JPH0753550A - スルホニルベンジル−置換されたベンズイミダゾール類、それらの製造方法および薬品におけるそれらの使用 - Google Patents

スルホニルベンジル−置換されたベンズイミダゾール類、それらの製造方法および薬品におけるそれらの使用

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JPH0753550A
JPH0753550A JP6206085A JP20608594A JPH0753550A JP H0753550 A JPH0753550 A JP H0753550A JP 6206085 A JP6206085 A JP 6206085A JP 20608594 A JP20608594 A JP 20608594A JP H0753550 A JPH0753550 A JP H0753550A
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branched
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JP6206085A
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Rudolf Hanko
ルドルフ・ハンコ
Thomas Kraemer
トーマス・クレマー
Juergen Dr Dressel
ユルゲン・ドレツセル
Peter Dr Fey
ペーター・フアイ
Walter Huebsch
バルター・ヒユプシユ
Ulrich Dr Mueller
ウルリヒ・ミユラー
Matthias Dr Mueller-Gliemann
マテイアス・ミユラー−グリーマン
Martin Beuck
マルテイン・ボイク
Stanislav Kazda
スタニスラフ・カツダ
Andreas Knorr
アンドレアス・クノル
Johannes-Peter Stasch
ヨハネス−ペーター・シユタシユ
Stefan Dr Wohlfeil
シユテフアン・ボールフアイル
Claudia Hirth-Dietrich
クラウデイア・ヒルト−デイートリヒ
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07D403/12Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
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    • C07F9/645Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07F9/6503Five-membered rings
    • C07F9/6506Five-membered rings having the nitrogen atoms in positions 1 and 3
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 【化1】 の新規なスルホニルベンジル−置換されたベンズイミダ
ゾール類。ここで、R3は式 【化2】 の基を表わし、Aは3−〜8−員の飽和複素環を表わ
す。 【効果】 受容器に対するアンギオテンシンIIの結合を
競合的に抑制するため、それらは特異的なAII−拮抗薬
効果を有し、また、血管収縮およびアンギオテンシンII
のアルドステロン分泌−刺激効果を抑制し、特に、円滑
筋細胞の増殖を抑制する作用を有しており、降圧剤、抗
アテローム性動脈硬化剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規なスルホニルベンジル−置
換されたベンズイミダゾール類、それらの製造方法、並
びに薬品における、特に降圧(hypotensive
agent)剤および抗アテローム性動脈硬化剤(a
nti−atherosclerotic agen
t)としての、それらの使用に関する。
【0002】蛋白分解酵素であるレニンが生体内でアン
ギオテンシノゲンからデカペプチドであるアンギオテン
シンIを分解させること、およびアンギオテンシンIは
肺、腎臓および他の組織の中で減成して血管収縮性オク
タペプチドアンギオテンシンIIを与えることは知られて
いる。アンギオテンシンIIの種々の効果、すなわち血管
収縮性、腎臓中でのNa+保有性、副腎中でのアルドス
テロン放出および交感神経系の緊張増加、が相乗的に作
用して血圧を上昇させる。
【0003】さらに、アンギオテンシンIIは例えば心筋
細胞および円滑筋細胞の如き細胞の成長および増殖を促
進させる性質も有しており、その結果、これらの細胞は
種々の疾病状態(高血圧症、アテローム性動脈硬化症お
よび心不全)において大きく成長しそして増殖する。
【0004】レニン−アンギオテンシン系(RAS)に
おける可能な関与方式は、レニン活性抑制方式の他に、
アンギオテンシン転化酵素(ACE)の活性を抑制しそ
してアンギオテンシンII受容器を遮蔽することである。
【0005】PCT WO 92/03423はPAF
(血小板−活性化因子)−拮抗薬効果を有するベンズイ
ミダゾール類を開示しており、そしてこの文献は広い一
般的な意味範囲では本発明に従う化合物を包含している
がそれらを特記していない。本発明は、一般式(I)
【0006】
【化9】
【0007】[式中、R1は場合により炭素数3〜6の
シクロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくはフェ
ニルによりまたは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルコキシにより置換されていてもよい炭素数8ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或い
は炭素数3〜8のシクロアルキルを表すか、或いは式−
OR5の基を表し、ここでR5は炭素数8までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキル、炭素数3〜7のシクロアル
キル、炭素数6〜10のアリール、またはS、Nもしく
はOからなる群からの4個までのヘテロ原子を有する5
−〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素環を示し、R2
は水素またはハロゲンを表すか、或いは場合により炭素
数3〜6のシクロアルキルにより置換されていてもよい
各場合とも炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルまたはアルケニルを表すか、或いは炭素数3〜8
のシクロアルキルを表すか、或いは炭素数6までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のペルフルオロアルキルを表し、R
3は式
【0008】
【化10】
【0009】の基を表し、ここでR6はヒドロキシル或
いは場合によりハロゲン、カルボキシル、ヒドロキシル
もしくはシアノによりまたは各場合とも炭素数6までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくはアルコキ
シカルボニルにより置換されていてもよい炭素数8まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシを示すか、或い
は炭素数6〜10のアリールオキシまたはヘテロシクリ
ルオキシを示すか、或いは炭素数3〜7のシクロアルキ
ルオキシを示すか、或いは式−NR89の基を示し、こ
こでR8およびR9は同一もしくは相異なりそして水素ま
たは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
またはフェニルを示し、R7は水素、炭素数6までの直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはトリフェニルメ
チルを示し、R4は水素、ハロゲンまたは炭素数8まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或いは
炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオロ
アルキルを表すか、或いは式−OR10または−SO2
NR1112の基を表し、ここでR10は上記のR5の意味
を有しそして後者と同一もしくは相異なるか、またはヒ
ドロキシル保護基もしくは水素を示し、R11およびR12
は同一もしくは相異なりそして水素、炭素数3〜7のシ
クロアルキル、炭素数6〜10のアリールまたはS、N
もしくはOからなる群からの3個までのヘテロ原子を有
する5−〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素環を示す
か、或いは場合によりハロゲン、カルボキシル、ヒドロ
キシルもしくはシアノによりまたは各場合とも炭素数6
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくはア
ルコキシカルボニルにより置換されていてもよい炭素数
6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示すか、
或いはR11およびR12は、窒素原子を含んで、一緒にな
ってS、NまたはOからなる群からの3個までのヘテロ
原子を有する5−〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素
環を形成し、Aは窒素原子を介して結合されておりそし
てS、NもしくはOからなる群からの2個までの追加の
ヘテロ原子を有しておりそして場合により2回まで式
【0010】
【化11】
【0011】の基により同一もしくは相異なって置換さ
れていてもよい3−〜8−員の飽和複素環を表し、ここ
でR13は上記のR7の意味を有しておりそして後者と同
一もしくは相異なり、そしてR14は上記のR6の意味を
有しておりそして後者と同一もしくは相異なり、R15
よびR16は同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数
8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェ
ニルを表す]の選択された新規なスルホニルベンジル−
置換されたベンズイミダゾール類およびそれらの塩類に
関する。
【0012】本発明に従うスルホニルベンジル−置換さ
れたベンズイミダゾール類はそれらの塩形で使用するこ
ともできる。一般的には、有機もしくは無機塩基または
酸との塩類がここで挙げられる。
【0013】本発明の範囲内では、生理学的に無害な塩
類が好ましい。スルホニルベンジル−置換されたベンズ
イミダゾール類の生理学的に無害な塩類は、本発明に従
う物質と鉱酸類、カルボン酸類またはスルホン酸類との
塩類であることができる。特に好適な塩類の例は、塩
酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸、メタンスルホン酸類、エ
タンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、
