JPH0753729Y2 - 重力式静電ハンドスプレーガン - Google Patents

重力式静電ハンドスプレーガン

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JPH0753729Y2
JPH0753729Y2 JP1991094686U JP9468691U JPH0753729Y2 JP H0753729 Y2 JPH0753729 Y2 JP H0753729Y2 JP 1991094686 U JP1991094686 U JP 1991094686U JP 9468691 U JP9468691 U JP 9468691U JP H0753729 Y2 JPH0753729 Y2 JP H0753729Y2
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JP
Japan
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paint
grip
barrel
spray gun
grip body
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JP1991094686U
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JPH0522052U (ja
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明 河本
真一 深瀬
卓生 山崎
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Anest Iwata Corp
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Anest Iwata Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、静電気を利用し、塗
料粒子の塗着効果を向上させる静電塗装を行うスプレー
ガンで、特に少量の塗装を行う場合に用いられる塗料容
器付の重力式静電ハンドスプレーガンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】静電塗装用のスプレーガンは、霧化塗料
粒子に与えられた静電気により、対極の被塗物への塗着
向上をはかり、塗料の節約、安全衛生、公害防止等に多
くの効果もたらすスプレーガンとしてすでに多くの方面
で使用されている。これらのスプレーガンは、一般的に
生産工場での塗装が主であるために、塗料をポンプある
いはその他の供給装置を用いてスプレーガンに圧送し、
比較的多量に塗装を行う場合に用いられてきている。し
たがって、ほとんどの場合塗料容器を付ける構成になっ
ていないし、付けられたとしても霧化装置部近くに設け
られた塗料供給部とハンドル部との間は、比較的長い絶
縁性の胴部(バレル)を必要とするために、重心位置が
先端へ移行し、極めて使いにくい非実用的なものになっ
ていた。
【0003】また、塗料容器を付属させた静電ガンの構
成は、用途によって必要であり、近年の高機能・高価格
塗料の吹き付けにおいては、従来以上に塗料の節約が要
求され、少ない塗料を有効に使用するうえで要望が高
い。しかし、これらを実用に供するように具体化した例
は無く、例えば実開昭60−148052の如く、外観
図においてその概念が示されているにすぎない。実用化
への問題が解決されれば、従来の如く少量の塗装でも多
量の塗料を使わざるをえなかった点が解決され、大きな
効果が得られることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述の如く、従来示さ
れた技術の範囲では、塗料容器を付属した静電ガンは概
念的なものであり、実用的には解決すべき問題が多く残
されている。すなわち、ハンドガンの場合、手で操作、
塗装作業を行う以上、使いやすさが重要であり、それが
塗膜の仕上りに影響することも明らかなことである。と
ころが一般に、従来のスプレーガン全般を含め、塗料容
器はガン先端の霧化部に近く設け、塗料通路を短くして
いるため、重心が先端にかかることになる。静電ガンの
場合、霧化部と接地電位となる操作部とは高電圧の沿面
放電を防ぐために必要な絶縁距離を維持する絶縁胴部
(バレル)を有しているため、前記重心位置は、より先
端に強くかかることになって全く使いにくい静電ガンと
なってしまう。このため塗料容器の取付位置を特定し、
かつその位置から先端の霧化装置部へ支障なく塗料を供
給することが必要とされる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の問題を解
決するため、導電材からなり接地電位に維持される握り
部と、該握り部の下部に吹付空気用空気取入口と高電圧
ケーブルを配設するとともに、前記握り部の上部前方に
接続されて前方に延出する絶縁材から成るバレルと、該
バレルの前端に高電位となる電極を含む霧化装置を有す
る手持式静電ガンにおいて、前記握り部の上方の握り本
体の上部に塗料容器を設け、この容器の下部と握り本体
に設けた塗料パイプとを連通状態とし、この塗料パイプ
は前記バレルの握り本体側後端より霧化装置側前方に向
かって形成した塗料パイプ挿入孔に気密に挿入し、前記
霧化装置に連通させたことを特徴とするものである。
尚、塗料パイプの先端はシールリングを外挿し、パイプ
挿入孔に挿入したときに霧化装置にできるだけ近くで気
密が保持されるよう形成し、後部の握り本体との間に必
要な絶縁距離を維持させることが望ましい。
【0006】
【作用】以上の構成により、塗料を含めた塗料容器の重
量は、握り部の上方の握り本体の上部にくるため、全体
重量は握り部をもつ手にかかるが、重心位置が前方又は
後方とならないため強く握る必要はなく、長時間使用し
ても疲れを防ぎ、安定した作業が継続できることになる
また、握り体とバレルとを連通する塗料通路は、パイプ
の挿入で構成されるようにしているため取外し、装着が
容易で取扱い、メンテナンスの簡素化が可能となる。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す重力式静電ハ
ンドスプレーガンの断面図である。また図2は図1のA
−A断面図を示し、図3は図2のB−B断面を示す部分
断面図である。但し、図2、図3は図1に比べ拡大して
ある。これらの図面に示す如く静電ガンは、霧化装置
1、バレル2、握り本体3、塗料容器4を備え、既に公
知の静電ガンと基本構造は同様である。すなわち、握り
本体3は導電性の金属で形成され、接地電位に維持され
る。下部に吹付空気用空気取入口31が設けられ、空気
ホース32が、また霧化装置1の先端に設けられた荷電
電極11に高電圧を荷電するための高電圧ケーブル33
が取り付けられている。空気取入口31から導入された
