JPH0754050Y2 - 三線式列車検知装置 - Google Patents
三線式列車検知装置Info
- Publication number
- JPH0754050Y2 JPH0754050Y2 JP4031293U JP4031293U JPH0754050Y2 JP H0754050 Y2 JPH0754050 Y2 JP H0754050Y2 JP 4031293 U JP4031293 U JP 4031293U JP 4031293 U JP4031293 U JP 4031293U JP H0754050 Y2 JPH0754050 Y2 JP H0754050Y2
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- Japan
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- phase voltage
- rail
- train
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は三線式レ−ルで列車を
検出する三線式列車検知装置、特に装置の簡略化に関す
るものである。
検出する三線式列車検知装置、特に装置の簡略化に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来線列車と新幹線列車を共通の線区で
走行させる手段として、基本レ−ルとスタンダ−ドゲ−
ジレ−ルとナロ−ゲ−ジレ−ルとの三本のレ−ルを使
い、従来線列車は基本レ−ルとナロ−ゲ−ジレ−ルを使
い走行し、新幹線列車は基本レ−ルとスタンダ−ドゲ−
ジレ−ルを使い走行する三線式レ−ルが用いられてい
る。
走行させる手段として、基本レ−ルとスタンダ−ドゲ−
ジレ−ルとナロ−ゲ−ジレ−ルとの三本のレ−ルを使
い、従来線列車は基本レ−ルとナロ−ゲ−ジレ−ルを使
い走行し、新幹線列車は基本レ−ルとスタンダ−ドゲ−
ジレ−ルを使い走行する三線式レ−ルが用いられてい
る。
【0003】三線式レ−ルを用いる場合の列車の検知は
三本のレ−ルの間が接触しないことを平常状態として、
いずれかのレ−ル間が短絡しても列車有として停止信号
を表示する三線式軌道回路を構成することによって行わ
れている。
三本のレ−ルの間が接触しないことを平常状態として、
いずれかのレ−ル間が短絡しても列車有として停止信号
を表示する三線式軌道回路を構成することによって行わ
れている。
【0004】三線式軌道回路では基本レ−ルとスタンダ
−ドレ−ルとの間と、基本レ−ルとナロ−ゲ−ジレ−ル
との間の列車による短絡を検知する必要があるから、従
来から使用されている列車検知装置を二台使用した方式
が採用されている。
−ドレ−ルとの間と、基本レ−ルとナロ−ゲ−ジレ−ル
との間の列車による短絡を検知する必要があるから、従
来から使用されている列車検知装置を二台使用した方式
が採用されている。
【0005】ところが、従来使用されている列車検知装
置を二台使用する方式では、スタンダ−ドゲ−ジレ−ル
とナロ−ゲ−ジレ−ルとの間が二個所で短絡している
と、例えば、軌道回路のナロ−ゲ−ジレ−ルと基本レ−
ルとの間に列車が存在しても、二個所の短絡個所からス
タンダ−ドゲ−ジレ−ルに列車検知用の電流が回り込
み、列車検出ができないことがある。これに対処するた
め、例えば図5の起動回路構成図に示すように、列車検
知用の発振器19,20と受信器22,23の他にスタ
ンダ−ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7との間
の絶縁を検知するための発振器21と受信器24を設け
ている。
置を二台使用する方式では、スタンダ−ドゲ−ジレ−ル
とナロ−ゲ−ジレ−ルとの間が二個所で短絡している
と、例えば、軌道回路のナロ−ゲ−ジレ−ルと基本レ−
ルとの間に列車が存在しても、二個所の短絡個所からス
タンダ−ドゲ−ジレ−ルに列車検知用の電流が回り込
み、列車検出ができないことがある。これに対処するた
め、例えば図5の起動回路構成図に示すように、列車検
知用の発振器19,20と受信器22,23の他にスタ
ンダ−ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7との間
の絶縁を検知するための発振器21と受信器24を設け
ている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記のように三線式軌
道回路で列車を正確に検知するためには、列車検知用の
発振器19,20と受信器22,23以外にスタンダ−
ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7との間の絶縁
を検知するための発振器21と受信器24を余分に設け
る必要があり、列車検知装置の構成が複雑になり、費用
が掛かるとともに保守,点検が容易でなかった。
道回路で列車を正確に検知するためには、列車検知用の
発振器19,20と受信器22,23以外にスタンダ−
ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7との間の絶縁
を検知するための発振器21と受信器24を余分に設け
る必要があり、列車検知装置の構成が複雑になり、費用
が掛かるとともに保守,点検が容易でなかった。
【0007】この考案はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、列車の有無とスタンダ−ドゲ−ジレ
−ルとナロ−ゲ−ジレ−ルとの間の短絡との双方を簡単
な構成で確実に検知することができる三線式列車検知装
置を得ることを目的とするものである。
されたものであり、列車の有無とスタンダ−ドゲ−ジレ
−ルとナロ−ゲ−ジレ−ルとの間の短絡との双方を簡単
な構成で確実に検知することができる三線式列車検知装
置を得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案に係る三線式列
車検知装置は、平衡二相電圧を発生する発振器と、三本
のレ−ルに接続し発振器から発生した平衡二相電圧を三
相電圧に相数変換するスコット結線の変圧器とを有する
送信部と、三本のレ−ルに接続し三相電圧を平衡二相電
圧に相数変換するスコット結線の変圧器と、変圧器で相
変換された平衡二相電圧を受信し位相差を検出する受信
器を有する受信部とを備えた。
車検知装置は、平衡二相電圧を発生する発振器と、三本
のレ−ルに接続し発振器から発生した平衡二相電圧を三
相電圧に相数変換するスコット結線の変圧器とを有する
送信部と、三本のレ−ルに接続し三相電圧を平衡二相電
圧に相数変換するスコット結線の変圧器と、変圧器で相
変換された平衡二相電圧を受信し位相差を検出する受信
器を有する受信部とを備えた。
【0009】
【作用】この考案においては、送信部の発振器で発生し
た平衡二相電圧をスコット結線の変圧器で平衡三相電圧
に相数変換して軌道回路の三本のレ−ルに送り出す。
た平衡二相電圧をスコット結線の変圧器で平衡三相電圧
に相数変換して軌道回路の三本のレ−ルに送り出す。
【0010】受信部のスコット結線の変圧器は各レ−ル
間に短絡が生じていなく平衡三相電圧を受信したときに
は平衡二相電圧を出力し、レ−ル間に短絡が生じて不平
衡三相電圧が入力したときには不平衡二相電圧を出力す
る。この変圧器の出力電圧の位相の乱れを受信器で検出
し列車の進入を検知する。
間に短絡が生じていなく平衡三相電圧を受信したときに
は平衡二相電圧を出力し、レ−ル間に短絡が生じて不平
衡三相電圧が入力したときには不平衡二相電圧を出力す
る。この変圧器の出力電圧の位相の乱れを受信器で検出
し列車の進入を検知する。
【0011】
【実施例】図1はこの考案の一実施例を示す三線式列車
検知装置の構成図である。図に示すように、三線式列車
検知装置は例えば在来線列車と新幹線列車を共通の線区
で走行させる場合に列車を検出するものであり、基本レ
−ル8を共通レ−ルとして、基本レ−ル8とナロ−ゲ−
ジレ−ル7とで在来線列車を検出する軌道回路を形成
し、基本レ−ル8とスタンダ−ドゲ−ジレ−ル6とで新
幹線列車が走行する軌道回路を形成する。この三線式列
車検知装置は軌道回路の両端部に設けられた送信部1と
受信部9とを有する。送信部1は発信器2とスコット結
線の変圧器5を有する。受信部9にスコット結線の変圧
器10と受信器11を有する。受信部9と送信部1のス
コット結線の変圧器5、10は各レ−ル6、7、8に接
続されている。
検知装置の構成図である。図に示すように、三線式列車
検知装置は例えば在来線列車と新幹線列車を共通の線区
で走行させる場合に列車を検出するものであり、基本レ
−ル8を共通レ−ルとして、基本レ−ル8とナロ−ゲ−
ジレ−ル7とで在来線列車を検出する軌道回路を形成
し、基本レ−ル8とスタンダ−ドゲ−ジレ−ル6とで新
幹線列車が走行する軌道回路を形成する。この三線式列
車検知装置は軌道回路の両端部に設けられた送信部1と
受信部9とを有する。送信部1は発信器2とスコット結
線の変圧器5を有する。受信部9にスコット結線の変圧
器10と受信器11を有する。受信部9と送信部1のス
コット結線の変圧器5、10は各レ−ル6、7、8に接
続されている。
【0012】送信部1の発振器2は位相が90度ずれた
