JPH0753953Y2 - 流体噴射ノズル - Google Patents

流体噴射ノズル

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JPH0753953Y2
JPH0753953Y2 JP1317093U JP1317093U JPH0753953Y2 JP H0753953 Y2 JPH0753953 Y2 JP H0753953Y2 JP 1317093 U JP1317093 U JP 1317093U JP 1317093 U JP1317093 U JP 1317093U JP H0753953 Y2 JPH0753953 Y2 JP H0753953Y2
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JP
Japan
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nozzle
small
piston rod
diameter
supply passage
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JP1317093U
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JPH0664830U (ja
Inventor
富雄 久保
Original Assignee
トーワ株式会社
富雄 久保
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、いわゆるガスインジ
ェクション法において最適な流体噴射ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、プラスチック製品については、軽
量化及び省資源化の観点等から、成形型内にキャビティ
の30〜90%程度の量の溶融樹脂を注入した後、該樹
脂内に高圧ガスを噴射させ、溶融樹脂を膨張させて中空
製品を成形する射出成形法、いわゆるガスインジェクシ
ョン法が提案されている。
【0003】かかるガスインジェクション法では、流体
噴射ノズルを用い、ノズルのガス噴射口を成形型内に出
没させてガスを噴射することが行われているが、大径ノ
ズルを使用すると製品に大きな穴ができて後処理が煩雑
なことから、細径ノズルを使用する必要がある。
【0004】例えば、図5(a)(b)に示すように、細径ノ
ズル200後部に大径のパイプ連結部201を形成して
高圧ガスの供給パイプ202をユニオンジョイント等で
連結する一方、ノズル200を油圧シリンダ203のピ
ストンロッド204先端に取付け、ノズル200を成形
型205の挿通穴にスライド自在に挿通してガス噴射口
を成形型205内に出没させるようにしていた。
【0005】また、樹脂射出時における成形型205の
内部圧力は2000kg/cm2 と極めて高く、ノズル
200の外周面と成形型205の挿通穴内周面との間の
クリアランスが大きいと樹脂がスライド穴内に回り込ん
でくることから、クリアランスは1/100〜2/10
0mmと極めて小さく設定していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の流
体噴射ノズルでは、細径ノズル200に大径のパイプ連
結部201を形成してガス供給パイプ202を連結し、
しかもこれらをスライドさせる関係上、硬質の成形型2
05にパイプ連結部201及びガス供給パイプ202の
ための大きなレイアウトスペース207を加工する必要
があり、コストアップを招来していた。
【0007】また、その構造上、大径のパイプ連結部2
01は直接これを成形型205に支持することはでき
ず、細径ノズル200の両端部分をピストンロッド20
4と成形型205とで支持している結果、ノズル200
の細径部分に荷重が作用してノズル200が曲がりやす
いという問題があった。
【0008】特に、金型の交換時においては、流体噴射
ノズルも同時に交換するようにしているが、ガス供給パ
イプ201及び油圧供給パイプ206を取外す際に、ノ
ズル200に細径部分に衝撃が作用しやすく、しかも上
述のようにクリアランスを極めて小さくしているので、
少しの衝撃でノズル200が曲がってしまって使用でき
ず、予備の流体噴射ノズルを多数用意しておく必要があ
ってコストアップを招来していた。
【0009】この考案は、かかる問題点に鑑み、ノズル
を曲がりを防止して耐久性を確保しつつ低コスト化を図
った流体噴射ノズルを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本考案に係る流体
噴射ノズルは、駆動シリンダによってノズル噴射口を進
退させるようにしてなる流体噴射ノズルであって、上記
駆動シリンダ内には固定ロッドがシリンダ後壁面からピ
ストンロッドと同軸にかつ軸線方向に延びて設けられ、
上記ピストンロッドには軸線方向に延びる貫通穴が形成
されて上記固定ロッドが挿入されており、上記ピストン
ロッド先端には細径ノズルが設けられ、上記固定ロッド
には流体供給通路が上記駆動シリンダの外部に連通して
形成され、該流体供給通路が上記細径ノズルの噴射口に
