JPH0753487Y2 - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JPH0753487Y2
JPH0753487Y2 JP1989112097U JP11209789U JPH0753487Y2 JP H0753487 Y2 JPH0753487 Y2 JP H0753487Y2 JP 1989112097 U JP1989112097 U JP 1989112097U JP 11209789 U JP11209789 U JP 11209789U JP H0753487 Y2 JPH0753487 Y2 JP H0753487Y2
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JP
Japan
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hole
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closing
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JP1989112097U
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Inventor
征記 太田
真志 武田
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は元竿の末端に設ける栓体を改良した釣竿に関す
るものである。
【従来の技術】
釣竿の元竿末端に嵌着した栓体には内部に竿を収納する
時の空気抜き作用や内部の水分を水抜きするために流通
孔を設けることが行われているが、流通孔を介して外部
から水分や砂、ゴミ等が侵入する欠陥がある。 この欠陥を改善するために流通孔を開閉することが実開
昭56-167877号公報で知られている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記公知の流通孔の開閉方式は、流通孔を
開閉する開閉部材が栓体後方に突出して露出しているた
め釣竿操作中に開閉部材が手や身体に接触して回動し易
く誤って流通孔を開閉してしまうと共に流通孔からの水
分が開閉部材内に滞留し易く確実に排出できないばかり
か、その構成も極めて複雑であって釣竿重量を増加しま
たその組立操作及び部品点数も多くなってコスト高にな
る等の欠陥がある。 本考案はこれらの欠陥を改善して極めて簡易な構成によ
り流通孔を確実に所望の状態に開閉できるようにした釣
竿を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】 本考案は前記目的を達成するために、元竿の末端に着脱
自在に嵌着した栓体の後側部に凹部を形成し、該凹部に
穿設した流通孔の位置に前記凹部より突出しないように
形成した開閉操作部を有する開閉部材を流通孔の開口面
に密着せしめて装着し、流通孔を開閉自在に形成したも
のである。 前記開閉部材の流通孔に対する開閉手段は、流通孔に対
する回動作用、径方向の摺動作用、軸方向の押圧作用に
よって開閉することができる。 また前記開閉部材の開閉操作を便利にするための開閉操
作部としては、コイン溝を設けたり、倒伏時に凹部から
突出しないような起伏自在の摘手環を設けたり、押圧用
の押子を設けたりすることができる。
【作用】
栓体の凹部に穿設された流通孔に密着して開閉する開閉
操作部を有する開閉部材は開閉操作部と共に凹部内に位
置して突出しないように形成されているので、使用中に
誤って流通孔が開閉することがないと共に元竿内への収
納等やその他によって内部に溜った水分の水抜き時には
開閉部材で流通孔を確実に開放状態に保持してこれを開
閉部材から排出し、また開閉部材で流通孔を閉鎖してい
るときは水漏れを防止し使用中に竿内の水が衣服等を濡
らしたり、逆に砂、ゴミ等の竿内への侵入を防止するも
のである。
【実施例】
本考案の実施例を図面について説明すると、元竿1の末
端には栓体2が螺着等により着脱自在に嵌着されている
と共に該栓体2の後側部には凹部3が形成され、該凹部
3には流通孔4が適数穿設されている。 また前記凹部3には該凹部3から外方に突出せずかつ前
記流通孔4を開閉できる透孔5を設けた開閉部材6が密
着して回動自在に軸着されており、更に開閉部材6の外
側面には回動操作に便利なようにコイル溝7が設けられ
ている。 前記栓体2はゴム、合成樹脂等の弾力性材料で一体に形
成しても良いが、実施例の図面のように螺合部と凹部形
成部とを別体に形成して接着することもでき、またその
内部には更に孔8′のあるワッシャー8を設けることも
できる。 開閉部材6は合成樹脂、アルミ、ステンレスなどの金
属、セラミック等で形成され前記流通孔4の位置にその
大きさより広い面で密着して回動するように軸着されて
いる。 第3図及び第4図に示す実施例は、前記開閉部材6に倒
伏時に凹部3から突出しないように摘手環7′を起伏自
在に設け、回動時には摘手環7′起立して回動するよう
にすると共に流通孔4と開閉部材6との間に弾力性ワッ
シャー9を設けて密着せしめたものであり、この場合に
は栓体2及び開閉部材6の双方を硬質部材で形成するこ
ともできる。 第5図及び第6図に示す実施例は、透孔のない開閉部材
6を流通孔4を挟圧するように径方向に摺動自在に設け
て流通孔4を開閉するようにしたものであり、更に第7
図及び第8図には弾性板6′を貼付した透孔のない開閉
部材6を流通孔4の内側面に発条10を介して圧接自在に
設けると共に該開閉部材6を内方に押圧する押子11を凹
部3より突出しないように設けて押子11を押圧して流通
孔4を開閉する実施例が示されている。
【考案の効果】
本考案は、魚釣り操作中に身体に接触する機会の多い元
竿末端に着脱自在に嵌着した栓体に凹部を形成し、該凹
部に穿設した流通孔の位置に凹部から突出しないように
開閉操作部を有する開閉部材を流通孔の開口面に密着す
るように開閉自在に装着したので、開閉部材を栓体の凹
部内に組込み収容して栓体部分をコンパクトかつ軽量化
して、釣竿末端部の構成の小型化、簡易化を図りながら
同時に開閉部材が魚釣り操作中に身体に接触して誤作動
して流通孔が開閉し魚釣り操作中に衣服を濡らすことを
確実に防止できると共に釣人の意志による流通孔の開閉
操作によって携帯中の水漏れ防止、内部に溜った水分の
排除及び砂、ゴミ等の竿内への侵入を夫々円滑確実に行
うことができ、しかも前記水分排除時においては水分は
開閉部材に滞留することなく流通孔から迅速かつ確実に
外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の縦断正面図、第2図は同側面図、第3
図は本考案の別実施例の縦断正面図、第4図は同側面
図、第5図は本考案の他の実施例の縦断正面図、第6図
は同側面図、第7図は本考案の更に他の実施例の縦断正
面図、第8図は同側面図である。 1……元竿、2……栓体、3……凹部、4……流通孔、
6……開閉部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】元竿の末端に着脱自在に嵌着した栓体の後
    側部に凹部を形成し、該凹部に穿設した流通孔の位置に
    前記凹部より突出しないように形成した開閉操作部を有
    する開閉部材を流通孔の開口面に密着せしめて装着し、
    流通孔を開閉自在に形成したことを特徴とする釣竿。
JP1989112097U 1989-09-27 1989-09-27 釣 竿 Expired - Fee Related JPH0753487Y2 (ja)

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