平衡二相電圧を発生する発振部3,4を有する。送信部
1のスコット結線の変圧器5は二相電圧を三相電圧に相
変換するものであり、一次側が発振器2に接続され、二
次側はスタンダ−ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−
ル7及び基本レ−ル8に接続されて、発振器2で発生し
た平衡二相電圧を平衡三相電圧に変換してスタンダ−ド
ゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7及び基本レ−ル
8に送り出す。
平衡二相電圧を発生する発振部3,4を有する。送信部
1のスコット結線の変圧器5は二相電圧を三相電圧に相
変換するものであり、一次側が発振器2に接続され、二
次側はスタンダ−ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−
ル7及び基本レ−ル8に接続されて、発振器2で発生し
た平衡二相電圧を平衡三相電圧に変換してスタンダ−ド
ゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7及び基本レ−ル
8に送り出す。
【0013】受信部9のスコット結線の変圧器10は三
相電圧を二相電圧に相変換するものであり、一次側がス
タンダ−ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7及び
基本レ−ル8に接続され、二次側が受信器11に接続さ
れ、スタンダ−ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル
7及び基本レ−ル8から送られた三相電圧を二相電圧に
変換して受信器11に送る。受信器11は検知部12,
13及び位相比較部14を有する。各検知部12,13
は変圧器10の二次側に接続され、変圧器10の出力電
圧を検知する。位相比較部14は検知部12,13で検
知した電圧の位相差を検知する。
相電圧を二相電圧に相変換するものであり、一次側がス
タンダ−ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7及び
基本レ−ル8に接続され、二次側が受信器11に接続さ
れ、スタンダ−ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル
7及び基本レ−ル8から送られた三相電圧を二相電圧に
変換して受信器11に送る。受信器11は検知部12,
13及び位相比較部14を有する。各検知部12,13
は変圧器10の二次側に接続され、変圧器10の出力電
圧を検知する。位相比較部14は検知部12,13で検
知した電圧の位相差を検知する。
【0014】スコット結線の変圧器5は図2の結線図に
示すように、二次側に中間タップを有する主座変圧器1
5とT座変圧器16とを有する。この主座変圧器15と
T座変圧器16との一次巻数ω1は等しく、T座変圧器
16の二次巻数は主座変圧器15の二次巻数ω2の√3
/2倍となっている。そして一次側回路に図3の一次側
ベクトル図に示すような平衡二相電圧が入力すると、二
次側回路には図4の二次側ベクトル図に示すような平衡
三相電圧を発生する。受信部9の変圧器10も上記と同
様に構成され、平衡三相電圧が入力されると平衡二相電
圧を出力する。
示すように、二次側に中間タップを有する主座変圧器1
5とT座変圧器16とを有する。この主座変圧器15と
T座変圧器16との一次巻数ω1は等しく、T座変圧器
16の二次巻数は主座変圧器15の二次巻数ω2の√3
/2倍となっている。そして一次側回路に図3の一次側
ベクトル図に示すような平衡二相電圧が入力すると、二
次側回路には図4の二次側ベクトル図に示すような平衡
三相電圧を発生する。受信部9の変圧器10も上記と同
様に構成され、平衡三相電圧が入力されると平衡二相電
圧を出力する。
【0015】上記のように構成された三線式列車検知装
置においては、送信部1の発振器2の発振部3、4は90
度の位相差を持つ平衡二相電圧を発生しスコット結線の
変圧器5に常時送っている。変圧器5は送られた平衡二
相電圧を平衡三相電圧に変換してスタンダ−ドゲ−ジレ
−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7及び基本レ−ル8に送
る。一方、受信部9の変圧器10はスタンダ−ドゲ−ジ
レ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7及び基本レ−ル8から
送られる三相電圧を検出し、二相電圧に変換して検知部
12,13に送っている。
