JPH0753520A - 1−ハロピペリジン誘導体及びn−ハロヒンダードアミン化合物 - Google Patents

1−ハロピペリジン誘導体及びn−ハロヒンダードアミン化合物

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JPH0753520A
JPH0753520A JP6115359A JP11535994A JPH0753520A JP H0753520 A JPH0753520 A JP H0753520A JP 6115359 A JP6115359 A JP 6115359A JP 11535994 A JP11535994 A JP 11535994A JP H0753520 A JPH0753520 A JP H0753520A
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bleaching
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正美 藤原
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隆光 田村
Yasuhiro Akaha
康宏 赤羽
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式〔I〕で表わされる、1−ハロピペリ
ジン誘導体である化合物、および一般式〔II〕で表わさ
れるN−ハロヒンダ−ドアミン化合物。 〔式中、R乃至Rはアルキル基、R,Rは水素
であり、またRとRもしくはRとRは、それら
が結合している炭素原子と共に、ピペリジン環にスピロ
縮合している5員乃至7員の飽和炭素環を形成する。X
はハロゲン、Zは−CHY−(但し、Yはアルコキシ
基、−COOH,−CONH等である)または2位で
ピペリジン環とスピロ縮合している4−ヒドロキシメチ
ル(または4−(2−ヒドロキシエチル))−1,3−
ジオキソラン環を示す〕 【効果】 式〔I〕あるいは式〔II〕で表わされる化合
物は低温でも優れた漂白効果を発揮しかつ色柄ものに対
して変退色を生じさせることが極めて少ない。特に、繊
維、衣料等の漂白、特に繊維製品の洗濯漂白に好適に使
用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1−ハロピペリジン誘導
体及びN−ハロヒンダードアミン化合物に関するもので
あり、特に、繊維、衣料等の漂白、特に繊維製品の洗濯
漂白に好適に使用される上記化合物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】漂白剤としては、従来から次亜塩素酸
塩、サラシ粉、過酸化水素、過炭酸ソーダなどの過酸化
水素付加物、過硫酸塩、イソシアヌル塩酸塩及び有機パ
ーオキサイドなどの種々の化合物が用いられている。こ
れらの化合物のうちで、過酸化水素や過酸化水素付加物
は色柄物の変退色が少ないので衣料用の漂白剤として、
つまり衣料に付着した紅茶、果汁、化粧品等によるしみ
や黒ずみを漂白除去するために広く用いられている。し
かしながら、これらの化合物は一般に低温では漂白効果
が低いという問題がある。
【0003】そこで、上記問題を解決するために各種活
性化剤を添加して低温で有効な漂白を行なわせる方法が
種々提案されている。例えば、活性化剤として、鉄、マ
ンガン、コバルト等の重金属とEDTA等の錯体を用い
て過酸化水素の分解を促進する方法(米国特許第315
664号)、カルボン酸無水物(米国特許第23624
01号)、N−アシル化物(特公昭38−10165
号)等の漂白浴中で過酸化水素と反応して過酢酸を生成
する化合物を用いる方法が知られている。しかしなが
ら、重金属錯体を用いる方法では、活性化効果が低く、
充分な低温漂白効果を得ることができない。又、過酢酸
生成化合物の添加による方法では活性化効果は高いもの
の、茶や果汁等のしみを除去しようとする場合、浴中の
酸素活性種の酸化作用が高すぎる為、同時に色柄物の衣
類上に存在する染料色素をも酸化してしまい結局変退色
現象を引き起こすという欠点がある。
【0004】一方、N−ハロスルホンアミド誘導体の1
つであるパラトルエンスルフォクロロナトリウムアミド
を繊維の糊抜、漂白精製処理に用いることが知られてい
る(特開昭49−110979号)。又、該スルホンア
ミド誘導体を用いて、洗剤組成物に添加されるハロゲン
イオン発生化合物、具体的に次亜塩素酸塩、ハロゲン化
イソシアヌル酸塩等を安定化する方法(特開昭61−1