圧縮空気は、握り本体3上部の空気弁34を介し、空気
通路35、36を通ってスプレーガン先端の霧化装置1
に送られる。また高電圧ケーブル33は、握り本体3を
通り抜け、バレル2内に挿入され、バレル2の前方に装
着されている高抵抗21の後端と接触導通されている。
高抵抗21の先端は、更にコイルばね状の導電部材2
4、導線25、同じくコイルばね状の導電部材26を通
し、ニードル弁16の金属部より前記電極11に電気的
に接続されている。
【0008】前述の如くバレル2は絶縁材として一般に
は合成樹脂製であり、金属製の握り本体3とは、カバー
リング22によって着脱自在に構成されている。バレル
2の後端に嵌め込まれたガイドリング23には、握り本
体3からの空気パイプ37、塗料パイプ43、ニードル
弁ガイド18、高電圧ケーブル33をそれぞれガイド
し、かつ気密を保持するためのガイド孔が設けられてい
る。またバレル2の先端は、塗料ノズル12が取り付け
られ、さらにカバー13によって空気キャップ14がこ
れも着脱自在に取り付けられている。これらの一般的な
構成は、他の静電スプレーガンでも採用されているもの
である。
【0009】本考案の特徴を示す構成は、まず樹脂製の
塗料容器4を握り本体3の上部に、その重心がほぼ真上
になるようジョイント41によって取り付けられてい
る。ジョイント41の下部とは、握り本体3の前端より
あけられた塗料通路孔42と連通しており、この通路孔
42には樹脂製の塗料パイプ43が挿入され、パッキン
44によって気密を保持されている。塗料パイプ43
は、前端に長く突き出し、先端外周にシールリング45
を装着している。長く突き出した塗料パイプ43は、バ
レル2と握り本体3を組み付けたとき、前記バレル2の
挿入孔28に挿入されて、バレル2の先端近くでシール
リング45によって気密が保持される。挿入孔28の先
は、通路29を経て塗料ノズル12内の通路15に連通
され、ニードル弁16の後退によって噴出霧化される。
塗料パイプ43は、シールリング45の位置をなるべく
バレル2の先端に近づけ、導電性の握り本体3との距離
を沿面放電の防止に必要な距離としたことにより、安全
にかつ、性能を維持して、後部握り本体3の上部に設け
た塗料容器4からの塗料を霧化装置の塗料ノズル12に
供給することができる。
【0010】
【考案の効果】実施例の説明で理解されるように、本考
案によれば、静電ハンドスプレーガンに重力式の塗料容
器を付属させたことにより、少量の塗料を用いて効率の
良い塗装が可能であり、従来の圧送式の静電ハンドガン
のようにポンプ、塗料ホースを用いて塗装する場合に比
べ、はるかに少ない塗料ですみ、しかも無駄なく塗料を
使い切ることができるため、必要最小限の塗料を用意す
ればよく、とくに少量しか使用せず、高価な塗料の場合
に顕著な効果があげられる。
【0011】また本考案は、塗料容器を握り部の上方の
握り本体の上部に設けたことにより、操作時の安定性が
あり、使い易さに優れ、仕上りの良い塗装が望める他、
塗料通路は挿入・取外し可能とした塗料パイプにより、
塗料容器側と塗料ノズル側が外部とは気密を保持し、連
通するように形成されているため洩れ等の弊害もなく、
取扱上も容易であり、実用面に優れた重力式静電ハンド
スプレーガンとして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す重力式静電ハンドスプ
レーガンの断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図2のB−B断面図で、塗料パイプ挿入部分の
みを示した部分断面図。
【符号の説明】
1 霧化装置 2 バレル 3 握り本体 4 塗料容器 11 荷電電極 28 挿入孔 33 高電圧ケーブル 42 塗料通路孔 43 塗料パイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電材からなり接地電位に維持される握
    り部と、該握り部の下部に吹付空気用空気取入口と高電
    圧ケーブルを配設するとともに、前記握り部の上部前方
    に接続されて前方に延出する絶縁材から成るバレルと、
    該バレルの前端に高電位となる電極を含む霧化装置を有
    する手持式静電ガンにおいて、前記握り部の上方の握り
    本体の上部に塗料容器を設け、この容器の下部と握り本
    体に設けた塗料パイプとを連通状態とし、この塗料パイ
    プは前記バレルの握り本体側後端より霧化装置側前方に
    向かって形成した塗料パイプ挿入孔に気密に挿入し、前
    記霧化装置に連通させてなる重力式静電ハンドスプレー
    ガン。
JP1991094686U 1991-09-04 1991-09-04 重力式静電ハンドスプレーガン Expired - Lifetime JPH0753729Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991094686U JPH0753729Y2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 重力式静電ハンドスプレーガン

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JP1991094686U JPH0753729Y2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 重力式静電ハンドスプレーガン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0522052U JPH0522052U (ja) 1993-03-23
JPH0753729Y2 true JPH0753729Y2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=14117087

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JP1991094686U Expired - Lifetime JPH0753729Y2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 重力式静電ハンドスプレーガン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547942B2 (ja) * 1971-09-15 1980-12-03
JPS5233928Y2 (ja) * 1973-05-16 1977-08-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0522052U (ja) 1993-03-23

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