JPH0753546B2 - コアレスペーパーロールの製法とこれに用いる装置と巻取軸 - Google Patents
コアレスペーパーロールの製法とこれに用いる装置と巻取軸Info
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- JPH0753546B2 JPH0753546B2 JP4359869A JP35986992A JPH0753546B2 JP H0753546 B2 JPH0753546 B2 JP H0753546B2 JP 4359869 A JP4359869 A JP 4359869A JP 35986992 A JP35986992 A JP 35986992A JP H0753546 B2 JPH0753546 B2 JP H0753546B2
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- shaft
- winding shaft
- roll
- paper
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/40—Type of handling process
- B65H2301/41—Winding, unwinding
- B65H2301/414—Winding
- B65H2301/41419—Starting winding process
- B65H2301/41423—Starting winding process involving liquid, e.g. wetting core by water
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/10—Handled articles or webs
- B65H2701/18—Form of handled article or web
- B65H2701/184—Wound packages
- B65H2701/1846—Parts concerned
Landscapes
- Winding Of Webs (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Sanitary Thin Papers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は芯管を有しないコアレ
スペーパーロール、例えばコアレストイレットペーパー
ロールの製法とその製造装置と巻取軸に関する。
スペーパーロール、例えばコアレストイレットペーパー
ロールの製法とその製造装置と巻取軸に関する。
【０００２】
【従来の技術】実開平３ー５８１８６号や同３ー５８１
８７号においては、巻取軸に巻取られるペーパーの巻始
端に接着剤液を塗布してロールを形成し、巻取軸を拡径
方向に作用させることによって巻芯部を固着しロール中
心に軸孔を生成することを意図したコアレストイレット
ペーパーロールを開示している。
８７号においては、巻取軸に巻取られるペーパーの巻始
端に接着剤液を塗布してロールを形成し、巻取軸を拡径
方向に作用させることによって巻芯部を固着しロール中
心に軸孔を生成することを意図したコアレストイレット
ペーパーロールを開示している。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】上記考案はトイレッ
トペーパーロールの巻芯を接着剤にて固め、ロール中心
の孔を保形せんと意図したものであるが、この方法では
塗布された接着剤液が周囲の巻層に含浸し、短時間の巻
取り時間内においては、巻取軸を抜去した後も巻芯部の
層に水分を含んだまま残留するから、却ってロール中心
孔のつぶれを惹起する不具合を生ずる。
トペーパーロールの巻芯を接着剤にて固め、ロール中心
の孔を保形せんと意図したものであるが、この方法では
塗布された接着剤液が周囲の巻層に含浸し、短時間の巻
取り時間内においては、巻取軸を抜去した後も巻芯部の
層に水分を含んだまま残留するから、却ってロール中心
孔のつぶれを惹起する不具合を生ずる。
【０００４】又巻取軸を拡縮可に弾持する複雑な構造を
採らねばならない。
採らねばならない。
【０００５】
【問題点を解決するための手段】この発明は極めて簡易
な手段にて上記問題解決の実効をあげ得るコアレスペー
パーロールの製法及びこれに用いる装置と巻取軸を提供
するものである。
な手段にて上記問題解決の実効をあげ得るコアレスペー