4299号)が提案されている。しかしながら、これら
の技術を用いても、低温での漂白効果がすぐれ、かつ色
柄物に変退色を及ぼすことのない漂白剤を得ることがで
きない。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】従って、本発明は低
温でもすぐれた漂白効果を発揮し、かつ色柄ものに対し
て変退色を生じさせることが極めて少ない漂白剤組成物
等に用いることができる化合物を提供することを目的と
する。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は特定の構造を
有する1−ハロピペリジン誘導体又はハロヒンダードア
ミン化合物を用いると上記課題を効率よく達成できると
の知見に基づいてなされたのである。すなわち、本発明
は、一般式〔I〕:
【0007】
【化5】
【0008】{式中、R1〜R4はアルキル基、R5及びR6
水素であり、これらは同一でも異なっていてもよい。ま
た、R1とR2もしくはR3とR4は一緒になってそれらの結合
している炭素原子と共に
【0009】
【化6】
【0010】を形成してもよい。X1 はハロゲン、Zは
【0011】
【化7】
【0012】で示される基である。ここでYは、アルコ
キシル基、カルボキシル基、-CONH2、-O-P(O)(OR8)Cl、
-NR9R10 、又は-N+ R11R12R13 ・A - で表される基であ
り、R8は炭素数1〜16のアルキル基またはフェニル
基、R9とR10 は同一でも異なっていてもよく、C m H
2m+1 、C m H2m OH、C m H2m-1(OH)2、C m H2m COOM1
(M1 はHまたはアルカリ金属)または低級アルカノイル
基を示し、R11 及びR12 は同一または異なって、C m H
2m+1 を示し、R13 は水素原子またはC m H2m+1 を示
し、m は1〜4、A - はアニオン残基である。}で表わ
される1−ハロピペリジン誘導体である化合物を提供す
る。本発明の一般式〔I〕の化合物のうち好ましいもの
は、Yがアルコキシル基、−NR9 10又は−N+ 11
1213・A- で表され、M1 がアルカリ金属である化
合物である。
【0013】また、本発明は一般式〔II〕:
【0014】
【化8】
【0015】(式中、R24 は、-OH 、-F、-Cl 、-Br 、
-I、-C-(C n H2n+1)3 、-Cn H2n OH、- CH2- C-(C n H
2n+1)3 、-Cn H2n-1(OH)2、-(C2H4O)n H 、-Cn H2n COO
H、-C n H2n COOR26(R26はC1〜C9のアルキル基) 、-Cn H
2n -SO3M2、C n H2n OSO3M2、C n H2n PO3 M2又は-Cn H
2n CNで示される基であり、n は1〜9の整数である。M
2はHまたはアルカリ金属、X2は、ハロゲンを示す。)
で表されるN−ハロヒンダードアミン化合物を提供す
る。本発明の一般式〔II〕の化合物のうち好ましいもの
は、R24がCn 2n-1(OH)2(nは1〜9の整数であ
る)であり、X2 がハロゲンである化合物である。
【0016】上記一般式〔I〕で表わされる化合物は、
例えば次の方法により製造することができる。すなわ
ち、不活性溶剤中に、原料のアミン化合物(=NH)を
溶解し、ハロゲン化剤、次いで必要により固型炭酸を添
加することにより目的のN−ハロゲン化合物(=N−
X)を製造することができる。使用される不活性溶剤と
しては、反応に関与しなければ特に制限はないが、好適
には、水、アルコール、またはハロゲン化炭化水素−水
の混合溶媒などをあげることができる。ハロゲン化剤と
しては、次亜・ハロゲン酸のアルカリまたはアルカリ土
類金属塩をあげることができる。
【0017】反応温度は0℃乃至室温であり、反応に要
する時間は30分乃至5時間である。反応終了後、目的
化合物は常法により反応混合物から採取することができ
る。例えば、反応混合物より水不溶性の有機溶剤を抽出
し、得られた抽出液を乾燥し、抽出液から溶剤を留去す
ることによって得ることができる。さらに必要に応じ
て、例えばカラムクロマトグラフィー、蒸留、再結晶に
より精製する。アンモニウム塩は前記方法により得たN
−ハロゲン化合物を不活性溶剤中に溶解し、酸あるいは
そのエステルと反応させることにより製造される。
【0018】不活性溶剤としては、反応に関与しないも
のであれば、特に制限はないが、好適にはアルコール
類、例えばメタノール、エタノールである。反応終了
