JPH0753141B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH0753141B2
JPH0753141B2 JP61043520A JP4352086A JPH0753141B2 JP H0753141 B2 JPH0753141 B2 JP H0753141B2 JP 61043520 A JP61043520 A JP 61043520A JP 4352086 A JP4352086 A JP 4352086A JP H0753141 B2 JPH0753141 B2 JP H0753141B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、直流電動機により駆動される回転ブラシを有
する吸込口体を備えた電気掃除機に関する。
(従来の技術) 従来、交流電動機により駆動される回転ブラシを設けた
吸込口体を有するこの種電気掃除機が知られているが、
この交流電動機は掃除機本体を介して交流電源が供給さ
れている。
ところで、吸塵を行なわず、回転ブラシのみを回転させ
て、じゅうたんを掻きならしたい場合、あるいは、粉末
剤を散布したい場合がある。この場合、吸引は行なわな
いから、掃除機本体に内蔵された電動送風機は必要ない
が、回転ブラシを駆除する交流電動機に給電しなければ
ならないから、吸込口体と掃除機本体とは接続しておか
なければならない。
つまり、吸引せず回転ブラシのみを用いて、じゅうたん
を掻きならす場合等にも、吸込口体のみならず、重たい
掃除機本体を引きずる必要がある。
また、吸込口体を取り外して回転ブラシを用いることが
できるものとしてたとえば実開昭56−4556号公報に記載
の構成が知られている。この実開昭56−4556号公報に記
載の構成は、吸込口体に、回転ブラシを駆動する直流電
動機を設けるとともに、この直流電動機の電源である2
次電池と、この2次電池を充電するための降圧用のトラ
ンスを含む充電器とからなる電源部を着脱自在に収納し
たものである。
そして、この構造によれば、外部電源コードを必要とせ
ず、吸込口体のみでも回転ブラシを回転させることがで
きる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、実開昭56−4556号公報に記載の構成で
は、吸込口体に回転ブラシの作動には直接必要ない重い
トランスを含む充電器が内蔵されているため、吸込口体
の重量が増して操作性が低下するとともに、電源部を吸
込口体から取り外して行なう2次電池の充電操作が必要
となり、充電作業が煩雑となる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、煩雑な充
電作業を不要とし、吸込口体のみでも回転ブラシを回転
させることができるとともに、吸込口体を軽量化でき、
操作性を向上できる電気掃除機を提供することを目的と
する。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の電気掃除機は、交流電源により駆動される交流
電動送風機を内蔵しその吸込側に連通する集塵室を内部
に設けた掃除機本体と、前記集塵室に連通して前記掃除
機本体に着脱自在に接続され、直流電動機により回転さ
れる回転ブラシを有する吸込口体とを具備した電気掃除
機において、前記掃除機本体は、前記交流電源の電圧を
降圧、整流する2つの直流電源回路を備え、前記吸込口
体は、前記一方の直流電源回路より充電され前記直流電
動機の電源となる2次電池を備え、前記掃除機本体およ
び吸込口体の接続時に、前記一方の直流電源回路により
前記2次電池を充電するとともに、前記他方の直流電源
回路により前記直流電動機に給電し、前記掃除機本体お
よび吸込口体の非接続時には、前記2次電池から前記直
流電動機に給電するものである。
(作用) 本発明の電気掃除機は、交流電動送風機内に2つの直流
電源回路を備え、掃除機本体と吸込口体を接続しての使
用の際には、この一方の直流電源回路で2次電池を充電
するとともに、他方の直流電源回路で直流電動機に給電
し、2次電池を充電しながらこの直流電動機により吸込
口体の回転ブラシを回転駆動する。また、掃除機本体か
ら吸込口体を取り外して吸込口体を使用する際には、2
次電池により直流電動機に給電して回転ブラシを駆動す
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の構成を第1図ないし第8図を
参照して説明する。
