JPH075430U - リバーシブルテーブル - Google Patents

リバーシブルテーブル

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JPH075430U
JPH075430U JP4182593U JP4182593U JPH075430U JP H075430 U JPH075430 U JP H075430U JP 4182593 U JP4182593 U JP 4182593U JP 4182593 U JP4182593 U JP 4182593U JP H075430 U JPH075430 U JP H075430U
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裕司 橋田
修治 舟越
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成興工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天板の上下両面を使用することができる折り
たたみ式のテーブルを提供する。 【構成】 天板2の左右の端面の前側に回動自在に取り
つけられるU字状の内脚6と、その内脚6の外側に配置
され、内脚6とX字状に交差するように回動自在に連結
され、それぞれ上端が天板2の左右の端面の後側に回動
自在に取りつけられる一対の外脚8とからなり、それぞ
れの外脚8が、パイプ製の本体12とその上部に挿入さ
れたスライド部材13とから伸縮自在に構成されている
リバーシブルテーブルの構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は天板の上下両面を使用することができ、しかも扁平に折りたたむこと ができるリバーシブルテーブルに関する。なお本明細書においてテーブルとは、 事務用ないし学習用の机、食卓などの一般的なテーブルのほか、作業台、カウン ターなど、テーブルと同様の構成を有するものをすべて含む概念である。
【0002】
【従来の技術】
従来の天板の両面を使用できるテーブルとしては、こたつ板の一面を合成樹脂 ないし木製の化粧板とし、他面をゲーム時に使用するラシャ張りとしたものがあ る。このものは天板を受ける台部と脚とを一体とし、その上に分離した天板を単 に載置したものである。また天板の裏面に、左右の脚を2本ずつ一体にしたもの を、それぞれ直角に折りたためるようにヒンジ連結した会議用テーブルも知られ ている。このものはすべての脚を天板の下側に折りたたむことができ、そのため テーブル同士を互いに重ねることができるので、収容スペースをとらない利点が ある。
【0003】 さらに本出願人は、すでに中間部のヒンジで折りたたみ自在に連結したX脚の 両方の脚の上端を、それぞれ天板の下面に回動自在に連結すると共に、一方の脚 の前記中間部のヒンジと上端との間に第2ヒンジを設けた折りたたみ式のカウン ターを提案している(実願平1−33067号参照)。このものは天板に対して 両脚を同じ側に折りたたむことができ、しかも折りたたんだ脚が自立できるよう にしているので、天板を垂直に立てた状態で使用することもできる。
【0004】 一方、本出願人は、折畳パイプ椅子の分野において、前脚兼用の背もたれ用支 柱と後脚とを折りたたみ自在のX脚とし、座部の前部に後脚の上端を回動自在に 連結すると共に、座部の後部を背もたれ用支柱に対してスライド自在かつ回動自 在に連結したものを提案している。さらにこのものを発展させ、すべての脚を座 部の両側部に配置すると共に、背もたれ用支柱の間を後脚が通り抜けられるよう に、かつ後脚の間を座部が通り抜けられるようにし、もって座部(および背もた れ部)の上下両面を使用できるようにしたリバーシブルの椅子を提案している( 特願平1−95101号参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記両面使用のこたつ板は本体と離れており、しかも一般には本体は折りたた めないので、折りたたみおよび展開の操作に手間を要し、たとえば一時的に部屋 の片隅に収納したりするのが不便である。また前述の他の折りたたみ式のテーブ ル類は両面の使用ができない。さらに前記リバーシブルの椅子は、背もたれ用の 支柱をガイドとして使用しているが、テーブルにはそのような上部に延びる支柱 がなく、かかるリバーシブル椅子における折りたたみおよび反転の機構をそのま まテーブルに転用することができない。