パーロールの製法及びこれに用いる装置と巻取軸を提供
するものである。
【０００６】その手段として、ペーパー巻取用の巻取軸
を所要温度に加熱して巻取りに供し、この巻始端に水又
は接着剤液を塗布して巻取りを進行させ、上記巻始端に
塗布された水又は接着剤液を上記加熱巻取軸にて乾燥
し、巻芯部に剛性を付与するようにしたコアレスペーパ
ーロールの製法を提供する。
を所要温度に加熱して巻取りに供し、この巻始端に水又
は接着剤液を塗布して巻取りを進行させ、上記巻始端に
塗布された水又は接着剤液を上記加熱巻取軸にて乾燥
し、巻芯部に剛性を付与するようにしたコアレスペーパ
ーロールの製法を提供する。
【０００７】又この発明は上記コアレスペーパーロール
の製造装置に、巻取軸を加熱する手段と、この加熱巻取
軸に巻取るペーパーの巻始端に水又は接着剤液を塗布す
る手段とを具備させる構成としたものである。
の製造装置に、巻取軸を加熱する手段と、この加熱巻取
軸に巻取るペーパーの巻始端に水又は接着剤液を塗布す
る手段とを具備させる構成としたものである。
【０００８】
【作用】この発明によればペーパーの巻始端に塗布した
水又は接着剤液を上記加熱巻取軸にペーパーを巻取って
ロールを形成する間、速やかに乾燥して巻芯部、即ち、
巻取軸が抜去された孔の周囲に層間結合が強化され適度
に剛性が付与された層を形成して軸孔を保形し、この軸
孔から巻取軸を抜去後もこの軸孔を健全に保形する。
水又は接着剤液を上記加熱巻取軸にペーパーを巻取って
ロールを形成する間、速やかに乾燥して巻芯部、即ち、
巻取軸が抜去された孔の周囲に層間結合が強化され適度
に剛性が付与された層を形成して軸孔を保形し、この軸
孔から巻取軸を抜去後もこの軸孔を健全に保形する。
【０００９】上記によってコアレスペーパーロールの中
心に径の大きな軸孔を確実に形成し、この軸孔をペーパ
ーホルダーの軸挿入孔として有効に適用できる。
心に径の大きな軸孔を確実に形成し、この軸孔をペーパ
ーホルダーの軸挿入孔として有効に適用できる。
【００１０】又巻取軸を前記構成とすることによりペー
パーロールより巻取軸を抜去して再度巻取手段に供給す
る工程中において、軸両端に電極対を充てがうのみで再
加熱作業が適正且つ容易に遂行できる。
パーロールより巻取軸を抜去して再度巻取手段に供給す
る工程中において、軸両端に電極対を充てがうのみで再
加熱作業が適正且つ容易に遂行できる。
【００１１】
【実施例】以下この発明を図１乃至図１２に基いて詳述
する。
する。
【００１２】図１は巻取手段を示し、近接して並置した
一対の駆動ロール１、２と押えロール３間に巻取軸４を
保持して巻取軸４を一方向に回転しつつ、駆動ロール１
を経由して巻取軸４に供給したペーパー５の巻始端をエ
アーノズル６にて巻取軸４に巻き付け巻取りを開始す
る。上記巻取手段は既知のものである。
一対の駆動ロール１、２と押えロール３間に巻取軸４を
保持して巻取軸４を一方向に回転しつつ、駆動ロール１
を経由して巻取軸４に供給したペーパー５の巻始端をエ
アーノズル６にて巻取軸４に巻き付け巻取りを開始す
る。上記巻取手段は既知のものである。
【００１３】上記巻取軸４は金属製であり、上記巻取手
段に供する以前に装置内において後記する加熱手段によ
り加熱され、余熱を保有した状態で上記巻取手段に供さ
れる。この加熱温度は環境に応じ３０度〜７０度程度と
する。
段に供する以前に装置内において後記する加熱手段によ
り加熱され、余熱を保有した状態で上記巻取手段に供さ
れる。この加熱温度は環境に応じ３０度〜７０度程度と
する。
【００１４】図２に示すように、この加熱巻取軸４に巻
取られたぺーパー５の巻始端に水又は接着剤液を吹き付
け塗布する。この吹き付け手段としてペーパー５の供給
側から駆動ロール１と押えロール３間に向けノズル７を
設ける。上記水又は接着剤液はペーパー５が巻取軸４に
一、二回巻取られてからノズル７より吹き付けられ、５
〜６周分の巻取りを行う間吹き付けを続行し、停止す
る。塗布された水又は接着剤液は隣接する層間に浸潤さ
れ巻芯部、即ち、加熱巻取軸４の周囲に一定厚の湿潤含
浸層を形成する。
取られたぺーパー５の巻始端に水又は接着剤液を吹き付
け塗布する。この吹き付け手段としてペーパー５の供給
側から駆動ロール１と押えロール３間に向けノズル７を
設ける。上記水又は接着剤液はペーパー５が巻取軸４に
一、二回巻取られてからノズル７より吹き付けられ、５
〜６周分の巻取りを行う間吹き付けを続行し、停止す
る。塗布された水又は接着剤液は隣接する層間に浸潤さ
