では、その侵食
運搬作用によって山間部から土砂が削りとられて運ば
れ、河川中流から河口付近にその土砂が堆積される。こ
のため、河川下流域では、土砂が大量に堆積流域開発に
大きな障害となってきた。
【0003】また、近年の土木建築技術の発達によっ
て、山間部等の従来手の付けられなかった領域での開発
も飛躍的に増大し、さらに、河川保全工事の促進によっ
て、河岸の改修が行われ、河川水を効率よく海洋に流し
込むことが可能となり、河川の氾濫は激減したが、この
ような開発は、長期にわたって形成されてきた地盤と降
雨等の水による侵食作用との均衡を崩し、本来地盤が持
つ安定性を失わせる結果となった。このため、河川流域
においては、土砂崩れや表土流失が頻発し、大量の土砂
が河川に流れ込む状況となっている。さらにまた、河川
保全工事によって河岸が改修されているため、土砂の堆
積が行われず、下流へ大量の土砂が流入し、河口では、
通常以上の土砂が堆積する結果となっている。
【0004】従来より、このような土砂流出の対策とし
て、鉄筋コンクリート製の防護壁を設置することによっ
て、土砂の流れをくいとめる砂防ダム等の建設が行われ
てきている。しかしながら、このような砂防ダムは、そ
の建設に多大なコストがかかること、建設工事にともな
って環境を破壊してしまうこと、また特に河口付近で
は、地盤の関係上、砂防ダムの建設は、ほとんど不可能
であるという問題点がある。
【0005】さらに、近年では、都市河川や工業地域の
沿岸ではヘドロ等の微細粒子の堆積や、流れてきた浮遊
堆積物の沈殿も増大しており問題となっているが、同様
にその問題解消のための有効な手段はいまだ実現されて
いない。この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされ
たものであり、従来の問題を解消し、流れ自体が持つエ
ネルギーを利用し、河川土砂やヘドロ等の微細粒子の堆
積物等の堆積物を効果的に除去することのできる新しい
堆積物除去法とそのための装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、流路上面または流路上部につい
立て型壁体構造物を流れ方向に対して平面略V字形に配
置して下降流を形成することによって、流路底部におけ
る堆積物を除去することを特徴とする堆積物除去方法を
提供する。またさらに、この発明は、流れ方向に対して
平面略V字形に配置されたつい立て型壁体構造物と前記
壁体構造物を流路上部に維持するためのフロートと、こ
のフロートからワイヤによってつながれたフロートの位
置を固定するためのアンカーとを有する堆積物除去装置
をも提供する。
【0007】
【作用】すなわち、この発明においては、上記の通りの
平面略V字形のつい立て型壁体構造物の配置によって、
流れ方向に対して、流路底部へと向う下降流を形成し、
この下降集中流によって底部の堆積物を除去する。この
方法とそのための装置は、この発明の発明者がすでに提
案している流路の人工上昇流の形成方法に関する技術
(特開平2−298525号)を踏まえ、新たな着想と
知見に基づいて発明されたものである。つまり、この人
工上昇流の形成は、流路底部へと向う集中下降流の形成
として適用可能であって、この適用によって、河川堆積
物等の除去が効果的に実現されることが見出された。
【0008】この方法は、近海域等においても有効であ
り、また、壁体構造物は、V字型に限定されず、U字型
等であってもよい。以下実施例を示し、この発明につい
て詳しく説明する。
【0009】
【実施例】図1および図2は、河川流路にこの発明の装
置を形成した時の一例を模式的に示したものである。こ
の発明による河川堆積物防止装置は、流れ方向に対して
平面略V字形に配設された、つい立て壁構造物(1)
と、水面(7)上に前記壁体構造物(1)を流路上部に
維持するためのフロート(2)と、このフロート(2)
からワイヤ(3)によってつながれたフロート(2)の
位置を固定するための河底(6)上に設置されたアンカ
ー(4)とでなる。
【0010】この構造物(1)の配設により、流路の流
れは、この構造物(1)の壁面によって攪乱され、図2
中に示したような下降流(5)を生じる。この下降流
(5)は、構造物(1)の流路下部における通常の流れ
と融合することで、流路下部の流速を増大させ、従来の
堆積物を下流へ押し流すことによって、堆積物を除去す
る。
【0011】この場合、フロート(2)に取付けるワイ
ヤを船舶に係止し、構造物(1)とフロート(2)との
配設位置を移動自在とすることもできる。実際、この発
明は、たとえばヘドロ等の微細粒子の沈殿防止には、レ
イノルズ数(Re)が200程度でも、構造物(1)の
高さの8倍程度の深さの河川にまで、下降流は到達する
ので、この程度の深さの河川には充分に適用可能であ
る。微細粒子の大きさにもよるが、必要な流速は、たと
えば20〜30cmでも有効である。
【0012】なお、この発明において、配設するつい立
て型壁体構造物については、その配設形を平面Y字形に
変えることによって、この構造物の下流域における流れ
を安定させることができる。また、つい立て型構造物の
配設形を流れ方向に対して平面U字型にしてもよい。さ
らに、つい立て型構造物の河底方向への大きさは、流路
の流速やあるいは、つい立て型構造物の配設形やその他
の条件を考慮することによって、より効果的な下降流を
生成することができる。
【0013】また、この発明の方法及び装置は、以上の
例によって何ら限定されるものではなく、実際の河川域
等への適応にあたっては、様々な態様が可能である。
【0014】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、堆積の盛んな流域で下降流を生成させることで、
その流路下部の流速を増大させ、その流路下部における
運搬作用を促進し、河川等の堆積物の除去や堆積防止が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置を模式的に示した斜視図。
【図2】この発明の装置を模式的に示した断面図。
【符号の説明】
1 つい立て型構造物 2 フロート 3 ワイヤ 4 アンカー 5 下降流 6 河底 7 水面
フロントページの続き (72)発明者 浅枝 隆 埼玉県三郷市早稲田5−5−26 ライオン ズマンション三郷第5 604

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路上面または流路上部につい立て型壁
    体構造物を流れ方向に対して平面略V字形に配置して下
    降流を形成することによって、流路底部における堆積物
    を除去することを特徴とする堆積物除去方法。
  2. 【請求項2】 流れ方向に対して平面略V字形に配置さ
    れたつい立て型壁体構造物と、前記壁体構造物を流路上
    部に維持するためのフロートと、このフロートからワイ
    ヤによってつながれたフロートの位置を固定するための
    アンカーとを有する堆積物除去装置。
  3. 【請求項3】 船舶に係止して構造物とフロートとを移
    動自在とするためのワイヤを備えてなる請求項2の堆積
    物除去装置。
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