JPH0753009B2 - とう道用のケーブル布設ローラ - Google Patents

とう道用のケーブル布設ローラ

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JPH0753009B2
JPH0753009B2 JP2587092A JP2587092A JPH0753009B2 JP H0753009 B2 JPH0753009 B2 JP H0753009B2 JP 2587092 A JP2587092 A JP 2587092A JP 2587092 A JP2587092 A JP 2587092A JP H0753009 B2 JPH0753009 B2 JP H0753009B2
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roller
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秀穂 田中
明良 関口
正康 今井
弘樹 伊沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、とう道用のケーブル
布設ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】とう道は、電話やその他のケーブル等を
布設するためのトンネルで、図16に示すように、側壁
からケーブル受け金具Mが複数段で突設されており、こ
のケーブル受け金具Mの上にケーブルCを載せて布設す
るようになっている。そして、ケーブルCを布設乃至撤
去する場合には、ケーブル受け金具Mにケーブル布設ロ
ーラを取り付け、このケーブル布設ローラにケーブルを
乗せて引き抜き、布設の場合であれば、引き抜き終わっ
たケーブルを所定の位置に移して縛りひもによりケーブ
ル受け金具Mに緊縛させる。
【0003】このようなケーブルの布設乃至撤去作業に
おいては、ケーブル布設ローラのケーブル受け金具Mへ
の取付け作業が相当の比重を占める。すなわち、ケーブ
ル受け金具Mは80cm程度の間隔で設けられており、
例えば、布設区間が500mであるとすると、一段当り
一布設区間に600〜700個のケーブル受け金具があ
ることになり、このような多数のケーブル受け金具に1
個1個ケーブル布設ローラを取り付けなければならな
い。しかも、もしケーブル布設ローラは、その取り付け
状態が悪いと、布設途中においてケーブルの張力により
弾き飛ばされるようなトラブルを招きかねないので、所
定の固定力により確実に取り付ける必要がある。
【0004】したがって、ケーブル布設ローラには、取
付け作業性がよいこと、確実な固定力を得られること、
及び固定状態の確認が容易であること、という要求が課
されることになる。このような要求が課されたケーブル
布設ローラとしては、例えば、実公昭61−41379
号公報に記載されるように、ボルトにて締め付けること
によりケーブル受け金具に固定する構造のものが従来よ
り用いられている。しかし、ボルトによる締め付けは、
十分な固定力を得ることができるという点では優れてい
るものの、作業性という点で必ずしも満足できるもので
なく、また、ボルトの締め付けが所定の状態になされて
いるかの確認、つまり固定状態の確認を簡単に行うのが
難しいという点でも不十分なものがある。
【0005】この点、ワンタッチ式のクランプを用いる
ことができれば、作業性も格段によくなり、またクラン
プレバーの状態により固定状態の確認も容易である。し
かし、従来より知られているワンタッチ式のクランプ機
構には、既に使用されている前述のケーブル受け金具M
に簡単に適用できるようなものがなかった。すなわち、
従来のワンタッチ式のクランプ機構は、クランプ厚に対
する許容範囲、つまりクランプ対象物の厚みの誤差や相
違に対する対応性が小さいため、ケーブル受け金具Mの
厚みの誤差や相違を吸収するためにはケーブル受け金具
ごとにその都度調整する必要があり作業性の向上が望め
ない、また、ケーブル受け金具Mは図17に示すように
3本の溝部G、G2 、G2 を持ち、しかもテーパ形をし