れ巻芯部、即ち、加熱巻取軸４の周囲に一定厚の湿潤含
浸層を形成する。
【００１５】図３に示すように、この湿潤含浸層の周り
にペーパー５の巻取りを続行して所要径のロール５′を
形成する間、上記湿潤含浸層は加熱巻取軸４に接してお
り、その蓄熱によって乾燥され、この結果図１２に示す
ようにロール５′の巻芯部、即ち巻取軸４が抜去された
軸孔５ａの周りに層間結合が強化され適度に剛性を付与
された保形層５ｂを形成し、これが後記する巻取軸４の
抜去後も上記軸孔５ａを健全に保形するよう機能し、軸
孔５ａのつぶれを有効に防止する。
にペーパー５の巻取りを続行して所要径のロール５′を
形成する間、上記湿潤含浸層は加熱巻取軸４に接してお
り、その蓄熱によって乾燥され、この結果図１２に示す
ようにロール５′の巻芯部、即ち巻取軸４が抜去された
軸孔５ａの周りに層間結合が強化され適度に剛性を付与
された保形層５ｂを形成し、これが後記する巻取軸４の
抜去後も上記軸孔５ａを健全に保形するよう機能し、軸
孔５ａのつぶれを有効に防止する。
【００１６】図３に示すように、巻上ったペーパーロー
ル５′はロール排出手段によって駆動ロール２の上位に
横設された転送板８上に押し出す。上記ロール排出手段
として駆動ロール２の軸を中心にして回動する排出レバ
ー９を設け、これをシリンダ１１等にて回動することに
よりロール５′の後部を押圧して転送板８上に押し出
す。
ル５′はロール排出手段によって駆動ロール２の上位に
横設された転送板８上に押し出す。上記ロール排出手段
として駆動ロール２の軸を中心にして回動する排出レバ
ー９を設け、これをシリンダ１１等にて回動することに
よりロール５′の後部を押圧して転送板８上に押し出
す。
【００１７】前記押えロール３はペーパー５の巻取りが
進行し、ロール５′が生長するのに伴ない、これに追随
して上方へ移動し、巻上り後は押え位置より更に上方に
スイングしてロール５′の拘束を解き、上記ロール５の
排出を許容する。
進行し、ロール５′が生長するのに伴ない、これに追随
して上方へ移動し、巻上り後は押え位置より更に上方に
スイングしてロール５′の拘束を解き、上記ロール５の
排出を許容する。
【００１８】図４に示すように、転送板８上に押し出さ
れたロール５′は同転送板８上を転動して転送板終端に
配した一対の駆動ロール９、１０上に載せられる。ペー
パー５は巻取手段を経て駆動ロール９、１０上に支持さ
れたペーパーロール５′の巻終端に連なり、巻取手段と
駆動ロール９、１０間において転送板８上面に展開され
ている。この状態において、新たな加熱済の巻取軸４を
上記駆動ロール１、２間に供給する。
れたロール５′は同転送板８上を転動して転送板終端に
配した一対の駆動ロール９、１０上に載せられる。ペー
パー５は巻取手段を経て駆動ロール９、１０上に支持さ
れたペーパーロール５′の巻終端に連なり、巻取手段と
駆動ロール９、１０間において転送板８上面に展開され
ている。この状態において、新たな加熱済の巻取軸４を
上記駆動ロール１、２間に供給する。
【００１９】上記巻取軸４の供給手段としてグリッパー
１２を備える。後に図９に基き説明するように、上記グ
リッパー１２は巻取軸４を回収する軸抜去位置と上記供
給位置間において往復動可能であり、軸抜去位置と供給
位置間に加熱パートＨを設け前記巻取りが進行している
間この加熱パートＨにおいて、次に供される巻取軸４の
加熱を行なう。
１２を備える。後に図９に基き説明するように、上記グ
リッパー１２は巻取軸４を回収する軸抜去位置と上記供
給位置間において往復動可能であり、軸抜去位置と供給
位置間に加熱パートＨを設け前記巻取りが進行している
間この加熱パートＨにおいて、次に供される巻取軸４の
加熱を行なう。
【００２０】而してグリッパー１２はこの加熱パートＨ
において待機し、この加熱位置から供給位置へ下降し、
供給位置にて巻取軸４を開放し駆動ロール１、２間に供
給するのである。この巻取軸４は図４に示すように、ペ
ーパー５の上に載り駆動ロール１、２に支持された状態
に置かれ、ペーパー５はこの巻取軸４の供給によって同
軸４とペーパーロール５′間において、即ち転送板８上
において適度なテンションが与えられ、この状態におい
てカッター１３を下降し転送板８上に展開されているペ
ーパー５を切断する。
において待機し、この加熱位置から供給位置へ下降し、
供給位置にて巻取軸４を開放し駆動ロール１、２間に供
給するのである。この巻取軸４は図４に示すように、ペ
ーパー５の上に載り駆動ロール１、２に支持された状態
に置かれ、ペーパー５はこの巻取軸４の供給によって同