後、目的化合物は常法により反応混合物から採取するこ
とができる。例えば、反応終了後、反応混合物から溶剤
を濃縮することにより目的物を得ることができ必要に応
じて再結晶などにより精製することもできる。次に一般
式〔I〕で表わされる化合物の具体例を示す。 1)1−クロロ−4−〔N−(2−ヒドロキシエチル)
メチルアミノ〕−2・2・6・6−テトラメチルピペリ
ジン:
【0019】
【化9】
【0020】2)1−クロロ−4−〔N−(2・3ジヒ
ドロキシプロピル)メチルアミノ〕−2・2・6・6−
テトラメチルピペリジン:
【0021】
【化10】
【0022】3)1−クロロ−4−〔N−(2−ヒドロ
キシエチル)ブチルアミノ〕−2・2・6・6−テトラ
メチルピペリジン:
【0023】
【化11】
【0024】4)1−クロロ−4−〔N−(2・3−ジ
ヒドロキシプロピル)ブチルアミノ〕−2・2・6・6
−テトラメチルピペリジン:
【0025】
【化12】
【0026】5)1−クロロ−4−〔N,N−ビス(2
−ヒドロキシエチル)アミノ〕−2・2・6・6−テト
ラメチルピペリジン:
【0027】
【化13】
【0028】6)1−クロロ−4−〔N−(2−ヒドロ
キシエチル)−N−(2・3ジヒドロキシプロピル)ア
ミノ〕−2・2・6・6−テトラメチルピペリジン:
【0029】
【化14】
【0030】7)1−クロロ−4−〔N−アセチル−N
−メチルアミノ〕−2・2・6・6−テトラメチルピペ
リジン:
【0031】
【化15】
【0032】8)1−クロロ−4−〔N−アセチル−N
−ブチルアミノ〕−2・2・6・6−テトラメチルピペ
リジン:
【0033】
【化16】
【0034】9)トリメチル−(1−クロロ−2・2・
6・6−テトラメチル−4−ピペリジル)アンモニウム
パラトルエンスルホネート:
【0035】
【化17】
【0036】10)ジメチル−(1−クロロ−2・2・
6・6−テトラメチル−4−ピペリジル)アンモニウム
クロライド:
【0037】
【化18】
【0038】11)ジメチル−(1−クロロ−2・2・
6・6−テトラメチル−4−ピペリジル)アンモニウム
アセテート:
【0039】
【化19】
【0040】12)スピロ〔4・5〕−8−クロロ−2
−ヒドロキシメチル−7・7・9・9−テトラメチル−
8−アザ−1・4−ジオキサデカン:
【0041】
【化20】
【0042】13)1−クロロ−4−メトキシ−2・2
・6・6−テトラメチルピペリジン:
【0043】
【化21】
【0044】14)1−クロロ−4−〔N,N−ビス
(ソジウムオキシカルボニルメチル)アミノ〕−2・2
・6・6−テトラメチルピペリジン:
【0045】
【化22】
【0046】等の1−クロロ−ピペリジン誘導体;上記
化合物のうち、好ましいものとしては、1−クロロ−4
−〔N−2,3−ジヒドロキシプロピル)ブチルアミ
ノ〕−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−
クロロ−4−〔N,N−ビス(ソジウムオキシカルボニ
ルメチル)アミノ〕−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン、スピロ〔4,5〕−8−クロロ−2−ヒドロ
キシメチル−7,7,9,9−テトラメチル−8−アザ
−1,4−ジオキサデカン、1−クロロ−4−メトキシ
−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−クロ
ロ−4−〔N−(2−ヒドロキシエチル)メチルアミ
ノ〕2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−ク
ロロ−4−〔N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)メ
チルアミノ〕−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、1−クロロ−4−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシ
エチル)アミノ〕−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン、トリメチル−(1−クロロ−2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)アンモニウムパラトル
エンスルホネートである。このうち、特に好ましいもの
は、1−クロロ−4−〔N−(2−ヒドロキシエチル)