た複雑な形状をしているが、このような形状に容易に適
用できないものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
は、前記のようなケーブル布設ローラに要求されるよう
な諸要求を満足させることができるワンタッチ式のクラ
ンプを有するとう道用のケーブル布設ローラの提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
この発明では、ガイドローラを有すると共にクランプを
有し、とう道に設けられているケーブル受け金具にクラ
ンプを介して取り付けて用いられ、ケーブルの布設や撤
去のためにケーブルを引き抜くに際しガイドローラでケ
ーブルを支持するようになっているとう道用のケーブル
布設ローラについて、圧締受け部を備えたベースフレー
ムと、円弧状の圧締部及び圧締部の一端から曲率半径を
小さくする側へ変形された解除部を有するガイド面がそ
れぞれ形成されたガイド壁を一対有し、ヒンジピンを介
してベースフレームに軸支され円弧状に回動操作可能と
された操作レバーと、及び回動操作された操作レバーの
圧締部にて加えられる圧締力により弾性変形自在な圧締
体とを備え、ベースフレームの圧締受け部と圧締体との
間で挟持することによりケーブル受け金具の圧締を行う
ようにしてなる構造でそのクランプを形成している。
【0008】このとう道用のケーブル布設ローラによる
と、そのクランプは、弾性変形自在な圧締体を操作レバ
ーにより弾性変形しつつ押し付けられてケーブル受け金
具を圧締し、しかもこの圧締力を圧締力の反力による圧
締部と圧締体との間の摩擦力にて保持するようになって
いるので、クランプ厚に対する許容範囲を大きく取れる
し、また、ケーブル受け金具の複雑な形状にも容易に対
応でき、したがって、前記の如きケーブル布設ローラに
要求される、取付け作業性がよいこと、確実な固定力を
得られること、という条件に十分に対応でき、また、操
作レバーの回動により圧締するようになっているので、
操作レバーの回動角度、例えば、操作レバーが水平にな
った状態であるか否かを視認するだけで、必要な固定状
態であるか否かの確認を容易に行える。
【0009】このようなとう道用のケーブル布設ローラ
のクランプについては、曲折形状のクランプ対象物をそ
の平坦部において挟持するようにすることも可能であ
り、また曲折形状部分を利用して挟持するようにするこ
とも可能である。そして、平坦部挟持には、曲折形状部
挟持に較べ、クランプ厚のバラツキが少なくて済むとい
う長所があり、他方曲折形状部挟持には、より大きなク
ランプ力を得られるという長所がある。
【0010】平坦部挟持の構造としては、圧締受け部
を、曲折形状のクランプ対象物の平坦部に当接可能なよ
うに形成し、また操作レバーのガイド面を、ガイド壁の
外周に形成し、さらに圧締体を、弾性部を有する板状に
形成されベースフレームにて上下動可能に保持する構造
とすることができる。
【0011】また、曲折形状部挟持の構造としては、操
作レバーのガイド面を、ガイド壁に穿設されたガイド溝
の内周面に形成し、また圧締体を、スライドピンを貫通
状態で備えるローラ状に形成し、この圧締体のスライド
ピンの各端部を操作レバーの各ガイド溝にて保持する構
造とすることができる。
【0012】このような構造については、剛体製の環状
体の内部に弾性体を充填した構造のものを用いると、圧
締体の耐久性が向上し好ましい。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。第1実施例(図1〜図4) 図1〜図4に、この発明の第1実施例として、クランプ
101を組み合わせたケーブル布設ローラ102が示さ
れる。このケーブル布設ローラ102は、フレーム体3
に主ガイドローラ4を伏設すると共に、この主ガイドロ
ーラ4の両脇に一対の補助ガイドローラ5、5を立設し
てなるもので、主ガイドローラ4に乗ったケーブルCが
両補助ガイドローラ5、5により両側を規制されて移動
できるようになっている(図2及び図4)。そして、こ
のケーブル布設ローラ102は、フレーム体3の一端に
組み合わされたクランプ101にてワンタッチ式でケー