軸４とペーパーロール５′間において、即ち転送板８上
において適度なテンションが与えられ、この状態におい
てカッター１３を下降し転送板８上に展開されているペ
ーパー５を切断する。
【００２１】この切断位置は新たに供給された巻取軸４
と巻取済のペーパーロール５′間であり、上記切断にて
巻取軸４側に適当な長さの巻始端を、ペーパーロール
５′側に適当な長さの巻終端を夫々形成する。この巻終
端は転送板８上に展開されており、この巻終端にノズル
１４より接着剤液を吹き付け、駆動ロール９、１０を駆
動してこの接着剤液が塗布された巻終端をペーパーロー
ル′に巻取り、その周面に接着する。
と巻取済のペーパーロール５′間であり、上記切断にて
巻取軸４側に適当な長さの巻始端を、ペーパーロール
５′側に適当な長さの巻終端を夫々形成する。この巻終
端は転送板８上に展開されており、この巻終端にノズル
１４より接着剤液を吹き付け、駆動ロール９、１０を駆
動してこの接着剤液が塗布された巻終端をペーパーロー
ル′に巻取り、その周面に接着する。
【００２２】他方、図１において説明したように巻取軸
４側の巻始端をエアーノズル６により吹いて押えロール
３と巻取軸４間に導入し巻取軸４への巻取りを開始し、
ノズル７により前記水又は接着剤液の吹き付けを行な
う。
４側の巻始端をエアーノズル６により吹いて押えロール
３と巻取軸４間に導入し巻取軸４への巻取りを開始し、
ノズル７により前記水又は接着剤液の吹き付けを行な
う。
【００２３】而して、図５に示すように巻終端を接着し
たペーパーロール５′は巻取軸４の抜き取りパートへ転
出する。例えば、一方の駆動ロール９を他方の駆動ロー
ル１０を中心に公転し、ロール９、１０に支持されたペ
ーパーロール５′をロール１０のＵ字形の固定軸受け１
５に向け転出し、図６に示すように巻取軸４の一端部を
この軸受け１５に支承せしめ、同時にペーパーロール
５′の下面を支持台１６に支持する。
たペーパーロール５′は巻取軸４の抜き取りパートへ転
出する。例えば、一方の駆動ロール９を他方の駆動ロー
ル１０を中心に公転し、ロール９、１０に支持されたペ
ーパーロール５′をロール１０のＵ字形の固定軸受け１
５に向け転出し、図６に示すように巻取軸４の一端部を
この軸受け１５に支承せしめ、同時にペーパーロール
５′の下面を支持台１６に支持する。
【００２４】上記固定軸受け１５の内側にはペーパーロ
ール５′の一側面と対向するＵ字形の可動軸受け１７を
設け、そのＵ字形溝内に巻取軸４の一端を固定軸受け１
５の内側において遊挿している。上記可動軸受け１７は
巻取軸４の一端側と他端側において往復動可能に設けら
れ、図７に示すように巻取軸４の一端側から他端側へ横
動することによりペーパーロール５′の一側面を押圧し
これを軸４より抜き去り、抜去後軸４の他端を支持す
る。この結果、巻取軸４は両端を固定軸受け１５と可動
軸受け１７間に横架支持される。
ール５′の一側面と対向するＵ字形の可動軸受け１７を
設け、そのＵ字形溝内に巻取軸４の一端を固定軸受け１
５の内側において遊挿している。上記可動軸受け１７は
巻取軸４の一端側と他端側において往復動可能に設けら
れ、図７に示すように巻取軸４の一端側から他端側へ横
動することによりペーパーロール５′の一側面を押圧し
これを軸４より抜き去り、抜去後軸４の他端を支持す
る。この結果、巻取軸４は両端を固定軸受け１５と可動
軸受け１７間に横架支持される。
【００２５】上記の如くして巻取軸４が抜去されたペー
パーロール５′はその中心部に前記保形層５ｂによって
保形された巻取軸４と同径の軸孔５ａを保有しており、
口径の大なる軸孔５ａを有する、所謂コアレスペーパー
ロールが形成される。
パーロール５′はその中心部に前記保形層５ｂによって
保形された巻取軸４と同径の軸孔５ａを保有しており、
口径の大なる軸孔５ａを有する、所謂コアレスペーパー
ロールが形成される。
【００２６】図８、図９に示すように、上記軸受け１
５、１７間に横架された巻取軸４はその両端を前記グリ
ッパー１２によりクランプして吊上げ、駆動ロール１、
２の上方に配した加熱パートＨへ持ち来す。
５、１７間に横架された巻取軸４はその両端を前記グリ
ッパー１２によりクランプして吊上げ、駆動ロール１、
２の上方に配した加熱パートＨへ持ち来す。
【００２７】図９に示すように上記グリッパー１２は巻
取軸抜去パートＢから巻取軸４を回収して加熱パートＨ
に供給し、更に加熱済の巻取軸４を加熱パートＨから巻
取パートＡに供給する手段である。
取軸抜去パートＢから巻取軸４を回収して加熱パートＨ