【0006】 本考案は、前記リバーシブルの椅子の機構部分をテーブルに利用できるように 工夫・発展させ、従来にはない天板の両面の使用が可能な折りたたみ式テーブル を提供することを技術課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のリバーシブルテーブルは、天板と、その天板の左右の端面の前側に、 それぞれ上端が左右方向に延びる共通の軸線回りに回動自在に取り付けられる一 対の内脚と、前記一対の内脚の外側に、内脚を通過させうるスペースを介して配 置され、天板の左右の端面の後側に、それぞれ上端が左右方向に延びる軸線回り に回動自在に取り付けられ、かつ、内脚の中間部に対し、それぞれの中間部が左 右に延びる共通の軸線回りに回動自在に連結される一対の外脚とを備えており、 前記外脚の天板への取付位置と内脚への連結位置との間の部分が、外脚の天板へ の取付位置と内脚の天板への取付位置との間隔以上の伸縮長さを有するように、 伸縮自在に構成されていることを特徴としている。なお請求の範囲にいう前後左 右は単に内脚と外脚との位置関係を示すだけのものであり、使用者が座る位置や 天板の縦横(長辺と短辺)とは無関係である。
【0008】 前記外脚は、内脚と実質的に同じ長さのパイプ製の外脚本体と、その外脚本体 に、外脚本体の上端開口から伸び出し可能に収容され、かつ上端が長い回動支持 部によって天板の端面に回動自在に取りつけられているスライド部材とから構成 することができ、その場合はスライド部材の延び出し可能長さが前記伸縮長さと なっている。また前記外脚本体の中間部と内脚の中間部とを、両者を貫通するピ ンで回動自在に連結する場合は、前記スライド部材の下部にそのピンとの干渉を 避けるためのスリットを形成する。
【0009】 前記外脚本体にスライド部材のスリットの上端と係合するネジを螺合すること により、スライド部材を外脚から延び出した位置に支持するためのストッパを構 成することができる。さらに前記左右一対の内脚の下部同士を、少なくとも一本 の横材により連結するのが好ましい。また前記スライド部材の上端および(また は)内脚の上端を、天板の上下の面を挟む断面コ字状の取り付けブラケットによ って天板の左右の端部に取り付けるのが好ましく、そのブラケットは天板の左右 に1本ずつ、外脚と内脚の両方を取りつけられる長いブラケットとすることがで きる。また前記外脚および内脚の下端近辺を、たがいに反対側にいくらか曲げる ようにしてもよい。
【0010】
【作用】
テーブルの使用状態では内脚と外脚とは連結部を交点としてX字状に開いてお り、それらの上端に回転支持部材を介して天板が支持される。その状態から天板 の後部を持ち上げると、外脚が延びて天板は内脚の取り付け部を回転中心として 回転する。それにより左右のX字脚が閉じられ、テーブルは全体が扁平に折りた たまれる。さらに天板を同じ方向に回転させると、X字脚の交差が逆になり、天 板が反転する。
【0011】 請求項2のテーブルでは、開いたときにスライド部材が外脚本体内に隠れるの で、外観が好ましい。請求項3のテーブルはスリットによりピンとスライド部材 の干渉が避けられるので、長いガイド部を備えたスライド部材を採用しうる。請 求項4のテーブルは、ネジをスリットの上端と係合させることにより、折りたた み状態を確実に保持できる。請求項5のテーブルは、横材により左右のX脚の開 閉が同調する。請求項6のテーブルでは、ブラケットにより天板をしっかりと保 持でき、請求項7のテーブルでは、さらに天板をしっかりと保持することができ る。請求項8のテーブルは、天板の反転の向きにより、天板の高さを変化するこ とができ、しかもテーブルは折りたたみ時に垂直に立てることができる。
【0012】
【実施例】
つぎに図面を参照しながら本考案のリバーシブルテーブル(以下、単にテーブ ルという)の好ましい実施例を説明する。 図1は本考案のテーブルの一実施例を示す斜視図、図2aは図1のテーブルの 折りたたみ途中の状態を示す要部斜視図、図2bは図2aにおけるスライド部材 の斜視図、図3および図4はそれぞれ図1のテーブルの折りたたんだ状態を示す 要部斜視図および要部断面図、図5、図6および図7はそれぞれ本考案のテーブ ルの他の実施例を使用状態(展開状態)において示す平面図、正面図および側面 図、図8および図9はそれぞれ図5のテーブルの回転支持部(A部)の一部断面 平面図および一部断面正面図、図10は図7および図8の支持部を示す分解斜視 図、図11aおよび図11bはそれぞれ図4のテーブルの折りたたんだ状態を示 す側面図および要部正面図、図12a〜eはそれぞれ図4のテーブルを、使用状 態から折りたたみ、さらに天板を反転させて裏面を使用できるようにする手順を 示す斜視図、図13は本考案のテーブルのさらに他の実施例を示す要部断面図で ある。