ブル受け金具Mに固定できるようになっている。
【0014】クランプ101は、ベースフレーム11
1、操作レバー112、及び圧締体113を主な要素と
している。ベースフレーム111は、ケーブル布設ロー
ラ102のフレーム体3の一端部を共用した受け側部1
11dと、この受け側部111dに組み合わされた加圧
側部111uとよりなっている。加圧側部111uは、
U字形状に形成されており、受け側部111dに形成の
一対の取付け開口130、130(図2)に嵌合させる
ことにより受け側部111dに組み合わされている。こ
のような構造とした結果、溶接等の面倒な作業を用いな
いで組立てを行なえ作業性の向上が図られる。また、こ
の加圧側部111uには、操作レバー112がヒンジピ
ン115を介して矢示X(図3)及び矢示Y(図1)の
如く回動できるように取り付けられている。他方、受け
側部111dには曲折形状のケーブル受け金具Mつまり
クランプ対象物の平坦部に当接可能なように上向きの圧
締受け面114fを有する圧締受け部114が形成され
ている。
【0015】操作レバー112は、一対のガイド壁11
6、116を有した逆U字状の断面形状を持つように形
成されており、各ガイド壁116の外周には、ガイド面
117が形成されている。そして、ガイド面117は、
ヒンジピン115の軸心sを中心とする円弧として形成
された圧締部118、及び圧締部118の一端から内側
つまり曲率半径を小さくする側へ曲折する状態で直線状
に形成された解除部119よりなっている。このような
ガイド壁116、116は、前述の取付け開口130、
130のそれぞれと一体的に形成されたガイド壁用開口
131、131(図2、図4)を介して受け側部111
dの上側から下側に臨むようにされている。
【0016】圧締体113は、可撓性のある鋼板にて形
成された本体板121と、例えばゴムのように弾性変形
し易い素材にて形成された弾性変形板122とを組み合
わせて形成されており、ベースフレーム111にて上下
動可能となるように保持されている。具体的には、ボル
ト123と圧縮スプリング124が用いられており、受
け側部111dに形成の貫通孔125を貫通させたボル
ト123の下端部に、カラー126とナット127とに
より圧締体113を取り付けると共に、ボルト123の
頭部128と受け側部111dとの間に圧縮スプリング
124を介在させ、操作レバー112による圧締力が圧
締体113に加われば図中の下方に下がり、圧締力が解
除されれば圧縮スプリング124の付勢力により上に上
がるようになっている。尚、この例では、ケーブル受け
金具Mに嵌め込み易いように圧締体113は、その先端
部分がガイド用として上向きに曲折されている。
【0017】このクランプ101の作動状態は以下の通
りである。操作レバー112を図3のように起こした状
態において、圧締受け部114と圧締体113との間に
ケーブル受け金具Mを位置決めさせ、この状態で操作レ
バー112を矢示Xの如く回動させる。すると、ガイド
面117の圧締部118が圧締体113をケーブル受け
金具Mの平坦部に押し付け、これにより圧締力が得られ
る。この圧締力の保持は、圧締部118と圧締体113
の本体板121との間に圧締力の反力にて生じる摩擦力
によりなされており、したがって、操作レバー112の
回動角度に関係なく圧締力の保持を行える。
【0018】このことは、ケーブル受け金具Mの平坦部
の厚み等に相当な誤差があってもこれを十分に吸収して
くれるということを意味し、作業性の上で大きな利益を
与えてくれる。すなわち、ワンタッチ式クランプとして
従来のクランプに用いられているようなクランク乃至リ
ンク式のものは、圧締力の保持のために一定の“下死
点”を必要とし、この“下死点”との関係からクランプ
できるクランプ対象物の厚みが限定され、厚みが異なる
場合にはその都度、何らかの調整を行う必要があるので
非常に作業性が悪いが、本クランプ101によると、ケ
ーブル受け金具Mの厚みとの関係による“下死点”がな
く、ケーブル受け金具Mに厚み誤差があっても何らの調
整も不要であり、作業性が非常に向上する。また、クラ