メチルアミノ〕−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン、1−クロロ−4−〔N−(2,3−ジヒドロキシ
プロピル)メチルアミノ〕−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン、1−クロロ−4−〔N,N−ビス(2
−ヒドロキシエチル)アミノ〕2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン、トリメチル−(1−クロロ−2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アンモニ
ウムパラトルエンスルホネートである。次に一般式〔I
I〕で表わされる化合物としては次のものが好ましい。
15)3−(N−クロロ−N−シクロヘキシルアミノ)
−1,2−プロパンジオール:
【0047】
【化23】
【0048】これらの化合物は、上記具体例に示される
ようにN−ハローアミノ基の近くにバルキーな化学構造
部分を有していることを特徴とする。本発明の化合物を
活性化剤として使用する場合は、用いる過酸化水素又は
過酸化水素付加物から生成する過酸化水素1モルに対
し、活性化剤0.05〜4.0モル、好ましくは0.1〜1.5
モルとなるように使用することが望ましい。本発明の化
合物と組み合わせることのできる過酸化水素付加物は、
水浴中で過酸化水素を放出する化合物であり、過炭酸
塩、過ホウ酸塩、過リン酸塩、尿素の過酸化水素付加体
などが例示される。尚、上記の塩としては、ナトリウム
塩、カリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩等が例示さ
れる。これらのうち、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナト
リウムを用いるのが好ましい。
【0049】尚、本発明の化合物を漂白剤組成物として
用いる場合は過酸化水素の0.01%水溶液100gに対
して0.01g以上、好ましくは0.1g以上、特に好まし
くは1g以上溶解するものを用いるのがよい。本発明の
化合物は過酸化水素及び/又は過酸化水素付加物と組み
合わせた漂白剤組成物としてそのまま又は常用の成分を
加えて漂白剤として使用できる。この際、界面活性剤例
えばポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(平均
オキシエチレン鎖長P=5〜30)などを1〜5%添加
しておくと、水中での衣料中への漂白成分の浸透を促進
でき、又汚れ除去効果も向上するので好ましい。
【0050】又本発明の化合物を用いた漂白剤組成物は
粉粒状の洗浄剤に漂白効果付与成分として添加すること
もできる。つまり、過酸化水素及び/又は過酸化水素付
加物0.1〜30重量%、本発明の化合物0.1〜30重
量%、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤及び両
性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤
0.1〜50%及びゼオライト、アルカリビルダー、香
料、色素等の常用成分を含む漂白性洗浄剤組成物とし
て、好適に使用される。
【0051】又、本発明の化合物を過酸化水素及び/又
は過酸化水素付加物と組み合わせた漂白剤を酵素含有洗
剤に添加すると、被洗物に対する酵素効果によるタンパ
ク等の汚れ除去効果を加えて、すぐれた漂白効果を得る
ことができる。当業界で良く使用するアルカリプロテア
ーゼは、活性塩素により失活することが知られており、
本発明の化合物も単独使用では酵素にとって好ましいと
は言い難いが過酸化水素との併用系によれば、ほとんど
酵素効果に悪影響を与えずして、尚且つ、十分なる漂白
効果を与えることが見い出されたのである。
【0052】上記アニオン界面活性剤としては、アルキ
ル基の炭素数(C)が9〜15の線状アルキルベンゼン
スルホネート、アルキルサルフェート(特にC10
22)、オレフィンスルホネート(特にC10〜C24)、
アルカン及び(または)ヒドロキシアルカンスルホネー
ト(特にC10〜C24)、アルキルフェノキシエーテルサ
ルフェート(特にC8 〜C12アルキル基及び1〜10エ
チレンオキシド単位を有する)、アルキルエーテルサル
フェート(特にC10〜C20アルキル基及び1〜10、好
ましくは2〜4のエチレンオキシド単位を有する)及び
石鹸類(特にC12〜C20)等の1種又は2種以上の混合
物があげられる。