【0013】 図1のテーブル1Aは長方形状の天板2と、その天板2を支える左右のX脚3 、4とから構成される。左右のX脚3、4のそれぞれは、天板2の前側の端部に その上端が回転支持部5によって回動自在に取りつけられた内脚6と、その内脚 6の外側に、天板2の側端面との間に内脚6を通過させうるスペース(図3のS )を開けて配置され、天板2の後側の端部にその上端が長い回転支持部7によっ て回動自在に取りつけられた外脚8とから構成されている。外脚8の中間部は、 リベットピン9によって、内脚6の中間部に対して回動自在に連結されている。 リベットピン9は図4に示すように、内脚6と外脚8との間に、ピンと一体また は独立のスぺーサ9aを有するものが好ましい。
【0014】 前記左右の内脚7の下部同士は、2本の横材10によってしっかりと連結され ている。横材10は左右のX脚3、4の開閉運動を同調させる働きがあるので、 少なくとも1本設けるのが好ましい。なお図1の想像線あるいは図5〜7に示す テーブル1Bのように、左右の内脚7とその下端の横材11とを、コ字状に折り 曲げた1本のパイプにより構成してもよく、その場合は製造が容易になる利点が ある。なお両脚の長さが多少違ってもかまわなければ、すなわち前後の対称形が 崩れてもかまわなければ、外脚8の下部ないし下端同士を横材で連結することも できる。
【0015】 前記外脚8は、図2、図3および図4に詳細に示すように、それぞれまっすぐ なパイプから構成される外脚本体(以下、本体という)12と、その本体12内 にスライド自在に収容され、本体12の上端から出没自在にされたスライド部材 13とからなる。そして本体12の中間部が内脚6の中間部に連結され、本体1 2の上端が天板2の側端に連結されている。スライド部材13は本体12よりい くらか細いパイプから構成され、その上端に、前記長い回転支持部7が横向きに 設けられている。
【0016】 またスライド部材13の長さは図4のように本体12から回転支持部5、7間 の距離だけ延び出したときでも本体12内に充分残っている長さにされている。 そのためスライド部材13の下部には、リベットピン9との干渉を避けるための スリット14が形成されている(図2b参照)。スリット14の下端はスライド 部材13の下端で解放され、上端は止まりになっている。さらに本体12の上部 外側には、図4に示すようにネジ15を挿入する貫通孔16が形成され、その外 側にナット17が溶接などで固定されている。そのネジ15はX脚4を折りたた んだとき、スリット14の上端と係合してスライド部材13の下降を妨げ、X脚 をその折りたたんだ状態に保持するストッパとしての作用を奏する。
【0017】 前記とは逆に、X脚3、4を開いたときは、スリット14の上端は、リベット ピン9と当接して、それ以上スライド部材13が下降しないように、すなわちX 脚がそれ以上開かないようにするためのストッパとしての作用を奏する。なおス ライド部材13の上端の回転支持部7をパイプ製の本体12の上端に当接させて ストッパの働きをさせることもできる。
【0018】 図5〜7は前記テーブル1Aとほぼ同じテーブル1Bの平面図、正面図、側面 図を示している。図5〜7に示すようにテーブル1Bの左のX脚3と右のX脚4 とは、左右対称に配置され、開いたときの内脚6同士、および外脚8同士はそれ ぞれ同じ向きで互いに平行に、すなわち前者は後下がり、後者は前下がりになる (図1参照)。さらに図5から明らかなように、内脚用の回転支持部5、外脚用 の長い回転支持部7およびリベットピン9の回転中心P1、P2、P3は、それ ぞれ天板2の左右方向に延びており、互いに平行である。しかもテーブル1の左 右に関してそれぞれ対応する回転中心同士は同一の直線上にあり、共通の軸心と なっている。また図7に示すように、内脚6と外脚8とは同じ長さであり、回転 支持部5、7とリベットピン9の間隔L1、L2同士も同じに、すなわち前後で ほぼ対称にされている。なお図1、図5などのテーブル1A、1Bでは、外脚8 のほか、内脚7およびスライド部材13もそれぞれ丸パイプ製であるが、いずれ も角パイプあるいは中実の部材、板材を折り曲げ形成した部材、押し出し成形品 なども使用しうる。
【0019】 天板2は表裏で異なる材質ないし装飾模様にされている。たとえば一面を固い 木質層からなるコーヒーテーブルないし室内インテリヤ用とし、他面を合板ない しパーティクルボード層からなる作業台用などとすることができる。また一面に ラシャやコルクを張ったり、一面をガラスとし、他面を木製あるいは鋼板などと することもできる。