ンプ対象物の厚み変化の吸収には、圧締体113におけ
る弾性変形板122の弾性変形も寄与している。。
【0019】このクランプ101の圧締力は、圧締体1
13の有する弾性力(弾性係数)により決まるが、圧締
体113の弾性力を完全に利用する状態は、ケーブル受
け金具Mの厚みとの関係で決まる操作レバー112の回
動角度として現れる。すなわち、操作レバー112の回
動角度を見ることにより、必要な圧締力が得られている
か否かを知ることができるもので、例えば、そこで使用
されるケーブル受け金具Mの厚みに応じて、操作レバー
112がほぼ水平状態になる場合が最大の圧締力を得ら
れる場合であるように設定しておけば、操作レバー11
2の倒れ方を見ることにより、必要な圧締力が得られて
いるか否かを知ることができ、したがって、ケーブル布
設ローラ102のケーブル受け金具Mへの固定状態を一
目で確認できる。
【0020】クランプ101を解除するには、操作レバ
ー112を矢示Y方向に回動させる。すると、圧締体1
13に接している操作レバー112のガイド面117が
圧締部118から徐々に解除部119へと移り、これに
つれて圧締部118による押し付け力が徐々に解消さ
れ、最終的に解除状態となる。
【0021】第2実施例(図5〜図9) 図5〜図9に、この発明の第2実施例として、クランプ
1を組み合わせたケーブル布設ローラ2が示される。こ
のケーブル布設ローラ2は、クランプ1が組み合わされ
ている点を除いて前記第1実施例と同様なので共通部分
については同一符号で示し重複する説明は省略してい
る。
【0022】クランプ1は、第1実施例の場合と同様
に、ベースフレーム11、操作レバー12、及び圧締体
13を主な要素としている。ベースフレーム11は、ケ
ーブル布設ローラ2のフレーム体3の一端部を共用した
受け側部11dと、この受け側部11dに接続・固定さ
れた加圧側部11uとよりなっている。そして、受け側
部11dには圧締受け部14が形成され、また、加圧側
部11uには、操作レバー12がヒンジピン15を介し
て矢示X(図7)及び矢示Y(図5)の如く回動できる
ように取り付けられている。操作レバー12は、一対の
ガイド壁16、16を有したU字状の断面形状を持つよ
うに形成されており、各ガイド壁16には、ガイド溝1
7が形成されている。
【0023】ガイド溝17は、ヒンジピン15の軸心s
を中心とする円弧として形成された圧締部18、圧締部
18の一端から内側つまり曲率半径を小さくする側へ曲
折する状態で直線状に形成された解除部19、及び圧締
部18の他端に円形状に形成された作業用開口部21よ
りなっており、圧締部18の内側面が押圧面22とさ
れ、また、圧締部18から解除部19にかけての外側面
が解除面23とされている。
【0024】圧締体13は、剛体、この例では鋼鉄製の
環状体24の内部に、ゴム硬度で80〜90°のポリウ
レタン製の弾性体25を充填してなるもので、中心に嵌
合させたカラー26(図6)を介してスライドピン27
が貫通させられており、このスライドピン27の各端部
を操作レバー12の各ガイド溝17、17に係合させる
ことにより、操作レバー12に保持されている。このよ
うに圧締体13を操作レバー12に保持させるには、ガ
イド溝17の端の作業用開口部21よりスライドピン2
7を挿通させて行う。
【0025】このクランプ1の作動状態は、前記第1実
施例のクランプ101とほぼ同様であり、以下の通りで
ある。操作レバー12を図7のように起こした状態にお
いて、圧締受け部14と圧締体13との間にケーブル受
け金具Mを位置決めさせ、この状態で操作レバー12を
矢示Xの如く回動させる。すると、押圧面22が楔のよ
うな作用により圧締体13をケーブル受け金具Mに押し
付け、これにより第1実施例の場合に較べより大きな圧
締力が得られる。この圧締力の保持は、押圧面22とス
ライドピン27との間に圧締力の反力による生じる摩擦
力によりなされており、したがって、操作レバー12の
回動角度に関係なく圧締力の保持を行える。
【0026】このようなクランプ動作がケーブル受け金
具Mの厚み誤差等の吸収に有効な点は、前記第1実施例
の場合と同様であるが、特にこの例の場合には、より強