【0053】非イオン性界面活性剤としては、エチレン
オキシド及びプロピレンオキシド(代表的には5〜30
単位)と脂肪族または芳香族アルコールあるいは脂肪族
アミンまたはアミドとの縮合生成物があげられる。この
うち、脂肪族化合物については、疎水性脂肪族部分がC
8 〜C12の鎖長を有するもの、芳香族化合物については
アルキル芳香族基がC6 〜C12の鎖長を有するものが好
ましい。両性界面活性剤としては、脂肪族部分が直鎖ま
たは分岐鎖であり、一つの置換基がC8 〜C18であり、
かつ一端がアニオン性水溶性基、特にスルホネート基と
なっている脂肪族第四級アンモニウム、ホスホニウム及
びスルホニウムカチオン性化合物の水溶性誘導体、例え
ばアルキル−ヒドロキシ−プロパン−スルホネート及び
アルキル−ジメチル−アンモニウム−ヒドロキシ−プロ
パン−スルホネートがあげられる。
【0054】上記洗浄ビルダーとしては、硫酸ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ピロリン酸ナ
トリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ニトリロトリ酢
酸およびその水溶性塩類、エチレンジアミンテトラ酢酸
ナトリウム、および各種のアルミノ珪酸塩類、例えばゼ
オライトAなどがあげられる。酵素としてはノボ社のア
ルカラーゼ、エスペラーゼ、サビナーゼなどのプロテア
ーゼ及びアルカリセルラーゼが代表的なものとしてあげ
られる。漂白操作は組成物を水に溶解又は分散し、その
中に繊維織物を浸漬することからなる。その時の漂白剤
の使用量は所望する漂白程度により適宜選択しうる。
又、漂白温度は20〜40℃で充分であるが、むろんそ
れ以上でもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明の化合物を漂白剤組成物に用いる
と、比較的低温に於いて優れた漂白効果を得ることがで
きると同時に、従来の活性化剤を使用した場合のような
色柄物の変退色を起さないので、一般家庭での洗濯の際
等に極めて好適である。又、本発明の化合物を漂白剤組
成物に用いると、色柄物の変退色を起さないだけでな
く、織物繊維、パルプ繊維の脆化も低減しながら漂白で
きるので、工業的な糸、織物の漂白及び製紙工程におけ
る漂白にも好適である。従って、本発明の化合物は広範
囲の用途に用いられるのはむろんのこと、漂白剤、特に
衣料用漂白剤として好適に使用される。さらに、各種洗
剤用の添加剤としても有用である。次に実施例により本
発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0056】
【実施例】実施例1 1−クロロ−4−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)アミノ〕−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン 4−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕
−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン3.82g
をジクロルメタン30ml、H2 O 10mlの混合溶媒に
溶解し、氷冷下かきまぜながら、カルシウムハイボクロ
ライド(サラシ粉)1.85gを徐々に添加した。次い
で、固型炭酸0.85gを加え、0℃で15分間、さら
に室温で1時間かきまぜた。反応終了後、ジクロルメタ
ンで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。この
有機層から、ジクロルメタンを留去して得た油状物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶離剤;酢酸エチ
ル:トリエチルアミン=30:1〕に付したのち、ヘキ
サン−エーテル(10:1)の混合溶媒から再結晶によ
り、融点54−56℃の結晶として目的物を得た。
【0057】さらに、相当するアミン化合物に上記と同
様の反応を行い、得られた粗生成物を、カラムクロマト
グラフィー、さらに必要により蒸留、再結晶により精製
し、以下の目的化合物を得た。 1−クロロ−4−〔N−(2−ヒドロキシエチル)−メ
チルアミノ〕−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン mp.37〜39℃ 1−クロロ−4−〔N−(2,3−ジヒドロキシプロピ