置においては、送信部1の発振器2の発振部3、4は90
度の位相差を持つ平衡二相電圧を発生しスコット結線の
変圧器5に常時送っている。変圧器5は送られた平衡二
相電圧を平衡三相電圧に変換してスタンダ−ドゲ−ジレ
−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7及び基本レ−ル8に送
る。一方、受信部9の変圧器10はスタンダ−ドゲ−ジ
レ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7及び基本レ−ル8から
送られる三相電圧を検出し、二相電圧に変換して検知部
12,13に送っている。
【0016】この受信部9で各レ−ル6,7,8から送
られている電圧を検出しているときに、軌道回路に列車
が進入していなく、各レ−ル6、7、8間に短絡が無い
場合は変圧器10には送信部1で送り出した平衡三相電
圧が入力する。変圧器10は平衡三相電圧が入力すると
平衡二相電圧を出力する。この平衡二相電圧を検知部1
2,13で検知し位相比較部14に送る。位相比較部1
4は送られた平衡二相電圧の位相差を比較し、位相差に
乱れがないことを検知して、軌道回路に列車が進入して
いないことと、各レ−ル6,7,8間に絶縁不良が発生
していないことを検知する。
られている電圧を検出しているときに、軌道回路に列車
が進入していなく、各レ−ル6、7、8間に短絡が無い
場合は変圧器10には送信部1で送り出した平衡三相電
圧が入力する。変圧器10は平衡三相電圧が入力すると
平衡二相電圧を出力する。この平衡二相電圧を検知部1
2,13で検知し位相比較部14に送る。位相比較部1
4は送られた平衡二相電圧の位相差を比較し、位相差に
乱れがないことを検知して、軌道回路に列車が進入して
いないことと、各レ−ル6,7,8間に絶縁不良が発生
していないことを検知する。
【0017】例えば軌道回路に在来線列車が進入してナ
ロ−ゲ−ジレ−ル7と基本レ−ル8との間が車軸で短絡
すると、送信部1から各レ−ル6,7,8に送り出して
いる平衡三相電圧が乱れ、受信部9の変圧器10には平
衡三相電圧が入力されなくなる。このため変圧器10か
らは平衡二相電圧が出力されなくなり、検知部12,1
3で検知した変圧器10の出力電圧の位相に乱れが生じ
る。この位相の乱れを位相比較部14で検知してナロ−
ゲ−ジレ−ル7と基本レ−ル8の軌道回路に列車が進入
したことを検知する。またスタンダ−ドゲ−ジレ−ル6
と基本レ−ル8で構成する軌道回路に列車が進入したと
きも、上記と同様に変圧器10の出力電圧の位相の乱れ
を検知して列車の進入を検知する。
ロ−ゲ−ジレ−ル7と基本レ−ル8との間が車軸で短絡
すると、送信部1から各レ−ル6,7,8に送り出して
いる平衡三相電圧が乱れ、受信部9の変圧器10には平
衡三相電圧が入力されなくなる。このため変圧器10か
らは平衡二相電圧が出力されなくなり、検知部12,1
3で検知した変圧器10の出力電圧の位相に乱れが生じ
る。この位相の乱れを位相比較部14で検知してナロ−
ゲ−ジレ−ル7と基本レ−ル8の軌道回路に列車が進入
したことを検知する。またスタンダ−ドゲ−ジレ−ル6
と基本レ−ル8で構成する軌道回路に列車が進入したと
きも、上記と同様に変圧器10の出力電圧の位相の乱れ
を検知して列車の進入を検知する。
【0018】また、なんらかの原因で、スタンダ−ドゲ
−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7の間に絶縁不良は
発生して短絡した場合も、変圧器10の出力電圧の位相
の乱れる。この位相の乱れを位相比較部14で検知する
ことにより、スタンダ−ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−
ジレ−ル711はレ−ル6、7間の短絡を検知すること
ができる。
−ジレ−ル6とナロ−ゲ−ジレ−ル7の間に絶縁不良は
発生して短絡した場合も、変圧器10の出力電圧の位相
の乱れる。この位相の乱れを位相比較部14で検知する
ことにより、スタンダ−ドゲ−ジレ−ル6とナロ−ゲ−
ジレ−ル711はレ−ル6、7間の短絡を検知すること
ができる。
【0019】さらに、標準軌を構成するレ−ル6、8又
は狭軌を構成するレ−ル7、8のいずれかが破損した
り、スコット結線の変圧器5、10と各レ−ル6、7、
8間を接続するケ−ブル等が破損した場合でも位相関係
が乱れるので、受信器11で異常を検知し安全を確保す
ることができる。
は狭軌を構成するレ−ル7、8のいずれかが破損した
り、スコット結線の変圧器5、10と各レ−ル6、7、
8間を接続するケ−ブル等が破損した場合でも位相関係