に供給し、更に加熱済の巻取軸４を加熱パートＨから巻
取パートＡに供給する手段である。
【００２８】図１０に示すように、上記巻取軸４は金属
製のパイプから成り、その軸芯に直棒形のヒーター２８
を内挿し、巻取軸４の両端にこのヒーター２８の両端に
接続する受電電極１８を内嵌めし、受電電極１８の端面
を巻取軸４の端面に露出し、同端面に図１１に示す給電
電極２１の受口１９を有している。
製のパイプから成り、その軸芯に直棒形のヒーター２８
を内挿し、巻取軸４の両端にこのヒーター２８の両端に
接続する受電電極１８を内嵌めし、受電電極１８の端面
を巻取軸４の端面に露出し、同端面に図１１に示す給電
電極２１の受口１９を有している。
【００２９】上記ヒーター２８及び受電電極１８は何れ
も絶縁スペーサ２０にて巻取軸４と絶縁されている。又
上記巻取軸４は中央部にペーパーロール５′を巻取るパ
イプを有し、その両端に支持パイプの端部を結合する二
段パイプ構造とし、この支持パイプの両端に上記受電電
極１８を内嵌めする。勿論巻取軸４を一本のパイプで形
成することを妨げない。
も絶縁スペーサ２０にて巻取軸４と絶縁されている。又
上記巻取軸４は中央部にペーパーロール５′を巻取るパ
イプを有し、その両端に支持パイプの端部を結合する二
段パイプ構造とし、この支持パイプの両端に上記受電電
極１８を内嵌めする。勿論巻取軸４を一本のパイプで形
成することを妨げない。
【００３０】上記巻取軸４は前記の通り、グリッパー１
２にて加熱パートＨに供給され、この加熱パートＨにて
一対の給電電極２１を受電電極１８の受口１９に押し込
み電流を供給する。給電電極２１に接続する電源の図示
は省略する。
２にて加熱パートＨに供給され、この加熱パートＨにて
一対の給電電極２１を受電電極１８の受口１９に押し込
み電流を供給する。給電電極２１に接続する電源の図示
は省略する。
【００３１】給電電極２１は受電電極１８に対し接離操
作できるように支持されており、その手段として図１１
に示すように、フレーム２２にブラケット２３を介して
左右一対の揺動レバー２５を取付け、この揺動レバー２
５の一端に上記給電電極２１を取付け、この左右一対の
電極先端を互いに同一軸線上に対向させ、更に揺動レバ
ー２５の他端に電極開閉用シリンダ２６を取付け、この
シリンダ２６の作動にて揺動レバー２５を揺動させこれ
によって上記給電電極２１を受電電極１８に対し接離さ
せるようにする。
作できるように支持されており、その手段として図１１
に示すように、フレーム２２にブラケット２３を介して
左右一対の揺動レバー２５を取付け、この揺動レバー２
５の一端に上記給電電極２１を取付け、この左右一対の
電極先端を互いに同一軸線上に対向させ、更に揺動レバ
ー２５の他端に電極開閉用シリンダ２６を取付け、この
シリンダ２６の作動にて揺動レバー２５を揺動させこれ
によって上記給電電極２１を受電電極１８に対し接離さ
せるようにする。
【００３２】上記電極開閉用シリンダ２６はその一端を
一方の揺動レバー２５の端部に枢結し、同他端を巻取軸
４と平行に配したロッド２７を介して他方の揺動レバー
２５に枢結しシリンダ２６の伸長動作にて一対の給電電
極２１が同時に内方へ変位して受電電極１８と接触し、
同収縮動作にて一対の給電電極２１が同時に外方へ変位
して接触解除状態を形成する。グリッパー１２は上記通
電加熱中上記巻取軸４のクランプを保持する。又は通電
中は給電電極２１で巻取軸４をホールドして、グリッパ
ー１２は開放しても良い。
一方の揺動レバー２５の端部に枢結し、同他端を巻取軸
４と平行に配したロッド２７を介して他方の揺動レバー
２５に枢結しシリンダ２６の伸長動作にて一対の給電電
極２１が同時に内方へ変位して受電電極１８と接触し、
同収縮動作にて一対の給電電極２１が同時に外方へ変位
して接触解除状態を形成する。グリッパー１２は上記通
電加熱中上記巻取軸４のクランプを保持する。又は通電
中は給電電極２１で巻取軸４をホールドして、グリッパ
ー１２は開放しても良い。
【００３３】斯くして通電加熱された巻取軸４は前記の
通り、グリッパー１２にてクランプされ所定のタイミン
グを以って加熱パートＨから巻取パートに供給されるの
である。上記グリッパー１２は開閉動作と横動と上下動
ができるように支持され、これらは既知のリンク機構と
シリンダの組合わせにて構成でき、詳細は省略する。
通り、グリッパー１２にてクランプされ所定のタイミン
グを以って加熱パートＨから巻取パートに供給されるの
である。上記グリッパー１２は開閉動作と横動と上下動