乳酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、トリ
フルオロ酢酸または安息香酸とのものである。
【0014】生理学的に無害な塩類は、遊離カルボン酸
基を有する本発明に従う化合物の金属またはアンモニウ
ム塩類であってもよい。特に好適な例は、ナトリウム、
カリウム、マグネシウムまたはカルシウム塩類、および
アンモニアまたは有機アミン類、例えばエチルアミン、
ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、
ジメチルアミノエタノール、アルギニン、リシンまたは
エチレンジアミン、から誘導されるアンモニウム塩類で
ある。
【0015】本発明に従う化合物は立体異性体形で、エ
ナンチオマーまたはジアステレオマーとして、存在する
ことができる。本発明はエナンチオマーおよびジアステ
レオマーの両者並びにそれらのそれぞれの混合物に関す
るものである。ラセミ形並びにジアステレオマー混合物
は既知の方法で立体異性体的に均質な成分に分割でき
る。
【0016】Nを介して結合されておりそして2個の酸
素、硫黄および/または窒素原子をヘテロ原子として含
有していてもよい3−〜8−員の飽和複素環は、一般的
にはアゼチジニル、ピペリジル、モルホリニル、ピペラ
ジニルまたはピロリジニルを表す。1個の酸素および/
または2個までの窒素原子を有する5−および6−員
環、例えば、ピペリジル、モルホリニルまたはピペラジ
ニルまたはピロリジニル、が好ましい。ピペリジルまた
はピロリジニルが特に好ましい。
【0017】本発明の範囲内では、S、NまたはOから
なる群からの4個までのヘテロ原子を有する5−〜7−
員の複素環は例えばイミダゾリル、イソチアゾリル、テ
トラゾリル、チアゾリル、チアゾリニル、イソキサゾリ
ル、1,2,4−トリアゾリル、1,3,4−チアジアゾリ
ル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリル、チエニルまた
はフリルである。
【0018】上記定義の範囲内で、ヒドロキシル保護基
は一般的にトリメチルシリル、トリエチルシリル、トリ
イソプロピルシリル、ターシャリー−ブチルジメチルシ
リル、ターシャリー−ブチルジフェニルシリル、トリフ
ェニルシリル、トリメチルシリルエトキシカルボニル、
ベンジル、トリフェニルメチル(トリチル)、モノメト
キシトリチル(MMTr)、ジメトキシトリチル(DM
Tr)、ベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジ
ル、4−ニトロベンジル、2−ニトロベンジルオキシカ
ルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニル、ター
シャリー−ブチルオキシカルボニル、アリルオキシカル
ボニル、4−メトキシベンジル、4−メトキシベンジル
オキシカルボニル、ホルミル、アセチル、トリクロロア
セチル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、
2,4−ジメトキシベンジル、2,4−ジメトキシベンジ
ルオキシカルボニル、メトキシメチル、メチルチオメチ
ル、メトキシエトキシメチル、[2−(トリメチルシリ
ル)エトキシ]メチル、2−(メチルチオメトキシ)エトキ
シカルボニル、テトラヒドロピラニル、ベンゾイル、4
−メチルベンゾイル、4−ニトロベンゾイル、4−フル
オロベンゾイル、4−クロロベンゾイルまたは4−メト
キシベンゾイルからなる系からの保護基を表す。アセチ
ル、ベンジルおよびtert.−ブチルジメチルシリル
が好適である。
【0019】本発明の範囲内では、ヘテロシクリルオキ
シは以上で複素環に関して挙げられている環の1種を表
し、この環は各場合とも酸素を介して結合されている。
【0020】R1が場合によりシクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、弗素、塩
素、臭素、ヒドロキシルもしくはフェニルによりまたは
炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシに
より置換されていてもよい炭素数6までの直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキルを表すか、或いはシクロプロピ
ル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表すか、或
いは式−OR5の基を表し、ここでR5が炭素数6までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはフェニルを示
し、R2が水素またはハロゲンを表すか、或いは場合に
よりシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルも
しくはシクロヘキシルにより置換されていてもよい各場
合とも炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ルまたはアルケニルを表すか、或いはシクロプロピル、
シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表すか、或いは
炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオロ
アルキルを表し、R3が式
【0021】
【化12】
【0022】の基を表し、ここでR6がヒドロキシル或
いは場合により弗素、塩素、臭素、カルボキシル、ヒド
ロキシルもしくはシアノによりまたは各場合とも炭素数
4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくは
アルコキシカルボニルにより置換されていてもよい炭素
数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシを示す
か、或いはフェノキシ、シクロペンチルオキシまたはシ
クロヘキシルオキシを示すか、或いは式−NR89の基
を示し、ここでR8およびR9が同一もしくは相異なり、
そして水素または炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルキルを示し、R7が水素、炭素数4までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはトリフェニルメチ
ルを示し、R4が水素、弗素、塩素、臭素、炭素数6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或い
は炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオ
ロアルキルを表すか、或いは式−OR10または−SO2
−NR1112の基を表し、ここでR10が上記のR5の意
味を有しそして後者と同一もしくは相異なるか、または
ベンジルもしくは水素を示し、R11およびR12が同一も
しくは相異なりそして水素、シクロプロピル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシルまたはフェニルを示すか、或い
は場合により弗素、塩素、臭素、カルボキシル、ヒドロ
キシルもしくはシアノによりまたは各場合とも炭素数4
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくはア
ルコキシカルボニルにより置換されていてもよい直鎖状
もしくは分枝鎖状の炭素数5までのアルキルを示すか、
或いはR11およびR12が、窒素原子を含んで、一緒にな
ってモルホリン環を形成し、Aが窒素原子を介して結合
されておりそして場合により式
【0023】
【化13】
【0024】の基により置換されていてもよいアゼチジ
ニル、ピペリジル、ピロリジニルまたはモルホリニルを
表し、ここでR13が上記のR7の意味を有しておりそし
て後者と同一もしくは相異なり、そしてR14が上記のR
6の意味を有しておりそして後者と同一もしくは相異な
り、R15およびR16が同一もしくは相異なり、そして水
素、炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
またはフェニルを表す、一般式(I)の化合物およびそ
れらの塩類が好適である。
【0025】R1が場合により弗素、塩素、臭素、ヒド
ロキシルもしくはフェニルによりまたは炭素数3までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシにより置換されて
いてもよい炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルを表すか、或いはシクロプロピル、シクロペンチ
ルまたはシクロヘキシルを表すか、或いは式−OR5
基を表し、ここでR5が炭素数5までの直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチルまたはフェニルを示し、R2が水
素、弗素、塩素または臭素を表すか、或いは各場合とも
炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもし
くはアルケニルまたはシクロプロピルを表すか、或いは
炭素数3までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオロ
アルキルを表し、R3が式
【0026】
【化14】
【0027】の基を表し、ここでR6がヒドロキシルま
たは炭素数4までのアルコキシ、フェノキシもしくはシ
クロペンチルオキシもしくはシクロヘキシルオキシを示
すか、或いは式−NR89の基を示し、ここでR8およ
びR9が同一もしくは相異なり、そして水素または炭素
数3までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、
7が水素、メチル、エチルまたはトリフェニルメチル
を示し、R4が水素、弗素、塩素、炭素数4までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或いは炭素数
3までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオロアルキ
ルを表すか、或いは式−OR10または−SO2−NR11
12の基を表し、ここでR10が上記のR5の意味を有し
そして後者と同一もしくは相異なるか、またはベンジル
もしくは水素を示し、R11およびR12が同一もしくは相
異なりそして水素、シクロプロピル、シクロペンチル、
シクロヘキシルまたはフェニルを示すか、或いは直鎖状
もしくは分枝鎖状の炭素数4までのアルキルを示し、A
が窒素原子を介して結合されておりそして場合により式
【0028】
【化15】
【0029】の基により置換されていてもよいアゼチジ
ニル、ピペリジルまたはピロリジニルを表し、ここでR
13が上記のR7の意味を有しておりそして後者と同一も
しくは相異なり、そしてR14が上記のR6の意味を有し
ておりそして後者と同一もしくは相異なり、R15および