力な圧締力の保持にも圧締体13の弾性変形も寄与して
いる。すなわち、圧締体13は、ケーブル受け金具Mに
押し付けられた際に、この例のように円形であれば、楕
円状に潰れる状態に弾性変形するが、この弾性変形によ
るクッション性が押圧面22とスライドピン27との摩
擦力による保持状態の安定化に寄与することになる。
【0027】厚みの誤差等に対する許容範囲は、圧締体
13の、図5乃至図7の状態であれば高さ変位量をどの
範囲まで取るか、及び圧締体13の高さサイズ(この例
では直径)により設定できるが、この例では直径30m
mの圧締体13を用いて5mmの許容範囲とされてい
る。
【0028】ケーブル布設ローラ2のケーブル受け金具
Mへの固定状態を一目で確認できる点は第1実施例の場
合と同様である。
【0029】クランプ1を解除するには、操作レバー1
2を矢示Y方向に回動させる。すると、ガイド溝17内
におけるスライドピン27の位置状態が徐々に圧締部1
8から解除部19へと移り、これにつれて押圧面22に
よる押し付け力が徐々に解消され、スライドピン27が
解除部19に至れば、そこの解除面23にて圧締体13
がケーブル受け金具Mから引き離され、解除状態とな
る。
【0030】第3実施例(図10〜図12) 図10〜図12に示すのは第3実施例によるケーブル布
設ローラ30である。このケーブル布設ローラ30は、
側面に大きな力が掛るカーブ部分に使用するためのもの
で、4本の主ガイドローラ31、31、……を井桁状に
組み合わせて形成されており、2本の側面用の主ガイド
ローラ31、31の内の1本がその一端をロック爪32
により保持されており、ロック爪32を矢示Z(図1
2)の如く回動させれば図11中の手前側へ倒せるよう
になっており、この状態でケーブルを通すことができる
ようになっている。その他の構造は第2実施例の場合と
同様なのでその説明は省略する。
【0031】尚、第2実施例におけるクランプ1は、ガ
イド溝17を有する操作レバー12にて圧締するように
しているが、この圧締及びその保持が前述したように
“楔作用”により行われるようになっている。したがっ
て、操作レバー12に替えて、このような“楔作用”を
実現できるレバー構造を適宜に選択できる。
【0032】図13〜図15に示すのはこの発明の参考
例であるケーブル布設ローラ40である。このケーブル
布設ローラ40は、ガイドローラ等の構成はケーブル布
設ローラ2と同様であるが、その固定機構が異なってい
る。すなわち、このケーブル布設ローラ40の固定機構
はボルト式とされており、圧締用にボルト41が用いら
れ、ボルト41の先端に接続した圧締プレート42によ
りケーブル受け金具Mを圧締するようになっている。
【0033】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によるとう
道用のケーブル布設ローラは、弾性変形自在な圧締体を
介在させ、この圧締体を操作レバーによりクランプ対象
物に押し付けて圧締させ且つ、この圧締力の保持を圧締
力による摩擦力及び圧締体の弾性にて行わせるようにし
てなるクランプを備えており、操作レバーの回動操作だ
けで簡単に且つ安定してケーブル受け金具への固定を行
なうことができ、そして操作レバーの回動状態を視認す
るだけで、必要な固定状態であるか否かの確認を容易に
行なうことができるので、とう道におけるケーブルの布
設作業の大幅な効率化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例によるケーブル布設ロー
ラの断面図である。
【図2】図1中の矢示H方向から見た一部断面を含む側
面図である。
【図3】図1中のクランプの操作レバーを起こした状態
を示す断面図である。
【図4】図1中の矢示I方向から見た平面図である。
【図5】この発明の第2実施例によるケーブル布設ロー
ラの側面図である。
【図6】図5中の矢示SC−SC線に沿う断面図であ
る。
【図7】図5中のクランプの操作レバーを起こした状態
を示す側面図である。
【図8】図5中の矢示A方向から見た側面図である。
【図9】図5中の矢示B方向から見た平面図である。