ル)−メチルアミノ〕−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン mp.106〜107℃ 1−クロロ−4−〔N−(2,3−ジヒドロキシプロピ
ル)−ブチルアミノ〕−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン TLC Rf=0.46 (シリカゲル;酢酸エチル:エタノール:トリエチルア
ミン=20:1:1)
【0058】スピロ〔4・5〕−8−クロロ−2−ヒド
ロキシメチル−7,7,9,9−テトラメチル−8−ア
ザ−1,4−ジオキサデカン TLC Rf=0.34 (シリカゲル;エーテル:ヘキサン=2:1) 1−クロロ−4−メトキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン TLC Rf=0.42 (シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=10:1) 3−(N−クロロ−N−シクロヘキシルアミノ)−1,
2−プロパンジオールmp.55〜57℃
【0059】実施例2 1−クロロ−4−〔N,N−ビス(ソジウムオキシカル
ボニルメチル)アミノ〕−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン 4−〔N,N−ビス(エトキシカルボニルメチル)アミ
ノ〕−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンから実
施例1と同様の反応で得た1−クロロ−4−〔N,N−
ビス(エトキシカルボニルメチル)アミノ〕−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン3.41gと水酸化ナト
リウム0.78gをエタノール30mlに溶解し、室温で1
5時間かきまぜた。生成した不溶物を濾取し、エタノー
ル次いでジエチルエーテルで洗浄したのち減圧下で乾燥
することにより赤外特性吸収1598cm-1、1428cm
-1(−COO- の吸収)を有する結晶として目的物を得
た。
【0060】実施例3 トリメチル−(1−クロロ−2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)アンモニウムパラトルエンスル
ホネート 4−ジメチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジンから実施例1と同様の反応で得た1−クロロ−
4−ジメチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン1.79gとメチルパラトルエンスルホネート1.
57gをメタノール16mlに溶解し室温で15時間かき
まぜた。反応終了後、メタノールを留去して得た結晶を
メタノール−ジエチルエーテルの系での再沈殿により精
製し、分解点202〜204℃の結晶として目的物を得
た。
【0061】
【参考例】本発明の参考例において行なった各汚染布、
染色布の作成方法、漂白効果及び変退色度の測定方法は
次に示す。汚染布の作成 水1リットルに紅茶20gを入れ5分間煮沸し、紅茶色
素を抽出した液にノリ抜き精製した綿ブロード布(前処
理布、20×30cm)10枚を入れ、30分間煮沸しな
がら染着させた。次にこの汚染布をしぼり、風乾して5
×5cmの大きさに切断して漂白試験に供した。
【0062】染色布の作成 水450mlに染料(C.I.No. Roactive Red-21)0.75g
と無水硫酸ナトリウム13.5gを溶解しノリ抜き精製し
た綿ブロード布(20×30cm)3枚を入れ、60℃で
20分間保持後、炭酸ナトリウム9gを加え、さらに6
0℃で60分間保持した。その後水洗し、0.1%酢酸水
溶液で洗浄し、さらに0.2%アニオン界面活性剤水溶液
で5分間煮沸処理、水洗、乾燥し、5×5cmの大きさに
切断し変退色試験に供した。
【0063】漂白試験法 (i) 漂白剤組成物の場合 過酸化水素あるいは過酸化水素付加物と活性化剤の所定
量を25℃、200mlの水に溶解した。次いで紅茶汚染
布5枚をこの浴に添加し、30分間漂白処理を行ない、
水洗、乾燥して漂白布とした。上記前処理布、紅茶汚染
布及び漂白処理布の反射度を光電式反射度計(ELREPHO
Carl Zeiss社製)を用いて、それぞれ測定し、下記の式
(12)により、漂白率(%)を求めた。
【0064】(ii)漂白性洗浄剤組成物の場合 漂白性洗浄剤を、25℃、硬度3°DHの水に濃度が0.