【0020】 前記の回転支持部5、7は図8〜10に示すように、天板2の左右の側縁に前 後にある距離だけ離して取りつけられている断面コ字状のブラケット18と、ス ライド部材13の上端に横向きに固着した筒状部19と、両者を回転自在に連結 するカラー20および連結ボルト21とから構成される。コ字状のブラケット1 8は図9に示すように、天板2を上下から挟むように取りつけられ、天板2を貫 通する孔に挿入される筒状の固定ナット22および固定ボルト23によって天板 2に固定される。なお天板2にはブラケット18の表面が天板2の表面から突出 しないように、低くなった段部24を設けるのが好ましい。
【0021】 ブラケット18の側面には円筒状の連結ナット25が溶接などで固着されてお り、その連結ナット25が筒状部19の一方の端部に形成された凹部26と嵌合 してスライド部材13を支持している。スライド部材13の他方の端部には、連 結ボルト21の頭部を収容する凹部27が形成されている。前記カラー20は連 結ボルト21を締めつけても筒状部19と連結ナット25との回動を許すための スぺーサとして、および筒状部19と連結ボルト21の間の滑りをよくするブッ シュとして作用する。
【0022】 外脚用の回転支持部7の場合は、X脚4を折りたたんだときに外脚8が内脚6 と干渉しないように、筒状部19を長くしている。それにより外脚8、とくにそ の本体12と天板2の側縁との間に適当なスペースSが与えられ、さらに外脚8 の間を内脚6がスムーズに通り抜けることができる。内脚6の回転支持部5は、 図4に示すように、長さが異なるほかは前記外脚用の回転支持部7と実質的に同 じである。筒状部19は内脚6を構成するパイプの上端に溶接などで横向きに固 定されている。なお内脚用の回転支持部5の場合は、左右の内脚6の間を天板2 が通り抜けられることを前提として、筒状部19はできるだけ短い方が好ましい 。それにより前記スペースSを小さくでき、ひいては外脚用の筒状部19を短く できるので、片持構造の負担を軽減できる。
【0023】 上記のごとく構成されるテーブル1A、1Bは、図7のようにX脚3、4を開 いた状態から天板2を矢印N方向に持ちあげると、スライド部材13が本体12 から延び出してX脚が閉じ始め、図2の途中の状態を経由し、図3および図11 に示すようにX脚が閉じる。そしてその時点で天板2が内脚6の内側に納まる。 この状態が折りたたみ状態である。この状態で図3〜4のストッパ用のネジ15 をねじ込めば、ネジ15がスライド部材13のスリット14内に入り込み、その 上端と係合して折りたたみ状態が安全に保持される。それらの一連の過程は図1 2a〜cに一層分かりやすく示されている。
【0024】 すなわち図12aは天板2の片面(Aで表示)が上を向いている状態であり、 途中の図12bの状態を経由して、図12cの折りたたみ状態になる。ついでそ の折りたたみ状態からネジ15を緩めて天板2の上端をさらに矢印N方向に回転 させると、天板2が内脚6の間を通り抜けるようにして前記とは逆側に倒れる。 同時に内脚6は天板2と外脚8の間を通り抜け、図12dに示すように外脚8と 内脚6とが逆の配置で交差するようになる。そのときに天板2の裏面(Bで表示 )が上向きの傾斜状態になる。
【0025】 そして再度スライド部材13のスリット14の上端がリベットピン9に係合し た時点で、天板2が完全に上を向いた状態、すなわち裏面(B)の使用状態とな る。なおこの状態では天板2の重量でスライド部材13が本体12から勝手に抜 け出ることはないが、必要に応じてネジ15を締め付けてその先端をスライド部 材13の表面に押し当ててスライド部材13の摺動をロックするようにしてもよ い。なおその時点では、スライド部材13のスリット14の上端よりも上側の部 分がネジ15の先端に面しているので、前記ネジ15によるロックが可能である 。さらに場合により、図12bまたは図12dなどの途中の状態でロックすれば 、天板2を傾斜させた状態あるいは直立からいくらか傾斜した状態にすることが でき、たとえば掲示板や仕切り板などとして使用することもできる。その場合は ネジ15にロックナットを設けるのが好ましい。またスライド部材13の表面( スリット14より上の部分)に適当数の係合用の孔を設けて有段階で調節できる ようにしてもよい。 なお内脚6の下端および外脚8の下端を図7の想像線Z1、Z2のようにいく らか曲げておくか、あるいはある程度の幅を持たせておくと、図11aのように 折り畳んだときでも下端部に前後の幅があるので、折りたたんだ状態あるいは傾 斜状態のテーブルを立てておくことができる。さらに想像線Z1、Z2のように 内脚6および外脚8の下端近辺をいくらか曲げておけば、天板2の反転によって 、天板2の高さを変えることもできる。