ができるように支持され、これらは既知のリンク機構と
シリンダの組合わせにて構成でき、詳細は省略する。
【００３４】駆動ロール１、２上に加熱巻取軸４を供給
し、ペーパー５の巻始端を数回巻取る間前記ノズル７よ
り水又は接着剤液を吹き付け、巻取りを進行させながら
巻芯部に浸潤した上記液の乾燥を促す。
し、ペーパー５の巻始端を数回巻取る間前記ノズル７よ
り水又は接着剤液を吹き付け、巻取りを進行させながら
巻芯部に浸潤した上記液の乾燥を促す。
【００３５】
【発明の効果】この発明によれば、トイレットペーパー
ロールの如きロールの巻芯部（巻取軸が挿入された軸孔
の周り）に適度な剛性を付与した保形層を形成し、これ
により上記軸孔を保形し、巻取軸を抜去後もこの軸孔を
健全に保形することができ、これをトイレットに設置す
るペーパーホルダーの軸挿入孔として有効に適用でき
る。これによってつぶれを惹起しない大口径の軸孔を持
った、所謂コアレスペーパーロールが適切に量産できる
ようになったものである。
ロールの如きロールの巻芯部（巻取軸が挿入された軸孔
の周り）に適度な剛性を付与した保形層を形成し、これ
により上記軸孔を保形し、巻取軸を抜去後もこの軸孔を
健全に保形することができ、これをトイレットに設置す
るペーパーホルダーの軸挿入孔として有効に適用でき
る。これによってつぶれを惹起しない大口径の軸孔を持
った、所謂コアレスペーパーロールが適切に量産できる
ようになったものである。
【００３６】又巻取軸を前記構成とすることによりペー
パーロールより巻取軸を抜去して再度巻取手段に供給す
る工程中において、軸両端に電極対を充てがうのみで再
加熱作業が適正且つ容易に遂行できる。
パーロールより巻取軸を抜去して再度巻取手段に供給す
る工程中において、軸両端に電極対を充てがうのみで再
加熱作業が適正且つ容易に遂行できる。
【図１】ペーパーの巻取り開始時の巻取手段側面図。
【図２】ペーパーの巻取り始端に水又は接着剤液を吹き
付けている状態を示す巻取手段側面図。
付けている状態を示す巻取手段側面図。
【図３】巻上りペーパーロールを排出する手段を示す巻
取手段側面図。
取手段側面図。
【図４】巻上りペーパーロールを排出して新たな巻取軸
を供給する手段と、巻終端を切断する手段を示す側面
図。
を供給する手段と、巻終端を切断する手段を示す側面
図。
【図５】軸受け側面図。
【図６】ペーパーロール抜去手段の断面図。
【図７】ペーパーロール抜去後の同抜去手段の断面図。
【図８】軸受けよりグリッパーで巻取軸を回収する状態
を示す側面図。
を示す側面図。
【図９】グリッパーの移動軌跡と加熱手段と巻取手段等
を示す側面図。
を示す側面図。
【図１０】巻取軸の断面図。
【図１１】巻取軸に通電する装置の正面図。
【図１２】ペーパーロールの側面図。
Claims (3)
- 【請求項１】ペーパー巻取用の巻取軸を加熱して巻取り
に供し、この巻始端に水又は接着剤液を塗布して巻取り
を進行させ、上記巻始端に塗布された水又は接着剤液を
上記加熱巻取り軸により乾燥して巻芯部に保形層を形成
するコアレスペーパーロールの製法。 - 【請求項２】巻取軸にペーパーを巻取る巻取手段と、こ
の巻取り手段に供給する巻取り軸を加熱する手段と、こ
の加熱巻取り軸に巻き取るペーパーの巻始端に水又は接
着剤液を塗布する手段とを含むコアレスペーパーロール
の製造装置。 - 【請求項３】パイプから成る巻取軸本体内にヒーターを
設け、巻取軸本体の両端に該ヒーターと接続せる受電電
極を設けたことを特徴とするコアレスペーパーロールの
巻取りに用いる巻取軸
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4359869A JPH0753546B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | コアレスペーパーロールの製法とこれに用いる装置と巻取軸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4359869A JPH0753546B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | コアレスペーパーロールの製法とこれに用いる装置と巻取軸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06199452A JPH06199452A (ja) | 1994-07-19 |