8%となるように添加し、この中に浴比50倍で紅茶汚
染布を浸して30分間放置した。その後、綿メリヤスの
清浄布と、25℃、硬度3°DHの水を加えて浴比30
倍洗剤濃度0.15%に調整し、Terg-O-Tometer(U.S.Te
sting 社製)を用い回転数120rpm で10分間洗浄し
た。このように処理した試験布を洗濯機にて1分間の脱
水、1分間のオーバーフローすすぎ及び1分間の脱水を
順次行なった後、アイロンがけにより乾燥して漂白処理
布とした。
【0065】上記前処理布、紅茶汚染布及び漂白処理布
の反射度を光電式反射度計(ELREPHO Carl Zeiss社製)
を用いてそれぞれ測定し、下記の式(12)により漂白率を
求めた。
【0066】本試験で漂白率が5%向上すると目視でも
白度の向上が判別でき、実用的にも漂白効果の向上が認
められる。変退色試験法 (i) 漂白剤組成物の場合 漂白試験と同様の漂白浴を調製し、染色布2枚をこの浴
に添加し、30分間漂白処理を行ない、水洗、風乾後に
染色布の明度、色相を色差計(日本電色工業製DICO
M ND504DE型)により測定し、次式(13)に従っ
て変退色度△Eを求めた。 △E=√(△L2 +△a2 +△b2 ) ・・・・(13) 但し、△L;染色布の漂白前後の明度の変化 △a:△b; 〃 色相 〃 (aは数値が大きいほど赤色が強く、小さいほど緑色が
強い。又bは数値が大きいほど黄色が強く、小さいほど
青色が強い。)
【0067】本試験で変退色度△Eが5以上になると、
目視でも変退色が起ったことを判別でき、実用的にも変
退色が大きいことが認められる。 (ii)漂白性洗浄剤組成物の場合 染色布の四隅をピンを用いて枠に固定する。この布に実
施例及び比較例の漂白性洗浄剤0.5gをそれぞれふりか
けるとともに、更に水を噴霧し、15分間放置した後、
水洗して風乾する。乾燥後の布の状態を下記基準で評価
し、変退色の程度を調べた。 3点:漂白性洗浄剤に接触した部分が著しく変退色し、
斑点状のものが多く認められる。 2点:漂白性洗浄剤に接触した部分が変退色し、斑点状
のものが明確に認められる。 1点:漂白性洗浄剤に接触した部分がやや変退色し、斑
点状のものがわずかながら認められる。 0点:漂白性洗浄剤に接触した部分が全く変退色せず、
斑点が全く認められない。
【0068】参考例1 過酸化水素付加物として、過炭酸ナトリウムを、活性化
剤として本発明の種々の1−クロロ含窒素複素脂環式化
合物を各々使用し、前記の方法に従い、漂白試験、変退
色試験を行なった。過炭酸ナトリウムより生成する過酸
化水素と活性化剤とを合計した濃度を3.7×10-2モル
/リットルとして、それらの量比は表−1に示す比率と
した。得られた結果をまとめて表−1に示す。
【表1】 表−1 ─────────────────────────────────── 試 活性化剤 漂 変退色 料 活 性 化 剤 /過酸化 白 △E No 水素 率 (−) (モル比)(%) ─────────────────────────────────── 比較例 1 ────── 0/100 34 1.0 ─────────────────────────────────── 2 1-クロロ-4-[N-(2- ヒドロキシエチ 50/50 66 2 ル)メチルアミノ]-2,2,6,6-テトラ 本 メチルピペリジン 3 1-クロロ-4-[N-2,3-ジヒドロキシプ 〃 65 2 発 ロピル)メチルアミノ]-2,2,6,6-テ トラメチルピペリジン 明 4 1-クロロ-4[N,N- ビス(2- ヒドロキ 〃 67 2 シエチル )アミノ]-2,2,6,6-テトラ メチルピペリジン 5 1-クロロ-4-[N-(2,3- ジヒドロキシ 〃 50 3 