連通されている一方、上記ピストンロッド又は細径ノズ
ルにはノズル進退動作を固定構造部分に対してガイドす
る成形ノズルよりも大径のガイド部が形成されているこ
とを要旨とする。
【0011】本考案に係る流体噴射ノズルはガスインジ
ェクション法に適用すればその効果が大きいが、勿論、
他の用途に適用し、又ガス以外の流体の噴射に適用する
こともできる。
【0012】また、本考案を実施するに際しては、下記
実施例のように、ピストンロッドの貫通穴に短尺の固定
ロッドを挿入し、ピストンロッド先端にノズルを固定
し、貫通穴によって固定ロッドの流体供給通路とノズル
の流体供給通路とを連通させてもよく、又ピストンロッ
ドの貫通穴に長尺の固定ロッドを貫通させ、固定ロッド
先端にノズルをスライド自在にかつ流体供給通路を連通
させて連結してピストンロッドによってスライドさせる
ようにしてもよい。
【0013】
【作用】駆動シリンダ内部に固定ロッドが設けられてピ
ストンロッド内部に挿通され、該固定ロッドを介してノ
ズル噴射口に流体が供給されることから、細径ノズルに
は従来の大径パイプ連結部分を設ける必要がなく、細径
ノズル又はピストンロッドに大径ガイド部を設けてノズ
ル進退をガイド可能である。
【0014】従って、大径ガイド部を固定構造部分、例
えばガスインジェクション法における成形型に支持し、
該ガイド部で荷重を受けることができる結果、ノズル細
径部分には荷重はほとんど作用しない。
【0015】
【実施例】以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて
詳細に説明する。図1ないし図3は本考案の一実施例に
よる流体噴射ノズルを示し、これはガスインジェクショ
ン法におけるガス噴射ノズルに適用した例である。図に
おいて、射出成形機1には固定盤2及び可動盤3が配設
され、可動盤3は油圧シリンダ30によって進退可能に
設けられ、又成形型4は固定型5と可動型6とから構成
され、固定型5は固定盤2に、可動型6は可動盤3に取
付けられている。
【0016】また、射出成形機1には固定盤2の背後に
射出ノズル7が配設され、該射出ノズル7にはこれを進
退させる駆動手段(図示せず)が設けられ、又射出ノズ
ル7にはこれに溶融樹脂を供給するホッパー8が取付け
られている。
【0017】上記固定型5及び可動型6の型割面50、
60には詳細には図示していないが製品外形状の半分を
成形する型部が形成され、固定型5には型部に連通する
スプルーが形成されている。
【0018】また、上記固定型5には所定の箇所に本例
のガス噴射ノズル10が設けられ、該ガス噴射ノズル1
0には油圧シリンダ100が設けられている。この油圧
シリンダ100の後端壁にはガス供給通路101がシリ
ンダ100の側面から中心に至る略L字形状に形成さ
れ、該ガス供給通路101のシリンダ100内部側には
固定ロッド102がピストンロッド104と同軸にかつ
軸線方向に延びて形成され、該固定ロッド102にはガ
ス供給通路101と連通してガス供給通路105が形成
されている。
【0019】また、ピストンロッド104には軸線方向
に延びかつ前半部が小径で後半部が大径となった貫通穴
106が形成され、該貫通穴106の後半部には上記固
定ロッド102がスライド自在に挿入され、又固定ロッ
ド102と貫通穴106内面との間には前側の3つのO
リング107及び後側の1つのOリング103が介設さ
れてシールされている。
【0020】他方、上記固定型5には所定の箇所に細径
のノズル取付穴50が型面に開口して形成され、該ノズ
ル取付穴50の背後には大径のガイド穴51が連通して
形成されている。
【0021】また、細径ノズル108の後部には大径の
ガイド部116が形成され、上記ノズル取付穴50には
細径ノズル108が、ガイド穴51には大径ガイド部1
16がスライド自在に挿入され、該ノズル108及び大
径ガイド部116には上記貫通穴106と連通しかつ先
端ガス噴射口109に至るガス供給通路110が形成さ
れ、該ノズル108及び大径ガイド部116のガス供給
通路110の後端部にはピストンロッド104の先端部
が銅パッキン111を介して挿入固定されている。
【0022】また、各ガス噴射ノズル10のガス供給通
路101はガス供給パイプ114を介して高圧ガスボン
ベに接続され、又油圧シリンダ100の油圧出入口11
2、113は油圧供給パイプ(図示せず)を介して油圧
ポンプ又は油圧タンクに接続されている。
【0023】次に、動作について簡単に説明する。可動
型6が前進されて固定型5に型合わせされ、射出ノズル
7が前進して溶融樹脂120が射出され、該樹脂120
がキャビティの略1/3程度の量がスプルーを経て型部
内に注入されると、油圧シリンダ100の一方の油圧出
入口112に油圧が供給されてピストンロッド104が
前方にスライドし、細径ノズル108が前進してガス噴
射口109が溶融樹脂120内に突出する。
【0024】次に、油圧シリンダ100のガス供給通路
101に高圧ガスが供給され、該高圧ガスはガス供給通
路101、105、貫通穴106及びガス供給通路11
0を経てガス噴射口109から噴射され、溶融樹脂12
0は成形型の型部内で所定の製品形状に膨張し成形され
る。
【0025】ガスの噴射が終了すると、油圧シリンダ1