16が同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数4ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェニル
を表す、一般式(I)の化合物およびそれらの塩類が特
に好適である。
【0030】さらに、一般式(II)
【0031】
【化16】
【0032】[式中、AおよびR4は上記の意味を有
し、そしてLはハロゲン、好適には臭素、を表す]のス
ルホニルベンジル化合物を最初に不活性溶媒中でそして
塩基の存在下で一般式(III)
【0033】
【化17】
【0034】[式中、R1、R2およびR6は上記の意味
を有する]のニトロ安息香酸エステルと反応させ、そし
て次に鉄粉末および酸の存在下で環化し、そして置換基
1、R2、R3およびR4を場合により例えばアルキル化
または加水分解の如き一般的方法に従い変更することを
特徴とする、本発明に従う一般式(I)の化合物の製造
方法も見いだされた。
【0035】本発明に従う方法は、例えば、下記の反応
式により説明できる:
【0036】
【化18】
【0037】反応条件下で変化しない一般的有機溶媒が
該方法用に適している溶媒である。これらには好適に
は、エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフランもしくはグリコールジメチルエ
ーテル、または炭化水素類、例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサンもしくは石油
留分、またはハロゲン化された炭化水素類、例えばジク
ロロメタン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、
ジクロロエチレン、トリクロロエチレンもしくはクロロ
ベンゼン、または酢酸エチル、トリエチルアミン、ピリ
ジン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、
ヘキサメチル燐酸トリアミド、アセトニトリル、アセト
ンもしくはニトロメタンが包含される。該溶媒の混合物
を使用することも同様に可能である。テトラヒドロフラ
ン、塩化メチレン、トルエンまたはジメチルホルムアミ
ドが種々の段階用に好適である。
【0038】一般的には、無機または有機塩基を本発明
に従う方法用の塩基として使用することができる。それ
らには好適には、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化
ナトリウムもしくは水酸化カリウム、アルカリ土類金属
水酸化物、例えば水酸化バリウム、アルカリ金属炭酸
塩、例えば炭酸ナトリウムもしくは炭酸カリウム、アル
カリ金属もしくはアルカリ土類金属アルコレートまたは
アミド、例えばナトリウムもしくはカリウムメタノレー
ト、ナトリウムもしくはカリウムエタノレート、または
カリウムターシャリー−ブチレート、またはリチウムジ
イソプロピルアミド(LDA)、或いは有機アミン類
(トリアルキル(C1−C6)アミン類)、例えばトリエチ
ルアミン、或いは複素環類、例えば1,4−ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジア
ザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン(DBU)、
ピリジン、ジアミノピリジン、メチルピペリジンまたは
モルホリン、が包含される。アルカリ金属、例えばナト
リウム、またはそれらの水素化物、例えば水素化ナトリ
ウム、を塩基として使用することも可能である。水素化
ナトリウム、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)
およびDBUが好適である。
【0039】一般的には、塩基は1モルの式(III)の
化合物を基にして0.05モル〜10モルの、好適には
1モル〜2モルの、量で使用される。
【0040】一般的には、本発明に従う方法は−100
℃〜+100℃の、好適には0℃〜+30℃の、温度で
実施される。
【0041】一般的には、本発明に従う方法は大気圧で
実施される。しかしながら、該方法を加圧下または減圧
下で(例えば0.5〜5バールの範囲で)実施すること
もできる。
【0042】一般的な無機塩基を加水分解用の塩基とし
て適当に使用することができる。これらの塩基には好適
には、アルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ土類金属
水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムも
しくは水酸化バリウム、或いはアルカリ金属炭酸塩、例
えば炭酸ナトリウムもしくはカリウム、または炭酸水素
ナトリウム、或いはアルカリ金属アルコレート、例えば
ナトリウムメタノレート、ナトリウムエタノレートまた
はカリウムターシャリー−ブタノレート、が包含され
る。水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムが特に好適
に使用される。
【0043】水、または加水分解用に一般的な有機溶媒
を、加水分解用の溶媒として適当に使用することができ
る。これらの溶媒には好適には、アルコール類、例えば
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ
ールもしくはブタノール、またはエーテル類、例えばテ
トラヒドロフランもしくはジオキサンもしくはジメチル
ホルムアミド、またはジメチルスルホキシドが包含され
る。アルコール類、例えばメタノール、エタノール、プ
ロパノールまたはイソプロパノール、が特に好適に使用
される。該溶媒の混合物を使用することも同様に可能で
ある。
【0044】加水分解は、酸類、例えばトリフルオロ酢
酸、酢酸、臭化水素酸、メタンスルホン酸、硫酸または
過塩素酸、を用いて、好適にはトリフルオロ酢酸を用い
て、行うこともできる。
【0045】一般的には、加水分解は0℃〜+100℃
の、好適には+20℃〜+80℃の、温度範囲で実施さ
れる。
【0046】一般的には、加水分解は大気圧で実施され
る。しかしながら、該方法を加圧下または減圧下で(例
えば0.5〜5バールの範囲で)実施することもでき
る。
【0047】加水分解を実施する時には、塩基は1モル
のエステルを基にして1〜3モルの、好適には1〜1.
5モルの、量で使用される。モル量の反応物が特に好適
に使用される。
【0048】反応を実施する時には、本発明に従う化合
物のカルボキシレートが第一段階で中間生成物として生
じ、それは単離することができる。本発明に従う酸は該
カルボキシレートを一般的な無機酸で処理することによ
り得られる。後者には好適には、鉱酸、例えば塩酸類、
臭化水素酸、硫酸または塩酸、が包含される。これに関
しては、カルボン酸を製造する時にはカルボキシレート
を単離せずに第二段階で加水分解の塩基性反応混合物を
酸化するのが有利であることが見いだされている。塩基
性複素環類の場合には、複素環と無機酸との塩はカルボ
キシレートの溶液を以上で挙げられている酸で処理する
ことによっても得られる。
【0049】一般的には、アルキル化はアルキル化剤、
例えば(C1−C8)−アルキルハライド、スルホン酸エス
テルまたは置換されたもしくは未置換の(C1−C8)−ジ
アルキルスルホネートもしくは(C1−C8)−ジアリール
スルホネート、好適にはヨウ化メチルまたは硫酸ジメチ
ル、を用いて実施される。
【0050】一般的には、アルキル化は以上で挙げられ
ている溶媒の1種中で、好適にはジメチルホルムアミド
中で、0℃〜+70℃の、好適には0℃〜+30℃の、
温度範囲で、そして大気圧で実施される。
【0051】一般式(II)の化合物は新規であり、そし
て例えばR4≠−OR10(R4′)である場合には一般式
(IV)
【0052】
【化19】
【0053】[式中、LおよびR4′は上記の意味を有
する]の化合物を以上で挙げられている溶媒の1種中
で、塩基中で、好適にはトリエチルアミンを含有するジ
クロロメタン中で、大気圧で、そして−10℃〜+12
0℃の温度範囲で、好適には0℃において、一般式
(V) A−H (V) [式中、Aは上記の意味を有する]の化合物と反応させ
ることにより、そして、R4が式−OR10の基を表す場
合にはカルボキシル,ヒドロキシル−ジ置換された塩化
ベンゼンスルホニル類、例えば塩化4−カルボキシル−
3−ヒドロキシル−ベンゼンスルホニル、から出発し
て、最初に一般式(V)の化合物との反応により一般式
(VI)
【0054】
【化20】
【0055】[式中、Aは上記の意味を有する]の化合
物を製造し、次に化合物(VI)をカルボキシル官能基の
転化により対応するベンジルエステルに転化させ、そし
て一般的方法に従うヒドロキシル官能基の遮蔽により一
般式(VII)
【0056】
【化21】
【0057】[式中、AおよびR4″は上記の意味を有
する]の化合物に転化させ、別段階で既知の方法と同様
にして、好適にはジエチレングリコールジメチルエーテ
ル中で水素化ホウ素ナトリウム/LiClを使用して、
ベンジルエステルを還元してヒドロキシメチル官能基を
与え、そして最後に適当な溶媒、好適にはアセトニトリ
ル、中で保護気体雰囲気下でそして0℃〜室温の温度範
囲で臭化トリフェニルホスフィンを用いて臭素化するこ
とにより、製造できる。
【0058】一般式(VI)および(VII)の化合物はそ
れ自体新規であり、そして上記の如くして製造すること
ができる。
【0059】一般式(IV)および(V)の化合物は既知
であるかまたは一般的方法により製造することができ
る。
【0060】一般式(III)の化合物も同様に既知であ
る。
【0061】上記製造方法は単に説明用に示されている
ものである。本発明に従う一般式(I)の化合物の製造
はこれらの方法に限定されるものではなく、これらの方
法の改変も該製造と同じ方法で使用することもできる。
【0062】本発明に従う一般式(I)の化合物は予期
できなかった価値ある薬学的活性範囲を示す。
【0063】本発明に従う化合物は受容器に対するアン
ギオテンシンIIの結合を競合的に抑制するため、それら
は特異的なAII−拮抗薬効果を有する。それらは血管収
縮およびアンギオテンシンIIのアルドステロン分泌−刺
激効果を抑制する。特に、それらは円滑筋細胞の増殖を
抑制する。
【0064】従って、それらは動脈性高血圧症およびア
テローム性動脈硬化症の処置薬品中で使用することがで
きる。その他に、それらは冠状心臓疾病、心不全、脳機
能障害、虚血性脳疾病、末梢血液流障害、腎臓および副
腎機能障害、気管支痙攣および血管源の気道疾病、ナト
リウム保持および浮腫の処置用に使用できる。特に、該
物質はナトリウム排泄増加および利尿硬化を有する。こ
の効果は心臓または非−心臓器官の流体中の病理学的増
加に関連する浮腫流体の代謝において発現される。
【0065】作用薬−誘発性収縮の抑制試験 両性の兎を首への一撃により意識をなくさせそして瀉血
するか、または場合によってはネムブタール(約60−
80mg/kg静脈内)で麻酔をかけ、そして胸郭切開
により死亡させた。胸郭動脈を取り出し、付着している
関連組織を除去し、そして1.5mm幅の環部分に分割
し、それを個別に約3.5gの初期負荷下で、37℃の
温度の下記組成:119ミリモル/lのNaCl、2.