【0026】 図13は本考案にかかわる回転支持部および内脚と外脚の連結部などの他の実 施例を示している。前記図1〜7などのテーブル1A、1Bにおいては、内脚用 のブラケット18と外脚用のブラケット18とは分離しているが、本実施例にお いてはそれらが一体に連結されて長くされたブラケット27を採用している。そ のため左右のX脚3、4を天板2に取り付ける前においても、X脚3、4の上部 の回転支持部5、7間の距離が正確に設定でき、しかも強度を向上させうる。ま た外脚用の円柱状の連結ナット25aは内脚用の連結ナット25bよりも外脚8 と内脚6のずれの分だけ長くされている。そのため外脚用の筒状部19と内脚の 上端に設ける筒状部19の共通化、さらに左右の内脚6同士および外脚8同士の 共通化を図ることができる。またカラー20や連結ボルト21の共通化を図るこ ともできる。
【0027】 さらに図13の実施例では、各連結ナット25a、25bの太さを筒状部19 と同程度にしているので、片持構造の強度が高い利点がある。なお連結ナット2 5a、25bに代えて、先端にネジないし溝を設けたピンをブラケット27に固 定し、筒状部19を貫通したピンの先端にナットないし止め輪を取り付けて抜け 止めとしてもよい。
【0028】 前記いずれの実施例においても外脚をパイプ状の本体とその内部に収容したス ライド部材とから構成しているが、図13に示すように、1本のパイプからなる 外脚8を内脚6に対して軸方向スライド自在かつ回動自在に連結することもでき る。図13の実施例の場合は、内脚6の中間部に回動自在に筒状ガイド28を設 け、外脚8をその筒状ガイド28内にスライド自在に通すようにしている。この ものも図12と同じように操作することにより、天板2を折り畳むことができ、 かつその両面を使用することができる。なおその場合は筒状ガイド28にストッ パ用のネジを設けるのが好ましい。さらに筒状ガイド28に代えて、外脚の内側 (天板に対向する側)に溝ないしスリットを設け、その溝ないしスリットに内脚 に突設した丸いピンをスライド自在かつ回動自在に嵌合させることによっても同 等な機構を構成しうる(図示されていない)。上記スライド回転構造は、たとえ ば外脚の側に筒状ガイド28を設けたり、溝を内脚に設けるなど、外脚と内脚を 逆にしても構成しうる。
【0029】
【考案の効果】
本考案のテーブルは折り畳むことができるので、収納や梱包のときの容積を小 さくすることができる。さらに天板を反転して使用できるので、天板の両面を異 なる模様や材質とし、使用目的に応じて両面を使い分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のテーブルの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図2aは図1のテーブルの折りたたみ途中の状
態を示す要部斜視図、図2bは図2aにおけるスライド
部材の斜視図である。
【図3】図1のテーブルの折りたたんだ状態を示す要部
斜視図である。
【図4】図1のテーブルの折りたたんだ状態を示す要部
断面図である。
【図5】本考案のテーブルの他の実施例を使用状態(展
開状態)において示す平面図
【図6】図5のテーブルの正面図である。
【図7】図5のテーブルの側面図である。
【図8】図5のテーブルの回転支持部(J部)の一部断
面平面図である。
【図9】図5のテーブルの回転支持部(J部)の一部断
面正面図である
【図10】図8および図9の回転支持部を示す分解斜視
図である。
【図11】図11aおよび図11bはそれぞれ図4のテ
ーブルの折りたたんだ状態を示す側面図および要部正面
図である。
【図12】図12a〜eはそれぞれ図5のテーブルを、
使用状態から折りたたみ、さらに天板を反転させて裏面
を使用できるようにする手順を示す斜視図である。
【図13】本考案のテーブルのさらに他の実施例を示す
要部断面図である。
【符号の説明】
1A テーブル 1B テーブル 2 天板 5 回転支持部 6 内脚 7 回転支持部 8 外脚 9 リベットピン 12 本体 13 スライド部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のテーブルの一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】 図2aは図1のテーブルの折りたたみ途中の