プロピル)ブチルアミノ]-2,2,6,6- テトラメチルピペリジン 6 トリメチル-(1-クロロ-2,2,6,6- テ 〃 67 2 トラメチル-4- ピペリジル) アンモ ニウムパラトルエンスルホネート 7 1-クロロ-4- メトキシ-2,2,6,6- テ 〃 60 1 トラメチルピペリジン 8 スピロ[4,5]-8-クロロ-2- ヒドロキ 〃 60 1 シメチル-7,7,9,9- テトラメチル-8 - アザ-1,4- ジオキサデカン 9 1-クロロ-4-[N,N-ビス(ソジウムオ 〃 46 1 キシカルボニルメチル)アミノ]-2, 2,6,6-テトラメチルピペリジン ─────────────────────────────────── 表−1から明らかなように、活性化剤を使用しない場合
(No.1)に比べて、本発明の化合物を使用したもの(N
o.2〜No.9)は、すぐれた漂白率を低い変退色度を示す
ことがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C11D 7/54

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕: 【化1】 {式中、R1〜R4はアルキル基、R5及びR6は水素であり、
    これらは同一でも異なっていてもよい。また、R1とR2
    しくはR3とR4は一緒になってそれらの結合している炭素
    原子と共に 【化2】 を形成してもよい。X1 はハロゲン、Zは 【化3】 で示される基である。ここでYは、アルコキシル基、カ
    ルボキシル基、-CONH2、-O-P(O)(OR8)Cl、-NR9R10 、又
    は-N+ R11R12R13 ・A - で表される基であり、R8は炭素
    数1〜16のアルキル基またはフェニル基、R9とR10
    同一でも異なっていてもよく、C m H2m+1 、C m H2m O
    H、C m H2m-1(OH)2、C m H2m COOM1 (M1 はHまたはア
    ルカリ金属)または低級アルカノイル基を示し、R11
    びR12 は同一または異なって、C m H2m+1 を示し、R13
    は水素原子またはC m H2m+1 を示し、m は1〜4、A -
    はアニオン残基である。}で表わされる1−ハロピペリ
    ジン誘導体である化合物。
  2. 【請求項2】 Yがアルコキシル基、-NR9R10 又は-N+
    R11R12R13 ・A - で表される基であり、M1がアルカリ金
    属である、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 一般式〔II〕: 【化4】 (式中、R24 は、-OH 、-F、-Cl 、-Br 、-I、-C-(C n
    H2n+1)3 、-Cn H2n OH、- CH2- C-(C n H2n+1)3 、-Cn
    H2n-1(OH)2、-(C2H4O)n H 、-Cn H2n COOH、-C n H2n CO
    OR26(R26はC1〜C9のアルキル基) 、-Cn H2n -SO3M2、C
    n H2n OSO3M2、C n H2n PO3 M2又は-Cn H2n CNで示され
    る基であり、n は1〜9の整数である。M2はHまたはア
    ルカリ金属、X2は、ハロゲンを示す。)で表されるN−
    ハロヒンダードアミン化合物。
  4. 【請求項4】 R24 が Cn H2n-1(OH)2( nは1〜9の整
    数である)であり、X2 がハロゲンである、請求項3に
    記載の化合物。
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