5ミリモル/lのCaCl2×2H2O、1.2ミリモル
/lのKH2PO4、10ミリモル/lのグルコース、
4.8ミリモル/lのKCl、1.4ミリモル/lのMg
SO4×7H2Oおよび25ミリモル/lのNaHCO3
を有する5%CO2/95%O2でガス処理されたクレブ
ス−ヘンセライト栄養溶液を含有する10ml器官浴の
中に入れた。
【0066】収縮をスタタム(Statham)UC2セルによ
りブリッジ増幅器(ifdムルヘイム(Muelheim)または
DSMアーレン(Aalen))を介して等長的に記録し、そ
してアナログ/デジタル転換器(システム570、キー
スリー、ミュンヘン)によりデジタル化し、そして評価
した。作用薬投与量−効果曲線(DEC)を1時間毎に
プロットした。それぞれのDECに関して、3または4
回の個別濃度を浴に4分間隔で投与した。DECおよび
その後の洗浄サイクル(上記の栄養溶液を用いて約5秒
間/分で各場合とも16回)が完了した時に、28分間
の休止すなわち培養段階を行うと、その間に原則的に収
縮は出発値に戻る。
【0067】一般的には3番目のDEC高さを、その後
の実験で試験しようとする試験物質の評価用参考量とし
て使用し、該物質は浴に連続的に増加する投与量で培養
時間の開始から後の各DECに対して投与された。この
工程では、各動脈環は常に同じ作用薬で1日中刺激され
ていた。
【0068】作用薬およびそれらの標準濃度(1回の個
別投与当たりに投与された量=100μl): KCl 22.7;32.7;42.7;52.7 ミリモル/l ノルアドレナリン 3×10-9;3×10-8;3×10-7;3×10-6 g/ml セロトニン 10-8;10-7;10-6;10-5 g/ml B−HT920 10-7;10-6;10-5 g/ml メトキサミン 10-7;10-6;10-5 g/ml アンギオテンシンII 3×10-9;10-8;3×10-8;10-7 g/ml 3番目(=最大より下)の作用薬濃度において得られた
効果をIC50(試験物質が50%抑制を生じた濃度)を
計算するために各場合とも使用した。
【0069】本発明に従う化合物は単離された兎のアン
ギオテンシンII−誘発性収縮を投与量−依存方式で抑制
した。カリウム−脱分極または他の作用薬により誘発さ
れる収縮は高濃度において全く抑制されないかまたは弱
く抑制されただけであった。
【0070】表A: 試験管内で単離された兎の動脈環を使用する血管収縮の
抑制 AIIにより誘発された収縮に対するIC50[g/ml]実施例番号 IC50[nM] 2 46 6 6.4アンギオテンシンIIを灌流させた兎における血圧測定 300−350gの体重を有する雄のウィスターネズミ
(モエルレガード、コペンハーゲン、デンマーク)にチ
オペンタール(100mg/kg腹腔内)で麻酔をかけ
た。気管切開後に、血圧測定用カテーテルを大腿動脈中
に入れながら、アンギオテンシンII灌流用カテーテルお
よび物質投与用カテーテルを大腿静脈中に入れた。神経
節遮蔽剤であるペントリニウム(5mg/kg静脈内)
の投与後に、アンギオテンシンII灌流(0.3μg/k
g/分)を開始した。血圧値が安定な一定値に達したら
すぐに、試験物質を静脈内または経口的に0.5%チロ
ース中懸濁液もしくは溶液状で投与した。
【0071】意識のある高血圧性ネズミにおける抗−高
血圧症活性の測定 本発明に従う化合物の経口的な抗−高血圧症活性を意識
のあるネズミで試験し、そこでは腎臓動脈の狭窄を手術
により片側に誘発させた。後者は右腎臓動脈を0.18
mmの内側間隙を有する銀製クロコダイルクリップを使
用して制限することにより行われた。この型の高血圧症
では、血漿中のレニンの活性は関与後の最初の6週間に
わたり増加した。
【0072】これらの動物の動脈血圧を非−手術方式で
「テイル・カフ(tail cuff)」を使用して物質投与後の
規定された時間に測定した。試験しようとする物質を種
々の投与量で経胃的(経口的)にチロース中懸濁液状で
胃管を介して投与した。本発明に従う化合物は高血圧症
ネズミの動脈血圧を臨床的関連投与量において低下させ
た。
【0073】さらに、本発明に従う化合物は放射活性ア
ンギオテンシンIIの特異的結合を収縮−依存方式で抑制
した。
【0074】本発明に従う化合物と副腎皮質(牛)から
の膜部分上のアンギオテンシンII受容器との相互作用 取り出したばかりでありそして骨髄および被膜を注意深
く除いた牛の副腎皮質(ACC)をウルトラ−ツラック
ス(Ultra-Turrax)(ジャンケ・アンド・クンケル、スタ
ウフェン、i.B.)を使用してスクロース溶液(0.3
2M)中で粉砕して粗膜ホモジェネートを与え、それを
2回の遠心段階で部分的に精製して膜留分とした。受容
器結合試験を牛ACCの部分的に精製された膜留分に対
して放射活性アンギオテンシンIIを使用して0.25m
lの検定量で行い、それの項目別含有量は部分的に精製
された膜(50−80μg)、3H−アンギオテンシンI
I(3−5nM)、試験緩衝溶液(50mMのトリス、
pH7.2、5mMのMgCl2)および試験物質であっ
た。室温における60分間の培養時間後に、試料の未結
合放射活性を湿潤ガラス繊維フィルター(ホヮットマン
GF/C)を使用して分離し、そして蛋白質を氷冷緩衝
溶液(50mMのトリス/HCl、pH7.4、5%P
EG6000)で洗浄した後に結合された放射活性をシ
ンチレーションカクテル中で分光写真方式で測定した。
元のデータをコンピュータープログラムを使用して分析
してKiおよびIC50値(Ki:使用された放射活性に関
して補正されたIC50値;IC50値:試験物質が放射配
位子の特異的結合の50%抑制をもたらす濃度)を得
た。
【0075】表B: 実施例番号 Ki[nM] 3 48 4 735 7 260本発明に従う化合物による円滑筋増殖の抑制試験 化合物の抗−増殖効果を確認するために、ネズミ動脈か
ら媒体−体外移植組織技術を使用して単離された円滑筋
細胞を使用した[R.ロス(Ross)、J. Cell. Biol.、
、172、1971]。細胞を原則的に96−ウェル
板の適当な培養皿の中に植えつけ、そして37℃におい
て5%CO2中で2−3日間にわたり7.5%FCSおよ
び7.5%NCS、2mMのL−グルタミン酸および1
5mMのHEPES、pH7.4を含有する媒体199
の中で培養した。その後に、血清を2−3日間にわたり
除去することにより細胞を同期させ、そして次に血清ま
たは他の因子で刺激して成長させた。試験化合物を同時
に加えた。16−20時間後に、1μCiの3H−チミ
ジンを加え、そしてさらに4時間後に、細胞のTCA−
沈澱性DNA中へのこの物質の加入を測定した。IC50
値を測定するために、活性化合物の濃度を計算し、その
後、活性化合物を希釈して10%FCSにより排除され
たチミジン加入の最大値の半分の抑制を得た。
【0076】ナトリウム排泄増加効果に関する試験 断食したウィスターネズミを経口的に試験物質(チロー
ス溶液中に懸濁されている)で処置した。引き続き、排
泄された尿を利尿ケージの中で6時間にわたり集めた。
尿中のナトリウムおよびカリウムの濃度を火炎光度計に
より測定した。
【0077】新規な活性化合物は、既知の方法で、不活
性な無毒の薬学的に適当な賦形薬または溶媒を使用し
て、一般的調合物、例えば錠剤、コーテイング錠剤、丸
薬、粒剤、エーロゾル、シロップ、乳化液、懸濁液およ
び溶液、に転化させることができる。これに関しては、
治療的に活性な化合物は各場合とも合計混合物の約0.