第3図において、1はケース状の掃除機本体で、この掃
除機本体1の内部後側には、交流電源により作動する交
流電動送風機2と、整流用のトランス3とが配設されて
いる。また、この掃除機本体1の内部前側には、交流電
動送風機2の吸込側に連通する集塵室4が形成されてい
る。さらに、この掃除機本体1の前面には、集塵室4に
臨んで吸込口5が開口形成されているとともに、トラン
ス3に電気的に接続されたコネクタ6が設けられてい
る。
11はホースで、このホース11は屈曲自在な蛇腹状のホー
ス本体12と、このホース本12の一部端に設けられ掃除機
本1の吸込口5に着脱自在に嵌合接続される差込管13
と、ホース本12の他端部に設けられた接続管14とからな
っている。そして、このホース11に沿って、掃除機本体
1のコネクタ6に着脱自在に接続されるプラグ15を一端
に有するコード17が保持されており、このコード17の他
端は、接続管14の外周面前側に設けられたコネクタ16に
接続されている。
また、接続管14には後端部が着脱自在に嵌合接続された
握り管18が設けられ、屈曲した形状に形成されている。
そして、この握り管18の外周面前側には、接続管14のコ
ネクタ16に着脱自在に接続されるプラグ部19が設けられ
ている。また、このプラグ部19には、スイッチ20が設け
られている。
また、握り管18の前端部には着脱自在に延長管21が嵌合
接続され、この延長管21の前端部には、吸込口体31が着
脱自在に接続されるようになっている。
さらに、延長管21に沿ってコード22が保持され、このコ
ード22は一端が握り管18のプラグ部19に接続されている
とともに、他端が吸込口体31に接続されている。
次に、吸込口体31の構成を第4図ないし第8図について
説明する。
この吸込口体31は、上面を開口した下部ケース32と、下
面を開口しこの下部ケース32の上側に接合された上部ケ
ース33とからなっている。そして、この吸込口体31の後
部中央には、連結管34の前面を開口した半円筒部35が上
下回動自在に枢着されている。また、この連結管34の後
部は、半円筒部35から後方へ突出する接続管部36に形成
されており、この接続管部36が延長管21に着脱自在に嵌
合接続されるようになっている。
また、この吸込口体31の内部には、複数の仕切壁37によ
って、前側に回転ブラシ室38が区画形成されているとと
もに、後側に電装品収納室39と連結管34に連通する風路
室40とが左右方向に並んで区画形成されており、さら
に、回転ブラシ室38および電装品収納室39の側方に位置
して、ベルト室41が区画形成されている。そして、回転
ブラシ室38の下面に、吸塵口42が開口形成されており、
また、この回転ブラシ室38の後面に、第1の連通口43お
よび第2の連通口44が左右方向へ並んでそれぞれ開口形
成されている。また、風路室40内には、第2の連通口44
に臨んで集塵室45が区画形成されている。さらに、この
集塵室45の第4図および第5図における左側の側面、す
なわち電装品収納室39側の側面には、流通口46が開口形
成されている。
そして、風路室40内において、第1の連通口43から風路
室40および集塵室45の図示右側の側面間の間隙を介して
連結間34に至る空間部が、直結風路47を形成している。
また、第2の連通口44から集塵室45と流通口46と風路室
40および集塵室45の図示左側の側面間の間隙とを介して
連結間34に至る空間部が、直結風路47と分離された集塵
風路48を形成している。
また、回転ブラシ室38および集塵室45に臨んで、吸込口
体31の上面には開口部49が形成されている。そして、こ
の開口部49の後縁部には、側面ほぼ逆T字形状のクラン
プ51が、前後方向へ所定範囲内で摺動自在に支持されて
おり、このクランプ51は、ばね52により常時前方へ付勢
されている。
また、開口部49にはこの開口部49を開閉する着脱自在の
蓋体53で、この蓋体53の前縁部に側面L形状の係合段部
54が形成されているとともに、後縁部に後方へ向って開
口した係合溝部55が形成されている。そして、この蓋体
53は、その係合段部54が開口部49の前縁部に係脱され、
係合溝部55にグランプ51が係脱されることによって、開
口部49に着脱されるようになっている。
さらに、吸込口体31の下面側には、吸込口体31の前縁部
および後縁部に位置して、支持および走行用の左右一対
の前輪56と後輪57とが、それぞれ回動自在に設けられて
いる。
また、回転ブラシ室38内には、回転ブラシ61が回動自在
に配設されている。すなわち、この回転ブラシ616の両
端面から突出されたシャフト62の先端部に軸受63がそれ
ぞれ回転自在に嵌合されており、これら軸受63が、回転
ブラシ室38の両側に形成された溝状の軸受支持部64にそ
れぞれ嵌合固定されている。また、この回転ブラシ61の
周面には、ブラシ毛65が螺旋状に植設されている。さら
に、この回転ブラシ61の一方のシャフト62には、プーリ
66が固着されており、このプーリ66は、ベルト室41内に
位置している。
さらに、風路室40の側面と集塵室45の流通口46側の側面
との間には、ファン67がシャフト68により回転自在に支
持されており、電装品収納室39内に突出されたこのシャ
フト68の端部にはプーリ69が固着されている。
また、電装品収納室39内には、直流電動機70が配設され
ている。そして、この直流電動機70は2つの回転軸71,7
2を有しており、ベルト室41内に突出された一方の回転
軸71にはプーリ73が固着されている。そして、このプー
リ73と前記回転ブラシ61のプーリ66とには、直流電動機
70の回転軸71の回転を回転ブラシ61に伝達するベルト74
が掛け渡されている。また、直流電動機70の他方の回転
軸72にもプーリ75が固着されており、このプーリ75とフ
ァン67のプーリ69とには、回転軸72の回転をファン67に
伝達するベルト76が掛け渡されている。
さらに、電装品収納室39内には、直流電動機70の電源と
なる蓄電池などの2次電池77が配設されている。
また、吸込口体31の上面には、開閉体81が左右方向へ摺
動自在に支持されている。そして、この開閉体81の上縁
には、吸込口体31の上面より上方へ突出する操作部82が
形成されている。また、この開閉体81には、回転ブラシ
室38の後面に沿って摺動し両連通口43,44のうちいずれ
か一方を閉館する遮閉板部83が一体的に垂設されてい
る。さらに、この開閉体81の電装品収納室39側の端部に
は、この電装品収納室39へ向って上昇する方向へ傾斜し
た溝部84が形成されている。
一方、電装品収納室39内の前側には、回動体85がその中
央前側よりに形成された軸受孔86において、支軸87によ
り回動自在に支持されている。そして、この回動体85の
前端部は、開閉体81の溝部84に相対的に左右方向へ移動
可能に係合されている。また、この回動体85の後端部に
は、直流電動機70とファン67とを連動させるベルト76に
上方より接離される円盤状の接続子88が支持されてい
る。
また、集塵室45内には着脱自在の集塵フィルタ91が装着
され、紙袋等からなる袋状のフィルタ本体92と、このフ
ィルタ本体92の開口端部に接着された厚紙等からなる口
枠93とで構成されている。また、この口枠93には、第2
の連通口44に重合される集塵口94が開口形成されてい
る。一方、集塵室45の前側周縁部には、溝状の口枠保持
部95が形成されており、この口枠保持部95に口枠93の周
縁部が係脱自在に嵌合されることによって、集塵フィル
タ91が集塵室45に保持されるようになっている。
次に、電気回路の構成を第1図および第2図について説
明する。
掃除機本体1に内蔵されたトランス3の1次側コイル99
の両端は、交流電源100に接続されるようになってい
る。また、このトランス3は2つの2次側コイル101,10
2を有しており、一方の2次側コイル101は、両端がそれ
ぞれダイオード103,104を介して、ホース11の接続管14
のコネクタ16の第1のプラス側端子16aに接続されて、
一方の直流電源回路を構成するとともに、中間点がこの
コネクタ16の第1のマイナス側端子16bに接続されてい
る。また、トランス3の他方の2次側コイル102は、両
端がそれぞれダイオード105,106を介してコネクタ16の
第2のプラス側端子16cに接続されて他方の直流電源回
路を構成するとともに、中間点がこのコネクタ16の第2
のマイナス側端子16dに接続されている。
また、握り管18のプラグ部19は、コネクタ16の第1のプ
ラス側端子16a、第1のマイナス側端子16b、第2のプラ
ス側端子16cおよび第2のマイナス側端子16dにそれぞれ
相対応して接続される第1のプラス側端子19a、第1の
マイナス側端子19b、第2のプラス側端子19cおよび第2
のマイナス側端子19dを有している。
そして、このプラグ部の第1のプラス側端子19aと第1
のマイナス側端子19bとは、握り管18ないし吸込口体31
に設けられた充電回路107のプラス側入力端子108aとマ
イナス側入力端子108bとにそれぞれ接続されている。ま
た、この充電回路107のプラス側出力端子109aとマイナ
ス側入力端子109bとは、2次電池77の陽極と陰極とにそ
れぞれ接続されている。
また、プラグ部19のプラス側端子19cとマイナス側端子1
9dとの間には、スイッチ20および直流電動機70が直列に
接続されている。
さらに、2次電池77の陰極が、直流電動機70の一端に直
接接続されているとともに、この2次電池77の陽極が、
連動スイッチ110を介してプラグ部19の第2のマイナス
側端子19dに接続されている。この連動スイッチ110は、
握り管18の後端に設けられており、その開閉子111はば
ね112により常時閉方向へ付勢されている。一方、ホー
ス11の接続管14の前端には、この接続管14と握り管18と
の接続時に、開閉子111を押動させて連動スイッチ110を
開く凸状の押圧体113が設けられている。
次に、充電回路107の構成を第2図について説明する。
マイナス側入力端子108bとマイナス側入力端子109bとは
共通接続されている。
そして、プラス側入力端子108aとプラス側出力端子109a
との間に、第1のサイリスタ114とダイオード115とが順
次直列に接続されているとともに、第1のサイリスタ11
4と並列に抵抗116が接続されている。
また、プラス側入力端子108aとマイナス側入力端子108
b,109bとの間に、ダイオード117、抵抗118および第2の
サイリスタ119が順次直列に接続されているとともに、
抵抗118の両端子間に、抵抗120およびダイオード121が
順次直列に接続されている。また、ダイオード117およ
び抵抗118の中間点とマイナス側入力端子、108b,109bと
の間に平滑用のコンデンサ122が接続されている。さら
に、抵抗118および第2のサイリスタ119の中間点と第1
のサイリスタ114のゲートとの間に、ダイオード123が接
続されているとともに、第1のサイリスタ114のゲート
とカソードとの間に抵抗124が接続されている。
また、第1のサイリスタ114のカソードとマイナス側入
力端子108b,109bとの間に、ツェナダイオード125および
抵抗126が順次直列に接続されているとともに、これら
ツェナダイオード125および抵抗126の中間点がて抵抗12
7を介して第2のサイリスタ119のゲートに接続されてい
る。さらに、この第2のサイリスタ119のゲートとカソ
ードとの間には、コンデンサ128が接続されている。
さらに、抵抗120およびダイオード121の中間点とマイナ
ス側入力端子108b,109bとの間には、ダイオード129およ
び発光ダイオード130が順次直列に接続されている。
次に、この実施例の作用について説明する。
まず、掃除機本体1を用いて掃除を行なう場合について
説明する。
このときは、掃除機本体1の吸込口5に、ホース11、握
り管18および延長管21を順次介して吸込口体31を接続し
ておく。もちろん、ホース11のプラグ15は、掃除機本体
1のコネクタ6に接続し、握り管18のプラグ部19はホー
ス11のコネクタ16に接続する。
この状態では、掃除機本体1内のトランス3の一方の二
次側コイル101から、第1図における上側の回路を介し
て充電回路107に直流出力が供給され、この充電回路107
を介して吸込口体31の2次電池77が充電される。
ここで、充電回路107の作用について説明する。
2次電池77の両端間電圧が低くなっている場合は、第1
のサイリスタ114のカソード側の電位よりゲート側の電
位の方が高くなっているので、この第1のサイリスタ11
4は導通され、2次電池77に充電電流が流れてこの2次
電池77が充電される。この状態ではツェナダイオード12
5が非導通状態にあるとともに、このツェダイオード125
にゲートが接続された第2のサイリスタ119も非導通状
態にある。したがって、抵抗120およびダイオード121の
中間点の電位が充分高くなっているので、発光ダイオー
ド130が点灯し、充電中であることを表示する。
そうして、2次電池77が充電されてその両極間電圧が上
昇すると、ツェナダイオード125が導通するとともに、
第2のサイリスタ119のゲートが付勢されてこの第2の
サイリスタ119が導通される。そうすると、第1のサイ
リスタ114のゲート側の電位が相対的に低下して、この
第1のサイリスタ114が非導通状態となり、2次電池77
の過充電が防止される。また、抵抗120およびダイオー
ド121の中間点の電位の相対的低下により、発光ダイオ
ード130が消灯して充電が終了したことを知らせる。
一方、トランス3の他方の2次側コイル102から、第1
図における下側の回路を介して、吸込口体31内の直流電
動機70に給電が行なわれ、この直流電動機70により回転
ブラシ61が駆動される。なお、ホース11と握り管18とを
接続した状態では、ホース11側の押圧体113の押圧によ
り、握り管18側の連動スイッチ110が開いており、2次
電池77と直流電動機70との接続は遮断されている。
また、このとき、吸込口体31の開閉体81は、第4図に示
すように、図示左方へ移動させ、第2の連通口44を閉塞
するとともに、第1の連通口43を開放しておく。すなわ
ち、集塵風路48を閉塞するとともに、直結風路47を開放
しておく。また、このように開閉体81を左方へ移動させ
るのに伴なって、この開閉体81の傾斜した溝部84に前端
部が係合された回動体85が、第7図における反時計廻り
方向へ回動し、その後端部に設けられた接続子88が、直
流電動機70のプーリ75とファン67のプーリ69とを結ぶベ
ルト76から離反し、このベルト76が弛緩する。この状態
では、直流電動機70のプーリ75の回転は、ファン67のプ
ーリ69に伝えられず、このファン67は回転しない。
そうして、使用者は、握り管18を把持しながら、吸込口
31をじゅうたんなどの被掃除面上で摺動させる。そし
て、回転する回転ブラシ61がじゅうたんとなどから塵埃
を掻き出す。また、掃除機本体1の交流電動送風機2の
駆動による吸込気流とともに、塵埃が吸込口体31の吸塵
口42から吸込まれ、吸込口体31内の直結風路47、連結管
34、延長管21、握り管18およびホース11を介して、掃除
機本体1の集塵管4内に導かれ、そこに貯溜される。
ところで、上述のように、吸込口体31内の2次電池77を
充電するための直流出力は、掃除機本体1から供給する
ようにしたので、すなわち、掃除機本体1に重いトラン
ス3を設けたので、吸込口体31を軽量にでき、その操作
性が向上する。
なお、握り管18のスイッチ20を操作することにより、吸
込口体31の直流電動機70を起動ないし停止させることが
できる。
また、握り管18とホース11との間で分離して、吸込口体
31、延長管21および握り管18をいわゆるアップライトタ
イプの掃除機として使用できる。
このように、握り管18とホース11とを分離すると、ホー
ス11のコネクタ16から握り管18のプラグ部19が脱れると
ともに、充電回路107は開放される。また、ホース11の
押圧体113が握り管18の連動スイッチ110から離れて、こ
の連動スイッチ110が閉じる。したがって、この状態で
は、吸込口体31の直流電動機70には、2次電池77から給
電が行われる。もちろん、直流電動機70の起動ないし停
止は、握り管18のスイッチ20を操作することによって行
なう。
また、アップライトタイプとしての使用時に吸塵を行な
いたい場合は、吸込介体31の開閉体81を、第5図に示す
ように、図示右方へ移動され、直結風路47を閉塞すると
ともに、集塵風路48を開放する。また、このように開閉
体81を右方へ移動させるのに伴って、回動体85は、第7
図に示すように、図示時計廻り方向へ回動し、接続子88
がベルト76に押圧されて、このベルト76が緊張する。こ
の状態では、直流電動機70のプーリ75の回転は、ファン
67のプーリ69に伝達され、このファン67が回転する。
そうして、回転する回転ブラシ61がじゅうたんなどの被
掃除面から塵埃を掻き出すとともに、ファン67の回転に
伴って生ずる気流により、塵埃が吸塵口42から吸込ま
れ、集塵風路48内に設けられた塵埃フィルタ91内に貯溜
される。
このように、吸込口体31内に、選択的に開閉される直結
風路47と集塵風路48とを設け、吸込口体31を掃除機本体
1に接続した状態のみならず、脱した状態でも吸塵が行
なえるようにしたので、小範囲の掃除などに際しては、
ホース11と握り管18との間で分離して、重い掃除機本体
1を引きずることなく、手軽なアップライトタイプの掃
除機として使用できる。しかも、この場合、直流電動機
70の電源は2次電池77となるので、外部へ延びる電源コ
ードも必要なく、コードレスタイプとしてより使い勝手
が向上する。
さらに、前述のように、ホース11と握り管18との間で着
脱自在に分離可能としたので、すなわち、延長管21に握
り管18を接続したままの状態で、ホース11を握り管18か
ら脱せるようにしたので、アップライトタイプとしての
使用時に、握り管18を把持して掃除を行なうことがで