| JPH0753546B2 true JPH0753546B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=18466721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4359869A Expired - Lifetime JPH0753546B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | コアレスペーパーロールの製法とこれに用いる装置と巻取軸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0753546B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8933083B2 (en) | 2003-01-14 | 2015-01-13 | Arena Pharmaceuticals, Inc. | 1,2,3-trisubstituted aryl and heteroaryl derivatives as modulators of metabolism and the prophylaxis and treatment of disorders related thereto such as diabetes and hyperglycemia |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FI101372B1 (fi) * | 1996-07-05 | 1998-06-15 | Valmet Corp | Menetelmä paperirainan rullauksessa ja rullauslaite |
| EP1437055B1 (en) * | 2001-10-16 | 2008-01-09 | Japan Tobacco Inc. | Feeding device of a splicing tape |
| IT201600073544A1 (it) * | 2016-07-14 | 2018-01-14 | Paper Converting Machine Company Italia S P A | Metodo per mantenere la forma circolare del foro centrale di rotoli coreless di carta tissue e relativo rotolo |
| US20200156891A1 (en) | 2018-03-19 | 2020-05-21 | Corelex Shin-Ei Co., Ltd. | Coreless paper roll manufacturing method |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5161049U (ja) * | 1974-11-07 | 1976-05-13 | ||
| JPS57115061U (ja) * | 1981-01-10 | 1982-07-16 | ||
| JPH0455250A (ja) * | 1990-06-21 | 1992-02-21 | Kasuga Seishi Kogyo Kk | トイレツトペーパーロールの製造方法 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP4359869A patent/JPH0753546B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8933083B2 (en) | 2003-01-14 | 2015-01-13 | Arena Pharmaceuticals, Inc. | 1,2,3-trisubstituted aryl and heteroaryl derivatives as modulators of metabolism and the prophylaxis and treatment of disorders related thereto such as diabetes and hyperglycemia |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06199452A (ja) | 1994-07-19 |
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