5〜90重量%の濃度で、すなわち規定投与量範囲を得
るのに充分な量で、加えるべきである。
【0078】調合物は、例えば、活性化合物を適宜乳化
剤および/または分散剤を使用して溶媒および/または
賦形薬で伸展させることにより製造され、例えば水を希
釈剤として使用する時には有機溶媒を適宜補助溶媒とし
て使用することができる。
【0079】投与は一般的方法で、好適には経口的また
は非経口的に、特に舌下的にまたは静脈内で、行われ
る。
【0080】非経口的適用のためには、適当な液体担体
物質を使用する活性化合物の溶液を使用することができ
る。
【0081】一般的には、静脈内投与の場合には、有効
な結果を得るためには約0.001〜1mg/kgの、
好適には約0.01〜0.5mg/kgの、体重の量、そ
して経口的投与の場合には約0.01〜20mg/kg
の、好適には0.1〜10mg/kgの体重の量を投与
することが有利であると見いだされている。
【0082】これにもかかわらず、体重および投与方式
の性質、薬品に対する個々の応答、それの調合性質、並
びに投与を行う時点または間隔により、適宜該量から逸
脱する必要がある。すなわち、ある場合には上記の最低
量以下でも充分であるが、他の場合には該上限を越えな
ければならない。相対的大量の投与時には、これらを1
日にわたり数回の比較的少量の投与量に分割して与える
ことが推奨される。
【0083】溶離剤混合物: a=塩化メチレン/メタノール 10:1 b=石油エーテル/酢酸エチル 1:1 c=酢酸エチル/石油エーテル 2:1 d=塩化メチレン/メタノール 4:1
【0084】
【実施例】出発化合物 実施例I 塩化4−(ブロモメチル)ベンゼンスルホニル
【0085】
【化22】
【0086】38.1g(0.2モル)の塩化4−メチル
ベンゼンスルホニルを300mlの四塩化炭素中に溶解
させ、そして35.6g(0.2モル)のN−ブロモスク
シンイミドを次に加え、その後、0.2g(1.2ミリモ
ル)のアゾビスイソブチロニトリル(ABN)の添加後
に混合物を還流下で4時間加熱した。冷却後に、固体を
濾別しそして濾液から溶媒を除去した。フラッシュクロ
マトグラフィー(石油エーテル/トルエン4:1、50
μm粒子寸法)およびその後の100mlのシクロヘキ
サンからの再結晶化で、24.0g(理論値の45%)
の標記化合物を与えた。
【0087】Rf=0.75(トルエン)。
【0088】実施例II 塩化4−(ブロモメチル)−3−クロロベンゼンスルホニ
【0089】
【化23】
【0090】45.9g(0.2モル)の3−クロロ−4
−メチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩を83.3g
(0.4モル)の五塩化燐と混合しそして140℃の油
浴温度に30分間加熱した。500mlのトルエンを熱
い混合物に加え、そして生じた溶液を加熱沸騰させそし
て冷却後に氷に加えた。有機相を分離しそして水(2×
200ml)で洗浄した。MgSO4上で乾燥した後
に、濾過を行いそして全ての揮発性物質を真空中でスト
リッピングした。生じた残渣をフラッシュクロマトグラ
フィー(石油エーテル/トルエン4:1、50μm粒子
寸法)により精製した。24.9gの生成物が得られ、
それを直ちにその後の反応にかけた。それを200ml
の四塩化炭素中に加え、そして19.6g(0.11モ
ル)のN−ブロモスクシンイミドおよび0.1g(0.0
6ミリモル)のABNの添加後に混合物を還流下で6時
間加熱した。冷却後に、固体を濾別しそして濾液から溶
媒を除去した。フラッシュクロマトグラフィー(石油エ
ーテル/トルエン4:1、50μm粒子寸法)で、2
1.2g(33%)の標記化合物を与えた。
【0091】Rf=0.32(石油エーテル/ジクロロ
メタン4:1)。
【0092】実施例III 塩化4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゼンスルホ
ニル
【0093】
【化24】
【0094】20.9g(0.1モル)の3−フルオロ−
4−メチルベンゼンスルホクロライドを四塩化炭素中に
加え、そして10.6g(0.11モル)のN−ブロモス
クシンイミドおよび0.3gの過酸化ジベンゾイルの添
加後に還流下で5時間加熱した。冷却後に、固体を濾別
しそして濾液から溶媒を除去した。フラッシュクロマト
グラフィー(石油エーテル/トルエン(4:1)、50μ
m粒子寸法)で、21.2g(理論値の44%)の標記
化合物を与えた。
【0095】Rf=0.42(石油エーテル/トルエン
3:1)。
【0096】実施例IV 4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゼンスルホニル
−N−ピロリジニン
【0097】
【化25】
【0098】5.3g(0.02モル)の実施例Iからの
化合物を200mlのジクロロメタンおよび4.0g
(0.04モル)のトリエチルアミンの中に溶解させ、
そして50mlのジクロロメタン中の1.4g(0.02
モル)のピロリジンの添加後に引き続き0℃において1
時間撹拌した。2N HCl(2×100ml)および
2O(2×100ml)を用いて抽出を行い、そして
これを次にMgSO4上で乾燥し、濾過し、そして全て
の揮発性成分を真空中で蒸発させた。
【0099】収量:5.4g(理論値の89%)。
【0100】Rf=0.09(トルエン)。
【0101】実施例V 4−(ブロモメチル)ベンゼンスルホニル−N−ピペリジ
ニン
【0102】
【化26】
【0103】1.0g(理論値の81%)の標記化合物
が、実施例IIIの指示と同様にして、1.1g(4ミリモ
ル)の実施例Iからの化合物および0.34g(4ミリ
モル)のピペリジンから得られた。
【0104】Rf=0.14(トルエン)。
【0105】実施例VI (S)−4−(ブロモメチル)−ベンゼンスルホニル−N−
2−(ターシャリー−ブトキシ−カルボニル)ピロリジニ
【0106】
【化27】
【0107】9.1g(理論値の84%)の標記化合物
が、実施例IIIの指示と同様にして、7.25g(27ミ
リモル)の実施例Iからの化合物および4.6g(27
ミリモル)のS−プロリンターシャリー−ブチルエステ
ルから得られた。
【0108】Rf=0.66(石油エーテル/酢酸エチ
ル7:3)。
【0109】実施例VII ラセミ−4−(ブロモメチル)−ベンゼンスルホニル−N
−2−(ターシャリー−ブトキシ−カルボニル)ピペリジ
ニン
【0110】
【化28】
【0111】7.4g(理論値の59%)の標記化合物
が、実施例IIIの指示と同様にして、8.0g(30ミリ
モル)の実施例Iからの化合物および5.5g(30ミ
リモル)のラセミ−ピペコリン酸ターシャリー−ブチル
から得られた。
【0112】Rf=0.53(石油エーテル/酢酸エチ
ル5:1)。
【0113】実施例VIII (S)−4−(ブロモメチル)−3−クロロベンゼンスルホ
ニル−N−2−(ターシャリー−ブトキシカルボニル)ピ
ロリジニン
【0114】
【化29】
【0115】13.9g(理論値の96%)の標記化合
物が、実施例IIIの指示と同様にして、10.0g(33
ミリモル)の実施例IIからの化合物および5.7g(3
3ミリモル)のS−プロリンターシャリー−ブチルエス
テルから得られた。
【0116】Rf=0.55(石油エーテル/酢酸エチ
ル7:3)。
【0117】実施例IX ラセミ−4−(ブロモメチル)−3−クロロベンゼンスル
ホニル−N−2−(ターシャリー−ブトキシカルボニル)
ピペリジニド
【0118】
【化30】
【0119】14.6g(理論値の98%)の標記化合
物が、実施例IIIの指示と同様にして、10.0g(33
ミリモル)の実施例IIからの化合物および6.1g(3
3ミリモル)のラセミ−ピペコリン酸ターシャリー−ブ
チルから得られた。
【0120】Rf=0.6(石油エーテル/酢酸エチル
7:3)。
【0121】実施例X (S)−4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゼンスル
ホニル−N−2−(ターシャリー−ブトキシカルボニル)
ピロリジニド
【0122】
【化31】
【0123】12.7g(理論値の100%)の標記化
合物が、実施例IVの指示と同様にして、8.6g(30
ミリモル)の実施例IIIからの化合物および5.1g(3
0ミリモル)のS−プロリンターシャリー−ブチルエス
テルから得られた。
【0124】Rf=0.57(石油エーテル/酢酸エチ
ル7:3)。
【0125】実施例XI (S)−2−[3−クロロ−1−(N−2−(ターシャリー
−ブチルオキシカルボニル)−ピロリジニル)スルホニル
−フェン−4−イル−メチルアミノ]−3−ニトロ安息
香酸メチル
【0126】
【化32】
【0127】800mg(2.8ミリモル)の2−アミ
ノ−3−ニトロ安息香酸メチルおよび1.24g(2.8
ミリモル)の実施例VIIIからの化合物を392mg
(2.8ミリモル)のK2CO3と一緒に10mlのジメ
チルホルムアミド中で20℃で16時間撹拌した。水性
処理およびその後の粗製生成物のシリカゲル上でのクロ
マトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル7:3)後
に、760mg(理論値の42%)の標記化合物が得ら
れた。
【0128】Rf=0.40(石油エーテル/酢酸エチ
ル7:3)。
【0129】実施例XII (S)−2−[3−フルオロ−1−(N−2−(ターシャリ
ー−ブトキシカルボニル)−ピロリジニル)スルホニル−
フェン−4−イル−メチルアミノ]−3−ニトロ安息香
酸メチル
【0130】
【化33】
【0131】1.35g(理論値の76%)の標記化合
物が、実施例XIの指示と同様にして、800mg(2.