が乱れるので、受信器11で異常を検知し安全を確保す
ることができる。
【0020】
【考案の効果】この考案は以上説明したように、送信部
は平衡二相電圧を平衡三相電圧に相数変換して軌道回路
の三本のレ−ルに常時送り出し、受信部は受信した三相
電圧を二相電圧に変換して、二相電圧の位相に乱れが生
じたか否を検出して軌道回路に列車が進入しか否を検知
するから、簡単な構成で列車の有無を正確に検知するこ
とができる。
は平衡二相電圧を平衡三相電圧に相数変換して軌道回路
の三本のレ−ルに常時送り出し、受信部は受信した三相
電圧を二相電圧に変換して、二相電圧の位相に乱れが生
じたか否を検出して軌道回路に列車が進入しか否を検知
するから、簡単な構成で列車の有無を正確に検知するこ
とができる。
【0021】また、各レ−ル間に絶縁不良による短絡が
生じても受信部で検出した二相電圧の位相に乱れが生じ
るから、絶縁不良によるレ−ル間の短絡も検知すること
ができる。
生じても受信部で検出した二相電圧の位相に乱れが生じ
るから、絶縁不良によるレ−ル間の短絡も検知すること
ができる。
【図1】この考案の実施例を示す構成図である。
【図2】スコット結線変圧器の結線図である。
【図3】スコット結線の一次側ベクトル図である。
【図4】スコット結線の二次側ベクトル図である。
【図5】従来の三線式列車検知装置の構成図である。
1 送信部 2 発振器 5 スコット結線の変圧器 6 スタンダ−ドゲ−ジレ−ル 7 ナロ−ゲ−ジレ−ル 8 基本レ−ル 9 受信部 10 スコット結線の変圧器 11 受信器 14 位相検知部
Claims (1)
- 【請求項1】 三本のレ−ルを使い一本のレ−ルを共通
レ−ルとして狭軌と標準軌を構成した区間で列車を検知
する三線式列車検知装置において、平衡二相電圧を発生
する発振器と、三本のレ−ルに接続し発振器から発生し
た平衡二相電圧を三相電圧に相数変換するスコット結線
の変圧器とを有する送信部と、三本のレ−ルに接続し三
相電圧を二相電圧に相数変換するスコット結線の変圧器
と、変圧器で変換された二相電圧を受信し位相差を検出
する受信器を有する受信部とを備えたことを特徴とする
三線式列車検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4031293U JPH0754050Y2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 三線式列車検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4031293U JPH0754050Y2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 三線式列車検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076030U JPH076030U (ja) | 1995-01-27 |
JPH0754050Y2 true JPH0754050Y2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=12577106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4031293U Expired - Lifetime JPH0754050Y2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 三線式列車検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754050Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5214544B2 (ja) * | 2009-06-19 | 2013-06-19 | 株式会社日立製作所 | デジタル電文を使用した三線式軌道回路用の列車検知装置に付加する破断検知装置 |
JP5364603B2 (ja) * | 2010-01-18 | 2013-12-11 | 株式会社日立製作所 | 列車検知装置 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP4031293U patent/JPH0754050Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH076030U (ja) | 1995-01-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |