JP2004289973A - 電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で効率良く複数の電池を充電または放電する電気機器を提供する。
【解決手段】最初の状態では放電切換スイッチ17はバッテリパック12Aと電動送風機3とを接続している。操作スイッチのオンによりトランジスタQ1をオンしてバッテリパック12Aから掃除機本体2内の電動送風機3を駆動させる。掃除が終了するなどして操作スイッチを操作するとトランジスタQ1はオフし、このトランジスタQ1のオフを制御回路19が検出すると、電流の立下りに伴ない放電切換スイッチ17がバッテリパック12Bおよび電動送風機3を接続する側に切り換える。操作スイッチを操作してトランジスタQ1がオフする毎に、放電するバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bを切り換える。
【選択図】 図1
【解決手段】最初の状態では放電切換スイッチ17はバッテリパック12Aと電動送風機3とを接続している。操作スイッチのオンによりトランジスタQ1をオンしてバッテリパック12Aから掃除機本体2内の電動送風機3を駆動させる。掃除が終了するなどして操作スイッチを操作するとトランジスタQ1はオフし、このトランジスタQ1のオフを制御回路19が検出すると、電流の立下りに伴ない放電切換スイッチ17がバッテリパック12Bおよび電動送風機3を接続する側に切り換える。操作スイッチを操作してトランジスタQ1がオフする毎に、放電するバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bを切り換える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の電池のうち放電または充電させる電池を切り換えて用いる電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気機器では、2つの二次電池を有し、これら2つの二次電池の放電を制御回路により放電時間をカウントして切り換えスイッチを切り換えることにより、2つの二次電池の放電を所定時間毎に時分割して切り換えて交互に放電させることにより、二次電池の放電を効率良くして放電時間を長くできる構成が知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−252812号公報(第3頁、図1、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1記載の構成では、制御回路により二次電池の放電時間をカウントして所定時間毎に二次電池を交互に切り換えて放電させているため、放電時間をカウントするなどの構成が複雑になる問題を有している。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、簡単な構成で効率良く複数の電池を充電または放電する電気機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気機器は、負荷と、この負荷をオン、オフするオンオフスイッチと、負荷に電力を供給する電池を複数の電池のうちいずれか一つに切り換える切換手段と、前記オンオフスイッチの動作に従い負荷に接続する電池を複数の電池のうちのいずれか他の一つに切換手段により切り換える制御手段とを具備したもので、制御手段はオンオフスイッチの動作に従い負荷に接続する電池を複数の電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる電池を負荷に接続することにより、効率良く複数の電池を放電できる。
【0007】
また、本発明の電気機器は、充電する二次電池を複数の二次電池のうちいずれか一つに切り換える切換手段と、二次電池を充電させる充電手段と、二次電池を充電手段に接続するに従い充電手段に接続する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切換手段により切り換える制御手段とを具備したもので、制御手段は充電手段を接続するに従い充電する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる二次電池を充電手段に接続することにより、効率良く複数の電池を充電できる。
【0008】
さらに、本発明の電気機器は、複数の二次電池のいずれかにより電力が供給される負荷と、この負荷をオン、オフするオンオフスイッチと、二次電池を充電させる充電手段と、充電する二次電池を複数の二次電池のうちいずれか一つに切り換える切換手段と、前記オンオフスイッチの動作に従い充電手段に接続する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切換手段により切り換える制御手段とを具備したもので、二次電池の放電時は複数の二次電池のいずれかにより負荷に電力を供給し、二次電池の充電時は負荷制御手段はオンオフスイッチの動作に従い充電する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる二次電池を充電手段に接続することにより、効率良く複数の電池を充電できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気機器の一実施の形態の電気掃除機を図面を参照して説明する。
【0010】
図2に示すように、1は電気機器である電気掃除機で、この電気掃除機1は、例えばビルなどの清掃に用いられる業務用であり、略円柱状の本体ケースとしての掃除機本体2を備えている。また、この掃除機本体2内には、略円筒状の図1に示す負荷としての電動送風機3が収容されている。さらに、掃除機本体2には、円周にそって凹状に形成されたホース収容部4が形成され、このホース収容部4の前面側には可撓性を有する細長円筒状のホース体としての吸込ホース5の基端部が着脱および回転可能に連通接続されて気密に連結され、吸込ホース5はホース収容部4に巻回収納されるように構成されている。そして、掃除機本体2の下面には図示しないキャスタが取り付けられ、床面に対して掃除機本体2を移動可能にしている。
【0011】
また、吸込ホース5の先端部には、円筒状の手許操作管6の基端部が連通接続されて気密に連結され、この手許操作管6の先端部には円筒状の延長管7を介して床ブラシなどの吸込口体8が着脱可能に連通接続されて気密に連結されている。
【0012】
さらに、掃除機本体2の後面側には、図3に示すように、バッテリ収容部11が2つ形成され、これらバッテリ収容部11にはニッケル水素バッテリなどの二次電池であるバッテリパック12がそれぞれ着脱可能に収容され、バッテリ収容部11は回動可能に形成された蓋体13により閉塞される。
【0013】
また、掃除機本体2の上面には電動送風機3を制御する操作スイッチ14が設けられている。
【0014】
そして、図1に示すように、掃除機本体2内には、電動送風機3が収容され、この電動送風機3は操作スイッチ14により動作、すなわちオン、オフ制御されるオンオフスイッチとしてのトランジスタQ1および放電回路16の切換手段としての放電切換スイッチ17を介して並列に接続された二次電池としてのバッテリパック12A,12Bに接続されている。
【0015】
また、バッテリパック12A,12Bは、充電回路21の切換手段としての充電切換スイッチ18およびバッテリパック12A,12Bの充電量に従い電流を制御するトランジスタQ2を介して一対の電極22,23に接続されている。
【0016】
そして、トランジスタQ1または充電回路21の電流を検知し切換手段としての放電切換スイッチ17および充電切換スイッチ18を制御する制御手段としての制御回路19が設けられている。
【0017】
さらに、掃除機本体2は、充電手段としての充電台25と機械的かつ電気的に接続されるように構成され、この充電台25は定電流回路26を有しており、この定電流回路26は商用交流電源に接続される電源ソケット27に接続されるとともに、掃除機本体2の一対の電極22,23に接続される一対の電極28,29を有している。
【0018】
次に、上記実施の形態の動作を図4を参照して説明する。
【0019】
まず、バッテリパック12A,12Bが放電する状態について説明する。
【0020】
最初の状態では放電切換スイッチ17はバッテリパック12Aと電動送風機3とを接続している状態であり、掃除機本体2の操作スイッチ14をオンし、この操作スイッチ14のオンによりオンオフスイッチとしてのトランジスタQ1をオンしてバッテリパック12Aから掃除機本体2内の電動送風機3を駆動させる。
【0021】
そして、電動送風機3の吸込口から空気が吸い込まれ、吸込口体8、延長管7および吸込ホース5を順次介して空気が吸い込まれる。
【0022】
この状態で、手許操作管6を把持して吸込口体8を床面に沿って移動させて、この床面を掃除する。このとき、吸込口体8から空気とともに床面上の塵埃が掃除機本体2内に吸い込まれる。
【0023】
そして、掃除が終了するなどして操作スイッチ14が操作されるとトランジスタQ1はオフし、このトランジスタQ1のオフを制御回路19が検出すると、電流の立下りに伴ない放電切換スイッチ17がバッテリパック12Bおよび電動送風機3を接続する側に切り換えられる。
【0024】
再び、操作スイッチ14が操作されることにより、トランジスタQ1がオンして、バッテリパック12Bから掃除機本体2内の電動送風機3を駆動させる。
【0025】
そして、操作スイッチ14が操作されてトランジスタQ1がオフする毎に、放電されるバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bが切り換えられる。このように、トランジスタQ1の動作すなわち電動送風機3の駆動毎に、バッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bの放電を切り換え、時間を計測するタイマあるいはバッテリパック12A,12Bの容量を検出する検出手段を用いることなくバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bを切り換えることにより、比較的均等にバッテリパック12A,12Bを放電できるため効率良く双方のバッテリパック12A,12Bを放電できる。したがって、いずれか一方のバッテリパック12A,12Bのみが過放電を繰り返して電池性能が劣化したり,反対にいずれか他方のバッテリパック12B,12Aのみが部分放電状態を繰り返してメモリー効果が発生して容量が低下することを防止できる。
【0026】
次に、バッテリパック12A,12Bを充電させる状態について説明する。
【0027】
最初の状態では充電切換スイッチ18はバッテリパック12Aと充電回路21とを接続している状態であり、充電台25に掃除機本体2を接続すると、充電開始後はトランジスタQ2の見掛け上の抵抗値を小さくして充電台25の定電流回路26からの比較的大きな電流値の定電流でバッテリパック12Aを急速充電する。そして、バッテリパック12Aが所定値以上の電圧値になると、トランジスタQ2により定電流回路26の定電流の電流値を小さく制御して、バッテリパック12Aをトリクル充電し、バッテリパック12を満充電させる。
【0028】
このようにしてバッテリパック12Aが充電された後に、充電台25と掃除機本体2との接続を解放する。この充電台25との解放は充電回路21に電流が流れなくなることにより制御回路19は充電台25との開放を検出し、充電台25の解放による電流の立下りに伴ない充電切換スイッチ18がバッテリパック12Bおよび充電回路21を接続する側に切り換えられる。
【0029】
そして、バッテリパック12Aが充電された後は、上述の掃除動作によりバッテリパック12A,12Bの放電動作を繰り返す。
【0030】
再び、充電台25に掃除機本体2を接続することにより、充電台25の定電流回路26からの比較的大きな電流値の定電流でバッテリパック12Bを急速充電およびトリクル充電する。
【0031】
そして、充電台25に掃除機本体2が接続される毎に、充電されるバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bが切り換えられる。このように、充電回路21の充電電流すなわち充電台25との接続毎に、バッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bの充電を切り換えることにより、時間を計測するタイマあるいはバッテリパック12A,12Bの容量を検出する検出手段を用いることなくバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bを切り換え、比較的均等にバッテリパック12A,12Bを充電できるため効率良く双方のバッテリパック12A,12Bを充電できる。したがって、いずれか一方のバッテリパック12A,12Bのみが充電されずに過放電となって電池性能が劣化したり,反対にいずれか他方のバッテリパック12B,12Aのみが常に充電されて部分放電状態を繰り返してメモリー効果が発生して容量が低下することを防止できる。
【0032】
また、放電切換スイッチ17および充電切換スイッチ18のいずれも、いずれか一方のバッテリパック12Aが接続されている場合には、いずれか他方のバッテリパック12Bが接続されず電気的に解放した状態になるので、バッテリパック12Aおよびバッテリパック12B間が短絡されることはなくなり、容量が多い方から容量が少ない方に電荷が移動して効率が低下することも防止できる。
【0033】
なお、上記実施の形態では、2つのバッテリパック12A,12Bを用いたが、2つに限らず3つ以上でもよく、この場合には順次サイクリックに放電あるいは充電させるようにすれば良い。
【0034】
また、二次電池が複数直列に接続されている場合には、直列に接続されている複数の二次電池を1組として、組毎に順次放電あるいは充電させるようにすれば良い。
【0035】
さらに、充電については、バッテリパック12A,12Bを充電する毎に交互に切り換えて充電したが、バッテリパック12A,12Bの放電の際のように、操作スイッチ14が操作される毎に充電するバッテリパック12A,12Bを交互に切り換えてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、制御手段はオンオフスイッチの動作に従い負荷に接続する電池を複数の電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる電池を負荷に接続することにより、効率良く複数の電池を放電できる。
【0037】
また、本発明によれば、制御手段は充電手段を接続するに従い充電する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる二次電池を充電手段に接続することにより、効率良く複数の電池を充電できる。
【0038】
さらに本発明によれば、二次電池の放電時は複数の二次電池のいずれかにより負荷に電力を供給し、二次電池の充電時は負荷制御手段はオンオフスイッチの動作に従い充電する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる二次電池を充電手段に接続することにより、効率良く複数の電池を充電できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気機器の一実施の形態の電気掃除機を示すブロック図である。
【図2】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図3】同上電気掃除機のバッテリ収容部を拡大して示す斜視図である。
【図4】同上電動送風機のオンオフとバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bの切換を示す波形図である。
【符号の説明】
1 電気機器としての電気掃除機
3 負荷としての電動送風機
12,12A,12B 二次電池としてのバッテリパック
17 切換手段としての放電切換スイッチ
18 切換手段としての充電切換スイッチ
19 制御手段としての制御回路
25 充電手段としての充電台
Q1 オンオフスイッチとしてのトランジスタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の電池のうち放電または充電させる電池を切り換えて用いる電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気機器では、2つの二次電池を有し、これら2つの二次電池の放電を制御回路により放電時間をカウントして切り換えスイッチを切り換えることにより、2つの二次電池の放電を所定時間毎に時分割して切り換えて交互に放電させることにより、二次電池の放電を効率良くして放電時間を長くできる構成が知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−252812号公報(第3頁、図1、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1記載の構成では、制御回路により二次電池の放電時間をカウントして所定時間毎に二次電池を交互に切り換えて放電させているため、放電時間をカウントするなどの構成が複雑になる問題を有している。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、簡単な構成で効率良く複数の電池を充電または放電する電気機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気機器は、負荷と、この負荷をオン、オフするオンオフスイッチと、負荷に電力を供給する電池を複数の電池のうちいずれか一つに切り換える切換手段と、前記オンオフスイッチの動作に従い負荷に接続する電池を複数の電池のうちのいずれか他の一つに切換手段により切り換える制御手段とを具備したもので、制御手段はオンオフスイッチの動作に従い負荷に接続する電池を複数の電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる電池を負荷に接続することにより、効率良く複数の電池を放電できる。
【0007】
また、本発明の電気機器は、充電する二次電池を複数の二次電池のうちいずれか一つに切り換える切換手段と、二次電池を充電させる充電手段と、二次電池を充電手段に接続するに従い充電手段に接続する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切換手段により切り換える制御手段とを具備したもので、制御手段は充電手段を接続するに従い充電する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる二次電池を充電手段に接続することにより、効率良く複数の電池を充電できる。
【0008】
さらに、本発明の電気機器は、複数の二次電池のいずれかにより電力が供給される負荷と、この負荷をオン、オフするオンオフスイッチと、二次電池を充電させる充電手段と、充電する二次電池を複数の二次電池のうちいずれか一つに切り換える切換手段と、前記オンオフスイッチの動作に従い充電手段に接続する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切換手段により切り換える制御手段とを具備したもので、二次電池の放電時は複数の二次電池のいずれかにより負荷に電力を供給し、二次電池の充電時は負荷制御手段はオンオフスイッチの動作に従い充電する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる二次電池を充電手段に接続することにより、効率良く複数の電池を充電できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気機器の一実施の形態の電気掃除機を図面を参照して説明する。
【0010】
図2に示すように、1は電気機器である電気掃除機で、この電気掃除機1は、例えばビルなどの清掃に用いられる業務用であり、略円柱状の本体ケースとしての掃除機本体2を備えている。また、この掃除機本体2内には、略円筒状の図1に示す負荷としての電動送風機3が収容されている。さらに、掃除機本体2には、円周にそって凹状に形成されたホース収容部4が形成され、このホース収容部4の前面側には可撓性を有する細長円筒状のホース体としての吸込ホース5の基端部が着脱および回転可能に連通接続されて気密に連結され、吸込ホース5はホース収容部4に巻回収納されるように構成されている。そして、掃除機本体2の下面には図示しないキャスタが取り付けられ、床面に対して掃除機本体2を移動可能にしている。
【0011】
また、吸込ホース5の先端部には、円筒状の手許操作管6の基端部が連通接続されて気密に連結され、この手許操作管6の先端部には円筒状の延長管7を介して床ブラシなどの吸込口体8が着脱可能に連通接続されて気密に連結されている。
【0012】
さらに、掃除機本体2の後面側には、図3に示すように、バッテリ収容部11が2つ形成され、これらバッテリ収容部11にはニッケル水素バッテリなどの二次電池であるバッテリパック12がそれぞれ着脱可能に収容され、バッテリ収容部11は回動可能に形成された蓋体13により閉塞される。
【0013】
また、掃除機本体2の上面には電動送風機3を制御する操作スイッチ14が設けられている。
【0014】
そして、図1に示すように、掃除機本体2内には、電動送風機3が収容され、この電動送風機3は操作スイッチ14により動作、すなわちオン、オフ制御されるオンオフスイッチとしてのトランジスタQ1および放電回路16の切換手段としての放電切換スイッチ17を介して並列に接続された二次電池としてのバッテリパック12A,12Bに接続されている。
【0015】
また、バッテリパック12A,12Bは、充電回路21の切換手段としての充電切換スイッチ18およびバッテリパック12A,12Bの充電量に従い電流を制御するトランジスタQ2を介して一対の電極22,23に接続されている。
【0016】
そして、トランジスタQ1または充電回路21の電流を検知し切換手段としての放電切換スイッチ17および充電切換スイッチ18を制御する制御手段としての制御回路19が設けられている。
【0017】
さらに、掃除機本体2は、充電手段としての充電台25と機械的かつ電気的に接続されるように構成され、この充電台25は定電流回路26を有しており、この定電流回路26は商用交流電源に接続される電源ソケット27に接続されるとともに、掃除機本体2の一対の電極22,23に接続される一対の電極28,29を有している。
【0018】
次に、上記実施の形態の動作を図4を参照して説明する。
【0019】
まず、バッテリパック12A,12Bが放電する状態について説明する。
【0020】
最初の状態では放電切換スイッチ17はバッテリパック12Aと電動送風機3とを接続している状態であり、掃除機本体2の操作スイッチ14をオンし、この操作スイッチ14のオンによりオンオフスイッチとしてのトランジスタQ1をオンしてバッテリパック12Aから掃除機本体2内の電動送風機3を駆動させる。
【0021】
そして、電動送風機3の吸込口から空気が吸い込まれ、吸込口体8、延長管7および吸込ホース5を順次介して空気が吸い込まれる。
【0022】
この状態で、手許操作管6を把持して吸込口体8を床面に沿って移動させて、この床面を掃除する。このとき、吸込口体8から空気とともに床面上の塵埃が掃除機本体2内に吸い込まれる。
【0023】
そして、掃除が終了するなどして操作スイッチ14が操作されるとトランジスタQ1はオフし、このトランジスタQ1のオフを制御回路19が検出すると、電流の立下りに伴ない放電切換スイッチ17がバッテリパック12Bおよび電動送風機3を接続する側に切り換えられる。
【0024】
再び、操作スイッチ14が操作されることにより、トランジスタQ1がオンして、バッテリパック12Bから掃除機本体2内の電動送風機3を駆動させる。
【0025】
そして、操作スイッチ14が操作されてトランジスタQ1がオフする毎に、放電されるバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bが切り換えられる。このように、トランジスタQ1の動作すなわち電動送風機3の駆動毎に、バッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bの放電を切り換え、時間を計測するタイマあるいはバッテリパック12A,12Bの容量を検出する検出手段を用いることなくバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bを切り換えることにより、比較的均等にバッテリパック12A,12Bを放電できるため効率良く双方のバッテリパック12A,12Bを放電できる。したがって、いずれか一方のバッテリパック12A,12Bのみが過放電を繰り返して電池性能が劣化したり,反対にいずれか他方のバッテリパック12B,12Aのみが部分放電状態を繰り返してメモリー効果が発生して容量が低下することを防止できる。
【0026】
次に、バッテリパック12A,12Bを充電させる状態について説明する。
【0027】
最初の状態では充電切換スイッチ18はバッテリパック12Aと充電回路21とを接続している状態であり、充電台25に掃除機本体2を接続すると、充電開始後はトランジスタQ2の見掛け上の抵抗値を小さくして充電台25の定電流回路26からの比較的大きな電流値の定電流でバッテリパック12Aを急速充電する。そして、バッテリパック12Aが所定値以上の電圧値になると、トランジスタQ2により定電流回路26の定電流の電流値を小さく制御して、バッテリパック12Aをトリクル充電し、バッテリパック12を満充電させる。
【0028】
このようにしてバッテリパック12Aが充電された後に、充電台25と掃除機本体2との接続を解放する。この充電台25との解放は充電回路21に電流が流れなくなることにより制御回路19は充電台25との開放を検出し、充電台25の解放による電流の立下りに伴ない充電切換スイッチ18がバッテリパック12Bおよび充電回路21を接続する側に切り換えられる。
【0029】
そして、バッテリパック12Aが充電された後は、上述の掃除動作によりバッテリパック12A,12Bの放電動作を繰り返す。
【0030】
再び、充電台25に掃除機本体2を接続することにより、充電台25の定電流回路26からの比較的大きな電流値の定電流でバッテリパック12Bを急速充電およびトリクル充電する。
【0031】