8ミリモル)の2−アミノ−3−ニトロ安息香酸メチル
および1.32g(3.1ミリモル)の実施例Xからの化
合物から得られた。
【0132】Rf=0.37(石油エーテル/酢酸エチ
ル7:3)。
【0133】製造実施例 実施例1 (S)−2−ブチル−1−[3−クロロ−1−(N−2−
(ターシャリー−ブトキシカルボニル)−ピロリジニル)
スルホニル−7−メトキシカルボニル−ベンズ[d]−イ
ミダゾール
【0134】
【化34】
【0135】754mg(1.18ミリモル)の実施例X
Iからの化合物を484μlの濃塩酸と一緒に1.08m
lのメタノール中で撹拌した。205mg(3.68ミ
リモル)のFe粉末を加え、そして次に混合物を70−
80℃に3時間加熱した。混合物を次に冷却し、濾過
し、そして濾液をNaHCO3溶液および酢酸エチルの
中に加え、そして相分離後に、水相を酢酸エチルでさら
に3回抽出した。一緒にした有機相から溶媒を真空中で
除去し、そして残渣をシリカゲル上でクロマトグラフィ
ーにかけた。306mg(理論値の43%)の標記化合
物が得られた。
【0136】Rf=0.27(石油エーテル/酢酸エチ
ル7:3)。
【0137】実施例2 (S)−2−ブチル−1−[3−クロロ−1−(N−2′−
カルボキシ−ピロリジニル)スルホニル]−7−メトキシ
カルボニル−ベンズ[d]−イミダゾール
【0138】
【化35】
【0139】250mgの実施例1からの化合物を10
mlのジクロロメタン中に溶解させ、そして2mlのト
リフルオロ酢酸を次に0℃において加えた。混合物を引
き続き室温で3時間撹拌し、そして全ての揮発性物質を
次に真空中でストリッピングさせた。226mg(理論
値の100%)の標記化合物が得られた。
【0140】Rf=0.57(CH2Cl2/MeOH
10:1)。
【0141】実施例3 (S)−2−ブチル−7−カルボキシ−1−[3−クロロ
−1−(N−2−カルボキシ−ピロリジニル)スルホニ
ル]−ベンズ[d]−イミダゾール
【0142】
【化36】
【0143】205mgの実施例2からの化合物を2m
lのTHF、2mlのH2Oおよび0.5mlのMeOH
からなる混合物の中に溶解させた。97mg(2.3ミ
リモル)のLiOHを加えた後に、混合物を室温で4時
間撹拌した。全ての揮発性物質をストリッピングし、残
渣をH2O中に加えそして酢酸エチルで3回抽出した。
一緒にした有機相を乾燥しそして濃縮した。176mg
(理論値の88%)の標記化合物が得られた。
【0144】Rf=0.12(トルエン/酢酸エチル/
CH3CO2H 20:20:1)。
【0145】上記の実施例と同様にして表1に挙げられ
ている化合物を製造した:
【0146】
【表1】
【0147】実施例7 (S)−2−ブチル−7−カルボキシ−1−[3−クロロ
−1−(N−2−カルボキシピロリジニル)スルホニル]
ベンズ[d]イミダゾールビス−カリウム塩
【0148】
【化37】
【0149】104mg(0.2ミリモル)の実施例3
からの化合物を1.5mlのジオキサンおよび3.5ml
のH2Oの中に溶解させ、0.4mlの1N KOH溶液
を次に加え、そして混合物を凍結乾燥した。120mg
(理論値の100%)の標記化合物が得られた。
【0150】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0151】1.一般式(I)
【0152】
【化38】
【0153】[式中、R1は場合により炭素数3〜6の
シクロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくはフェ
ニルによりまたは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルコキシにより置換されていてもよい炭素数8ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或い
は炭素数3〜8のシクロアルキルを表すか、或いは式−
OR5の基を表し、ここでR5は炭素数8までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキル、炭素数3〜7のシクロアル
キル、炭素数6〜10のアリール、またはS、Nもしく
はOからなる群からの4個までのヘテロ原子を有する5
−〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素環を示し、R2
は水素またはハロゲンを表すか、或いは場合により炭素
数3〜6のシクロアルキルにより置換されていてもよい
各場合とも炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルまたはアルケニルを表すか、或いは炭素数3〜8
のシクロアルキルを表すか、或いは炭素数6までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のペルフルオロアルキルを表し、R
3は式
【0154】
【化39】
【0155】の基を表し、ここでR6はヒドロキシル或
いは場合によりハロゲン、カルボキシル、ヒドロキシル
もしくはシアノによりまたは各場合とも炭素数6までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくはアルコキ
シカルボニルにより置換されていてもよい炭素数8まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシを示すか、或い
は炭素数6〜10のアリールオキシまたはヘテロシクリ
ルオキシを示すか、或いは炭素数3〜7のシクロアルキ
ルオキシを示すか、或いは式−NR89の基を示し、こ
こでR8およびR9は同一もしくは相異なりそして水素ま
たは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
またはフェニルを示し、R7は水素、炭素数6までの直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはトリフェニルメ
チルを示し、R4は水素、ハロゲンまたは炭素数8まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或いは
炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオロ
アルキルを表すか、或いは式−OR10または−SO2
NR1112の基を表し、ここでR10は上記のR5の意味
を有しそして後者と同一もしくは相異なるか、またはヒ
ドロキシル保護基もしくは水素を示し、R11およびR12
は同一もしくは相異なりそして水素、炭素数3〜7のシ
クロアルキル、炭素数6〜10のアリールまたはS、N
もしくはOからなる群からの3個までのヘテロ原子を有
する5−〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素環を示す
か、或いは場合によりハロゲン、カルボキシル、ヒドロ
キシルもしくはシアノによりまたは各場合とも炭素数6
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくはア
ルコキシカルボニルにより置換されていてもよい炭素数
6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示すか、
或いはR11およびR12は、窒素原子を含んで、一緒にな
ってS、NまたはOからなる群からの3個までのヘテロ
原子を有する5−〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素
環を形成し、Aは窒素原子を介して結合されておりそし
てS、NもしくはOからなる群からの2個までの追加の
ヘテロ原子を有しておりそして場合により2回まで式
【0156】
【化40】
【0157】の基により同一もしくは相異なって置換さ
れていてもよい3−〜8−員の飽和複素環を表し、ここ
でR13は上記のR7の意味を有しておりそして後者と同
一もしくは相異なり、そしてR14は上記のR6の意味を
有しておりそして後者と同一もしくは相異なり、R15
よびR16は同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数
8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェ
ニルを表す]のベンズイミダゾール類およびそれらの塩
類。
【0158】2.R1が場合によりシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、弗素、
塩素、臭素、ヒドロキシルもしくはフェニルによりまた
は炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ
により置換されていてもよい炭素数6までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルを表すか、或いはシクロプロピ
ル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表すか、或
いは式−OR5の基を表し、ここでR5が炭素数6までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはフェニルを示
し、R2が水素またはハロゲンを表すか、或いは場合に
よりシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルも
しくはシクロヘキシルにより置換されていてもよい各場
合とも炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ルまたはアルケニルを表すか、或いはシクロプロピル、
シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表すか、或いは
炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオロ
アルキルを表し、R3が式
【0159】
【化41】
【0160】の基を表し、ここでR6がヒドロキシル或
いは場合により弗素、塩素、臭素、カルボキシル、ヒド
ロキシルもしくはシアノによりまたは各場合とも炭素数
4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくは
アルコキシカルボニルにより置換されていてもよい炭素
数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシを示す
か、或いはフェノキシ、シクロペンチルオキシまたはシ
クロヘキシルオキシを示すか、或いは式−NR89の基
を示し、ここでR8およびR9が同一もしくは相異なり、
そして水素または炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルキルを示し、R7が水素、炭素数4までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはトリフェニルメチ
ルを示し、R4が水素、弗素、塩素、臭素、炭素数6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或い
は炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオ
ロアルキルを表すか、或いは式−OR10または−SO2
−NR1112の基を表し、ここでR10が上記のR5の意
味を有しそして後者と同一もしくは相異なるか、または
ベンジルもしくは水素を示し、R11およびR12が同一も
しくは相異なりそして水素、シクロプロピル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシルまたはフェニルを示すか、或い
は場合により弗素、塩素、臭素、カルボキシル、ヒドロ
キシルもしくはシアノによりまたは各場合とも炭素数4
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくはア
ルコキシカルボニルにより置換されていてもよい直鎖状
もしくは分枝鎖状の炭素数5までのアルキルを示すか、
或いはR11およびR12が、窒素原子を含んで、一緒にな
ってモルホリン環を形成し、Aが窒素原子を介して結合
されておりそして場合により式
【0161】
【化42】
【0162】の基により置換されていてもよいアゼチジ
ニル、ピペリジル、ピロリジニルまたはモルホリニルを
表し、ここでR13が上記のR7の意味を有しておりそし
て後者と同一もしくは相異なり、そしてR14が上記のR
6の意味を有しておりそして後者と同一もしくは相異な
り、R15およびR16が同一もしくは相異なり、そして水
素、炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
またはフェニルを表す、上記1の一般式(I)の化合物
およびそれらの塩類。
【0163】3.R1が場合により弗素、塩素、臭素、
ヒドロキシルもしくはフェニルによりまたは炭素数3ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシにより置換さ
れていてもよい炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルキルを表すか、或いはシクロプロピル、シクロペ
ンチルまたはシクロヘキシルを表すか、或いは式−OR
5の基を表し、ここでR5が炭素数5までの直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチルまたはフェニルを示し、R2が水
素、弗素、塩素または臭素を表すか、或いは各場合とも
炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもし
くはアルケニルまたはシクロプロピルを表すか、或いは
炭素数3までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオロ
アルキルを表し、R3が式
【0164】
【化43】
【0165】の基を表し、ここでR6がヒドロキシルま
たは炭素数4までのアルコキシ、フェノキシもしくはシ
クロペンチルオキシもしくはシクロヘキシルオキシを示
すか、或いは式−NR89の基を示し、ここでR8およ
びR9が同一もしくは相異なり、そして水素または炭素
数3までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、
7が水素、メチル、エチルまたはトリフェニルメチル
を示し、R4が水素、弗素、塩素、炭素数4までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或いは炭素数
3までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオロアルキ
ルを表すか、或いは式−OR10または−SO2−NR11
12の基を表し、ここでR10が上記のR5の意味を有し
そして後者と同一もしくは相異なるか、またはベンジル
もしくは水素を示し、R11およびR12が同一もしくは相
異なりそして水素、シクロプロピル、シクロペンチル、
シクロヘキシルまたはフェニルを示すか、或いは直鎖状
もしくは分枝鎖状の炭素数4までのアルキルを示し、A
が窒素原子を介して結合されておりそして場合により式
【0166】
【化44】
【0167】の基により置換されていてもよいアゼチジ
ニル、ピペリジルまたはピロリジニルを表し、ここでR
13が上記のR7の意味を有しておりそして後者と同一も
しくは相異なり、そしてR14が上記のR6の意味を有し
ておりそして後者と同一もしくは相異なり、R15および
16が同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数4ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェニル
を表す、上記1の一般式(I)の化合物およびそれらの
塩類。
【0168】4.一般式(I)
【0169】
【化45】
【0170】[式中、R1は場合により炭素数3〜6の
シクロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくはフェ
ニルによりまたは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルコキシにより置換されていてもよい炭素数8ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或い
は炭素数3〜8のシクロアルキルを表すか、或いは式−
OR5の基を表し、ここでR5は炭素数8までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキル、炭素数3〜7のシクロアル
キル、炭素数6〜10のアリール、またはS、Nもしく
はOからなる群からの4個までのヘテロ原子を有する5
−〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素環を示し、R2
は水素またはハロゲンを表すか、或いは場合により炭素
数3〜6のシクロアルキルにより置換されていてもよい
各場合とも炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルまたはアルケニルを表すか、或いは炭素数3〜8
のシクロアルキルを表すか、或いは炭素数6までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のペルフルオロアルキルを表し、R
3は式
【0171】
【化46】
【0172】の基を表し、ここでR6はヒドロキシル或
いは場合によりハロゲン、カルボキシル、ヒドロキシル
もしくはシアノによりまたは各場合とも炭素数6までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくはアルコキ
シカルボニルにより置換されていてもよい炭素数8まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシを示すか、或い
は炭素数6〜10のアリールオキシまたはヘテロシクリ
ルオキシを示すか、或いは炭素数3〜7のシクロアルキ
ルオキシを示すか、或いは式−NR89の基を示し、こ
こでR8およびR9は同一もしくは相異なりそして水素ま
たは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
またはフェニルを示し、R7は水素、炭素数6までの直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはトリフェニルメ
チルを示し、R4は水素、ハロゲンまたは炭素数8まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或いは
炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオロ
アルキルを表すか、或いは式−OR10または−SO2
NR1112の基を表し、ここでR10は上記のR5の意味
を有しそして後者と同一もしくは相異なるか、またはヒ
ドロキシル保護基もしくは水素を示し、R11およびR12
は同一もしくは相異なりそして水素、炭素数3〜7のシ
クロアルキル、炭素数6〜10のアリールまたはS、N
もしくはOからなる群からの3個までのヘテロ原子を有
する5−〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素環を示す
か、或いは場合によりハロゲン、カルボキシル、ヒドロ
キシルもしくはシアノによりまたは各場合とも炭素数6
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくはア
ルコキシカルボニルにより置換されていてもよい炭素数
6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示すか、
或いはR11およびR12は、窒素原子を含んで、一緒にな
ってS、NまたはOからなる群からの3個までのヘテロ
原子を有する5−〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素
環を形成し、Aは窒素原子を介して結合されておりそし
てS、NもしくはOからなる群からの2個までの追加の
ヘテロ原子を有しておりそして場合により2回まで式
【0173】
【化47】
【0174】の基により同一もしくは相異なって置換さ
れていてもよい3−〜8−員の飽和複素環を表し、ここ
でR13は上記のR7の意味を有しておりそして後者と同
一もしくは相異なり、そしてR14は上記のR6の意味を
有しておりそして後者と同一もしくは相異なり、R15
よびR16は同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数
8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェ
ニルを表す]のベンズイミダゾール類およびそれらの塩
類を製造するにあたり、一般式(II)
【0175】
【化48】
【0176】[式中、AおよびR4は上記の意味を有し
ており、そしてLはハロゲンを表す]のスルホニルベン
ジル化合物を最初に不活性溶媒中でそして塩基の存在下
で一般式(III)
【0177】
【化49】
【0178】[式中、R1、R2およびR6は上記の意味
を有する]のニトロ安息香酸エステルと反応させ、そし
て次に鉄粉末および酸の存在下で環化し、そして置換基
1、R2、R3およびR4を場合により一般的方法に従い
変更することを特徴とする前記一般式(I)のベンズイ
ミダゾール類およびそれらの塩類の製造方法。
【0179】5.疾病の調節における使用のための、上
記1の一般式(I)の化合物。
【0180】6.上記1の一般式(I)の化合物の少な
くとも1種を含有する薬品。
【0181】7.上記1の一般式(I)の化合物の少な
くとも1種を、適宜一般的助剤物質および賦形薬を使用
して、投与に適する形態にすることを特徴とする、薬品
の製造方法。
【0182】8.循環系および血管系疾病を防除するた
めの、上記1の一般式(I)の化合物の使用。
【0183】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 235/24 403/14 207 (72)発明者 ユルゲン・ドレツセル ドイツ42477ラデフオルムバルト・トウフ シユトラーセ48 (72)発明者 ペーター・フアイ ドイツ42111ブツペルタール・アムアイク ホフ23 (72)発明者 バルター・ヒユプシユ ドイツ42113ブツペルタール・ビルトシユ タイク22 (72)発明者 ウルリヒ・ミユラー ドイツ42111ブツペルタール・ノイアート リーベル91 (72)発明者 マテイアス・ミユラー−グリーマン ドイツ42697ゾーリンゲン・ライバツハー シユトラーセ10 (72)発明者 マルテイン・ボイク ドイツ40699エルクラート・トリルス7 (72)発明者 スタニスラフ・カツダ ドイツ42115ブツペルタール・ゲレルトベ ーク18 (72)発明者 アンドレアス・クノル ドイツ40699エルクラート・トリルザーグ ラーベン10 (72)発明者 ヨハネス−ペーター・シユタシユ ドイツ42651ゾーリンゲン・アルフレート −ノベル−シユトラーセ109 (72)発明者 シユテフアン・ボールフアイル ドイツ40724ヒルデン・トウヒヤーベーク 25 (72)発明者 クラウデイア・ヒルト−デイートリヒ ドイツ42115ブツペルタール・シユトツク マンスミユーレ127