00の他方の油圧出入口103に油圧が供給され、細径
ノズル108は固定型5の内部に没入する。
【0026】以上のような本実施例のガス噴射ノズルで
は、細径ノズル108に大径ガイド部116を形成して
ノズル進退をガイドさせるようにしたので、大径ガイド
部108を成形型5に支持してノズル108及び油圧シ
リンダ100の荷重を受けることができ、ノズル108
の細径部分には荷重はほとんど作用しない。
【0027】その結果、金型の交換時に、ガス供給パイ
プ114や油圧供給パイプを取外す際に、大径ガイド部
116でノズル108及び油圧シリンダ100を支持で
きるので、ノズル108の細径部分に衝撃が作用するこ
とはほとんどなく、ノズル108の変形を防止して耐久
性を大幅に向上できる。
【0028】また、従来のように予備の流体噴射ノズル
を多数用意する必要がないので、低コスト化を実現でき
る。
【0029】さらに、成形型5にはノズル取付穴50及
びガイド穴51を形成すればよく、従来のような大きな
レイアウトスペースを加工する必要がなく、これによっ
ても低コスト化を達成できる。
【0030】また、図4は本考案の第2の実施例を示
し、図において図1ないし図3と同一符号は同一又は相
当部分を示す。本実施例では、ガス供給通路101が油
圧シリンダ100の側面ではなく、後端面に開口されて
継手が設けられ、これにガス供給パイプ104がユニオ
ンジョイントを介して連結されている。また、115は
油圧供給パイプである。
【0031】このように油圧シリンダ100の後端面に
ガス供給通路101を開口させるようにすると、加工数
が少なくなって一層の低コスト化を実現できる。
【0032】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、ピスト
ンロッド又は細径ノズルに大径ガイド部を設け、ノズル
進退動作を固定構造部分に対してガイドするようにした
ので、ノズル細径部分の変形を防止して耐久性を大幅に
向上でき、しかも予備のノズルを準備する必要がない結
果、大幅な低コスト化を達成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例によるガス噴射ノズルを備
えた射出成形機を示す概略構成図である。
【図2】 上記ガス噴射ノズルの側面断面及び背面の構
成を示す図である。
【図3】 上記ガス噴射ノズルを示す分解斜視図であ
る。
【図4】 本考案の第2の実施例によるガス噴射ノズル
を示す分解斜視図である。
【図5】 従来のガス噴射ノズルの断面構成及び斜め上
方から見た分解状態を示す図である。
【符号の説明】
5 固定型 50 ノズル取付穴 51 ガイド穴 10 ガス噴射ノズル 100 油圧シリンダ 101 ガス供給通路 102 固定ロッド 104 ピストンロッド 106 貫通穴 108 細径ノズル 109 ガス噴射口 110 ガス供給通路 116 大径ガイド部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動シリンダによってノズル噴射口を進
    退させるようにしてなる流体噴射ノズルであって、 上記駆動シリンダ内には固定ロッドがシリンダ後壁面か
    らピストンロッドと同軸にかつ軸線方向に延びて設けら
    れ、上記ピストンロッドには軸線方向に延びる貫通穴が
    形成されて上記固定ロッドが挿入されており、 上記ピストンロッド先端には細径ノズルが設けられ、上
    記固定ロッドには流体供給通路が上記駆動シリンダの外
    部に連通して形成され、該流体供給通路が上記細径ノズ
    ルの噴射口に連通されている一方、 上記ピストンロッド又は細径ノズルにはノズル進退動作
    を固定構造部分に対してガイドする細径ノズルよりも大
    径のガイド部が形成されていることを特徴とする流体噴
    射ノズル。
  2. 【請求項2】 上記駆動シリンダが射出成形用の型に取
    付けられ、該成形型にはガイド穴が形成されてガイド部
    がスライド自在に挿入される一方、成形型にはガイド穴
    と型内部とを連通する連通穴が形成されて上記細径ノズ
    ルがスライド自在に挿入されており、 型内部の合成樹脂材料内にガスを噴射して中空製品を成
    形する際に、上記ピストンロッドがスライドしてガイド
    部がガイド穴でガイドされつつ細径ノズルが成形型内に
    出没される請求項1記載の流体噴射ノズル。
JP1317093U 1993-02-25 1993-02-25 流体噴射ノズル Expired - Lifetime JPH0753953Y2 (ja)

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JP1317093U JPH0753953Y2 (ja) 1993-02-25 1993-02-25 流体噴射ノズル

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JPH0664830U JPH0664830U (ja) 1994-09-13
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