そして、充電台25に掃除機本体2が接続される毎に、充電されるバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bが切り換えられる。このように、充電回路21の充電電流すなわち充電台25との接続毎に、バッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bの充電を切り換えることにより、時間を計測するタイマあるいはバッテリパック12A,12Bの容量を検出する検出手段を用いることなくバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bを切り換え、比較的均等にバッテリパック12A,12Bを充電できるため効率良く双方のバッテリパック12A,12Bを充電できる。したがって、いずれか一方のバッテリパック12A,12Bのみが充電されずに過放電となって電池性能が劣化したり,反対にいずれか他方のバッテリパック12B,12Aのみが常に充電されて部分放電状態を繰り返してメモリー効果が発生して容量が低下することを防止できる。
【0032】
また、放電切換スイッチ17および充電切換スイッチ18のいずれも、いずれか一方のバッテリパック12Aが接続されている場合には、いずれか他方のバッテリパック12Bが接続されず電気的に解放した状態になるので、バッテリパック12Aおよびバッテリパック12B間が短絡されることはなくなり、容量が多い方から容量が少ない方に電荷が移動して効率が低下することも防止できる。
【0033】
なお、上記実施の形態では、2つのバッテリパック12A,12Bを用いたが、2つに限らず3つ以上でもよく、この場合には順次サイクリックに放電あるいは充電させるようにすれば良い。
【0034】
また、二次電池が複数直列に接続されている場合には、直列に接続されている複数の二次電池を1組として、組毎に順次放電あるいは充電させるようにすれば良い。
【0035】
さらに、充電については、バッテリパック12A,12Bを充電する毎に交互に切り換えて充電したが、バッテリパック12A,12Bの放電の際のように、操作スイッチ14が操作される毎に充電するバッテリパック12A,12Bを交互に切り換えてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、制御手段はオンオフスイッチの動作に従い負荷に接続する電池を複数の電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる電池を負荷に接続することにより、効率良く複数の電池を放電できる。
【0037】
また、本発明によれば、制御手段は充電手段を接続するに従い充電する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる二次電池を充電手段に接続することにより、効率良く複数の電池を充電できる。
【0038】
さらに本発明によれば、二次電池の放電時は複数の二次電池のいずれかにより負荷に電力を供給し、二次電池の充電時は負荷制御手段はオンオフスイッチの動作に従い充電する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切り換えるため、構成を複雑にすることなく異なる二次電池を充電手段に接続することにより、効率良く複数の電池を充電できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気機器の一実施の形態の電気掃除機を示すブロック図である。
【図2】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図3】同上電気掃除機のバッテリ収容部を拡大して示す斜視図である。
【図4】同上電動送風機のオンオフとバッテリパック12Aおよびバッテリパック12Bの切換を示す波形図である。
【符号の説明】
1 電気機器としての電気掃除機
3 負荷としての電動送風機
12,12A,12B 二次電池としてのバッテリパック
17 切換手段としての放電切換スイッチ
18 切換手段としての充電切換スイッチ
19 制御手段としての制御回路
25 充電手段としての充電台
Q1 オンオフスイッチとしてのトランジスタ
Claims (3)
- 負荷と、
この負荷をオン、オフするオンオフスイッチと、
負荷に電力を供給する電池を複数の電池のうちいずれか一つに切り換える切換手段と、
前記オンオフスイッチの動作に従い負荷に接続する電池を複数の電池のうちのいずれか他の一つに切換手段により切り換える制御手段と
を具備したことを特徴とする電気機器。 - 充電する二次電池を複数の二次電池のうちいずれか一つに切り換える切換手段と、
二次電池を充電させる充電手段と、
二次電池を充電手段に接続するに従い充電手段に接続する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切換手段により切り換える制御手段と
を具備したことを特徴とする電気機器。 - 複数の二次電池のいずれかにより電力が供給される負荷と、
この負荷をオン、オフするオンオフスイッチと、
二次電池を充電させる充電手段と、
充電する二次電池を複数の二次電池のうちいずれか一つに切り換える切換手段と、
前記オンオフスイッチの動作に従い充電手段に接続する二次電池を複数の二次電池のうちのいずれか他の一つに切換手段により切り換える制御手段と
を具備したことを特徴とする電気機器。
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- 2003-03-24 JP JP2003081510A patent/JP2004289973A/ja not_active Abandoned
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