状態を示す要部斜視図、図2bは図2aにおけるスライ
ド部材の斜視図である。
【図3】 図1のテーブルの折りたたんだ状態を示す要
部斜視図である。
【図4】 図1のテーブルの折りたたんだ状態を示す要
部断面図である。
【図5】 本考案のテーブルの他の実施例を使用状態
(展開状態)において示す平面図である。
【図6】 図5のテーブルの正面図である。
【図7】 図5のテーブルの側面図である。
【図8】 図5のテーブルの回転支持部(J部)の一部
断面平面図である。
【図9】 図5のテーブルの回転支持部(J部)の一部
断面正面図である。
【図10】 図8および図9の回転支持部を示す分解斜
視図である。
【図11】 図11aおよび図11bはそれぞれ図4の
テーブルの折りたたんだ状態を示す側面図および要部正
面図である。
【図12】 図5のテーブルを、使用状態から折りたた
み、さらに天板を反転させて裏面を使用できるようにす
る手順を示す工程説明図である。
【図13】 本考案のテーブルのさらに他の実施例を示
す要部断面図である。
【符号の説明】 1A テーブル 1B テーブル 2 天板 5 回転支持部 6 内脚 7 回転支持部 8 外脚 9 リベットピン 12 本体 13 スライド部材
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】 図5のテーブルを、使用状態から折りたた
み、さらに天板を反転させて裏面を使用できるようにす
る手順を示す工程説明図である。

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板と、 その天板の左右の端面の前側に、それぞれ上端が左右方
    向に延びる共通の軸線回りに回動自在に取り付けられる
    一対の内脚と、 前記一対の内脚の外側に、内脚を通過させうるスペース
    を介して配置され、天板の左右の端面の後側に、それぞ
    れ上端が左右方向に延びる軸線回りに回動自在に取り付
    けられ、かつ、内脚の中間部に対し、それぞれの中間部
    が左右に延びる共通の軸線回りに回動自在に連結される
    一対の外脚とを備えており、 前記外脚の天板への取付位置と内脚への連結位置との間
    の部分が、外脚の天板への取付位置と内脚の天板への取
    付位置との間隔以上の伸縮長さを有するように、伸縮自
    在に構成されているリバーシブルテーブル。
  2. 【請求項2】 前記外脚が、内脚と実質的に同じ長さの
    パイプ製の外脚本体と、その外脚本体に、外脚本体の上
    端開口から伸び出し可能に収容され、かつ上端が長い回
    動支持部によって天板の端面に回動自在に取りつけられ
    ているスライド部材とからなり、そのスライド部材の延
    び出し可能長さが前記伸縮長さとなっている請求項1記
    載のリバーシブルテーブル。
  3. 【請求項3】 前記外脚本体の中間部と内脚の中間部と
    が両者を貫通するピンで回動自在に連結されると共に、
    前記スライド部材の下部にそのピンとの干渉を避けるた
    めのスリットが形成されている請求項2記載のリバーシ
    ブルテーブル。
  4. 【請求項4】 前記外脚に、スライド部材のスリットの
    上端と係合して、スライド部材を外脚から延び出した位
    置において支持するためのネジが設けられている請求項
    3記載のリバーシブルテーブル。
  5. 【請求項5】 前記左右一対の内脚の下部同士が、少な
    くとも一本の横材により連結されている請求項1、2、
    3または4のいずれかに記載のリバーシブルテーブル。
  6. 【請求項6】 前記外脚の上端および(または)内脚の
    上端が、天板の上下の面を挟む断面コ字状の取り付けブ
    ラケットを介して天板に取り付けられている請求項1、
    2、3、4または5のいずれかに記載のリバーシブルテ
    ーブル。
  7. 【請求項7】 天板の同じ側の外脚および内脚のそれぞ
    れの上端が、1本の長いブラケットによって天板の端部
    に取りつけられている請求項6記載のリバーシブルテー
    ブル。
  8. 【請求項8】 外脚および内脚の下端近辺が、たがいに
    反対側にいくらか曲がっている請求項1記載のリバーシ
    ブルテーブル。
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