き、手に負担をかけることがなく、2次電池77や直流電
動機70の重量を気にせずに使用できる。
また、前述のように、連動スイッチ110によって、握り
管18とホース11との着脱に、直流電動機70と2次電池77
との接続ないし遮断を連動させたので、握り管18とホー
ス11との着脱操作の他に、直流電動機70と2次電池77と
を接続ないし遮断する操作を必要としない。
ところで、特にアップライトタイプとしての使用時にお
いて、吸塵を行なわず、回転ブラシ61のみを回転させ
て、じゅうたんを掻きならしたい場合、あるいは、粉末
剤を散布したい場合があるが、このような場合には、吸
込口体31の開閉体81を操作して、直流電動機70のプーリ
75とファン67のプーリ69とを結ぶベルト76を弛緩させ、
ファン67を回転させないようにする。
いずれにせよ、このようなアップライトタイプとしての
使用時においても、吸込口体31にトランス3が内蔵され
ていなことは、操作性を向上させる。
なお、アップライトタイプの使用に限らず、吸込口体31
を単体で使用しても同様の効果を得ることができる。
また、前述のように、吸込口体31内の2つの風路47,48
を切換える開閉体81に、直流電動機70のプーリ75とファ
ン67との動作上の接続ないし遮断を連動させたので、風
路47,48の切換えに伴って、ファン67の回転ないし非回
転も自動的に切換わり、切換え操作に手間を要さない。
なお、吸込口体31内の集塵フィルタ91を交換するとき
は、まず、クランプ51を操作して蓋体53を開き、つい
で、古い集塵フィルタ91を取り外すとともに新しい集塵
フィルタ91を装着し、蓋体53を閉じる。
また、前述のように、吸込口体31を掃除機本体1に接続
した際に、2次2電池77の充電が行なわれるので、充電
のし忘れも防止できる。
〔発明の効果〕
本発明の電気掃除機によれば、掃除機本体と吸込口体と
の接続時に、一方の直流電源回路により吸込口体の2次
電池を充電するとともに、他方の直流電源回路により回
転ブラシを駆動する直流電動機に給電するようにしたの
で、特別の充電操作をすることなく2次電池を充電でき
て充電に手間を要さないとともに、吸込口体に充電用の
重いトランスなどを内蔵させる必要がなく、吸込口体を
軽量化でき、その操作性が向上する、また、吸込口体を
掃除機本体から脱した状態でも、2次電池を電源として
回転ブラシを回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気掃除機の一実施例を示す回路図、
第2図は同上充電回路の回路図、第3図は同上全体の斜
視図、第4図は同上吸込口体の集塵風路閉塞時の横断面
図、第5図は同上吸込口体の直結風路閉塞時の横断面
図、第6図は同上第5図のVI−VI視断面図、第7図は同
上第5図のVII−VII視断面図、第8図は同上開閉体およ
び回動体の斜視図である。 1……掃除機本体、2……交流電動送風機、4……集塵
室、31……吸込口体、61……回転ブラシ、70……直流電
動機、77……2次電池、110……連動スイッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源により駆動される交流電動送風機
    を内蔵しその吸込側に連通する集塵室を内部に設けた掃
    除機本体と、前記集塵室に連通して前記掃除機本体に着
    脱自在に接続され、直流電動機により回転される回転ブ
    ラシを有する吸込口体とを具備した電気掃除機におい
    て、 前記掃除機本体は、前記交流電源の電圧を降圧、整流す
    る2つの直流電源回路を備え、 前記吸込口体は、前記一方の直流電源回路より充電され
    前記直流電動機の電源となる2次電池を備え、 前記掃除機本体および吸込口体の接続時に、前記一方の
    直流電源回路により前記2次電池を充電するとともに、
    前記他方の直流電源回路により前記直流電動機に給電
    し、 前記掃除機本体および吸込口体の非接続時には、前記2
    次電池から前記直流電動機に給電する ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】吸込口体と掃除機本体との接続時に直流電
    動機と2次電池との接続を遮断する連動スイッチを設け
    た ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電気掃除
    機。
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