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1は場合により炭素数3〜6のシクロアルキ
    ル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくはフェニルによりま
    たは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキ
    シにより置換されていてもよい炭素数8までの直鎖状も
    しくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或いは炭素数3〜
    8のシクロアルキルを表すか、或いは式−OR5の基を
    表し、ここでR5は炭素数8までの直鎖状もしくは分枝
    鎖状のアルキル、炭素数3〜7のシクロアルキル、炭素
    数6〜10のアリール、またはS、NもしくはOからな
    る群からの4個までのヘテロ原子を有する5−〜7−員
    の飽和もしくは不飽和の複素環を示し、R2は水素また
    はハロゲンを表すか、或いは場合により炭素数3〜6の
    シクロアルキルにより置換されていてもよい各場合とも
    炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまた
    はアルケニルを表すか、或いは炭素数3〜8のシクロア
    ルキルを表すか、或いは炭素数6までの直鎖状もしくは
    分枝鎖状のペルフルオロアルキルを表し、R3は式 【化2】 の基を表し、ここでR6はヒドロキシル或いは場合によ
    りハロゲン、カルボキシル、ヒドロキシルもしくはシア
    ノによりまたは各場合とも炭素数6までの直鎖状もしく
    は分枝鎖状のアルコキシもしくはアルコキシカルボニル
    により置換されていてもよい炭素数8までの直鎖状もし
    くは分枝鎖状のアルコキシを示すか、或いは炭素数6〜
    10のアリールオキシまたはヘテロシクリルオキシを示
    すか、或いは炭素数3〜7のシクロアルキルオキシを示
    すか、或いは式−NR89の基を示し、ここでR8およ
    びR9は同一もしくは相異なりそして水素または炭素数
    6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェ
    ニルを示し、R7は水素、炭素数6までの直鎖状もしく
    は分枝鎖状のアルキルまたはトリフェニルメチルを示
    し、R4は水素、ハロゲンまたは炭素数8までの直鎖状
    もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或いは炭素数6
    までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオロアルキル
    を表すか、或いは式−OR10または−SO2−NR11
    12の基を表し、ここでR10は上記のR5の意味を有しそ
    して後者と同一もしくは相異なるか、またはヒドロキシ
    ル保護基もしくは水素を示し、R11およびR12は同一も
    しくは相異なりそして水素、炭素数3〜7のシクロアル
    キル、炭素数6〜10のアリールまたはS、Nもしくは
    Oからなる群からの3個までのヘテロ原子を有する5−
    〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素環を示すか、或い
    は場合によりハロゲン、カルボキシル、ヒドロキシルも
    しくはシアノによりまたは各場合とも炭素数6までの直
    鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくはアルコキシ
    カルボニルにより置換されていてもよい炭素数6までの
    直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示すか、或いはR
    11およびR12は、窒素原子を含んで、一緒になってS、
    NまたはOからなる群からの3個までのヘテロ原子を有
    する5−〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素環を形成
    し、Aは窒素原子を介して結合されておりそしてS、N
    もしくはOからなる群からの2個までの追加のヘテロ原
    子を有しておりそして場合により2回まで式 【化3】 の基により同一もしくは相異なって置換されていてもよ
    い3−〜8−員の飽和複素環を表し、ここでR13は上記
    のR7の意味を有しておりそして後者と同一もしくは相
    異なり、そしてR14は上記のR6の意味を有しておりそ
    して後者と同一もしくは相異なり、R15およびR16は同
    一もしくは相異なり、そして水素、炭素数8までの直鎖
    状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェニルを表す]
    のベンズイミダゾール類およびそれらの塩類。
  2. 【請求項2】 一般式(I) 【化4】 [式中、R1は場合により炭素数3〜6のシクロアルキ
    ル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくはフェニルによりま
    たは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキ
    シにより置換されていてもよい炭素数8までの直鎖状も
    しくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或いは炭素数3〜
    8のシクロアルキルを表すか、或いは式−OR5の基を
    表し、ここでR5は炭素数8までの直鎖状もしくは分枝
    鎖状のアルキル、炭素数3〜7のシクロアルキル、炭素
    数6〜10のアリール、またはS、NもしくはOからな
    る群からの4個までのヘテロ原子を有する5−〜7−員
    の飽和もしくは不飽和の複素環を示し、R2は水素また
    はハロゲンを表すか、或いは場合により炭素数3〜6の
    シクロアルキルにより置換されていてもよい各場合とも
    炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまた
    はアルケニルを表すか、或いは炭素数3〜8のシクロア
    ルキルを表すか、或いは炭素数6までの直鎖状もしくは
    分枝鎖状のペルフルオロアルキルを表し、R3は式 【化5】 の基を表し、ここでR6はヒドロキシル或いは場合によ
    りハロゲン、カルボキシル、ヒドロキシルもしくはシア
    ノによりまたは各場合とも炭素数6までの直鎖状もしく
    は分枝鎖状のアルコキシもしくはアルコキシカルボニル
    により置換されていてもよい炭素数8までの直鎖状もし
    くは分枝鎖状のアルコキシを示すか、或いは炭素数6〜
    10のアリールオキシまたはヘテロシクリルオキシを示
    すか、或いは炭素数3〜7のシクロアルキルオキシを示
    すか、或いは式−NR89の基を示し、ここでR8およ
    びR9は同一もしくは相異なりそして水素または炭素数
    6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェ
    ニルを示し、R7は水素、炭素数6までの直鎖状もしく
    は分枝鎖状のアルキルまたはトリフェニルメチルを示
    し、R4は水素、ハロゲンまたは炭素数8までの直鎖状
    もしくは分枝鎖状のアルキルを表すか、或いは炭素数6
    までの直鎖状もしくは分枝鎖状のペルフルオロアルキル
    を表すか、或いは式−OR10または−SO2−NR11
    12の基を表し、ここでR10は上記のR5の意味を有しそ
    して後者と同一もしくは相異なるか、またはヒドロキシ
    ル保護基もしくは水素を示し、R11およびR12は同一も
    しくは相異なりそして水素、炭素数3〜7のシクロアル
    キル、炭素数6〜10のアリールまたはS、Nもしくは
    Oからなる群からの3個までのヘテロ原子を有する5−
    〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素環を示すか、或い
    は場合によりハロゲン、カルボキシル、ヒドロキシルも
    しくはシアノによりまたは各場合とも炭素数6までの直
    鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくはアルコキシ
    カルボニルにより置換されていてもよい炭素数6までの
    直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示すか、或いはR
    11およびR12は、窒素原子を含んで、一緒になってS、
    NまたはOからなる群からの3個までのヘテロ原子を有
    する5−〜7−員の飽和もしくは不飽和の複素環を形成
    し、Aは窒素原子を介して結合されておりそしてS、N
    もしくはOからなる群からの2個までの追加のヘテロ原
    子を有しておりそして場合により2回まで式 【化6】 の基により同一もしくは相異なって置換されていてもよ
    い3−〜8−員の飽和複素環を表し、ここでR13は上記
    のR7の意味を有しておりそして後者と同一もしくは相
    異なり、そしてR14は上記のR6の意味を有しておりそ
    して後者と同一もしくは相異なり、R15およびR16は同
    一もしくは相異なり、そして水素、炭素数8までの直鎖
    状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェニルを表す]
    のベンズイミダゾール類およびそれらの塩類を製造する
    にあたり、一般式(II) 【化7】 [式中、AおよびR4は上記の意味を有し、そしてLは
    ハロゲンを表す]のスルホニルベンジル化合物を最初に
    不活性溶媒中でそして塩基の存在下で一般式(III) 【化8】 [式中、R1、R2およびR6は上記の意味を有する]の
    ニトロ安息香酸エステルと反応させ、そして次に鉄粉末
    および酸の存在下で環化し、そして置換基R1、R2、R
    3およびR4を場合により一般的方法に従い変更すること
    を特徴とする前記一般式(I)のベンズイミダゾール類
    およびそれらの塩類の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に従う一般式(I)の化合物の
    少なくとも1種を含有する薬品。
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