【図10】この発明の第3実施例によるケーブル布設ロ
ーラの側面図である。
【図11】図10中の矢示D方向から見た側面図であ
る。
【図12】図10中の矢示E方向から見たクランプ省略
の平面図である。
【図13】参考例によるケーブル布設ローラの側面図で
ある。
【図14】図13中の矢示F方向から見た要部側面図で
ある。
【図15】図13中の矢示G方向から見た要部平面図で
ある。
【図16】とう道の断面図である。
【図17】ケーブル受け金具の斜視図である。
【符号の説明】
1 クランプ 2 ケーブル布設ローラ 3 フレーム体 4 主ガイドローラ 5 補助ガイドローラ 11 ベースフレーム 12 操作レバー 13 圧締体 14 圧締受け部 15 ヒンジピン 16 ガイド壁 17 ガイド溝 18 圧締部 19 解除部 22 押圧面 24 環状体 25 弾性体 27 スライドピン 101 クランプ 102 ケーブル布設ローラ 103 フレーム体 111 ベースフレーム 112 操作レバー 113 圧締体 114 圧締受け部 115 ヒンジピン 116 ガイド壁 117 ガイド面 118 圧締部 119 解除部
フロントページの続き (72)発明者 今井 正康 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式会 社安田製作所内 (72)発明者 伊沢 弘樹 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式会 社安田製作所内 (56)参考文献 実開 昭59−73794(JP,U) 実開 昭63−618(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドローラを有すると共にクランプを
    有し、とう道に設けられているケーブル受け金具にクラ
    ンプを介して取り付けて用いられ、ケーブルの布設や撤
    去のためにケーブルを引き抜くに際しガイドローラでケ
    ーブルを支持するようになっているとう道用のケーブル
    布設ローラにおいて、そのクランプは、圧締受け部を備
    えたベースフレームと、円弧状の圧締部及び圧締部の一
    端から曲率半径を小さくする側へ変形された解除部を有
    するガイド面がそれぞれ形成されたガイド壁を一対有
    し、ヒンジピンを介してベースフレームに軸支され円弧
    状に回動操作可能とされた操作レバーと、及び回動操作
    された操作レバーの圧締部にて加えられる圧締力により
    弾性変形自在な圧締体とを備え、ベースフレームの圧締
    受け部と圧締体との間で挟持することによりケーブル受
    け金具の圧締を行うようにしてなっていることを特徴と
    するとう道用のケーブル布設ローラ。
  2. 【請求項2】 クランプの圧締受け部が、曲折形状を持
    つケーブル受け金具の平坦部に当接可能なように形成さ
    れ、またクランプの操作レバーのガイド面が、ガイド壁
    の外周に形成されており、さらにクランプの圧締体が、
    弾性部を有する板状に形成されベースフレームにて上下
    動可能に保持されている請求項1に記載のとう道用のケ
    ーブル布設ローラ。
  3. 【請求項3】 クランプの操作レバーのガイド面が、ガ
    イド壁に穿設されたガイド溝の内周面に形成されてお
    り、またクランプの圧締体が、スライドピンを貫通状態
    で備えるローラ状に形成され、且つそのスライドピンの
    各端部が操作レバーの各ガイド溝にて保持されている請
    求項1に記載のとう道用のケーブル布設ローラ。
  4. 【請求項4】 クランプの圧締体が剛体製の環状体の内
    部に弾性体を充填してなるものである請求項3に記載の
    とう道用のケーブル布設ローラ。
JP2587092A 1992-01-17 1992-01-17 とう道用のケーブル布設ローラ Expired - Lifetime JPH0753009B2 (ja)

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